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JP4375130B2 - 色出力特性補正情報算出装置および色出力特性補正情報算出方法、色変換装置および色変換方法 - Google Patents
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JP4375130B2 - 色出力特性補正情報算出装置および色出力特性補正情報算出方法、色変換装置および色変換方法 - Google Patents

色出力特性補正情報算出装置および色出力特性補正情報算出方法、色変換装置および色変換方法 Download PDF

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本発明は、一方の出力装置の色出力特性を、他方の色出力装置の色出力特性へ近似補正する際に用いる補正情報を算出する色出力特性補正情報算出装置および色出力特性補正情報算出方法、また、補正情報によって出力情報を近似補正する色変換装置および色変換方法に関する。
色出力特性が異なる画像出力装置(色出力装置)間の色出力特性の差を近似補正する方法として、階調再現曲線(トーンカーブ)を調整して色を合わせる方法が広く用いられている。たとえば色出力特性の異なる印刷機間では、フィルムセッターの出力カーブ、刷版時の焼き度の調整、CTP(Computer to Plate)のカーブなどを用いて両者の色出力特性の差を補正している。このようなカーブ補正による色合わせでは、一般的にジョーンズダイアグラムと呼ばれるグラフを用いて、色出力特性の差を補正する方法が採られている。
J.A.C.Yule、馬渡 力、国司 龍郎、カラーレプロダクションの理論、印刷学会出版部、昭和46年2月5日、p.88
この方法によれば、一次色の階調再現を一致させることができるが、一次色の階調再現を一致させただけでは、画像全体の色調を合わせることができない。これは実際の自然画像の中にはほとんど一次色の領域は存在せず、そのほとんどが二次色以降の高次色で構成されているというのが主な原因であると考えられる。この場合、さらに補正カーブを変更して、色出力特性の差を補正する必要があるが、このときのカーブの調整には明確な方法がなく、カーブを少量ずつ補正して実際に画像出力装置から出力し、その結果を観察して最終的に画像全体の色調が最も近くなる補正カーブを試行錯誤で探すという作業が必要となる。この作業は容易ではなく、決定するまでに時間がかかるという時間的な問題に加え、実際に画像出力装置からの出力を繰り返す必要があるため、コスト面でも大きな問題があった。ジョーンズダイアグラムを用いて一次色を合わせることなく、直接補正カーブを調整することによって画像全体の色調を合わせることも可能であるが、その場合にも最適な補正カーブを求めるためには前記のような繰り返しの作業が必要となり、同様の問題が発生していた。
そこでこの発明は、上述の従来の技術の問題点を解決すべくなされたものであって、短時間に労力なく色出力装置間の色出力特性の補正を行なうことができる補正情報を算出する、色出力特性補正情報算出装置および色出力特性補正情報算出方法、また、補正情報によって出力情報を近似補正する色変換装置および色変換方法を提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、1つの色についての色出力を複数の色要素信号値の組合せに基づいて行なう第2色出力装置の色出力特性を、当該第2色出力装置と同様に前記色要素信号値の組合せに基づいて色の色出力を行なう第1色出力装置の色出力特性へ近似補正する際に用い、近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係を示す補正情報を算出する色出力特性補正情報算出装置であって、色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記第1色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第1色出力装置プロファイルを記憶する第1色出力装置プロファイル記憶手段と、色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記第2色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第2色出力装置プロファイルを記憶する第2色出力装置プロファイル記憶手段と、色要素信号値の組合せを複数保持した第1評価用データと、前記第1色出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第1評価用データによって前記第1色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出する第1実測値算出手段と、前記第1評価用データの保持する色要素信号値の組合せそれぞれを前記補正情報に基づいて変換した第2評価用データを、前記近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係が異なる複数の補正情報により複数算出する第2評価用データ算出手段と、前記第2評価用データと前記第2色出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第2評価用データによって前記第2色