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JP4437655B2 - 半導体装置及び半導体装置の駆動回路 - Google Patents
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JP4437655B2 - 半導体装置及び半導体装置の駆動回路 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の駆動回路 Download PDF

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Description

この発明は、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor))が内蔵された半導体装置及び半導体装置の駆動回路に関する。
N型のIGBTに内在するPNPバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間をターンオフ時に短絡するために制御用にPMOSトランジスタを付加した半導体装置として例えば非特許文献1に開示された半導体装置がある。
H. P. Yee, P. O. Lauritzen and Robert B. Darling,"The Fast Turn Off Advanced IGBT, a New Device Concept,"The 6th International Symposium on Power Semiconductor Devices and ICs,pp.63 - 67, 1994
しかしながら、制御用にPMOSトランジスタを付加した構成においても、低い実効オン抵抗と低いスイッチングロスを保つようにIGBTを駆動することが困難であるという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、動作制御が簡単かつ確実な素子構造のIGBTを有する半導体装置、及び低い実効オン抵抗と低いスイッチングロスを保ちながら半導体装置を駆動する半導体装置の駆動回路を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載の半導体装置は、第1及び第2主電極間に、第1の導電型の第1の絶縁ゲート型トランジスタと第2の導電型のエミッタ及びコレクタを有するバイポーラトランジスタとが接続されてなる第1の導電型のIGBTと、前記IGBTのターンオフ時に前記バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間を短絡するために付加された第2の導電型の第2の絶縁ゲート型トランジスタとを備え、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚を、前記IGBTの素子耐圧以上の所定の素子耐圧を満足する膜厚に設定している。


この発明における請求項1記載の半導体装置は、第2の絶縁ゲート型トランジスタのゲート酸化膜の膜厚を、IGBTの素子耐圧以上の所定の素子耐圧を満足する膜厚に設定している。したがって、IGBTの第1,第2の主電極に与える電圧と同等の電圧で第2の絶縁ゲート型トランジスタの動作を制御することができるため、本発明の半導体装置の駆動回路を比較的簡単な構成で実現することができる。
<前提技術>
図12はN型(第1の導電型)のIGBT(NMOSトランジスタ+PNPバイポーラトランジスタ)に制御用にP型(第2の導電型)のMOSトランジスタが付加された半導体装置の一般的な構造を示す断面図である。
同図に示すように、P-基板1上にN-エピタキシャル層2(ベース層)が形成される。N-エピタキシャル層2の下層部に選択的にP拡散領域3が形成され、N-エピタキシャル層2の上層部に電極用拡散領域であるP拡散領域4が形成される。P拡散領域4の一部は深さ方向においてP拡散領域3に隣接して形成される。電極用拡散領域であるN+拡散領域7はP拡散領域4の表面内に選択的に形成される。
一方、N-エピタキシャル層2の上層部にP拡散領域4とは独立して、電極用拡散領域であるP拡散領域5及びP拡散領域6がそれぞれ選択的に形成される。P拡散領域5、P拡散領域6間のN-エピタキシャル層2上にゲート酸化膜17を介して導電膜10が形成され、導電膜10上に第2ゲート電極15が設けられる。また、P拡散領域5上にコレクタ電極12(第1主電極)が設けられる。
さらに、N-エピタキシャル層2の上層部に、補助拡散領域であるN+拡散領域8がP拡散領域6に隣接して形成され、P拡散領域6上の一部からN+拡散領域8上の一部に跨ってフローティング電極13が形成される。
一方、N+拡散領域7の一部から、P拡散領域4の一部及びN-エピタキシャル層2の一部上に跨ってゲート酸化膜16が形成され、ゲート酸化膜16上に導電膜9が形成され、導電膜9上に第1ゲート電極14が形成される。また、導電膜9とは独立して、P拡散領域4の一部上からN+拡散領域7の一部上に跨ってエミッタ電極11(第2主電極)が形成される。
第1ゲート端子P1は第1ゲート電極14に電気的に接続され、第2ゲート端子P2が第2ゲート電極15に電気的に接続され、エミッタ端子P3がエミッタ電極11に電気的に接続され、コレクタ端子P4がコレクタ電極12に電気的に接続される。
