JP4372858B2 - 窓付き紙容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、清酒、焼酎、ウイスキー、ワイン、酢、シャンプー、リンス、各種洗浄液等の液体、あるいは、浴用剤、米、肥料等の顆粒物などを収容する隠蔽性を有する紙容器に関し、さらに詳しくは、前記紙容器に収容された内容物が確認できる窓を有するゲーベルトツプ型の窓付き紙容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゲーベルトツプ型の紙容器としては、高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)/紙/LDPE/アルミ箔/接着剤/2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)/LDPE又は中密度ポリエチレン(MDPE)からなる構成のものが一般的に使用されているし、また、上記構成において、アルミ箔とPETとの積層工程を省略した低価格の、LDPE/紙/LDPE/アルミ蒸着層/PET/LDPE、ないしはLDPE/紙/LDPE/シリカ蒸着層/PET/LDPEからなる構成のものも使用されている。
【0003】
上記いずれの構成も、成形のし易さや保形性、あるいは、光遮断性の点から紙が用いられると共に、内容物の保護を目的としてガスバリヤー性等で優れるアルミニウム箔、あるいは、アルミニウム、酸化珪素、酸化アルミ等の無機物の蒸着を施したプラスチックフィルムが一般的に用いられている。
【0004】
そのために、上記構成の紙容器においては、内容物を容器の外側から確認することが不可能であり、▲1▼内容物の残量がわからない、▲2▼中身を確認できない等といった問題があった。これらの問題を解決するために、内容物を見ることができるように窓を容器に設けた窓付き紙容器が開発されている。この窓付き紙容器に窓を設ける方法としては、通常、紙容器の所定箇所を所定形状に切り欠いて紙容器に切欠部を設け、該切欠部を紙容器の内側より透明な密封シートで覆うと共に、該密封シートを前記切欠部周縁部で容器の内側と内容物が漏れないように熱接着すること等により設けられていた。
【0005】
ところで、この窓に設けられる密封シートは、紙容器が内容物を保護する目的のものからすると、当然密封シートについても紙容器の内容物保護機能とほぼ同程度の保護機能を有する必要がある。光遮断性の面では、窓とする切欠部を所定形状の切刃とすることにより、切刃部分を所定形状に開封しない限りにおいては保証されるものの、ガスバリアー性の面では切刃の部分からのガス、特に酸素ガスや水蒸気等の透過を抑える必要がある。そのために、密封シートはガスバリアー性に優れた基材、たとえば、ポリビニルアルコール、エチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物等のフィルム、あるいは、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、エチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物等にポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムないしは酸化珪素、酸化アルミ等の無機物の蒸着を施したフィルム、また、これらの基材の一種ないしそれ以上を組み合わせたものが用いられると共に、これら基材の片面ないしは両面に熱接着性樹脂層が設けられ、該熱接着性樹脂層と容器の内容物と接触する面に設けられた熱接着性樹脂層とが熱接着されて内容物が漏れない窓が形成される。
【0006】
しかし、この密封シートは、ガスバリアー性に優れた基材と熱接着性樹脂層とを何らかの手段、たとえば、周知のドライラミネーション法、あるいは、Tダイ押し出し法等の貼合手段を用いて貼り合わせられたものであるが、容器に収容される内容物が強い酸性やアルカリ性等を示すもの、あるいは、アルコール等の強い浸透性を示すものであると、ガスバリアー性に優れた基材と熱接着性樹脂層との層間が密封シートの端面から浸食され、層間剥離や層間強度の低下をきたす場合がある。また、内容物が液状物の場合などには、ポリアミドやポリビニルアルコール、エチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物等のように吸水性のあるフィルムは、密封シートの端面から吸水してガスバリアー性が低下したり、また、上記同様に層間剥離や層間強度の低下をきたす場合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的は、酸性やアルカリ性等の強い腐食性を示す内容物、または、アルコール等の強い浸透性を示す内容物、あるいは、液状物からなる内容物を収容することができる遮光性やガスバリヤー性に優れた窓付き紙容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の窓付き紙容器は、少なくとも紙層からなる基材層と、ガスバリアー層からなる中間層と、熱接着性樹脂層からなる内層とを備えた積層体からなる紙容器において、該紙容器に切欠部が設けられ、該切欠部の周縁部で前記紙容器の内層に、前記切欠部を密封するガスバリアー性に優れ且つ透明性を有する芯層と該芯層の両面に熱接着性樹脂層からなる接着層とを備えた透明な密封シートがその一方の接着層で熱接着され、前記密封シートと内容物が接触しないように熱接着性樹脂層からなる透明な保護シートが前記密封シートを覆うように設けられると共に、前記保護シートと前記密封シートとが該密封シートの他方の接着層で熱接着することにより一体化され、前記保護シートと前記紙容器の内層とが熱接着されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