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出する第2実測値算出手段と、前記第1実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、前記第2実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、の関係に基づいて、前記第1評価用データを用いて出力を行なう第1色出力装置と、前記第2評価用データを用いて出力を行なう第2色出力装置との間の色出力特性の差を示す色出力特性差異情報を算出し、最適化手法により最も値の小さい色出力特性差異情報が算出されるときの前記第2評価用データを算出する前記補正情報を、前記第2色出力装置の色出力特性を前記第1色出力装置の色出力特性に近似補正する補正情報と決定する補正情報決定手段と、を備えることを特徴とする色出力特性補正情報算出装置である。
また本発明は、上述の色出力特性補正情報算出装置が、前記第1色出力装置プロファイルと前記第2色出力装置プロファイルのいずれかまたはその両方を読み込むプロファイル読み込み手段と、前記第1色出力装置プロファイルと前記第2色出力装置プロファイルのいずれかまたはその両方を生成するプロファイル生成手段とのいずれかまたはその両方を備えることを特徴とする。
また本発明は、一方の色出力装置の色出力特性を他方の色出力装置の色出力特性へ近似補正する色変換装置であって、色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記他方の色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第1色出力装置プロファイルを記憶する第1色出力装置プロファイル記憶手段と、色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記一方の色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第2色出力装置プロファイルを記憶する第2色出力装置プロファイル記憶手段と、色要素信号値の組合せを複数保持した第1評価用データと、前記他方の色出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第1評価用データによって前記他方の色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出する第1実測値算出手段と、前記第1評価用データの保持する色要素信号値の組合せそれぞれを近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係を示す補正情報に基づいて変換した第2評価用データを、前記近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係が異なる複数の補正情報により複数算出する第2評価用データ算出手段と、前記第2評価用データと前記一方の出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第2評価用データによって前記一方の色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出する第2実測値算出手段と、前記第1実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、前記第2実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、の関係に基づいて、前記第1評価用データを用いて出力を行なう前記他方の色出力装置と、前記第2評価用データを用いて出力を行なう前記一方の色出力装置との間の色出力特性の差を示す色出力特性差異情報を算出し、最適化手法により最も値の小さい色出力特性差異情報が算出されるときの前記第2評価用データを算出する前記補正情報を、前記一方の色出力装置の色出力特性を前記他方の色出力装置の色出力特性に近似補正する補正情報と決定する補正情報決定手段と、前記特定した補正情報を、前記一方の色出力装置の出力する色の色要素信号値に適用する補正情報適用手段と、を備えることを特徴とする色変換装置である。
また本発明は、1つの色についての色出力を複数の色要素信号値の組合せに基づいて行なう第2色出力装置の色出力特性を、当該第2色出力装置と同様に前記色要素信号値の組合せに基づいて色の色出力を行なう第1色出力装置の色出力特性へ近似補正する際に用い、近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係を示す補正情報を算出する色出力特性補正情報算出装置の色出力特性補正情報算出方法であって、第1色出力装置プロファイル記憶手段が、色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記第1色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第1色出力装置プロファイルを記憶し、第2色出力装置プロファイル記憶手段が、色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記第2色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第2色出力装置プロファイルを記憶し、第1実測値算出手段