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JP4437851B2 - 処理装置 - Google Patents
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JP4437851B2 - 処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば半導体装置の製造においては、被処理体例えば半導体ウエハに酸化、拡散、アニール、CVD等の処理を施す半導体製造装置として、各種の処理装置が用いられている。この処理装置は、処理容器内に被処理体を収容して所定のガス雰囲気下で処理するように構成されている。
【0003】
また、前記ガスの導入部にガスを供給する配管として、フレキシブル(柔軟)で耐久性、耐食性等に優れた樹脂配管を使用することが検討されている。例えば、処理装置の一つである縦型熱処理装置においては、処理容器の下端の開口部を開閉する蓋体を有し、この蓋体には被処理体を回転させる回転導入部をシールするために不活性ガスを導入するガス導入部が設けられている。このガス導入部にガスを供給する配管としては、蓋体の昇降動を許容するためにステンレス製のフレキシブル管が使用されているが、繰り返し応力により割れが発生し易いため、樹脂配管を使用することが好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記処理装置においては、処理容器内を大気圧よりも低い圧力に減圧して処理する場合があり、この場合、配管内も大気圧よりも低い圧力になるため、配管に樹脂配管を使用すると、樹脂配管の内外の圧力差によって、樹脂配管の外部の大気中から大気成分例えば酸素、窒素、アルゴン、二酸化炭素、水蒸気が樹脂配管の管壁を透過して樹脂配管内に侵入し、処理容器内に導入されてしまう。このため、処理の種類によっては、大気成分が被処理体に対する汚染源ないしコンタミガスとなり、処理に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0005】
本発明は、前記事情を考慮してなされたもので、樹脂配管の管壁からの大気成分の透過侵入を防止し、大気成分の侵入による被処理体の汚染を防止することができる処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち、請求項1に係る発明は、処理容器内に被処理体を収容して所定のガス雰囲気下で処理する処理装置において、前記ガスを供給する配管として樹脂配管を使用し、該樹脂配管よりも下流にオリフィスを設け、前記樹脂配管内にガスを大気圧以上の圧力で供給するようにしたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、処理容器内に被処理体を収容して所定のガス雰囲気下で処理する処理装置において、前記処理容器は下端の開口部を開閉する蓋体を有し、該蓋体には被処理体を回転させるための回転導入部が設けられ、該回転導入部はシール用の不活性ガスを導入するガス導入部を有し、該ガス導入部にガスを供給する配管として樹脂配管を使用し、該樹脂配管よりも下流にオリフィスを設け、樹脂配管内に不活性ガスを大気圧以上の圧力で供給するようにしたことを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の処理装置において、前記オリフィスが管継手の内部に設けられていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基いて詳述する。図1は本発明を縦型熱処理装置に適用した実施の形態を示す概略的構成図、図2はオリフィスの取付構造を示す拡大断面図、図3は図1の縦型熱処理装置の縦断面図である。
【0010】
図1において、1は半導体製造装置である処理装置例えば縦型熱処理装置における熱処理炉を構成する処理容器としての反応管で、この反応管1はその下端の開口部を開閉する蓋体10を備えている。前記反応管1は、図3に示すように、多数例えば150枚程度の被処理体例えば半導体ウエハwを上下方向に所定間隔で配列支持したボート(支持具)2を収容して所定のガス雰囲気下で半導体ウエハwに所定の処理例えばCVD処理を施すのに適するように構成されている。
【0011】
