JP4377972B2 - カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、手動で設定したシャッタスピード値や絞り値を、簡単な操作で適正露出が得られる演算値に置き換えることが可能なカメラの露光モードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、手動でシャッタスピードと絞り値を設定するマニュアル露光モードにおいては、カメラ内の測光センサを用いて適正露出を得るためには、カメラ内の測光センサの出力と設定値の差がなくなるように、表示などを見ながら手動でシャッタスピードや絞り値を入力していた。しかし、この操作は意外と手間がかかるので、1つの釦操作で、測光センサの出力をもとに演算された適正露出を得るためのシャッタスピード値と絞り値を、現在設定されている設定値は無視して、設定値と置き換えるというモードが提案され製品化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、適正露出の得られるシャッタスピードや絞り値を見てから、撮影者が現在の設定値と演算値を入れ換えるかの判断をする余地はなく、適正露出のシャッタスピードと絞り値が表示された時には設定値も入れ代わってしまい、撮影意図を考えて設定していた設定値は無駄になってしまう。つまり、適正露出を得るためのシャッタスピードや絞り値を参考までに見るということが不可能である。
【0004】
また、演算値を設定する部材と、絞り値やシャッタスピード値を設定する部材が別であるため、カメラ内の露出計に対してマニアル露出モードで補正を加える場合に操作が煩わしくなる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、今までになかったマニアルと自動の中間的露出モードの提案が可能となるカメラを提供することにある。
【0006】
更に、本発明の目的は、マニアル露出モードにおける適正露出に対する補正の操作性を向上させ、撮影者の思考に合った露出決定を可能にするカメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、測光結果に基づき前もって決められていた組み合わせからシャッタスピード値と絞り値を自動で選択する選択手段があるカメラにおいて、シャッタスピード値と絞り値とを表示可能な表示手段と、絞り値の設定値を変更する絞り値設定部材と、シャッタスピード値の設定値を変更するシャッタスピード値設定部材と、前記選択手段が選択したシャッタスピード値及び絞り値を前記表示手段に表示する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、測光結果に基づいて前記選択手段が選択したシャッタスピード値と絞り値とを前記表示手段に表示しているときに、前記絞り値設定部材が操作された場合は前記選択手段が選択した絞り値を設定値として前記表示手段に表示し、前記シャッタスピード値設定部材が操作された場合は前記選択手段が選択したシャッタスピード値を前記表示手段に設定値として表示し、絞り値またはシャッタスピード値を設定値として表示された後に、更に前記絞り値設定部材または前記シャッタスピード値設定部材が操作された場合は該操作に伴い絞り値またはシャッタスピード値の設定値がアップまたはダウンするように変更されることを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、マニアル撮影モードにおいて、演算値を撮影意図に合わせて、撮影者の判断で絞り値、シャッタスピード値個別に設定値として用いることができる。また、絞り値またはシャッタスピード値を設定表示させた後でも、絞り値設定部材またはシャッタスピード値設定部材を操作することにより、絞り値またはシャッタスピード値をさらに変更することが可能になる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、測光結果に基づいて絞り値設定手段によって設定された絞り値に対応するシャッタスピード値を演算する演算手段があるカメラにおいて、シャッタスピード値を表示可能な表示手段と、シャッタスピード値の設定値を変更するシャッタスピード値設定部材と、前記演算手段が演算したシャッタスピード値を前記表示手段に表示する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、測光結果に基づいて前記演算手段が前記絞り値設定手段によって設定された絞り値に対応する演算されたシャッタスピード値を前記表示手段に表示しているときに、前記シャッタスピード値設定部材が操作された場合は前記表示手段に表示しているシャッタスピード値を設定値として表示し、シャッタスピード値を設定値として表示された後に、更に前記シャッタスピード値設定部材が操作された場合は該操作に伴いシャッタスピード値の設定値がアップまたはダウンするように変更されることを特徴としている。