が、色要素信号値の組合せを複数保持した第1評価用データと、前記第1色出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第1評価用データによって前記第1色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出し、第2評価用データ算出手段が、前記第1評価用データの保持する色要素信号値の組合せそれぞれを前記補正情報に基づいて変換した第2評価用データを、前記近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係が異なる複数の補正情報により複数算出し、第2実測値算出手段が、前記第2評価用データと前記第2色出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第2評価用データによって前記第2色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出し、補正情報決定手段が、前記第1実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、前記第2実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、の関係に基づいて、前記第1評価用データを用いて出力を行なう第1色出力装置と、前記第2評価用データを用いて出力を行なう第2色出力装置との間の色出力特性の差を示す色出力特性差異情報を算出し、最適化手法により最も値の小さい色出力特性差異情報が算出されるときの前記第2評価用データを算出する前記補正情報を、前記第2色出力装置の色出力特性を前記第1色出力装置の色出力特性に近似補正する補正情報と決定することを特徴とする色出力特性補正情報算出方法である。
また本発明は、上述の色出力特性補正情報算出方法において、前記第1色出力装置プロファイルと前記第2色出力装置プロファイルのいずれかまたはその両方を読み込む過程、前記第1色出力装置プロファイルと前記第2色出力装置プロファイルのいずれかまたはその両方を生成する過程、のいずれかまたはその両方を有することを特徴とする。
また本発明は、一方の色出力装置の色出力特性を他方の色出力装置の色出力特性へ近似補正する色変換装置の色変換方法であって、第1色出力装置プロファイル記憶手段が、色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記他方の色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第1色出力装置プロファイルを記憶し、第2色出力装置プロファイル記憶手段が、色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記一方の色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第2色出力装置プロファイルを記憶し、第1実測値算出手段が、色要素信号値の組合せを複数保持した第1評価用データと、前記他方の色出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第1評価用データによって前記他方の色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出し、第2評価用データ算出手段が、前記第1評価用データの保持する色要素信号値の組合せそれぞれを近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係を示す補正情報に基づいて変換した第2評価用データを、前記近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係が異なる複数の補正情報により複数算出し、第2実測値算出手段が、前記第2評価用データと前記一方の出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第2評価用データによって前記一方の色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出し、補正情報決定手段が、前記第1実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、前記第2実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、の関係に基づいて、前記第1評価用データを用いて出力を行なう前記他方の色出力装置と、前記第2評価用データを用いて出力を行なう前記一方の色出力装置との間の色出力特性の差を示す色出力特性差異情報を算出し、最適化手法により最も値の小さい色出力特性差異情報が算出されるときの前記第2評価用データを算出する前記補正情報を、前記一方の色出力装置の色出力特性を前記他方の色出力装置の色出力特性に近似補正する補正情報と決定し、補正情報適用手段が、前記特定した補正情報を、前記一方の色出力装置の出力する色の色要素信号値に適用することを特徴とする色変換方法である。
