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JP4439411B2 - 光伝送システム - Google Patents
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Description

本発明は、光伝送システムに関し、特にWDM(Wavelength Division Multiplex)の光信号の伝送を行う光伝送システムに関する。
近年、インターネットに代表されるブロードバンドサービスによる通信需要の増大に伴い、光通信ネットワークの長距離・大容量化が進展しており、40Gbpsを超える高速大容量のWDM(波長の異なる光を多重して、1本の光ファイバで複数の信号を同時に伝送する波長多重伝送方式)の研究・開発が進んでいる。
一方、光ファイバによる光信号の伝送速度は、光の波長毎に異なるため、伝送距離が伸びるにつれ、光のパルス波形が鈍る波長分散が生じる。大容量・長距離の光伝送を実現するためのWDMシステムで、波長分散によるパルス広がりが生じると、受信レベルを著しく劣化させてシステムに有害な影響を及ぼすことになる。
このため、光ファイバで発生した波長分散に対しては、符号が逆の同じ量だけの波長分散を加えて、波長分散を等価的にゼロに(キャンセル)する分散補償が行われる。分散補償を行う従来の代表的な方法に、分散補償ファイバ(DCF:Dispersion Compensation Fiber)を中継区間毎に設けて、波長分散の変動を抑制するものがある。
図12はDCFによる分散補償を行うWDMシステムの概念図である。ノード50、60は、光ファイバf1を介して接続する。また、ノード50はポストアンプ51を含み、ノード60はプリアンプ61、DCF62を含む。
なお、ポストアンプ(post amplifier)とは、ノード内部で処理した後のWDM信号を増幅するための光送信アンプのことであり、プリアンプ(pre amplifier)とは、前段ノードから送信されたWDM信号を受信して増幅するための光受信アンプのことである。
ノード50内で処理されたWDM信号は、ポストアンプ51によって増幅されて光ファイバf1へ送出される。光ファイバf1を流れてきたWDM信号は、ノード60に到達すると、DCF62を通過し、プリアンプ61で増幅された後にノード60内で処理される。
光ファイバf1上を流れて波長分散値(+D)を生じたWDM信号は、波長分散値(−D)を持つDCF62を通過することで、波長分散がキャンセルされることになる。
ただし、上記のDCFによる分散補償では、ノードの中継区間は一定ではなく(特に陸上の光通信ネットワーク)、中継区間毎に生じる波長分散値にもばらつきがあるので、これら波長分散値に対応するDCFを中継区間毎に逐一設置しなければならない。
また、波長分散値には温度依存性があるので、昼夜及び季節の温度変動により波長分散値も変動してしまい、40Gbpsを超えるWDMシステムにおいては、DCFのような固定分散値のみで、精度の高い分散補償を行うことは困難であった。
一方、近年になって、VIPA(Virtually Imaged Phased Array)と呼ばれる可変分散補償器が開発されている。VIPAは、ガラスプレートなどの薄板の両面に反射膜をコーティングした波長分散素子(VIPA板)と、反射ミラーとを有したデバイスであり、WDM信号の全波長帯の分散補償を可能とする光学デバイスである。
図13はVIPAによる分散補償を行うWDMシステムの概念図である。ノード50、70は、光ファイバf2を介して接続する。また、ノード70は、プリアンプ71、VIPA72を含む。
このようなシステムにおいて、ノード50から流れてきたWDM信号は、VIPA72によって、波長毎に分散補償される。また、VIPA72では、温度変動のような光ファイバの経時変動に追随しながら分散補償量を最適に設定することができるという特徴を有する。
このように、VIPAは、DCFのような固定分散補償とは異なり、可変的にWDM信号の全波長に渡って一括して分散補償を実現できるということから、VIPAによる自動分散補償技術を用いたWDMシステムの構築が大きく期待されている。
光ファイバを伝播することにより生じる波長分散の分散補償技術として、VIPAを用いた分散補償が提案されている(例えば、特許文献1)。
特表2000−511655号公報(第29頁〜第32頁,第14図)
WDMシステムでは、システムの初期運用時に、プリアンプのゲイン設定を行う必要があり、この場合、ゲイン設定に必要な光レベルを持った何らかの入力光をプリアンプに入力してやらなければならない。
通常は、前段ノード内に位置するポストアンプから出力された、WDM信号の1波相当の光レベルを持つASE(Amplified Spontaneous Emission)光をプリアンプに入力することで、ゲイン設定を行っている。
ここで、ポストアンプやプリアンプなどの光アンプは、一般的にはEDFA(Erbium-Doped Fiber Amplifier)で構成される光アンプである。EDFAは、エルビウム(Er3+)添加ファイバ(EDF:Erbium-Doped Fiber)を増幅用媒体とした光増幅器であり、励起光をEDFに照射して光信号を進行させ、そのとき生じる誘導放出によって、光信号のレベルを増幅させる。
EDFAのような誘導放出が増幅原理となっている光アンプでは、その光アンプへの入力光の存在の有無に関わらず、自然放出といった現象が生じる。この現象によって光アンプから漏れ出した光は雑音光となり、この雑音光がASE光である。
また、このASE光の光レベルは、ユーザによって調整が可能である。したがって、WDM信号の1波相当の光レベルを持つように、ポストアンプにあらかじめ調整を施しておけば、システムの初期運用時には、ポストアンプから自ずとプリアンプの立ち上げに必要な所望レベルのASE光が放出されることになる。
図14はWDM信号の1波の光レベル及びASE光レベルを示す図である。縦軸は光レベル、横軸は波長である。ASE光82は、WDM信号の全波長の帯域幅でWDM信号の1波相当の光レベルを有している(ASE光82と1波のWDM信号81との面積は互いに等しい)。プリアンプは、このようなASE光82を受信することでゲイン設定を自動的に行う。
