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JP4442578B2 - Ad変換装置、物理量分布検出装置および撮像装置 - Google Patents
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Ad変換装置、物理量分布検出装置および撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、AD(アナログ−デジタル)変換装置、物理量分布検出装置および撮像装置に関する。
物理量の分布を検出する物理量分布検出装置として、例えば、入射光の光量を検出する光電変換素子を含む単位画素(単位センサ)が行列状に2次元配置されてなる固体撮像装置がある。そして、固体撮像装置は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサに代表される電荷転送型固体撮像装置と、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサに代表されるX−Yアドレス型固体撮像装置とに大別される。
近年、従来主流であったCCDイメージセンサに代わって、CMOSイメージセンサが注目を集めている。これは、製造に専用プロセスを必要とし、また、その動作には複数の電源電圧が必要であり、さらに複数の周辺ICを組み合わせて動作させる必要があるために、システムが非常に複雑化するといったCCDイメージセンサが抱える種々の問題を、CMOSイメージセンサが克服しているからである。
CMOSイメージセンサは、その製造には世界中で生産されている一般的なCMOS型集積回路と同様の製造プロセスを用いることが可能であり、また単一電源での駆動が可能であり、さらにCMOSプロセスを用いたアナログ回路や論理回路を同一チップ内に混在させることができるために、周辺ICの数を減らすことができるといった、非常に大きなメリットを複数持ち合わせている。
CCDイメージセンサはその出力回路がFD(Floating Diffusion)アンプを用いた1ch出力が主流なのに対して、CMOSイメージセンサは各画素毎にFDアンプを持ち合わせており、その出力は、画素が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部の中のある一行を選択し、それらを同時に列方向へと読み出すような列並列出力型が主流である。これは、画素内に配置されたFDアンプでは十分な駆動能力を得ることは難しく、したがってデータレートを下げることが必要で、並列処理が有利とされているからである。
この並列出力型CMOSイメージセンサの信号出力回路については様々な構成ものが考案されている。その最も進んだ形態の一つとして、列毎にAD変換器を配置してなり、画素信号をデジタル信号として取り出す構成の列並列型AD変換装置を搭載したCMOSイメージセンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−323331号公報
列並列型AD変換装置を搭載したCMOSイメージセンサにおいて、列毎に配置されるAD変換器としては、選択行毎に単位画素から列信号線を経由して得られるアナログ信号を、ランプ(RAMP)波の参照電圧Vrefと比較器で比較することで、アナログ信号を時間軸方向に変換し、その時間を計測することによってデジタル信号に変換する構成のものが用いられる。
ここで、列並列型AD変換装置を搭載したCMOSイメージセンサにおいて、列毎に配置されるAD変換器で用いられる比較器について考える。
図9は、2入力比較器の一般的な回路図である。図9に示すように、本比較器は、差動対トランジスタ101,102、能動負荷トランジスタ103,104および定電流源トランジスタ105から構成される差動アンプ型の比較器である。
この差動アンプ型の比較器において、差動対トランジスタ101,102の各ゲート端子が入力端子となり、これら入力端子には参照電圧Vrefおよび信号電圧Vxがそれぞれ入力される。そして、差動対トランジスタ101,102の一方のトランジスタ101のドレイン端子がこの比較器の出力端子になる。
