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JP4378939B2 - 画像表示装置 - Google Patents
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JP4378939B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、反射型の画像表示装置に係り、特に、電界によって着色粒子を駆動することにより繰り返し書き換えが可能な画像表示媒体を用いた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の着色粒子を使用した画像表示装置においてカラー画像を表示するには、表示基板側にカラーフィルタを配置する方法が一般的であった。しかしながら、この方法では白色度及び白黒画像の解像度が低下してしまうという問題があった。そこで本発明者らは、背面基板面を着色し、着色粒子による色表示に加え背面基板による色表示を行うことで、白黒表示画質を損なうことなくカラー表示を行う方法を提案した(例えば特許文献1参照)。
【0003】
この方法は、従来の着色粒子を表示基板に付着させて着色粒子の色を表示するのに加え、着色粒子を基板面と水平方向に移動集合させて所望の部位の着色粒子を退避させ、透明な表示基板を介して背面基板面の色を表示させるものである。
【0004】
図14には、このような画像表示装置100を示した。図14に示すように、画像表示装置100は画像表示媒体102及び電圧制御部104から構成されている。なお、図14では、1つのセル(画素)についてのみ示した。画像表示媒体102は、画像表示面を形成する透明な表示基板106と背面基板108との間にスペーサ110が設けられ、このスペーサ110によって形成されたセル内に正に帯電した黒色粒子112及び負に帯電した白色粒子114が封入された構成である。表示基板106は、透明な基板116上に透明な表示側電極118及び透明な表面コート層120が形成された構成である。背面基板108は、基板122上に、内側電極124及び外側電極126から成る電極層128、着色層130、及び透明な表面コート層132が形成された構成である。表示側電極118は接地されており、内側電極124及び外側電極126は電圧制御部104に接続されている。
【0005】
このような画像表示装置100において、図15に示すような白表示を行う場合には、電圧制御部104は、内側電極124及び外側電極126の各々に、負の直流電圧(例えば−200V)を印加する。これにより、基板間に発生した電界の作用により、図15に示すように、背面基板108側の負に帯電した白色粒子114が表示基板106側へ移動し、表示基板側106側の正に帯電した黒色粒子112は、背面基板108側へ移動する。一方、黒表示を行う場合には、電圧制御部104は、内側電極124及び外側電極126の各々に、正の直流電圧(例えば+200V)を印加する。
【0006】
また、図16に示すように、黒色粒子112及び白色粒子114をセルの外側に退避させ、着色層130の色を表示させる場合には、電圧制御部104は、内側電極124に所定の交番電圧(例えば±200V、周波数100Hz)を印加し、外側電極126を接地する。これにより、図16に示すように、黒色粒子112及び白色粒子114は基板面と平行な方向へ移動し、接地された外側電極126側、すなわち電界が発生していない基板間に集まる。従って、内側電極124上に殆ど粒子が存在しなくなり、着色層130の色を表示基板106側から視認することができる。
【0007】
また、この状態から、内側電極124と外側電極126とに、所定の交番電圧(例えば±200V、周波数100Hz)を印加すると、外側電極126上に集合した粒子が分散していき、粒子の分布を均一な状態に戻すことができる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−169191号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、着色粒子を移動集合させるための電極が余分に必要となる。すなわち、1画素を表示駆動するのに少なくとも2つの電極対(表示側電極118と内側電極124、表示側電極118と外側電極126)が必要になると共に、それらを別々に駆動しなければならないため、画像表示媒体や電圧印加部の構成や制御が複雑になると共にコストが高くなってしまう、という問題があった。