ここで、図12で上述したようなDCFを用いたWDMシステムでは、ASE光82がDCF62を通過しても、ASE光82のレベルは変化しないので、プリアンプ61のゲイン設定は正常に行うことが可能である。
しかし、図13で上述のVIPA72のような可変分散補償器を使用したWDMシステムでは、プリアンプ71前段に配置されているVIPA72にASE光82が入力すると、ASE光82の光レベルが低下し、WDM信号の1波相当の光レベルとは異なるレベル値になってしまい、プリアンプ71のゲイン設定を正常に行うことができないといった問題があった。
図15はVIPA通過後のASE光のレベルを示す概念図である。縦軸は光レベル、横軸は波長である。VIPA72にASE光82を入力し、VIPA72出力後の波形を観測すると、図に示すような櫛形波形のASE光83が観測される。
ASE光82と比べると、光レベルは低下していることがわかる(ASE光83の面積の方が削れている分小さい)。このようなASE光83がプリアンプに入力しても、WDM信号の1波相当の光レベルを要求するプリアンプでは、ゲイン設定を正確に行うことができず、WDMシステムの品質を低下させるといった問題があった。
なお、ASE光の光レベルが変動してしまうデバイスとしては、上記の例ではVIPAを挙げたがVIPAに限るものではなく、波長周期特性のフィルタ機能を有するデバイスにASE光を通すと、ASE光の光レベルは図15のように変動することになる(帯域の広い光(白色光)が入射すると、出射光が、λ1、λ2、λ3・・・と順に透過出力するような波長周期性が現れる現象を波長周期特性と呼び、VIPAやエタロンなどの光学デバイスは、このような波長周期特性のフィルタ機能の特徴を持つ)。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、プリアンプのゲイン設定に悪影響を及ぼさずに、ASE光を用いてのシステム立ち上げを高品質に行う光伝送システムを提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、光信号の伝送を行う光伝送システム1−1において、アンプ立ち上げモードでは雑音光を光ファイバF上へ出力し、運用モードでは光信号を増幅して光ファイバF上へ出力するポストアンプ11と、ポストアンプ11の動作状態を監視制御信号により通知する動作状態通知部12と、から構成される第1のノード10−1と、アンプ立ち上げモード時には、雑音光を受信してゲイン設定を行い、運用モード時には、光信号を受信して増幅するプリアンプ21と、プリアンプ21の前段に設けられ、光信号が光ファイバFを伝播することにより生じる波長分散の分散補償を可変的に行う可変分散補償器22と、雑音光が可変分散補償器22を通過した場合に雑音光のレベルが所望レベルから変動してしまう場合には、スイッチ切り替え指示にもとづいて、アンプ立ち上げモードでは、雑音光は可変分散補償器22へ入力せずにプリアンプ21へ入力する回避ルートR1を選択し、運用モードでは、光信号は可変分散補償器22に入力して分散補償された後にプリアンプ21へ入力する通過ルートR2を選択するようにスイッチングを行うスイッチ部23と、監視制御信号によりアンプ立ち上げモードを認識した際は、回避ルートR1を選択するためのスイッチ切り替え指示を出力し、運用モード時には、通過ルートR2を選択するためのスイッチ切り替え指示を出力するスイッチ制御部24aと、から構成される第2のノード20−1と、を有することを特徴とする光伝送システム1−1が提供される。
ここで、ポストアンプ11は、アンプ立ち上げモードでは雑音光を光ファイバF上へ出力し、運用モードでは光信号を増幅して光ファイバF上へ出力する。動作状態通知部12は、ポストアンプ11の動作状態を監視制御信号により通知する。プリアンプ21は、アンプ立ち上げモード時には、雑音光を受信してゲイン設定を行い、運用モード時には、光信号を受信して増幅する。可変分散補償器22は、プリアンプ21の前段に設けられ、光信号が光ファイバFを伝播することにより生じる波長分散の分散補償を可変的に行う。スイッチ部23は、雑音光が可変分散補償器22を通過した場合に雑音光のレベルが所望レベルから変動してしまう場合には、スイッチ切り替え指示にもとづいて、アンプ立ち上げモードでは、雑音光は可変分散補償器22へ入力せずにプリアンプ21へ入力する回避ルートR1を選択し、運用モードでは、光信号は可変分散補償器22に入力して分散補償された後にプリアンプ21へ入力する通過ルートR2を選択するようにスイッチングを行う。スイッチ制御部24aは、監視制御信号によりアンプ立ち上げモードを認識した際は、回避ルートR1を選択するためのスイッチ切り替え指示を出力し、運用モード時には、通過ルートR2を選択するためのスイッチ切り替え指示を出力する。
本発明の光伝送システムは、アンプ立ち上げモードでは、雑音光は可変分散補償器へ入力せずにプリアンプへ入力する回避ルートを選択し、運用モードでは、光信号は可変分散補償器に入力して分散補償された後にプリアンプへ入力する通過ルートを選択するスイッチ制御を行う構成とした。これにより、アンプ立ち上げモード時では、プリアンプのゲイン設定に悪影響を及ぼさずに、雑音光を用いてのシステム立ち上げを高品質に行うことが可能となり、また運用モード時では、可変分散補償器を用いた高精度の分散補償を行って光伝送を行うことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は光伝送システムの原理図である。第1の実施の形態の光伝送システム1−1は、第1のノード(ノード10−1)と、第2のノード(ノード20−1)が光ファイバFによって接続されてWDM光伝送を行うシステムである。
ノード10−1は、ポストアンプ11と動作状態通知部12から構成される。ポストアンプ11は、アンプ立ち上げモード(ノード20−1内のプリアンプ21の立ち上げモード)では雑音光(以下、ASE光と呼ぶ)を光ファイバF上へ出力し、運用モードでは、ノード10−1内で処理された光信号(以下、WDM信号と呼ぶ)を増幅して光ファイバF上へ出力する。
