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JP4372879B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は絶縁表面を有する基板上に薄膜トランジスタで構成された回路を有する半導体装置およびその作製方法に関する。例えば、液晶表示装置に代表される電気光学装置および電気光学装置を搭載した電子機器の構成に関する。尚、本願明細書において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能する装置全般を指し、上記電気光学装置およびその電気光学装置を搭載した電子機器をその範疇に含んでいる。
【0002】
【従来の技術】
絶縁表面を有する基板上に、薄膜トランジスタ(以下、TFTと記す)で形成した大面積集積回路を有する半導体装置の開発が進んでいる。アクティブマトリクス型液晶表示装置、EL表示装置、および密着型イメージセンサはその代表例として知られている。TFTはその構造や作製方法によって分類されている。特に、結晶構造を有する半導体膜を活性層にしたTFT(結晶質TFT)は電界効果移動度が高いことから、いろいろな機能回路を形成することも可能であった。
【0003】
例えば、アクティブマトリクス型液晶表示装置には、機能ブロックごとにnチャネル型TFTで構成される画素マトリクス回路や、CMOS回路を基本としたシフトレジスタ回路、レベルシフタ回路、バッファ回路、サンプリング回路などの集積回路が一枚の基板上に形成された。また、密着型イメージセンサでは、サンプルホールド回路、シフトレジスタ回路、マルチプレクサ回路などの集積回路がTFTを用いて形成されていた。
【0004】
これらの回路はそれぞれにおいて動作条件が必ずしも同一でないので、当然TFTに要求される特性も少なからず異なっていた。画素マトリクス回路においては、nチャネル型TFTから成るスイッチ素子と補助の保持容量を設けた構成であり、液晶に電圧を印加して駆動させるものである。ここで、液晶は交流で駆動させる必要があり、フレーム反転駆動と呼ばれる方式が採用されていた。従って、要求されるTFTの特性は、漏れ電流を十分低減させておく必要があった。また、バッファ回路は高い駆動電圧が印加されるため、耐圧を高めておく必要があった。また電流駆動能力を高めるために、オン電流を十分確保する必要があった。
【0005】
しかし、結晶質TFTのオフ電流は高くなりやすいといった問題点があった。そして、結晶質TFTは信頼性の面で依然LSIなどに用いられるMOSトランジスタ(単結晶半導体基板上に作製されるトランジスタ)に及ばないとされている。例えば、結晶質TFTにはオン電流の低下といった劣化現象が観測されることがあった。この原因はホットキャリア効果であり、ドレイン近傍の高電界によって発生したホットキャリアが劣化現象を引き起こすものと考えられていた。
【0006】
TFTの構造には、低濃度ドレイン(LDD:Lightly Doped Drain)構造が知られている。この構造はチャネル領域と、高濃度に不純物が添加されるソース領域またはドレイン領域との間に低濃度の不純物領域を設けたものであり、この低濃度不純物領域はLDD領域と呼ばれている。LDD構造はさらにゲート電極との位置関係により、ゲート電極とオーバーラップするGOLD(Gate-drain Overlapped LDD)構造や、ゲート電極とオーバーラップしないオフセットLDD構造などがある。GOLD構造は、ドレイン近傍の高電界を緩和してホットキャリア効果を防ぎ、信頼性を向上させることができた。例えば、「Mutsuko Hatano,Hajime Akimoto and Takeshi Sakai,IEDM97 TECHNICAL DIGEST,p523-526,1997」では、シリコンで形成したサイドウォールによるGOLD構造であるが、他の構造のTFTと比べ、きわめて優れた信頼性が得られることが確認されている。
【0007】
さらに、直視用やプロジェクター用に使用されるアクティブマトリクス型液晶表示装置は、TFTに入射する迷光を遮るために遮光膜を設ける必要があった。遮光膜はTFTの配列に合わせて、TFTが形成される基板か、または対向する基板に形成されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、GOLD構造では通常のLDD構造に比べてオフ電流が大きくなってしまう問題がった。オフ電流の増加を防ぐために、一つのTFTに複数のチャネル形成領域と、その複数のチャネル形成領域のそれぞれに対応して設けられた複数のゲート電極とを設けたマルチゲート・マルチチャネル構造とすることも可能であるが、GOLD構造のTFTはそれだけでは不十分であった。したがって、大面積集積回路のTFTをすべて同じ構造で形成することは必ずしも好ましくなかった。例えば、画素マトリクス回路を構成するnチャネル型TFTでは、オフ電流が増加すると消費電力が増えたり画像表示に異常が現れたりするので、GOLD構造の結晶質TFTをそのまま適用することは好ましくなかった。また、オフセットLDD構造は直列抵抗の増加により、オン電流が低下してしまうことが問題であった。オン電流はTFTのチャネル幅などにより自由に設計できるものではあるが、例えば、バッファ回路を構成するTFTにオフセットTFTを設ける必要は必ずしもなかった。
【0009】
また、直視用やプロジェクター用に使用されるアクティブマトリクス型液晶表示装置において、その画質を向上させるために開口率を向上させることは重要な課題であった。開口率を向上させるためには、遮光膜を形成する領域を可能な限り縮小させれば良いが、そのためには、画素マトリクス回路のTFTや保持容量を形成するための面積を小さくする必要があった。しかしながら、オフ電流を下げるため画素TFTをマルチゲート・マルチチャネル構造とすると、デザインルール上の制約からTFTのサイズは必然的に大きくなってしまった。
【0010】
本発明はこのような課題を解決するための技術であり、MOSトランジスタと同等かそれ以上の信頼性が得られる結晶質TFTを実現することを目的としている。そして、そのような結晶質TFTでさまざまな機能回路を形成した大面積集積回路を有する半導体装置の信頼性を高めることを目的としている。
【0011】
また、本発明の他の目的は、画素マトリクス回路のTFTと保持容量の構成に関し、アクティブマトリクス型液晶表示装置の開口率を向上させることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明の構成は、絶縁表面を有する基板上に、島状半導体層と、前記島状半導体層に接して形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜に接し、かつ前記島状半導体層に対応して設けられた一つのゲート電極とを有する半導体装置において、前記島状半導体層は、複数のチャネル形成領域と、ソース領域またはドレイン領域を形成する一導電型の第1の不純物領域と、前記第1の不純物領域に接して形成された一導電型の第3の不純物領域と、一端が前記第3の不純物領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域とを有し、前記第2の不純物領域と、前記複数のチャネル形成領域とは、前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極と重なっていることを特徴としている。また、前記島状半導体層に、複数のチャネル形成領域と、ソース領域またはドレイン領域を形成する一導電型の第1の不純物領域と、一端が前記第1の不純物領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域と両端がチャネル形成領域に接して形成された、一導電型の第2の不純物領域とを有し、前記第2の不純物領域と、前記複数のチャネル形成領域とは、前記ゲート絶縁膜を介して、前記ゲート電極と重なっている構成としても良い。
【0013】
本発明の他の構成は、nチャネル型薄膜トランジスタで形成されたマトリクス回路を有する半導体装置において、前記nチャネル型薄膜トランジスタは、複数のチャネル形成領域と、ソース領域またはドレイン領域を形成する、一導電型の第1の不純物領域と、前記第1の不純物領域に接して形成された一導電型の第3の不純物領域と、一端が前記第3の不純物領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域とを有し、前記第2の不純物領域と、前記複数のチャネル形成領域とは、ゲート絶縁膜を介して前記nチャネル型薄膜トランジスタに対応して設けられた一つのゲート電極と重なっていることを特徴としている。
【0014】
また、本発明の他の構成は、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型薄膜トランジスタとで形成されたCMOS回路を有する半導体装置において、前記複数のnチャネル型薄膜トランジスタは、複数のチャネル形成領域と、ソース領域またはドレイン領域を形成する一導電型の第1の不純物領域と、前記第1の不純物領域に接して形成された一導電型の第3の不純物領域と、一端が前記第3の不純物領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域とを有し、前記第2の不純物領域と、前記複数のチャネル形成領域とは、ゲート絶縁膜を介して前記nチャネル型薄膜トランジスタに対応して設けられた一つのゲート電極と重なっていることを特徴としている。また、前記複数のnチャネル型薄膜トランジスタは、複数のチャネル形成領域と、ソース領域またはドレイン領域を形成する一導電型の第1の不純物領域と、一端が前記第1の不純物領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域とを有し、前記第2の不純物領域と、前記複数のチャネル形成領域とは、ゲート絶縁膜を介して、前記nチャネル型薄膜トランジスタに対応して設けられた一つのゲート電極と重なっている構成としても良い。
【0015】