本発明によれば、第1実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、第2実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、の関係に基づいて、第1評価用データを用いて出力を行なう第1色出力装置と、第2評価用データを用いて出力を行なう第2色出力装置との間の色出力特性の差を示す色出力特性差異情報を算出し、最適化手法により最も値の小さい色出力特性差異情報が算出されるときの第2評価用データを算出する補正情報を、第2色出力装置の色出力特性を第1色出力装置の色出力特性に近似補正する補正情報と決定するので、これにより、第2色出力装置の色出力特性を第1色出力装置の色出力特性に近似補正するための補正情報を算出することができる。
また、本発明によれば、色変換装置が他方の色出力装置の色出力特性に近似補正できる補正情報を用いて、一方の色出力装置の色出力の際の色要素信号値を補正するので、一方の色出力装置の出力を、他の色出力装置の色出力特性に近い色に労力なく補正することができる。
以下、本発明の一実施形態による色出力特性補正情報算出装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態による色出力特性補正情報算出装置の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は色出力特性補正情報算出装置である。そして色出力特性補正情報算出装置1は、評価用データ記憶部11、評価用データ変換処理部(第2評価用データ算出手段)12、第1プロファイル記憶部(第1色出力装置プロファイル記憶手段)12、第2プロファイル記憶部(第2色出力装置プロファイル記憶手段)13、第1測色値算出部(第1実測値算出手段)15、第2測色値算出部(第2実測値算出手段)16、補正情報決定部(補正情報決定手段)17とを備えている。
評価用データ記憶部11は、色出力に用いられる色要素信号値の組合せを、複数保持する評価用データ(第1評価用データ)を記憶している。図2は評価用データを示す図である。図2より、具体的には、この評価用データは、IT8.7/3(ISO12642)と呼ばれるカラーチャートで定義された、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロ)K(ブラック)の各色要素信号値の組合せを保持している。なお、評価用データとしてIT8.7/3のカラーチャート同様に、色空間上に均等に分布した各色を用いれば、当該各色を出力する色要素信号値の組合せを保持するので、色空間の様々な色に関して第1色出力装置の色出力特性に第2色出力装置の色出力特性を近似補正することができる。また、最適化したい特定領域の掛け合わせのみを集めた色を評価用データとして用いれば、その特定領域については最適な補正情報が得られる。また第2色出力装置で実際に出力する画像データを評価用データとして用いれば、出力する画像そのものに対して最適な補正情報が得られる。
また評価用データ変換処理部12は、補正情報に基づいて、評価用データのCMYK値をそれぞれC´M´Y´K´に変換する処理を行なう。
図3は補正情報のスプライン曲線を示す図である。
ここで補正情報は、色要素信号値の変換前の値と色要素信号値の変換後の値が同一となることを示す図3の直線Aの中央値を制御点としたときの、その制御点に対応する変換後の色要素信号値を変動させたスプライン曲線で表されるものである。そしてこのスプライン曲線で表されたカーブによって示される変換前の色要素信号値と変換後の色要素信号値の対応関係が、補正情報となる。そしてこの補正情報を、色要素信号値CMYKごとに評価用データ変換処理部12が生成し、また評価用データ変換処理部12は、その評価用データのそれぞれのCMYK値を補正情報に基いて変換した変換後評価用データ(第2評価用データ)を算出する。
また第1プロファイル記憶部13は、第1印刷装置の色出力特性が記述されたプロファイル(以降、第1印刷装置プロファイルと呼ぶ)を記憶する記憶部である。この第1印刷装置プロファイルは、色要素信号値の組合せCMYK値と、当該CMYKの値を用いて色出力を行なった際に第1印刷装置から出力される色の測色値(実測値:例えばCIELab値)とを対応付けた表である。この第1プロファイル記憶部13の記憶する第1印刷装置プロファイルは、第1印刷装置から直接、色出力特性補正情報算出装置1が読み込んで記憶するようにしても良いし、記録媒体を介して予めユーザが第1プロファイル記憶部13に記録するようにしても良い。また第1印刷装置プロファイルを生成する処理部を色出力特性補正情報算出装置1が備え、当該第1印刷装置プロファイルを生成する処理部によって生成された第1印刷装置プロファイルを第1プロファイル記憶部13が記録するようにしてもよい。
また第2プロファイル記憶部14は、第2印刷装置の色出力特性が記述されたプロファイル(以降、第2印刷装置プロファイルと呼ぶ)を記憶する記憶部である。この第2印刷装置プロファイルも、色要素信号値の組合せCMYK値と、当該CMYKの値を用いて色出力を行なった際に第2印刷装置から出力される色の測色値(例えばCIELab値)とを対応付けた表である。この第2プロファイル記憶部14の記憶する第2印刷装置プロファイルは、第2印刷装置から直接、色出力特性補正情報算出装置1が読み込んで記憶するようにしても良いし、記録媒体を介して予めユーザが第2プロファイル記憶部14に記録するようにしても良い。また第2印刷装置プロファイルを生成する処理部を色出力特性補正情報算出装置1が備え、当該第2印刷装置プロファイルを生成する処理部(プロファイル生成手段)によって生成された第2印刷装置プロファイルを第2プロファイル記憶部14が記録するようにしてもよい。