動作状態通知部12は、ポストアンプ11の動作状態を監視制御信号により通知する。なお、監視制御信号とは、具体的にはOSC(Optical Supervisory Channel)信号のことである。OSC信号は、WDMシステムの運用設定、状態監視及び伝送路障害検出などに使用され、光アンプを通さずに伝送される光制御信号である。以下、監視制御信号をOSC信号と呼ぶ。
ノード20−1は、プリアンプ21、可変分散補償器22、スイッチ部23、スイッチ制御部24aから構成される。プリアンプ21は、アンプ立ち上げモード時には、ASE光を受信してゲイン設定を行い、運用モード時には、WDM信号を受信して増幅し、ノード20−1内部の処理部(図示せず)へ出力する。
可変分散補償器22は、プリアンプ21の前段に設けられ、WDM信号が光ファイバFを伝播することにより生じる波長分散の分散補償を可変的に行う。可変分散補償器22は、図13で上述したVIPAを使用するものとして、以下、可変分散補償器22をVIPA22と呼ぶ。
スイッチ部23は、ASE光がVIPA22を通過した際に、ASE光のレベルがプリアンプ21の立ち上げに必要な所望レベルから変動してしまう場合には(図15のASE光82→ASE光83へと変動する場合)、スイッチ切り替え指示にもとづいて、アンプ立ち上げモードでは、ASE光はVIPA22へ入力せずにプリアンプ21へ入力する回避ルートR1を選択するスイッチングを行う。また、運用モードでは、WDM信号はVIPA22に入力して分散補償された後にプリアンプ21へ入力する通過ルートR2を選択するようにスイッチングを行う。
スイッチ制御部24aは、OSC信号によりアンプ立ち上げモードを認識した際は、回避ルートR1を選択するためのスイッチ切り替え指示を出力する。また、運用モード時には、通過ルートR2を選択するためのスイッチ切り替え指示を出力する。
ここで、WDMの光増幅の特徴として、ポストアンプ11とプリアンプ21におけるALC(Automatic Level Control)モードとAGC(Automatic Gain Control)モードについて説明する。
ALCは、光アンプの出力レベルを、入力が変動した場合でも一定にする制御である。具体的には、多重波長数をn、一波あたりの目標出力レベルをPnとした場合に、光アンプへの光入力レベルによらず、光アンプのトータル出力Ptが一定(=Pn×n)になるように、光アンプのゲイン(光入力レベルと光出力レベルの比)を設定する。
AGCは、光アンプのゲインを一定に保つ制御である。したがって、AGCモードのときには、光アンプの入力レベルが変動した場合、ゲインが一定となるように制御されているために、出力レベルは入力レベルに追随して変動することになる。WDM伝送では、このようなALCモードとAGCモードとを併用することで円滑な光増幅制御を行っている。
通常、プリアンプ21は、ALCとAGCの両方の機能を有し、ポストアンプ11は、AGC機能のみ有する。また、プリアンプ21では、システム立ち上げまたはアンプ立ち上げなどの初期設定時には、ALCモードから開始してゲインを設定し、その後にAGCモードに遷移して(ゲイン設定後にAGCへ遷移)、運用状態となる。ポストアンプ11は、初期設定時(アンプ立ち上げモード時)にはASE光を出力し、運用時にAGCモードに切り替わる(ポストアンプ11のゲインはあらかじめ設定されている)。
次にスイッチ制御に関連した周辺の構成と、アンプ立ち上げモード及び運用モードでのスイッチング動作について図2〜図4を用いて説明する。なお、以降ではアンプ立ち上げモードをASEモードと呼ぶ。
図2はスイッチ切り替えに関連する構成要素を示す図である。ノード10−1は、ポストアンプ11、制御部120−1(動作状態通知部12を含む)、カプラC1を含む。ノード20−1は、プリアンプ21、VIPA22、光スイッチ23a、23b(スイッチ部23に該当)、スイッチ制御部24a、VATT(可変光減衰器)25、制御部260−1、カプラC2及びカプラC3を含む。
ここで、カプラC1は、ポストアンプ11からの出力信号と、制御部120−1から出力されたOSC信号とを合波して光ファイバF上へ送出する。カプラC2は、OSC信号をラインL1へ、OSC信号以外の信号(ASE光やWDM信号)をラインL2へ分波する。カプラC3は、ラインL1上を流れてきたOSC信号を制御部260−1へ、光スイッチ23bから出力された信号をプリアンプ21へ分波する(カプラC2、C3は、光スイッチ23a、23bのスイッチング動作に関係なく、常にノード10−1からのOSC信号を受信できるように設けられている)。
また、回避ルートR1側には、VATT25を挿入している。VATT25を挿入する理由について説明すると、WDM信号として、複数の波長が多重されずに1波の光信号のみがノード10−1から送信されてもよく、この場合の光信号のレベルを、プリアンプ21ではゲイン設定に必要なレベルと本来は認識するのだが、実際にはWDMの全帯域に渡ったASE光のレベルを、擬似的なWDM信号の1波相当の光信号レベルとみなすことで、WDM信号が出力される前の初期設定時における立ち上げを行っている。
一方、VIPA22は製品によって光損失量に個体差があり、またVIPA22の透過波長によっても光損失量に差があるので、VIPA22を1波の光信号が通過したときの光損失量は、使用するVIPA22毎に異なることになる。よって、プリアンプ21においても、ゲイン設定に必要な1波相当の光レベルに違いが生じることになる。
したがって、ASE光が流れる回避ルートR1上にVATT25を設置して、使用するVIPA22で生じる光損失量をVATT25に設定しておけば、VIPA22による光損失量のばらつきを吸収することが可能であり、1波の光信号が通過ルートR2を流れたときのプリアンプ21の受信レベルと、ASE光が回避ルートR1を流れたときのプリアンプ21の受信レベルとを等しくさせることができる。
図3はASEモードのときの動作を示すシーケンス図である。
〔S1a〕ノード10−1の制御部120−1は、ポストアンプ11の動作状態からASEモードを認識すると、その旨を含むOSC信号を生成して、カプラC1を介して出力する。
〔S2a〕ノード20−1に到達したOSC信号は、カプラC2でラインL1を流れ、カプラC3により制御部260−1へ送信される。制御部260−1は、OSC信号の内容をスイッチ制御部24aへ通知する。