一般的に、差動アンプ型の比較器は入力電圧がクロスするポイントで出力の極性が反転するが、トランジスタ特性のばらつきによりクロスするポイントにオフセット電圧を持つのが普通である。
図10に、一般的なトランジスタの電流特性を示す。一般的なトランジスタでは、ゲート-ソース間電圧Vgsが閾値電圧を超えた所から電流Idsが2乗特性を持って流れ出す。トランジスタ特性にばらつきがあれば、特性S11,S12のように、同じバイアス電圧を与えても流れる電流には差がでてくる。これをそのまま比較器の差動対トランジスタ101,102として用いる場合を考えると、同じ入力電圧になっても電流特性に差があるために比較器として反転せず、ある電圧差がついた所でようやく電流値が同じになるので比較器として反転できることになる。その反転に必要な電圧差がいわゆる入力電圧オフセットであり、多かれ少なかれどんな差動アンプにも存在する。
従来、列並列AD変換装置搭載CMOSイメージセンサでは、この比較器のオフセットがそのままAD変換精度の誤差につながらないように工夫がなされている。具体的には、1回目と2回目、2度のAD変換を行い、最終的にCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)のための減算処理を行うことで、1回目と2回目に同じように乗ってくる誤差成分を相殺し、完全に除去するようにしている。したがって、比較器のオフセットも、1回目と2回目で同じ量だけ発生していれば、減算処理によって完全に相殺されるために、何ら問題にならないことになる。
この前提条件を考える上で問題となってくるのが、トランジスタのバックバイアス効果である。1回目の変換では、単位画素のリセットレベルを読み出すために、信号の取りうる範囲はかなり限られているが、2回目の変換では、入射光量に依存した信号を読み出すために、信号の取りうる範囲は広く、また1回目とは離れた値を取り得る。
図11に、その動作の概略を示す。1回目と2回目の変換では信号の取りうる範囲が違うため、比較器としては反転するポイント(コモンモード電圧)が大きく異なる。この状況を電流特性で考えるため再び図10に戻る。差動対トランジスタ101,102のバックゲートは接地されているために、入力電圧の違いはそのままバックバイアス効果となって現れる。
バックバイアス効果によりトランジスタの閾値電圧は大きく変化するが、特性S11,S12のようにトランジスタ特性にばらつきがあると、当然バックバイアス効果のかかり方にもばらつきを生じ、結果的に、1回目と2回目の変換の比較器のオフセット電圧が変化してしまうことになる。これはAD変換特性にそのまま影響してしまうために大きな問題となる。
比較器は画素列毎に共通であるために、この問題は画像としては輝度に依存した縦すじ状の変換誤差となって見える。特に、入射光量(出力信号量)に依存した縦すじ状の変換誤差になる。縦すじは誤差としては目立ちやすい分類に入り、また出力信号量に依存して縦すじが発生するためにデジタル信号処理による補正も難しく、大きな問題である。
一般的に、バックバイアス効果を無視するためには、図12に示すような差動アンプ形式を用いる。図9との違いは、差動対トランジスタ111,112のバックゲート(Well)がソース端子につながっている点にある。差動対トランジスタ111,112のバックゲートをソース端子につなぐと、ゲートのバイアス電圧が変わってもバックバイアス効果を生じることは無い。ところが、レイアウト効率を考えると、この方法は極めて非効率であり、採用するには難がある。
比較器のレイアウトの説明をする前に、図13を用いて単位画素の画素構造について説明する。本画素構造では、N型半導体基板201およびPウェル202の構造を採用し、N型不純物拡散領域203とPウェル202とのNP接合によってフォトダイオード204が形成されている。このフォトダイオード204の基板表面側には、感度の向上と暗電流の低減を図るために、正孔蓄積層205が形成されている。
この画素構造において、フォトダイオード204で光電変換された信号電荷はN型不純物拡散領域203に蓄積される。この蓄積された信号電荷は、転送トランジスタのゲート電極206下のチャネルを通してFD(フローティングディフュージョン)部207に転送され、当該FD部207で電気信号に変換されて読み出される。
