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JP4390945B2 - 自立性カートン - Google Patents
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JP4390945B2 JP2000012230A JP2000012230A JP4390945B2 JP 4390945 B2 JP4390945 B2 JP 4390945B2 JP 2000012230 A JP2000012230 A JP 2000012230A JP 2000012230 A JP2000012230 A JP 2000012230A JP 4390945 B2 JP4390945 B2 JP 4390945B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自立性カートンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、偏平状のカートンは自立性に乏しく、店頭などでのディスプレイ効果に欠けている。この偏平状のカートンを自立するために、別の部材を衝立て具として利用したり、種々の複雑な形態のカートンが工夫されている。また、二つ折りにし自立させる形態のカートンも幾つか提案されてる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のカートンでは、別の部材を使用するという煩雑さがあること、また、カートンの形態が複雑であるため製造工程が簡単でなかったり、さらに、カートンの強度を弱めるたりするなどの問題がある。また、二つ折りのカートンは、二つ折りにする場合に、内容物を損なう危険性があるという問題がある。
【0004】
また、カートンに自立性を持たせることは、ディスプレイ効果を持たせるという以外に、電子レンジ用のパウチを収納するカートンにおいても必要である。調理済みのカレー、スープ類等のレトルト食品と言われる流動性食品等は、通常アルミ製レトルトパウチに充填、密封及び加熱殺菌され偏平状のカートンに収納されて販売されているが、このパウチを電子レンジで加熱する場合は、加温による内容物の膨張によるパウチの破裂を避けるなどのために、カートンからパウチを取り出して中身を別の容器に移し替えてから電子レンジで加熱している。この別の容易に移し替えることは、耐熱性のあるパウチを有効に使用していない上、使用者の取り扱いが煩雑であるという問題がある。また、パウチの一部に通気孔を開ける方法もあるが、パウチ自体を電子レンジの中で自立させることは難しく、洩れ出したり、倒れたりする危険があるという問題があり、この点からもパウチを収納した状態のまま電子レンジで加熱を行うことができるようにカートンに自立性を持たせることが必要となっている。
【0005】
これらの課題に鑑み、本発明は、一般の製造工程で製造することができ、内容物を損なうことなく簡単に開封し組み立てて自立性を持たせることができる自立性カートンを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するためになされたもので、少なくとも側パネル、前パネル、側パネル、後パネルからなるブランクを折り曲げて形成してなる偏平状のカートンであって、前記側パネル、前記前パネル、前記側パネル、前記後パネルの略中央部を貫通する線上に、前記前パネルには該前パネルを前パネル上部分と前パネル下部分とに分ける切り取り部を、前記後パネルには、該後パネルを後パネル上部分と後パネル下部分とを折り曲げる折れ線を、前記側パネルには切れ線を設け、前記前パネル上部分と両側の前記側パネルとの間には切れ線を設け、前記前パネル上部分の前記前パネル下部分側の辺に差し込み片を設け、前記後パネルの下辺に前記差し込み片を差し込む差し込み口を設け、組み立て時に、前記切り取り部、前記切れ線を切り取ることにより前記カートンを前記折れ線で折り曲げて前記前パネル上部分と前記前パネル下部分とに分割し、前記後パネルを前記折れ線で外側に折り曲げ、前記前パネルの前記前パネル上部分および天パネルを折れ線で外側に折り曲げ、前記前パネル上部分に設けた前記差し込み片を前記後パネルの下辺に設けた前記差し込み口に差し込むことにより衝立て機能を有する形状に形成されることを特徴とする自立性カートンである。
【0007】
本発明によれば、一般の製造工程で製造することができ、内容物を損なうことなく簡単に開封し組み立てて自立性を持たせることができる自立性カートンを得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の自立性カートンの実施の形態について図面を用いて詳しく説明する。なお、幾つかの図面に渡って同一または同様な部分には同一の符号を付けている。ただし、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0009】
<実施例1>
