JP4358533B2 - イベント取得装置、インデキシング装置、イベント取得方法およびプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、イベント取得装置、インデキシング装置、イベント取得方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、プレゼンテーション、講義、打ち合わせ会議などを行う際に、プレゼンテーションや講義等の様子をビデオカメラで撮影または録音装置で録音し、ビデオカメラで撮影した録画データまたは録音した録音データを記録媒体等に記録して配布等することがある。このような記録媒体等の配布を受けた者が記録されたデータを所定の再生装置で再生することで、プレゼンテーションや講義の様子を視聴したり、聴講したりすることができる。
【0003】
プレゼンテーションや講義などでは、スクリーン上に資料等を表示させるプロジェクター装置等が用いられることが多い。したがって、プレゼンテーション等を撮影した映像等を再生する場合において、このようなスクリーン上に表示された資料等が上記再生に同期して表示されると、よりプレゼンテーションや講義などの内容がより理解しやすくなる。
【0004】
そこで、プレゼンテーションの様子をビデオに録画するとともに、プレゼンテーションの際に説明者が、各々の資料画像をスクリーンに表示させたタイミング情報を取得するといった技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
かかる技術では、プレゼンテーションの様子を録画した映像を再生する際に、取得した各画像の表示タイミング情報を参照することで、プレゼンテーション映像の再生時刻がある画像の表示タイミングとなった時点で当該ある画像を、その画像データに基づいて表示させるようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−55391号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、講義や打ち合わせの参加者が、その内容を第三者等によりわかりやすく伝えるためにその講義や打ち合わせの際には用意されていなかった補足資料等を提供したいと思う場合もある。例えば、打ち合わせ時において、ある話をしているときの相手方の雰囲気はどのようなものであったかなど、記録した映像や音声には含まれていない補足情報等をこれらの映像や音声の再生と同期させて提示等できると、視聴者や聴取者等にとってはその打ち合わせの内容をより理解しやすくなると考えられる。
【0008】
上述した講義等において説明者が予め用意された資料を表示させたタイミング等を取得して同期再生表示を行う上記従来技術では、講義等の終了後に新たな補足資料を追加したいと思った場合にもそれを追加することができなかった。
【0009】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、講義や打ち合わせ等の内容を再生する際に、その講義等では提示されなかった補足資料を講義や打ち合わせ等の再生に同期させて表示させることを容易とするイベント取得装置、インデキシング装置、イベント取得方法およびプログラムを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、動画像データまたは音声データに基づいて動画像または音声を再生している間に、表示部に表示可能な画像データである画像表示用データを作成する作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時点における前記動画像データまたは音声データに含まれる再生すべき相対時刻である再生時刻と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録手段を具備することを特徴とするイベント取得装置である。
【0011】
請求項1にかかる発明によれば、再生される動画像表示等を参照しながら、補足資料等の画像表示を加えたいタイミングでアプリケーションに対して新たな画像表示用データの作成指示を行えば、その新規作成指示時点の再生時刻と、その新規作成した画像表示用データを識別する情報とが関連付けて記録される。したがって、このような再生時刻と識別情報とを関連付けた記録を参照することで、動画像等の再生の際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができる。
【0012】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明の構成において、前記イベント記録手段は、前記アプリケーションによって作成された画像表示用データがすでに存在する場合において、ユーザからタイミング指示があったときには、前記タイミング指示された時点における前記動画像データまたは音声データに含まれる再生すべき相対時刻である再生時刻と、前記すでに存在する画像表示用データのうち前記タイミング指示にかかる画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録することを特徴とする。
【0013】
請求項2にかかる発明によれば、動画像等が再生される前に予め作成しておいた画像表示用データがある場合において、動画像再生が行われている間にユーザが所望のタイミングで指示を行えば、その指示時点における再生時刻と、予め作成しておいた画像表示用データを識別する情報とが関連付けて記録される。したがって、このような再生時刻と識別情報とを関連付けた記録を参照することで、動画像等の再生の際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで予め作成しておいた画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成を容易にすることができる。
【0018】
また、請求項3にかかる発明は、リアルタイムで供給される動画像データおよび音声データを記録している間に、表示部に表示可能な画像データである画像表示用データを作成する作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時の記録開始からの経過時間と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録手段を具備するイベント取得装置である。
【0019】
請求項3にかかる発明によれば、リアルタイムで供給される打ち合わせや講義などを撮影した動画像等を記録している間、補足資料等の画像表示を加えたいタイミングでアプリケーションに対して新たな画像表示用データの作成指示を行えば、その新規作成指示時点の記録開始からの経過時間と、その新規作成した画像表示用データを識別する情報とが関連付けて記録される。したがって、このような経過時間と識別情報とを関連付けた記録を参照することで、記録した動画像等を再生する際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができる。
【0020】
また、請求項4にかかる発明は、請求項3にかかる発明の構成において、前記イベント記録手段は、前記アプリケーションによって作成された画像表示用データがすでに存在する場合において、ユーザからタイミング指示があったときには、前記タイミング指示された時の記録開始からの経過時間と、前記すでに存在する画像表示用データのうち前記タイミング指示にかかる画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録することを特徴とする。
【0021】