なお、P拡散領域3は平面視した場合、N-エピタキシャル層2を取り囲むように形成され、典型的には、図12におけるN-エピタキシャル層2の右端部を中心とした同心円構造を呈している。
図13は図12で示す半導体装置の等価回路を示す回路図である。同図に示すように、PNPバイポーラトランジスタT10、NMOSトランジスタQ11及びPMOSトランジスタQ12で構成される。
PNPバイポーラトランジスタT10は、主要部としてP拡散領域5(エミッタ領域)、N-エピタキシャル層2(ベース層)及びP拡散領域4(第1コレクタ領域)により構成され、補助部としてP拡散領域5(エミッタ領域)、N-エピタキシャル層2(ベース層)及びP拡散領域6(第2コレクタ領域)により構成される。そして、PNPバイポーラトランジスタT10のP拡散領域5上にIGBTのコレクタ電極12が設けられ、PNPバイポーラトランジスタT10のP拡散領域4上にIGBTのエミッタ電極11が設けられる。
NMOSトランジスタQ11は基本的にN+拡散領域7,N-エピタキシャル層2(ソース・ドレイン領域)及び第1ゲート電極14により構成される。PMOSトランジスタQ12は基本的にP拡散領域5,6(ソース・ドレイン領域)及び第2ゲート電極15により構成される。
PNPバイポーラトランジスタT10のエミッタ及び第2コレクタ間にPMOSトランジスタQ12が介挿され、PNPバイポーラトランジスタT10の第2コレクタ及び第1コレクタ間にNMOSトランジスタQ11が介挿される。
なお、図13において、第1ゲート端子P1(図12参照)には第1ゲート電圧Vg1が印加され、第2ゲート端子P2(図12参照)には第2ゲート電圧Vg2が印加され、エミッタ端子P3(図12参照)にはエミッタ電圧Veが印加され、コレクタ端子P4(図12参照)にはコレクタ電圧Vcが印加されている場合を示している。
このような構成の半導体装置において、オフ状態時には、第1ゲート電圧Vg1を0Vにし、NMOSトランジスタQ11をオフすることにより耐圧を保持している。この時、空乏層はP-基板1からN-エピタキシャル層2にかけて伸び、N-エピタキシャル層2の表面まで空乏層が到達することにより高耐圧を実現している。これは一般にRESURF(REduced SURace)効果といわれるものである。また、高耐圧を実現すべく、P拡散領域5、6へのパンチスルーを防止するようにP拡散領域5、6を取り囲んでNウェルを形成したり、図12においてP拡散領域5の左側のN-エピタキシャル層2の表面にN+拡散領域を別途形成すること等が考えられる。
一方、オン状態時には、第1ゲート電圧Vg1を正の所定電圧にバイアスし、PNPバイポーラトランジスタT10のベース電流を供給することにより、PNPバイポーラトランジスタT10を動作させ、IGBTを駆動する。
ここで、PNPバイポーラトランジスタT10は第1及び第2のコレクタを有するマルチコレクタ構成を呈しており、PMOSトランジスタQ12に流れる成分は、N+拡散領域8を介してNMOSトランジスタQ11に最終的に流れるため、IGBT動作に寄与しない。そこで、PMOSトランジスタQ12に流れる電流成分は低く抑えられている。
ただし、IGBTの動作時にはPMOSトランジスタQ12はオフ状態であることが必須である。なぜならば、IGBTの動作時にPMOSトランジスタQ12がオン状態になるとPNPバイポーラトランジスタT10のエミッタ・コレクタ間が短絡し、PNPバイポーラトランジスタT10の動作が止まり、NMOSトランジスタQ11とPMOSトランジスタQ12とが直列に電気的に接続された状態の動作となりオン抵抗が極めて大きくなるからである。
IGBTのオン状態時にはN-エピタキシャル層2の大部分は伝導度変調を受けているため、オン状態時に第1ゲート電圧Vg1は0Vに戻した場合、その後しばらくは残存キャリアが流出する間オン状態が保持され、その後、前述したように空乏層が拡がりオフ状態になる。
図14は図12及び図13で示したIGBTのターンオフ動作時におけるコレクタ電流(Ic)及びコレクタ電圧(Vc)の波形を示す説明図である。
図14に示すように、ターンオフ期間において、PMOSトランジスタQ12がオフ状態であると、P拡散領域5とN-エピタキシャル層2との間のPN接合はPNPバイポーラトランジスタT10に流れる電流に応じて常に順バイアスされるため、コレクタ電流Icが“0”になるのに時間を要するというスイッチングロスが生じる。
図15はIGBTのターンオフ動作時におけるコレクタ電流(Ic)及びコレクタ電圧(Vc)の理想的な波形を示す説明図である。
仮に、ターンオフ期間において、PMOSトランジスタQ12がオン状態であると、PMOSトランジスタQ12を介して残存キャリアが流れることにより、上述したPN接合が順バイアスされる現象が回避される。したがって、図15に示すように、残存キャリアが排出すると同時にコレクタ電圧Vcが立ち上がり、スイッチングロスを低く抑えることができる。
このように、IGBT(PNPバイポーラトランジスタT10+NMOSトランジスタQ11)にPMOSトランジスタQ12を付加した構成の半導体装置の場合、PMOSトランジスタQ12のゲート駆動(オン,オフ制御)が極めて重要となる。しかしながら、PMOSトランジスタQ12のゲート駆動は困難を伴う。
なぜなら、PMOSトランジスタQ12のゲートは、通常、コレクタ電極12を基準としたゲート電圧で動作するため、コレクタ電圧Vcと相対的なゲート電圧駆動が求められるからである。
