JP4429638B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力されたデータに画像処理を施す複数のデバイスを有し、画像処理が施されたデータによる画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータの普及、ネットワーク化の進展などに伴い、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の高速化、高画質化に対する要求が高まっている。また、昨今は、デジタルカメラの普及なども手伝って、カラー化が促進され、形成されるカラー画像の画質に対する要求もますます厳しくなっている。
【0003】
プリンタや複写機など電子写真方式を用いた画像形成装置においても、画像データに色変換、ガンマ補正などの画像処理を施す際の制御や、画像処理された画像データに基づくトナー像形成に必要な帯電電圧、露光光量、現像バイアス電圧などの画像形成条件を調整する制御など、画像形成装置における制御系の負荷がますます増大している。このため、CPU、RAM、ROMなどを備えたプロセッサーや、各種のASIC(Aplication Specific Integrated Circuit)など制御系に用いる半導体装置の処理能力の向上が急務となっている。
【0004】
近年半導体装置を製造するプロセス技術の進歩により、1つのデバイスに盛り込むことが可能な機能の数は増加傾向にある。しかし、画像形成装置の制御系に要求される機能の数も増加しているため、画像形成装置全体に使用されるデバイス数は減少していない。
【0005】
画像形成装置の制御系に使用されるデバイスは、CPU制御バスに接続されて動作するのが一般的であるが、▲1▼CPU制御バスの負荷を軽減する必要性、▲2▼異なるタイミング体系を整合させる必要性、▲3▼別個の基板に搭載されたときの影響を回避する必要性から、CPU制御バスからASICを介して分離された専用バス(ローカルバス)にデバイスを接続するケースが多くなっている。
【0006】
例えば、画像形成装置の各種制御を行うメイン制御部のCPUと、そのCPUの制御下でCPUバスを介して接続された、制御プログラムを格納するROM、使用者情報、使用履歴等を情報として記憶する不揮発性メモリなどのうち、不揮発性メモリを、データメモリを内蔵したASICを介して接続することにより、不揮発性メモリにおける情報更新処理に伴うCPUの負荷軽減を図り、パフォーマンスの低下を抑止したものがある(特許文献1参照)。
【0007】
また、PCI(Peripheral Component Interconnection)やAGP(Accelarated Graphic Port)などのバスを用いる画像形成装置において、チップセット経由のPCIは、パフォーマンスが低いのでチップセットのNBとASICとをグラフィック表示の専用ポートであるAGPを用いて接続し、CPUとエンジン部との間で授受される画像データを切り替え制御するものがある(特許文献2参照)。
【0008】
図1は、従来から用いられているローカルバスを用いないプロセッサシステムの一例を示す図である。
【0009】
図1に示すように、CPU1a−1には、CPU制御バス1a−4を介して、ROM1a−2、RAM1a−3、CPU周辺ASIC1a−5、デバイスA1a−7、デバイスB1a−8が直接接続されており、これらの各入出力装置は、CPU1a−1が直接制御するように構成されている。したがって、CPC1a−1は、各入出力装置の処理動作にあわせて動作するため、処理効率が低下してしまう。
【0010】
図2は、ローカルバスを用いたプロセッサシステムの一例を示す図である。
【0011】
図2に示すように、デバイスA1b−7およびデバイスB1b−8が接続されるローカルバス1b−6を設け、ローカルバス1b−6とCPU1b−1との間に、周辺ASIC1b−5が配置される。
【0012】
周辺ASIC1b−5により生成されたローカルバス1b−6により、デバイスA1b−7およびデバイスB1b−8がCPU制御バス1b−4から分離され、CPU1b−1の負荷が軽減される。
【0013】
図3は、ローカルバス生成回路の一例を示す図である。
【0014】
図3に示すローカルバス生成回路は、CPU1b−1に接続される、アドレスバス(ADDR10:0)101、データバス(DATA7:0)113、およびリード信号入力(RD−N)102とシステムクロック(XIN)100とライト信号入力(WR−N)114とを有する制御バスと、入出力用のセル(IOcell)40と、内部回路50と、入出力用のセル(IOcell)60と、複数のデバイスに接続される、ローカルバス用アドレスバス(LBA6:0)108、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110、ローカルバス用リード信号出力(LBRD−N)109、およびローカルバス用ライト信号出力(LBWR−N)と、を備えている。
【0015】