請求項4にかかる発明によれば、打ち合わせや動画像等を記録する前に予め作成しておいた画像表示用データがある場合において、動画像記録が行われている間にユーザが所望のタイミングで指示を行えば、その指示時点における記録開始からの経過時間と、予め作成しておいた画像表示用データを識別する情報とが関連付けて記録される。したがって、このような経過時間と識別情報とを関連付けた記録を参照することで、記録した動画像等の再生の際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで予め作成しておいた画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成を容易にすることができる。
【0022】
また、請求項5にかかる発明は、動画像データまたは音声データに基づいて動画像または音声を再生している間に、表示部に表示可能な画像データである画像表示用データの作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時点における前記動画像データまたは音声データに含まれる再生すべき相対時刻である再生時刻と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録手段と、再生された前記動画像データまたは前記音声データと、前記イベント記録手段によって記録された再生時刻に関連付けられた識別情報を含むイベント内容とを、前記イベント記録手段によって記録された再生時刻に基づいて時系列に対応付けるインデキシング手段とを具備することを特徴とするインデキシング装置である。
【0023】
請求項5にかかる発明によれば、再生される動画像表示等を参照しながら、補足資料等の画像表示を加えたいタイミングでアプリケーションに対して新たな画像表示用データの作成指示を行えば、その新規作成指示時点の再生時刻と、その新規作成した画像表示用データを識別する情報とが関連付けて記録される。そして、インデキシング手段によって、動画像データと画像表示用データの識別情報とがイベント内容に含まれる再生時刻によって時系列に対応付けられる。したがって、このような対応付けにしたがうことで、動画像等の再生の際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができる。
【0024】
また、請求項6にかかる発明は、リアルタイムで供給される動画像データおよび音声データを記録している間に、表示部に表示可能な画像データである画像表示用データの作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時の記録開始からの経過時間と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録手段と、記録された前記動画像データまたは前記音声データと、前記イベント記録手段によって記録された経過時間に関連付けられた識別情報を含むイベント内容とを、前記イベント記録手段によって記録された経過時間に基づいて時系列に対応付けるインデキシング手段とを具備することを特徴とするインデキシング装置である。
【0025】
請求項6にかかる発明によれば、リアルタイムで供給される打ち合わせや講義などを撮影した動画像等を記録している間、補足資料等の画像表示を加えたいタイミングでアプリケーションに対して新たな画像表示用データの作成指示を行えば、その新規作成指示時点の記録開始からの経過時間と、その新規作成した画像表示用データを識別する情報とが関連付けて記録される。そして、インデキシング手段によって、動画像データと画像表示用データの識別情報とがイベント内容に含まれる経過時間によって時系列に対応付けられる。したがって、このような対応付けにしたがうことで、記録した動画像等を再生する際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができる。
【0026】
また、請求項7にかかる発明は、動画像データまたは音声データに基づいて動画像または音声を再生する再生ステップと、前記再生ステップでの再生中に、表示部に表示可能な画像データである画像表示用データの作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時点における前記動画像データまたは音声データに含まれる再生すべき相対時刻である再生時刻と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録ステップとを具備することを特徴とするイベント取得方法である。
【0027】
請求項7にかかる発明によれば、再生される動画像表示等を参照しながら、補足資料等の画像表示を加えたいタイミングでアプリケーションに対して新たな画像表示用データの作成指示を行えば、その新規作成指示時点の再生時刻と、その新規作成した画像表示用データを識別する情報とが関連付けて記録される。したがって、このような再生時刻と識別情報とを関連付けた記録を参照することで、動画像再生の際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができる。
【0030】
また、請求項8にかかる発明は、リアルタイムで供給される動画像データおよび音声データを記録する記録ステップと、前記記録ステップでの記録中に、表示部に表示可能な画像データである画像表示用データの作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時の記録開始からの経過時間と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録ステップとを具備することを特徴とするイベント取得方法である。
【0031】
請求項8にかかる発明によれば、リアルタイムで供給される打ち合わせや講義などを撮影した動画像等を記録している間、補足資料等の画像表示を加えたいタイミングでアプリケーションに対して新たな画像表示用データの作成指示を行えば、その新規作成指示時点の記録開始からの経過時間と、その新規作成した画像表示用データを識別する情報とが関連付けて記録される。したがって、このような経過時間と識別情報とを関連付けた記録を参照することで、記録した動画像等を再生する際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができる。
【0032】
また、請求項9にかかる発明は、コンピュータを、動画像データまたは音声データに基づいて動画像または音声を再生している間に、表示部に表示可能な表示データである画像表示用データの作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時点における前記動画像データまたは音声データに含まれる再生すべき相対時刻である再生時刻と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録手段として機能させるためのプログラムである。
【0033】
請求項9にかかるプログラムをコンピュータに実行させることで、上記請求項1にかかる発明と同様の動作が行われ、動画像再生等の際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができる。
【0036】
また、請求項10にかかる発明は、コンピュータを、リアルタイムで供給される動画像データおよび音声データを記録する記録している間に、表示部に表示可能な表示データである画像表示用データの作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時の記録開始からの経過時間と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録手段として機能させるためのプログラムである。
