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JP4386520B2 - 船外機 - Google Patents
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JP4386520B2 - 船外機 - Google Patents

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JP4386520B2 JP2000006535A JP2000006535A JP4386520B2 JP 4386520 B2 JP4386520 B2 JP 4386520B2 JP 2000006535 A JP2000006535 A JP 2000006535A JP 2000006535 A JP2000006535 A JP 2000006535A JP 4386520 B2 JP4386520 B2 JP 4386520B2
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  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、船舶推進用として船尾に着脱自在に取り付けられる船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】
船外機は、チルト軸を中心とした揺動(チルト運動)を行わせるために、エンジンの上方を覆いエンジンルームを閉成するエンジンカバーに手掛り部であるチルトハンドルが設けられている。
【0003】
一般にこのチルトハンドルがエンジンルーム内に手の先を挿入する構造なので、この手の先が挿入される開口を利用して外気導入部が設けられている。
例えば実開昭59−75398号公報に記載されたものは、エンジンカバーのチルトハンドルに外気導入部が設けられた構造である。
【0004】
同公報に開示されたものは、チルトハンドルか外気導入部のダクトのいずれか一方をエンジンカバーに一体に形成し、他方をエンジンカバーにネジ等で螺着して取り付ける構成のものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
斯かる構成になるものは、チルトハンドルかダクトのいずれかがエンジンカバーとは別体に製造され、エンジンカバーにネジ等で取り付けなければならないので、製造工数及び組付け作業工数が多く要し、コスト高の要因となっていた。
【0006】
本発明は、斯かる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、チルトハンドルと外気導入部をエンジンカバーに一体に形成して製造工数及び組付け作業工数を削減して低コスト化を図ることができる船外機を供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記目的を達成するために、本請求項1記載の発明は、エンジンを上方に配して同エンジンにより駆動されるプロペラ軸を下方に回転可能に軸支する本体ケースに、エンジンカバーがエンジンルームの一部を構成し前記エンジンを上方から覆って着脱自在に取り付け固定され、船外機本体がチルト軸を中心にチルト運動可能にブラケットを介して船体に支持される船外機において、前記船外機本体をチルト運動させる手掛り部であるチルトハンドルと前記エンジンルーム内に外気を導入する外気導入部とが前記エンジンカバーに一体に形成され、前記エンジンカバーが、略水平な天井壁とその周囲に形成された周壁とにより下方に開いた椀状をなし、前記周壁の後側部分の上部に前記外気導入部の一部をなす開口が形成され、前記開口の上縁が前方のエンジンカバーの内空間に略水平に延出して水平手掛り部が形成され、前記チルトハンドルが前記略水平な天井壁の後端から前記周壁の前記開口より上の上端部を経て前記水平手掛り部に折り返す形状に構成され、前記周壁の前記開口の下縁及び左右側縁が前方のエンジンカバーの内空間に略水平に延出して前記水平手掛り部を上壁とする水平筒部が形成され、前記水平筒部の下壁の前端を上方に延出して縦壁が形成され、前記縦壁は水平筒部の上壁である前記水平手掛り部より低い高さまで延出し同水平手掛り部との間に前記外気導入部の一部をなす開口が形成され、前記エンジンカバーの内空間に略水平に延出する前記水平筒部の前端が下方ヘ屈曲して略鉛直下方に延出して垂直筒部が形成され、前記外気導入部が前記エンジンカバーの後側部分の開口から同エンジンカバーの内空間に前記水平筒部及び前記垂直筒部が連続延出して構成され、