内部回路50は、アドレスバス(ADDR10:0)101上の信号をデコードするデコーダ51と、デコードされて出力された、チップセレクト信号(cs−lbus,cs−xx,cs−nn)およびローカルバス用データバス110からの信号が入力される3つのAND回路並びに3つのAND回路に接続されたOR回路を有し、入出力用のセル10を介してデータバス(DATA7:0)に選択されたデータを出力するセレクタ52と、反転されたリード信号入力(RD−N)102およびシステムクロック(XIN)100により動作する2段構成のD形FF回路並びに2段構成のD形FF回路の出力を反転させるNOT回路を有し、ローカルバス用データバスから入力されたデータをデータバス(DATA7:0)113へ出力するためのイネーブル信号を出力する第1の遅延回路53と、反転されたライト信号入力(WR−N)114およびシステムクロック(XIN)100により動作するD形FF回路およびD形FF回路の出力の有効期間と反転されたライト信号入力(WR−N)114の有効期間双方の何れかを出力するOR回路を有する第2の遅延回路54と、アドレスバス(ADDR10:0)101上の信号およびデコードされて出力された、チップセレクト信号(cs−lbus)双方により動作し、入出力用のセル(IOcell)60を介してローカルバス用アドレスバス108にアドレスを出力するAND回路57と、チップセレクト信号(cs−lbus)107および第2の遅延回路54の出力信号双方により動作し、データバス(DATA7:0)113からローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110に出力されるデータのイネーブル信号を出力するNAND回路56aと、チップセレクト信号(cs−lbus)107および反転されたリード信号入力(RD−N)102双方により動作し、ローカルバス用リード信号109を出力するNAND回路56bと、チップセレクト信号(cs−lbus)107および反転されたライト信号入力(WR−N)114双方により動作し、ローカルバス用ライト信号を出力するNAND回路56cと、を備えている。
【0016】
ここで、第2の遅延回路54にOR回路を用いるのは、ローカルバス用イネーブル信号(ldb−en)118の有効期間をライト信号(wr)116の有効期間より広げるためである。
【0017】
図4は、ローカルバス生成回路の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【0018】
図4において、最上段は、システムクロック(XIN)100、第2段は、アドレスバス(ADDR10:0)101、第3段は、リード信号入力(RD−N)102、以下順に、第1の遅延回路53内における内部リード信号(rd)103、システムクロック立下りエッジ同期内部リード信号(drd−n)104、システムクロック立上がりエッジ同期リード信号(drd−p)105、および第1の遅延回路53から出力されるCPUデータバス用のイネーブル信号(d−enl)106、セレクタ52へ入力される内部チップセレクト信号(cs−lbus)107、ローカルバス用アドレスバス(LBA6:0)108、ローカルバス用リード信号出力(LBRD−N)109、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110、セレクタ52に入力されるデータ(od−lbus7:0)111、セレクタ52から出力されるデータ(d−o7:0)112、CPUデータバス(DATA7:0)113、ライト信号入力(WR−N)114、CPUデータバスからの入力データ(d−i7:0)115、第2の遅延回路54内の内部ライト信号(wr)116、システムクロック立上りエッジ同期内部ライト信号(dwr−p)117、第2の遅延回路54から出力される信号(lbd−en)118、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)用のイネーブル信号(lbd−enl)119を示す。
【0019】
図2に示したCPU1b−1がローカルバス1b−6に接続されたデバイス1b−7、1b−8に対してリード動作を行うときは、アドレスバス(ADDR10:0)101でアドレスを指定した後、リード信号(RD−N)102をアサートする。すると、対象となるアドレスの指定によって、ローカルバス用アドレスバス(LBA6:0)108およびローカルバス用リード信号(LBRD−N)がアサート120され、ローカルバスに接続されたデバイス1b−7、1b−8は、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110へデータを出力する。このデータは入出力用のセル(IOcell)60を介して出力データ(od−lbus7:0)111としてセレクタ52に入力121され、セレクタ52は、CPUデータバスへの入力データ(d−o7:0)112を出力し、出力されたデータ(d−o7:0)112は、入出力用のセル(IOcell)40を介してデータ(DATA7:0)113として取り込まれ、CPU1b−1は、リードデータを得る。
