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JP4389566B2 - 給湯装置 - Google Patents
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この発明は、給湯装置に関し、特に浴槽や台所等への給湯が可能な貯湯タンクを備えた給湯装置に関するものである。
給湯装置として、従来から貯湯タンクを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この給湯装置における浴槽又は台所等への給湯は、貯湯タンクの下部に供給される水圧で湯が押上げられ、出湯管(給湯管)を介して行うことになる。また貯湯タンクの湯を浴槽へ供給する湯張りを行った後は、浴槽に連結された循環路内をこの浴槽内の湯を循環させて、所定温度以下となれば、この循環路に介設された電気ヒータ等にて循環路内を循環している湯を暖めて浴槽の湯を保温するものである。
特開2001−132969号公報(図1)
しかしながら、給湯を行う場合、上記特許文献1の電気ヒータを使用した電気給湯機(温水器)や、ヒートポンプ式加熱源を使用したヒートポンプ式給湯機では、給湯圧力が低い場合があり、このようなときには、台所での蛇口や浴室等でのシャワーからの時間あたりの出湯量が少なく、使用者にとっては使いずらいものとなる。このため、従来では、給湯圧力を上げるために、別途出湯出口側に給湯加圧用ポンプを配置することもあった。
ところが、給湯加圧用ポンプの取付作業は、この給湯機の施工時(据付時)に行うことになる。すなわち、給湯加圧用ポンプは給湯機としての製品を構成するものではなく、製品に別途この給湯加圧用ポンプを取付ける必要がある。そのため、ポンプ用のスペースを必要とし、しかも、施工工数が増加すると共に、コスト高となっていた。
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、台所等への給湯を安定した給湯圧力で行うことができ、しかもコスト低減を図ることが可能な給湯装置を提供することにある。
そこで請求項1の給湯装置は、貯湯タンク1の上部に出湯路13を、また下部に水道水供給路をそれぞれ接続し、出湯路13を介して浴槽2及び浴槽2以外の台所等に水道水供給路からの水圧で給湯する給湯運転を行うことが可能な給湯装置であって、貯湯タンク1の上部の高温湯を、貯湯タンク1の下部に返流させる循環路14を設けると共に、この循環路14に上流側から順に循環ポンプ18と外部熱交換器20とを介設し、循環ポンプ18の駆動により外部熱交換器20において、高温水と浴槽2内の湯との熱交換を行う追い焚き運転を可能にし、また、上記循環路14における循環ポンプ18と外部熱交換器20との間の位置と上記出湯路13とを切換手段Sを介して連結し、上記切換手段Sの一方への切換時に、台所等への給湯の際に上記循環ポンプ18の駆動による給湯加圧運転を行うことを可能とし、上記切換手段Sの他方への切換時に、上記追い焚き運転と共に、水道水供給路からの水圧により台所等へ給湯する給湯運転を行うことを可能としたことを特徴としている。
上記請求項1の給湯装置では、台所等への給湯時に上記循環用ポンプ18の駆動による給湯加圧を行うので、この給湯時における給湯加圧不足を解消することができる。また、このような給湯加圧には、追い焚き運転に使用する循環用ポンプ18を使用するものであり、加圧用のポンプを別途設ける必要がない。しかも、ふろ追い焚き運転のためにヒータ等の加熱源を必要としない。
また、上記給湯装置では、追い焚き運転時において、循環用ポンプ18の駆動による給湯加圧を行わない台所等への給湯を可能としたので、追い焚き運転時における循環用ポンプ18による循環路14内での湯の循環を安定して行うことができる。
請求項の給湯装置は、上記切換手段Sに三方弁23を使用することを特徴としている。
上記請求項の給湯装置では、切換手段Sに三方弁23を使用するので、切換操作を簡単にかつ確実行うことができる。
請求項1の給湯装置によれば、給湯時における給湯加圧不足を解消することができるので、給湯不足になることなく、使用者は安定した出湯量の湯を使用することができる。また、このような給湯加圧には、追い焚き運転に使用する循環用ポンプを使用するものであり、加圧用のポンプを別途設ける必要がない。このため、施工時における加圧用のポンプ等の取付作業がなく、施工時間の短縮を図ると共に、ポンプ用のスペースの確保も必要がなく、さらにはコストの低減を達成できる。ふろ追い焚き運転のために別途ヒータ等の加熱源を必要とせず、低コスト化を図ることができる。