〔S3a〕スイッチ制御部24aは、ASEモードであることを認識すると、回避ルートR1が選択されるようなスイッチ切り替え指示を光スイッチ23a、23bへ出力する。
〔S4a〕ポストアンプ11からは、WDM信号の1波相当の光レベルを持つASE光が出力される。
〔S5a〕ノード20−1に到達したASE光は、光スイッチ23a→VATT25→光スイッチ23bの回避ルートR1を通り、カプラC3を介してプリアンプ21に入力する。そして、プリアンプ21では、ASE光を利用してゲイン設定を行う。
図4は運用モードのときの動作を示すシーケンス図である。
〔S1b〕スイッチ制御部24aは、プリアンプ21の運用モードを認識する(具体的には、図8で後述するように、ASE光の出力安定中止通知から運用モードが認識される)。
〔S2b〕スイッチ制御部24aは、通過ルートR2が選択されるためのスイッチ切り替え指示を光スイッチ23a、23bへ出力する。
〔S3b〕ポストアンプ11からは、WDM信号が出力される。
〔S4b〕ノード20−1に到達したWDM信号は、光スイッチ23a→VIPA22→光スイッチ23bの通過ルートR2を通り、カプラC3を介してプリアンプ21に入力する。そして、プリアンプ21では、VIPA22で分散補償された後のWDM信号を増幅し、ノード20−1内部の処理部へ出力する。
次に上り/下りを合わせた光伝送システム1の構成及び動作について説明する。図5、図6は光伝送システム1−1の構成を示す図である。上り/下りの両方のノード構成を示している。
ノード10−1に対し、光ファイバF1を通じてノード20−1へ光送信を行う際に関連する構成要素としては、ポストアンプ11−1、ポストアンプ制御部12a−1、カプラC1、WDMシャッタ13−1が含まれる。また、光ファイバF2を通じてノード20−1から光受信を行う際に関連する構成要素としては、カプラC5、光スイッチ23a−2、23b−2、VIPA22−2、VATT25−2、カプラC6、スイッチ制御部24a−2、プリアンプ21−2、プリアンプ制御部26a−2が含まれる。さらに、OSC部12bは、光ファイバF1、F2の両方の伝送に関連したOSC信号の送受信を行う構成要素である(ポストアンプ制御部12a−1とOSC部12bは、図2の制御部120−1に該当する)。
ノード20−1に対し、光ファイバF1を通じてノード10−1から光受信を行う際に関連する構成要素としては、カプラC2、光スイッチ23a−1、23b−1、VIPA22−1、VATT25−1、カプラC3、スイッチ制御部24a−1、プリアンプ21−1、プリアンプ制御部26a−1が含まれる。また、光ファイバF2を通じてノード10−1へ光送信を行う際に関連する構成要素としては、ポストアンプ11−2、ポストアンプ制御部12a−2、カプラC4、WDMシャッタ13−2が含まれる。さらに、OSC部26bは、光ファイバF1、F2の両方の伝送に関連したOSC信号の送受信を行う構成要素である(プリアンプ制御部26a−1とOSC部26bは、図2の制御部260−1に該当する)。
なお、上記のWDMシャッタ13−1、13−2は、WDM信号をポストアンプ11−1、11−2から出力する場合にはシャッタは開いた状態となり、ASE光を出力する場合にはシャッタは閉じた状態となる。
次に動作について説明する。上り/下りは同じ動作なので、ノード10−1→ノード20−1方向の動作についてのみ説明する。図7、図8は光伝送システム1−1の動作を示すシーケンス図である。
〔S11〕ノード20−1内のプリアンプ制御部26a−1より、OSC部26bに対してASE出力要求を送信する。
〔S12〕OSC部26bより、ノード10−1内のOSC部12bに対してASE出力要求を送信する。ASE出力要求の旨を含むOSC信号の流れは、OSC部26b→カプラC4→WDMシャッタ13−2→光ファイバF2→カプラC5→カプラC6→OSC部12bである。
〔S13〕OSC部12bより、ポストアンプ制御部12a−1に対してASE出力要求を送信する。
〔S14〕ポストアンプ制御部12a−1より、WDMシャッタ13−1に対してシャッタを閉じるように制御する。
〔S15〕ポストアンプ制御部12a−1より、ポストアンプ11−1に対してASEモードへ遷移するために必要な設定を施し、ポストアンプ11−1はASEモードへ遷移する。
〔S16〕ポストアンプ11−1より、ポストアンプ制御部12a−1に対してASE出力安定通知を送信する。
〔S17〕ポストアンプ制御部12a−1より、OSC部12bに対してASE出力安定通知を送信する。
〔S18〕OSC部12bは、ノード20−1内のOSC部26bに対してASE出力安定通知を送信する。ASE出力安定の旨を含むOSC信号の流れは、OSC部12b→カプラC1→WDMシャッタ13−1→光ファイバF1→カプラC2→カプラC3→OSC部26bである。
〔S19〕OSC部26bは、スイッチ制御部24a−1に対してASE出力安定通知を送信する。
〔S20〕スイッチ制御部24a−1より、光スイッチ23a−1、23b−1に対して回避ルートR1となるようなスイッチ切り替え指示を出力する。
〔S21〕OSC部26bは、ASE出力安定通知をプリアンプ制御部26a−1へ送信する。
〔S22〕プリアンプ制御部26a−1は、ASE出力安定通知をプリアンプ21−1へ送信する。
〔S23〕プリアンプ21−1は、受信するASE光によってゲイン設定を行う。
〔S24〕ゲイン設定後、プリアンプ21−1は、プリアンプ制御部26a−1に対してASE出力要求中止を送信する。
〔S25〕プリアンプ制御部26a−1は、OSC部26bに対してASE出力要求中止を送信する。
〔S26〕OSC部26bは、ノード10−1内のOSC部12bに対してASE出力要求中止通知を送信する。ASE出力要求中止の旨を含むOSC信号の流れは、OSC部26b→カプラC4→WDMシャッタ13−2→光ファイバF2→カプラC5→カプラC6→OSC部12bである。
〔S27〕OSC部12bは、ポストアンプ制御部12a−1に対してASE出力要求中止を送信する。
〔S28〕ポストアンプ制御部12a−1は、ポストアンプ11−1に対してASE出力要求中止を送信し、ASE光の出力を停止させる。