図1は本発明の自立性カートンの実施の形態を示す一実施例において、実際に開封し、組み立てて自立している状態を示す斜視図であり、図2はその側面図である。自立性カートン1は、開封、組み立て前では自立し難い偏平状のカートンであり、前パネル12の略中央に横状に設けた切り取り部Aにより開封して前パネル12の前パネル下部分12Dと前パネル上部分12Uとに分け、そして、前パネル12Uを両側パネル11、13から切り取ることにより、自立性カートン1を自立性カートン上部分1Uと自立性カートン下部分1Dとに分割される。さらに、前パネル上部分12Uを外側に折り曲げ、この前パネル上部分12Uに設けた差し込み片Cを後パネル14の下辺に設けた差し込み口Fに差し込み固定し、自立性カートン上部分1Uを衝立て形状に組み立てている。このことによって、内容物3は分割して二つ折りにした下の部分に収納されて傾斜した状態で保持されている。
【0010】
図3は本発明による自立性カートン1のブランク展開図である。カートンブランク10は、側パネル11、前パネル12、側パネル13、後パネル14、糊代片15を折れ線a、b、c、dを介して順次連設している。また、側パネル11の上下に折れ線e、fを介して折り込み片16、17を連設し、前パネル12の上辺に折れ線gを介して天パネル18を連設し、下辺に折れ線hを介して底パネル19を連設し、側パネル13の上下に折れ線i、jを介して折り込み片20、21を連設し、後パネル14の上辺に折れ線kを介して天下パネル22を連設し、下辺に折れ線lを介して底下パネル23を連設している。
【0011】
また、側パネル11、前パネル12、側パネル13、後パネル14、糊代片15を貫通する略中央線上に、前パネル12には前パネル12を左右方向に引き裂き線に沿って引き裂く切り取り部Aが、後パネル14には後パネル14全体を二つ折りできるように折れ線Bが、側パネル11、13、糊代片15にはミシン目などによる切れ線Dがそれぞれ設けられている。この切り取り部Aは、図のようなジッパー以外にも、ミシン目、リード罫、半切れなどの切れ線であってもよい。
【0012】
この切り取り部Aにより、前パネル12を前パネル上部分12Uと前パネル下部分12Dとに分けることができるが、切り取り部Aの中央部分には前パネル上部分12Uに折れ線mを介して連設する差し込み片Cを切れ線nで設けている。すなわち、差し込み片Cは切り取り部Aの部分に入り込む形となっている。この差し込み片Cは、図3では切り取り部Aの幅より狭く設けているが、同幅に設けてもよい。その場合には、切り取り部Aは二つに分断され、それぞれの部分を引き裂くことになる。
【0013】
また、前パネル12の前パネル上部分12Uと側パネル11、13との折れ線a、bは引き裂き可能なL字形切れ刃、ミシン目、リード罫などとした切れ線Eとしている。
【0014】
さらに、後パネル14の下辺である折れ線lの中央部分には、前パネル12の上部分12Uに設けた差し込み片Cを差し込む差し込み口Fを設けている。
【0015】
このカートンブランク10を組み立てて内容物を収納するには、まず、カートンブランク10の後パネル14を折れ線cで内側に折り曲げる。側パネル11を折れ線aで内側に折り曲げ、糊代片15と側パネル11を接着し、図4に示すような折り畳まれた状態の自立性カートン1を作成する。この加工工程は従来の製函機において行うことができる。
【0016】
つぎに、充填包装機においてこの折り畳まれた自立性カートン1を筒状に起こして天パネル18側あるいは底パネル19側のいずれか一方の側のパネルを糊貼りし、内容物3を収納して、反対側のパネルを同様に糊貼りして図1に示すような自立性カートン1を作成し包装を完了する。
【0017】
あるいは、ブランク10を直接カートンフォーマーに供給して、まず、前パネル12上に内容物を載置し、各パネルで包むように折り曲げて、糊代片15と側パネル11、天下パネル22と天パネル18、底下パネル23と底パネル19とをそれぞれホットメルト接着剤などにより貼り合わせる方法で包装を行ってもよい。
【0018】
実際に、内容物が収納された自立性カートン1を開封し、組み立てて自立した状態にするには、まず、図5−aに示すように、前パネル12に設けた切り取り部Aであるジッパーを切り取り開封し、前パネル12を前パネル上部分12Uと前パネル下部分12Dとに分ける。つぎに、図5−bに示すように、前パネル12の前パネル上部分12Uに設けた差し込みCを摘んで、前パネル12の前パネル上部分12Uを切れ線Eで側パネル11、13から切り取る。つづいて、図5−cに示すように、側パネル11、13の切り取り部Aの延長線である切れ線Dを引き裂くことにより、自立性カートン1は自立性カートン上部分1Uと自立性カートン下部分1Dとの上下の二つの部分に分割される。さらに、図5−dに示すように、後パネル14を折れ線Bで外側に折り曲げ、前パネル12の前パネル上部分12Uおよび天パネル18を折れ線kで外側に折り曲げ、前パネル上部分12Uに設けた差し込み片Cを後パネル14の下辺に設けた差し込み口Fに差し込むことにより、折り曲げられた後パネル14の後パネル上部分14Uと後パネル下部分14Dと前パネル12の前パネル上部分12Uとで三角形が形成され、衝立て具としての機能を持つ形状となる。図5−eに示すように、前パネル上部分12Uを平面上に置くことにより分割された自立性カートン1の自立性カートン下部分1Dに内容物3を収納し傾斜した状態で安定して保持される。
【0019】
<実施例2>