図16は第1ゲート電圧Vg1及び第2ゲート電圧Vg2の駆動例を示す回路図である。同図に示すように、コレクタ電極12とPMOSトランジスタQ12のゲート電極との間にダイオードD10(アノードがPMOSトランジスタQ12のゲート電極側)が介挿され、NMOSトランジスタQ11,PMOSトランジスタQ12のゲート電極間にキャパシタC10が介挿される。
このような構成において、第1ゲート電圧Vg1がコレクタ電極12と容量結合されているため、コレクタ電圧VcのdV/dtにより第1ゲート電圧Vg1の駆動回路へ電流が流れることはさけられず、第1ゲート電圧Vg1の駆動回路に誤動作を招きやすいという問題が生ずる。
そこで、上述した前提技術を改良し、動作制御が簡単かつ確実な素子構造のIGBTを有する半導体装置及び低い実効オン抵抗と低いスイッチングロスを保ちながら上記半導体装置を駆動する半導体装置の駆動回路を実現したのが本願発明である。
<実施の形態1>
図1はこの発明の実施の形態1であるIGBTを有する半導体装置の構成を示す断面図である。同図に示すように、PMOSトランジスタQ2は、P拡散領域5、P拡散領域6、及びP拡散領域5、P拡散領域6間のN-エピタキシャル層2の表面上にゲート酸化膜21を介して導電膜10及び第2ゲート電極15により構成される。
そして、ゲート酸化膜21は通常のフィールド酸化膜等のように、IGBTの素子耐圧以上のゲート耐圧を有する膜厚で形成される。すなわち、ゲート酸化膜21の膜厚を、IGBTの素子耐圧以上の所定耐圧を満足する膜厚に設定する。したがって、IGBTの動作時においてエミッタ電極11,コレクタ電極12間に生じる電位差と同レベルの電位差でPMOSトランジスタQ2のゲート電極を駆動しても支障無く動作可能である。なお、他の構成は図12で示した前提技術と同様である。
図2は図1で示した半導体装置の駆動回路を示した回路図である。同図に示すように、実施の形態1の半導体装置は、PNPバイポーラトランジスタT1、NMOSトランジスタQ1及びPMOSトランジスタQ2で構成される。
PNPバイポーラトランジスタT1は、前提技術(図12,図13)で説明したPNPバイポーラトランジスタT10と同様、主要部としてP拡散領域5(エミッタ領域)、N-エピタキシャル層2(ベース層)及びP拡散領域4(第1コレクタ領域)により構成され、補助部としてP拡散領域5(エミッタ領域)、N-エピタキシャル層2(ベース層)及びP拡散領域6(第2コレクタ領域)により構成される。
NMOSトランジスタQ1は、前提技術(図12,図13)で説明したNMOSトランジスタQ11と同様、基本的にN+拡散領域7,N-エピタキシャル層2(ソース・ドレイン領域)第1ゲート電極14、ゲート酸化膜16及びP拡散領域4により構成される。
図2に示すように、PNPバイポーラトランジスタT1のエミッタ及び第2コレクタ間にPMOSトランジスタQ2が介挿され、PNPバイポーラトランジスタT1の第2コレクタ及び第1コレクタ間にNMOSトランジスタQ1が介挿される。
なお、図2において、第1ゲート端子P1(図1参照)には第1ゲート電圧Vg1が印加され、第2ゲート端子P2(図1参照)には第2ゲート電圧Vg2が印加され、エミッタ端子P3(図1参照)にはエミッタ電圧Veが印加され、コレクタ端子P4(図1参照)にはコレクタ電圧Vcが印加されている場合を示している。
一方、実施の形態1の半導体装置を駆動するインバータ駆動回路18は信号線41(第1の制御信号付与手段)によって第1ゲート電圧Vg1をNMOSトランジスタQ1のゲート電極に付与している。
さらに、インバータ駆動回路18は、NMOSトランジスタQ3,Q4、PMOSトランジスタQ5,Q6、電源線19及びインバータ31より第2の制御信号付与手段を構成する。電源線19,接地レベル間にPMOSトランジスタQ5及びNMOSトランジスタQ3並びにPMOSトランジスタQ6及びNMOSトランジスタQ4がそれぞれ直列に介挿される。
NMOSトランジスタQ3はゲートに第1ゲート電圧Vg1を受け、NMOSトランジスタQ4はゲートに、第1ゲート電圧Vg1がインバータ31を介して得られる第1ゲート電圧Vg1の反転信号を受ける。PMOSトランジスタQ5のゲートはPMOSトランジスタQ6のドレインに接続され、PMOSトランジスタQ6のゲートはPMOSトランジスタQ5のドレインに接続される。PMOSトランジスタQ6のドレイン(NMOSトランジスタQ4のドレイン)がPMOSトランジスタQ2のゲート電極に接続される。
そして、電源線19にはコレクタ電圧Vcと同程度あるいはコレクタ電圧Vc以上の定電圧Vhが印加される。なお、定電圧Vhをコレクタ電圧Vcと同程度にする場合、電源線19にコレクタ電圧Vcを与えるように構成してもよい。
なお、NMOSトランジスタQ3,Q4として、ゲート酸化膜耐圧の極めて大きいNMOSトランジスタQ1,PMOSトランジスタQ5及びQ6と同程度の素子耐圧を有するNMOSトランジスタを用いている。
このような構成において、IGBTのオン状態時(信号線41を介して正の所定電圧の第1ゲート電圧Vg1が印加される時)は、インバータ駆動回路18内の第2の制御信号付与手段は、第1ゲート電圧Vg1に応答して第2ゲート電圧Vg2を定電圧Vh(PMOSトランジスタQ2をオフさせる第1の電圧)に設定するため、PMOSトランジスタQ2を確実にオフ状態にできる。この際、前述したように、PMOSトランジスタQ2のゲート酸化膜21の膜厚を十分厚くし耐圧強化を図っているため、比較的高電圧な定電圧VhでPMOSトランジスタQ2の駆動してもPMOSトランジスタQ2のゲート酸化膜21が破壊されることはない。