前記エンジンの上面が被装部材により被装され、前記被装部材の上面の一部を底面として周壁に囲まれて上方に開放する凹部が形成され、前記垂直筒部の下端開口が前記被装部材の凹部内に臨んでいる船外機とした。
【0008】
エンジンカバーにチルトハンドルと外気導入部が一体に形成されているので、製造工数及び組付け作業工数が削減され、容易にコストの低減を図ることができる。
【0010】
チルトハンドルが天井壁の後端から周壁の上端部を経て水平手掛り部に折り返す形状に構成されているので、構造的にもチルトハンドルとして十分な剛性を得ることができる。
【0012】
エンジンカバーの後側部分の開口から同エンジンカバーの内空間に延出した外気導入部である水平筒部の内部を通じて外気がエンジンルーム内に導入されるが、同水平筒部に外水が浸入しても水平筒部の下壁の前端で上方に延出した縦壁が外水の更なる浸入を阻止し、外気から外水をできるだけ分離することができる。
【0014】
エンジンカバーの開口から水平筒部に入った外水が、縦壁を超えて垂直筒部に浸入してもエンジンルーム内に飛散することがなく、垂直筒部の下端開口から被装部材の凹部に受け止められる。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の船外機において、前記被装部材の凹部の底面に排水孔が設けられていることを特徴とする。
【0016】
被装部材の凹部に受け止められた外水は、凹部の底面に設けられた排水孔によりエンジンルーム外に排出される。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の船外機において、前記被装部材がタイミングベルト用のベルトカバーであって、前記排水孔が凹部の前記チルト軸寄りにありエンジンルーム外に連通する排水管が接続されていることを特徴とする。
【0018】
ベルトカバーが一体に外水を受ける凹部を有して部品点数が削減されており、該凹部のチルト軸寄りにエンジンルーム外に連通する排水管が接続される排水孔を有するので、船外機がチルトアップ状態あるいは転舵状態でも外水をエンジンルーム外に確実に排水することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図9に基づき説明する。
本実施の形態に係る船外機1のカバーを断面とした全体側面図を図1に示す。
この船外機1は、下部のプロペラ26が設けられたギアケース2の上にエクステンションケース3を介してアンダカバー4が連なり、このアンダカバー4の上部に、エンジンカバー5が着脱自在に取り付けられている。
【0020】
アンダカバー4の上方膨大部とエンジンカバー5とによって形成されるエンジンルーム6内には、エンジン10が各種エンジン補機類とともに収容されている。
エンジン10のエンジンブロック11は、クランク軸15を鉛直方向に配し2気筒を上下に一体に連ね、クランクケース12側を前方(図1において右方)に、シリンダヘッド13及びシリンダヘッドカバー14側を後方(図1において左方)に向けて、前後方向に配置されている。
【0021】
図1においてエンジン10の上下シリンダ内のピストン位置が上死点と下死点を示しているが、本エンジン10は実施にあたって互いのピストンの位相が360度となる4ストローク2気筒エンジンである。
エンジンブロック11から上方に突出するクランク軸15の上方部には、カム駆動用プーリ16、交流発電機17、リコイルスタータ18が、この順に取り付けられている。
【0022】
シリンダヘッド13の後方のカム室19には、カム軸20が配設されており、カム室19から上方に突出するカム軸20の上方端には、カムプーリ21が嵌着されており、同カムプーリ21と前記カム駆動用プーリ16との間に、タイミングベルト22が架渡されて、カム軸20は、クランク軸15により2分の1の回転比で回転させられる。
【0023】