本発明の他の構成は、マトリクス状に配置された複数の薄膜トランジスタと、該複数の薄膜トランジスタの各々に対応して設けられた保持容量を有する半導体装置であって、前記薄膜トランジスタは、島状半導体層と、前記島状半導体層に接して形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜に接し、かつ前記島状半導体層に対応して設けられた一つのゲート電極とを有し、前記島状半導体層は、複数のチャネル形成領域と、ソース領域またはドレイン領域を形成する一導電型の第1の不純物領域と、前記第1の不純物領域に接して形成された一導電型の第3の不純物領域と、ゲート絶縁膜を介して、ゲート電極と重なって設けられ、一端が前記第3の不純物領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域とを有し、前記保持容量は、前記薄膜トランジスタ上に第1の開孔部を有する第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層を介して、前記薄膜トランジスタ上に形成された導電膜と、前記導電膜上に延在した画素電極と、前記導電膜と前記画素電極との間に設けられた誘電体膜とから形成され、前記第1の開孔部を介して、前記薄膜トランジスタに接続されていることを特徴としている。また、前記薄膜トランジスタは、島状半導体層と、前記島状半導体層に接して形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜に接し、かつ前記島状半導体層に対応して設けられた一つのゲート電極とを有し、前記島状半導体層は、複数のチャネル形成領域と、ソース領域またはドレイン領域を形成する一導電型の第1の不純物領域と、前記第1の不純物領域に接して形成された一導電型の第3の不純物領域と、ゲート絶縁膜を介して、ゲート電極と重なって設けられ、一端が前記第3の不純物領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域とを有し、前記保持容量は、前記薄膜トランジスタ上に第1の開孔部を有する第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層上にパターン形成され、前記第1の開孔部に重なる第2の開孔部を有する第2の絶縁層と、前記第1の絶縁層を介して、前記薄膜トランジスタ上に形成された導電膜と、前記導電膜上に延在した画素電極と、前記導電膜と前記画素電極との間に設けられた誘電体膜と、から形成され、前記第1の開孔部と第2の開孔部とを介して、前記薄膜トランジスタに接続された構造としても良い。
【0016】
本発明の他の構成は、マトリクス状に配置された複数の薄膜トランジスタと、該複数の薄膜トランジスタの各々に対応して設けられた保持容量と画素電極と、該画素電極上に形成された配向膜とを有する半導体装置であって、前記薄膜トランジスタは、島状半導体層と、前記島状半導体層に接して形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜に接し、かつ前記島状半導体層に対応して設けられた一つのゲート電極とを有し、前記島状半導体層は、複数のチャネル形成領域と、ソース領域またはドレイン領域を形成する一導電型の第1の不純物領域と、前記第1の不純物領域に接して形成された一導電型の第3の不純物領域と、ゲート絶縁膜を介して、ゲート電極と重なって設けられ、一端が前記第3の不純物領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域とを有し、前記保持容量は、前記薄膜トランジスタ上に第1の開孔部を有する第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層を介して、前記薄膜トランジスタ上に形成された導電膜と、前記導電膜上に延在した前記画素電極と、前記導電膜と前記画素電極との間に設けられた誘電体膜と、から形成され、前記第1の開孔部を介して、前記薄膜トランジスタに接続され、前記配向膜は、前記誘電体膜と同じ材料で形成されていることを特徴としている。また、前記薄膜トランジスタは、島状半導体層と、前記島状半導体層に接して形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜に接し、かつ前記島状半導体層に対応して設けられた一つのゲート電極とを有し、前記島状半導体層は、複数のチャネル形成領域と、ソース領域またはドレイン領域を形成する一導電型の第1の不純物領域と、前記第1の不純物領域に接して形成された一導電型の第3の不純物領域と、ゲート絶縁膜を介して、ゲート電極と重なって設けられ、一端が前記第3の不純物領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域とを有し、前記保持容量は、前記薄膜トランジスタ上に第1の開孔部を有する第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層上にパターン形成され、前記第1の開孔部に重なる第2の開孔部を有する第2の絶縁層と、前記第1の絶縁層を介して、前記薄膜トランジスタ上に形成された導電膜と、前記導電膜上に延在した前記画素電極と、前記導電膜と前記画素電極との間に設けられた誘電体膜とから形成され、前記第1の開孔部と第2の開孔部とを介して、前記薄膜トランジスタに接続され、前記配向膜は、前記誘電体膜と同じ材料で形成されている構成としても良い。
【0017】
また、本発明の半導体装置の作製方法は、絶縁表面を有する基板上に、島状半導体層を形成する工程と、前記島状半導体層に接して、ゲート絶縁膜を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、ソース領域またはドレイン領域を形成する第1の不純物領域を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、前記第1の不純物領域に接する第3の不純物領域と、一端が前記第3の不純物領域に接する第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接する第2の不純物領域と、を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して、前記第2の不純物領域と重なるゲート電極を形成する工程とを有することを特徴としている。
【0018】
また、本発明の他の構成は、絶縁表面を有する基板上に、島状半導体層を形成する工程と、前記島状半導体層に接して、ゲート絶縁膜を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、ソース領域またはドレイン領域を形成する第1の不純物領域を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、一端が前記第1の不純物領域に接する第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接する第2の不純物領域とを形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して、前記第2の不純物領域と重なるゲート電極を形成する工程とを有することを特徴としている。
【0019】
また、本発明の他の構成は、nチャネル型薄膜トランジスタで形成されたマトリクス回路を有する半導体装置の作製方法において、前記nチャネル型薄膜トランジスタは、絶縁表面を有する基板上に、島状半導体層を形成する工程と、前記島状半導体層に接して、ゲート絶縁膜を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、ソース領域またはドレイン領域を形成する第1の不純物領域を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、前記第1の不純物領域に接する第3の不純物領域と、一端が前記第3の不純物領域に接する第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接する第2の不純物領域とを形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して、前記第2の不純物領域と重なるゲート電極を形成する工程とから形成されることを特徴としている。
【0020】
また、本発明の他の構成は、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型薄膜トランジスタとで形成されたCMOS回路を有する半導体装置の作製方法において、前記nチャネル型薄膜トランジスタは、絶縁表面を有する基板上に、島状半導体層を形成する工程と、前記島状半導体層に接して、ゲート絶縁膜を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、ソース領域またはドレイン領域を形成する第1の不純物領域を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、前記第1の不純物領域に接する第3の不純物領域と、一端が前記第3の不純物領域に接する第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接する第2の不純物領域とを形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して、前記第2の不純物領域と重なるゲート電極を形成する工程とから形成されることを特徴としている。
【0021】
また、本発明の他の構成は、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型薄膜トランジスタとで形成されたCMOS回路を有する半導体装置の作製方法において、前記nチャネル型薄膜トランジスタは、絶縁表面を有する基板上に、島状半導体層を形成する工程と、前記島状半導体層に接して、ゲート絶縁膜を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、ソース領域またはドレイン領域を形成する第1の不純物領域を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、一端が前記第1の不純物領域に接する第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接する第2の不純物領域とを形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して、前記第2の不純物領域と重なるゲート電極を形成する工程と、から形成されることを特徴としている。