また第1測色値算出部15は、評価用データと第1印刷装置プロファイルとを用いて、評価用データを用いて第1印刷装置が印刷した時の、各色の測色値を算出する。また第2測色値算出部16は、評価用データ変換処理部12によって算出された複数の変換後の評価用データのうちの何れかの評価用データと第2印刷装置プロファイルとを用いて、当該変換後の評価用データを用いて第2印刷装置が印刷した時の各色の測色値を、複数の変換後の評価用データのうちの何れかの評価用データごとに算出する。
そして、補正情報決定部17が、第1測色値算出部15によって算出された各色の測色値と、第2測色値算出部16によって算出された各色の測色値と、の関係に基づいて、評価用データを用いて印刷を行なう第1印刷装置と、複数の変換後評価用データのうちの何れかの変換後評価用データを用いて印刷を行なう第2印刷装置との間の色出力特性の差を示す色出力特性差異情報を算出し、最も値の小さい色出力特性差異情報を算出したときに用いた変換後評価用データを特定し、当該特定した変換後評価用データを算出した際の補正情報を、第2印刷装置の色出力特性を第1印刷装置の色出力特性に近似補正する補正情報と決定する。この補正情報を用いて第2印刷装置に入力される画像データの各色の色要素信号値CMYKを変換すれば、第1印刷装置を用いて印刷した際とほぼ近似した色調での印刷を第2印刷装置で行うことができるようになる。
図4は第1印刷装置プロファイルまたは第2印刷装置プロファイルのデータ概要を示す図である。
図4に示すように、第1印刷装置プロファイルや、第2印刷装置プロファイルは、色要素信号値の組合せCMYK値と、当該CMYKの値を用いて色出力を行なった際に第1(第2)印刷装置から出力される色の測色値(例えばCIELab値)とを対応付けている。
図5は色出力特性補正情報算出装置の処理フローを示す図である。
次に図5を用いて、色出力特性補正情報算出装置の処理フローについて説明する。
まず、色出力特性補正情報算出装置1の制御部(プロファイル読み込み手段)が、評価用データ、第1印刷装置プロファイル、第2印刷装置プロファイルをそれぞれ読み込んで、評価用データ記憶部11、第1プロファイル記憶部13、第2プロファイル記憶部14に記録する(ステップS1)。
すると、次に第1測色値算出部15が、第1プロファイル記憶部13から第1印刷装置プロファイルを読み込み、また評価用データ記憶部11から評価用データを読み込む。そして第1測色値算出部15は、評価用データに保持される色要素信号値の組合せに基づいて、当該各組合せの測色値を第1印刷装置プロファイルに基づいて算出する(ステップS2)。この時、第1印刷装置プロファイルには、色要素信号値の組合せCMYK値と、当該CMYKの値を用いて色出力を行なった際に第1印刷装置から出力される色の測色値との関係が保持されている為、補間計算などによって、評価用データに保持される各色要素信号値の組合せから、それら各組合せの測色値を算出する。これにより、評価用データ全ての組合せ、つまり、評価用データに基づいて第1印刷装置がIT8.7/3と呼ばれるカラーチャートを印刷した際の、当該カラーチャートの全ての色についての測色値が予測されることとなる。
また、評価用データ変換処理部12が、色要素信号値CMYKのそれぞれについて、別々の補正情報(図3で示したスプライン曲線によって表されるカーブ)を用いて、評価用データを変換し、複数の変換後評価用データを生成する(ステップS3)。ここで評価用データ変換処理部12は、補正情報を、図3で示した直線の制御点の移動幅に応じて、複数生成することができるので、従って、様々なカーブを示す補正情報を生成し、CMYK各々に対応する各補正情報の組合せによって、複数の変換後評価用データを生成する。
そして、第2測色値算出部16が、評価用データ変換処理部12から複数の変換後評価用データを読み込み、また第2プロファイル記憶部14から第2印刷装置プロファイルを読み込み、第2印刷装置が、変換後評価用データを用いてカラーチャートを印刷する際の、当該カラーチャートに含まれる各組合せの測色値を算出する(ステップS4)。つまり第2印刷装置は、複数の変換後評価用データ各々により印刷されるカラーチャートそれぞれについて、当該カラーチャートの保持する複数の組合せの測色値を算出する。この処理は第1測色値算出部15と同様の処理である。
次に補正情報決定部17は、第1測色値算出部15によって算出された評価用データの各色についての測色値と第2測色値算出部16によって算出された変換後評価用データの各色についての測色値との差を、評価用データと変換後評価用データがそれぞれ保持する各色ごとに算出する。そして、その合計を色の数で平均した値を算出し、この値を色出力特性差異情報とする(ステップS5)。そして、補正情報決定部17は、複数の変換後評価用データごとに色出力特性差異情報を算出する。そして、最も値が小さい色出力特性差異情報を算出したときの、変換後評価用データを特定する(ステップS6)。またその特定した変換用評価データを算出した補正情報を評価用データ変換処理部12から取得する。そして、補正情報決定部17は、この評価用データ変換処理部12から取得した補正情報を、第1印刷装置の色出力特性に、第2印刷装置の色出力特性を最も近似補正できる補正情報と決定する(ステップS7)。
なお、色出力特性差異情報の算出方法は、上述の方法に限らず、他の方法によって算出するようにしても良い。
