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JP4423939B2 - 配線機能を備えたテーブル、机等の家具 - Google Patents
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Description

本発明は、配線機能を備えたテーブル、机等の家具に係わり、更に詳しくは単独若しくは複数組合わせて使用する配線機能を備えたテーブル、机等の家具に関するものである。
従来から、配線機能を備えたテーブル、机等の家具は、各種提供されている。例えば、特許文献1には、長方形状の天板を脚体で支持した二つの机の間に、前方突出部が半円形状の補助天板を脚体を介して連結し、机天板の後部下面側と補助天板の後部下面側にそれぞれ連通するように配線ダクトを設けた構造が開示されている。
しかし、このような構造の配線機能を備えた机や補助天板を、背面合わせて設置した場合、前後2列に配列された机群にはそれぞれ配線ダクトが構成され、つまり配線ダクトが二列形成される。このような複数の机を背面合わせに設置する態様では、その境界部分に一列の配線ダクトがあれば十分であるが、前述の構造の机では過剰な配線機能となり、コスト高となっていた。その原因は、従来の机は単独で使用することを基本構成としていたので、それ自体で自己完結的に配線機能を備えさせていたからである。尚、前後に背面合わせで設置する机の天板間に隙間を形成し、該隙間に配線ダクト装置を設置するものも提供されているが、オプションとして配線ダクト装置が必要であり、レイアウトの変更や組替えの際には変更の自由度が少なくなる。
一方、特許文献2には、前縁部が後縁部よりも横幅が広く且つ後部が平面視方形である天板を有し、該天板の前端両側部を前支脚で支持するとともに、後部の方形部を後脚体で支持し且つ該後脚体が方形部から側方及び後方へ突出しないように設定してなる異形天板机が開示されている。この机は、前後に背面合せで千鳥配置に設置可能である。
実公平5−22098号公報(第1図) 特開2001−120379号公報(図3)
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、各家具にそれぞれ配線機能が備わっているとともに、前後に背面合せで複数の家具を設置した場合には、それぞれの配線ダクトが協調して一列の配線ダクトを構成することができ、大幅なコストの低減化を図ることが可能な配線機能を備えたテーブル、机等の家具を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、天板の後部に後方へ突出した膨出部を有し、該膨出部の下面側に横方向へ延びた配線ダクトを設けた配線機能を備えたテーブル、机等の家具であって、前記天板の膨出部の縁部を直線状の傾斜縁で形成し、該傾斜縁同士を接合して前後に背面合せで複数の家具を設置可能とするとともに、前記天板の傾斜縁同士を接合して前後に背面合せで設置した最近接家具の前記配線ダクトが、同一直線状に配列可能としてなることを特徴とする配線機能を備えたテーブル、机等の家具を構成した(請求項1)。
更に、前記天板の両側縁を平行且つ同一奥行幅とするとともに、前記膨出部の形状を二等辺三角形状とし、複数の家具を前後左右に密接させて千鳥配置可能とすることがより好ましい(請求項)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の配線機能を備えたテーブル、机等の家具は、単独で使用する場合にも、天板の膨出部の下面側に設けた配線ダクトを利用して配線することができ、また天板の後部に膨出部を設けたので、該膨出部にパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と称す)を載置すれば、その天板の前部を広く使用することができ、しかも複数の家具を前後左右に千鳥配置した場合、設置空間、特に奥行方向の空間を少なくすることができる。また、家具の天板の傾斜縁同士を接合して前後に背面合せで設置するので、更に設置空間を少なくすることができるとともに、前後の天板が連続するので、天板間の隙間から物が落下することがない。更に、複数の家具の天板下面側に設けた配線ダクトが協調して一列の配線ダクトを形成し、各家具に亘って配線することができ、しかも最小限の構成で済むので、大幅なコスト低減化を図ることができる。
請求項によれば、複数の家具を前後左右に密接状態で設置することができ、更に設置空間を少なくすることができるとともに、全ての天板が連続するので、外観的にも優れ、また天板間の隙間から物が落下することがない。
次に、添付図面に示した実施例に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の複数の家具を使用して構成した配置例を示し、図3はその要部を示し、図中符号1〜4は机、5は天板、6は膨出部、7は配線ダクト、8は補助机、9は補助天板をそれぞれ示している。本実施形態では、家具の一例として机を例示して説明するが、本発明はテーブルやその他の天板を有する家具であれば適用できる。