〔S29〕ポストアンプ制御部12a−1より、ポストアンプ11−1に対してAGCモードへ遷移するために必要な設定を施して、ポストアンプ11−1はAGCモードへ遷移する。
〔S30〕ポストアンプ制御部12a−1は、ポストアンプ11−1のAGCモード遷移後、WDMシャッタ13−1に対してシャッタを開くように制御する。
〔S31〕ポストアンプ11−1より、ポストアンプ制御部12a−1に対してASE出力安定中止通知を送信する。
〔S32〕ポストアンプ制御部12a−1より、OSC部12bに対してASE出力安定中止通知を出力する。
〔S33〕OSC部12bは、ノード20−1内のOSC部26bに対してASE出力安定中止通知を送信する。ASE出力安定中止の旨を含むOSC信号の流れは、OSC部12b→カプラC1→WDMシャッタ13−1→光ファイバF1→カプラC2→カプラC3→OSC部26bである。
〔S34〕OSC部26bは、ASE出力安定中止通知をスイッチ制御部24a−1に送信する。
〔S35〕スイッチ制御部24a−1より、光スイッチ23a−1、23b−1に対して通過ルートR2となるようなスイッチ切り替え指示を出力する。
以上説明したように、ASEモードではASE光がVIPA22に入力しない回避ルートR1を選択し、通常の運用モードではWDM信号がVIPA22に入力して分散補償される通過ルートR2を選択するようなスイッチ切り替え制御を行う構成とした。これにより、プリアンプ21のゲイン設定に悪影響を及ぼさずに、ASE光を用いてのシステム立ち上げを高品質に行うことができ、またASEモードでプリアンプ21を立ち上げるシステムにおいても、VIPA22を使用した高精度の分散補償を行うことが可能になる。
次に第2の実施の形態の光伝送システムについて説明する。第1の実施の形態では、ノード10−1から送信されたOSC信号から、動作モードを認識してスイッチ切り替えを行ったが、第2の実施の形態では、対向ノードからの外部トリガを用いず、自ノード内で入力光レベルのしきい値比較を行ってASEモード/運用モードを認識し、スイッチ切り替えを行うものである。
図9はスイッチ切り替えに関連する構成要素を示す図である。ノード10は、ポストアンプ11、制御部120、カプラC1を含む。ノード20−2は、プリアンプ21、VIPA22、光スイッチ23a、23b、スイッチ制御部24b、VATT25、制御部260、光レベル検出部(以下、PD(phot diode)1、PD2とする)を含む。
PD1は、VIPA22の入力側光レベルを検出し、PD2は、VIPA22の出力側の光レベルを検出して、それぞれの検出結果はスイッチ制御部24bへ送信される。
スイッチ制御部24bは、光レベル検出結果から、1波のWDM信号(以下、1波WDM信号と呼ぶ)が入力したときのPD2での受信レベルと、ASE光が入力したときのPD2での受信レベルとを推定し(いずれの場合もVIPA22を通過した際の受信レベル)、推定値からしきい値を求めておく。そして、しきい値と、システム動作時のPD2の受信レベルとを比較することで、動作モードを判別する。
次に具体的な数値を用いて動作について詳しく説明する。まず、スイッチ制御部24bは、PD1での受信レベルから、何らかの光がノード20−2に到達しているか否かを判断する。その場合には以下の式(1)を用いる。
PD1in<−40dBm ・・・(1)
なお、PD1inは、PD1に入力される光レベル(dBm)である(入力側光レベルの検出結果である)。式(1)が成立しているときは、PD1に光が入力されていない状態であり(INDOWN状態と呼ばれる)、その後にポストアンプ11はASEモードに遷移することになるので、回避ルートR1を通るようにスイッチ切り替えを行う。
次に1波WDM信号とASE光が、通過ルートR2を流れてPD2に到達した際の受信レベルをそれぞれ推定しておく。1波WDM信号のPD2による受信レベルLWDMの推定式は以下の式(2)となる。
WDM=PD1inAGC−PD1LOSS−(分岐ロス)―(カプラロス)−(VIPA透過波長ロスWDM)−(VIPAロス)−X ・・・(2)
また、ASE光のPD2による受信レベルLASEの推定式は以下の式(3)となる。
ASE=PD1inASE−PD1LOSS−(分岐ロス)―(カプラロス)−(VIPA透過波長ロスASE)−(VIPAロス)−X ・・・(3)
図10はパラメータの内容を示す図である。式(2)、(3)に対し、PD1inAGCは、ポストアンプ11が1波WDM信号を出力したときのPD1での受信レベル(dBm)、PD1inASEは、ポストアンプ11がASE光を出力したときのPD1での受信レベル(dBm)である。
また、PD1LOSSは、PD1の光損失量(dB)、分岐ロスは、カプラC2で分岐されることによる光損失量(dB)、カプラロスは、カプラC2が持つ光損失量(dB)、VIPA透過波長ロスWDMは、VIPA22の1波WDM信号の透過波長に依存する光損失量(dB)、VIPA透過波長ロスASEは、VIPA22のASE光の透過波長に依存する光損失量(dB)、VIPAロスは、VIPA22が持つ光損失量(dB)である。
なお、PD1inAGCとPD1inASEは、実質的には同じ値をとる。また、パラメータXに関しては、このパラメータは、各種デバイスの個体差により光ロスが異なるため、しきい値を微調整するために用意しているものだが、説明する上では、すべてのデバイスに個体差による光ロスがない理想状態であるとして0とする。
ここで、各パラメータの値を図10のようにした仮定すると、ポストアンプ11が1波WDM信号を出力している場合の式(2)は、LWDM=1−0.5−3―0.5−1−0.5=−4.5dBmとなる。
また、ポストアンプ11がASE光を出力している場合の式(3)は、LASE=1−0.5−3―0.5−5−0.5=−8.5dBmとなる。したがって、−4.5dBmと−8.5dBmの中間値をとって、しきい値を−6.5dBmと設定しておく。
スイッチ制御部24bでは、式(1)が成り立たず(スイッチングは通過ルートR2となっている)、かつPD2の受信レベルがしきい値(−6.5dBm)を下回れば、ポストアンプ11はASE光を送出しているものと見なして、回避ルートR1へのスイッチ切り替えを行う。また、式(1)が成り立たず、かつPD2の受信レベルがしきい値(−6.5dBm)を上回れば、ポストアンプ11は1波WDM信号を送出しているものと見なして、通過ルートR2へのスイッチ切り替えを行う。