この反応管1の周囲には、炉内を所望の温度例えば800〜1200℃程度に加熱する加熱手段であるヒータ3が設けられている。このヒータ3は、反応管1の周囲を取り囲む円筒状の断熱材4の内周に線状の発熱抵抗体5を高さ方向に螺旋状もしくは周方向に蛇行状に配設して構成されている。前記ヒータ3は、高さ方向に複数のゾーンに分割され、各ゾーン毎に独立して温度制御可能に構成されている。断熱材4の外側は、図示しない水冷ジャケットで覆われている。
【0012】
前記ヒータ3は、ベースプレート6上に設置されている。なお、ヒータ3は、反応管2とヒータ3との間の空間に冷却空気を送風し、且つ、断熱材4の天井部に設けられた図示しない強制排気機構により強制排気することにより、炉を急速に冷却し得るようにした強制空冷ヒータであってもよい。強制空冷ヒータを採用することにより、縦型熱処理装置を急速昇降温炉として構成することができる。
【0013】
前記反応管1は、耐熱性および耐食性を有する材料例えば石英からなり、上端が閉塞され、下端が開放された縦長円筒状に形成されている。本実施の形態では、炉内を減圧した熱処理例えば減圧CVD処理が可能なように炉口を高気密構造とするために、反応管1の下端部に短円筒状のマニホールド7が取付けられている。このマニホールド7は、耐熱性および耐食性を有する材料例えばステンレスからなっている。
【0014】
マニホールド7の側壁には、炉内に処理ガスや不活性ガスを導入するガス導入部(ガス導入ポート)8と、炉内を排気する排気部(排気ポート)9とが設けらている。ガス導入部8には、ガスを供給する配管19が接続され、この配管19は図示しない流量制御機構を介してガス供給源に接続されている。排気部9には、反応管1内を所定の減圧(陰圧)に制御する圧力制御機構を備えた排気管が接続され、この排気管は工場排気系に接続されている(図示省略)。
【0015】
前記マニホールド7の上端部はベースプレート6に取付固定され、マニホールド7の下端部は炉口として開放されている。反応管1の下方には、マニホールド7の下部開口端に図示しない気密材例えばOリングを介して当接されて炉口を気密に閉塞する前記蓋体10が昇降機構13により昇降可能に設けられている。この蓋体10上には前記ボート2が保温筒14を介して載置されている。昇降機構13により、反応管1内へのボート2の搬入搬出と前記蓋体10の開閉が行われるようになっている。
【0016】
また、蓋体10の上面部には、半導体ウエハwを面内均一に処理するべく回転させるために前記保温筒14の載置部としてターンテーブル15が設けられ、蓋体10の外側にはターンテーブル15を回転させるために回転力を導入する回転導入部(回転導入機構)17が設けられている。この回転導入部17は、ケーシング内に回転軸16を回転自在に備えており、その回転軸16が蓋体10を貫通してターンテーブル15に連結されている。回転導入部17には、回転軸16を回転駆動する図示しない駆動部が連結されている。
【0017】
回転導入部17には、回転軸16が貫通する部分を軸シールするために、不活性ガス例えば窒素ガス(N2)を導入するガス導入部(ガス導入ポート)18が設けられ、このガス導入部18には不活性ガスを供給する配管11が接続されている。この配管11は、図1に示すように、流量制御機構12を介してガス供給源に接続されている。
【0018】
一方、本実施の形態の反応管1は、内管1aと外管1bからなる二重管構造とされている。前記外管1bは、上端が閉塞され、下端が開口され、その開口端にフランジ部1fを有している。この外管1bは、その開口端を前記マニホールド7の上端面(上部開口端)に図示しない気密部材例えばOリングを介して当接させ、フランジ部1fをフランジ押え20で固定することにより、マニホールド7上に気密に設置されている。
【0019】
前記内管1aは、上端および下端が開口されている。この内管1aは、その下端をマニホールド7の下端開口部(炉口)側の内周に係合載置することにより、外管1bの内側に非接触状態で配置されている。
【0020】
前記回転導入部17のガス導入部18に接続された配管11として、図1に示すように、フレキシブル(柔軟)で耐久性、耐熱性、耐食性等に優れた樹脂配管11aが使用されている。この樹脂配管11aとしては、フッ素樹脂例えばパーフロロアルコキシポリマー(PFA)製のチューブが好ましい。
【0021】