カム室19内には、また、カム軸20により駆動される動弁機構(図示されず)が配設されており、この動弁機構により、各気筒の吸気ポート及び排気ポートを燃焼室に対して開閉する吸気弁及び排気弁が駆動される。
エンジン冷却水は、エクステンションケース3の下端部から吸入される。
【0024】
以上のようなエンジンブロック11と各種エンジン補機とからなる本船外機1のエンジン10は、エンジンブロック11の下方に配されたオイルケース30の上部に固定されて、その略全重量が、このオイルケース30により支持されている。
【0025】
オイルケース30は、アルミダイキャストにより製造され、高い剛性を有する。
そして、エクステンションケース3の上端部に堅固に固定され支持されている。
このエクステンションケース3もアルミダイキャストにより製造され、剛性が高いものである。
【0026】
クランク軸15の下端は、駆動軸23に連結され、該駆動軸23は、エクステンションケース3内を下方に貫通して、前後進切換可能なベベルギヤ・ドグクラッチ機構24を介してプロペラ軸25に連動連結されている。
プロペラ軸25の先端には、プロペラ26が取り付けられている。
したがって、クランク軸15の回転は、駆動軸20、ベベルギヤ・ドグクラッチ機構24、プロペラ軸25を介してプロペラ26に伝達される。
【0027】
オイルケース30は、その中央部に油溜め部31aを有する本体部31と、該本体部31の前側上部から前方斜め上向きに延出する拡張部32からなる。
拡張部32は、エンジン10の重量の一部を支持するとともにスイベル軸33の上端を固着支持する支持部32aを有する。
【0028】
上端を支持部32aにより支持されたスイベル軸33の下端は、エクステンションケース3の前面から前方へ突出した支持部3aに固着支持され、船外機本体と一体のスイベル軸33を、上下の支持部32a,3aの間で回動自在に円筒状軸受であるスイベルケース34が軸支する。
【0029】
スイベルケース34からは前方にスイベルブラケット35が一体に延出しており、スイベルブラケット35は上部が特に前方へ延び、その端部が船体S側に固定されるスターンブラケット36にチルト軸37を介して揺動自在に軸支される。
【0030】
スターンブラケット36は、長尺部36aと短尺部36bとを側面視でJ字状に連結した形状をなし、短尺部36bに押しネジ38が螺合されている。
スターンブラケット36は、長尺部36aと短尺部36bとの間に船体Sの船尾の縁を挿入して長尺部36aの内面に沿わせ押しネジ38で押圧して船体Sに固定される。
【0031】
スターンブラケット36の長尺部36aの下端部にチルト軸37を中心にした円弧上に多数のピン孔36cが穿孔されており、そのうちのいずれか1つのピン孔36cをスイベルブラケット36に穿孔された1ピン孔と合わせて係止ピン39を挿通することによりチルト軸37回りの船外機1のチルト角度を調整することができる。
【0032】
このように船外機本体は、船尾に固定されたスターンブラケット36に対してスイベルブラケット35を介してチルト軸37を中心に傾動(チルト運動)可能であるとともに、航走時スイベル軸33を回動軸として略垂直軸回りに回動自在に取り付けられる。
【0033】
オイルケース30を覆うアンダケース4は、左右割りの各半体をオイルケース30及びエンジン10を間に挟むようにして合体するもので、各半体の後側部分はオイルケース30及びエンジン10の後方を覆って互いに当接接合され、前側部分はオイルケース30の本体部31の前方を覆って互いに当接接合されるが、拡張部32の下面は露出してスイベル軸33の支持部32a等が突出している。
【0034】
アンダケース4の前側下部の合わせ面に沿った上下に設けられた取付けボス部がオイルケース30の本体部31の各取付け部にボルト41,42により螺着され、後側の合わせ面に沿った内側下端部に設けられた取付けボス部が、オイルケース30の突起30bにボルト43により螺着され,アンダケース30がオイルケース30に固定される。
【0035】
オイルケース30は、前記したように本体部31から拡張部32が前方に延出しており、本体部31の外周面上部から拡張部32の左右側面にかけてフランジ30aが外方に略水平に張り出している。
【0036】