【0022】
また、本発明の他の構成は、マトリクス状に配置された複数の薄膜トランジスタと、該複数の薄膜トランジスタの各々に対応して設けられた保持容量を有する半導体装置の作製方法において、前記薄膜トランジスタは、絶縁表面を有する基板上に、島状半導体層を形成する工程と、前記島状半導体層に接して、ゲート絶縁膜を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、ソース領域またはドレイン領域を形成する第1の不純物領域を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、前記第1の不純物領域に接する第3の不純物領域と、一端が前記第3の不純物領域に接する第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接する第2の不純物領域とを形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して、前記第2の不純物領域と重なるゲート電極を形成する工程とから形成され、前記保持容量は、前記薄膜トランジスタ上に第1の開孔部を有する第1の絶縁層を形成する工程と、前記第1の絶縁層上を介して、前記薄膜トランジスタ上に、導電膜を形成する工程と、前記導電膜上に誘電体膜を形成する工程と、前記誘電体膜を介して、前記導電膜上に画素電極を延在させて形成する工程とから形成されることを特徴としている。
【0023】
また、本発明の他の構成は、マトリクス状に配置された複数の薄膜トランジスタと、該複数の薄膜トランジスタの各々に対応して設けられた保持容量を有する半導体装置の作製方法において、前記薄膜トランジスタは、絶縁表面を有する基板上に、島状半導体層を形成する工程と、前記島状半導体層に接して、ゲート絶縁膜を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、ソース領域またはドレイン領域を形成する第1の不純物領域を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、前記第1の不純物領域に接する第3の不純物領域と、一端が前記第3の不純物領域に接する第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接する第2の不純物領域と、を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して、前記第2の不純物領域と重なるゲート電極を形成する工程とから形成され、前記保持容量は、前記薄膜トランジスタ上に第1の開孔部を有する第1の絶縁層を形成する工程と、前記第1の絶縁層上の一部に、前記第1の開孔部と重なる第2の開孔部を有する第2の絶縁層を形成する工程と、前記第1の絶縁層上を介して、前記薄膜トランジスタ上に、導電膜を形成する工程と、前記導電膜上に誘電体膜を形成する工程と、前記誘電体膜を介して、前記導電膜上に画素電極を延在させて形成する工程とから形成されることを特徴としている。
【0024】
また、本発明の他の構成は、マトリクス状に配置された複数の薄膜トランジスタと、該複数の薄膜トランジスタの各々に対応して設けられた保持容量と画素電極と、該画素電極上に形成された配向膜と、を有する半導体装置の作製方法において、前記薄膜トランジスタは、絶縁表面を有する基板上に、島状半導体層を形成する工程と、前記島状半導体層に接して、ゲート絶縁膜を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、ソース領域またはドレイン領域を形成する第1の不純物領域を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、前記第1の不純物領域に接する第3の不純物領域と、一端が前記第3の不純物領域に接する第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接する第2の不純物領域とを形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して、前記第2の不純物領域と重なるゲート電極を形成する工程とから形成され、前記保持容量は、前記薄膜トランジスタ上に第1の開孔部を有する第1の絶縁層を形成する工程と、前記第1の絶縁層上を介して、前記薄膜トランジスタ上に、導電膜を形成する工程と、前記導電膜上に誘電体膜を形成する工程と、前記誘電体膜を介して、前記導電膜上に前記画素電極を延在させて形成する工程とから形成され、前記配向膜は、前記誘電体膜と同じ材料で形成することを特徴としている。
【0025】
また、本発明の他の構成は、マトリクス状に配置された複数の薄膜トランジスタと、該複数の薄膜トランジスタの各々に対応して設けられた保持容量と画素電極と、該画素電極上に形成された配向膜と、を有する半導体装置の作製方法において、前記薄膜トランジスタは、絶縁表面を有する基板上に、島状半導体層を形成する工程と、前記島状半導体層に接して、ゲート絶縁膜を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、ソース領域またはドレイン領域を形成する第1の不純物領域を形成する工程と、一導電型の不純物元素を前記島状半導体層の選択された領域に添加して、前記第1の不純物領域に接する第3の不純物領域と、一端が前記第3の不純物領域に接する第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接する第2の不純物領域とを形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して、前記第2の不純物領域と重なるゲート電極を形成する工程と、から形成され、前記保持容量は、前記薄膜トランジスタ上に第1の開孔部を有する第1の絶縁層を形成する工程と、前記第1の絶縁層上の一部に、前記第1の開孔部と重なる第2の開孔部を有する第2の絶縁層を形成する工程と、前記第1の絶縁層上を介して、前記薄膜トランジスタ上に、導電膜を形成する工程と、前記導電膜上に誘電体膜を形成する工程と、前記誘電体膜を介して、前記導電膜上に前記画素電極を延在させて形成する工程とから形成され、前記配向膜は、前記誘電体膜と同じ材料で形成する、ことを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
本発明の実施形態を図1〜図3を用いて説明する。ここでは、画素マトリクス回路とその周辺に設けられる駆動回路のTFTを同時に作製する方法について説明する。
【0027】
(島状半導体層、ゲート絶縁膜形成の工程)
図1において、基板101には、耐熱性の観点から石英基板を使用した。基板101のTFTが形成される表面には、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、または窒酸化シリコン膜からなる下地膜102をプラズマCVD法やスパッタ法で100〜400nmの厚さに形成した。下地膜102は、窒化シリコン膜を25〜100nm、ここでは50nmの厚さに、酸化シリコン膜を50〜300nm、ここでは150nmの厚さとした2層構造でに形成しても良い(図示せず)。下地膜102は基板からの不純物汚染を防ぐために設けられるものであり、石英基板を用いた場合には必ずしも設ける必要はない。次に、この下地膜102の上に20〜100nmの厚さの、非晶質シリコン膜を公知の成膜法で形成した。非晶質シリコン膜は含有水素量にもよるが、好ましくは400〜550℃で数時間加熱して脱水素処理を行い、含有水素量を5atom%以下として、結晶化の工程を行うことが望ましい。また、非晶質シリコン膜をスパッタ法や蒸着法などの他の作製方法で形成しても良いが、膜中に含まれる酸素、窒素などの不純物元素を十分低減させておくことが望ましい。下地膜と非晶質シリコン膜とは、同じ成膜法で形成することが可能であるので、両者を連続形成しても良い。下地膜を形成後、一旦大気雰囲気にさらされないようにすることで表面の汚染を防ぐことが可能となり、作製されるTFTの特性バラツキを低減させることができる。非晶質シリコン膜から結晶質シリコン膜を形成する工程は、公知のレーザー結晶化技術または熱結晶化の技術を用いれば良い。また、シリコンの結晶化を助長する触媒元素を用いて熱結晶化の方法で結晶質シリコン膜を作製しても良い。その他に、微結晶シリコン膜を用いても良いし、結晶質シリコン膜を直接堆積成膜しても良い。さらに、単結晶シリコンを基板上に貼りあわせるSOI(Silicon On Insulators)の公知技術を使用して結晶質シリコン膜を形成しても良い。こうして形成された結晶質シリコン膜の不要な部分をエッチング除去して、島状半導体層103〜106を形成した。結晶質シリコン膜のnチャネル型TFTが作製される領域には、しきい値電圧を制御するため、あらかじめ1×1015〜5×1017cm-3程度の濃度でボロン(B)を添加しておいても良い。次に、島状半導体層103〜106を覆って、酸化シリコンまたは窒化シリコンを主成分とするゲート絶縁膜107を形成した。ゲート絶縁膜107は、10〜200nm、好ましくは50〜150nmの厚さに形成すれば良い。例えば、プラズマCVD法でN2OとSiH4を原料とした窒化酸化シリコン膜を75nm形成し、その後、酸素雰囲気中または酸素と塩酸の混合雰囲気中、800〜1000℃で熱酸化して115nmのゲート絶縁膜としても良い(図1(A))。
【0028】
(低濃度不純物領域の形成)