【0011】
この構成によれば、設定と同時に同じシャッタスピード値設定部材の操作で設定値変更が続けて可能になる。また、シャッタスピード値を設定表示させた後でも、シャッタスピード値設定部材を操作することにより、シャッタスピード値をさらに変更することが可能になる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、測光結果に基づいてシャッタスピード設定手段によって設定されたシャッタスピード値に対応する絞り値を演算する演算手段があるカメラにおいて、絞り値を表示可能な表示手段と、絞り値の設定値を変更する絞り値設定部材と、前記演算手段が演算した絞り値を前記表示手段に表示する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、測光結果に基づいて前記演算手段が前記シャッタスピード設定手段によって設定されたシャッタスピード値に対応する演算された絞り値を前記表示手段に表示しているときに、前記絞り値設定部材が操作された場合は表示している絞り値を設定値として前記表示手段に表示し、絞り値を設定値として表示された後に、更に前記絞り値設定部材が操作された場合は該操作に伴い絞り値の設定値がアップまたはダウンするように変更されることを特徴としている。
【0013】
この構成によれば、設定と同時に同じ絞り値設定部材の操作で設定値変更が続けて可能になる。また、絞り値を設定表示させた後でも、絞り値設定部材を操作することにより、絞り値をさらに変更することが可能になる。
【0017】
また、請求項4に記載の発明は、前記絞り値設定部材と前記シャッタスピード値設定部材とが電子ダイアルで構成されるとともに、前記表示手段の表示を前記電子ダイアルの操作に基づく表示に切り替える表示切り替え部材を備え、前記表示切り替え部材が操作状態にある際に、前記電子ダイアルによってシャッタスピード値又は絞り値の変更が可能であることを特徴としている。
この構成によれば、従来のカメラ部品をその用途のまま使用する低コストの構成で、カメラの機能を拡張し操作性を良くすることができる。
また、請求項5に記載の発明は、前記シャッタスピード値設定部材が電子ダイアルで構成されるとともに、前記表示手段の表示を前記電子ダイアルの操作に基づく表示に切り替える表示切り替え部材を備え、前記表示切り替え部材が操作状態にある際に、前記電子ダイアルによってシャッタスピード値の変更が可能であることを特徴としている。
この構成によれば、従来のカメラ部品をその用途のまま使用する低コストの構成で、カメラの機能を拡張し操作性を良くすることができる。
また、請求項6に記載の発明は、前記絞り値設定部材が電子ダイアルで構成されるとともに、前記表示手段の表示を前記電子ダイアルの操作に基づく表示に切り替える表示切り替え部材を備え、前記表示切り替え部材が操作状態にある際に、前記電子ダイアルによって絞り値の変更が可能であることを特徴としている。
この構成によれば、従来のカメラ部品をその用途のまま使用する低コストの構成で、カメラの機能を拡張し操作性を良くすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について図を参照して説明する。
【0019】
図1は本発明の第1の実施の形態に係るカメラの動作のフローチャートである。
【0020】
図2は図1に示すカメラのブロック図である。
【0021】
図3は図2に示すカメラの基本の撮影動作のフローチャートである。
【0022】
図2において、1はカメラ各部の動きを制御するためのマイクロコンピユータ(以降、マイコンと略す)である。2はレンズ制御回路で、撮影レンズ13の焦点調節用モータと絞り羽根制御用モータを駆動制御する。レンズ制御回路2はマイコン1からLCOM信号を受けている間、DBUSを介してシリアル通信を行う。シリアル通信によりモータ駆動情報を受けとり、その情報によりモータを駆動制御する。また、同時にレンズの各種の情報(焦点距離等)をシリアル通信によりマイコン1へ送る。
【0023】
