JP5536390B2 - 包装用成形体 - Google Patents
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Description
形体の外側から樹脂フィルムを被覆する方法の何れにおいても深刻な課題が残されていた。
窓孔を有し、該窓孔を樹脂フィルムによって被覆した紙製の封筒状又は箱状の包装用成形体において、
該窓孔の一部又は全部とその周辺紙部を、表層である熱接着層と基層である未延伸ポリオレフィン層とを積層してなる熱接着性フィルムによって、該包装用成形体の内側から被覆すると共に、該熱接着性フィルムの熱接着層側を前記周辺紙部に熱接着してなり、
前記熱接着層が、下記(A)〜(C)から選ばれる少なくとも1種の共重合体からなることを特徴とする包装用成形体。
(A)シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体
(B)エチレン・酢酸ビニル共重合体
(C)エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体
前記熱接着層と未延伸ポリオレフィン層との間に、ポリオレフィンからなる中間層を有し、該中間層よりも、前記未延伸ポリオレフィン層の融点が高いことを特徴とする請求項1記載の包装用成形体。
前記熱接着性フィルムのHaze値が、20%以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の包装用成形体。
前記周辺紙部の熱接着部位が、破線状又はドット状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の包装用成形体。
の周辺紙部31を被覆し、周辺紙部31と熱接着性フィルム2の熱接着層21とは熱接着により接合されている。
(A)シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体
(B)エチレン・酢酸ビニル共重合体
(C)エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体
−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等を挙げることができる。エチレン・α−オレフィン共重合体中のα−オレフィンの含有量は、5〜40重量%が好ましく、より好ましくは7〜35重量%である。α−オレフィンの含有量が少ない場合、フィルムの衝撃強度、及び低温ヒートシール性が得られず、多すぎる場合は、耐ブロッキング性が損なわれる。α−オレフィン含有量は、13C−NMR法によって計測される。
なわれる。プロピレン単位及びα−オレフィン単位は、13C−NMR法によって計測することができる。
プロピレン・α−オレフィン共重合体のMFR(230℃、21.18N荷重)は、1〜20g/10分、好ましくは2〜20g/10分である。MFRの測定は、JIS−K6921−2:1997付属書(230℃、21.18N荷重)に準拠して行う。
多層環状ダイ付きの複数の押出機により溶融させてチューブ状にして押出し、ブロアなどから供給される空気を空冷リングから溶融チューブに吹き付けて冷却固化させた後、ガイド板を経てピンチロールにて折り畳み、引取機にて引き取る方法によって得ることができる。
らに、図2(c)に示すように、ドット状に熱接着部位Cを形成する方法も、広い面積にわたり一定の強度を得た上で、簡便に剥がせるので、より好ましい。
を形成する工程が不要であり、生産性が向上し、且つ安定する効果が得られる。
(1)樹脂
基層:
・WFX6:日本ポリプロピレン社製のシングルサイト触媒によるプロピレン・α−オレフィン共重合体(未延伸)、MFR=2g/10分、融点=125℃
・HE30:日本ポリエチレン社製、MFR=0.3g/10分、密度=0.92g/cm3
・PB260:二村化学工業社製、二軸延伸製膜加工したポリプロピレンフィルム(厚さ20μm、幅840mm)
・テフレックスFT:帝人デュポンフィルム社製、二軸延伸製膜加工したポリエチレンテレフタレート(厚20μm、幅840mm)
中間層:
・HE30:上記の基層で示したものと同一のものを使用。
熱接着層:
・KF260T:日本ポリエチレン社製、シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体、MFR=2g/10分,密度=0.903g/cm3
・ノバテックLV570:日本ポリエチレン社製のエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、MFR:15g/10分、酢酸ビニル(VA)含有量:20重量%
・NUC−6225;日本ユニカー社製エチレンエチルアクリレート共重合体(EEA)MFR5g/10分、エチルアクリレート(EA)含有量:13重量%
・XM138:日本ポリエチレン社製、線状低密度エチレン
押出機:住重モダンマシナリー社製 3種3層共押出成形機
押出機径:φ65mm
ダイス口径:350mm
押出機設定温度:180℃
ダイス設定温度:190℃
表1に示す配合、層比で、製膜した。その際、押出速度100kg/h、チューブ巾800mmとなるように調整し、インラインで熱接着層面にコロナ処理を施し、インラインスリットで耳を切り落として最終製品780mm巾のフィルム製品を得た。3種3層機で2層構成フィルムを製膜した。バブルの外層をKF260T(熱接着層)とし、残りの2層(基層)を同一のHE30(未延伸)として製膜した。しかる後、アウトラインスリットで50mm幅にスリットした。