【0020】
次に、CPUがローカルバスに接続されたデバイスに対してライト動作を行うときは、アドレスバス(ADDR10:0)101でアドレスを指定した後、ライト信号(WR−N)114をアサートする。すると、対象となるアドレスの指定によって、ローカルバス用アドレスバス(LBA6:0)108およびローカルバス用ライト信号出力(LBWR−N)がアサートされる。ローカルバスに接続されたデバイスは、CPUデータバスの出力データ(DATA7:0)113、すなわち出力データ(d−i7:0)115が、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)のイネーブル信号(lbd−enl)119により活性化122されたときに、入出力用のセル(IOcell)60を介してデータを取り込む。
【0021】
一方、データ入力信号を遅延させることができる複数の遅延回路を備え、それら複数の遅延回路のうちの何れかをセレクタで選択することにより、データの遅延時間を可変にする可変遅延回路は、広く知られているが、その場合にゲートの遅延時間以下の分解能で遅延時間を設定できないという欠点があるので、その欠点を、クロック信号の周期に比した遅延時間をもつ複数の経路を切り替えることにより所望する任意の分解能をもち、遅延時間や分解能の精度のよい可変遅延時間を得ることができるようにした技術がある(特許文献3参照)。
【0022】
しかしながら、この技術では、例えばローカルバスに接続されたデバイスから出力されるデータの遅延に伴って発生するハザードを回避する技術については考慮されていない。
【0023】
図5は、CPUがローカルバス上の高速デバイスに対してリード動作を行う場合のローカルバス生成回路の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【0024】
図5の各段に示す記号は、図4で説明したものと同じであり、ここでは説明を省略する。
【0025】
アドレスバス(ADDR10:0)101により、アドレスが指定され、ローカルバス用リード信号出力(LBRD−N)109がアサートされると、ローカルバスに接続されたデバイスAは、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)へデータを出力124する。このとき、デバイスAは、高速デバイスであることから、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110へ有効データが出力されるまでの遅延時間(tdd)は小さい125。
【0026】
このため、図2に示すCPU周辺ASIC1b−5は、CPU制御バス1b−4にデータを出力するためのイネーブル信号(d−enl)がアサート126されるまでに、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110の有効データをCPU制御バス1b−4に出力することができる。
【0027】
図6は、CPUがローカルバス上の低速デバイスに対してリード動作を行う場合のローカルバス生成回路の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【0028】
図6に示す各段に示す記号は、図4で説明したものと同じであり、ここでは説明は省略する。
【0029】
アドレスバス(ADDR10:0)101により、アドレスが指定され、ローカルバス用リード信号出力(LBRD−N)109がアサートされると、ローカルバスに接続されたデバイスAは、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110へデータを出力する。このとき、デバイスBは、低速デバイスであることから、ローカルバス用リード信号出力(LBRD−N)109がアサートされてからローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110へ有効データが出力されるまでの遅延時間(tdd)は大きい127。
【0030】
したがって、図2に示すCPU周辺ASIC1b−5は、CPU制御バス1b−4にデータを出力するためのイネーブル信号(d−enl)106がアサート128されるまでに、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110の有効データをCPU制御バス1b−4に出力することができない。したがって、内部データである“L”を一瞬出力129した後に、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110の有効データがCPU制御バス1b−4に出力される。
【0031】
このように、ローカルバスに低速デバイスが接続されていると、CPU制御バス1b−4にデータを出力するためのイネーブル信号(d−enl)がアサート128されるまでにローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110に有効データを出力することができないため、CPU制御バス1b−4の出力データが短い周期で変化してしまう。