ここで、画素にとって大敵なのは暗電流の発生である。こりの暗電流の発生を少しでも抑えるためには、Pウェル202の下にN型基板201を設けることが有効である。よって、Nsub(N型基板)ウエハを用いたWell in Well構造を採ることが設計上最も望ましい。
さて、このNsub Well in Well構造を持つ半導体上に、図9に示す比較器の差動入力部をレイアウトした場合の概形を図14に示す。
図14において、301がN型基板、302がPウェル、303がPウェル302にGND電圧を印加するための基板コンタクト、304がトランジスタのアクティブ領域、305がトランジスタのゲート電極、306がソース、ドレインの取り出し用基板コンタクト、307が素子分離領域である。
単位画素の信号を列並列で読み出す列並列AD変換装置搭載CMOSイメージセンサの場合、読み出し回路は画素ピッチ(単位画素交互間の距離)に合わせて列の数だけ規則的に並ぶことになる。画素ピッチは近年小型化の一歩をたどっており、最先端のものでは約2μm程度である。よって、ここに回路を並べるためには極めて効率的なレイアウトが必要である。
図15に、図12の回路をレイアウトした場合の概形を示す。図15中、図14と同等部分には同一符号を付して示している。バックバイアス効果を無視するために、Pウェルをトランジスタのソース端子につないでいるが、もちろん隣の列のトランジスタのソース端子とは分離されていないといけないので、Pウェル302が列毎に分離されることになる。
しかし、Nsub Well in Well構造において、Pウェル302を分離するためには、図15に示すように、N型基板301を表面まで露出させる必要がある。したがって、図15からもわかるように、比較器の差動入力部をレイアウトした際に、そのレイアウトが極めて非効率的である。
そこで、本発明は、複数のAD変換器に用いられる比較器が一般的かつ単純な差動アンプ構造を持ちながら、バックバイアス効果の影響を受けずに、かつレイアウト効率も高いAD変換装置、当該AD変換装置を搭載した物理量分布検出装置および撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、アナログ信号をスロープ状の参照信号と比較する差動比較器が複数配置されてなり、当該複数の差動比較器の比較出力を基準にアナログ信号を時間軸方向に変換し、その時間を計測することによってデジタル信号を得るAD変換装置において、前記差動比較器の差動対トランジスタのバックゲート端子に、前記参照信号と交流的に同じ波形の電圧信号を印加する構成を採っている。
上記構成のAD変換装置において、差動対トランジスタのバックゲート端子に、参照信号と交流的に同じ波形の電圧信号を印加することで、差動対トランジスタのバックゲートの電圧が、参照電圧が入力される側のトランジスタのゲート電圧と一緒に変化することになるために、比較器の反転ポイントのDC電圧に依らす、ゲート電圧とバックゲート電圧の差は一定である。これにより、比較器がどのポイントで反転しようと、バックバイアス効果の影響を受けることがない。
本発明によれば、バックバイアス効果の影響を受けることがないために、AD変換誤差が発生することはなく、しかも、差動対トランジスタのバックゲート端子をソース端子と接続しなくても良いために、レイアウト効率も高い。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される物理量検出装置、例えば列並列AD変換装置搭載CMOSイメージセンサ10の構成を示すブロック図である。
図1において、単位画素11は、フォトダイオードおよび画素内アンプを有し、行列状に2次元配置されることによって画素アレイ部12を構成している。この画素アレイ部12のn行m列の画素配置に対し、行毎に行制御線13(13−1,13−2,…,13−n)が配線され、列毎に列信号線14(14−1,14−2,…,14−m)が配線されている。画素アレイ部12の行アドレスや行走査の制御は、行走査回路15により行制御線13−1,13−2,…,13−nを介して行われる。