次に第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、入力光の受信レベルの代わりに入力光の光スペクトルを測定して、外部トリガを用いずに、ASEモード/運用モードを認識し、スイッチ切り替えを行うものである。
図11はスイッチ切り替えに関連する構成要素を示す図である。ノード20−3は、プリアンプ21、VIPA22、光スイッチ23a、23b、スイッチ制御部24c、VATT25、制御部260、スペクトル検出部27を含む。
スペクトル検出部27は、ポストアンプ11から出力された光信号を受信し、光スペクトルを検出して、受信光がINDOWN状態、ASE光出力状態、WDM光出力状態のうちでどの状態であるかをスイッチ制御部24cに通知する。
スイッチ制御部24cでは、INDOWN状態とASE光出力状態のときは、回避ルートR1を選択し、WDM光出力状態のときは、通過ルートR2を選択するようにスイッチ制御を行う。
(付記1) 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
アンプ立ち上げモードでは雑音光を光ファイバ上へ出力し、運用モードでは光信号を増幅して光ファイバ上へ出力するポストアンプと、前記ポストアンプの動作状態を監視制御信号により通知する動作状態通知部と、から構成される第1のノードと、
アンプ立ち上げモード時には、前記雑音光を受信してゲイン設定を行い、運用モード時には、前記光信号を受信して増幅するプリアンプと、前記プリアンプの前段に設けられ、前記光信号が光ファイバを伝播することにより生じる波長分散の分散補償を可変的に行う可変分散補償器と、前記雑音光が前記可変分散補償器を通過した場合に前記雑音光のレベルが所望レベルから変動してしまう場合には、スイッチ切り替え指示にもとづいて、アンプ立ち上げモードでは、前記雑音光は前記可変分散補償器へ入力せずに前記プリアンプへ入力する回避ルートを選択し、運用モードでは、前記光信号は前記可変分散補償器に入力して分散補償された後に前記プリアンプへ入力する通過ルートを選択するようにスイッチングを行うスイッチ部と、前記監視制御信号によりアンプ立ち上げモードを認識した際は、前記回避ルートを選択するための前記スイッチ切り替え指示を出力し、運用モード時には、前記通過ルートを選択するための前記スイッチ切り替え指示を出力するスイッチ制御部と、から構成される第2のノードと、
を有することを特徴とする光伝送システム。
(付記2) 前記回避ルート上に光減衰器を設置して、前記可変分散補償器で生じる光損失量のばらつきを吸収し、1波の前記光信号が前記通過ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルと、前記雑音光が前記回避ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルとを等しくすることを特徴とする付記1記載の光伝送システム。
(付記3) 光信号の伝送を行う光伝送装置において、
アンプ立ち上げモード時には、前段ノードのポストアンプから出力された雑音光を受信してゲイン設定を行い、運用モード時には、前記ポストアンプから出力された光信号を受信して増幅するプリアンプと、
前記プリアンプの前段に設けられ、前記光信号が光ファイバを伝播することにより生じる波長分散の分散補償を可変的に行う可変分散補償器と、
前記雑音光が前記可変分散補償器を通過した場合に前記雑音光のレベルが所望レベルから変動してしまう場合には、スイッチ切り替え指示にもとづいて、アンプ立ち上げモードでは、前記雑音光は前記可変分散補償器へ入力せずに前記プリアンプへ入力する回避ルートを選択し、運用モードでは、前記光信号は前記可変分散補償器に入力して分散補償された後に前記プリアンプへ入力する通過ルートを選択するようにスイッチングを行うスイッチ部と、
前記前段ノードから送信された、前記ポストアンプの動作状態を示す監視制御信号によりアンプ立ち上げモードを認識した際は、前記回避ルートを選択するための前記スイッチ切り替え指示を出力し、運用モード時には、前記通過ルートを選択するための前記スイッチ切り替え指示を出力するスイッチ制御部と、
を有することを特徴とする光伝送装置。
(付記4) 前記回避ルート上に光減衰器を設置して、前記可変分散補償器の個体差による光損失量のばらつきを吸収し、1波の光信号が前記通過ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルと、前記雑音光が前記回避ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルとを等しくすることを特徴とする付記3記載の光伝送装置。
(付記5) 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
アンプ立ち上げモードでは雑音光を光ファイバ上へ出力し、運用モードでは光信号を増幅して光ファイバ上へ出力するポストアンプを含む第1のノードと、
アンプ立ち上げモード時には、雑音光を受信してゲイン設定を行い、運用モード時には、光信号を受信して増幅するプリアンプと、前記プリアンプの前段に設けられ、光信号が光ファイバを伝播することにより生じる波長分散の分散補償を可変的に行う可変分散補償器と、前記可変分散補償器の入力側と出力側の光レベルを検出する光レベル検出部と、前記雑音光が前記可変分散補償器を通過した場合に前記雑音光のレベルが所望レベルから変動してしまう場合には、スイッチ切り替え指示にもとづいて、アンプ立ち上げモードでは、雑音光は前記可変分散補償器へ入力せずに前記プリアンプへ入力する回避ルートを選択し、運用モードでは、光信号は前記可変分散補償器に入力して分散補償された後に前記プリアンプへ入力する通過ルートを選択するようにスイッチングを行うスイッチ部と、前記ポストアンプから出力される1波の前記光信号及び前記雑音光のそれぞれの受信レベルを、前記光レベルから推定してしきい値を求め、前記しきい値にもとづいて、アンプ立ち上げモードまたは運用モードを認識して、各モードに対応する前記スイッチ切り替え指示を出力するスイッチ制御部と、から構成される第2のノードと、
