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JP4306378B2 - 袋状容器 - Google Patents
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JP4306378B2 - 袋状容器 - Google Patents

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本発明は、液状又はゼリー状の飲料等を内容物とする注出口付きの袋状容器に関し、特に、袋部材と注出口部材とから容器本体が構成されている袋状容器において、袋部材と注出口部材とが綺麗な状態で強固に接着固定されるようにした袋状容器に関する。
キャップにより密閉される注出口を備えた袋状容器に内容物として液状又はゼリー状のスポーツドリンクやジュース等が充填された飲料商品が近年数多く販売されており、そのような飲料商品に使用される袋状容器では、キャップを除いた容器本体の部分が、フィルム状シートから製造される袋部材と、射出成形等で一体成形された樹脂製の注出口部材とで構成されている。そのような注出口付きの袋状容器について、容器本体を構成する袋部材と注出口部材の接着固定を強固にするために、袋部材との結合部分である注出口部材の横長な基部の両側面に、横方向へ延びる複数本の突条を形成しておくということが下記の特許文献1〜3により従来公知となっており、また、注出口部材の基部に袋部材をヒートシールで接着する際に、溶融した樹脂が袋部材と注出口部材の結合面からはみ出さないように、注出口部材の基部の左右両端の隅角部に、溶融した樹脂が流入する肉抜き部を形成しておくということが下記の特許文献4により従来公知となっている。
特開平5−229566号公報 特開平10−129689号公報 特開平10−211930号公報 特開平11−236062号公報
ところで、上記のような従来公知の袋状容器では、注出口部材の基部に複数本の突条を形成しておくことにより、注出口部材の基部に袋部材をヒートシールで接着させる際に、該基部で突条の部分の樹脂が比較的低温で短時間に溶融して、その結果、強固な接着状態を得ることができるものの、その反面、各突条の間に溜まっていた空気が、ヒートシール金型が離れた瞬間に膨張して、この空気の圧力により袋部材のシール面に皺や弛みが生じることがあり、それが原因で漏れが発生したり見栄えを悪くしたりするという問題が起きることとなる。また、各突条の間に溜まっている空気が、袋部材の開口部と注出用部材の基部との間から抜けることで、この空気と一緒に溶融した樹脂が袋部材と注出口部材の結合面からはみ出してしまう虞もある。
本発明は、上記のような問題の解消を課題とするものであり、具体的には、容器本体が袋部材と注出口部材とで構成される注出口付きの袋状容器について、袋部材と注出口部材とを綺麗な状態で強固に接着固定できるようにすることを課題とするものである。
本発明は、上記のような課題を解決するために、袋部材と注出口部材とから容器本体が構成され、注出口部材では、キャップが装着される口頸部と、その下方に位置して横長で左右両端が扁平化された基部とが一体成形されていて、袋部材との結合部分である注出口部材の基部の側面に、横方向へ延びる複数本の突条が並列的に形成されている袋状容器において、注出口部材の基部の各突条の間に、該基部の壁を貫通して該基部の内部の注出通路にまで達する孔が形成されていることを特徴とするものである。
上記のような本発明の袋状容器によれば、注出口部材の基部で各突条の間に孔が形成されていることで、ヒートシール金型を押し付けたときに、各突条の間に溜まっていた空気はこの孔から排気されるため、袋部材のシール面に皺や弛みを発生させることがなく、注出口部材と袋部材は、皺や弛みのない綺麗な状態で強固に接着される。なお、注出口部材の基部が横長で左右両端が扁平化されて薄くなっているのに対して、その上側隅部を樹脂溜まりとして取り除いている場合には、該基部の左右両端の薄くなっている部分でヒートシール時に樹脂が溶融しても、それが樹脂溜まりの部分に溜められることで、袋部材と注出口部材の結合面からはみ出ることは無く、両者は樹脂のはみ出しがない綺麗な状態で接着される。
袋状容器の本体を構成する袋部材と注出口部材を綺麗な状態で強固に接着固定するという目的を、最良の形態として以下の実施例に具体的に示すように、注出口部材の基部の各突条の間に、該基部の壁を貫通して該基部の内部の注出通路にまで達する孔を形成するということで実現した。
本実施例の袋状容器は、図1に示すように、キャップ(図示せず)を除く容器本体1が、内容物を収納するための袋部材2と、収納された内容物を注出するための注出口部材3とから構成されているものであって、注出口部材3は、キャップ(図示せず)が装着される口頸部3aの下方に位置する基部3bの部分を、袋部材2の上端開口部の内側に挟んだ状態で、電熱による一般的なヒートシール法,超音波シール法,高周波シール法等の適宜のヒートシール法により加熱したヒートシール金型を両側から押し付けて袋部材2の上端開口部を密閉する際に、注出口部材3の基部3bの側面と袋部材2の上端開口部の内面をヒートシールにより接着固定することで、袋部材2と一体的に結合されている。
袋状容器1の袋部材2は、外層から順に、厚さ15μmのポリエステルフィルムと、厚さ10μmのアルミ箔と、厚さ15μmの延伸ナイロンフィルムと、厚さ80μmのポリエチレンフィルムとが積層された多層ラミネートシートを使用して所望の形状に製造されるものであるが、この袋部材2の材料については、前記のようなアルミ箔入りの多層ラミネートシートに代えて、シリカ若しくはアルミ蒸着ポリエステルフィルムを使用しても良い。