列信号線14−1,14−2,…,14−mの一端側には、これら列信号線14−1,14−2,…,14−m毎にAD変換器(以下、「ADC」と記述する)16が配置されてカラム処理部(列並列ADCブロック)17を構成している。また、ADC16の各々に対して、ランプ(RAMP)波形(スロープ状の波形)の参照電圧Vrefを生成するランプ波生成回路18と、所定周期のクロックCKに同期してカウント動作を行うことにより、後述する比較器20で比較動作が行われる時間を計測するカウンタ19とが設けられている。ランプ波生成回路18は、例えば、デジタル−アナログ変換器(以下、DAC(Digital-Analog Converter)と略す)18Aを用いて構成される。
ADC16は、行制御線13−1,13−2,…,13−n毎に、選択行の単位画素11から列信号線14−1,14−2,…,14−mを経由して得られるアナログ信号を、DAC18Aで生成される参照電圧Vrefと比較する比較器20と、この比較器20の比較出力に応答してカウンタ19のカウント値を保持するメモリ装置21とからなり、単位画素11から与えられるアナログ信号をNビットのデジタル信号に変換する機能を有している。
カラム処理部17のADC16の各々に対する列アドレスや列走査の制御は、列走査回路22によって行われる。すなわち、ADC16の各々でAD変換されたNビットのデジタル信号は、列走査回路22による列走査によって順に2Nビット幅の水平出力線23に読み出され、当該水平出力線23によって信号処理回路24まで伝送される。信号処理回路24は、2Nビット幅の水平出力線113に対応した2N個のセンス回路、減算回路および出力回路などによって構成されている。
タイミング制御回路25は、マスタークロックMCKに基づいて行走査回路15、ADC16、ランプ波生成回路18、カウンタ19および列走査回路112などの各動作に必要なクロック信号やタイミング信号を生成し、これらクロック信号やタイミング信号を該当する回路部分に供給する。
次に、上記構成の列並列AD変換装置搭載CMOSイメージセンサ10の動作を、図2のタイミングチャートを用いて説明する。
ある選択行の単位画素11からの列信号線14−1,14−2,…,14−mへの1回目の読み出し動作が安定した後、DAC18Aからランプ波の参照電圧Vrefを比較器20に与えることで、当該比較器20において列信号線14−1,14−2,…,14−mの信号電圧Vxと参照電圧Vrefとの比較動作が行われる。この比較動作において、参照電圧Vrefと信号電圧Vxとが等しくなったときに、比較器20の比較出力Vcoの極性が反転する。この比較器20の反転出力を受けて、メモリ装置21には比較器20での比較時間に応じたカウンタ19のカウント値N1が保持される。
この1回目の読み出し動作では、単位画素11のリセット成分ΔVtの読み出しが行われる。このリセット成分ΔVt内には、単位画素11毎にばらつく固定パターンノイズがオフセットとして含まれている。しかし、このリセット成分ΔVtのばらつきは一般に小さく、またリセットレベルは全画素共通であるため、1回目の読み出し時の列信号線14の信号電圧Vxはおおよそ既知である。したがって、1回目のリセット成分ΔVtの読み出し時には、ランプ波形の参照電圧Vrefを調整することにより、比較器20での比較期間を短くすることが可能である。本従来例では、7ビット分のカウント期間(128クロック)でリセット成分ΔVtの比較を行っている。
2回目の読み出しでは、リセット成分ΔVtに加え単位画素11毎の入射光量に応じた信号成分の読み出しが、1回目の読み出しと同様の動作によって行われる。すなわち、ある選択行の単位画素11から列信号線14−1,14−2,…,14−mへの2回目の読み出し動作が安定した後、DAC18Aからランプ波の参照電圧Vrefを比較器20に与えることで、当該比較器20において列信号線14−1,14−2,…,14−mの信号電圧Vxと参照電圧Vrefとの比較動作が行われる。
参照電圧Vrefが比較器20に与えられると同時に、カウンタ19で2回目のカウントがなされる。そして、2回目の比較動作において、参照電圧Vrefと信号電圧Vxとが等しくなったときに、比較器20の比較出力Vcoの極性が反転する。この比較器20の反転出力を受けて、メモリ装置21には比較器20での比較時間に応じたカウンタ19のカウント値N2が保持される。このとき、1回目のカウント値N1と2回目のカウント値N2とは、メモリ装置21内の異なった場所に保持される。