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、着色粒子を使用した画像表示装置において、着色粒子と着色された背面基板による多色表示を1つの電極対で行うことができる画像表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、少なくとも透光性を有する表示基板と、前記表示基板と対向した背面基板と、前記背面基板側に設けられた着色部と、前記表示基板と前記背面基板との基板間に印加された電圧により形成された電界により前記基板間を移動可能に封入され、前記着色部の色と異なる帯電粒子群と、を備え、前記表示基板及び前記背面基板の基板面が水平方向と交差する方向に配置された画像表示媒体と、前記着色部の色による表示を行なう場合には、前記帯電粒子群が落下する周波数である第1の交番電圧を前記基板間に印加し、前記着色部の色を隠蔽する場合には、前記帯電粒子群を上昇させる周波数であって前記第1の交番電圧よりも高い周波数である第2の交番電圧を前記基板間に印加する電圧印加手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、画像表示媒体は、表示基板と背面基板との基板間に、着色部の色と異なる帯電粒子群が封入されて構成されている。帯電粒子群は、基板間に印加された電圧により形成された電界により基板間を移動可能に封入されている。着色部は、背面基板に設けてもよく、背面基板と別個独立して設けてもよいが、背面基板が着色部を兼用してもよい。すなわち、背面基板そのものが着色されていてもよく、背面基板の素材そのものの色が帯電粒子群の色と異なっていても良い。
【0013】
なお、表示基板は、透光性を有しており、例えば透明、半透明、有色透明の何れかであるガラス基板や絶縁性の樹脂等の誘電体等で構成することができる。また、粒子は例えば絶縁性の粒子や導電性の粒子を用いることができる。また、表示基板と背面基板との基板間に電界を形成するための電極は、表示基板及び背面基板の対向面に各々設けてもよいし、表示基板及び背面基板の対向面と反対側の面、すなわち外側の面に各々設けてもよいし、基板の中に各々設けてもよいし、表示基板及び背面基板の外側に別個独立に各々設けてもよい。
【0014】
帯電粒子群が1種類の場合には、粒子と着色部の色とのコントラストで画像を表示することができる。請求項2に記載したように、色及び帯電特性が異なる複数種類の帯電粒子群を用いた場合には、異なる種類の帯電粒子群のコントラスト又は粒子群と着色部とのコントラストにより画像を表示することができる。また、請求項3に記載したように、白色及び黒色の帯電粒子群を用いることにより、無彩色を表示することができると共に、白色度及び黒色度の高い表示を行うことが可能となる。
【0015】
また、画像表示媒体は、前記表示基板及び前記背面基板の基板面が水平方向と交差する方向に配置されている。すなわち、粒子が重力により画像表示媒体の下方へ落下可能なように、水平方向と角度をもって配置される。
【0016】
電圧印加手段は、着色部の色による表示を行なう場合には、帯電粒子群落下周波数である第1の交番電圧、例えば周波数が数十Hzの交番電圧を基板間に印加する。これにより、帯電粒子群が基板間を移動しながら重力により画像表示媒体の下方に落下し、着色部が露呈して、表示基板側から着色部の色を視認することができる。
【0017】
また、着色部の色を隠蔽する場合には、電圧印加手段は、帯電粒子群を上昇させる周波数であって第1の交番電圧よりも高い周波数である第2の交番電圧、例えば周波数が数百Hzの交番電圧を基板間に印加する。これにより、画像表示媒体の下方に落下していた帯電粒子群が基板間を移動しながら徐々に上昇し、着色部が隠蔽される。なお、電圧の印加を停止した後も、鏡像力やファンデルワース力等の付着力により粒子は表示基板又は背面基板に付着したままとなり、粒子は落下しない。
【0018】
このように、画像表示媒体を前記表示基板及び前記背面基板の基板面が水平方向と交差する方向に配置し、帯電粒子群を落下させて着色部を露呈させることにより着色部の色を表示するため、1つのセルについて一対の電極で済むため、装置の構成や制御を簡単にすることができると共に、装置を安価に構成することができる。
【0019】