一方、IGBTのターンオフ時(信号線41を介して得られる第1ゲート電圧Vg1が正の所定電圧から0Vへの変化時)には、インバータ駆動回路18内の上記第2の制御信号付与手段は、第2ゲート電圧Vg2を接地レベル(PMOSトランジスタQ2をオンさせる第2の電圧)に設定できるため、PMOSトランジスタQ2を確実にオン状態にできる。
このように、実施の形態1のインバータ駆動回路18は、第1ゲート電圧Vg1に応答して第2ゲート電圧Vg2を生成して、IGBTのオン状態時にPMOSトランジスタQ2をオフ状態に、IGBTのオフ状態時にPMOSトランジスタQ2をオン状態に駆動することができるため、低い実効オン抵抗と低いスイッチングロスを保ちながら、実施の形態1の半導体装置を駆動することができる。
<実施の形態2>
図3はこの発明の実施の形態2である半導体装置の駆動回路を示した回路図である。同図に示すように、実施の形態1の半導体装置(PNPバイポーラトランジスタT1、NMOSトランジスタQ1及びPMOSトランジスタQ2)に対し、新たにコイルL1が付加される。
制御信号付与手段である信号線42によってNMOSトランジスタQ1のゲートには第1ゲート電圧Vg1が印加され、固定電位付与手段である信号線43によってPMOSトランジスタQ2のゲートには接地レベルが第2ゲート電圧Vg2として印加される。コイルL1の一端は定電圧Vhが印加され、他端はPNPバイポーラトランジスタT1のエミッタ及びPMOSトランジスタQ2のソースに接続される。なお、コイルL1のインダクタンスとしては例えば100mHが考えられる。
なお、図3において、第1ゲート端子P1(図1参照)には第1ゲート電圧Vg1が印加され、第2ゲート端子P2(図1参照)には第2ゲート電圧Vg2(接地レベル)が印加され、エミッタ端子P3(図1参照)にはエミッタ電圧Veが印加され、コレクタ端子P4(図1参照)にはコレクタ電圧Vcが印加されている場合を示している。
このような構成において、IGBTのオフ状態時(第1ゲート電圧Vg1が0V)は、コレクタ電圧Vcは定電圧Vh(>Vth(PMOSトランジスタQ2の閾値電圧))と同電位となるため、ゲート電位が接地で固定のPMOSトランジスタQ2を確実にオン状態にできる。なぜならば、接地レベルは、PMOSトランジスタQ2をオンをさせる方向に、定電圧Vhを閾値電圧Vth以上シフトさせた電位であるからである。
IGBTのターンオン時(第1ゲート電圧Vg1の0Vから正の所定電圧への変化時)には、オン状態のPMOSトランジスタQ2に電流が流れるため、コイルL1のLdi/dt成分で定電圧Vhの大半が受け持たれ、コレクタ電圧Vcは急速に接地電位近傍まで低下する。そして、コレクタ電圧VcがPMOSトランジスタQ2の閾値電圧Vthを下回ると同時にPMOSトランジスタQ2がオフ状態となり、IGBT動作が開始される。
一方、IGBTのターンオフ時(第1ゲート電圧Vg1の正の所定電圧から0Vへの変化時)には、N-エピタキシャル層2の大部分における残存キャリアが排出されるまでオン状態を保持し、残存キャリアが減少しコレクタ電圧Vcが再び上昇し始め、閾値電圧Vth以上になるとると、PMOSトランジスタQ2がオン状態となりホールの供給を遮断する。その後、残存キャリアがほぼ無くなりコレクタ電圧Vcが急速に立ち上がる時にはホール供給が既にないことから、極めて急速にオフ状態に移行する。
このように、PNPバイポーラトランジスタT1のエミッタ側にコイルL1を設け、第2ゲート電圧Vg2として固定電圧(接地レベル)を付与する実施の形態2の駆動回路によっても、実施の形態1のインバータ駆動回路18と同様、実施の形態1の半導体装置に対し低い実効オン抵抗と低いスイッチングロスを保ちながら駆動することができる。
<実施の形態3>
基本的にPMOSトランジスタQ2の閾値電圧Vthとコレクタ電圧Vcとの電位差でPMOSトランジスタQ2のオン,オフが決定するため、PMOSトランジスタQ2の閾値電圧Vthを最適化するか、閾値電圧Vthを最適化する代わりに第2ゲート電圧Vg2を実施の形態2のように固定電圧とせず、IGBTのオン,オフ時に変化させる可変電圧で調整を行うことが考えられる。第2ゲート電圧Vg2を可変電圧として比較的簡単な回路構成で実現したのが実施の形態3である。
図4はこの発明の実施の形態3である半導体装置の駆動回路を示した回路図である。同図に示すように、実施の形態2と同様、実施の形態1の半導体装置に対し、新たにコイルL1が付加される。
図4に示すように、制御信号付与手段である信号線44によって、NMOSトランジスタQ1のゲートには第1ゲート電圧Vg1が印加され、PMOSトランジスタQ2のゲートにも第1ゲート電圧Vg1が第2ゲート電圧Vg2として印加される。コイルL1の一端は定電圧Vhが印加され、他端はPNPバイポーラトランジスタT1のエミッタ及びPMOSトランジスタQ2のソースに接続される。
なお、図4において、第1ゲート端子P1には第1ゲート電圧Vg1が印加され、第2ゲート端子P2にも第1ゲート電圧Vg1が印加され、エミッタ端子P3にはエミッタ電圧Veが印加され、コレクタ端子P4にはコレクタ電圧Vcが印加されている場合を示している。