そしてアンダケース4の内壁面から略水平に延出する仕切り壁4aの内周縁が該フランジ30aに当接して、このフランジ部30aと仕切り壁4aとにより、船外機1内の空間が、上方のエンジンルーム6と、それより下方のアンダカバー4の下方狭窄部内からエクステンションケース3内に至る空間とに仕切られる。
このエンジンルーム6の下方の空間は、エクステンションケース3とアンダカバー4との隙間を介して外界と連通しており水が浸入しても問題はない。
【0037】
エンジンルーム6においてクランク軸7が上方に突出する側のエンジンブロック11の上面は、交流発電機17及びリコイルスタータ18を覆って下方に向かって開放した第1カバー50により被装され、カム軸15が上方に突出する側のシリンダヘッド13の上面は、カムプーリ21を覆って下方に向かって開放した第2カバー51により被装されている。
【0038】
これら第1カバー50と第2カバー51とは、互いの内部空間が連通するようにして一体に連結接続され、タイミングベルト22の全体を覆っている。
後側のベルトカバーである第2カバー51の詳細を図2ないし図5に図示し説明する。
【0039】
円弧を後方にした半円状天井壁51aの前方に矩形天井壁51bが延出し、同天井壁51a,51bの前端縁を除く周縁に下方へ延出した周壁51cが設けられて下方と前方を開放してカムプーリ21とタイミングベルト22の一部を覆うカバー形状が形成されている。
周壁51cの後側下端開口縁の左右にそれぞれ係合孔を有する取付ブラケット51f,51fが突出形成されている。
【0040】
そして第2カバー51は、半円状天井壁51aよりさらに左右に後側を湾曲させた拡張壁51c,51cが延出形成され、この半円状天井壁51aと拡張壁51d,51dとを1つの底壁としてその周囲に周壁51eが一体に立設されて上方に開放した凹部52が形成されている。
【0041】
凹部52の底面を構成する半円状天井壁51aと拡張壁51d,51dは、前側を低くした傾斜面を形成しており、左右拡張壁51d,51dの前側(チルト軸37寄り)の最も低い箇所に排水孔52a,52aが穿設され、排水孔52a,52aは下方に突出した接続管53,53に連通している。
【0042】
以上のような第2カバー51が、シリンダヘッド13の上方にカムプーリ21とタイミングベルト22の一部を覆い、第2カバー51の取付ブラケット51f,51fの係合孔にシリンダヘッドカバー14に設けられた係合突起14aが嵌合するようにして、あるいはボルト止めして第2カバー51がエンジンブロック11に固定される。
【0043】
凹部52の拡張壁51d,51dから下方に突出した接続管53,53は、カムプーリ21とタイミングベルト22の一部を覆う周壁51cの左右外側に位置し、同接続管53,53に上端を接続した排水ホース54,54がシリンダヘッド13の外側面に沿って下方へ延び、下端がオイルケース30のフランジ30aを貫通してエンジンルーム6より下方の内空間に開口している。
【0044】
以上の第1カバー50及び第2カバー51の上方をエンジンカバー5が覆い、アンダカバー4とともにエンジンルーム6を画成している。
このエンジンカバー5の詳細を図6ないし図8に基づき説明する。
【0045】
エンジンカバー5は、天井壁5aの周囲を周壁5bで囲い下方に開放した若干前後に長い椀状をなしている。
周壁5bの前側部分の下部にフック60の基端部をネジ止めする取付け孔ボス部5cが設けられ、上部にリコイルスタータ18の把手18aを外方に支持する矩形孔5dが形成されている。
【0046】
エンジンカバー5の周壁5bの後側部分の下部に係止部材61をビス止めする取付けボス部5eが設けられている。
そして周壁5bの後側部分の上部に左右に扁平な矩形開口71が形成されている。
【0047】
矩形開口71の開口縁が前方へエンジンカバー5の内空間に延出して略水平な水平矩形筒部72が形成され、さらに水平矩形筒部72の前端が下方へ屈曲して垂直下方に延出した垂直矩形筒部73が形成されて、水平矩形筒部72と垂直矩形筒部73とにより内部が連通された外気導入ダクト70が構成されている。
【0048】
また水平矩形筒部72の上壁72aを手掛り部として天井壁5aの後端5eと周壁5bの矩形開口71より上の上端部5fとによりチルトハンドル80が構成されている。
【0049】