請求項4記載の発明は、前記電圧印加手段は、前記第2の交番電圧を前記基板間に印加する場合、最終電圧を所定時間維持してから電圧の印加を停止することを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、電圧印加手段は、粒子群を上昇させるための第2の交番電圧を基板間に印加する場合、最終電圧を所定時間維持してから電圧の印加を停止するため、均一な表示濃度とすることができる。
【0021】
請求項5記載の発明は、前記電圧印加手段は、前記帯電粒子群の色による表示を行なう場合、直流電圧又は第3の交番電圧を前記基板間に印加することを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、電圧印加手段は、帯電粒子群の色による表示を行なう場合、直流電圧又は第3の交番電圧を基板間に印加する。例えば、正に帯電した帯電粒子群の色を表示すべく表示基板側に移動させる場合には、負の直流電圧を表示基板側に印加する。または、例えば数サイクル程度の第3の交番電圧を印加し、最終パルスを負の電圧とする。これにより、所望の帯電粒子群の色を表示することができる。
【0023】
請求項6記載の発明は、画像表示媒体の下部に、落下した前記帯電粒子群を隠蔽するための隠蔽手段をさらに備えたことを特徴とする。これにより、落下した帯電粒子群による表示ノイズの発生を防ぐことができる。
【0024】
請求項7記載の発明は、前記着色部は、赤、緑、青で着色された領域を含むことを特徴とする。これにより、様々な色を表示することができる。
【0025】
請求項8記載の発明は、前記着色部は、イエロー、マゼンダ、シアンで着色された領域を含むことを特徴とする。このように、着色部を赤、緑、青と補色の関係にあるイエロー、マゼンダ、シアンで着色された領域を含むようにすることでも、様々な色を表示することができる。
【0026】
請求項9記載の発明は、前記背面基板及び前記着色部が光透過性を有し、前記背面基板及び前記着色部に光を照射するためのバックライトをさらに備えたことを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、バックライトの光を背面基板に照射することにより、着色部の色をより鮮明に表示することができる。
【0028】
請求項10記載の発明は、前記背面基板が透明であり、前記背面基板の背後に前記着色部が設けられたことを特徴とする
この発明によれば、着色部を背面基板の背後に別個独立に設けることにより、着色部を交換するだけで容易に他の色を表示させることができる。また、画像表示媒体の構成を簡単にすることができ、製造を容易化することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0030】
図1には、本実施の形態に係る画像表示装置10を示した。画像表示装置10は、画像表示媒体12、電圧印加手段としての電圧印加部14により構成されている。
【0031】
図1に示すように、画像表示装置10は画像表示媒体12及び電圧印加部14から構成されている。なお、図1では、説明の簡単のため1つのセル(画素)についてのみ示した。このセルを多数備えることにより、所望の画像を表示することができる。
【0032】
画像表示媒体12は、透明な表示基板16と背面基板18との間に間隙部材20が設けられ、この間隙部材20によって形成されたセル内に一例として正に帯電した黒色粒子22及び負に帯電した白色粒子24が封入された構成である。
【0033】
表示基板16は、透明な基板26上に透明な表示側電極28及び透明な絶縁層30が形成された構成である。
【0034】
背面基板18は、基板32上に、背面側電極34、着色部36、及び透明な絶縁層38が形成された構成である。なお、表示側電極28は電圧印加部14に接続されており、背面側電極34は接地されている。電圧印加部14は、画像信号に応じて所望の電圧を表示側電極28に印加する。また、表示側電極28及び背面側電極34は、表示基板16及び背面基板18の対向する側の面と反対側の面に形成されていてもよく、表示基板16及び背面基板18の外側に別個独立に配置されていてもよい。
【0035】
本実施の形態では、表示基板16は、例えば透明なITO基板を使用し、この表面を例えば絶縁性の樹脂等によりコーティングすることにより作製した。また、表示基板16上に所謂フォトリソグラフィによって高さ200umの間隙部材20を形成した。
【0036】