このような構成において、IGBTのオフ状態時(第1ゲート電圧Vg1が0V)は、コレクタ電圧Vcは定電圧Vh(>Vth(PMOSトランジスタQ2の閾値電圧))と同電位となるため、PMOSトランジスタQ2を確実にオン状態にできる。
IGBTのターンオン時(第1ゲート電圧Vg1の0Vから正の所定電圧(仮に15Vとする)への変化時)には、オン状態のPMOSトランジスタQ2に電流が流れるため、コイルL1のLdi/dt成分で定電圧Vhの大半が受け持たれ、コレクタ電圧Vcは急速に接地電位近傍まで低下する。そして、コレクタ電圧Vcが閾値電圧Vth+15Vを下回ると同時にPMOSトランジスタQ2がオフ状態となり、IGBT動作が開始される。
一方、IGBTのターンオフ時(第1ゲート電圧Vg1の15Vから0Vへの変化時)には、N-エピタキシャル層2の大部分における残存キャリアが排出されるまでオン状態を保持し、残存キャリアが減少しコレクタ電圧Vcが再び上昇し閾値電圧Vthを超えると、PMOSトランジスタQ2がオン状態となりホールの供給を遮断する。その後、残存キャリアがほぼ無くなりコレクタ電圧Vcが急速に立ち上がる時にはホール供給が既にないことから、極めて急速にオフ状態に移行する。
このように、PNPバイポーラトランジスタT1のエミッタ側にコイルL1を設け、第2ゲート電圧Vg2として第1ゲート電圧Vg1を付与する実施の形態3の駆動回路によっても、実施の形態1及び実施の形態2と同様、実施の形態1の半導体装置に対し低い実効オン抵抗と低いスイッチングロスを保ちながら駆動することができる。
さらに、PMOSトランジスタQ2はターンオン時にはコレクタ電圧Vc=15V+Vth以下でオフし、ターンオフ時にはコレクタ電圧Vc=Vth以上でオンする。PMOSトランジスタQ2はオン状態時にIGBT動作を止めるため、なるべく高レベルのコレクタ電圧Vcの時にPMOSトランジスタQ2をオフすることが望ましい。一方、PMOSトランジスタQ2はオフ状態時にIGBT動作を開始させるため、なるべく低レベルのコレクタ電圧Vcの時にPMOSトランジスタQ2がオンすることが望ましい。
したがって、実施の形態3は、第2ゲート電圧Vg2として第1ゲート電圧Vg1を用いることにより、上記要求を満足し、第1ゲート電圧Vg1のオン・オフ時の電位差分(15V)のトレードオフを改善する効果を奏している。
加えて、閾値電圧Vthを0V近傍に設定しておくことにより、第2ゲート電圧Vg2(第1ゲート電圧Vg1)を0Vにした時点で速やかにPMOSトランジスタQ2がオン状態となるため、ターンオフロス低減には有効である。
なお、本実施の形態では、第2ゲート電圧Vg2として第1ゲート電圧Vg1を用いることに全く問題がないため、第2ゲート電圧Vg2として第1ゲート電圧Vg1を用いる構成を示したが、PMOSトランジスタQ2の閾値電圧Vthあるいは第1ゲート電圧Vg1はとは独立した第2ゲート電圧Vg2を調整しても同様な効果を得ることはできる。
例えば、第2ゲート電圧Vg2の制御としてはターンオン時に正の所定電圧、ターンオフ時に負の所定電圧と正負バイアス駆動することにより、上述したトレードオフをさらに改善することができる。
<実施の形態4>
図5はこの発明の実施の形態4であるIGBTを有する半導体装置の構成を示す断面図である。同図に示すように、N-エピタキシャル層2の上層部のP拡散領域4,5間に、補助拡散領域であるP拡散領域22及びP-拡散領域23をさらに形成している。
-拡散領域23は導電膜9下のN-エピタキシャル層2を挟んでP拡散領域4と対向するように形成され、P拡散領域22はP-拡散領域23に隣接し、かつP拡散領域4とは独立して、P-拡散領域23,P拡散領域4間のN-エピタキシャル層2の上層部に形成される。
また、P拡散領域22上には導電膜25が形成され、導電膜25にエミッタ端子P3が電気的に接続される。したがって。エミッタ電極11と導電膜9とが短絡されることになる。なお、他の構成は図1で示した半導体装置と同様である。
このような構成の実施の形態4の半導体装置は、P-拡散領域23の存在により、IGBTのオフ状態時に、N-エピタキシャル層2の空乏化と同時にP-拡散領域23も空乏化することにより、高耐圧を得るダブルRESURF構造を呈している。したがって、従来のRESURF構造よりオン抵抗が低く、ターンオフ時においては、P-拡散領域23を経由してホール電流を排出することができるため、スイッチングロス低減に有効に機能する。
なお、P拡散領域22はP-拡散領域23を空乏化するための電極(導電膜25)接続領域として設けられる。P拡散領域22をP-拡散領域23より高濃度に設定することにより、コンタクト抵抗の低減を図るとともにパンチスルー電流が電極に流れるのを阻止することができる。
<実施の形態5>
図6はこの発明の実施の形態5であるIGBTを有する半導体装置の構成を示す断面図である。同図に示すように、N-エピタキシャル層2の上層部にP拡散領域6及びN+拡散領域8全体を覆って、補助拡散領域であるN拡散領域26が形成される。なお、他の構成は図1で示した半導体装置と同様である。
実施の形態5においても、図2の等価回路図に示すように、IGBTを構成するPNPバイポーラトランジスタT1はマルチコレクタ構造を示しており、PMOSトランジスタQ2側を流れるコレクタ電流はIGBT動作には寄与しないため、IGBT動作の効率性を妨げている。