、密封シートを内容物から隔離することができるために内容物の影響を防止することができ、ガスバリアー性に優れると共に密封シートの層間剥離や層間強度の低下を防止することができ、且つ、密封シートと保護シートとを一体化させることにより、密封シートと保護シートとを一体化させない場合に比べて、内容物を紙容器の外側から見る場合に、内容物を一層見やすくすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の窓付き紙容器に用いる紙容器について説明すると、ゲーベルトツプ型の紙容器であって、従来技術の項で記載した構成、すなわち、高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)/紙/LDPE/アルミ箔/接着剤/2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)/LDPE又は中密度ポリエチレン(MDPE)、LDPE/紙/LDPE/アルミ蒸着層/PET/LDPE、あるいは、LDPE/紙/LDPE/シリカ蒸着層/PET/LDPE等の構成のものを使用することができるが、上記構成はゲーベルトツプ型の紙容器の一例を記載したものであり、これに限るものではないことはいうまでもない。
【0012】
次に、本発明の窓付き紙容器に用いる密封シートについて説明すると、密封シートの芯層に用いる基材としては、ガスバリアー性に優れると共に外側から内容物が見えることが重要であり透明性を有したものである必要がある。これに適する基材としては、上記したようにポリビニルアルコール、エチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物等のフィルム、あるいは、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、エチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物等にポリ塩化ビニリデンを塗工したフィルムないしは酸化珪素、酸化アルミ等の無機物の蒸着を施したフィルム、また、これらの基材の一種ないしそれ以上を組み合わせたものが好適であり、その厚さは12〜35μmが適当である。
【0013】
また、密封シートの芯層の片面ないし両面に設けられる熱接着性樹脂層からなる接着層としては、紙容器の内層に設けられた熱接着性樹脂層と内容物が漏れない程度に強固に熱接着させられるものである必要があり、前記紙容器の内層に設けられた熱接着性樹脂層と相溶性のある接着層である必要があるが、この接着層は前記紙容器の内層に設けられる熱接着性樹脂層の種類により適宜選択して用いればよい。前記接着層に用いる熱接着性樹脂層の一例をあげると、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンーαオレフィン共重合体、アイオノマー、エチレンーアクリル酸共重合体、エチレンーアクリル酸メチル共重合体、エチレンーメタクリル酸共重合体、エチレンープロピレン共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂ないしはこれらをフィルム化したシートを用いることができる。この接着層の一つの層の厚さは30〜50μmが適当である。
【0014】
また、この熱接着性樹脂層からなる接着層を前記密封シートの芯層の片面ないし両面に形成するには、周知のTダイ押し出し法、ドライラミネーション法等を適宜に用いることにより形成することができる。また、必要に応じてアンカーコート剤等を用いることもできる。さらに、周知の共押し出し法等を用いて前記密封シートを作製しても構わない。密封シートの厚さとしては、機械的強靱性、耐衝撃性、耐突き刺し性等の観点から、おおよそ45〜120 μmが好適である。
【0015】
次に、本発明の窓付き紙容器に用いる保護シートについて説明すると、保護シートは熱接着性樹脂層からなり、密封シートが内容物と接触しないように密封シートを内容物から保護する役割を果たすものであって、この保護シートについても前記紙容器の内層に設けられた熱接着性樹脂層と内容物が密封シートに浸透しない程度に強固に熱接着させられるものである必要があり、当然のことであるが、前記紙容器の内層に設けられた熱接着性樹脂層と相溶性のある必要がある。それ故に、この保護シートについても前記密封シートの接着層と同じように前記紙容器の内層に設けられる熱接着性樹脂層の種類により適宜選択して用いればよく、前記密封シートの接着層に用いることができるものとして例示した熱接着性樹脂層、すなわち、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンーαオレフィン共重合体、アイオノマー、エチレンーアクリル酸共重合体、エチレンーアクリル酸メチル共重合体、エチレンーメタクリル酸共重合体、エチレンープロピレン共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂ないしはこれらをフィルム化したシートを用いることができる。この保護シートの熱接着性樹脂層の厚さは60〜200 μmが適当である。また、前記保護シートを芯層の両面に接着層を設けた密封シートの内容物側に設けた接着層と熱接着する場合にあっては、当然前記保護シートは前記密封シートの内容物側に設けた接着層と剥がれない程度に強固に熱接着させられるものである必要があり、前記密封シートの内容物側に設けた接着層と相溶性のある必要があることはいうまでもない。さらに、前記紙容器の内層に設けられる熱接着性樹脂層、前記密封シートに形成される接着層、保護シートに形成される熱接着性樹脂層はいずれも内容物により、あるいは、求められる機能により適したものを選ぶことができる。
【0016】
次に、図面に示す実施例を用いてさらに詳しく説明する。