nチャネル型TFTに、LDD領域となる低濃度不純物領域(本発明では第2の不純物領域、および第3の不純物領域と記す)を形成するために、島状半導体層103の全面と、島状半導体層104〜105のチャネル形成領域を覆うレジストマスク108〜111を形成した。このとき、配線を形成する領域にもレジストマスクを形成しておいても良い。そして、n型を付与する不純物元素を添加して低濃度不純物領域を形成する工程を行った。ここでは、リンを用い、フォスフィン(PH3)を用いたイオンドープ法で行った。この工程では、ゲート絶縁膜107を通してその下の半導体層にリンを添加した。添加するリン濃度は、1×1016〜1×1019atoms/cm3の範囲にするのが好ましく、ここでは1×1018atoms/cm3とした。そして、島状半導体層にリンが添加された低濃度不純物領域112〜120が形成された。本発明の構成を実現するため、例えば、画素マトリクス回路の島状半導体層106には2つ以上の低濃度不純物領域が形成された。その後、窒素雰囲気中で400〜900℃、好ましくは600〜800℃で1〜12時間の熱処理を行ない、この工程で添加されたn型を付与する不純物元素を活性化する工程を行なった(図1(B))。
【0029】
(ゲート電極用および配線用導電膜の形成)
第1の導電膜121を、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)から選ばれた元素を主成分とする導電性材料で、10〜100nmの厚さに形成した。第1の導電層には、窒化タンタル(TaN)や窒化タングステン(WN)を用いることができる。また、図示しないが、第1の導電膜の下にシリコン膜を2〜20nm程度の厚さで形成しておいても良い。続いて、アルミニウム(Al)や銅(Cu)を主成分とする第2の導電膜122を、100〜300nmの厚さに形成した(図1(C))。そして、入出力端子から駆動回路の入出力までの配線が形成される領域に、第2の導電膜による配線123を形成した。例えば、第2の導電膜にAlを用いれば、リン酸溶液により下地TaNと選択性良くエッチングすることができた。さらに、第1の導電層121と配線123上に第3の導電膜124をTa、Ti、Mo、Wから選ばれた元素を主成分とする導電性材料で、100〜400nmの厚さに形成した。例えば、Taを200nmの厚さに形成すれば良い(図1(C))。
【0030】
(ゲート電極(p−ch)、配線電極の形成とBドープの工程)
レジストマスク125〜130を形成し、第1の導電膜と第3の導電膜の一部をエッチング除去して、入出力端子から駆動回路の入出力までの配線131、pチャネル型TFTのゲート電極132、駆動回路内のゲート配線135、画素マトリクス回路内のゲート配線136を形成した。配線131は第2の導電膜(Al)が第1の導電膜(TaN)と第3の導電膜(Ta)とで覆われたクラッド型の構造で完成された。このような構造とすることで、配線抵抗を下げると同時に耐熱性を高めることができた。nチャネル型TFTのゲート電極は後の工程で形成するため、第1の導電膜と第3の導電膜が半導体層104〜106上の全面で残るようにした。そして、レジストマスク125〜130をそのまま残してマスクとし、pチャネル型TFTが形成される半導体層103の一部に、p型を付与する不純物元素を添加するの工程を行った。ここではボロンをその不純物元素として、ジボラン(B26)を用いてイオンドープ法で添加した。ここでは2×1020atoms/cm3の濃度にボロンを添加した。そして、図2(A)に示すようにボロンが高濃度に添加された第4の不純物領域138、139が形成された。また、この工程において、レジストマスク125〜130を使用してゲート絶縁膜107の一部をエッチング除去して、島状半導体層103の一部を露出させた後、p型を付与する不純物元素を添加するの工程を行っても良い。
【0031】
(ゲート電極(n−ch)の形成)
レジストマスク140〜145を形成し、nチャネル型TFTのゲート電極146〜148を形成した。このときゲート電極146〜148は低濃度不純物領域112〜120と一部が重なるように形成した(図2(B))。
【0032】
(Pドープの工程)
レジストマスク149〜154を形成し、nチャネル型TFTにおいて、ソース領域またはドレイン領域として機能する第1の不純物領域を形成する工程を行なった。レジストマスク151、154はnチャネル型TFTのゲート電極146、148と、第2の不純物領域112,117,120の一部を覆う形で形成された。これは、オフセットLDD領域となる第3の不純物領域を形成するためのものであった。そして、n型を付与する不純物元素を添加して第1の不純物領域を形成して、ソース領域となる第1の不純物領域156、157、192とドレイン領域となる第1の不純物領域155、158、160が形成された。ここでも、フォスフィン(PH3)を用いたイオンドープ法で行い、この領域のリンの濃度はn型を付与する第1の不純物元素を添加する工程と比較して高濃度であり、1×1019〜1×1021atoms/cm3とするのが好ましく、ここでは1×1020atoms/cm3とした。また、レジストマスク149〜154を使用してゲート絶縁膜107の一部をエッチング除去して、島状半導体層104〜106の一部を露出させた後、n型を付与する不純物元素を添加するの工程を行っても良い(図2(C))。
【0033】
(熱活性化の工程)
ゲート絶縁膜、ゲート電極上の全面に(島状半導体層103〜106の一部が露出されている場合にはその上面にも)第1の層間絶縁膜161を形成した。第1の層間絶縁膜は窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、または窒酸化シリコン膜で形成すれば良い。また、窒化シリコン膜と、酸化シリコン膜または窒酸化シリコン膜の2層構造としても良い(図示せず)。いずれにしても、第1の層間絶縁膜は500〜1000nmの厚さとなるように形成すれば良い。その後、それぞれの濃度で添加されたn型またはp型を付与する不純物元素を活性化するための熱処理の工程を行った。この工程は、電気加熱炉を用いた熱アニール法や、ハロゲンランプを用いたラピットサーマルアニール法(RTA法)で行うことができる。ここでは熱アニール法で活性化の工程を行った。加熱処理は、窒素雰囲気中において300〜700℃、好ましくは350〜550℃、ここでは500℃、2時間の熱処理を行った。さらに、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行い、島状半導体層を水素化する工程を行った。この工程は、プラズマ水素化法を用い、プラズマ化されることにより生成された水素雰囲気中で200〜450℃の熱処理を行っても良い(図3(A))。
【0034】
(ソース・ドレイン電極、層間絶縁膜の形成)
第1の層間絶縁膜161にはその後、それぞれのTFTのソース領域と、ドレイン領域に達するコンタクトホールが形成された。そして、ソース電極162、165、166、168と、ドレイン電極163、164、167、169を形成した。図示していないが、本実施例ではこの電極を、Ti膜を100nm、Tiを含むAl膜300nm、Ti膜150nmをスパッタ法で連続して形成した3層構造の電極として用いた。また同時に入出力端子から駆動回路の入出力までの配線200、駆動回路内のソース配線198、画素マトリクス回路内のソース配線199が形成された。そして、第1の層間絶縁膜、ソース電極、ドレイン電極、およびそれぞれの配線電極上にパッシベーション膜170を形成した。パッシベーション膜170は、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、または窒酸化シリコン膜で50〜500nmの厚さで形成した。この状態で水素化処理を行うことは、TFTの特性向上に対して好ましかった。例えば、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行うと良かったし、プラズマ水素化法を用い、プラズマ化されることにより生成された水素雰囲気中で200〜450℃の熱処理を行っても良い。その後、ドレイン電極169上のパッシベーション膜の一部を除去してコンタクトホールを形成し、さらに、有機樹脂からなる第2の層間絶縁膜210を約1000nmの厚さに形成した。有機樹脂膜としては、ポリイミド、アクリル、ポリイミドアミド等を使用することができる。有機樹脂膜を用いることの利点は、成膜方法が簡単である点や、比誘電率が低いので、寄生容量を低減できる点、平坦性に優れる点などが上げられる。なお上述した以外の有機樹脂膜を用いることもできる。ここでは、基板に塗布後、熱重合するタイプのポリイミドを用い、300℃で焼成して形成した。
【0035】
(保持容量、画素電極の形成)
第2の層間絶縁膜上に遮光膜171を形成する工程を行った。遮光膜171は、Ti、Al、Cr、Ta、Wから選ばれた元素を主成分とする膜で形成した。そして、遮光膜171上および第2の層間絶縁膜上に、誘電体膜172を50〜200nmの厚さで形成した。この誘電体膜172は、酸化シリコン膜や窒化シリコン膜などの無機絶縁膜で形成しても良いが、ピンホールのない誘電体膜を形成するにはポリイミドを主成分とする有機絶縁膜で形成する方が適していた。例えば、ポリイミドを用いる場合には、誘電率3.0〜3.8(1kHz)、体積固有抵抗7×1015〜1×1017Ωcmの液晶配向膜材料をそのまま使用しすることが可能であった。このようなポリイミド膜は、凸版印刷法やスピンコート法で形成することができた。但し、溶液の粘度が25〜35cpと低い場合には、誘電体の膜厚をかせぐために重ね塗りをする必要もあった。そして、誘電体膜172に設けられた開孔部223と第2の層間絶縁膜210に設けられた開孔部221と、パッシベーション膜170に設けられた開孔部220で、ドレイン電極169に達するコンタクトホールを形成し、画素電極173を形成した。画素電極173は、透過型液晶表示装置とする場合には透明導電膜を用い、反射型の液晶表示装置とする場合には金属膜を用いれば良い。ここでは透過型の液晶表示装置とするために、酸化インジウム・スズ(ITO)膜を100nmの厚さにスパッタ法で形成した。画素電極173は、誘電体膜172を介して遮光膜171上まで延在して形成され、画素電極173が遮光膜171と重なる領域で保持容量が形成された(図3(B))。
【0036】
以上の工程で、画素マトリクス回路とその周辺に設けられる駆動回路のTFTが同一基板上に形成されたアクティブマトリクス基板が作製された。
【0037】
CMOS回路のpチャネル型TFT201には、チャネル形成領域174、第4の不純物領域175、176が形成された。そして、第4の不純物領域175はソース領域として、第4の不純物領域176はドレイン領域となった。
【0038】