N拡散領域26はP拡散領域5から注入されたホールに対する電位障壁となるため、P拡散領域6へのホールの流入は抑えられる。すなわち、N拡散領域26の存在により、PNPバイポーラトランジスタT1のPMOSトランジスタQ2につながる第2コレクタ側の電流増幅率hFEを低下することができ、本来のIGBT動作がより効率的に実施されるという効果を奏する。
<実施の形態6>
図7はこの発明の実施の形態6であるIGBTを有する半導体装置の構成を示す断面図である。同図に示すように、P-基板1と独立して別途P-基板51を設け、P-基板51上にPMOSトランジスタQ2に相当するPMOSトランジスタ構造を設け、P-基板1上から上記PMOSトランジスタ構造を除去している。
-基板1側において、N-エピタキシャル層2(第1ベース層)の上層部にP拡散領域4とは独立して、P拡散領域5が選択的に形成される。N-エピタキシャル層2の上層部にN+拡散領域8がP拡散領域5とは独立して形成され、P拡散領域5上にコレクタ電極12が設けられ、N+拡散領域8上に導電膜27が形成される。なお、NMOSトランジスタQ1構造(第1ゲート電極14、P拡散領域4等)の構造は図1で示した実施の形態1と同様である。
-基板51側において、P-基板51上にN-エピタキシャル層52(第2ベース層)が形成され、N-エピタキシャル層52の上層部に選択的に、電極用拡散領域であるP拡散領域5a,6a,6b,5bがそれぞれ選択的に形成される。そして、P拡散領域5a,6a間のN - エピタキシャル層52上にゲート酸化膜21aを介して導電膜10a形成され、導電膜10a上に第2ゲート電極15aが設けられる。また、P拡散領域5b,6b間のN - エピタキシャル層52上にゲート酸化膜21bを介して導電膜10b形成され、導電膜10上に第2ゲート電極15bが設けられる。
- エピタキシャル層52の上層部のP拡散領域6a,6b間に、P拡散領域6a及び6b双方に隣接してN+拡散領域80が形成され、P拡散領域6aの一部上からN+拡散領域80上及びP拡散領域6bの一部上にかけて導電膜33が形成される。
P拡散領域5a上に導電膜32aが形成され、P拡散領域5b上に導電膜32bが形成される。そして、第2ゲート電極15a,15bに共通に第2ゲート端子P2が電気的に接続され、P-基板1側のコレクタ電極12並びにP-基板51側の導電膜32a及び32b共通にコレクタ端子P4が電気的に接続される。さらに、P-基板1側の導電膜27とP-基板51側の導電膜33とが短絡される。
すなわち、P-基板51側は複数のPMOSトランジスタ構造(P拡散領域5a,6a及び第2ゲート電極15aからなるPMOSトランジスタとP拡散領域5b,6b及び第2ゲート電極15bからなるPMOSトランジスタ)を並列接続することにより、一単位のPMOSトランジスタを実現している。

図8は図7で示した実施の形態6の半導体装置の等価回路を示した回路図である。同図に示すように、実施の形態6の半導体装置は、PNPバイポーラトランジスタT2、NMOSトランジスタQ1及びPMOSトランジスタQ7で構成される。
PNPバイポーラトランジスタT2はP-基板1上に、PMOSトランジスタQ7がP-基板51上にそれぞれ独立して形成されたため、PNPバイポーラトランジスタT2はシングルエミッタ構造を呈する。一方、PMOSトランジスタQ7は図7で示した複数のPMOSトランジスタの並列接続で構成される一単位のPMOSトランジスタを意味する。
図8に示すように、PNPバイポーラトランジスタT2のエミッタ及びコレクタ間に、PMOSトランジスタQ7及びNMOSトランジスタQ1が直列に介挿され、PMOSトランジスタQ7のソースがPNPバイポーラトランジスタT2のエミッタに、NMOSトランジスタQ1のソースがPNPバイポーラトランジスタT2のコレクタに接続される。
このように、実施の形態6の半導体装置は、PNPバイポーラトランジスタT2及びPMOSトランジスタQ7を、互いに独立して設けたベース層であるN-エピタキシャル層2及びN-エピタキシャル層52に形成している。したがって、P拡散領域5からのホールは全てIGBT動作に寄与するため、ホールがPMOSトランジスタQ7に流れることによりロスを無くすることができる。このことは、図8の等価回路における点線を流れる成分をなくすことを意味する。
<実施の形態7>
図9はこの発明の実施の形態7であるIGBTを有する半導体装置の構成を示す断面図である。同図に示すように、N-エピタキシャル層2の上層部のP拡散領域4,P拡散領域5間のP拡散領域5の近傍領域に、第2の補助拡散領域であるN+拡散領域8aを形成し、N+拡散領域8a上にフローティング電極13aを設け、フローティング電極13aと第1の補助拡散領域であるN+拡散領域8上に形成されたフローティング電極13とをアルミ配線34によって短絡している。なお、他の構成は図1で示した半導体装置と同様である。
図10は寄生抵抗を考慮した実施の形態1の半導体装置の等価回路を示す回路図である。同図に示すように、実施の形態1の半導体装置では、P拡散領域5の直下からN+拡散領域8にかけて寄生抵抗R1が存在(図9にも模式的に記載)している。このため、PMOSトランジスタQ2のオン抵抗を悪化させ、オン状態時のPMOSトランジスタQ2の短絡機能を弱めてしまう。したがって、寄生抵抗R1を低くすることが望まれる。
実施の形態7の半導体装置では、N+拡散領域8aを設けることにより、N+拡散領域8aからN+拡散領域8に直接流れる電流経路(アルミ配線34)を確立しているため、上記寄生抵抗R1を実質的に無くすることができる効果を奏する。