そして、樹脂配管11aよりも下流にはオリフィス21が設けられ、前記樹脂配管11a内にはガス例えば不活性ガスである窒素(N2)ガスが大気圧(1013hPa)以上の圧力例えば1064hPa以上(800Torr以上)でガス供給源側から供給されるようになっている。すなわち、樹脂配管11aの管壁からの大気成分の透過侵入を防止するため、樹脂配管11a内にはガスが大気圧以上の圧力に加圧されて供給されるようになっている。
【0022】
この場合、反応管内1を減圧例えば33Pa(0.25Torr)に保つために、樹脂配管11aよりも下流、図示例では樹脂配管11aとガス導入管18との接続部には、樹脂配管11a側とガス導入管18側との間に圧力差を生じさせてガスの圧力を反応管1内とほぼ同じ圧力に減圧するためのオリフィス21が設けられている。ガス供給源からの不活性ガス例えば窒素ガスは、流量制御機構12により所定の流量例えば0.01リットル毎分(5〜10sccm)と設定されている。
【0023】
前記オリフィス21は、図2に示すように、例えば管継手22の内部に設けられていることが好ましい。この管継手22としては、例えばユニオン継手が好ましい。図示例の管継手22は、樹脂配管11aとステンレス配管11bとを接続するユニオン継手からなっている。このユニオン継手(管継手)22は、両端部にねじ部22aを有するユニオン本体22bと、このユニオン本体22bの両端部に着脱可能に螺着されたユニオンナット22cとから主に構成されている。
【0024】
ユニオン本体22bの一端には、オリフィス21を介してガス導入管18がユニオンナット22cにより接続され、ユニオン本体22bの他端には、樹脂配管11aがユニオンナット22cにより接続されている。オリフィス21は、例えばステンレス製の円板21dの中央に小径(例えば40μm)の穴21hを設けたオリフィス板からなっている。
【0025】
以上の構成からなる縦型熱処理装置によれば、反応管1内に半導体ウエハwを収容し、所定のガスおよび減圧雰囲気下で半導体ウエハwに所定の処理を施すようになっており、前記反応管1は下端の開口部を開閉する蓋体10を有し、この蓋体10には半導体ウエハwを回転させるための回転導入部17が設けられ、この回転導入部17はシール用の不活性ガス例えば窒素ガスを導入するガス導入部18を有し、このガス導入部18にガスを供給する配管19として樹脂配管19aを使用し、この樹脂配管19aよりも下流にオリフィス21を設け、樹脂配管19aに不活性ガス例えば窒素ガスを大気圧以上の圧力で供給するように構成されている。このため、ステンレス製のフレキシブル管と異なり樹脂配管19aは蓋体10の開閉に伴う繰返し応力による割れが生じにくく、耐久性の向上が図れると共に、不活性ガスの圧力を大気圧以上にすることにより樹脂配管19aの管壁からの大気成分の透過侵入を防止することが可能となり、大気成分の侵入による被処理体例えば半導体ウエハwの汚染を防止することが可能となる。また、前記オリフィス21が管継手22の内部に設けられているため、配管11にオリフィス21を容易に設けることが可能となる。
【0026】
前記実施の形態では、回転導入部の配管に本発明を適用した一例が示されているが、本発明は処理容器にガスを導入する配管にも適用することができる。この場合、図3に示すように、処理容器である反応管1のガス導入部8には配管19が接続されているが、この配管19として樹脂配管11aを使用し、この樹脂配管11aよりも下流、例えばガス導入管8と樹脂配管11aの接合部にオリフィス21を設ける。そして、前記樹脂配管11a内にガスを大気圧以上の圧力で供給するように構成する。
【0027】
このように構成された縦型熱処理装置によれば、反応管1内に半導体ウエハwを収容して所定のガス雰囲気下で処理するようになっており、前記ガスを供給する配管11として樹脂配管11aを使用し、該樹脂配管11aよりも下流にオリフィス21を設け、前記樹脂配管11a内にガスを大気圧以上の圧力で供給するようにしているため、樹脂配管11aの管壁からの大気成分の透過侵入を防止することができ、大気成分の侵入による半導体ウエハwの汚染を防止することができる。
【0028】
前記実施の形態では、オリフィスを一つ設けた例が示されているが、圧力差を大きくするためにオリフィスを複数設けてもよい。図4は管継手にオリフィスを二つ設けた構造を示している。この管継手例えばユニオン継手22においては、ユニオン本体22bの一端に第1のオリフィス21aを介して樹脂配管11aがユニットナット22cにより接続されており、また、ユニット本体22bの他端に第2のオリフィス21bを介してガス導入管18が接続されている。