【0032】
また、ローカルバス1b−6に接続されたデバイスのローカルバス用リード信号出力(LBRD−N)109がアサートされてから有効データがローカルバス1b−6に出力されるまでの遅延時間によっては、ハザードと呼ばれる数ナノ秒のパルスが発生し、輻射ノイズの増加、グランドバウンスの増加、ひいてはデバイスの誤動作を生じせしめる恐れもある。
【0033】
【特許文献1】
特開2002−337402(段落番号0016〜段落番号0018、図1、図2)
【0034】
【特許文献2】
特開2003−87443(段落番号0010〜段落番号0037、図1、図2)
【0035】
【特許文献3】
特開平9−46197号公報(段落番号0002〜段落番号0036、図1〜図7)
【0036】
【発明の解決しようとする課題】
本発明は、上記の事情に鑑み、画像処理部に備えるCPUからローカルバスに接続されたデバイスに対してリード動作を行う場合に生じやすいハザードを回避し、CPUが安定した制御動作を行うことにより高画質の画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明の画像形成装置は、入力されたデータに画像処理を施す複数のデバイスを有し、該画像処理が施されたデータによる画像を形成する画像形成装置において、
上記複数のデバイスを制御する中央処理装置と、該中央処理装置から該複数のデバイスそれぞれへのアクセス要求を、アクセス要求がなされたそれぞれのデバイスに取り次ぐとともに、該アクセス要求のうちのリード要求に対しては、リード要求がなされたデバイスから出力されたデータを該中央処理装置へ取り次ぐタイミングを調整するタイミング調整部を具備した集積回路と、を備えたことを特徴とする。
【0038】
このように、リード要求がなされたデバイスからデータが出力された後に中央処理装置へそのデータを取り次ぐタイミングを調整するタイミング調整部を備えるので、デバイスにデータが出力される前に取り次がれることによって生じるハザードを回避することができる。
【0039】
ここで、上記タイミング調整部は、上記アクセス要求がなされたデバイスを選択する選択信号に基づいて上記タイミングを調整することが好ましい。
【0040】
このように、デバイスを選択する選択信号、たとえばアドレスにより、選択されたデバイスの処理速度がわかるので、タイミングを調整することが容易である。
【0041】
また、上記タイミング調整部は、上記選択信号に基づいて上記リード要求に応じたデータに所定の遅延を与えることが好ましい。
【0042】
このように、デバイスを選択する選択信号、たとえばアドレスにより、入力データをシフトすることや、予め遅延時間がわかっている複数の回路の何れかを選択することにより、タイミング調整が確実になる。
【0043】
また、上記タイミング調整部は、上記リード要求がなされたデバイスから該リード要求に応じたデータが出力されるタイミングに合わせてイネーブル信号を発出し、上記タイミングを調整してもよい。
【0044】
このように、リード要求に応じたデータが出力されるタイミングに合わせてイネーブル信号を出力すればハザードの発生を確実に回避することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の画像形成装置の実施形態について説明する。
【0046】
図7は、本発明の画像形成装置の実施形態を示す複写機の概略構成図である。
【0047】
図7に示す複写機1は、原稿を読み取り画像信号を出力する画像読み取り部3と、画像読み取り部3で読み取られた画像信号をA/D変換し、画像処理を施して画像データを出力する画像制御部7と、画像制御部7で画像処理が施された画像データに基づいて記録媒体上に定着トナー像を形成する画像形成部4と、画像読み取り部3に原稿を送出する原稿自動送出機構5とを備えている。
【0048】
画像読み取り部3は、原稿が載置されるプラテンガラス6と、プラテンガラス6を挟んで原稿面と対向し、原稿からの反射光の光路を曲げる第1走行ミラー8と、第1走行ミラー8からの光路を折り返す第2走行ミラー9と、第2走行ミラー9の光路上に配置された結像レンズにより結像された原稿画像を受光し、光電変換するCCDセンサ10とを備えている。
【0049】
画像制御部7は、複数のデバイスと、複数のデバイスを制御する中央処理装置と、その中央処理装置から複数のデバイスそれぞれへのアクセス要求を、アクセス要求がなされたそれぞれのデバイスに取り次ぐとともに、そのアクセス要求のうちのリード要求に対しては、リード要求がなされたデバイスから出力されたデータをその中央処理装置へ取り次ぐタイミングを調整するタイミング調整部を具備した周辺ASICとを備え、複数のデバイスは、中央処理装置の制御下において、CCDセンサ10により光電変換された画像信号をデジタル変換した画像データに色分解処理、ガンマ補正などを施し、さらに、パルス幅変調を行って画像信号を出力する。
【0050】