上述した一連のAD変換動作の終了後、列走査回路112による列走査により、メモリ装置21に保持されている1回目と2回目のそれぞれNビットのデジタル信号が2N本の水平出力線23を経て信号処理回路24に供給され、当該信号処理回路24内の減算回路(図示せず)において(2回目の信号)−(1回目の信号)の減算処理、即ちCDSのための減算処理がなされた後に外部へ出力される。その後、順次行毎に同様の動作が繰り返されることによって2次元画像が生成される。
以上説明した列並列AD変換装置搭載のCMOSイメージセンサ10において、本発明では、行制御線13−1,13−2,…,13−n毎に、単位画素11から列信号線14−1,14−2,…,14−mを経由して得られるアナログ信号を、スロープ状の参照電圧Vrefと比較することで、アナログ信号を時間軸方向に変換し、その時間を計測することによってデジタル信号を得るAD変換装置の構成を特徴としている。
[第1実施形態]
図3は、本発明の第1実施形態に係るAD変換装置の比較器部分の構成例を示す回路図である。
図3に示すように、本実施形態に係るAD変換装置は、列信号線14−1,14−2,…,14−mに対して、画素ピッチ(単位画素11相互の行方向の間隔)に合わせて例えば画素列の数だけ、即ち1対1の対応関係をもって配置された比較器20(20−1,…20−2,…,20−m)を有する構成となっている。比較器20−1,…20−2,…,20−mとしては、差動アンプ型の比較器(差動比較器)が用いられる。
具体的には、比較器20−1,…20−2,…,20−mは各々、ソース端子が共通に接続されて差動動作をなす差動対トランジスタ31,32と、これら差動対トランジスタ31,32の各ドレイン端子と第1電源(例えば、電源Vdd)との間に接続され、ゲート端子が互いに共通に接続された能動負荷トランジスタ33,34と、差動対トランジスタ31,32のソース共通接続ノードと第2電源(例えば、グランド)との間に接続された定電流源トランジスタ35とから構成されている。能動負荷トランジスタ33は、ゲート端子とドレイン端子とが共通に接続されたダイオード接続構成となっている。
この差動アンプ型の比較器20−1,…20−2,…,20−mを有するAD変換装置において、差動対トランジスタ31,32の一方(31)のゲート端子には、ランプ波生成回路18からランプ波(スロープ状)の参照電圧Vrefが共通に印加され、他方(32)のゲート端子には、列信号線14−1,14−2,…,14−mを経由して単位画素11の各々からアナログ信号(画素信号)が印加される。
差動対トランジスタ31,32のバックゲートは、独立したひとつのノード(端子)として取り出されている。このノードは、列毎に、即ち比較器20−1,…20−2,…,20−m毎に分離されているわけではなく、比較器20−1,…20−2,…,20−m相互間で共通した一本のノード(Well)である。
この差動対トランジスタ31,32の両方のバックゲート端子には、ランプ波の参照電圧Vrefと交流的に同じ波形のバックゲート電圧VrefBGが少なくともAD変換期間に印加される。このバックゲート電圧VrefBGは、例えば、ランプ波の参照電圧Vrefをレベルシフト(L/S)回路40を用いて直流的に低電位側へレベルシフトすることによって生成される。レベルシフト回路40は、特許請求の範囲の電圧印加手段に相当する。
次に、上記構成の本実施形態に係るAD変換装置における比較器20(20−1,…20−2,…,20−m)の動作原理について、図4の波形図を用いて説明する。
比較器20の差動入力の一方、即ち差動対トランジスタ31,32の一方のトランジスタ31のゲート端子にはランプ波の参照電圧Vrefが入力され、比較器20の差動入力の他方、即ち差動対トランジスタ31,32の他方のトランジスタ32のゲート端子には単位画素11から画素信号が入力され、さらに両方のバックゲート端子には参照電圧Vrefと交流的に同じ波形のバックゲート電圧VrefBGが印加される。
比較器20が反転するポイントにおいては、オフセット電圧を無視すれば、その差動入力電圧は同じ電圧値になっている。ここで、この反転ポイントにおけるゲート電圧とバックゲート電圧(Wellの電圧)の関係に変化があると、バックバイアス効果の影響でオフセット電圧までが変化してしまう可能性があることは先に述べた通りである。
