JP4352842B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Description
また、この種の排気浄化装置では、機関燃料中に含まれる硫黄成分に起因したNOx触媒の硫黄被毒(以下、SOx被毒と称する)を解消すべく、排気ガス中に還元剤を添加する還元剤添加装置を排気系に備えている。そして、この還元剤添加装置による還元剤の供給によって、排気浄化触媒のSOx被毒を解消して排気浄化能力の回復を図っている。
まず、着目すべき点として、SOx被毒回復制御の実行時には、NOx触媒に流れ込む排気ガス中に還元剤を添加するため、この還元剤が、ごく微量であるがSOx被毒回復制御の反応に供されること無く排気通路から排出されることもある。また、この還元剤は、雰囲気温度の低い排気通路の末端部分(テールエンド)において凝縮し、排気通路から白煙となって排出されるケースが見られた。
すなわち、本発明は、吸蔵還元型NOx触媒を担持した排気浄化触媒を排気通路に有し、且つこの排気浄化触媒に流れ込む排気ガス中に還元剤を供給することで、前記排気浄化触媒の周囲雰囲気を酸化雰囲気と還元雰囲気とに交互に変化させて前記排気浄化触媒の硫黄被毒を解消する被毒回復制御を実行する被毒回復手段を備えた内燃機関の排気浄化装置であって、
前記排気浄化触媒の下流には、被毒回復制御の反応に供されなかった還元剤成分の凝縮を回避し得る低沸点成分を含むように、前記還元剤成分の組成を変更する接触触媒であって、前記還元剤成分の組成を、少なくとも排気通路の末端開口部においてその凝縮を回避し得る沸点以下の低沸点成分を含む組成に変更する触媒物質を含み構成されている接触触媒が設けられていることを特徴とする。
して、低沸点成分に変更するクラッキング触媒であってもよい。また、前記接触触媒は、前記被毒回復制御の反応に供されなかった還元剤成分を改質して、低沸点成分に変更する改質触媒であってもよい。また、接触触媒は、アルミナ、シリカ、ジルコニア、チタニア、及びゼオライトの少なくとも一つを担持した構成であってもよい。
この構成によれば、還元剤の反応によって発生する熱エネルギーを、接触触媒の活性化に利用することができる。なお、上記で直下流とは、望ましくは被毒回復制御の実行時において、接触触媒の温度を活性化温度以上に保つことができる排気浄化触媒からの距離内で設定される。
前記接触触媒は、前記排気浄化触媒の下流であって且つ前記ケーシングの内方に設けられている構成であってもよい。
よって、排気浄化触媒に対する還元剤の供給時には、白煙の発生を抑制しつつ、排気浄化触媒の硫黄被毒を効率良く解消する上で好適な適切量の還元剤を供給することが可能になる。なお、上記した各種内容は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲に於いて、可能な限り組み合わせることができる。
また、本実施の形態では、本発明の排気浄化装置を車両駆動用のディーゼル機関に適用した例を挙げて説明する。また、図1は、本発明に係る内燃機関1と、その排気系および制御系で構成される排気浄化装置の概略構成を示す図である。
内燃機関1は車両駆動用のディーゼル機関である。また、この内燃機関1の排気通路11の途中には、吸蔵還元型NOx触媒(以下、NOx触媒と称する)12と、フィルタ基材上にNOx触媒を担持してなるパティキュレートフィルタ13を収容したケーシング14(触媒コンバータ)が設けられている。なお、パティキュレートフィルタは、ケーシング14内に於いてNOx触媒12の下流に配置されている。
ーシング14の下流には、ケーシング14を経て流れ出る排気ガスの空燃比に対応した電気信号を出力する排気A/Fセンサ22が設けられている。また、機関本体1aの排気ポート(図示略)には、ケーシング14に流れ込む排気ガス中に、例えば、還元剤として機関燃料を供給するための還元剤供給弁5が設けられている。
なお、ここで排気ガスの空燃比とは、還元剤が燃料以外の場合には、該還元剤の質量を燃料の質量に等価的に換算することによって求められる値である。
このため本実施の形態では、NOx触媒12及びパティキュレートフィルタ13を収容するケーシング14の下流にHCクラッキング触媒又は改質触媒等で構成される接触触媒15を収容したケーシング16を別途組み付け白煙の生成を抑制している。
また、好ましくは、SOx被毒回復制御の実行時において、接触触媒15の床温度を活性化温度以上(例えば400℃以上)に維持することができるケーシング14の至近距離
に、ケーシング16を配置している。
ルコニア、チタニア、ゼオライト等の触媒成分を少なくとも一種含んで構成された触媒を採用しているが、必ずしもその必要はなく、SOx被毒回復制御の反応に供されなかった還元剤成分を分解して、この還元剤成分の組成を低沸点成分を含む組成に改質する分解改質能を有する触媒物質であれば、種々選択することが可能である。
このように、本発明に示す内燃機関1の排気浄化装置は、その詳細な構成に於いて種々変更可能である。
1a 機関本体
5 還元剤供給弁
11 排気通路
12 吸蔵還元型NOx触媒
13 パティキュレートフィルタ
14 ケーシング
15 接触触媒
16 ケーシング
21 排気温度センサ
22 排気A/Fセンサ
30 ECU
Claims (7)
- 吸蔵還元型NOx触媒を担持した排気浄化触媒を排気通路に有し、且つこの排気浄化触媒に流れ込む排気ガス中に還元剤を供給することで、前記排気浄化触媒の周囲雰囲気を酸化雰囲気と還元雰囲気とに交互に変化させて前記排気浄化触媒の硫黄被毒を解消する被毒回復制御を実行する被毒回復手段を備えた内燃機関の排気浄化装置であって、
前記排気浄化触媒の下流には、被毒回復制御の反応に供されなかった還元剤成分の凝縮を回避し得る低沸点成分を含むように、前記還元剤成分の組成を変更する接触触媒であって、前記還元剤成分の組成を、少なくとも排気通路の末端開口部においてその凝縮を回避し得る沸点以下の低沸点成分を含む組成に変更する触媒物質を含み構成されている接触触媒が設けられていることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記接触触媒は、前記被毒回復制御の反応に供されなかった還元剤成分を分解して、この還元剤成分の組成を前記低沸点成分を含む組成に改質する分解改質能を有する触媒物質を含み構成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記接触触媒は、前記被毒回復制御の反応に供されなかった還元剤成分を熱分解して、低沸点成分に変更するクラッキング触媒であることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記接触触媒は、前記被毒回復制御の反応に供されなかった還元剤成分を改質して、低沸点成分に変更する改質触媒であることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記接触触媒は、アルミナ、シリカ、ジルコニア、チタニア、及びゼオライトの少なくとも一つを担持していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記接触触媒は、前記排気浄化触媒の直下流に設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記排気浄化触媒を収容するケーシングが前記排気通路に設けられ、
前記接触触媒は、前記排気浄化触媒の下流であって且つ前記ケーシングの内方に設けられていることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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