【0037】
請求項10にかかるプログラムをコンピュータに実行させることで、上記請求項3にかかる発明と同様の動作が行われ、動画像等の再生の際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるイベント取得装置、インデキシング装置、イベント取得方法およびプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0039】
A.第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態にかかるインデキシング装置の機能構成を示す。同図に示すインデキシング装置100は、CPU等がアプリケーションを実行することにより種々の機能を実現する装置、例えばPC(Personal Computer)で構成することができ、ユーザインターフェース(I/F)110と、プレゼンテーション用アプリケーション120と、動画像再生アプリケーション130と、イベントデータ取得アプリケーション140と、インデキシングアプリケーション150と、記憶部160とを備える。
【0040】
ユーザインターフェース110は、キーボードやマウス等の入力デバイスを有しており、ユーザはこれらを適宜操作することで当該インデキシング装置で動作する種々のアプリケーションに対して指示を行うことができる。
【0041】
記憶部160は、データの記録、読み出しが可能なハードディスクドライブ等の記憶装置であり、後述する種々のアプリケーションによって作成・利用されるデータを記憶する。
【0042】
プレゼンテーション用アプリケーション120は、プレゼンテーションなどを行う時にスクリーン等に表示すべきスライド画像(表、グラフ、文書、図柄等)に対応するスライド画像表示用データを作成する。
【0043】
図2に例示するように、このプレゼンテーション用アプリケーション120では、1つのプレゼンテーションに用いられるために作成された複数のスライド画像表示用データが1つのプレゼンテーション資料ファイルとして管理される。そして、当該スライド画像ファイルに含まれる各々スライド画像表示用データには、スライド画像に対応する表示用データの他に、そのスライド画像のタイトルデータ、ページ番号といったデータが含まれている。
【0044】
ユーザは、ユーザインターフェース110を介して新たなスライド画像表示用データを作成する旨の指示を入力すれば、プレゼンテーション用アプリケーション120によって編集可能な新たなスライド画像表示用データ、つまり白紙状態のスライド画像を表示するためのデータが作成され、その後ユーザがユーザインターフェース110を介して適宜指示を行うことで、所望の文字、表、グラフ、絵柄等の画像が表示されるよう当該スライド画像表示用データを編集することができるようになっている。
【0045】
また、ユーザの指示にしたがって上記のように新たなスライド画像表示用データが作成された場合、タイトルデータについてはユーザが指示入力されるまでは空白であり、ユーザが適宜指示することで所望のタイトルを記述することができる。
【0046】
また、新規作成されたスライド画像表示用データのページ番号データについてはこれまで当該プレゼンテーション資料ファイル内で作成している最も大きいページ番号の次の番号を示す情報が自動的に記述される。例えば、新規作成するスライド画像表示用データが、当該プレゼンテーション資料ファイル内の1つ目のスライド画像表示用データである場合にはページ番号は「1」となり、すでに3つのスライド画像表示用データを作成した後に、新規作成指示をした場合には新規作成されたスライド画像表示用データのページ番号は「4」となる。当該プレゼンテーション用アプリケーション120によればページ番号は自動的に記述されることになるが、この順序はユーザの指示によって編集、つまり任意のページ番号に変更することができる。
【0047】
プレゼンテーション用アプリケーション120は以上のようにユーザ操作にしたがって作成したプレゼンテーション資料ファイルを記憶部160に記憶させる。
【0048】
また、ユーザは、ユーザインターフェース110を適宜操作してプレゼンテーション用アプリケーション120に対して指示を行うことで、作成したプレゼンテーション資料ファイルに含まれる複数のスライド画像表示用データのいずれかを選択し、所望のタイミングでそのスライド画像表示用データに基づく画像をLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部に表示させることができる。
【0049】
動画像再生アプリケーション130は、記憶部16に記憶されているMPEG(Moving Pictures Experts Group)2規格などにしたがった動画像データに基づく動画像を再生する。また、動画像再生アプリケーション130は、ユーザからユーザインターフェース110を介して供給される再生開始、一時停止、再生終了、早送り等の指示にしたがって動画像再生を行う。
【0050】
イベントデータ取得アプリケーション140は、動画像再生アプリケーション130によって動画像データに基づく動画像再生が行われている間、プレゼンテーション用アプリケーション120の状態をモニタリングし、ユーザから新たなスライド画像表示用データの作成指示がプレゼンテーション用アプリケーション120に対して行われた場合にイベントデータを作成して記録する。
【0051】
より具体的には、図3に示すようにイベントデータ取得アプリケーション140は、動画像再生アプリケーション130による動画像再生が開始されると、ユーザがプレゼンテーション用アプリケーション120に対してスライド画像表示用データの新規作成指示を行ったか否かをモニタリングし(ステップSa1)、新規作成指示があった場合には、その新規作成指示によって作成されたスライド画像表示用データを識別する情報としてページ番号データを取得する(ステップSa2)。
【0052】
ここで、イベントデータ取得アプリケーション140が、プレゼンテーション用アプリケーション120から新規作成指示があった旨や新規作成したスライド画像のページ番号データ等を取得する手法としては以下のような手法を用いることができる。例えば、プレゼンテーション用アプリケーションがマイクロソフト社の「PowerPoint」である場合にはOLE(Object Linking and Embedding)と呼ばれる技術を利用し、当該アプリケーションの種々の状態を示す情報を取得することができる。この場合には、イベントデータ取得アプリケーション140とOLEをサポートしているプレゼンテーション用アプリケーションとの間でデータの授受を行えるよう関数を呼び出すことで、上記のようなアプリケーション状態を示す情報を取得することができる。
【0053】
なお、このようなOLE技術を利用してプレゼンテーション用アプリケーション120の状態を示す情報を取得する以外の方法を用いるようにしてもよく、例えばプレゼンテーション用アプリケーションを、新規作成指示があった場合に、その旨と作成したスライド画像のページ番号とを逐一イベントデータ取得アプリケーション140に対して通知する処理を実行するよう構成しておくようにしてもよい。
【0054】