すなわちチルトハンドル80は、天井壁5aの後端5eから周壁5bの上端部5fを経て手掛り部である水平矩形筒部72の上壁72aに折り返す形状に形成されており、周壁5bの上端部5fを掴むように手の先を矩形開口71から挿入して水平矩形筒部72の上壁72aに手を掛け船外機1を上方にチルトアップさせることができる。
【0050】
このようにエンジンカバー5に一体に形成されたチルトハンドル80は、天井壁5aの後端5eから周壁5bの上端部5fを経て水平矩形筒部72の上壁72aに折り返す断面コ字状をなすので、部材を厚くすることなく構造上十分高い剛性が確保される。
【0051】
一方外気導入ダクト70としての水平矩形筒部72の下壁の前端縁で垂直矩形筒部73に屈曲する角部は、上方へも縦壁74が延出しており、縦壁74の上端は上壁72aより低い高さ位置にあり、上壁72aとの間に外気導入用の開口を残している。
【0052】
外気導入ダクト70は、以上のように構成されているため、エンジンカバー5の後側部分の矩形開口71から同エンジンカバー5の内空間に延出した水平矩形筒部72及び垂直矩形筒部73の内部を通じて外気がエンジンルーム内に導入される。
【0053】
同時に外気に混ざった外水等の浸入もあるが、外水は矩形開口71で最初分離され、次いで上下左右の壁で覆われた水平矩形筒部72内により、さらに水平矩形筒部72の奥側に立設した縦壁74によって分離される。
このように外気導入ダクト70の垂直矩形筒部73に至るまでに段階的に再三にわたって外水が可及的に分離される構造となっている。
【0054】
以上のように本エンジンカバー5は、チルトハンドル80と外気導入ダクト70とが一体に形成されているので、製造工数及び組付け作業工数が削減され、容易にコストの低減を図ることができる。
【0055】
このエンジンカバー5は、図9に示すように鋳型により鋳造することができる。
雄型90と雌型91によりエンジンカバー5の概形が成形され、チルトハンドル80の内側を雄側中子92により、水平矩形筒部72内を雌側中子93により容易に成形することができる。
【0056】
このようにエンジンカバー5にチルトハンドル80と外気導入ダクト70とを一体に鋳造することができる。
なお図10に示すように雌型91と雄側中子92はそのままに雌側中子101が垂直矩形筒部73の奥側の内壁に至るようにし、その延出した部分を除いた雄型100を用いることによっても鋳造することができる。
【0057】
このエンジンカバー5は、前端に取り付けられたフック60をオイルケース30の拡張部32の先端部の係止孔32bに引っ掛けてエンジン10を覆い、後端に取り付けられた係止部材61にアンダカバー4の上方開口の後端部に取り付けられたファスナレバー62を係止して固定される。
【0058】
したがってスターンブラケット36が船体Sに固定され、チルト軸37に軸支されスイベルブラケット35を介してチルト運動自在に支持された船外機1は、エンジンカバー5のチルトハンドル80に手を掛けてチルトアップすることができる。
【0059】
このようにエンジンカバー5がエンジン10の上に被せられると、外気導入ダクト70の垂直矩形筒部73の下端は、シリンダヘッド14の上に被装された第2カバー51の上方に開放した凹部52に幾らか入り込んで下端開口を臨ませる。
【0060】
前記したようにエンジンカバー5の外気導入ダクト70の矩形開口71からの外気導入に伴う外水は、外気導入ダクト70でエンジンルーム6内への飛散が阻止され、かつ外水が水平矩形筒部72で段階的に分離されて浸入が可及的に阻止されるが、それでもなお垂直矩形筒部73に至った外水は、垂直矩形筒部73に導かれて落下して垂直矩形筒部73の下端開口から第2カバー51の凹部52に受け止められる。
【0061】
そして第2カバー51の凹部52に受け止められた外水は、凹部52の前方に傾斜した底面の左右の最下点に設けられた排水孔52a,52aに入り、エンジンルーム6内を排水ホース54,54に導かれてオイルケース30のフランジ30aからエンジンルーム6外に排出される。
したがって船外機1がチルトアップ状態あるいは転舵状態でも外水を確実に排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る船外機のカバーを断面とした全体側面図である。