得られた成形体について、以下の項目で評価を行った。
包装用成形体と熱接着性フィルムとの熱接着時における耐ブロッキング性を、以下の基準で評価した。
○:ブロッキングの発生無し、△:ブロッキングの発生やや有り、×:ブロッキングの発生有り
包装用成形体と熱接着性フィルムとを熱接着した直後において、臭気を以下の基準で確認した。結果を表1に示した。
○:溶剤臭無し、△:溶剤臭僅かに有り、×:溶剤臭有り
得られた包装用成形体におけるフィルム窓について、JIS K 7136に則った一般的な測定に基づいてHaze値を測定した。結果を表1に示した。
得られた包装用成形体をモニターに使用してもらい、包装用成形体に文字が印刷された紙を封入し、フィルムで被覆された窓孔を介して、文字の鮮明さを以下の基準で評価した。評価に当たっては20人のモニターにサンプルを渡し、感性として最も近い項を選んでもらい、その人数を表1に示した。
○:鮮明である、△:やや不鮮明である、×:不鮮明である
厚紙からフィルム部分を手で引き剥がし、剥離性を評価した。評価に当たっては20人のモニターにサンプルを渡し、感性として最も近い項を選んでもらい、その人数を表1に示した。
◎:殆ど紙剥けなく好適に分割できた、○:わずかに紙剥けしたが概ね良好に分割できた、△:紙剥けしたが分割できた、×:フィルムが途中で一部ちぎれた
熱接着層にノバテックLV570を用いた以外は実施例1と同様に成形体を得た。
熱接着層にNUC−6225を用いた以外は実施例1と同様に成形体を得た。
表に示す通り、基層にWFX6(未延伸)を用い、HE30からなる中間層を設け、表1に示す層比とした以外は実施例1と同様に成形体を得た。
シールバーの形状を、図2(b)に示す破線状にした以外は実施例4と同様に成形体を得た。
シールバーの形状を、図2(c)に示すドット状にした以外は実施例4や5と同様に成形体を得た。
紙を分割することができた。また、20人中16人はフィルム表面に紙の跡が僅かに残るのみで、紙剥けすることなく、非常に良好に剥がれた。7人は僅かに紙剥けしたが、良好に分割できた。4人は紙剥けはしたものの、紙とフィルムは分割できた。
表に示す通り、HE30のみを用いる以外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルムを溶剤式の接着剤を用いて厚紙に接着し、成形体を得た。接着剤の塗布形状は、図2(a)に示す線状とした。
表に示す通り、接着剤にホットメルトタイプのものを用いた以外は比較例1と同様にしてフィルムを得、厚紙に接着し、成形体を得た。
基層となる基材として、二軸延伸製膜加工したポリプロピレンフィルム(PB260)を使用し、熱接着層を線状低密度エチレン(XM138)として、押出機に装着したTダイから、樹脂温度240℃、実効ダイス巾1100mm、冷却ロール表面仕様 ミラー調、肉厚が15μmにて、溶融押出しした。
基層を二軸延伸製膜加工したポリエチレンテレフタレート(テフレックスFT)とした以外は比較例3と同様にして、積層フィルムを得た。
押出ラミネートの冷却ロール表面仕様をDUCマット調とした以外は比較例3と同様にして、積層フィルムを得た。
2:熱接着性フィルム
21:熱接着層
22:中間層
23:基層
3:紙
30:窓孔
31:窓孔の周辺紙部
Claims (4)
- 窓孔を有し、該窓孔を樹脂フィルムによって被覆した紙製の封筒状又は箱状の包装用成形体において、
該窓孔の一部又は全部とその周辺紙部を、表層である熱接着層と基層である未延伸ポリオレフィン層とを積層してなる熱接着性フィルムによって、該包装用成形体の内側から被覆すると共に、該熱接着性フィルムの熱接着層側を前記周辺紙部に熱接着してなり、
前記熱接着層が、下記(A)〜(C)から選ばれる少なくとも1種の共重合体からなることを特徴とする包装用成形体。
(A)シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体
(B)エチレン・酢酸ビニル共重合体
(C)エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体 - 前記熱接着層と未延伸ポリオレフィン層との間に、ポリオレフィンからなる中間層を有し、該中間層よりも、前記未延伸ポリオレフィン層の融点が高いことを特徴とする請求項1記載の包装用成形体。
- 前記熱接着性フィルムのHaze値が、20%以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の包装用成形体。
- 前記周辺紙部の熱接着部位が、破線状又はドット状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の包装用成形体。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2009185239A JP5536390B2 (ja) | 2009-08-07 | 2009-08-07 | 包装用成形体 |
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| JP2009185239A Active JP5536390B2 (ja) | 2009-08-07 | 2009-08-07 | 包装用成形体 |
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