nチャネル型TFT202には、チャネル形成領域177、第1の不純物領域178、179、ゲート絶縁膜を介してゲート電極と重なる第2の不純物領域180、181a、ゲート電極と重ならない第3の不純物領域181bが形成された。第1の不純物領域178はソース領域として、第1の不純物領域179はドレイン領域として機能した。
【0039】
nチャネル型TFT203には、複数のチャネル形成領域182,183、第1の不純物領域184、188、ゲート絶縁膜を介してゲート電極と重なる複数の第2の不純物領域185〜187が形成された。第1の不純物領域184はソース領域として、第1の不純物領域188はドレイン領域として機能した。
【0040】
また、画素マトリクス回路のnチャネル型TFT204には、複数のチャネル形成領域189〜191、第1の不純物領域192、197、ゲート絶縁膜を介してゲート電極と重なる複数の第2の不純物領域193a、194、195、196a、ゲート電極と重ならない第3の不純物領域193b、196bが形成された。
【0041】
本発明は、画素マトリクス回路およびCMOS回路のそれぞれのnチャネル型TFTの駆動電圧を考慮して、LDD領域となる第2の不純物領域および第3の不純物領域のチャネル長方向の長さを同一基板上で異ならせることが容易であり、それぞれの回路を構成するTFTに対して、最適な形状を作り込むことができた。
【0042】
図3(B)のnチャネル型TFT202はシングルゲート構造であり、駆動電圧が10V程度のシフトレジスタ回路などに適している。ドレイン側にのみオフセットLDD領域となる第3の不純物領域181bが設けられている。この領域の長さ(Loff)は0.5〜3.0μm、代表的には1.5μmとすれば良い。また、ゲート電極とオーバーラップするLDD領域(第2の不純物領域)181a、180は、チャネル形成領域の長さを3.0〜4.0μmとした場合、その長さ(Lov)を1.0〜3.0μm、好ましくは1.5〜2,5μmとすれば良い。
【0043】
また、nチャネル型TFT203は、一つのゲート電極に対応するチャネル形成領域が複数個設けられ、LDD領域を形成する複数の第2の不純物領域で分割された構造(シングルゲート・マルチチャネル構造)で形成されている。このようなTFTは、駆動電圧が高く、高い電流駆動能力が要求されるレベルシフタ回路、バッファ回路などに適している。そのために、オフセットLDD領域(第3の不純物領域)は設けられず、チャネル形成領域の長さを3.0〜4.0μmとした場合、ゲート電極とオーバーラップするLDD領域(第2の不純物領域)185〜187の長さ(Lov)は、0.5〜3.0μm、好ましくは1.0〜2,0μmとすれば良い。
【0044】
画素マトリクス回路のnチャネル型TFT204も同様にシングルゲート・マルチチャネル構造であるが、極性反転されるために、ソース側およびドレイン側の両方にオフセットLDD領域となる第3の不純物領域193b、196bが設けられている。この領域の長さ(Loff)は0.5〜3.5μm、代表的には2.0μmとすれば良い。また、ゲート電極とオーバーラップするLDD領域(第2の不純物領域)193a、194、195、196aは、チャネル形成領域189、190、191のそれぞれの長さを1.0〜3.0μm、好ましくは2.5μmとした場合、その長さ(Lov)を1.0〜3.0μm、好ましくは1.5〜2,5μmとすれば良い。
【0045】
このように、ひとつのゲート電極に対して、複数のチャネル形成領域がLDD領域となる低濃度不純物領域で分割されて形成されたシングルゲート・マルチチャネル構造のTFTにおいて、一つのゲート電極に対応するチャネル形成領域および第2の不純物領域の数は、目標とするTFTの特性を考慮して実施者が適宣決定すれば良い。このような構成とすることで、従来のマルチゲート・マルチチャネル構造と同様に、TFTの耐圧を高めることができた。
【0046】
[実施形態2]
本実施形態では、アクティブマトリクス基板から、アクティブマトリクス型液晶表示装置を作製する工程を説明する。図4に示すように、図3(B)の状態の基板に対し、配向膜401を誘電体膜172と画素電極173の表面に形成する。通常液晶表示素子の配向膜にはポリイミド樹脂が多く用いられている。対向側の基板402には、透明導電膜403と、配向膜404とを形成した。配向膜は形成された後、ラビング処理を施して液晶分子がある一定のプレチルト角を持って平行配向するようにした。そして、画素マトリクス回路と、CMOS回路が形成されたアクティブマトリクス基板と対向基板とを、公知のセル組み工程によってシール材やスペーサ(共に図示せず)などを介して貼りあわせる。その後、両基板の間に液晶材料1508を注入し、封止剤(図示せず)によって完全に封止した。よって図15に示すアクティブマトリクス型液晶表示装置が完成した。
【0047】
次にこのアクティブマトリクス型液晶表示装置の構成を、図5の斜視図および図6の上面図を用いて説明する。尚、図5と図6は、図1から図4の断面構造図と対応付けるため、共通の符号を用いている。アクティブマトリクス基板は、ガラス基板101上に形成された、画素マトリクス回路501と、走査(ゲート)線駆動回路502と、信号(ソース)線駆動回路503で構成される。画素マトリクス回路の画素TFT204はnチャネル型TFTであり、周辺に設けられる駆動回路はCMOS回路を基本として構成されている。走査(ゲート)線駆動回路502と、信号(ソース)線駆動回路503はそれぞれゲート配線148とソース配線199で画素マトリクス回路501に接続されている。また、FPC531が接続された外部入出力端子534から駆動回路の入出力端子までの配線149、200が設けられている。
【0048】
図6は画素マトリクス回路501の一部分を示す上面図である。ゲート配線136に連続して形成されるゲート電極148は、図示されていないゲート絶縁膜を介してその下の半導体層106と交差している。図示はしていないが、半導体層106には、ソース領域、ドレイン領域、第2の不純物領域、第3の不純物領域が形成されている。また、画素TFTの上には遮光膜171と、誘電体膜(図示せず)と、画素電極173とから保持容量が形成されている。本発明のシングルゲート・マルチチャネル構造のTFTにより、複数のチャネル形成領域と、複数のLDD領域となる低濃度不純物領域とが連続形成することで、画素TFTはコンパクトにまとめられ、ソース線コンタクト251、ドレイン線コンタクト252、ITOコンタクト253が画素TFT上で形成されている。このよに、コンタクト形成に必要な面積を画素TFT上に重ねて設けることにより、開口率を向上させることができた。また、図6で示すA―A’に沿った断面構造は、図3に示す画素マトリクス回路のA―A’断面図に対応している。
【0049】
【実施例】
[実施例1]
本実施例では本発明の構成を図11〜図13を用い、画素マトリクス回路とその周辺に設けられる駆動回路の基本形態であるCMOS回路を同時に形成したアクティブマトリクス基板の作製方法について説明する。最初に、基板1101上に第1の絶縁層として、窒素含有量が酸素含有量よりも多い窒酸化シリコン膜1102aを50〜500nm、代表的には100nmの厚さに形成し、さらに窒酸化シリコン膜302bを100〜500nm、代表的には200nmの厚さに形成した。窒酸化シリコン膜1102aは、SiH4とN2OとNH3から作製されるものであり、含有する窒素濃度を25atomic%以上50atomic%未満となるようにした。さらに島状の結晶質半導体膜1103、1104、1105と、ゲート絶縁膜1106を形成した。島状の結晶質半導体膜は、非晶質半導体膜から触媒元素を使用した結晶化の方法で結晶質半導体膜を形成し、これを島状に分離加工したものであった。ゲート絶縁膜1106は、SiH4とN2Oとから作製される窒酸化シリコン膜であり、ここでは10〜200nm、好ましくは50〜150nmの厚さで形成した。(図11(A))
【0050】
次に、島状半導体膜1103と、島状半導体膜1104、1105のチャネル形成領域を覆うレジストマスク1107〜1110を形成した。このとき、配線が形成される領域にもレジストマスク1109を形成しておいても良い。そして、フォスフィン(PH3)を用いたイオンドープ法でn型を付与する不純物元素を添加して第2の不純物領域を形成した。この工程では、ゲート絶縁膜1106を通してその下の島状半導体膜にリンを添加するために、加速電圧は65keVに設定した。島状半導体に添加されるリンの濃度は、1×1016〜1×1019atoms/cm3の範囲にするのが好ましく、ここでは1×1018atoms/cm3とした。そして、リンが添加された領域1111〜1116が形成された。この領域の一部は、LDD領域として機能する第2の不純物領域とされるものである。(図11(B))
【0051】
その後、レジストマスクを除去して、ゲート電極を形成するために窒化タンタル(TaN)膜1117を10〜50nmの厚さに、さらにタンタル(Ta)膜1118を100〜300nmの厚さにスパッタ法で形成した。ここではTaをスパッタ法で、ArとXeの混合ガスを用い形成した。(図11(C))
【0052】
次に、レジストマスク1119〜1122を形成し、pチャネル型TFTのゲート電極と、CMOS回路および画素マトリクス回路のゲート配線、ゲートバスラインを形成した。TaN膜1117とTa膜1118はドライエッチング法により不要な部分を除去した。TaN膜とTa膜のエッチングはCF4とO2の混合ガスにより行われた。そして、pチャネル型TFTのゲート電極1123と、ゲート配線1125と、ゲートバスライン1126、1127が形成された。そして、レジストマスク1119〜1122をそのまま残して、pチャネル型TFTが形成される島状半導体膜1103の一部に、p型を付与する第4の不純物元素を添加する工程を行った。ここではボロンをその不純物元素として、ジボラン(B26)を用いてイオンドープ法で添加した。この領域のボロン濃度は2×1020atoms/cm3とした。そして、図12(A)に示すようにボロンが高濃度に添加された第3の不純物領域1129、1130が形成された。
【0053】