これに対し、本実施形態に係るAD変換装置においては、差動対トランジスタ31,32の両方のバックゲートに参照電圧Vrefと交流的に同じ波形のバックゲート電圧VrefBGを印加することで、差動対トランジスタ31,32のバックゲートの電圧が、参照電圧Vrefが入力される側のトランジスタ31のゲート電圧と一緒に変化することになるために、比較器20の反転ポイントのDC電圧に依らず、ゲート電圧とバックゲート電圧の差Vgbは一定である。これにより、比較器20がどのポイントで反転しようと、バックバイアス効果の影響を受けることがないために、AD変換誤差が発生することは無い。
図5に、本実施形態に係るAD変換装置における比較器20の差動入力部についてのレイアウトの概形を示す。
図5において、N型基板51上のPウェル52についてはグランド(GND)に落とす訳ではないので、他のトランジスタ、例えば図3の定電流源トランジスタ35とはWellを分離する必要がある。ただし、列毎に独立に分離する訳では無いので、図15に示すように、画素ピッチを刻む領域に縦にN型基板51を露出する必要は無く、横方向に上下1本ずつN型基板領域51A,51Bを通すだけで良い。よって、画素ピッチに縛られることはなく、多少縦方向にレイアウト領域が広がるだけで、チップ全体として見れば全く問題にならない程度の領域増加で済むことになる。
分離されたPウェル52の電位としては、ランプ波の参照電圧Vrefと交流的に同じ波形のバックゲート電圧VrefBGが供給されることになるが、Pウェル52の抵抗は比較的高いので、メタル等で形成された低抵抗配線53を通して供給するようにし、さらに基板コンタクト54を多く取るようにする。これにより、Pウェル52の電位として、バックゲート電圧VrefBGを参照電圧Vrefに対して遅れることなく供給できることになる。低抵抗配線53を配線し、基板コンタクト54を多く取ったとしても、図14に示す従来の構成と変化無いので、特に面積的に問題になることはない。
なお、図5において、55が差動対トランジスタ31,32のアクティブ領域、56が差動対トランジスタ31,32のゲート電極、57がソース、ドレインの取り出し用基板コンタクトである。
上述したように、単位画素11から列信号線14−1,14−2,…,14−mを経由して得られるアナログ信号をランプ波(スロープ状)の参照電圧Vrefと比較する差動アンプ型の比較器(差動比較器)が複数配置されてなり、当該複数の比較器20(20−1,…20−2,…,20−m)の比較出力を基準にアナログ信号を時間軸方向に変換し、その時間を計測することによってデジタル信号を得るAD変換装置において、比較器20(20−1,…20−2,…,20−m)を構成する差動対トランジスタ31,32のバックゲートに、ランプ波の参照電圧Vrefと交流的に同じ波形のバックゲート電圧VrefBGを印加する構成を採ることで、比較器20が一般的かつ単純な差動アンプ構造を持ちながら、バックバイアス効果の影響を受けることはなく、しかも差動対トランジスタ31,32のバックゲート端子をソース端子と接続しなくても良いために、レイアウト効率も高い。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係るAD変換装置の比較器部分の構成例を示す回路図であり、図中、図3と同等部分には同一符号を付して示している。本実施形態に係るAD変換装置では、第1実施形態に係るAD変換装置におけるレベルシフト回路40を具体化した構成を特徴としている。
差動対トランジスタ31,32のバックバイアス効果を除去する最適の方法としては、先述した通り、ソース端子とバックゲート端子とを接続することである(図12参照)。この接続状態ではもちろん、ソースの電圧とバックゲートの電圧は同じ電圧になる。そこで、擬似的にソースの電圧とバックゲートの電圧を同じにするようにしたのが、本実施形態に係るAD変換装置におけるレベルシフト回路41である。
具体的には、本実施形態に係るAD変換装置におけるレベルシフト回路41は、電源Vddとグランドとの間に直列に接続された3つのトランジスタ411,412,413からなるソースフォロワ回路によって形成されている。トランジスタ411は、ゲート端子とドレイン端子とが共通に接続されたダイオード接続構成となっている。トランジスタ412は、ソース端子とバックゲート端子とが相互に接続されており、ランプ波の参照電圧Vrefをゲート入力とし、レベルシフト後のバックゲート電圧VrefBGをソース出力とする。