3は液晶表示回路で、カメラのバッテリ残量や撮影枚数やTV値、AV値、露出補正量などを撮影者に知らせるための液晶表示器を駆動する液晶表示回路である。液晶表示回路3はマイコン1からDPCOM信号を受けているいる間、DBUSを介しシリアル通信を行う。シリアル通信により表示データを受け取り、そのデータに従って液晶表示器11,12を駆動する。
【0024】
4はスイッチセンス回路であり、撮影者が各撮影条件を設定するためのスイッチや、カメラの状態を示すスイッチの状態を読取りマイコン1へ送る回路で、SWCOM信号を受けている間DBUSを介しシリアル通信によりマイコン1にスイッチデータを送る。また、電子ダイアル10の入力値により、ダイアル値のカウントアップ/カウントダウンも行い、SWCOM信号を受けている間、DBUSを介しシリアル通信によりマイコン1にカウント値を送る。
【0025】
5はストロボ発光調光制御回路であり、ストロボの発光とTTL調光による発光停止機能を制御する回路である。ストロボ発光調光制御回路5はSTCOM信号を受けている間、DBUSを介してマイコン1とシリアル通信を行いストロボ制御に関するデータを受取り各種の制御を行う。また、この回路は外付けストロボがカメラに装着された場合のインターフェースの働きも行う。従って、外付けストロボが装着された場合は、外付けストロボと通信を行いその情報(補助光があるかないか等)をマイコン1へ送る。逆にマイコン1からの制御信号を外付けストロボ14へ伝える役割を行う。
【0026】
6は、焦点検出回路で既存の位相差検出方式によりAFを行うためのラインセンサと、その蓄積読み出しのための回路ユニットである焦点検出回路であり、マイコン1により制御を行う。マイコン1はセンサ出力のA/D値をもとに既存のアルゴリズムで測距を行い、レンズ駆動量を演算した後に合焦するようにレンズ制御回路2へ演算で求めたレンズ駆動量を通信し、レンズを駆動し合焦させる。7は測光回路であり、被写体の測光を行い、マイコン1の制御により測光出力をマイコン1に送る。マイコン1は送られた測光出力をA/D変換し、露出条件(絞り、シャッタスピード)の演算に用いる。
【0027】
8は、シャッタ制御回路でマイコン1の制御信号に従ってシャッタ先幕、後幕(図示していない)の走行制御を行う。
【0028】
9は給送モータ/チャージモータ制御回路で、マイコン1からの制御信号に従って、フィルムの給送(巻き上げ、巻き戻し)を行う。また、本モータ制御回路はミラーアップ/チャージ(ミラーダウン)用モータの制御も行う。SW1は、カメラの動作を開始させる釦であり、SW1がONされたことをマイコン1が認識すると測光・測距・表示をスタートさせる。SW2はカメラのレリーズ釦と連動していて、SW2がONされたことをマイコン1が認識すると露光動作をスタートさせる。
【0029】
X接点はシャッタの先幕の走行完のタイミングでONし、ストロボ発光のタイミングをストロボ発光調光制御回路5に知らせる役目をする。SW3はカメラのモード(TV優先、AV優先、マニアル、プログラム等)を切換えるためのスイッチである。10aと10bは、TV値、AV値、補正量、モード等を変更するためのメイン電子ダイアルとサブ電子ダイアルである。例えば、SW3のモード切換え釦を押しながらメイン電子ダイアル10aを回転させると、TV優先→AV優先→マニアル→プログラム→TV優先→AV優先→マニアル→プログラム…と変更され、撮影者の意図するモードに設定することができる。
【0030】
また、メイン電子ダイアル10aを逆回転させた時は、プログラム→マニアル→AV優先→TV優先→プログラム→…とモードは変更される。また、モード変更スイッチ3とメイン電子ダイアルによりTV優先モードとして設定されている場合には、メイン電子ダイアル10aを回転させることにより撮影者の希望とするTV値を設定することができる。
【0031】
また、モード変更スイッチ3とメイン電子ダイアルによりAV優先がモードとして設定されている場合には、メイン電子ダイアル10aを回転させることで撮影者は希望するAV値を設定することができる。モード変更スイッチ3とメイン電子ダイアルによりプログラムモードが設定されている場合には、メイン電子ダイアルを回転させることによりTV値とAV値の組み合わせを変更するプログラムシフトが可能となる。
【0032】
また、モード変更スイッチ3とメイン電子ダイアルによりマニアルがモードとして設定されている場合は、メイン電子ダイアル10aによりTV値の変更が可能になり、サブ電子ダイアル10bでAV値の変更が可能になる。そして、モード変更スイッチ3とメイン電子ダイアルによりマニアル以外のモード(AV優先、TV優先、プログラム)が設定されている場合、サブ電子ダイアル10bにより露出補正の変更が可能である。