また、背面基板18は、基板32上に形成された背面側電極34上に、印刷によって着色部36(例えば赤)を形成し、その表面を絶縁性の樹脂等によりコーティングして絶縁層38を形成することにより作製した。
【0037】
そして、各基板の電極面が対向するように両基板を重ね、基板間に正に帯電した黒色粒子22及び負に帯電した白色粒子24を封入して画像表示媒体12を作製した。
【0038】
このような画像表示媒体12は、図1に示すように、縦置き、すなわち、水平方向と略直交する方向に配置される。
【0039】
また、電圧印加の方式としては、表示側電極28を画素毎に独立した孤立電極にすると共に背面側電極34をベタ電極として、画素毎に独立して電圧を印加する所謂アクティブマトリクス方式を用いてもよいし、ライン状の複数の表示側電極とライン状の複数の背面側電極とを画像表示媒体を平面視した場合に直交するように配置し、順番に背面側電極に電圧を印加しながら、これと同期してそのライン上で画像表示に寄与する画素を含む表示側電極全てに電圧を印加することにより、1ライン毎に画像を形成するパッシブマトリクス(単純マトリクス)方式を採用してもよい。さらに、背面側電極34をベタ電極とし、孤立電極をライン状に形成した電極ヘッドを表示基板16に近接して移動させながら電圧を印加する構成としてもよい。
【0040】
次に、本実施の形態の作用として、電圧印加部14による電圧印加制御について説明する。
【0041】
電圧印加部14は、着色部36の色による表示を行なう場合には、粒子群を落下させるための第1の交番電圧として、例えば周波数が80Hzの交番電圧を表示側電極28に所定時間印加する。すなわち、表示側電極28に正のパルス電圧と負のパルス電圧を交互に繰返し印加する。これにより、図2に示すように、黒色粒子22及び白色粒子24が基板間を往復運動しながら重力により画像表示媒体の下方に徐々に落下する。そして、最終的には図3に示すように、画像表示媒体12の下部に黒色粒子22及び白色粒子24が堆積する。これにより、着色部36が露呈してその色が表示され、表示基板16側から着色部36の色を視認することができる。第1の交番電圧を印加する時間は、粒子が十分に落下する時間に設定される。
【0042】
また、着色部36の色を隠蔽する場合には、電圧印加部14は、第1の交番電圧よりも周波数が高い第2の交番電圧として、例えば周波数が300Hzの交番電圧を表示側電極28に所定時間印加する。これにより、画像表示媒体12の底部に堆積していた黒色粒子22及び白色粒子24が基板間を往復運動しながら徐々に上昇し、着色部36が隠蔽される。なお、電圧の印加を停止した後も、鏡像力やファンデルワース力等の付着力により粒子は表示基板16又は背面基板18に付着したままとなり、粒子は落下しない。第2の交番電圧を印加する時間は、粒子が十分に上昇する時間に設定される。
【0043】
図4には、表示側電極28に印加する交番電圧の周波数と、粒子が上昇したときの高さ(拡散高さ)、すなわち画像表示媒体12のセルの底面からの高さとの関係を示した。図4に示すように、交番電圧の周波数を高くしていくと、それに伴って粒子が上昇する高さも徐々に高くなり、700〜800Hz付近で粒子が上昇する高さが最大(約8mm)になる。そして、それ以上周波数を高くすると、粒子の上昇する高さは徐々に低くなる。従って、交番電圧の周波数を約100Hz〜10kHzとし、周波数に応じてセルの高さを約2mm〜8mmとすることにより、粒子を確実にセルの上部に上昇させることができ、着色部36を確実に隠蔽することができる。なお、図4に示す交番電圧の周波数と粒子の拡散高さとの関係は一例であり、粒子の粒子径、比重、帯電量、基板間の距離によって上記の関係は異なる。
【0044】
また、着色部36の色の表示速度を早くするには、粒子を早く落下させる必要があり、交番電圧の周波数を高くするに従って粒子の往復運動が活発になるため落下速度が速くなるが、周波数を高くし過ぎると図4に示したように粒子の上昇が起こる。このため、本実施の形態では、粒子を落下させるための第1の交番電圧の周波数を80Hz、粒子を上昇させるための第2の交番電圧の周波数を300Hzとした。
【0045】
また、図5に示したように、粒子を上昇させるための第2の交番電圧の最終パルスの極性を正にすることにより、白色粒子24を表示基板16に付着させることができ、図6に示すような白表示状態とすることができる。また、第2の交番電圧の最終パルスの極性を負にすることにより、黒色粒子22を表示基板16に付着させることができ、図1に示すような黒表示状態とすることができる。このとき、最終パルスの印加時間を所定時間以上(例えば10msec以上)にすることにより、より安定した表示濃度を得ることができる。