ここで、トランジスタ411は、比較器20内の能動負荷トランジスタ33(または、能動負荷トランジスタ34)と同じ電流密度を持つようにし、やはり、トランジスタ412は差動対トランジスタ31と、トランジスタ413は定電流源トランジスタ35とそれぞれ同じ電流密度を持つようにする。
そうすることで、例えばトランジスタ31とトランジスタ412とを比べると、同じゲート電圧とバックゲート電圧を持ち、かつ同じ電流密度を持っているので、かならずソース電圧も同じになる。トランジスタ412はソース端子とバックゲート端子とが接続されているために、結果的に、トランジスタのばらつき成分を無視すれば、トランジスタ31のソース電圧とバックゲート電圧とを完全に同じにすることができる。バイアス条件としては、常に図12の状態と同じにすることができ、かつ実際には列毎にWellを分離していないのでレイアウト効率を損なうことも無い。
なお、ここでは、「同じ電流密度を持つ」と記述したが、密度が同じだけで、電流値自体を揃える訳ではない。レベルシフト回路41には、Pウエル52を駆動できるだけの駆動能力が求められるので、出力インピーダンスを低めに設定する必要がある。一方、比較器20の方は列の数だけ並列に並ぶので、1つ当たりにあまり大きな電流を流すことはできないし、大きな電流を流す必要も無い。よって、レベルシフト回路41には、比較器20で使用しているトランジスタと同じレイアウト形状のトランジスタを複数個並べ、それぞれ1個当たりに着目すると、ソースフォロワ部も比較器部も同じ電流密度になるように工夫して配置されていることが望ましい。
上述したように、ランプ波の参照電圧Vrefをレベルシフトすることによってバックゲート電圧VrefBGを生成するレベルシフト回路41を、比較器20の差動対トランジスタ31,32と同じ電流密度を持つトランジスタ412を用いたソースフォロワ回路によって形成することにより、差動対トランジスタ31,32のソース電圧とバックゲート電圧を擬似的に同じにすることができ、トランジスタとしては最も効率的なバイアス条件で動作することができる。
[第3実施形態]
図7は、本発明の第3実施形態に係るAD変換装置の比較器部分の構成例を示す回路図であり、図中、図6と同等部分には同一符号を付して示している。
本実施形態に係るAD変換装置では、比較器20′(20−1′,…20−2′,…,20−m′)が、入力部に設けられた容量素子36,37と、差動対トランジスタ31,32の各ゲート端子とドレイン端子との間に接続されたスイッチ素子38,39からなるオフセット除去回路を備えた構成となっている。
先述したように、列並列AD変換装置においては、画素信号の1回の読み出しにつき2度のAD変換を行う必要があるが、1回目のAD変換では画素側はリセットレベルを出力するので値の取りうる範囲が狭く、変換時間を短めに設定することができる。しかし、画素のリセットレベルと言えどもやはり画素毎に大きなばらつきがあり、また、比較器自身にも入力電圧オフセットに大きなばらつきがあるので、第1,第2実施形態の場合のように、ランプ波参照電圧Vrefおよび画素信号が直接比較器20に入力される構造では、そのばらつき量を十分吸収できるくらいのAD変換時間を用意する必要がある。
この1回目の変換時間をできるだけ短くしようと思ったら、オフセットをあらかじめ吸収してしまうのが有効である。すなわち、画素がリセットレベルを出力し、ランプ波の参照電圧Vrefが初期電圧を出力している状態で、スイッチ素子38,39をONすることで、画素のオフセット電圧と比較器20′のオフセット電圧がそれぞれ容量素子36,37にチャージされ、スイッチ素子38,39をOFFすることでそれが記憶されるために、容量素子36,37によってオフセット電圧は完全に吸収された形となる。
このような、容量素子36,37およびスイッチ素子38,39からなるオフセット除去回路による作用により、各画素もしくは各列のオフセット電圧を気にすることが無くなるために、1回目の変換時間をかなり短くすることができる。
さて、上記構成のオフセット除去回路を持つ比較器20′の場合、参照電圧Vrefの出力DCレベルと、実際に比較器20′の差動対トランジスタ31,32のゲートにかかる電圧とは異なるものとなってしまうために、図6に示す回路構成のレベルシフト回路41をそのまま使うことはできなくなる。