例えば、評価用データ変換処理部12が変換後評価用データを生成し、第1測色値算出部15によって算出された各色の測色値と、第2測色値算出部16によって算出された各色の測色値と、の関係に基づいて、評価用データを用いて出力を行なう第1印刷装置と、変換後評価用データを用いて出力を行なう第2印刷装置との間の色出力特性の差を示す色出力特性差異情報を算出し、最適化手法により、最も値の小さい色出力特性差異情報が算出されるときの変換後評価用データを算出する補正情報を、第2印刷装置の色出力特性を第1印刷装置の色出力特性に近似補正する補正情報と決定する。上記最適化手法としては、Simplex法やシュミレーテッドアニーリングや総当たり法などの手法が存在する。
そして、この色出力特性補正情報算出装置1の特定した補正情報を、第2印刷装置プロファイルに適用したり、また出力する画像情報に当該補正情報を適用するなどして、色の出力を変換し、第1印刷装置の色出力特性に近似させた色出力の処理を行なう。これにより、第1印刷装置が、例えば画像などを出力する際の色と同様な色で第2印刷装置で画像の出力を行うことができる。また、評価用データが色空間上に均等に分布した各色について、当該各色を出力する色要素信号値の組合せを保持しているので、ユーザは労力なく、色空間の多くの色について補正情報を用いて第1印刷装置の色出力特性に近似補正することができる。
また、上記手法を用いて、評価用データ、第1印刷装置プロファイル、第2印刷装置プロファイルを記憶するコンピュータが、第1印刷装置の色出力特性に近似補正するための、第2印刷装置の補正情報を算出して、実際に第2印刷装置プロファイルに適用するようにしても良い。
以上、色出力特性補正情報算出装置1の処理について説明したが、一方の印刷装置の色出力特性を、他方の印刷装置の色出力特性へ近似補正する補正情報を算出するのではなく、例えばモニタやプロジェクタなどの画像出力装置間での近似補正を行なう補正情報を算出するようにしても良い。その際、色要素信号値はCMYKではなくRGBの信号値を用いることとなる。
また、本実施形態においては補正情報として中央値に1つの制御点を持つスプライン曲線を使用したが、複数の制御点を持つスプライン曲線や、あるいはルックアップテーブルの形式で記述される補正情報、数式で表される補正情報などの、他の補正情報を用いても良い。
また、色出力特性差異情報をCIELabによる色差算出式によって算出しても良いし、CMC、CIE94、CIEDE2000などの他の色差算出式を用いても良い。また色出力装置が出力する色の実測値はLabなどの測色値でなく、例えば、濃度値であってもよい。
また、本実施形態の色出力特性補正情報算出装置1は、補正情報の出力形式をテキストファイルとしても良いし、また補正情報のカーブにおける制御点のみを出力したり、また数式とそのパラメータを出力するなど、補正情報が特定できる形式であればどのような形式で出力しても良い。
そして上述の色出力特性補正情報算出装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
色出力特性補正情報算出装置の構成を示すブロック図である。 評価用データを示す図である。 補正情報のスプライン曲線を示す図である。 第1印刷装置プロファイルまたは第2印刷装置プロファイルのデータ概要を示す図である。 色出力特性補正情報算出装置の処理フローを示す図である。
符号の説明
1・・・色出力特性補正情報算出装置、11・・・評価用データ記憶部、12・・・評価用データ変換処理部、13・・・第1プロファイル記憶部、14・・・第2プロファイル記憶部、15・・・第1測色値算出部、16・・・第2測色値算出部、17・・・補正情報決定部

Claims (6)

  1. 1つの色についての色出力を複数の色要素信号値の組合せに基づいて行なう第2色出力装置の色出力特性を、当該第2色出力装置と同様に前記色要素信号値の組合せに基づいて色の色出力を行なう第1色出力装置の色出力特性へ近似補正する際に用い、近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係を示す補正情報を算出する色出力特性補正情報算出装置であって、
    色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記第1色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第1色出力装置プロファイルを記憶する第1色出力装置プロファイル記憶手段と、
    色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記第2色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第2色出力装置プロファイルを記憶する第2色出力装置プロファイル記憶手段と、
    色要素信号値の組合せを複数保持した第1評価用データと、前記第1色出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第1評価用データによって前記第1色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出する第1実測値算出手段と、
    前記第1評価用データの保持する色要素信号値の組合せそれぞれを前記補正情報に基づいて変換した第2評価用データを、前記近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係が異なる複数の補正情報により複数算出する第2評価用データ算出手段と、