【0033】
SW4はAFモード設定釦である。SW5は測光モード設定釦である。SW6は給送モード設定釦である。メインSWはカメラの動作を禁止するロックスイッチである。SW7はシャッタスピード、絞り値の設定値と演算値の表示切換え部材で本発明の内容を実現するものである。
【0034】
11は、外部は外部表示装置で液晶表示回路3から駆動される。12はファインダ内カラー液晶表示装置で液晶表示回路3より駆動される。13は交換可能なレンズであり、レンズ制御回路2を通して制御される。14は外付けストロボで、ストロボ発光調光制御回路5を通して制御される。また、本ストロボはカメラ本体とは別な電源を持つ。
【0035】
つぎに図3のフローチャートを用いて一般的な撮影動作について説明する。
【0036】
始めは、カメラのSWが押された等の要因によりカメラの電源が入った状態であり、次に進む(S300)。スイッチ回路4の情報を基に、モードの切換えや設定値の切換えを行い、変化があった場合は液晶表示回路3に通信して、表示データを修正する(S301)。
【0037】
SW1が押されているか、押されていないかの判定を行い、押されている場合はS306へ、押されていなければS304へ進む(S302)。電源をOFFするかどうかの判定を行い(S303)、OFFしない場合はS301のSW情報入力へ戻る。つまり何等かの要因でカメラの電源が立ち上がった場合には、一定時間電源を起こしておくことにより、SWの状態のチェックや表示の切換えを行う。
【0038】
カメラのファインダ内や外部の不必要な部分の表示を液晶表示回路3により消灯し、電源をOFFする(S304)。終り(S305)。
【0039】
測光回路7により被写体の測光を行い、測光出力をマイコン1によりA/D変換して、露出条件(絞り、シャッタスピード)の演算を行う(S306)。なお、第1の実施の形態ではマニアル露出モードが設定されている場合、プログラムAE演算を行い、第2の実施の形態では絞り優先AE演算を行い、第3の実施の形態ではシャッタスピード優先AEの演算を行うことになる。
【0040】
焦点検出回路6を用いてラインセンサに蓄積し、読み出しを行い、そのセンサ出力のA/D値を基に、既存のアルゴリズムで測距を行い、レンズ駆動量を演算した後に、合焦するようにレンズ制御回路2に演算で求めたレンズ駆動量を通信し、レンズを駆動し合焦させる(S307)。
【0041】
S306で演算されたAV値/TV値を液晶表示回路3によりファインダ内液晶12と外部表示11に表示する。又、S307の測距結果が合焦ならば、合焦表示も行う(S308)。
【0042】
次に、カメラの状態がレリーズを許可して良い状態か否かの判定を行う(S309)。例えば、AFモードが「ワンショットモード」である場合はS307の測距結果が、合焦ならばレリーズは許可され、SW2のチェックを行うためにS310へ進み、合焦でない場合はSWチェックのためにS301へ戻る。そしてSW1がONの場合は再び測光/測距/表示を行う。
【0043】
SW2が押されているか否かの判定を行い(S310)、S311以降のレリーズ動作に進むか否かを判断する。SW2がONの場合はレリーズ動作を行うためにS311へ進み、SW2がOFFの場合はSWのチェックのためにS301へ戻る。そしてSW1がONの場合は再び測光/測距/表示を行う。
【0044】
レリーズ動作を開始する。給送モータ/チャージモータ制御回路9により、ミラーをアップすると共に、S306で決められた絞り量をレンズ制御回路2によりレンズ13に通信し、設定露光量が得られるように絞り込み動作を行う(S311)。
【0045】
シャッタ制御回路8を用いて、S306で決められたTV量が得られるようにシャッタ先幕及び後幕(図示していない)の走行制御を行う(S312)。給送モータ/チャージモータ制御回路9によりミラーをダウンすると同時に、シャッタのチャージを行い、S306でレンズ制御回路2によりレンズ13に通信し、絞り込まれていた絞りを開放に戻す(S313)。最後に、給送モータ/チャージモータ制御回路9を用いてマイコン1からの制御信号に従って、フィルムの巻き上げを行う(S314)。以上が一般的な基本撮影動作である。
【0046】
つぎに図1のフローチャートを用いて本発明の動作について説明する。
【0047】