【0046】
また、粒子群の色による表示を行なう場合、電圧印加部14は、直流電圧又は第3の交番電圧を表示側電極28に印加する。例えば、正に帯電した黒色粒子22の色を表示する場合には、電圧印加部14は、負の直流電圧を表示側電極28に印加する。これにより、黒色粒子22を表示基板16に付着させることができ、その色を表示することができる。また、第3の交番電圧として例えば数サイクル程度の交番電圧を印加し、最終パルスを負の電圧としてもよい。
【0047】
一方、負に帯電した白色粒子24の色を表示する場合には、電圧印加部14は、正の直流電圧を表示側電極28に印加する。これにより、白色粒子24を表示基板16に付着させることができ、その色を表示することができる。また、第3の交番電圧として例えば数サイクル程度の交番電圧を印加し、最終パルスを正の電圧としてもよい。
【0048】
このように、粒子群の色による表示を行なう場合、直流電圧又は第3の交番電圧を表示側電極28に印加することにより、画像に応じて所望の粒子群の色を表示することができる。これは、印加された直流電圧又は数サイクルの交番電圧によって、粒子群が基板間を一回又は数回往復移動する際に落下する量(高さ)は小さいため、粒子群の落下による表示品質の劣化を観察者に認識させずに、粒子群による表示の切替えをある程度の回数行うことができるからである。
【0049】
以上のように、画像表示媒体12を水平方向と直交する方向に配置し、粒子群を落下させるて着色部36を露呈させることにより着色部36の色を表示するため、1つのセルについて一対の電極で済む。これにより、装置の構成や制御を簡単にすることができると共に、装置を安価に構成することができる。
【0050】
ところで、粒子を落下させて着色部36の色を表示した場合、画像表示媒体12の下部に堆積した粒子が表示ノイズとして認識される場合がある。そこで、図7に示したように、画像表示媒体12の下部に堆積した粒子を隠蔽するための隠蔽手段としての遮蔽部(ブラックマトリクス等)40を表示基板16に設けてもよい。これにより、堆積した粒子による表示ノイズを防ぐことができ、表示品質を高めることができる。
【0051】
なお、本実施の形態では、2種類の粒子を用いた場合について説明したが、これに限らず、1種類の粒子を用いてもよい。図8、9には、白色粒子24のみを基板間に封入した画像表示媒体12を用いた画像表示装置10を示した。この場合、電圧印加部14が正の直流電圧を表示側電極28に印加することにより、図8に示すような白表示を行なうことができる。また、例えば着色部36の色を黒色とした場合、電圧印加部14が第1の交番電圧を表示側電極28に印加することにより、白色粒子24を図9に示すように画像表示媒体12の下部に落下させて黒表示を行なうことができる。
【0052】
また、図10に示すように、背面基板18の基板32、背面側電極34、絶縁層38を透明にすると共に、着色部36を透光性を有するものとし、背面基板18の背後にバックライト42を設けた構成としてもよい。この場合、バックライト42の光を背面基板18に照射することにより、着色部36の色をより明るく表示することができる。
【0053】
また、図11に示すように、背面基板18を透明にすると共に、着色部36を背面基板18内に設けずに背面基板18と別個独立に設け、背面基板18の背後に配置するようにしてもよい。これにより、着色部36を交換するだけで容易に他の色を表示することができる。また、画像表示媒体12の製造を容易にすることができる。
【0054】
また、図12に示すように、着色部36を、イエローに着色された着色部36Y、マゼンダに着色された着色部36M、シアンに着色された着色部36Cを規則的に配置した構成にすると共に、各着色部に対応して表示側電極28及び背面側電極34を設け、各着色部毎にセル44Y、44M、44Cを形成するようにしてもよい。そして、図13の点線で示すように、セル44Y、44M、44Cにより1つの画素を構成し、カラー画像情報に応じて任意のセルの粒子を落下させることにより、所望の色を表示することができる。また、イエロー、マゼンダ、シアンではなく、これと補色の関係にある赤、緑、青の着色部を用いてもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、着色粒子を使用した画像表示装置において、着色粒子と着色された背面基板による多色表示を1つの電極対で行うことができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像表示装置の概略構成図である。