を有することを特徴とする光伝送システム。
(付記6) 前記回避ルート上に光減衰器を設置して、前記可変分散補償器で生じる光損失量のばらつきを吸収し、1波の前記光信号が前記通過ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルと、前記雑音光が前記回避ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルとを等しくすることを特徴とする付記5記載の光伝送システム。
(付記7) 光信号の伝送を行う光伝送装置において、
アンプ立ち上げモード時には、前段ノードのポストアンプから出力された雑音光を受信してゲイン設定を行い、運用モード時には、前記ポストアンプから出力された光信号を受信して増幅するプリアンプと、
前記プリアンプの前段に設けられ、前記光信号が光ファイバを伝播することにより生じる波長分散の分散補償を可変的に行う可変分散補償器と、
前記可変分散補償器の入力側と出力側の光レベルを検出する光レベル検出部と、
前記雑音光が前記可変分散補償器を通過した場合に前記雑音光のレベルが所望レベルから変動してしまう場合には、スイッチ切り替え指示にもとづいて、アンプ立ち上げモードでは、前記雑音光は前記可変分散補償器へ入力せずに前記プリアンプへ入力する回避ルートを選択し、運用モードでは、前記光信号は前記可変分散補償器に入力して分散補償された後に前記プリアンプへ入力する通過ルートを選択するようにスイッチングを行うスイッチ部と、
前記ポストアンプから出力される1波の前記光信号及び前記雑音光のそれぞれの受信レベルを、前記光レベルから推定してしきい値を求め、前記しきい値にもとづいて、アンプ立ち上げモードまたは運用モードを認識して、各モードに対応する前記スイッチ切り替え指示を出力するスイッチ制御部と、
を有することを特徴とする光伝送装置。
(付記8) 前記回避ルート上に光減衰器を設置して、前記可変分散補償器で生じる光損失量のばらつきを吸収し、1波の前記光信号が前記通過ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルと、前記雑音光が前記回避ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルとを等しくすることを特徴とする付記7記載の光伝送装置。
(付記9) 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
アンプ立ち上げモードでは雑音光を光ファイバ上へ出力し、運用モードでは光信号を増幅して光ファイバ上へ出力するポストアンプを含む第1のノードと、
アンプ立ち上げモード時には、雑音光を受信してゲイン設定を行い、運用モード時には、光信号を受信して増幅するプリアンプと、前記プリアンプの前段に設けられ、光信号が光ファイバを伝播することにより生じる波長分散の分散補償を可変的に行う可変分散補償器と、前記可変分散補償器の入力側で光スペクトルの検出を行うスペクトル検出部と、前記雑音光が前記可変分散補償器を通過した場合に前記雑音光のレベルが所望レベルから変動してしまう場合には、スイッチ切り替え信号にもとづいて、アンプ立ち上げモードでは、雑音光は前記可変分散補償器へ入力せずに前記プリアンプへ入力する回避ルートを選択し、運用モードでは、光信号は前記可変分散補償器に入力して分散補償された後に前記プリアンプへ入力する通過ルートを選択するようにスイッチングを行うスイッチ部と、前記光スペクトルにもとづき、アンプ立ち上げモードまたは運用モードを認識して、各モードに対応する前記スイッチ切り替え信号を出力するスイッチ制御部と、から構成される第2のノードと、
を有することを特徴とする光伝送システム。
(付記10) 前記回避ルート上に光減衰器を設置して、前記可変分散補償器で生じる光損失量のばらつきを吸収し、1波の前記光信号が前記通過ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルと、前記雑音光が前記回避ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルとを等しくすることを特徴とする付記9記載の光伝送システム。
(付記11) 光信号の伝送を行う光伝送装置において、
アンプ立ち上げモード時には、前段ノードのポストアンプから出力された雑音光を受信してゲイン設定を行い、運用モード時には、前記ポストアンプから出力された光信号を受信して増幅するプリアンプと、
前記プリアンプの前段に設けられ、前記光信号が光ファイバを伝播することにより生じる波長分散の分散補償を可変的に行う可変分散補償器と、
前記可変分散補償器の入力側で光スペクトルの検出を行うスペクトル検出部と、
前記雑音光が前記可変分散補償器を通過した場合に前記雑音光のレベルが所望レベルから変動してしまう場合には、スイッチ切り替え指示にもとづいて、アンプ立ち上げモードでは、前記雑音光は前記可変分散補償器へ入力せずに前記プリアンプへ入力する回避ルートを選択し、運用モードでは、前記光信号は前記可変分散補償器に入力して分散補償された後に前記プリアンプへ入力する通過ルートを選択するようにスイッチングを行うスイッチ部と、
前記光スペクトルにもとづき、アンプ立ち上げモードまたは運用モードを認識して、各モードに対応する前記スイッチ切り替え信号を出力するスイッチ制御部と、
を有することを特徴とする光伝送装置。
(付記12) 前記回避ルート上に光減衰器を設置して、前記可変分散補償器で生じる光損失量のばらつきを吸収し、1波の前記光信号が前記通過ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルと、前記雑音光が前記回避ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルとを等しくすることを特徴とする付記11記載の光伝送装置。