スタートして(S100)、ここで設定されているシャッタスピード値、絞り値を表示部材11,12に表示する(S101)。次に、SW7が押されているかどうかの判定を行い、押されている場合はS103へ進み、押されていない場合はS114へ進む(S102)。
【0048】
測光センサ7で測光した出力を基に、S306で演算したプログラムAEのシャッタスピード値、絞り値を表示部材11,12に表示する(S103)。シャッタスピード値設定用の電子ダイアル10aが操作されたかどうかの判定を行い、操作された場合はシャッタスピード設定のためにS105へ進み、操作されていない場合は、絞り値設定用電子ダイアル10bのチェックのためにS108へ進む(S104)。
【0049】
次に、電子ダイアル10aの操作がSW7が押されて1クリック目かどうかの判定を行い、1クリック目の場合はシャッタスピードのAE演算値を設定値にするためにS106へ進み、1クリック目でない場合は設定シャッタスピード値をアップダウンするためにS107へ進む(S105)。
【0050】
測光センサ7で測光した出力を基に、S306で演算したプログラムAEの演算シャッタスピード値をシャッタスピードの設定値にセットする(S106)。
【0051】
電子ダイアル10aの方向、クリック数に応じてシャッタスピード設定値をアップ/ダウンさせる(S107)。次に、絞り値設定用の電子ダイアル10bが操作されたかどうかの判定を行い、操作された場合はS112へ進む(S108)。
【0052】
電子ダイアル10bの操作がSW7が押され始めて1クリック目かどうか判定を行い、1クリック目の場合は絞り値AE演算値を設定値にするためS110へ進み、1クリック目では無い場合は、設定絞り値をアップ/ダウンするためにS111に進む(S109)。
【0053】
測光センサ7により測光した出力を基に、S306で演算したプログラムAEの演算絞り値を絞り値の設定値にセットする(S110)。電子ダイアル10bの方向、クリック数に応じて絞り設定値をアップ/ダウンさせる(S111)。SW7が離されたかどうかの判定を行い、離されたと判断される場合はS114に進み、離されていない場合はS104へ戻る(S112)。続いて、シャッタスピード値、絞り値の設定値を表示部材11,12に表示する(S113)。終り(S114)。
【0054】
このように、本実施の形態によれば、マニアル露出モードにおいて、演算値を撮影意図に合わせて、撮影者の判断で絞り値、シャッタスピード値個別に設定値として用いることが可能となる。このことで、今までにないマニアルと自動の中間的な露出モードが提案できる。
【0055】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2実施について図を参照して説明する。
【0056】
図4は本発明の第2の実施の形態に係るカメラの動作のフローチャートである。
【0057】
第2の実施の形態も、図2のブロック図及び図3の基本撮影動作は共通となるので、カメラの構成および図3に示した基本動作については重複する説明は省略し、第2の実施の形態では、マニアル露光に対して適正露出を示すシャッタスピード値と絞り値を演算するのに、絞り優先AEを用いる動作について説明する。図4も図1と同様に図3のS301のサブルーチンの形である。
【0058】
スタートして(S400)、設定されているシャッタスピード値、絞り値を表示部材11,12に表示する(S401)。SW7が押されたかどうかの判定を行い、押されている場合はS403へ進み押されていない場合はS412へ進む(S402)。測光センサ7で測光した出力を基に、S306で演算した絞り優先AE演算結果のシャッタスピード値と設定値の絞り値を表示部材11,12に表示する(S403)。
【0059】
シャッタスピード値設定用の電子ダイアル10aが操作されたかどうかの判定を行い、操作された場合はシャッタスピード設定のためにS405へ進み、操作されていない場合は絞り値設定用電子ダイアル10bのチェックのためにS408へ進む(S404)。
【0060】
電子ダイアル10aの操作がSW7が押されて始めの1クリック目かどうかの判定を行い、1クリック目の場合はシャッタスピードのAE演算値を設定値にするためにS406に進み、1クリック目でない場合は設定シャッタスピード値をアップ/ダウンするためにS407へ進む(S405)。続いて、測光センサ7で測光した出力を基に、S306で演算した絞り優先AEの演算シャッタスピードの設定値にセットする(S406)。
【0061】