袋状容器1の注出口部材3は、ポリプロピレンやポリエチレン等のオレフィン樹脂を使用して射出成形法で一体的に成形されるものであり、本実施例では、図2および図3に示すような形状に一体成形されていて、袋部材2との結合部分となる注出口部材3の基部3bは、袋部材2の上端開口部の内側に挟まれ易いように、図4に示すように、その横断面形状の外形が、横長で左右両端が徐々に薄くなるように扁平化された舟形に形成されており、この基部3bの内部には、口頸部3aの開口部から下方に延びる注出通路30が形成されている。
そのような注出口部材3の基部3bの上方には、キャップ(図示せず)が装着される口頸部3aが一体的に形成されており、内部が注出通路となっている略円筒状の口頸部3aの外面には、キャップのネジ部と螺合するネジ部31が形成され、その下方に、キャップのピルファープルーフバンドと係合するピルファープルーフ係合部(キャップを開封方向に回転させた時に係合してピルファープルーフバンドをキャップから切り離すための係合部)32が形成され、更にその下方に、袋状容器1を搬送するときに使われる平面形状が略長方形の上側フランジ33と下側フランジ34がそれぞれ形成されている。
また、注出口部材3の基部3bの下方には、側面に一対の導入口37aが開口された導入筒部37が一体的に形成され、また、導入筒部37の下端には、下方に延びる一対のリブ38が一体的に形成され、さらに、各リブ38の下端同士を結合するように下端円板部39が一体的に形成されていて、それら各リブ38や下端円板部39により、袋部材2の対向する側壁の内面同士が付着するのを防止して、注出口部材3の導入筒部37への内容物の導入が阻害されないようにしている。
ところで、本実施例では、袋部材2との結合面となる注出口部材3の横長の基部3bの側面に、横方向へ延びる複数本(3条)の突条35が並列的に形成されていると共に、それら各突条35の間には、該基部3bの壁を貫通して該基部3bの内部の注出通路30にまで達するように孔36が穿たれている。なお、袋部材2が上記のような厚みと材質を備えたアルミ箔入りの多層ラミネートシートで製造されている場合には、注出口部材3の基部3bに形成する突条35の数は2〜5条が好適で、突条35の高さは0.15mmから0.7mm、突条35の巾は0.8mmから1.5mmの間が好適である。
また、本実施例では、注出口部材3の横長な基部3bは、その左右両端が扁平化されて薄くなっていることで、横断面形状の外形が舟形となるように形成されているのに対して、この基部3bの舟形の船首と船尾にあたる左右両端の薄くなった部分で、その上側隅部を、下側フランジ34の付け根の所から約30°の俯角で取り除くことにより、袋部材2の上端開口部の対向する内面の間の空隙部を形成して、ヒートシール時に余分な溶融樹脂をはみ出させることなく吸収するための樹脂溜まり(溶融した樹脂が流入する部分)40となるようにしている。
上記のように注出口部材3が形成されている本実施例の袋状容器1によれば、注出口部材3の基部3bにおいて、各突条35の間に孔36が形成されていることで、ヒートシール金型を押し付けたときに、各突条35の間に溜まっていた空気は孔36から注出通路30を通って排気されるため、袋部材2のシール面に雛や弛みが発生することがなく、その結果、注出口部材3の基部3bと袋部材2の上端開口部を、雛や弛みの無い綺麗な状態で強固に接着させることができる。
また、注出口部材3の基部3bの左右両端の薄くなった部分で、その上側隅部を取り除いて樹脂溜まり40を形成していることから、ヒートシール金型を押し付けたときに、基部3bの左右両端の薄くなっている部分が溶融しても、溶融した樹脂は樹脂溜まり40の部分に流入して溜まるため、袋部材2と注出口部材3の結合面から樹脂がはみ出すことは無く、その結果、注出口部材3の基部3bと袋部材2の上端開口部を、樹脂のはみ出しが無い綺麗な状態で接着させることができる。
以上、本発明の袋状容器の一実施例について説明したが、本発明は、上記のような実施例に限定されるものではなく、例えば、注出口部材3については、場合によっては基部3bより下方の部分を省略しても良く、また、注出口部材3の基部3bについては、図5に示すように、基部3bの内部における注出通路30の横断面形状や孔36の数や位置等など適宜に変更可能であり、さらに、袋部材2の上端開口部に対する注出口部材3の取り付け状態については、袋部材2の上端開口部の片側隅部に注出口部材3を斜めにした状態で接着固定するようにしても良い等、適宜に設計変更可能なものであることは言うまでもない。
本発明の袋状容器の一実施例を示す部分切り欠き斜視図。 図1に示した袋状容器の注出口部材を示す正面図。 図2に示した注出口部材の側方から見た状態を示す側面図。 図2に示した注出口部材のA−A線に沿った断面下面図。 本発明の他の実施例における注出口部材の図4に相当する断面下面図。
符号の説明
1 袋状容器(容器本体)
2 袋部材
3 注出口部材
3a (注出口部材の)口頸部
3b (注出口部材の)基部
31 ネジ部
32 ピルファープルーフ係合部
33 上側フランジ
34 下側フランジ
35 突条
36 孔
37 導入筒部
38 リブ
39 下端円板部
40 樹脂溜まり

Claims (2)

  1. 袋部材と注出口部材とから容器本体が構成され、注出口部材では、キャップが装着される口頸部と、その下方に位置して横長で左右両端が扁平化された基部とが一体成形されていて、袋部材との結合部分である注出口部材の基部の側面に、横方向へ延びる複数本の突条が並列的に形成されている袋状容器において、注出口部材の基部の各突条の間に、該基部の壁を貫通して該基部の内部の注出通路にまで達する孔が形成されていることを特徴とする袋状容器。
  2. 注出口部材の基部が横長で左右両端が扁平化されて薄くなっているのに対して、その左右両端の上側隅部が樹脂溜まりとして取り除かれていることを特徴とする請求項1に記載の袋状容器。
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