また、N+拡散領域8aは、耐圧保持状態において空乏層がP拡散領域5に到達するのを防止するという空乏層抑制機能も有しているため、N+拡散領域8aを設けるだけで空乏層を抑制する効果と寄生抵抗を無くす効果とを同時に達成することができる。すなわち、N+拡散領域8aの形成により、上述した2つの効果を面積効率良く達成できる。
<実施の形態8>
図11はこの発明の実施の形態8であるIGBTを有する半導体装置の構成を示す断面図である。同図に示すように、N-エピタキシャル層2の上層部において、平面視した場合、P拡散領域5、6を迂回しながら、P拡散領域4,P拡散領域5間のP拡散領域5の近傍領域となるN+拡散領域部81a(図9のN+拡散領域8aに相当)から、P拡散領域6に隣接して形成されるN+拡散領域部81b(図9のN+拡散領域8に相当)へ延びて一体的にN+拡散領域81(共有補助拡散領域)を形成している。なお、他の構成は図9で示した実施の形態7の構造と同様である。
このように、実施の形態8では、N+拡散領域81を設けることにより、実施の形態7同様、寄生抵抗R1を実質的に無くすることができる効果を奏する。
また、N+拡散領域部81a,81bが一体となったN+拡散領域81を形成することにより、実施の形態7で必要であったアルミ配線34が不要になる分、より構造の簡略化を図ることができる。
<その他>
なお、実施の形態1のインバータ駆動回路18並びに実施の形態2及び実施の形態3の駆動回路を、実施の形態4〜実施の形態8の半導体装置に適用しても勿論、同様な効果を得ることができる。
この発明の実施の形態1であるIGBTを有する半導体装置の構成を示す断面図である。 図1で示した半導体装置の駆動回路を示した回路図である。 この発明の実施の形態2である半導体装置の駆動回路を示した回路図である。 この発明の実施の形態3である半導体装置の駆動回路を示した回路図である。 この発明の実施の形態4であるIGBTを有する半導体装置の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態5であるIGBTを有する半導体装置の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態6であるIGBTを有する半導体装置の構成を示す断面図である。 図7で示した実施の形態6の半導体装置の等価回路を示した回路図である。 この発明の実施の形態7であるIGBTを有する半導体装置の構成を示す断面図である。 寄生抵抗を考慮した実施の形態1の半導体装置の等価回路を示す回路図である。 この発明の実施の形態8であるIGBTを有する半導体装置の構成を示す断面図である。 IGBTに制御用PMOSトランジスタが付加された半導体装置の一般的な構造を示す断面図である。 図12で示す半導体装置の等価回路を示す回路図である。 図12及び図13で示したIGBTのターンオフ動作を示す説明図である。 理想的なIGBTのターンオフ動作を示す説明図である。 第1及び第2ゲート電圧の駆動例を示す回路図である。
符号の説明
1,51 P-基板、2,52 N-エピタキシャル層、4〜6,5a,5b,6a,6b P拡散領域、7,8,8a,81 N+拡散領域、16,21,21a,21b ゲート酸化膜、18 インバータ駆動回路、P拡散領域、23 P-拡散領域、26 N拡散領域、80 N+拡散領域、L1 コイル、T1,T2 バイポーラトランジスタ、Q1,Q3,Q4 NMOSトランジスタ、Q2,Q5,Q6,Q7 PMOSトランジスタ。

Claims (10)

  1. 第1及び第2主電極間に、第1の導電型の第1の絶縁ゲート型トランジスタと第2の導電型のエミッタ及びコレクタを有するバイポーラトランジスタとが接続されてなる第1の導電型の絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)と、
    前記IGBTのターンオフ時に前記バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間を短絡するために付加された第2の導電型の第2の絶縁ゲート型トランジスタとを備え、
    前記第2の絶縁ゲート型トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚を、前記IGBTの素子耐圧以上の所定の素子耐圧を満足する膜厚に設定したことを特徴とする、
    半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置であって、
    前記バイポーラトランジスタは、第1の導電型のベース層と、前記ベース層の上層部に選択的に形成された第2の導電型の第1及び第2の電極用拡散領域とにより構成され、
    前記ベース層の上層部の前記第1及び第2の電極用拡散領域間に第2の導電型の補助拡散領域を設けたことを特徴とする、
    半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置であって、
    前記バイポーラトランジスタは、第1の導電型のベース層と、前記ベース層の上層部に選択的に形成された、第2の導電型の第1及び第2の電極用拡散領域とにより構成され、