前記机1〜4は、天板5の後部に後方へ突出した膨出部6を有し、該膨出部6の下面側に横方向へ延びた配線ダクト7を設けたものである。そして、複数の前記机1〜4を前後左右に密接させて千鳥配置可能とし、端部に形成される半端な空間には、補助天板9を有する補助机8を設置できるようになっている。このような配置は島型レイアウトという。
更に詳しくは、前記机1の天板5は、前記膨出部6の縁部を直線状の傾斜縁10で形成し、具体的には前記天板5の両側縁11,11を平行且つ同一奥行幅とするとともに、前記膨出部6の形状を傾斜縁10,10を有する二等辺三角形状としている。本実施形態の机1〜4は、それぞれ独立したものではなく、後述の脚体を共用して連結した構造となっている。
本実施形態では、図1に示すように、机1の天板5と机2の天板5を左右に側縁11,11同士を接合して配置し、前記両天板5,5の膨出部6,6間の空間に、背面合わせに配置した机3の天板5の両傾斜縁10,10を机1の天板の右側傾斜縁10と机2の天板5の左側傾斜縁10とにそれぞれ接合して配置し、机3の天板5の側縁11に机4の天板5の一方の側縁11を接合するとともに、机4の天板5の一方の傾斜縁10を前記机1の天板5の左側傾斜縁10に接合した状態に設置し、そして端部に位置する机2の右側側縁11、机3の左側側縁11及び机4の右側側縁11の下方にそれぞれ板状の脚体12,…を取付けるとともに、机1の天板5の右側側縁11と机2の天板5の左側側縁11の接合部分に跨って柱状の脚体13,13を取付け、机3の天板5の右側側縁11と机4の天板5の左側側縁11の接合部分に跨って柱状の脚体13,13を取付け、更に各机1〜4の天板5の膨出部6の後端部に同じく柱状の脚体13を取付けて構成している。また、前記机1の天板5の左側側縁11と机4の天板5の右側傾斜縁10で形成される空間には、前記補助机8を設置し、その補助天板9の側縁14を前記机1の天板5の左側側縁11に接合するとともに、その接合部分に跨って前記脚体13,13を前後に取付け、更に補助天板9の後側の傾斜縁15を前記机4の天板5の右側傾斜縁10に接合し、補助天板9の左側側縁16に沿って前後に前記脚体13,13を取付けて構成した。ここで、前述の説明において、「右側」、「左側」とは、机に向かって着座する者の右手側、左手側である。
前記配線ダクト7は、図3に示すように、上方に凹溝17を向けた断面略コ字形のチャンネル部材18を2本の吊支杆19,19で前記天板5の膨出部6の下面側に取付けている。前記凹溝17には配線コードCを載置収容し、配線するのである。前記吊支杆19,19は、前記チャンネル部材18の凹溝17の前後中央部に設けられており、該吊支杆19,19で、凹溝17を前後に区画し、それぞれ強電用コードC1と弱電用コードC2を分離して配線できるようになっている。尚、前記凹溝17を区画壁で長手方向に沿って区画することがより好ましい。しかし、本発明において配線ダクト7の構造自体に限定は不要である。
更に、前記天板5の膨出部6であって、前記配線ダクト7の直上又は接近した位置にコード挿通孔20を設け、前記配線ダクト7から天板5の上面側へ配線コードCを引き出すことができるようにしている。前記コード挿通孔20には、開閉可能な蓋、若しくは着脱可能なキャップを設け、通常は塞いでおくことが好ましい。
また、本実施形態では、前記机1〜4の天板5の前縁中央部には凹陥部21を形成し、着座者の腹部を受入れ、使用勝手を良くしている。更に、前記天板5の下面中央部には引出し22を設けるとともに、天板5の右側下方に袖キャビネット23を設置している。
このように、本発明は、机1〜4の天板5の傾斜縁10,10同士を接合して前後に背面合せで設置すると、各机1〜4の前記配線ダクト7,…が、同一直線状に配列するので、この配線ダクト群を用いて配線コードCを各机に亘って配線することができるのである。
次に、図4〜図6に基づいて前後の机間に幕板24を取付ける構造を説明する。前記幕板24は、前記机天板5の下面に吊下げ状に間隔を置いて取付けた支持部材25,25にて両側縁を支持する。前記支持部材25は、金属パイプで構成されており、上端部に略U字状の取付部26を有し、該取付部26の両端に取付板27,27を固着するとともに、前記取付部26の中央部に支持杆28を垂下固着した構造である。そして、図4に示すように、前後に背面合わせの状態で設置した机1と机4の天板5,5の傾斜縁10,10の接合部分を跨いで前記取付部26を配置し、各天板5,5の下面に前記取付板27,27をネジ止め等の手段で取付け、間隔を置いて設けた支持部材25,25の支持杆28,28の間に幕板24を配し、その両側縁を支持杆28にネジ止め等の手段で取付ける。また、複数の幕板24,…を直線状に連結する場合には、前記支持部材25の支持杆28を共用して次々と連結するのである。