また、上記給湯装置によれば、追い焚き運転時における循環用ポンプによる循環路内での湯の循環を安定して行うことができる。このため、追い焚き運転の信頼性を損なわずに安定した運転(追い焚き運転)を行うことができる。
請求項の給湯装置によれば、切換手段に三方弁を使用するので、切換操作を簡単にかつ確実に行うことができ。このため、切換操作が安定して、使用状況に応じて最適な状態で運転することができる。
次に、この発明の給湯装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は給湯装置の要部簡略図である。この給湯装置は、貯湯タンク1を備え、この貯湯タンク1の湯を浴槽2に供給(給湯)したり、台所やシャワーに供給(給湯)したりすることができる。
この場合、図2に示す冷凍サイクル3を有する熱源ユニット4を使用して、貯湯タンク1に湯を溜めるものである。冷凍サイクル3は、圧縮機5と、水熱交換器6と、膨張弁7と、蒸発器8とを順に接続して構成される。そして、貯湯タンク1に循環路9が連結され、この循環路9に、水循環用ポンプ10と熱交換路11とが介設されている。この場合、熱交換路11は水熱交換器6にて構成される。
このため、圧縮機5を駆動すると共に、水循環用ポンプ10を駆動すると、貯湯タンク1の底部に設けた取水口から貯溜水(温水)が循環路9に流出し、これが熱交換路11を流通する。そのときこの温水は水熱交換器6によって加熱され(沸上げられ)、湯入口から貯湯タンク1の上部に返流される。これによって、貯湯タンク1に高温の温水を貯めるものである。
また、貯湯タンク1には、図1に示すように、出湯路(出湯管)13及び循環路14が連結されている。出湯路13は、貯湯タンク1の上部に接続される本体配管15と、この本体配管15から分岐部16を介して分岐される分岐管17a、17bとを有する。一方の分岐管17aはふろ混合弁(図示省略)に接続され、他方の分岐管17bは給湯混合弁(図示省略)に接続される。ここで、ふろ混合弁とは、貯湯タンク1からの湯と水道水とを混合して、その混合した温水を上記浴槽に給湯するものである。また、給湯混合弁とは、貯湯タンク1からの湯と水道水とを混合して、台所の蛇口や洗面所のシャワー等に給湯するものである。
循環路14は、循環用ポンプ18と、外部熱交換器20にて構成される熱交換路19とが介設されている。すなわち、循環路14は、熱交換路19に貯湯タンク1の上部の湯を熱交換路19に供給する流出路21と、熱交換路19から流出した湯を貯湯タンク1に戻す流入路22とを有し、流出路21に循環用ポンプ18が介設されている。また、流出路21には、後述する切換手段Sを構成する三方弁23が介設されている。そして、この三方弁23は接続路24を介して上記出湯路13の本体配管15に接続されている。
また、浴槽2には、追い焚き用循環路26が接続されている。すなわち、追い焚き用循環路26は、浴槽2に配置された接続用アダプタ27を介して接続される往路配管28と復路配管29を備え、この往路配管28と復路配管29とは、上記外部熱交換器20にて構成される熱交換路30を介して接続されている。また、往路配管28には循環用ポンプ31が介設されている。
このため、貯湯タンク1の湯が熱交換路19に供給される流路となるように、切換手段Sを構成する上記三方弁23を切換えて循環用ポンプ18を駆動すると、図1の矢印Aのように、貯湯タンク1の上部の高温の湯が流出路21から熱交換路19に流れ、この熱交換路19から流入路22を介して、貯湯タンク1に返流する。すなわち、循環路14内を貯湯タンク1の湯が循環する。また、追い焚き用循環路26の循環用ポンプ31を駆動すると、図2の矢印Bのように、浴槽2の湯が往路配管28から熱交換路30に流れ、この熱交換路30から復路配管29を介して浴槽2に返流する。すなわち、追い焚き用循環路26内を浴槽2の湯が循環する。そして、循環路14の熱交換路19を流れる貯湯タンク1からの湯と、追い焚き用循環路26の熱交換路30を流れる浴槽2からの湯とが熱交換を行って、この浴槽2からの湯が加熱されて浴槽2に戻る。このため、浴槽2の湯の追い焚き運転(ふろ追い焚き運転)を行うことができる。すなわち、この図1に示す状態では、ふろ混合弁を介しての浴槽2への給湯及び給湯混合弁を介しての台所等の蛇口からの出湯が停止した状態、つまり追い焚き単独運転を行っている。
ところで、分岐管17bを介しての台所等の蛇口からの出湯を行う状態(つまり、矢印Cのように貯湯タンク1の上部の湯が出湯管13を流れて、蛇口等から出湯する状態であって、給湯状態)では、貯湯タンク1の下部に接続される図示省略の水道水供給路からの水圧で湯が押上げられることになる。この際、貯湯タンク1の湯が接続路24に供給される流路となるように三方弁23を切換えて循環用ポンプ18を駆動すると、矢印Dのように貯湯タンク1から流出路21に流出した湯は、接続路24を介して出湯路13の本体配管15に流入する。このため、分岐管17bを介しての台所等の蛇口からの出湯において、循環用ポンプ18による給湯加圧運転を行うことができる。