【0029】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、本発明が適用される処理装置としては、縦型熱処理装置以外に、例えば横形熱処理装置であってもよく、あるいは、枚葉式処理装置であってもよい。被処理体としては、半導体ウエハ以外に、例えばガラス基板やLCD基板等であってもよい。また、樹脂配管を通して処理容器内に供給するガスとしては、不活性ガス以外の処理ガスであってもよい。処理ガスを供給する場合、処理ガスの供給圧力が大気圧よりも高いと、処理ガス成分が極めて微量ではあるが樹脂配管の管壁を透過して大気側に漏れるため、処理ガスの供給圧力は樹脂配管の外部の圧力(大気圧)と同じ圧力とすることが好ましく、あるいは、処理ガスの供給圧力を大気圧よりも高くする場合には、安全性を有する処理ガスを使用することが好ましい。
【0030】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0031】
(1)請求項1に係る発明によれば、処理容器内に被処理体を収容して所定のガス雰囲気下で処理する処理装置において、前記ガスを供給する配管として樹脂配管を使用し、該樹脂配管よりも下流にオリフィスを設け、前記樹脂配管内にガスを大気圧以上の圧力で供給するようにしているため、樹脂配管の管壁からの大気成分の透過侵入を防止することができ、大気成分の侵入による被処理体の汚染を防止することができる。
【0032】
(2)請求項2に係る発明によれば、処理容器内に被処理体を収容して所定のガス雰囲気下で処理する処理装置において、前記処理容器は下端の開口部を開閉する蓋体を有し、該蓋体には被処理体を回転させるための回転導入部が設けられ、該回転導入部はシール用の不活性ガスを導入するガス導入部を有し、該ガス導入部にガスを供給する配管として樹脂配管を使用し、該樹脂配管よりも下流にオリフィスを設け、樹脂配管内に不活性ガスを大気圧以上の圧力で供給するようにしたので、ステンレス製のフレキシブル管と異なり樹脂配管は蓋体の開閉に伴う繰返し応力による割れが生じにくく、耐久性の向上が図れると共に、不活性ガスの圧力を大気圧以上にすることにより樹脂配管の管壁からの大気成分の透過侵入を防止でき、大気成分の侵入による被処理体の汚染を防止することができる。
【0033】
(3)請求項3に係る発明によれば、前記オリフィスが管継手の内部に設けられているため、配管にオリフィスを容易に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を縦型熱処理装置に適用した実施の形態を示す概略的構成図である。
【図2】管継手の構造を示す拡大断面図である。
【図3】図1の縦型熱処理装置の縦断面図である。
【図4】管継手にオリフィスを二つ設けた構造を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
w 半導体ウエハ(被処理体)
1 反応管(処理容器)
10 蓋体
11 配管
11a 樹脂配管
17 回転導入部
18 ガス導入部
19 配管
19a 樹脂配管
21 オリフィス
22 管継手

Claims (3)

  1. 処理容器内に被処理体を収容して所定のガス雰囲気下で処理する処理装置において、前記ガスを供給する配管として樹脂配管を使用し、該樹脂配管よりも下流にオリフィスを設け、樹脂配管内にガスを大気圧以上の圧力で供給するようにしたことを特徴とする処理装置。
  2. 処理容器内に被処理体を収容して所定のガス雰囲気下で処理する処理装置において、前記処理容器は下端の開口部を開閉する蓋体を有し、該蓋体には被処理体を回転させるための回転導入部が設けられ、該回転導入部はシール用の不活性ガスを導入するガス導入部を有し、該ガス導入部にガスを供給する配管として樹脂配管を使用し、該樹脂配管よりも下流にオリフィスを設け、樹脂配管内に不活性ガスを大気圧以上の圧力で供給するようにしたことを特徴とする処理装置。
  3. 前記オリフィスが管継手の内部に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の処理装置。
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