    前記第2評価用データと前記第2色出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第2評価用データによって前記第2色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出する第2実測値算出手段と、
    前記第1実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、前記第2実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、の関係に基づいて、前記第1評価用データを用いて出力を行なう第1色出力装置と、前記第2評価用データを用いて出力を行なう第2色出力装置との間の色出力特性の差を示す色出力特性差異情報を算出し、最適化手法により最も値の小さい色出力特性差異情報が算出されるときの前記第2評価用データを算出する前記補正情報を、前記第2色出力装置の色出力特性を前記第1色出力装置の色出力特性に近似補正する補正情報と決定する補正情報決定手段と、
    を備えることを特徴とする色出力特性補正情報算出装置。
  2. 前記第1色出力装置プロファイルと前記第2色出力装置プロファイルのいずれかまたはその両方を読み込むプロファイル読み込み手段と、
    前記第1色出力装置プロファイルと前記第2色出力装置プロファイルのいずれかまたはその両方を生成するプロファイル生成手段と、
    のいずれかまたはその両方を備えることを特徴とする請求項1に記載の色出力特性補正情報算出装置。
  3. 一方の色出力装置の色出力特性を他方の色出力装置の色出力特性へ近似補正する色変換装置であって、
    色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記他方の色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第1色出力装置プロファイルを記憶する第1色出力装置プロファイル記憶手段と、
    色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記一方の色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第2色出力装置プロファイルを記憶する第2色出力装置プロファイル記憶手段と、
    色要素信号値の組合せを複数保持した第1評価用データと、前記他方の色出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第1評価用データによって前記他方の色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出する第1実測値算出手段と、
    前記第1評価用データの保持する色要素信号値の組合せそれぞれを近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係を示す補正情報に基づいて変換した第2評価用データを、前記近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係が異なる複数の補正情報により複数算出する第2評価用データ算出手段と、
    前記第2評価用データと前記一方の出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第2評価用データによって前記一方の色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出する第2実測値算出手段と、
    前記第1実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、前記第2実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、の関係に基づいて、前記第1評価用データを用いて出力を行なう前記他方の色出力装置と、前記第2評価用データを用いて出力を行なう前記一方の色出力装置との間の色出力特性の差を示す色出力特性差異情報を算出し、最適化手法により最も値の小さい色出力特性差異情報が算出されるときの前記第2評価用データを算出する前記補正情報を、前記一方の色出力装置の色出力特性を前記他方の色出力装置の色出力特性に近似補正する補正情報と決定する補正情報決定手段と、
    前記特定した補正情報を、前記一方の色出力装置の出力する色の色要素信号値に適用する補正情報適用手段と、
    を備えることを特徴とする色変換装置。
  4. 1つの色についての色出力を複数の色要素信号値の組合せに基づいて行なう第2色出力装置の色出力特性を、当該第2色出力装置と同様に前記色要素信号値の組合せに基づいて色の色出力を行なう第1色出力装置の色出力特性へ近似補正する際に用い、近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係を示す補正情報を算出する色出力特性補正情報算出装置の色出力特性補正情報算出方法であって、
    第1色出力装置プロファイル記憶手段が、色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記第1色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第1色出力装置プロファイルを記憶し、