画像形成部4は、画像制御部7から出力された画像信号に基づいてレーザ光を発光するレーザ出力装置やそのレーザ光を、所定の範囲を走査する光に変換するポリゴンミラーを備えた光書き込み部14と、感光体ドラム11と、感光体ドラム11の外周上に配置され、感光体ドラム11を帯電させる帯電器13、帯電した感光体ドラム11に光書き込み部14からのレーザ光が照射されて形成された静電潜像をトナーで現像し感光体ドラム11上にトナー像を形成する現像器15、感光体ドラム11上に形成されたトナー像を用紙に転写する転写器16、および用紙に転写後、感光体ドラム11上に残留するトナーをクリーニングするトナークリーナ12と、用紙搬送機構23を経由して転写器16に送られる用紙が収納された、大容量の用紙カセット19および異なるサイズの少容量の用紙カセット17と、転写器16によりトナー像が転写された用紙を搬送する用紙搬送路20と、トナー像が転写された用紙を加熱および加圧して用紙上にトナー像を定着させる定着器21と、トナー像が定着され画像が形成された用紙を排出する排紙トレイ18とを備えている。
【0051】
ここで、本実施形態は、複写機に基づいて説明したが、複写機に限定する必要はなく、プリンタやファクシミリであってもよい。また本実施形態の複写機の画像形成部は、直接転写方式を採用しているが、直接転写方式に限定する必要はなく中間転写体を用いた間接転写方式のものであっても、さらに感光体ドラムを複数備えるタンデム式のものであっても適用される。また、本実施形態の画像形成装置は、トナーを用いた電子写真方式の画像形成装置に限定する必要はなく、インクを用いた画像形成装置であっても適用される。
【0052】
次に、本実施形態の画像制御部7に用いられ、画像処理部で行われる画像処理を制御する中央処理装置と、画像処理を行う複数のデバイスとの関係について説明する。
【0053】
本実施形態の画像制御部7の構成要素である中央処理装置、制御バス、複数のデバイス、本発明の集積回路に相当する周辺ASIC、およびローカルバスの接続形態は、図2において説明したものと同じであることから、説明は省略し、相違する周辺ASIC1b−5、およびローカルバス1b−6について説明する。
【0054】
図8は、本実施形態の周辺ASICおよびローカルバスからなるローカルバス生成回路を示す図である。
【0055】
図8に示すローカルバス生成回路は、CPU1b−1に接続される、アドレスバス(ADDR10:0)101、データバス(DATA7:0)113、およびリード信号入力(RD−N)102とシステムクロック(XIN)100とライト信号入力(WR−N)114とを有する制御バスと、入出力用のセル(IOcell)40と、内部回路50と、入出力用のセル(IOcell)60と、複数のデバイスに接続される、ローカルバス用アドレスバス(LBA6:0)108、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110、ローカルバス用リード信号出力(LBRD−N)109、およびローカルバス用ライト信号出力(LBWR−N)と、を備えている。
【0056】
内部回路50は、アドレスバス(ADDR10:0)101上の信号をデコードするデコーダ51と、デコードされて出力された、チップセレクト信号(cs−lbus,cs−xx,cs−nn)およびローカルバス用データバス110からの信号が入力される3つのAND回路および3つのAND回路に接続されたOR回路を有し、入出力用のセル10を介してデータバス(DATA7:0)に選択されたデータを出力するセレクタ52と、反転されたリード信号(RD−N)102およびシステムクロック(XIN)100により動作する2段構成のD形FF回路並びに2段構成のD形FF回路の出力を反転させるNOT回路を有し、ローカルバス用データバスから入力されたデータをデータバス(DATA7:0)113へ出力するためのイネーブル信号を出力する第1の遅延回路53と、反転されたライト信号入力(WR−N)114およびシステムクロック(XIN)100により動作するD形FF回路およびD形FF回路の出力と反転されたライト信号入力(WR−N)114の何れかを出力するOR回路を有する第2の遅延回路54と、アドレスバス(ADDR10:0)101上の信号およびデコードされて出力された、チップセレクト信号(cs−lbus)双方により動作し、入出力用のセル(IOcell)60を介してローカルバス用アドレスバス108にアドレスを出力するAND回路57と、チップセレクト信号(cs−lbus)および第2の遅延回路54の出力信号双方により動作し、データバス(DATA7:0)113からローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110に出力されるデータのイネーブル信号を出力するNAND回路56aと、チップセレクト信号(cs−lbus)および反転されたリード信号入力(RD−N)102双方により動作し、ローカルバス用リード信号109を出力するNAND回路56bと、チップセレクト信号(cs−lbus)および反転されたライト信号入力(WR−N)114双方により動作し、ローカルバス用ライト信号を出力するNAND回路56cと、を備えている。