上記のような手法により新規作成指示の有無およびページ番号データを取得すると、イベントデータ取得アプリケーション140は、新規作成指示があった時点における動画像再生アプリケーション130による動画像データの再生時刻を取得する(ステップSa3)。例えば、図4に示す「0:00:00」〜「35:00:00」といった35分間の動画像データに基づく動画像再生が動画像再生アプリケーション130によって行われている間に、その再生位置が「0:07:12」の時にユーザからの新規作成指示があった場合、イベントデータ取得アプリケーション140は「0:07:12」を再生時刻として取得する。また、動画像再生アプリケーション130による動画像再生が途中の位置、例えば「0:13:15」から開始された場合において、その再生位置が「0:25:18」の時に新規作成指示があったときにはイベントデータ取得アプリケーション140は動画像データの再生時刻「0:25:18」を取得する。すなわち、再生を開始した時点からの経過時間は12分3秒であるが、イベントデータ取得アプリケーション140は、そのような再生開始時からの経過時間ではなく、ユーザからの新規作成指示があった時の動画像データ上の再生時刻を取得するのである。
【0055】
イベントデータ取得アプリケーション140は、ユーザからプレゼンテーション用アプリケーション120に対して新規作成指示があった場合に、その指示時点の再生時刻と、指示によって作成されたスライド画像のページ番号を取得すると、取得した再生時刻とページ番号データとを関連付けてイベントデータとして記録する(ステップSa4)。すなわち、図4に示すように、再生時刻「0:07:12」の時点で新規作成指示がなされ、ページ番号「2」のスライド画像表示用データがプレゼンテーション用アプリケーション120によって新規作成された場合には再生時刻「0:07:12」と「2ページ」とが関連付けられたイベントデータが作成記録される。また、再生時刻「0:25:18」の時点で新規作成指示がなされ、ページ番号「3」のスライド画像表示用データがプレゼンテーション用アプリケーション120によって作成された場合には再生時刻「0:25:18」と「3ページ」とが関連付けられたイベントデータが作成記録される。
【0056】
イベントデータ取得アプリケーション140は、ユーザからプレゼンテーション用アプリケーション120に対してスライド画像の新規作成指示があるごとに、以上のステップSa2〜ステップSa4までのイベントデータ記録作成処理を行う。
【0057】
一方、ユーザからの新規作成指示がない場合には(ステップSa1の判別「No」)、動画像再生アプリケーション130による動画像再生が終了したか否かを判別する(ステップSa5)。動画像再生が終了する場合とは、ある動画像データに基づく再生が終了したか、つまり図4に示す動画像データであれば再生位置が「0:35:00」に達して終了したか、もしくはユーザがユーザインターフェース110を介して動画像再生アプリケーション130に対して再生終了を指示した場合である。
【0058】
動画像再生アプリケーション130による動画像再生が終了している場合、イベントデータ取得アプリケーション140は、動画像再生が行われている間に上記ステップSa2〜ステップSa4までの処理を行って記録したイベントデータをインデキシングアプリケーション150に出力する(ステップSa6)。
【0059】
図1に示すインデキシングアプリケーション150は、動画像再生が終了した後にイベントデータ取得アプリケーション140から供給されるイベントデータ、上記のように動画再生中にプレゼンテーション用アプリケーション120によって作成されたスライド画像表示用データを含むプレゼンテーション資料ファイルと、動画像再生アプリケーション130によって再生されていた動画像データとに基づいて、当該動画像データに基づく動画像再生とスライド画像とを同期再生させることができる同期再生データを作成する。
【0060】
動画像、静止画、文字等の種々の異なる形式のデータの再生を制御して同期させるデータフォーマットとしては、例えばSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)形式があり、本実施形態におけるインデキシングアプリケーション150は同期再生データとしてかかるSMIL形式のデータを作成する。
【0061】
このような同期再生データをPC等で所定の再生ソフトウェア(例えばSMIL形式データを再生するソフトウェア)により再生することで、その表示画面には図5に示すような表示がなされることになる。
【0062】
同図に示すように、この表示画面には、上述した動画像再生アプリケーションによって再生される動画像を表示する映像表示欄500と、動画像再生の間に作成されたプレゼンテーション資料ファイルに含まれるスライド画像表示用データに基づくスライド画像を表示するスライド画像欄510と、これらのスライド画像のタイトルを一覧表示する目次欄520とが表示されるようになっている。
【0063】
同期再生データとは、以上のような動画像、スライド画像、タイトル等の文字を同期して再生表示させることを可能とするデータであり、以下、同期再生データ作成処理の詳細について図6を参照しながら説明する。
【0064】
まず、インデキシングアプリケーション150は、記憶部160に記憶されているプレゼンテーション資料ファイルから、各スライド画像表示用データのタイトルデータ、ページ番号データ等の文字情報等を抽出する(ステップSb1)。
また、インデキシングアプリケーション150は、プレゼンテーション資料ファイルからスライド画像表示用データを抽出し、これを所定の形式(例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)などの汎用の形式)のスライド画像表示用のデータとして保存する(ステップSb2)。
【0065】
次に、インデキシングアプリケーション150は、イベントデータ、抽出したタイトルデータやページ番号データ等の文書情報、プレゼンテーション資料ファイルおよび動画像データに基づいて、図5に示されるように動画像データに基づく映像と、プレゼンテーション資料ファイル中のスライド画像表示用データに基づくスライド画像と、これらのスライド画像のタイトル等の文字情報を同期して表示させることができる同期再生データを作成する(ステップSb3)。
【0066】
上述したように本実施形態では、このような同期再生データとしてSMIL形式のデータを作成することとしており、インデキシングアプリケーション150は、供給される各データから、以下のデータを取得し、これらをSMIL形式にしたがって記述することでSMIL形式の同期再生データを作成する。
(1)各スライド画像の新規作成タイミング
(2)各々のスライド画像のタイトルデータ等(タイトル、本文の内容、ページ番号等)
(3)各スライド画像(JPEG等)の保存場所(ファイルパス情報)
(4)各スライド画像に対応する動画像データの保存場所(ファイルパス情報)
(5)映像表示欄500、スライド画像欄510、目次欄520(図5参照)をどのように配置するかを示すレイアウトデータ
【0067】
なお、(5)のレイアウト情報については、イベントデータ等の供給されるデータからではなく、ユーザが設定指示したレイアウトにしたがって作成されたデータである。
【0068】
このように作成される同期再生データにおける、タイトルとスライド画像と映像ファイルとの同期の対応関係について図7に模式的に示す。同図に示す例では、動画再生時にユーザのプレゼンテーション用アプリケーション120に対する1ページ目の新規スライド画像作成指示が再生時刻「0:00:00」に行われ、2ページ目の新規スライド画像作成指示が再生時刻「0:01:15」に行われ、3ページ目の新規スライド画像作成指示が再生時刻「0:02:45」に行われ、4ページ目の新規スライド画像作成指示が再生時刻「0:03:53」に行われたものとし、かかる指示タイミングでのイベントデータがイベントデータ取得アプリケーション140によって取得されている。
【0069】