図6は、本発明の自立性カートンの別の実施例を示す斜視図であり、図7は、そのブランクを示す展開図である。本実施例は、電子レンジ用のパウチを収納する自立性カートンであり、図6に示すように、パウチ3Pを収納する偏平状で縦長のカートンであり、内部に収納されているパウチ3Pを電子レンジで加熱する場合には、前パネル12の略中央に横状に差し込み片Cを挟んで設けた切り取り部A、A′を切り取り開封し、前パネル12を前パネル上部分12Uと前パネル下部分12Dとに分ける。つぎに、前パネル上部分12Uに設けた差し込みCを摘んで、前パネル上部分12Uを切れ線Eで側パネル11、13から切り取る。つづいて、側パネル11、13の切り取り部A、A′であるジッパーの延長線である切れ線Dを引き裂くことにより、自立性カートン1aは自立性カートン上部分1Uと自立性カートン下部分1Dとの上下の二つの部分に分割される。さらに、後パネル14を折れ線Bで外側に折り曲げ、前パネル12の前パネル上部分12Uおよび天パネル18を折れ線kで外側に折り曲げ、前パネル上部分12Uに設けた差し込み片Cを後パネル14の下辺に設けた差し込み口Fに差し込むことにより、折り曲げられた後パネル14の後パネル上部分14Uと後パネル下部分14Dと前パネル12の前パネル上部分12Uとで三角形が形成され、衝立て具としての機能を持つ形状となる。このことによって、パウチ3Pは分割して二つ折りにした自立性カートン下部分1Dに収納されて傾斜した状態で保持されている。
【0020】
パウチ3Pには、調理済みのカレー、スープ類などのレトルト食品が充填され、その上端の一側に開封用のノッチGが設けられている。加熱された後はパウチ3Pを自立性カートン1aに収納したまま持ってこれを取出して開封用のノッチGで開封された開口部から内容物を皿等に移し換えることができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単に開封し組み立てて自立性をもたせることができ、カートンの強度を弱めることのない自立性カートンを得ることができる。
【0022】
すなわち、自立性があり、そして開口部から内容物を見せることにより、ディスプレイ効果を持たせることができる。
【0023】
また、電子レンジ用パウチを収納したカートンにおいて、電子レンジの中でパウチをカートンに収納したままで、簡単に組み立てることができ、自立した状態で加熱することができる。しかも、使用前においては、運搬、保管などにおいては、一般のカートンと同様に扱うことができる。
【0024】
さらに、上の部分が露出したパウチの開封用のノッチの開口が簡易にでき、加熱調理後の扱いが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自立性カートンの一実施例が実際に自立している状態を示す斜視図である。
【図2】図1の自立性カートンの側面図である。
【図3】図1の自立性カートンのブランクの展開図である。
【図4】図1の自立性カートンの折り畳まれた状態を示す平面図であある。
【図5】図1の自立性カートンを実際に組み立てる過程を示す図である。
【図6】本発明の自立性カートンの別の実施例が実際に自立している状態を示す斜視図である。
【図7】図6の自立性カートンのブランクの展開図である。
【符号の説明】
1 自立性カートン
1a 自立性カートン
1U 自立性カートン(上部分)
1D 自立性カートン(下部分)
2 自立性カートン本体
3 内容物
3P パウチ(内容物)
10 カートンブランク
10a カートンブランク
11 側パネル
12 前パネル
12U 前パネル(上部分)
12D 前パネル(下部分)
13 側パネル
14 後パネル
14U 後パネル(上部分)
14D 後パネル(下部分)
15 糊代片
16 折り込み片
17 折り込み片
18 天パネル
19 底パネル
20 折り込み片
21 折り込み片
22 天下パネル
23 底下パネル
a〜m 折れ線
A 切り取り部
A′ 切り取り部
B 折れ線
C 差し込み片
D 切れ線
E 切れ線
F 差し込み口
G ノッチ

Claims (1)

  1. 少なくとも側パネル、前パネル、側パネル、後パネルからなるブランクを折り曲げて形成してなる偏平状のカートンであって、
    前記側パネル、前記前パネル、前記側パネル、前記後パネルの略中央部を貫通する線上に、前記前パネルには該前パネルを前パネル上部分と前パネル下部分とに分ける切り取り部を、前記後パネルには、該後パネルを後パネル上部分と後パネル下部分とを折り曲げる折れ線を、前記側パネルには切れ線を設け、前記前パネル上部分と両側の前記側パネルとの間には切れ線を設け、前記前パネル上部分の前記前パネル下部分側の辺に差し込み片を設け、前記後パネルの下辺に前記差し込み片を差し込む差し込み口を設け、
    組み立て時に、前記切り取り部、前記切れ線を切り取ることにより前記カートンを前記折れ線で折り曲げて前記前パネル上部分と前記前パネル下部分とに分割し、前記後パネルを前記折れ線で外側に折り曲げ、前記前パネルの前記前パネル上部分および天パネルを折れ線で外側に折り曲げ、前記前パネル上部分に設けた前記差し込み片を前記後パネルの下辺に設けた前記差し込み口に差し込むことにより衝立て機能を有する形状に形成されることを特徴とする自立性カートン。
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