【0057】
また、本実施形態においては、第1の遅延回路53から出力された信号(d−enl−in)130およびチップセレクト信号(cs−lbus,cs−xx,cs−nn)が入力され、遅延されたイネーブル信号(d−enl)106を出力するタイミング調整部55を備えており、タイミング調整部55は、第1の遅延回路53から出力された信号(denl−in)130の遅延時間を、チップセレクト信号(cs−lbus,cs−xx,cs−nn)に応じて任意に変化させることができる。そして、タイミング調整部55によって遅延時間が調整されたイネーブル信号(d−enl)106を入出力用のセル(IOcell)40に入力し、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110から出力されたデータがデータバス(DATA7:0)113へ出力されるタイミングを調整する。
【0058】
ここで、タイミング調整部55は、チップセレクト信号に応じて第1の遅延回路53から出力された信号をシフトするシフトレジスタであっても、遅延時間の異なる遅延回路を複数備え、それらの遅延回路をチップセレクト信号に応じて選択する可変遅延回路であってもよい。
【0059】
図9は、ローカルバス生成回路の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【0060】
図9において、最上段は、システムクロック(XIN)100、第2段は、アドレスバス(ADDR10:0)101、第3段は、リード信号入力(RD−N)102、以下順に、第1の遅延回路53内における内部リード信号(rd)103、システムクロック立下りエッジ同期内部リード信号(drd−n)104、システムクロック立上がりエッジ同期内部リード信号(drd−p)105、および第1の遅延回路53から出力されるイネーブル信号(d−enl−in)130、タイミング調整部55が所定の遅延時間131だけ遅延させて出力したイネーブル信号(d−enl)106、セレクタ52へ入力される内部チップセレクト信号(cs−lbus)107、ローカルバス用アドレスバス(LBA6:0)108、ローカルバス用リード信号(LBRD−N)109、低速デバイスから大きな遅延時間(tdd)132が経過した後に出力されるローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110、セレクタ52に入力されるローカルバス用データバスからの出力データ(od−lbus7:0)111、セレクタ52から出力された、CPUデータバスへの入力データ(d−o7:0)112、CPUデータバスの出力データ(DATA7:0)113を示す。
【0061】
図2に示したCPU1b−1がローカルバス16−6に接続されたデバイス1b−7、1b−8についてリード動作を行うときは、アドレスバス(ADDR10:0)101により、アドレスを指定した後、リード信号(RD−N)102がアサートされる。すると、対象となるアドレスの指定によって、ローカルバス用アドレスバス(LBA6:0)108およびローカルバス用リード信号(LBRD−N)109がアサート133され、ローカルバスに接続されたデバイス1b−7、1b−8は、ローカルバス用データバス(LBDATA7:0)110へ大きな遅延時間(tdd)132が経過した後にデータを出力する。このデータは入出力用のセル(IOcell)60を介して出力データ(od−lbus7:0)111としてセレクタ52に入力され、CPUデータバスへの入力データ(d−o7:0)112を出力する。出力されたデータ(d−o7:0)112は、入出力用のセル(IOcell)40に送られ、タイミング調整部55が所定の遅延時間131だけ遅延させて出力するイネーブル信号(d−enl)106により活性化134され、CPUデータバスのデータ(DATA7:0)113として取り込まれる。
【0062】
したがって、CPU1b−1は、有効データを確実に取得することができる。
【0063】
【発明の効果】
本発明の画像形成装置によれば、データに所定の画像処理を施す画像制御部に備えられた周辺ASICにより、中央処理装置のリード要求に応じてローカルバスから出力されたデータを、そのデータが出力されるタイミングに合わせて、中央処理装置に取り次がれるように構成されているので、中央処理装置がリード動作を行う場合に生じやすいハザードが回避され、画像制御部は安定した制御動作を行うことが可能となり、高画質の画像を形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来から用いられているローカルバスを用いないプロセッサシステムの一例を示す図である。
【図2】ローカルバスを用いたプロセッサシステムの一例を示す図である。
【図3】ローカルバス生成回路の一例を示す図である。