図12(A)で設けられたレジストマスクを除去した後、新たにレジストマスク1131〜1134を形成した。これはnチャネル型TFTのゲート電極を形成するためのものであり、ドライエッチング法によりnチャネル型TFTのゲート電極1135、1136が形成された。このときゲート電極1135、1136は第2の不純物領域1111〜1116の一部と重なるように形成された。(図12(B))
【0054】
そして、新たなレジストマスク1137〜1140を形成した。レジストマスク1138、1140はnチャネル型TFTのゲート電極1135、1136と、第2の不純物領域の一部を覆う形で形成されるものであり、LDD領域のオフセット量を決めた。そして、n型を付与する不純物元素を添加して第1の不純物領域を形成する工程を行い、nチャネル型TFTのソース領域となる第1の不純物領域1144、1145とドレイン領域となる第1の不純物領域1143、1146が形成された。また、pチャネル型TFTが形成される島状半導体層1103の一部にもリンが添加された領域1141、1142を形成した。しかしこの領域のリン濃度はボロン濃度の約1/2であり導電型はp型のままであった。(図4(C))
【0055】
図12(C)までの工程が終了したら、第1の層間絶縁膜1147をプラズマCVD法でSiH4、N2O、NH3を原料とした窒酸化シリコン膜で形成した。この窒酸化シリコン膜中の含有水素濃度は1〜30atomic%となるように形成することが望ましい。その後、この状態で窒素雰囲気中で400〜800℃、1〜12時間、例えば525℃で8時間の加熱処理を行った。この工程により添加されたn型及びp型を付与する不純物元素を活性化させることができた。さらに、リンが添加された領域1141〜1146がゲッタリングサイトとなり、結晶化の工程で残存していた触媒元素をこの領域に偏析させることができた。その結果、少なくともチャネル形成領域から触媒元素を除去するこができた。
【0056】
この熱処理の後に水素化の工程を行なった。こでは3〜100%の水素雰囲気中で300〜500℃、好ましくは350〜450℃で2〜12時間の水素化処理の工程を行うと良い。または、200〜500℃、好ましくは300〜450℃の基板温度でプラズマ化させることによってできた水素で水素化処理をしても良い。(図13(A))
【0057】
その後、第1の絶縁膜1147は所定のレジストマスクを形成して、エッチング処理によりそれぞれのTFTのソース領域と、ドレイン領域に達するコンタクトホールを形成した。そして、ソース電極1149、1150、1151とドレイン電極1152、1153を形成した。図示していないが、本実施例ではこの電極を、Ti膜を100nm、Tiを含むAl膜300nm、Ti膜150nmをスパッタ法で連続して形成した3層構造の電極として用いた。
【0058】
そしてこの上に、パッシベーション膜1154を形成した。パッシベーション膜はプラズマCVD法でSiH4、N2O、NH3から形成される窒酸化シリコン膜、またはSiH4、N2、NH3から作製される窒化シリコン膜で形成すれば良い。まず、膜の形成に先立ってN2O、N2、NH3等を導入してプラズマ水素化処理により水素化の工程を行なった。プラズマ化されることにより気相中で生成された水素は第1の層間絶縁膜中に供給され、基板を200〜400℃に加熱しておけば、その水素を下層側にも拡散して半導体層を水素化することができた。このパッシベーション膜の作製条件は特に限定されるものではないが、緻密な膜とすることが望ましい。また、パッシベーション膜を形成した後に、水素化の工程を水素または窒素を含む雰囲気中で300〜550℃の加熱処理を1〜12時間の加熱処理により行っても良い。
【0059】
その後、ドレイン電極1153上のパッシベーション膜の一部を除去してコンタクトホールを形成し、さらに、有機樹脂からなる第2の層間絶縁膜1155を約1000nmの厚さに形成した。有機樹脂膜としては、ポリイミド、アクリル、ポリイミドアミド等を使用することができる。有機樹脂膜を用いることの利点は、成膜方法が簡単である点や、比誘電率が低いので、寄生容量を低減できる点、平坦性に優れる点などが上げられる。なお上述した以外の有機樹脂膜を用いることもできる。ここでは、基板に塗布後、熱重合するタイプのポリイミドを用い、300℃で焼成して形成した。
【0060】
第2の層間絶縁膜上にTi膜から成る遮光膜1156を形成する工程を行った。そして、遮光膜1156上および第2の層間絶縁膜1155上に、実施形態1と同様にしてポリイミド膜から成る誘電体膜1157を50〜200nmの厚さで形成した。そして、誘電体膜1157に設けられた開孔部1182と、第2の層間絶縁膜1155に設けられた開孔部1181と、パッシベーション膜1154に設けられた開孔部1180とで、ドレイン電極1153に達するコンタクトホールを形成し、画素電極1158を形成した。画素電極1158は、透過型液晶表示装置とする場合には透明導電膜を用い、反射型の液晶表示装置とする場合には金属膜を用いれば良かった。ここでは透過型の液晶表示装置とするために、酸化インジウム・スズ(ITO)膜を100nmの厚さにスパッタ法で形成した。画素電極1158は、誘電体膜1157を介して遮光膜1156上まで延在して形成され、画素電極1158が遮光膜1156と重なる領域で保持容量が形成された。以上の工程で、画素マトリクス回路とその周辺に設けられる駆動回路のTFTが同一基板上に形成されたアクティブマトリクス基板が作製された。画素マトリクス回路にはnチャネル型TFT1303に保持容量1304が接続された構造となった。(図13(B))
【0061】
pチャネル型TFTは自己整合的(セルフアライン)に形成され、nチャネル型TFTは非自己整合的(ノンセルフアライン)に形成された。CMOS回路のpチャネル型TFT1301には、チャネル形成領域1159、第4の不純物領域1160、1161が形成された。この第4の不純物領域には、チャネル形成領域に接し、ボロン(B)が添加された領域1160a、1161aと、チャネル形成領域に接しない、ボロン(B)とリン(P)が添加された領域1160b、1161bがあった。そして、第4の不純物領域1160はソース領域として、第4の不純物領域1161はドレイン領域となった。一方、nチャネル型TFT1302には、チャネル形成領域1162、第1の不純物領域1165、1166、ゲート絶縁膜を介してゲート電極と重なる第2の不純物領域1163a、1164a、ゲート電極と重ならない第3の不純物領域1163b、1164bが形成された。第1の不純物領域1165はソース領域として、第1の不純物領域1166はドレイン領域として機能した。また、画素マトリクス回路のnチャネル型TFT1303には、複数のチャネル形成領域1167〜1169、第1の不純物領域1174、1175、ゲート絶縁膜を介してゲート電極と重なる複数の第2の不純物領域1170a、1171、1172、1173a、ゲート電極と重ならない第3の不純物領域1170b、1173bが形成された。
【0062】
[実施例2]
本実施例は、アクティブマトリクス基板の画素TFTに接続される保持容量の構成について説明する。図14は実施例1と同様にして作製されたアクティブマトリクス基板の断面構造図を示す。画素TFT1412に接続される保持容量1413は、第2の層間絶縁膜上に形成された遮光膜1402と、遮光膜上1402に形成された誘電体膜1404と、画素電極1405とから形成されている。また、第2の層間絶縁膜上には絶縁体のスペーサー1403が設けられ、パッシベーション膜1400に設けられた開孔1406、第2の層間絶縁膜に設けられた開孔1407、スペーサー1403に設けられた1408、誘電体膜1404に設けられた開孔1409で、画素電極1405がドレイン電極1415に接続されている。
【0063】
誘電体膜1404には、実施例1と同様に有機樹脂材料を用いると良い。また、誘電体膜を形成する他の方法として、遮光膜1402をAl膜で形成し、その表面を陽極酸化しても良い。Alの陽極酸化膜の誘電率は7〜8であるので、十分な容量をつくることができた。
【0064】
[実施例3]
本実施例は、アクティブマトリクス基板の画素TFTに接続される保持容量の他の構成について説明する。図15は実施例1と同様にして作製されたアクティブマトリクス基板の断面構造図を示す。画素TFT1512に接続される保持容量1513は、第2の層間絶縁膜1501上に形成された透明導電膜1502と、透明導電膜1502上に形成された誘電体膜1504と、透明導電膜から成る画素電極1505とから形成されている。このような構成とすることで、画素マトリクス回路部の光透過率が向上させることができる。また、第2の層間絶縁膜1501上には絶縁体のスペーサー1503が設けられ、パッシベーション膜1500に設けられた開孔1506、第2の層間絶縁膜に設けられた開孔1507、スペーサー1503に設けられた1508、誘電体膜1504に設けられた開孔1509で、画素電極1505がドレイン電極1515に接続されている。
【0065】
[実施例4]
本発明のTFTを作製する手順は、実施形態1や実施例1の工程順に限定されるものではなく、他の工程順によっても作製可能である。例えば、pチャネル型TFTを自己整合的に、nチャネル型TFTを非自己整合的に作製する手順として、島状半導体層とゲート絶縁膜の形成、低濃度不純物領域の形成、ゲート電極および配線電極用導電膜の形成、ゲート電極(nチャネル型TFT)の形成、Pドープの工程、ゲート電極(pチャネル型TFT)の形成およびBドープの工程、活性化の工程、ソース・ドレイン電極と層間絶縁膜の形成、保持容量と画素電極の形成、といったようにすることも可能である。
【0066】
また、pチャネル型TFTを自己整合的に、nチャネル型TFTを非自己整合的に作製しない工程とすれば、島状半導体層とゲート絶縁膜を形成した後に、Bドープの工程、低濃度不純物領域の形成、Pドープの工程としても良いし、Bドープの工程、Pドープの工程、低濃度不純物領域の形成をすることも可能である。また、島状半導体層とゲート絶縁膜を形成した後に、Pドープの工程、低濃度不純物領域の形成、Bドープの工程としても良いし、Pドープの工程、Bドープの工程、低濃度不純物領域の形成をすることも可能である。
【0067】
[実施例5]