電子ダイアル10aの方向、クリック数に応じてシャッタスピード設定値をアップ/ダウンさせる(S407)。絞り値設定用の電子ダイアル10bが操作されたかどうかの判定を行い、操作された場合は、絞り値設定のためにS409へ進み、操作されていない場合は410へ進む(S408)。電子ダイアル10bの方向、クリック数に応じて絞り値設定をアップ/ダウンさせる(S409)。SW7が離されたかどうかの判定を行い、離されていると判断された場合はS411に進み、離されていない場合はS404に戻る(S410)。シャッタスピード値、絞り値の設定値を表示部材11,12に表示する(S411)。終り(S412)。
【0062】
このように、第2の実施の形態によれば、設定値の絞り値を基に操作部材の操作で、絞り優先の演算でシャッタスピードを演算し表示して、絞り設定部材の操作でその演算値を簡単に設定値にすることによって、設定と同時に同じ操作部材で設定値変更が続けて可能になる。
【0063】
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態について図を参照して説明する。
【0064】
図5は本発明の第3の実施の形態に係るカメラの動作のフローチャトである。
【0065】
第3の実施の形態も、図2の構成、図3の基本撮影動作は共通となるので、重複する説明は省略して、動作として、マニアル露光に対して適正露出を示すシャッタスピード値と絞り値を演算するシャッタスピード優先AEを用いる処理について説明する。
【0066】
スタートして(S500)、設定されているスピード値、絞り値を表示部材11,12に表示する(S501)。SW7が押されているかどうかの判定を行い、押されている場合はS503へ進み、押されていない場合はS512へ進む(S502)。測光センサ7で測光した出力を基に、S306で演算したシャッタスピード優先AE演算結果の絞り値と設定値のシャッタスピード値を表示部材11,12に表示する(S503)。
【0067】
絞り値設定用の電子ダイアル10bが操作されたかどうかの判定を行い、操作された場合は、絞り値設定のためにS505に進み、操作されていない場合は、シャッタスピード値設定用電子ダイアル10aのチェックのためにS508へ進む(S504)。
【0068】
電子ダイアル10bの操作がSW7が押されて始めの1クリック目かどうかの判定を行い、1クリック目の場合は絞り値のAE演算値を設定値にするためにS506へ進み、1クリック目でない場合は、設定絞り値をアップダウンさせるためS507へ進む(S505)。
【0069】
測光センサ7で測光した出力を基に、S306で演算したシャッタスピード優先AEの演算絞り値を絞り値の設定値にセットする(S506)。電子ダイアル10bの方向、クリック数に応じて絞り値設定値をアップ/ダウンさせる(S507)。シャッタスピード値設定用の電子ダイアル10aが操作されたかどうかの判定を行い、操作された場合は、シャッタスピード値設定のためにS509に進み、操作されていない場合はS510へ進む(S508)。
【0070】
電子ダイアル10aの方向、クリック数に応じてシャッタスピード設定値をアップ/ダウンさせる(S509)。SW7が離されたかどうか判定して、離されたと判断した場合はS511へ進み、離されていない場合はS504へ戻る(S510)。シャッタスピード値、絞り値の設定値を表示部材11,12に表示する(S511)。終り(S512)。
【0071】
このように、第3の実施の形態によれば、設定値のシャッタスピード値を基に、操作部材の操作でシャッタスピード優先の演算で絞り値を演算表示し、シャッタスピード設定部材の操作でその演算値を簡単に設定値とすることによって、設定と同時に同じ操作部材で設定値変更が続けて可能になる。
【0072】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について図を参照して説明する。
【0073】
図6は本発明の第4の実施の形態に係るカメラの動作のフローチャートである。
【0074】
第4の実施の形態でも同様に、図2の構成と図3の基本動作は共通なので、重複する説明は省略して、動作として、絞り優先AEやシャッタスピード優先AEにおける連動範囲外の対応について説明する。なお、図6では絞り優先の例について説明しているが、シャッタスピード優先AEの場合も全く同様である。
【0075】