    第2色出力装置プロファイル記憶手段が、色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記第2色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第2色出力装置プロファイルを記憶し、
    第1実測値算出手段が、色要素信号値の組合せを複数保持した第1評価用データと、前記第1色出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第1評価用データによって前記第1色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出し、
    第2評価用データ算出手段が、前記第1評価用データの保持する色要素信号値の組合せそれぞれを前記補正情報に基づいて変換した第2評価用データを、前記近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係が異なる複数の補正情報により複数算出し、
    第2実測値算出手段が、前記第2評価用データと前記第2色出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第2評価用データによって前記第2色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出し、
    補正情報決定手段が、前記第1実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、前記第2実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、の関係に基づいて、前記第1評価用データを用いて出力を行なう第1色出力装置と、前記第2評価用データを用いて出力を行なう第2色出力装置との間の色出力特性の差を示す色出力特性差異情報を算出し、最適化手法により最も値の小さい色出力特性差異情報が算出されるときの前記第2評価用データを算出する前記補正情報を、前記第2色出力装置の色出力特性を前記第1色出力装置の色出力特性に近似補正する補正情報と決定する
    ことを特徴とする色出力特性補正情報算出方法。
  5. 前記第1色出力装置プロファイルと前記第2色出力装置プロファイルのいずれかまたはその両方を読み込む過程、
    前記第1色出力装置プロファイルと前記第2色出力装置プロファイルのいずれかまたはその両方を生成する過程、
    のいずれかまたはその両方を有することを特徴とする請求項4に記載の色出力特性補正情報算出方法。
  6. 一方の色出力装置の色出力特性を他方の色出力装置の色出力特性へ近似補正する色変換装置の色変換方法であって、
    第1色出力装置プロファイル記憶手段が、色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記他方の色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第1色出力装置プロファイルを記憶し、
    第2色出力装置プロファイル記憶手段が、色要素信号値の組合せと、当該色要素信号値の組合せによって前記一方の色出力装置が出力する色の実測値と、を対応付けた第2色出力装置プロファイルを記憶し、
    第1実測値算出手段が、色要素信号値の組合せを複数保持した第1評価用データと、前記他方の色出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第1評価用データによって前記他方の色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出し、
    第2評価用データ算出手段が、前記第1評価用データの保持する色要素信号値の組合せそれぞれを近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係を示す補正情報に基づいて変換した第2評価用データを、前記近似補正における変換前の色出力特性と変換後の色出力特性との対応関係が異なる複数の補正情報により複数算出し、
    第2実測値算出手段が、前記第2評価用データと前記一方の出力装置プロファイルと、に基づいて、前記第2評価用データによって前記一方の色出力装置が色出力する際の各色の実測値を算出し、
    補正情報決定手段が、前記第1実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、前記第2実測値算出手段によって算出された各色の実測値と、の関係に基づいて、前記第1評価用データを用いて出力を行なう前記他方の色出力装置と、前記第2評価用データを用いて出力を行なう前記一方の色出力装置との間の色出力特性の差を示す色出力特性差異情報を算出し、最適化手法により最も値の小さい色出力特性差異情報が算出されるときの前記第2評価用データを算出する前記補正情報を、前記一方の色出力装置の色出力特性を前記他方の色出力装置の色出力特性に近似補正する補正情報と決定し、
    補正情報適用手段が、前記特定した補正情報を、前記一方の色出力装置の出力する色の色要素信号値に適用する
    ことを特徴とする色変換方法。
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