図1は本発明の窓付き紙容器の1実施例を示す斜視図、図2は本発明の窓付き紙容器の第1の実施形態を示す要部断面図、図3は本発明の窓付き紙容器の第2の実施形態を示す要部断面図である。図中の1は窓付き紙容器、2は側壁、3は窓部、4は切欠部、5,5'は密封シート、6,6'は保護シート、11は紙容器、50は2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、51はエチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物のフィルム、52,52’は低密度ポリエチレンフィルム、90は熱接着部をそれぞれ示す。
【0017】
図1は本発明の窓付き紙容器の1実施例を示す斜視図であって、窓付き紙容器1は、低密度ポリエチレン(LDPE)/紙/エチレンーメタクリル酸共重合体(EMAA)/アルミニウム箔/接着剤/2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)/LDPE〔内容物側〕の構成のゲーベルトツプ型の紙容器11からなり、ガスバリヤー性、耐衝撃性、耐ピンホール性等が優れ、内容物の洩れがない密封性の良好な紙容器11であり、この紙容器11の4つの側壁の一つの側壁2に外側から内容物が見えるように長穴形状の窓部3が形成されたものである。
【0018】
図2は本発明の窓付き紙容器の第1の実施形態を示す要部断面図であって、前記窓部3の断面を示したものである。前記紙容器11の前記側壁2の所定箇所に長穴形状の切欠部4が設けられ、前記切欠部4に内容物側から前記切欠部4を覆う大きさの密封シート5が設けられ、窓部3が形成されたものである。前記密封シート5は、12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム50と、15μmのエチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物のフィルム51と、40μmの低密度ポリエチレンフィルム52とが2液反応型ポリウレタン系接着剤(図示せず)で順次貼り合わされたものであって、前記切欠部4の周縁部において前記密封シート5の前記低密度ポリエチレンフィルム52と前記紙容器11を構成する内層に設けられた前記LDPEとが熱接着されて、内容物が漏れない程度に強固に密封されている。さらに、前記密封シート5が内容物と直に接触して内容物の影響によりガスバリアー性の低下、また、層間剥離や層間強度の低下をきたさないように、前記密封シート5を内容物から隔離するために保護シート6が設けられている。前記保護シート6は前記密封シート5を十分に覆う大きさであって、130 μmの低密度ポリエチレンフィルム単体からなり、前記密封シート5の周縁部の外側で前記密封シート5を囲むように前記紙容器11を構成する内層に設けられた前記LDPEと熱接着され、内容物が前記密封シート側へ侵入しないように設けられている。この場合、密封シート5の芯層は、12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム50と15μmのエチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物のフィルム51であり、密封シート5の接着層は、40μmの低密度ポリエチレンフィルム52である。
【0019】
図3は本発明の窓付き紙容器の第2の実施形態を示す要部断面図であって、前記窓部3の断面を示したものである。前記紙容器11の前記側壁2の所定箇所に長穴形状の切欠部4が設けられ、前記切欠部4に内容物側から前記切欠部4を覆う大きさの密封シート5'が設けられ、窓部3が形成されたものである。前記密封シート5'は、40μmの低密度ポリエチレンフィルム52と、12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム50と、15μmのエチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物のフィルム51と、40μmの低密度ポリエチレンフィルム52’とが2液反応型ポリウレタン系接着剤(図示せず)で順次貼り合わされたものであって、前記切欠部4の周縁部において前記密封シート5'の前記低密度ポリエチレンフィルム52’と前記紙容器11を構成する内層に設けられた前記LDPEとが熱接着されて、内容物が漏れない程度に強固に密封されている。さらに、前記密封シート5'の端面が内容物と直に接触して内容物の影響によりガスバリアー性の低下、また、層間剥離や層間強度の低下をきたさないように、前記密封シート5'の端面を内容物から隔離するために略ドーナツ形状の保護シート6'が設けられている。前記保護シート6'は前記密封シート5'の端面を十分に覆う大きさであって、130 μmの低密度ポリエチレンフィルム単体からなり、前記密封シート5'の端面を挟むように、前記紙容器11を構成する内層に設けられた前記LDPEと前記密封シート5'の低密度ポリエチレン52とで熱接着され、内容物が前記密封シート5'の端面へ侵入しないように設けられている。このように保護シート6'を略ドーナツ形状にして密封シート5'の端面を内容物から保護する構成とすることにより、内容物を外側から見る場合に密封シート5'のみを介して見ることになり、内容物が見やすくなる。この場合、密封シート5'の芯層は、12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム50と15μmのエチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物のフィルム51であり、接着層は40μmの低密度ポリエチレンフィルム52と52’である。また、この略ドーナツ形状の保護シート6'は着色されたものであっても、不透明なものであっても構わない。