スタートして(S600)、先ず、S306で演算された設定絞り値に対する絞り優先演算値シャッタスピード値、設定絞り値を表示部材11,12に表示する。ここで演算されたシャッタスピード値が連動範囲外の場合は点滅表示を行う、また、シャッタスピード値表示の代わりに何段範囲外かを表示したり、設定できない想定適正露出を得るためのシャッタスピード値と設定最大/最小シャッタスピード値を交互に表示するなどして連動範囲外を警告してもよい(S601)。
【0076】
S306で演算した絞り優先AEの結果、シャッタスピード値が連動範囲外になったかどうかの判断を基に、連動範囲内である場合はS610へ進み、連動範囲外の場合はS603へ進む(S602)。SW7が押されたかどうかの判定を行い、押されている場合はS604へ進み、押されていない場合はS610へ進む(S603)。測光センサ7で測光した出力を基に、連動範囲内に入るまで絞り値をシフトし、S306と同様にその絞り値に対して絞り優先AE演算を行い、シフトした絞り値と結果のシャッタスピード値と設定値の絞り値を表示部材11,12に表示する(S604)。絞り値設定用の電子ダイアル10bが操作されたかどうかの判定を行い、操作された場合は絞り値を設定するためにS606に進み、操作されてない場合はS603へ戻る(S605)。
【0077】
電子ダイアル10bの操作がSW7が押されて始めの1クリック目かどうかの判定を行い、1クリック目の場合はシフトされた絞り値を設定値にするためS607に進み、1クリック目でない場合は、設定絞り値をアップ/ダウンするためにS608へ進む(S606)。シャッタスピードがギリギリ連動範囲内に入るようS604でシフトされた絞り値を絞り値の設定値にセットする(S607)。電子ダイアル10bの方向、クリック数に応じて絞り設定値をアップ/ダウンさせる(S608)。絞り値の設定値とそれに対するシャッタスピードの演算値を表示部材11,12に表示する(S609)。終り(S610)。
【0078】
このような、第4の実施の形態によれば、連動範囲外の時に、シフトした値を採用するかどうかを、操作部材と絞り、あるいは、シャッタヘスピード設定部材で簡単に入力できるようになる。
【0079】
(実施の形態と請求項との対応)
請求項記載の測光手段は実施の形態における測光回路7が対応し、シャッタスピード表示手段、絞り値表示手段は外部、内部それぞれの表示部材11,12が対応し、シャッタスピード設定手段、絞り値設定手段はメイン電子ダイアル10a、サブ電子ダイアル10bが対応し、同様に表示切換え操作部材はSW7が対応している。
【0080】
なお以上が本発明の各構成と実施の形態の対応であるが、本発明のカメラはこれらの構成に限定するものでは無く、以上の構成により達成される機能と、同等の機能を達成できるもの光学器械であれば、全て包括されるものである。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、マニアル露出モードにおいて、演算値を撮影意図に合わせて、撮影者の判断で絞り値、シャッタスピード値個別に設定値として用いることが可能になったので、今までにないマニアルと自動の中間的露出モード動作が可能となり、カメラの機能が拡大される。
【0082】
更に、設定と同時に同じ操作部材で設定値変更が続けて可能となったので、マニアル露出モードにおける適正露出に対する補正の操作性が向上し、マニアル露出と絞り優先およびシャッタスピード優先の垣根がなくなって、撮影者の思考に合った露出決定が可能になる。
【0084】
更に、これらの拡大機能が、カメラの部品を用途のまま使用する効率的な構成によって低コストで達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの動作のフローチャートである。
【図2】図1に示すカメラのブロック図である。
【図3】図2に示すカメラの基本的撮影動作のフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るカメラの動作のフローチヤートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るカメラの動作のフローチャートである。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係るカメラの動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ
2 レンズ制御回路
3 液晶表示回路
4 スイッチセンス回路
5 ストロボ発光/調光制御回路
6 焦点検出回路
7 測光回路
8 シャッタ制御回路
9 モータ制御回路
10a メイン電子ダイアル
10b サブ電子ダイアル
11 外部表示部材