    前記第2の絶縁ゲート型トランジスタは、前記ベース層と、前記第2の電極用拡散領域と、前記ベース層の上層部に選択的に形成された第2の導電型の第3の電極用拡散領域と、前記第2,第3の電極用拡散領域間の前記ベース層上に前記ゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極とにより構成され、
    前記ベース層の上層部に前記第3の電極用拡散領域を覆うように、前記ベース層よりも第1の導電型の不純物濃度が高い、第1の導電型の補助拡散領域を設けたことを特徴とする、
    半導体装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置であって、
    前記バイポーラトランジスタは、第1の導電型の第1のベース層と、前記第1のベース層の上層部に選択的に形成された、第2の導電型の第1及び第2の電極用拡散領域とにより構成され、
    前記第2の絶縁ゲート型トランジスタは、第1の導電型の第2のベース層と、前記第2のベース層の上層部に選択的に形成された第2の導電型の第3及び第4の電極用拡散領域と、前記第3,第4の電極用拡散領域間の前記第2のベース層上に前記ゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極とにより構成され、
    前記第1及び第2のベース層を互いに独立して設けたことを特徴とする、
    半導体装置。
  5. 請求項1記載の半導体装置であって、
    前記バイポーラトランジスタは、第1の導電型のベース層と、前記ベース層の上層部に選択的に形成された、第2の導電型の第1及び第2の電極用拡散領域とにより構成され、
    前記第1の絶縁ゲート型トランジスタは、前記ベース層と、前記第1の電極用拡散領域の上層部に選択的に形成された第1の導電型の第3の電極用拡散領域と、前記ベース層及び前記第3の電極用拡散領域間の前記第1の電極用拡散領域上に前記ゲート絶縁膜とは別のゲート絶縁膜を介して形成された第1のゲート電極により構成され、
    前記第2の絶縁ゲート型トランジスタは、前記ベース層と、前記第2の電極用拡散領域と、前記ベース層の上層部に選択的に形成された第2の導電型の第4の電極用拡散領域と、前記第2,第4の電極用拡散領域間の前記ベース層上に前記ゲート絶縁膜を介して形成された第2のゲート電極とにより構成され、
    前記ベース層の上層部に前記第4の電極用拡散領域と隣接して形成され、前記ベース層よりも第1の導電型の不純物濃度が高い、第1の導電型の第1の補助拡散領域と、
    前記ベース層の上層部の前記第1,第2の電極用拡散領域間に、前記ベース層よりも第1の導電型の不純物濃度が高い、第1の導電型の第2の補助拡散領域とをさらに備え、
    前記第1及び第2の補助拡散領域は互いに電気的接続関係を有することを特徴とする、
    半導体装置。
  6. 請求項5記載の半導体装置であって、
    前記第1及び第2の補助拡散領域間を電気的に接続する金属配線をさらに備える、
    半導体装置。
  7. 請求項5記載の半導体装置であって、
    前記第1及び第2の補助拡散領域は、前記ベース層の上層部において、平面視して前記第1,第2の電極用拡散領域間の領域から前記第4の電極用拡散領域に隣接する領域に延びて一体的に形成された共有補助拡散領域を含む、
    半導体装置。
  8. 請求項1ないし請求項7記載の半導体装置のいずれかに対する駆動回路であって、
    前記第1の絶縁ゲート型トランジスタのゲート電極に第1の制御信号を付与する第1の制御信号付与手段と、
    前記第1の制御信号に応答して得られる第2の制御信号を、前記第2の絶縁ゲート型トランジスタのゲート電極に付与する第2の制御信号付与手段とを備え、前記第2の制御信号付与手段は、前記第1の制御信号が前記第1の絶縁ゲート型トランジスタのオンを指示するとき前記第2の絶縁ゲート型トランジスタをオフさせる第1の電圧を、前記第1の制御信号が前記第1の絶縁ゲート型トランジスタのオフを指示するとき前記第2の絶縁ゲート型トランジスタをオンさせる第2の電圧を、前記第2の制御信号として発生する、
    半導体装置の駆動回路。
  9. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の半導体装置に対する駆動回路であって、
    一端に定電圧を受け他端が前記バイポーラトランジスタのエミッタ電極に接続されるコイルと、
    前記第1の絶縁ゲート型トランジスタのゲート電極に第1の制御信号を付与する制御信号付与手段と、
    前記第2の絶縁ゲート型トランジスタのゲート電極に、前記定電圧を前記第2の絶縁ゲート型トランジスタをオンさせる方向にシフトさせた固定電位を付与する固定電圧付与手段と、
    を備える半導体装置の駆動回路。
  10. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の半導体装置に対する駆動回路であって、
    一端に定電圧を受け他端が前記バイポーラトランジスタのエミッタ電極に接続されるコイルと、
    前記第1の絶縁ゲート型トランジスタ及び前記第2の絶縁ゲート型トランジスタのゲート電極に共通に同一の制御信号を付与する制御信号付与手段と、
    を備える半導体装置の駆動回路。
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