本実施例では、本発明に適用できる半導体層の作製方法について説明する。図7において基板701はガラス基板、セラミクス基板、石英基板などを用いることができる。また、酸化シリコン膜や窒化シリコン膜などの絶縁膜を表面に形成したシリコン基板やステンレスに代表される金属基板を用いても良い。ガラス基板を用いる場合には、歪み点以下の温度で予め加熱処理しておくことが望ましい。例えば、コーニング社の#1737基板を用いる場合には、500〜650℃、好ましくは595〜645℃で1〜24時間の加熱処理をしておくと良い。
【0068】
そして、基板701の主表面に、下地膜を形成した。下地膜の材質に特別な限定はないが、窒酸化シリコン膜702で形成した。その他にも窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、窒酸化シリコン膜、酸化タンタル膜から選ばれた一層もしくは複数の層で形成することも可能である。そして、窒酸化シリコン膜を用いる場合には、20〜100nm、代表的には50nmの厚さに形成すれば良い。また、この窒化シリコン膜の上に窒酸化シリコン膜を50〜500nm、代表的には50〜200nmの厚さに形成しても良い。そして、第1の絶縁層の上に非晶質半導体層703を形成した。これはプラズマCVD法、減圧CVD法、スパッタ法などの成膜法で形成される非晶質半導体であれば良く、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、またシリコンゲルマニウム合金、炭化シリコンがあり、その他にガリウム砒素などの化合物半導体材料を用いることができる。半導体層は10〜100nm、代表的には50nmの厚さとして形成した。また、第1の絶縁層と非晶質半導体層2103とをプラズマCVD法やスパッタ法で連続形成することも可能である。それぞれの層が形成された後、その表面が大気雰囲気に触れないことにより、その表面の汚染を防ぐことができる。(図7(A))
【0069】
次に結晶化の工程を行った。非晶質半導体層を結晶化する工程は、公知のレーザー結晶化技術または熱結晶化の技術を用いれば良い。また、プラズマCVD法で作製される非晶質半導体層には10〜40atomic%の割合で膜中に水素が含まれていて、結晶化の工程に先立って400〜500℃の熱処理の工程を行い水素を膜中から脱離させて含有水素量を5atomic%以下としておくことが望ましかった(図7(B))。そして、結晶性半導体層704から島状の結晶性半導体層705を形成し、さらにゲート絶縁膜705を形成した。ゲート絶縁膜705には、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、窒酸化シリコン膜、などの材料で形成すれば良い。ゲート絶縁膜705の厚さは10〜1000nm、好ましくは50〜400nmとして形成すれば良い。(図7(C))
【0070】
図8は、基板801の主表面に、窒酸化シリコン膜からなる下地膜802を形成し、図7と同様にその表面に非晶質半導体層803を形成した。非晶質半導体層の厚さは、10〜200nm、好ましくは30〜100nmに形成すれば良い。さらに、重量換算で10ppmの触媒元素を含む水溶液をスピンコート法で塗布して、触媒元素含有層804を非晶質半導体層803の全面に形成した。ここで使用可能な触媒元素は、ニッケル(Ni)の以外にも、ゲルマニウム(Ge)、鉄(Fe)、パラジウム(Pd)、スズ(Sn)、鉛(Pb)、コバルト(Co)、白金(Pt)、銅(Cu)、金(Au)、といった元素であった。非晶質半導体層の内部応力は、作製条件により一様に決まるものではなかった。しかし、結晶化の工程に先立って400〜600℃の熱処理の工程を行い水素を膜中から脱離させる必要があった(図8(A))。そして、500〜600℃で4〜12時間、例えば550℃で8時間の熱処理を行い、結晶性半導体層805が形成された。(図8(B))
【0071】
次に、結晶化の工程で用いた触媒元素を結晶質半導体膜から除去する工程を行った。その方法としてここでは特開平10−135468号公報、または特開平10−135469号公報に記載された技術を用いた。同公報に記載された技術は、リンのゲッタリング作用を用いて除去する技術である。このゲッタリングの工程により結晶質半導体膜中の触媒元素の濃度を1×1017atms/cm3以下、好ましくは1×1016atms/cm3にまで低減することができた。まず、結晶質半導体層805の表面にマスク絶縁膜膜806を150nmの厚さに形成し、パターニングにより開口部807が設けられ、結晶質半導体層を露出させた領域を設けた。そして、リンを添加する工程を実施して、結晶質半導体層にリン含有領域808を設けた(図8(C))。この状態で、窒素雰囲気中で550〜800℃、5〜24時間、例えば600℃、12時間の熱処理を行うと、リン含有領域808がゲッタリングサイトとして働き、結晶質半導体層805に残存していた触媒元素をリン含有領域808に偏析させることができた(図8(D))。そして、マスク絶縁膜膜806と、リン含有領域808とをエッチングして除去することにより、結晶化の工程で使用した触媒元素の濃度を1×1017atms/cm3以下にまで低減された結晶質半導体層を得ることができた。そして、結晶性半導体層809に密接してゲート絶縁膜810を形成した(図8(E))。
【0072】
また、図9は、基板901上に、下地膜901、非晶質半導体層902の順に形成し、そして、非晶質半導体層902の表面に酸化シリコン膜904を形成した。この時、酸化シリコン膜904の厚さは150nmとした。さらに、酸化シリコン膜904をパターニングして、選択的に開口部905を形成し、その後、重量換算で10ppmの触媒元素を含む水溶液を塗布した。これにより、触媒元素含有層906が形成された。触媒含有層906は開口部905のみで非晶質半導体層903と接触した(図9(A))。次に、500〜650℃で4〜24時間、例えば570℃、14時間の熱処理を行い、結晶質半導体層907を形成した。この結晶化の過程では、触媒元素が接した非晶質半導体層の領域が最初に結晶化し、そこから横方向へと結晶化が進行した。こうして形成された結晶質半導体層907は棒状または針状の結晶が集合して成り、その各々の結晶は巨視的に見ればある特定の方向性をもって成長しているため、結晶性が揃っているという利点があった(図9(B))。
【0073】
次に、図8と同様に結晶化の工程で用いた触媒元素を結晶質半導体膜から除去する工程を行った。図9(B)と同じ状態の基板に対し、リンを添加する工程を実施して、結晶質半導体層にリン含有領域909を設けた。この領域のリンの含有量は1×1019〜1×1021/cm3とした(図9(C))。この状態で、窒素雰囲気中で550〜800℃、5〜24時間、例えば600℃、12時間の熱処理を行うと、リン含有領域909がゲッタリングサイトとして働き、結晶質半導体層907に残存していた触媒元素をリン含有領域909に偏析させることができた(図9(D))。
【0074】
そして、マスク用酸化膜と、リン含有領域909とをエッチングして除去して、島状の結晶性半導体層910を形成した。そして、結晶性半導体層910に密接してゲート絶縁膜911を形成した。ゲート絶縁膜911には、酸化シリコン膜、窒酸化シリコン膜から選ばれた一層もしくは複数の層から形成した。その厚さは10〜100nm、好ましくは50〜80nmとして形成すれば良い。そして、ハロゲン(代表的には塩素)と酸素を含む雰囲気中で熱処理を行った。例えば、950℃、30分とした。尚、処理温度は700〜1100℃の範囲で選択すれば良く、処理時間も10分から8時間の間で選択すれば良かった。その結果、結晶性半導体層910と第2の絶縁層911との界面で熱酸化膜が形成され、界面準位密度の低い良好な界面を形成することができた。(図9(E))。
【0075】
また、図10において、図8ど同様に第1の絶縁層1002および結晶質半導体層1005を形成した後、結晶性半導体層1005中に残存する触媒元素を液相中でゲッタリングすることもできる。例えば、溶液として硫酸を用い、300〜500℃に加熱された硫酸溶液中に図10(B)の状態の基板をディップすることによりゲッタリングすることが可能であり、結晶性半導体層1005中に残存する触媒元素を除去することができた。その他にも硝酸溶液、王水溶液、錫溶液を用いても良い。そしてその後、島状半導体層1009、第2の絶縁層1010を形成した。
【0076】
[実施例6]
本実施例では、本発明をアクティブマトリクス型EL表示装置に適用した例を図16(A)と(B)で説明する。図16(A)はアクティブマトリクス型EL表示装置の回路図を示す。このEL表示装置は、基板10上に設けられた表示領域11、X方向周辺駆動回路12、Y方向周辺駆動回路13から成る。この表示領域11は、スイッチ用TFT14、コンデンサ15、電流制御用TFT16、有機EL素子17、X方向信号線18a、18b、電源線19a、19b、Y方向信号線20a、20b、20cなどにより構成される。
【0077】
また、図16(B)はアクティブマトリクス型EL表示装置の表示領域11の部分断面図である。ここでは、電流制御用TFT16と、有機EL素子17の一部を示す。電流制御用TFT16はnチャネル型TFTであり、実施例1と同様に作製される。そして、TFTが形成されない領域の絶縁膜を除去して有機EL素子17が設けられる。有機EL素子は、ITOなどからなる透明電極21と、透明電極上に形成された有機EL層23と、上部電極24などにより構成される。そして、電流制御用TFT16を覆って層間絶縁膜25が形成され、上部電極24上に接して共通電極26が設けられる。なお、電極22bは、電流制御用TFTのドレイン電極と透明電極21とを電気的に接続するために設けられている。また、電極22aは電極22bと透明電極21との密着性を保つために設けられたものである。
【0078】
また、本実施例では基板10上に接して有機EL素子17を設けた構造で示したが、特にこの構造に限定されるものではなく、例えば層間絶縁膜を介してTFT上方に有機EL素子17を設ける構造としても良い。
【0079】
[実施例7]
本実施例では、本発明のTFT回路によるアクティブマトリクス型液晶表示装置を組み込んだ半導体装置について図17で説明する。
【0080】
このような半導体装置には、携帯情報端末(電子手帳、モバイルコンピュータ、携帯電話等)、ビデオカメラ、スチルカメラ、パーソナルコンピュータ、テレビ等が挙げられる。それらの一例を図17に示す。
【0081】