このように、前後に設置した机の天板5,5同士の接合部分を跨いで支持部材25の取付部26を取付けるので、該取付部26で天板5,5同士を強固に連結することにもなる。ここで、前記配線ダクト7との関係では、前記支持部材25は、配線ダクト7が途切れた位置に取付けるとともに、前記幕板24を前記チャンネル部材18よりも下方に位置するように設定する。尚、前記支持部材25の支持杆28は、前記吊支杆19と同様に強電用コードC1と弱電用コードC2を分離して配線するための区画用として利用でき、更に配線ダクト7が途切れた位置にあるので、この支持杆28で配線コードCを保持するようにしても良い。
次に、図7〜図10に基づいて、前記支持部材25を利用した幕板24の取付構造の適用例を説明する。ここで使用する机は矩形天板を有するものである。図7及び図8に示した例では、前後に位置する机29,30の天板31,32間に隙間を開けて設置し、該隙間に臨むように各天板31,32の後方に配線ダクト33,34を設け、前記支持部材25の略U字状の取付部26を前記配線ダクト33,34を回避するように両天板31,32の下面に取付板27,27にて取付ける。そして、前記同様に間隔を置いて取付けた前記支持部材25,25の支持杆28,28間に幕板24を取付けるのである。この場合、前記幕板24は、前後の机29,30の中間で、前記配線ダクト33,34の下方に位置する。この場合も、前記支持部材25の取付部26は、前後の机29,30を強固に連結するとともに、天板31,32間に一定の間隔を有する配線ダクト用の隙間を確保するのである。
また、図8に示すように、横方向に机29,35をその天板31,36を接合状態で設置した場合、机29の天板31の後部に設けた配線ダクト33と机35の天板36の後部に設けた配線ダクト37とが直線状に連続するようになっている。この場合、複数の幕板24,…を横方向に連続して取付けるには、前記同様に支持部材25の支持杆28を介して次々と連結するのである。尚、図7及び図8において、符号38は天板を支持する脚体を示している。
また、図9及び図10に示したものは、図7及び図8に示したものの変形例であり、前記机29,30,35の配置と前記支持部材25,…による幕板24の取付構造は前記同様であるが、チャンネル状の配線ダクト39を前記天板31,32,36には取付けずに、前記支持部材25,…の取付部26,…を利用して取付けたものである。即ち、間隔を置いて存在する複数の取付部26,…が、あたかも樋状の配線ダクト39の受具となり、1本の連続した配線ダクト39、あるいは単位長さの複数の配線ダクト39,…を連結したものを各取付部26,…に渡して取付けるのである。この場合、前記配線ダクト39の断面形状を、前記支持部材25の取付部26の内縁の形状と一致させ、配線ダクト39の両側縁を前後の天板31,32の下面に当接する状態、つまり天板31,32間の隙間を完全に塞ぐ状態に取付けることも可能であるが、配線ダクト39の両側縁と天板31,32との間に空間を設けておけば、この空間から天板31,32の下方へ配線することができるので好ましい。しかし、前述の配線ダクト39で天板31,32間の隙間を完全に塞ぐ状態に取付けても、該配線ダクト39に部分的に切欠部を設ければ、天板31,32の下方へ配線するようにできる。その他の構成は、前記同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。
本発明に係る家具を用いて島型レイアウトを構成した例を示す平面図である。 同じく正面図である。 同じく本発明の要部の部分斜視図である。 前後の机の間に幕板を設けた実施形態を示す島型レイアウトの平面図である。 同じく正面図である。 同じく要部の部分斜視図である。 前後に隙間を設けて設置した机間に幕板を取付けた例を示す要部の断面図である。 同じく正面図である。 前後に隙間を設けて設置した机間に幕板を取付けた他の例を示す要部の断面図である。 同じく正面図である。
符号の説明
1〜4 机 5 天板
6 膨出部 7 配線ダクト
8 補助机 9 補助天板
10 傾斜縁 11 側縁
12 脚体 13 脚体
14 側縁 15 傾斜縁
16 側縁 17 凹溝
18 チャンネル部材 19 吊支杆
20 コード挿通孔 21 凹陥部
22 引出し 23 袖キャビネット
24 幕板 25 支持部材
26 取付部 27 取付板
28 支持杆 29,30,35 机
31,32,36 天板 33,34,37 配線ダクト
38 脚体 39 配線ダクト
C 配線コード C1 強電用コード
C2 弱電用コード

Claims (2)

  1. 天板の後部に後方へ突出した膨出部を有し、該膨出部の下面側に横方向へ延びた配線ダクトを設けた配線機能を備えたテーブル、机等の家具であって、前記天板の膨出部の縁部を直線状の傾斜縁で形成し、該傾斜縁同士を接合して前後に背面合せで複数の家具を設置可能とするとともに、前記天板の傾斜縁同士を接合して前後に背面合せで設置した最近接家具の前記配線ダクトが、同一直線状に配列可能としてなることを特徴とする配線機能を備えたテーブル、机等の家具。
  2. 前記天板の両側縁を平行且つ同一奥行幅とするとともに、前記膨出部の形状を二等辺三角形状とし、複数の家具を前後左右に密接させて千鳥配置可能となした請求項記載の配線機能を備えたテーブル、机等の家具。
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