動画再生時に以上のようなタイミングでスライド画像の新規作成指示が行われると、1ページ目のスライド画像の新規作成が指示されてから2ページ目のスライド画像の新規作成が指示されるまでの間(時刻0:00:00〜0:01:15)に再生された動画像データと1ページ目のスライド画像およびそのタイトル「はじめに」が対応付けられる。また、2ページ目のスライド画像の新規作成指示がなされてから3ページ目のスライド画像の新規作成指示がなされるまでの間(時刻0:01:15〜0:02:45)に再生された動画像データと2ページ目のスライド画像およびそのタイトル「背景」が対応付けられる。さらに3ページ目のスライド画像の新規作成指示がなされてから4ページ目のスライド画像の新規作成指示がなされるまでの間(時刻0:02:45〜0:03:53)に再生された動画像データが3ページ目のスライド画像およびそのタイトル「概略」に対応付けられる。
【0070】
インデキシングアプリケーション150は、このようなタイトルという文字情報、スライド画像という静止画、動画像データといった異なる形式のデータの再生を上記のような時系列の対応関係に基づいて制御して同期させることができるSMIL形式のデータを作成するのである。
【0071】
かかる同期再生データをPC等で所定の再生ソフトウェアにより再生することで、その表示画面には図5に示すような表示がなされることになる。
【0072】
かかる表示を参照しているユーザが「背景」をクリックすれば、同期再生データにはこの表示に2ページ目のスライド画像へのパスおよびこれに対応する動画像データ(開始時刻0:01:15〜)へのリンクが記述されているので、再生ソフトウェアによってこれに対応する2ページ目のスライド画像がスライド画像欄510に表示されるとともに、このタイトルに対応する時刻「0:01:15」から動画像データの再生が開始され映像表示欄500に表示される。
【0073】
また、「概略」をクリックすれば、当該タイトルに対応する3ページ目のスライド画像および動画像データ(開始時刻0:02:45)へのパスがリンクされているので、3ページ目のスライド画像がスライド画像欄510に表示されるとともに、映像表示欄500には時刻「0:02:45」からの動画像データに基づく再生映像が表示されることになる。
【0074】
もちろん、映像表示欄500に表示させる再生時刻をユーザが指定することで、その指定再生時刻に対応するスライド画像をスライド画像欄510に表示させることもできる。例えば、ユーザが再生時刻「0:02:30」からの動画像再生を指示した場合には、同期再生データにしたがって再生ソフトウェアが、その時刻からの動画像再生を行うとともに、指定時刻「0:02:30」に対応付けられている2ページ目のスライド画像(0:01:15〜0:02:45の映像に対応している)を読み出してスライド画像欄510に表示させる。
【0075】
以上のような過程を経て作成された同期再生データによる再生は、動画像データに基づく映像に加え、その動画像再生を参照しながら行った新規作成指示タイミングで新規作成されたページのスライド画像が表示され、次のページの新規作成指示があったタイミングまでかかるページのスライド画像が表示されるものとなる。
【0076】
したがって、当該インデキシング装置100のユーザは、打ち合わせや講義等を撮影した動画像再生を参照しながら、補足資料等を加えたいタイミングでプレゼンテーション用アプリケーション120に対して新規作成指示を行い、その後新規作成したスライド画像を補足すべき資料を表示するスライド画像に編集するといった作業を行うことで、上述したように動画像再生の進行に応じて、編集者が意図したタイミングで意図した内容の補足資料画像を表示させることができる同期再生データを作成することができる。
【0077】
また、本実施形態では、イベントデータ取得アプリケーション140が、ユーザによる新規作成指示があった時点における動画像再生アプリケーション130による動画像再生の再生時刻を取得するようにしており、動画像データの途中から再生を開始した場合であっても、途中再生開始後の経過時間ではなく当該動画像データの再生時刻を取得するようになっている(図4参照)。
【0078】
このようにすることでユーザが新規作成したスライド画像編集作業を行うために動画像データに基づく再生を一旦停止した後、再度その停止した時点からの動画像再生指示を行い、再生映像を参照しながら所望のタイミングで新規作成指示を行った場合であっても、指示時点における当該動画像データの再生時刻をイベントデータとして取得できる。したがって、このように取得したイベントデータを用いて同期再生データを作成し、かかる同期再生データを再生することで動画像データ再生時におけるユーザが所望したタイミングで、作成した補足資料等を提示するスライド画像を表示させることができる。
【0079】
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態にかかるインデキシング装置について図8を参照しながら説明する。同図に示すように、第2実施形態にかかるインデキシング装置200は、図1に示す動画像再生アプリケーション130に代えて、動画像録画再生部180を備える点で第1実施形態にかかるインデキシング装置100と相違している。
【0080】
動画像録画再生部180は、キャプチャボードまたはソフトウェアによって実現される機能であり、DV(Digital Video)カメラ190によって撮影され、リアルタイムで供給される動画像データを所定の形式(例えば、MPEG2など)の動画像データに変換し、変換後の動画像データを記憶部160に記憶する。また、動画像録画再生部180は、DVカメラ190からリアルタイムで供給される動画像データに基づく動画像再生を上記のように記録を行いながら実行して図示せぬ表示部等に再生映像を表示させる。
【0081】
本実施形態において、インデキシング装置200を用いて上記第1実施形態にかかるインデキシング装置100と同様に同期再生データを作成する場合、DVカメラ190は、例えば打ち合わせや講義の様子などを撮影し、その撮影動画像を動画像録画再生部180がリアルタイムで記録再生させる。その再生映像を参照しながら編集者が、補足資料等を提示したいタイミングでプレゼンテーション用アプリケーション120に対して新規作成指示をすることで、上記第1実施形態と同様の同期再生データを作成することができる。
【0082】
すなわち、第2実施形態におけるイベントデータ取得アプリケーション140は、動画像録画再生部180によってDVカメラ190からリアルタイムで供給される動画像データの記録が行われている間、プレゼンテーション用アプリケーション120に対してユーザからスライド画像の新規作成指示があった場合、新規作成されたスライド画像のページ番号を取得するとともに、指示があった時点の動画像録画再生部180による記録時刻を取得し、これらを関連付けてイベントデータとして記録する(図3参照)。
【0083】
ここで、動画像録画再生部180による記録時刻とは、DVカメラ190による撮影が開始されることによりその撮影映像がリアルタイムで供給されて動画像データの記録を開始した時点からの経過時間である。したがって、DVカメラ190によって撮影される動画像の記録開始から3分20秒後に3ページ目のスライド画像の新規作成指示がなされた場合には、イベントデータ取得アプリケーション140によって記録時刻「0:03:20」が取得され、これが3ページといったページ番号と関連付けて記録されることになる。
【0084】
そして、第2実施形態におけるインデキシングアプリケーション150によって行われる同期再生データ作成処理は上記第1実施形態と同様である。したがって、インデキシングアプリケーション150によって生成された同期再生データに基づく再生を行うと、動画像録画再生部180によって記録された動画像データに基づく動画像の再生時刻が「0:03:20」になった時点で、スライド画像欄510(図5参照)に3ページ目のスライド画像が表示されることになる。