また、この給湯装置においては、追い焚き運転中に、上記給湯状態としたり、給湯状態において追い焚き運転を行うようにしたりすることができる。すなわち、三方弁23を図1に示す状態として、循環用ポンプ18を駆動して追い焚き運転を行い、この状態で、台所等の蛇口を開状態とすれば、図4に示すように、貯湯タンク1からの湯が、出湯路13を矢印Cのように流れ、給湯状態とすることができる。この際、循環用ポンプ18による給湯加圧運転を行わない。
上記給湯装置によれば、台所等への給湯時に上記循環用ポンプ18の駆動による給湯加圧を行うので、この給湯時における給湯加圧不足を解消することができる。これにより、給湯不足になることなく、使用者は安定した出湯量の湯を使用することができる。また、このような給湯加圧には、追い焚き運転に使用する循環用ポンプ18を使用するものであり、加圧用のポンプを別途設ける必要がない。このため、施工時における加圧用のポンプ等の取付作業がなく、施工時間の短縮を図ると共に、ポンプ用のスペースの確保も必要がなく、さらにはコストの低減を達成できる。
また、追い焚き運転時において、循環用ポンプ18の駆動による給湯加圧を行わない台所等への給湯を可能としたので、追い焚き運転時における循環用ポンプ18による循環路14内での湯の循環を安定して行うことができる。このため、追い焚き運転の信頼性を損なわずに安定した運転(追い焚き運転)を行うことができる。さらに、切換手段Sに三方弁23を使用するので、ふろ追い焚き運転と給湯加圧運転との切換操作を簡単にかつ確実に行うことができ。このため、切換操作が安定して、使用状況に応じて最適な状態で運転することができる。
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、図3と図4における給湯状態は、分岐管17bを使用した給湯混合弁を介しての台所等の蛇口から出湯する状態であったが、分岐管17aを使用したふろ給湯混合弁を介しての浴槽2に湯を供給する状態であってもよい。また、熱源ユニット4として、上記実施の形態では、ヒートポンプ式のものを使用したが、ヒータや火力等を使用した他の熱源ユニットを使用してもよい。また、切換手段Sとしては、三方弁を使用することなく、複数の開閉弁を備えた切換回路等にて構成してもよい。さらに、ヒートポンプ式を使用する場合においても、冷凍サイクル3の冷媒として、ジクロロジフルオロメタン(R−12)やクロロジフルオロメタン(R−22)や1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R−134a)等のような冷媒であっても、炭酸ガス、エチレン、エタン、酸化窒素等の自然系冷媒であってもよい。
この発明の給湯装置の実施形態を示す追い焚き運転中の簡略図である。 上記給湯装置に使用する熱源ユニットの簡略図である。 上記給湯装置の給湯状態の簡略図である。 上記給湯装置の追い焚き運転中の給湯出湯状態を示す簡略図である。
符号の説明
1・・貯湯タンク、2・・浴槽、13・・出湯路、14・・循環路、18・・循環用ポンプ、19・・熱交換路、20・・外部熱交換器、23・・三方弁、S・・切換手段

Claims (2)

  1. 貯湯タンク(1)の上部に出湯路(13)を、また下部に水道水供給路をそれぞれ接続し、出湯路(13)を介して浴槽(2)及び浴槽(2)以外の台所等に水道水供給路からの水圧で給湯する給湯運転を行うことが可能な給湯装置であって、貯湯タンク(1)の上部の高温湯を、貯湯タンク(1)の下部に返流させる循環路(14)を設けると共に、この循環路(14)に上流側から順に循環ポンプ(18)と外部熱交換器(20)とを介設し、循環ポンプ(18)の駆動により外部熱交換器(20)において、高温水と浴槽(2)内の湯との熱交換を行う追い焚き運転を可能にし、また、上記循環路(14)における循環ポンプ(18)と外部熱交換器(20)との間の位置と上記出湯路(13)とを切換手段(S)を介して連結し、上記切換手段(S)の一方への切換時に、台所等への給湯の際に上記循環ポンプ(18)の駆動による給湯加圧運転を行うことを可能とし、上記切換手段(S)の他方への切換時に、上記追い焚き運転と共に、水道水供給路からの水圧により台所等へ給湯する給湯運転を行うことを可能としたことを特徴とする給湯装置。
  2. 上記切換手段(S)に三方弁(23)を使用することを特徴とする請求項1の給湯装置。
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