図17(A)は携帯電話であり、本体9001、音声出力部9002、音声入力部9003、表示装置9004、操作スイッチ9005、アンテナ9006から構成されている。本願発明は音声出力部9002、音声入力部9003、及びアクティブマトリクス基板を備えた表示装置9004に適用することができる。
【0082】
図17(B)はビデオカメラであり、本体9101、表示装置9102、音声入力部9103、操作スイッチ9104、バッテリー9105、受像部9106から成っている。本願発明は音声入力部9103、及びアクティブマトリクス基板を備えた表示装置9102、受像部9106に適用することができる。
【0083】
図17(C)はモバイルコンピュータであり、本体9201、カメラ部9202、受像部9203、操作スイッチ9204、表示装置9205で構成されている。本願発明は受像部9203、及びアクティブマトリクス基板を備えた表示装置9205に適用することができる。
【0084】
図17(D)はヘッドマウントディスプレイであり、本体9301、表示装置9302、アーム部9303で構成される。本願発明は表示装置9302に適用することができる。また、表示されていないが、その他の信号制御用回路に使用することもできる。
【0085】
図17(E)はリア型プロジェクターであり、本体9401、光源9402、表示装置9403、偏光ビームスプリッタ9404、リフレクター9405、9406、スクリーン9407で構成される。本発明は表示装置9403に適用することができる。
【0086】
図17(F)は携帯書籍であり、本体9501、表示装置9502、9503、記憶媒体9504、操作スイッチ9505、アンテナ9506から構成されており、ミニディスク(MD)やDVDに記憶されたデータや、アンテナで受信したデータを表示するものである。表示装置9502、9503は直視型の表示装置であり、本発明はこの適用することができる。
【0087】
また、ここでは図示しなかったが、本発明はその他にも、カーナビゲーションシステムやイメージセンサパーソナルコンピュータの表示部に適用することも可能である。このように、本願発明の適用範囲はきわめて広く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
【0088】
【発明の効果】
本発明によれば、TFTの構成要素である島状半導体層に、複数のチャネル形成領域と、ソース領域またはドレイン領域を形成する一導電型の第1の不純物領域と、一端が前記第3の不純物領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域と、両端がチャネル形成領域に接して形成された一導電型の第2の不純物領域とを形成し、前記第2の不純物領域と、前記複数のチャネル形成領域とが、前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極と重なるように形成することで、信頼性を向上させることができる。また、オフ電流を低くして、画素マトリクス回路のTFTを形成することができる。
【0089】
また、本発明によれば、従来のマルチゲート・マルチチャネル構造のTFTと比較して、TFTをコンパクトに形成することができ、このようなTFTでアクティブマトリクス型液晶表示装置の画素マトリクス回路を形成すれば、開口率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画素マトリクス回路、ロジック回路の作製工程を示す断面図。
【図2】 画素マトリクス回路、ロジック回路の作製工程を示す断面図。
【図3】 画素マトリクス回路、ロジック回路の作製工程を示す断面図。
【図4】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の断面図。
【図5】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の斜視図。
【図6】 画素マトリクス回路の上面図。
【図7】 結晶質半導体膜の作製工程を示す断面図。
【図8】 結晶質半導体膜の作製工程を示す断面図。
【図9】 結晶質半導体膜の作製工程を示す断面図。
【図10】 結晶質半導体膜の作製工程を示す断面図。
【図11】 画素マトリクス回路、駆動回路の作製工程を示す断面図。
【図12】 画素マトリクス回路、駆動回路の作製工程を示す断面図。
【図13】 画素マトリクス回路、駆動回路の作製工程を示す断面図。
【図14】 保持容量の断面構造を示す図。
【図15】 保持容量の断面構造を示す図。
【図16】 EL表示装置の回路図、断面構造図。
【図17】 半導体装置の一例を示す図。
【符号の説明】
101・・基板
102・・下地膜
103〜106・・島状半導体層
131・・入出力端子から駆動回路の入出力端子までの配線
132、146、147、148・・ゲート電極
135、136・・ゲート配線
161・・第1の層間絶縁膜
162、165、166、168・・ソース電極
163、164、167、169・・ドレイン電極
198、200・・ソース配線
170・・パッシベーション膜
171・・遮光膜
172・・誘電体膜
173・・画素電極
210・・第2の層間絶縁膜

Claims (4)

  1. 基板上に、絶縁膜が形成されており、
    前記絶縁膜上には、画素マトリクス回路と、駆動回路が形成されており、
    前記画素マトリクス回路は、第1のnチャネル型の薄膜トランジスタを有し、
    前記駆動回路は、第2のnチャネル型の薄膜トランジスタを有し、
    前記第1のnチャネル型の薄膜トランジスタは、島状の第1の半導体層と、前記第1の半導体層上に形成された第1のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜上に形成された第1のゲート電極とを有し、
    前記第1の半導体層は、少なくとも一つの第1の不純物領域で分割された第1の複数のチャネルを有する領域と、前記第1の複数のチャネルを有する領域の両端に接して設けられた一対の第1の低濃度不純物領域と、前記第1の低濃度不純物領域の一方に接して形成された第1のソース領域と、前記第1の低濃度不純物領域の他方に接して形成された第1のドレイン領域とを有し、
    前記第1の複数のチャネルを有する領域、前記第1のソース領域と接する前記第1の低濃度不純物領域の一部、及び前記第1のドレイン領域と接する前記第1の低濃度不純物領域の一部は、前記第1のゲート絶縁膜を介して前記第1のゲート電極と重なっており、
    前記少なくとも一つの第1の不純物領域及び前記第1の低濃度不純物領域は、前記第1のソース領域及び前記第1のドレイン領域と同一導電型であって、かつ、前記第1のソース領域及び第1の前記ドレイン領域よりも低濃度の不純物を有し、
    前記第2のnチャネル型の薄膜トランジスタは、島状の第2の半導体層と、前記第2の半導体層上に形成された第2のゲート絶縁膜と、前記第2のゲート絶縁膜上に形成された第2のゲート電極とを有し、
    前記第2の半導体層は、少なくとも一つの第2の不純物領域で分割された第2の複数のチャネルを有する領域と、前記第2の複数のチャネルを有する領域の両端に接して設けられた一対の第2の低濃度不純物領域と、前記第2の低濃度不純物領域の一方に接して形成された第2のソース領域と、前記第2の低濃度不純物領域の他方に接して形成された第2のドレイン領域とを有し、
    前記第2の複数のチャネルを有する領域、前記第2のソース領域と接する前記第2の低濃度不純物領域の全部、及び前記第2のドレイン領域と接する前記第2の低濃度不純物領域の全部は、前記第2のゲート絶縁膜を介して前記第2のゲート電極と重なっており、
    前記少なくとも一つの第2の不純物領域及び前記第2の低濃度不純物領域は、前記第2のソース領域及び前記第2のドレイン領域と同一導電型であって、かつ、前記第2のソース領域及び前記第2のドレイン領域よりも低濃度の不純物を有し、
    前記第2のnチャネル型の薄膜トランジスタは、レベルシフタ回路またはバッファ回路を構成することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記駆動回路は、第3のnチャネル型の薄膜トランジスタを有し、
    前記第3のnチャネル型の薄膜トランジスタは、島状の第3の半導体層と、前記第3の半導体層上に形成された第3のゲート絶縁膜と、前記第3のゲート絶縁膜上に形成された第3のゲート電極とを有し、
    前記第3の半導体層は、第3のチャネル形成領域と、前記第3のチャネル形成領域の両端に接して設けられた一対の第3の低濃度不純物領域と、前記第3の低濃度不純物領域の一方に接して形成された第3のソース領域と、前記第3の低濃度不純物領域の他方に接して形成された第3のドレイン領域とを有し、
    前記第3のチャネル形成領域、前記第3のソース領域と接する前記第3の低濃度不純物領域の全部、及び前記第3のドレイン領域と接する前記第3の低濃度不純物領域の一部は、前記第3のゲート絶縁膜を介して前記第3のゲート電極と重なっており、
    前記第3の低濃度不純物領域は、前記第3のソース領域及び前記第3のドレイン領域と同一導電型であって、かつ、前記第3のソース領域及び前記第3のドレイン領域よりも低濃度の不純物を有することを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項2において、
    前記第3のnチャネル型の薄膜トランジスタは、シフトレジスタ回路を構成していることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
    前記駆動回路は、pチャネル型の薄膜トランジスタを有し、
    前記pチャネル型の薄膜トランジスタは、島状の第4の半導体層と、前記第4の半導体層上に形成された第4のゲート絶縁膜と、前記第4のゲート絶縁膜上に形成された第4のゲート電極とを有し、
    前記第4の半導体層は、第4のチャネル形成領域と、前記第4のチャネル形成領域の両端に接して設けられた第4のソース領域および第4のドレイン領域とを有し、
    前記第4のチャネル形成領域は、前記第4のゲート絶縁膜を介して前記第4のゲート電極と重なっていることを特徴とする半導体装置。
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