【0085】
以上のように当該インデキシング装置200のユーザは、打ち合わせや講義等を撮影して記録しつつ、リアルタイムで再生される映像を参照しながらもしくは撮影対象となっている講義や打ち合わせに実際に参加等しながら、補充資料を表示させたいタイミングでプレゼンテーション用アプリケーション120に対して新規作成指示を行い、その後新規作成したスライド画像を補足すべき資料を表示するスライド画像に編集するといった作業を行うことで、上述したように動画像再生を行う際に、編集者が意図したタイミングで意図した内容の補足資料画像を表示させることができる同期再生データを作成することができる。
【0086】
なお、本明細書における「リアルタイム」で供給される動画像データを記録するとは、動画像データ等のファイルの供給を受けてコピーする場合などは含まれないが、DVカメラ190等が撮影した映像をそのままインデキシング装置200に供給する場合に限らず、予めDVカメラ190等で撮影しておいた動画像データをインデキシング装置300に再生する時と同じ時間で供給する、つまり35分の動画像データであれば35分間で供給する場合も含み、また放送される番組などの動画像データを受信して動画像録画再生部180が記録する場合も含む。
【0087】
C.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態にかかるインデキシング装置300について図9を参照しながら説明する。同図に示すように、第3実施形態にかかるインデキシング装置300は、図1に示す動画像再生アプリケーション130を有しない点で第1実施形態にかかるインデキシング装置100と相違している。
【0088】
かかるインデキシング装置300では、ユーザはユーザインターフェース110を介してイベントデータの取得開始をイベントデータ取得アプリケーション140に対して指示する。かかる指示があるとイベントデータ取得アプリケーション140は時間の計測を開始する。
【0089】
そして、取得開始指示があった後、プレゼンテーション用アプリケーション120に対して新規作成指示がなされた場合、イベントデータ取得アプリケーション140はかかる指示がなされた時の前記取得開始指示からの経過時間を取得し、かかる新規作成指示によって作成されたスライド画像のページ番号と関連付けてイベントデータとして記録する。
【0090】
このようにしてイベントデータ取得アプリケーション140によって取得されたイベントデータに基づいて、インデキシングアプリケーション150が上記第1実施形態と同様に同期再生データを作成する。なお、ここでスライド画像表示と同期再生させる動画像データは、当該インデキシング装置300とは別の動画像記録装置等によって記録されたものである。そして、かかる動画像記録装置によって記録された動画像データを当該インデキシング装置300に供給して記憶部160に記憶させることで、上記第1実施形態と同様にインデキシングアプリケーション150がかかる動画像データに基づく動画像再生と、スライド画像表示とを同期させることができる同期再生データを作成することができる。
【0091】
すなわち、講義や打ち合わせに実際に参加等しているインデキシング装置300のユーザが、講義や打ち合わせの様子を撮影する動画像記録装置(図示略)に対して撮影開始の指示を行うと同時またはほぼ同時にインデキシング装置300のイベントデータ取得アプリケーション140に対して取得開始指示を行うようにすればよい。その後、インデキシング装置300のユーザが、動画像記録装置に打ち合わせや講義等を撮影させて記録しつつ、撮影対象となっている講義や打ち合わせに実際に参加等しながら、補充資料を表示させたいタイミングでプレゼンテーション用アプリケーション120に対して新規作成指示を行い、その後新規作成したスライド画像を補足すべき資料を表示するスライド画像に編集するといった作業を行うことで、上述した第1実施形態と同様に動画像再生の進行に応じて、編集者が意図したタイミングで意図した内容の補足資料画像を表示させることができる同期再生データを作成することができる。
【0092】
D.変形例
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
【0093】
(変形例1)
上述した第1実施形態では、イベントデータ取得アプリケーション140が、ユーザによる新規作成指示があった時点における動画像再生アプリケーション130による動画像再生の再生時刻を取得するようにしていた。さらに、1つの同期再生データを作成する際に、ある動画像データに別の動画像データを追加するといった場合においては、イベントデータ取得アプリケーション140は、以下のようにしてイベントデータを取得するようにしてもよい。
【0094】
図10に示すように、動画像再生アプリケーション130により35分間の動画像データAを再生した後、これに追加すべき動画像データBをさらに再生させた場合において、動画像データBの再生時刻が「0:05:12」の時点でユーザによってnページのスライド画像の新規作成指示がなされたときには、イベントデータ取得アプリケーション140は、動画像データBの再生時刻に動画像データAの再生時間である35分を加算調整し、調整後の再生時刻である「0:40:12」を取得してイベントデータを作成する。
【0095】
このようにすることで、動画像データAと動画像データBとを連続再生させるといった同期再生データを作成する場合であっても、イベントデータ取得アプリケーション140によって動画像データAの再生時間を考慮した再生時刻が取得されているので、連続再生される再生位置が動画像データBの「0:05:12」に達した時、つまり連続再生時間が「0:40:12」に達した時にnページのスライド画像が図5に示すスライド表示欄510に表示されるといった同期再生が可能な同期再生データを作成することが可能となる。
【0096】
(変形例2)
また、上述した第1〜第3実施形態においては、イベントデータ取得アプリケーション140は、プレゼンテーション用アプリケーション120に対してスライド画像の新規作成指示があった場合に、そのタイミング(再生時刻、記録開始からの経過時間、ユーザの開始指示からの経過時間)等を含むイベントデータを取得するようにしていた。
【0097】
このようにすべてのスライド画像を新規作成する場合のみならず、動画像再生、記録、ユーザの開始指示等が行われる前にすでに1または複数のスライド画像が作成されている場合においても、これに追加するために新規作成指示があったときには上記各実施形態と同様、イベントデータ取得アプリケーション140がその指示タイミング等を含むイベントデータを作成するようにしてもよい。
【0098】
さらに、すでに1または複数のスライド画像が作成済みである場合においては、イベントデータ取得アプリケーション140が、ユーザからのタイミング指定指示に基づいて、すでに作成されているスライド画像のうちタイミング指定指示に係るページ番号と、タイミング指定指示が行われた再生時刻等のタイミングとを関連付けてイベントデータを作成するようにしてもよい。
【0099】
例えば、図11に示すように、1ページのスライド画像がすでに作成済みの状態で、動画像データに基づく再生が開始された場合において、ユーザから当該イベントデータ取得アプリケーション140に対してタイミング指定指示があったときにはイベントデータ取得アプリケーションは、その指示があった時の再生時刻「0:08:14」と、1ページとを関連付けたイベントデータを作成する。その後、動画像データに基づく再生の再生時刻「0:13:24」となった時に、プレゼンテーション用アプリケーション120に対して新規作成指示があると、イベントデータ取得アプリケーション140は上記第1実施形態と同様にその指示時点における再生時刻「0:13:24」と、新規作成されたページである2ページとを関連付けたイベントデータを作成する。