12 内部表示部材
13 交換レンズ
14 外付けストロボ
Claims (6)
- 測光結果に基づき前もって決められていた組み合わせからシャッタスピード値と絞り値を自動で選択する選択手段があるカメラにおいて、
シャッタスピード値と絞り値とを表示可能な表示手段と、
絞り値の設定値を変更する絞り値設定部材と、
シャッタスピード値の設定値を変更するシャッタスピード値設定部材と、
前記選択手段が選択したシャッタスピード値及び絞り値を前記表示手段に表示する表示制御手段と、を備え、
前記表示制御手段は、測光結果に基づいて前記選択手段が選択したシャッタスピード値と絞り値とを前記表示手段に表示しているときに、前記絞り値設定部材が操作された場合は前記選択手段が選択した絞り値を設定値として前記表示手段に表示し、前記シャッタスピード値設定部材が操作された場合は前記選択手段が選択したシャッタスピード値を前記表示手段に設定値として表示し、絞り値またはシャッタスピード値を設定値として表示された後に、更に前記絞り値設定部材または前記シャッタスピード値設定部材が操作された場合は該操作に伴い絞り値またはシャッタスピード値の設定値がアップまたはダウンするように変更されることを特徴とするカメラ。 - 測光結果に基づいて絞り値設定手段によって設定された絞り値に対応するシャッタスピード値を演算する演算手段があるカメラにおいて、
シャッタスピード値を表示可能な表示手段と、
シャッタスピード値の設定値を変更するシャッタスピード値設定部材と、
前記演算手段が演算したシャッタスピード値を前記表示手段に表示する表示制御手段と、を備え、
前記表示制御手段は、測光結果に基づいて前記演算手段が前記絞り値設定手段によって設定された絞り値に対応する演算されたシャッタスピード値を前記表示手段に表示しているときに、前記シャッタスピード値設定部材が操作された場合は前記表示手段に表示しているシャッタスピード値を設定値として表示し、シャッタスピード値を設定値として表示された後に、更に前記シャッタスピード値設定部材が操作された場合は該操作に伴いシャッタスピード値の設定値がアップまたはダウンするように変更されることを特徴とするカメラ。 - 測光結果に基づいてシャッタスピード設定手段によって設定されたシャッタスピード値に対応する絞り値を演算する演算手段があるカメラにおいて、
絞り値を表示可能な表示手段と、
絞り値の設定値を変更する絞り値設定部材と、
前記演算手段が演算した絞り値を前記表示手段に表示する表示制御手段と、を備え、
前記表示制御手段は、測光結果に基づいて前記演算手段が前記シャッタスピード設定手段によって設定されたシャッタスピード値に対応する演算された絞り値を前記表示手段に表示しているときに、前記絞り値設定部材が操作された場合は表示している絞り値を設定値として前記表示手段に表示し、絞り値を設定値として表示された後に、更に前記絞り値設定部材が操作された場合は該操作に伴い絞り値の設定値がアップまたはダウンするように変更されることを特徴とするカメラ。 - 前記絞り値設定部材と前記シャッタスピード値設定部材とが電子ダイアルで構成されるとともに、前記表示手段の表示を前記電子ダイアルの操作に基づく表示に切り替える表示切り替え部材を備え、
前記表示切り替え部材が操作状態にある際に、前記電子ダイアルによってシャッタスピード値又は絞り値の変更が可能であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。 - 前記シャッタスピード値設定部材が電子ダイアルで構成されるとともに、前記表示手段の表示を前記電子ダイアルの操作に基づく表示に切り替える表示切り替え部材を備え、
前記表示切り替え部材が操作状態にある際に、前記電子ダイアルによってシャッタスピード値の変更が可能であることを特徴とする請求項2に記載のカメラ。 - 前記絞り値設定部材が電子ダイアルで構成されるとともに、前記表示手段の表示を前記電子ダイアルの操作に基づく表示に切り替える表示切り替え部材を備え、
前記表示切り替え部材が操作状態にある際に、前記電子ダイアルによって絞り値の変更が可能であることを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
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| JPH11109437A (ja) | 1999-04-23 |
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