光伝送システムの原理図である。 スイッチ切り替えに関連する構成要素を示す図である。 アンプ立ち上げモードのときの動作を示すシーケンス図である。 運用モードのときの動作を示すシーケンス図である。 光伝送システムの構成を示す図である。 光伝送システムの構成を示す図である。 光伝送システムの動作を示すシーケンス図である。 光伝送システムの動作を示すシーケンス図である。 スイッチ切り替えに関連する構成要素を示す図である。 パラメータの内容を示す図である。 スイッチ切り替えに関連する構成要素を示す図である。 DCFによる分散補償を行うWDMシステムの概念図である。 VIPAによる分散補償を行うWDMシステムの概念図である。 WDM信号の1波の光レベル及びASE光レベルを示す図である。 VIPA通過後のASE光のレベルを示す概念図である。
符号の説明
1−1 光伝送システム
10−1、20−1 ノード
11 ポストアンプ
12 動作状態通知部
21 プリアンプ
22 可変分散補償器
23 スイッチ部
24a スイッチ制御部
F 光ファイバ
R1 回避ルート
R2 通過ルート

Claims (5)

  1. 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
    アンプ立ち上げモードでは雑音光を光ファイバ上へ出力し、運用モードでは光信号を増幅して光ファイバ上へ出力するポストアンプと、前記ポストアンプの動作状態を監視制御信号により通知する動作状態通知部と、から構成される第1のノードと、
    アンプ立ち上げモード時には、前記雑音光を受信してゲイン設定を行い、運用モード時には、前記光信号を受信して増幅するプリアンプと、前記プリアンプの前段に設けられ、前記光信号が光ファイバを伝播することにより生じる波長分散の分散補償を可変的に行う可変分散補償器と、前記雑音光が前記可変分散補償器を通過した場合に前記雑音光のレベルが所望レベルから変動してしまう場合には、スイッチ切り替え指示にもとづいて、アンプ立ち上げモードでは、前記雑音光は前記可変分散補償器へ入力せずに前記プリアンプへ入力する回避ルートを選択し、運用モードでは、前記光信号は前記可変分散補償器に入力して分散補償された後に前記プリアンプへ入力する通過ルートを選択するようにスイッチングを行うスイッチ部と、前記監視制御信号によりアンプ立ち上げモードを認識した際は、前記回避ルートを選択するための前記スイッチ切り替え指示を出力し、運用モード時には、前記通過ルートを選択するための前記スイッチ切り替え指示を出力するスイッチ制御部と、から構成される第2のノードと、
    を有することを特徴とする光伝送システム。
  2. 前記回避ルート上に光減衰器を設置して、前記可変分散補償器で生じる光損失量のばらつきを吸収し、1波の前記光信号が前記通過ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルと、前記雑音光が前記回避ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルとを等しくすることを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。
  3. 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
    アンプ立ち上げモードでは雑音光を光ファイバ上へ出力し、運用モードでは光信号を増幅して光ファイバ上へ出力するポストアンプを含む第1のノードと、
    アンプ立ち上げモード時には、雑音光を受信してゲイン設定を行い、運用モード時には、光信号を受信して増幅するプリアンプと、前記プリアンプの前段に設けられ、光信号が光ファイバを伝播することにより生じる波長分散の分散補償を可変的に行う可変分散補償器と、前記可変分散補償器の入力側と出力側の光レベルを検出する光レベル検出部と、前記雑音光が前記可変分散補償器を通過した場合に前記雑音光のレベルが所望レベルから変動してしまう場合には、スイッチ切り替え指示にもとづいて、アンプ立ち上げモードでは、雑音光は前記可変分散補償器へ入力せずに前記プリアンプへ入力する回避ルートを選択し、運用モードでは、光信号は前記可変分散補償器に入力して分散補償された後に前記プリアンプへ入力する通過ルートを選択するようにスイッチングを行うスイッチ部と、前記ポストアンプから出力される1波の前記光信号及び前記雑音光のそれぞれの受信レベルを、前記光レベルから推定してしきい値を求め、前記しきい値にもとづいて、アンプ立ち上げモードまたは運用モードを認識して、各モードに対応する前記スイッチ切り替え指示を出力するスイッチ制御部と、から構成される第2のノードと、
    を有することを特徴とする光伝送システム。
  4. 前記回避ルート上に光減衰器を設置して、前記可変分散補償器で生じる光損失量のばらつきを吸収し、1波の前記光信号が前記通過ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルと、前記雑音光が前記回避ルートを流れたときの前記プリアンプの受信レベルとを等しくすることを特徴とする請求項3記載の光伝送システム。
  5. 光信号の伝送を行う光伝送システムにおいて、
    アンプ立ち上げモードでは雑音光を光ファイバ上へ出力し、運用モードでは光信号を増幅して光ファイバ上へ出力するポストアンプを含む第1のノードと、
    アンプ立ち上げモード時には、雑音光を受信してゲイン設定を行い、運用モード時には、光信号を受信して増幅するプリアンプと、前記プリアンプの前段に設けられ、光信号が光ファイバを伝播することにより生じる波長分散の分散補償を可変的に行う可変分散補償器と、前記可変分散補償器の入力側で光スペクトルの検出を行うスペクトル検出部と、前記雑音光が前記可変分散補償器を通過した場合に前記雑音光のレベルが所望レベルから変動してしまう場合には、スイッチ切り替え信号にもとづいて、アンプ立ち上げモードでは、雑音光は前記可変分散補償器へ入力せずに前記プリアンプへ入力する回避ルートを選択し、運用モードでは、光信号は前記可変分散補償器に入力して分散補償された後に前記プリアンプへ入力する通過ルートを選択するようにスイッチングを行うスイッチ部と、前記光スペクトルにもとづき、アンプ立ち上げモードまたは運用モードを認識して、各モードに対応する前記スイッチ切り替え信号を出力するスイッチ制御部と、から構成される第2のノードと、
    を有することを特徴とする光伝送システム。
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