【0100】
(変形例3)
また、上述した各実施形態において、イベントデータ取得アプリケーション140は、プレゼンテーション用アプリケーション120に対してユーザがスライド画像の新規作成指示を行った場合にその指示タイミング等を含むイベントデータを作成するようになっていたが、プレゼンテーション用アプリケーション120以外の画像表示機能を有するアプリケーションに対して新規作成指示があった場合にイベントデータを作成するようにしてもよい。
【0101】
例えば、文書データ作成編集アプリケーション(ワードプロセッサアプリケーション)のように作成編集した文書画像を表示させる機能を有するアプリケーションや、表計算アプリケーションのように作成編集した表やグラフを表示させる機能を有するアプリケーションであってもよい。そして、ユーザが文書データ作成編集アプリケーションに対して文書データの新規作成指示を行った場合には、イベントデータ取得アプリケーション140が、その指示タイミングと、新規作成した文書データを識別する情報(ファイル名等)とを関連付けたイベントデータを作成するようにすればよい。
【0102】
(変形例4)
また、上述した各実施形態では、講義や打ち合わせなどを撮影した動画像データと、スライド画像表示用データと、各々のスライド画像のタイトルといった文字情報といった異なる形式のデータの再生を制御して同期させることができるSMIL形式のデータを作成していたが、動画像再生に同期させるスライド画像のタイトルのみならず、講義や打ち合わせなどを録音した音声データに基づく音声再生とスライド画像表示を同期させる同期再生データ作成のために、上記各実施形態と同様のイベントデータ取得処理を行うようにしてもよい。
【0103】
(変形例5)
また、上述した実施形態では、インデキシングアプリケーション150が、イベントデータ、抽出したタイトルデータやページ番号データ等の文書情報、プレゼンテーション資料ファイルおよび動画像データに基づいて、動画像と、スライド画像と、これらのスライド画像のタイトル等の文字情報を同期して表示させることができる同期再生データとしてSMIL形式のデータを作成するようにしていた。
【0104】
このように同期再生データとしてSMIL形式のデータを作成するようにしてもよいが、SMIL以外のデータであっても、映像(または音声等)と、スライド画像等の静止画と、タイトル等の文字情報といった異なる形式のデータの再生を制御して同期させることができる形式のデータであればよく、SMIL形式以外の形式のデータを作成するようにしてもよい。
【0105】
(変形例6)
また、上述した各実施形態では、単独のインデキシング装置においてプレゼンテーション用アプリケーション120、動画像再生アプリケーション130、イベントデータ取得アプリケーション140およびインデキシングアプリケーション150が動作するようになっていたが、互いにデータの授受が可能な複数のPC等が上記アプリケーションの機能を分担して実現して同期再生データを生成するインデキシング装置を構成するようにしてもよい。
【0106】
(変形例7)
また、上述した各実施形態では、PC等に内蔵されるCPU等のコンピュータが外部記憶装置等に記憶されたプログラムを読み出して動作することにより、上述したイベント取得処理(図3参照)やインデキシング処理(図6参照)などを行うようになっていたが、このような処理と同様の処理をハードウェア回路によって実現するようにしてもよいし、コンピュータにこのような処理を実行させるためのプログラムをインターネット等の通信回線を介してユーザに提供するようにしてもよいし、当該プログラムをCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録してユーザに提供するようにしてもよい。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、講義や打ち合わせ等を撮影した動画像等の再生の際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができるという効果を奏する。
【0108】
また、請求項2にかかる発明によれば、講義や打ち合わせなどを撮影した動画像等の再生の際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで予め作成しておいた画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成を容易にすることができるという効果を奏する。
【0111】
また、請求項3にかかる発明によれば、打ち合わせや講義等を撮影記録した動画像等を再生する際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができるという効果を奏する。
【0112】
また、請求項4にかかる発明によれば、打ち合わせや講義等を撮影記録した動画像等の再生の際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで予め作成しておいた画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成を容易にすることができるという効果を奏する。
【0113】
また、請求項5にかかる発明によれば、打ち合わせ等を撮影した動画像等の再生の際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができるという効果を奏する。
【0114】
また、請求項6にかかる発明によれば、打ち合わせ等を撮影記録した動画像等を再生する際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができるという効果を奏する。
【0115】
また、請求項7にかかる発明によれば、打ち合わせ等を撮影した動画像再生の際に応じてユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができるという効果を奏する。
【0117】
また、請求項8にかかる発明によれば、打ち合わせ等を撮影記録した動画像等を再生する際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができるという効果を奏する。
【0118】
また、請求項9にかかるプログラムをコンピュータに実行させることで、上記請求項1にかかる発明と同様の動作が行われ、動画像再生等をする際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができるという効果を奏する。
【0120】
また、請求項10にかかるプログラムをコンピュータに実行させることで、上記請求項3にかかる発明と同様の動作が行われ、動画像等の再生の際にユーザが所望したタイミングで上記アプリケーションで作成した画像表示用データに基づく画像表示を行わせるデータの作成等を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるインデキシング装置の構成を示すブロック図である。
【図2】前記インデキシング装置で動作するプレゼンテーション用アプリケーションによって作成されるプレゼンテーション資料ファイルの内容を示す図である。
【図3】前記インデキシング装置で動作するイベントデータ取得アプリケーションによるイベントデータ取得処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】前記イベントデータ取得アプリケーションによるイベントデータ取得過程を説明するための図である。