【図2】 粒子の落下について説明するための図である。
【図3】 画像表示装置の概略構成図である。
【図4】 交番電圧の周波数と粒子が上昇する高さとの関係を示すグラフである。
【図5】 印加電圧の波形を示す波形図である。
【図6】 画像表示装置の概略構成図である。
【図7】 画像表示装置の概略構成図である。
【図8】 1粒子系の画像表示装置の概略構成図である。
【図9】 1粒子系の画像表示装置の概略構成図である。
【図10】 バックライトを備えた画像表示装置の概略構成図である。
【図11】 着色部と背面基板とが分離した構成の画像表示装置の概略構成図である。
【図12】 画像表示装置の概略構成図である。
【図13】 セルの配置を示す図である。
【図14】 従来の画像表示装置の概略構成図である。
【図15】 従来の画像表示装置の概略構成図である。
【図16】 従来の画像表示装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10 画像表示装置
12 画像表示媒体
14 電圧印加部
16 表示基板
18 背面基板
20 間隙部材
22 黒色粒子
24 白色粒子
26、32 基板
28 表示側電極
30、38 絶縁層
34 背面側電極
36 着色部
42 バックライト

Claims (10)

  1. 少なくとも透光性を有する表示基板と、前記表示基板と対向した背面基板と、前記背面基板側に設けられた着色部と、前記表示基板と前記背面基板との基板間に印加された電圧により形成された電界により前記基板間を移動可能に封入され、前記着色部の色と異なる帯電粒子群と、を備え、前記表示基板及び前記背面基板の基板面が水平方向と交差する方向に配置された画像表示媒体と、
    前記着色部の色による表示を行なう場合には、前記帯電粒子群が落下する周波数である第1の交番電圧を前記基板間に印加し、前記着色部の色を隠蔽する場合には、前記帯電粒子群を上昇させる周波数であって前記第1の交番電圧よりも高い周波数である第2の交番電圧を前記基板間に印加する電圧印加手段と、
    を備えた画像表示装置。
  2. 前記帯電粒子群は、色及び帯電特性が異なる複数種類の帯電粒子群であることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記複数種類の帯電粒子群は、白色及び黒色の帯電粒子群からなることを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  4. 前記電圧印加手段は、前記第2の交番電圧を前記基板間に印加する場合、最終電圧を所定時間維持してから電圧の印加を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記電圧印加手段は、前記帯電粒子群の色による表示を行なう場合、直流電圧又は第3の交番電圧を前記基板間に印加することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記画像表示媒体の下部に、落下した前記帯電粒子群を隠蔽するための隠蔽手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記着色部は、赤、緑、青で着色された領域を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記着色部は、イエロー、マゼンダ、シアンで着色された領域を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像表示装置。
  9. 前記背面基板及び前記着色部が光透過性を有し、前記背面基板及び前記着色部に光を照射するためのバックライトをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の画像表示装置。
  10. 前記背面基板が透明であり、前記背面基板の背後に前記着色部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の画像表示装置。
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