【0020】
また、図3の第2の実施形態においては、略ドーナツ形状とした保護シート6'を用いた実施例を説明したが、この場合、図2の第1の実施形態で説明した保護シート6を用いて図2で説明したように密封シートの周縁部の外側で密封シートを囲むように紙容器11を構成する内層に設けられたLDPEと熱接着した構成とすることもできるし、さらにその上に、保護シートと密封シート6'の低密度ポリエチレン52とを熱接着した構成とすることもできる。このように密封シートと保護シートとを熱接着して一体化させることにより、密封シートと保護シートとを一体化させない場合に比べて、内容物を外側から見る場合に内容物を見やすくすることができる。
【0021】
【実施例】
上記の発明について、以下に実施例を挙げて、さらに詳しく説明する。
実施例1
400g/m2の板紙の一方の面に高圧法低密度ポリエチレン(以下ECーLDPEという)を25μの厚さで押出コーテイングし、他方の面に、9μmのアルミニウム箔と12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイルム(PET)とを2液反応型ポリウレタン系接着剤で貼り合わせた貼合品の前記アルミニウム箔面を、エチレンーメタクリル酸共重合体(EMAA)を25μmの厚さで押出してサンドラミネーシヨンした。次いで、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイルム面に、40μmの高圧法低密度ポリエチレンフィルム(以下FーLDPEという)を高圧法低密度ポリエチレン(以下ECーLDPEという)を20μmの厚さで押出してサンドラミネーシヨンし、ECーLDPE25μm/板紙400g/EMAA25μm/アルミニウム箔9μm/PET12μm/ECーLDPE20μm/FーLDPE40μmの構成の積層体を作製した。該積層体を作製するに際しては、当然のことであるが、アンカーコート剤が必要に応じて用いられている。この積層体を用いて図1に示したような位置に長穴形状の切欠部を設けて、第1の実施形態で説明したものと同じ窓部を作製した。
実施例2
実施例1で作製した積層体を用いて図1に示したような位置に長穴形状の切欠部を設けて、第2実施形態で説明したものと同じ窓部を作製した。
比較例1
実施例1において保護シートのない、すなわち、密封シートのみの窓部を作製した。
比較例2
実施例2において保護シートのない、すなわち、密封シートのみの窓部を作製した。
【0022】
このように窓部が設けられた実施例1、2、および、比較例1、2の積層体を用いて、打抜、サック貼り加工を施して、ゲーベルトップ型の紙容器を作製し、それぞれの紙容器にウイスキー(アルコール度43°)、車用水垢取り液(アルカリ性PH12)、酢(酸性PH2)を窓部が完全に埋没するまで充填してのちに前記紙容器を密封し、40℃で3ヵ月間保存して、密封シートの状態をチェックし、その結果を表1に示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】
本発明の窓付き紙容器は、紙容器に切欠部を設け、該切欠部にガスバリアー性等に優れた構成の透明な密封シートを紙容器の内側から熱接着等することにより設けて窓部を構成していた従来の窓付き紙容器において、酸性やアルカリ性等の強い腐食性を示す内容物、または、アルコール等の強い浸透性を示す内容物、あるいは、液状物からなる内容物の場合に問題であった窓部を構成する前記密封シートの層間剥離や層間強度の低下、あるいは、前記透明シートのガスバリアー性の低下を防止することができるという顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる窓付き紙容器の1実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明にかかる窓付き紙容器の第1の実施形態を示す要部断面図である。
【図3】 本発明にかかる窓付き紙容器の第2の実施形態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 窓付き紙容器
2 側壁
3 窓部
4 切欠部
5,5' 密封シート
6,6' 保護シート
11 紙容器
50 2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
51 エチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物のフィルム
52,52’ 低密度ポリエチレンフィルム
90 熱接着部
Claims (1)
- 少なくとも紙層からなる基材層と、ガスバリアー層からなる中間層と、熱接着性樹脂層からなる内層とを備えた積層体からなる紙容器において、該紙容器に切欠部が設けられ、該切欠部の周縁部で前記紙容器の内層に、前記切欠部を密封するガスバリアー性に優れ且つ透明性を有する芯層と該芯層の両面に熱接着性樹脂層からなる接着層とを備えた透明な密封シートがその一方の接着層で熱接着され、前記密封シートと内容物が接触しないように熱接着性樹脂層からなる透明な保護シートが前記密封シートを覆うように設けられると共に、前記保護シートと前記密封シートとが該密封シートの他方の接着層で熱接着することにより一体化され、前記保護シートと前記紙容器の内層とが熱接着されていることを特徴とする窓付き紙容器。
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|---|---|---|---|
| JP05584198A JP4372858B2 (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 窓付き紙容器 |
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