【図5】前記インデキシング装置によって作成される同期再生データに基づく再生画像の一例を示す図である。
【図6】前記インデキシング装置で動作するインデキシングアプリケーションによる処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】動画像およびスライド画像といった異なる形式のデータを同期再生させる前記同期再生データにおける、動画像とスライド画像との対応関係を模式的に示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態にかかるインデキシング装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3実施形態にかかるインデキシング装置の構成を示すブロック図である。
【図10】前記第1実施形態にかかるインデキシング装置の変形例によるイベントデータ取得処理の内容を説明するための図である。
【図11】各実施形態にかかるインデキシング装置の変形例によるイベントデータ取得処理の内容を説明するための図である。
【符号の説明】
100 インデキシング装置
110 ユーザインターフェース
120 プレゼンテーションアプリケーション
130 動画像再生アプリケーション
140 イベントデータ取得アプリケーション
150 インデキシングアプリケーション
160 記憶部
180 動画像録画再生部
200 インデキシング装置
300 インデキシング装置
Claims (10)
- 動画像データまたは音声データに基づいて動画像または音声を再生している間に、表示部に表示可能な画像データである画像表示用データを作成する作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時点における前記動画像データまたは音声データに含まれる再生すべき相対時刻である再生時刻と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録手段
を具備することを特徴とするイベント取得装置。 - 前記イベント記録手段は、前記アプリケーションによって作成された画像表示用データがすでに存在する場合において、ユーザからタイミング指示があったときには、前記タイミング指示された時点における前記動画像データまたは音声データに含まれる再生すべき相対時刻である再生時刻と、前記すでに存在する画像表示用データのうち前記タイミング指示にかかる画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録する
ことを特徴とする請求項1に記載のイベント取得装置。 - リアルタイムで供給される動画像データおよび音声データを記録している間に、表示部に表示可能な画像データである画像表示用データを作成する作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時の記録開始からの経過時間と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録手段
を具備することを特徴とするイベント取得装置。 - 前記イベント記録手段は、前記アプリケーションによって作成された画像表示用データがすでに存在する場合において、ユーザからタイミング指示があったときには、前記タイミング指示された時の記録開始からの経過時間と、前記すでに存在する画像表示用データのうち前記タイミング指示にかかる画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録する
ことを特徴とする請求項3に記載のイベント取得装置。 - 動画像データまたは音声データに基づいて動画像または音声を再生している間に、表示部に表示可能な画像データである画像表示用データの作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時点における前記動画像データまたは音声データに含まれる再生すべき相対時刻である再生時刻と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録手段と、
再生された前記動画像データまたは前記音声データと、前記イベント記録手段によって記録された再生時刻に関連付けられた識別情報を含むイベント内容とを、前記イベント記録手段によって記録された再生時刻に基づいて時系列に対応付けるインデキシング手段とを具備することを特徴とするインデキシング装置。 - リアルタイムで供給される動画像データおよび音声データを記録している間に、表示部に表示可能な画像データである画像表示用データの作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時の記録開始からの経過時間と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録手段と、
記録された前記動画像データまたは前記音声データと、前記イベント記録手段によって記録された経過時間に関連付けられた識別情報を含むイベント内容とを、前記イベント記録手段によって記録された経過時間に基づいて時系列に対応付けるインデキシング手段とを具備することを特徴とするインデキシング装置。 - 動画像データまたは音声データに基づいて動画像または音声を再生する再生ステップと、
前記再生ステップでの再生中に、表示部に表示可能な画像データである画像表示用データの作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時点における前記動画像データまたは音声データに含まれる再生すべき相対時刻である再生時刻と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録ステップと
を具備することを特徴とするイベント取得方法。 - リアルタイムで供給される動画像データおよび音声データを記録する記録ステップと、
前記記録ステップでの記録中に、表示部に表示可能な画像データである画像表示用データの作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時の記録開始からの経過時間と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録ステップと
を具備することを特徴とするイベント取得方法。 - コンピュータを、
動画像データまたは音声データに基づいて動画像または音声を再生している間に、表示部に表示可能な表示データである画像表示用データの作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時点における前記動画像データまたは音声データに含まれる再生すべき相対時刻である再生時刻と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録手段
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
リアルタイムで供給される動画像データおよび音声データを記録する記録している間に、表示部に表示可能な表示データである画像表示用データの作成機能を有するアプリケーションに対して、未編集の新規な画像表示用データを作成する旨の作成指示があった場合、前記作成指示された時の記録開始からの経過時間と、前記作成指示に基づいて作成された画像表示用データを識別する識別情報とを関連付けて記録するイベント記録手段
として機能させるためのプログラム。
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