【図4】ローカルバス生成回路の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】CPUがローカルバス上の高速デバイスに対してリード動作を行う場合のローカルバス生成回路の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】CPUがローカルバス上の低速デバイスに対してリード動作を行う場合のローカルバス生成回路の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の画像形成装置に実施形態を示す複写機の概略構成図である。
【図8】本実施形態のローカルバス生成回路を示す図である。
【図9】ローカルバス生成回路の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1a−1,1b−1 CPU
1a−2,1b−2 ROM
1a−3,1b−3 RAM
1a−4,1b−4 CPU制御バス
1a−5,1b−5 CPU周辺ASIC
1a−6,1b−6 ローカルバス
1a−7,1b−7 デバイスA
1a−8,1b−8 デバイスB
3 画像読み取り部
4 画像形成部
5 原稿自動送出機構
6 プラテンガラス
7 画像制御部
8 第1走行ミラー
9 第2走行ミラー
10 CCDセンサ
11 感光体ドラム
12 トナークリーナ
13 帯電器
14 光書き込み部
15 現像器
16 転写器
17 小容量の用紙カセット
18 排紙トレイ
19 大容量の用紙カセット
20 用紙搬送路
21 定着器
23 用紙搬送機構
40,60 入出力用のセル
50 内部回路
51 デコーダ
52 セレクタ
53 第1の遅延回路
54 第2の遅延回路
55 タイミング調整部
56a,56b,56c NAND回路
57 AND回路
100 システムクロック
101 アドレスバス
102 リード信号入力
104 システムクロック立下りエッジ同期リード信号
105 システムクロック立上りエッジ同期リード信号
106 CPUデータバス用データのイネーブル信号
107 チップセレクト信号
108 ローカルバス用アドレスバス
109 ローカルバス用リード信号出力
110 ローカルバス用データバス
111 セレクタに入力されるデータ
112 セレクタからの出力データ
113 CPUデータバス
114 ライト信号入力
115 CPUデータバスからの入力データ
116 第2遅延回路内の内部ライト信号
117 システムクロック立上りエッジ同期内部ライト信号
118 第2の遅延回路から出力される信号
119 ローカルバス用データのイネーブル信号
120 ローカルバス用リード信号がアサート
121 セレクタ入力
122 ローカルバス用データバスのイネーブル信号により活性化
124 ローカルバス用データバスへデータを出力
125 有効データが出力されるまでの遅延時間
126 イネーブル信号がアサート
127 有効データが出力されるまでの遅延時間が大きい
128 イネーブル信号がアサート
129 イネーブル信号がアサートされるまでの遅延時間が大きい
130 第1の遅延回路から出力された信号
131 所定の遅延時間
132 大きな遅延時間
133 ローカルバス用リード信号がアサート
134 イネーブル信号により活性化
Claims (2)
- 入力されたデータに画像処理を施す複数のデバイスを有し、該画像処理が施されたデータによる画像を形成する画像形成装置において、
前記複数のデバイスを制御する中央処理装置と、該中央処理装置から該複数のデバイスそれぞれへのアクセス要求を、アクセス要求がなされたそれぞれのデバイスに取り次ぐとともに、該アクセス要求のうちのリード要求に対しては、リード要求がなされたデバイスから出力されたデータを該中央処理装置へ取り次ぐタイミングを調整するタイミング調整部を具備した集積回路と、を備える画像形成装置であって、
前記タイミング調整部は、前記リード要求がなされたデバイスを選択する選択信号に対して該リード要求がなされたデバイスへイネーブル信号を発出するタイミングを、該リード要求がなされたデバイスから前記中央処理装置へデータが出力されるタイミングに対し遅延させることを特徴とする画像形成装置。 - 入力されたデータに画像処理を施す複数のデバイスと集積回路とを有し、該画像処理が施されたデータによる画像を形成する画像形成装置における画像形成方法において、
前記集積回路が具備する中央処理装置が、前記複数のデバイスを制御するステップと、
前記集積回路が具備するタイミング調整部が、前記中央処理装置から前記複数のデバイスそれぞれへのアクセス要求を、アクセス要求がなされたそれぞれのデバイスに取り次ぐとともに、該アクセス要求のうちのリード要求に対しては、リード要求がなされたデバイスから出力されたデータを該中央処理装置へ取り次ぐタイミングを調整するステップと、
を有し、
前記タイミング調整部は、前記リード要求がなされたデバイスを選択する選択信号に対して該リード要求がなされたデバイスへイネーブル信号を発出するタイミングを、該リード要求がなされたデバイスから前記中央処理装置へデータが出力されるタイミングに対し遅延させることを特徴とする画像形成方法。
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