【図2】第2カバーの上面図である。
【図3】同下面図である。
【図4】同前面図である。
【図5】図2においてV−V線に沿って切断した断面図である。
【図6】エンジンカバーの前面図である。
【図7】同後面図である。
【図8】図6及び図7においてVIII−VIII線に沿って切断した断面図である。
【図9】エンジンカバーを鋳造する鋳型の構成を示す断面図である。
【図10】別の鋳型の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1…船外機、2…ギヤケース、3…エクステンションケース、4…アンダカバー、5…エンジンカバー、6…エンジンルーム、
10…エンジン、11…エンジンブロック、12…クランクケース、13…シリンダヘッド、14…シリンダヘッドカバー、15…クランク軸、16…カム駆動用プーリ、17…交流発電機、18…リコイルスタータ、19…カム室、20…カム軸、21…カムプーリ、22…タイミングベルト、23…駆動軸、24…ベベルギヤ・ドグクラッチ機構、
25…プロペラ軸、26…プロペラ、28…ブラケット、29…スイベル軸、
30…オイルケース、31…本体部、32…拡張部、33…スイベル軸、スイベルケース、35…スイベルブラケット、36…スターンブラケット、37…チルト軸、38…押しネジ、39…係止ピン、
41,42,43…ボルト、
50…第1カバー、51…第2カバー、52…凹部、53…接続管、54…排水ホース、
60…フック、61…係止部材、
70…外気導入ダクト、71…矩形開口、72…水平矩形筒部、73…垂直矩形筒部、
80…チルトハンドル、
90…雄型、91…雌型、92…雄側中子、93…雌側中子、
100…雄型、101…雌側中子。

Claims (3)

  1. エンジンを上方に配して同エンジンにより駆動されるプロペラ軸を下方に回転可能に軸支する本体ケースに、エンジンカバーがエンジンルームの一部を構成し前記エンジンを上方から覆って着脱自在に取り付け固定され、船外機本体がチルト軸を中心にチルト運動可能にブラケットを介して船体に支持される船外機において、
    前記船外機本体をチルト運動させる手掛り部であるチルトハンドルと前記エンジンルーム内に外気を導入する外気導入部とが前記エンジンカバーに一体に形成され、
    前記エンジンカバーが、略水平な天井壁とその周囲に形成された周壁とにより下方に開いた椀状をなし、
    前記周壁の後側部分の上部に前記外気導入部の一部をなす開口が形成され、
    前記開口の上縁が前方のエンジンカバーの内空間に略水平に延出して水平手掛り部が形成され、
    前記チルトハンドルが前記略水平な天井壁の後端から前記周壁の前記開口より上の上端部を経て前記水平手掛り部に折り返す形状に構成され、
    前記周壁の前記開口の下縁及び左右側縁が前方のエンジンカバーの内空間に略水平に延出して前記水平手掛り部を上壁とする水平筒部が形成され、
    前記水平筒部の下壁の前端を上方に延出して縦壁が形成され、
    前記縦壁は水平筒部の上壁である前記水平手掛り部より低い高さまで延出し同水平手掛り部との間に前記外気導入部の一部をなす開口が形成され、
    前記エンジンカバーの内空間に略水平に延出する前記水平筒部の前端が下方ヘ屈曲して略鉛直下方に延出して垂直筒部が形成され、
    前記外気導入部が前記エンジンカバーの後側部分の開口から同エンジンカバーの内空間に前記水平筒部及び前記垂直筒部が連続延出して構成され、
    前記エンジンの上面が被装部材により被装され、
    前記被装部材の上面の一部を底面として周壁に囲まれて上方に開放する凹部が形成され、
    前記垂直筒部の下端開口が前記被装部材の凹部内に臨んでいることを特徴とする船外機。
  2. 前記被装部材の凹部の底面に排水孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の船外機。
  3. 前記被装部材がタイミングベルト用のベルトカバーであって、前記排水孔が凹部の前記チルト軸寄りにありエンジンルーム外に連通する排水管が接続されていることを特徴とする請求項2記載の船外機。
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