この問題を解決するために、本実施形態に係るAD変換装置では、図7に示すように、レベルシフト回路41′においても、トランジスタ412のゲート端子に容量素子414を接続するとともに、ゲート端子とドレイン端子との間にスイッチ素子415を接続した構成を採っている。
このレベルシフト回路41′において、比較器20′と同じタイミングでスイッチ素子415をONし、OFFすることで、やはり比較器20′と同じようなゲート電圧をもつようになる。そして、トランジスタのばらつきを無視すれば、第2実施形態で説明したのと同じ理屈で、比較器20′の差動対トランジスタ31,32のソース電圧とバックゲート電圧を完全に同じ電圧に保つことができる。
なお、本実施形態で紹介したオフセットキャンセルの仕組みは、比較器20′の差動対トランジスタ31,32の閾値ばらつきをほぼ完全に吸収することができるが、バックバイアス効果によるオフセット電圧の変動に関しては何ら対策にはならず、したがって本発明の技術思想と合わせて使用することでその効果をより発揮することになる。
上述したように、差動入力部に容量素子36,37を持ち、当該容量素子36,37に自己のオフセット電圧を記憶させることによってオフセットキャンセル動作を行うオフセット除去回路を持つ比較器20′を用いてなるAD変換装置においても、比較器20′と同様のオフセットキャンセル動作を、同じタイミングでレベルシフト回路41′に行わせることにより、バックバイアス効果の影響を受けることがないために、AD変換誤差が発生することは無い。
なお、上記各実施形態では、比較器20,20′の差動対トランジスタ31,32がすべてNchトランジスタで構成した場合を例に挙げて説明したが、Pchトランジスタで構成されている場合も全く同様の議論が成り立つために、本発明は差動対トランジスタ31,32がPchトランジスタで構成されている場合にも有効である。すなわち、Pchトランジスタで構成した場合も、バックゲート(Nwell)をソースに接続して対策しようとした場合、やはりPwellを表層に露出するための分離領域が必要であり、これを列毎に設けることはレイアウト効率を極めて悪化させる。また、P型基板構造のウエハを用いている場合にも同様の議論が成り立つために、本発明はP型基板構造のウエハを用いている場合にも有効である。
また、上記各実施形態では、比較器20を含むADC16が、列信号線14−1,14−2,…,14−mに対して、画素ピッチに合わせて画素列の数だけ、即ち1対1の対応関係をもって配置されてなるAD変換装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこの適用例に限られるものではなく、複数本の列信号線14に対して1つのADC16を配置し、当該ADC16を時分割で使用する構成のAD変換装置に対しても同様に適用可能である。
さらに、上記各実施形態では、単位画素11から列信号線14−1,14−2,…,14−mを通して出力される画素信号(アナログ信号)を、カラム処理回路17においてAD変換するAD変換装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、これは一例に過ぎず、本発明は、単位画素11に内蔵され、当該画素11内で画素信号をAD変換して列信号線14−1,14−2,…,14−mに出力するAD変換器群からなるAD変換装置にも同様に適用可能である。
またさらに、上記各実施形態では、物理量分布検出装置として、例えば被写体からの像光の光量分布を画素単位で物理量分布として検知する固体撮像装置、例えばCMOSイメージセンサを例に挙げて説明したが、本発明はこの適用例に限られるものではなく、MOS型イメージセンサ等のX−Yアドレス方式で、列並列AD変換装置を搭載した固体撮像装置全般に対して同様に適用可能である。さらには、固体撮像装置に限らず、物理量として圧力や静電容量など、他の物理量を単位センサ単位で検出する物理量分布検出装置全般に対して適用可能である。
ただし、本発明は、物理量分布検出装置に搭載されたAD変換装置への適用に限定されるものではなく、アナログ信号をスロープ状の参照電圧Vrefと比較する差動アンプ型の比較器(差動比較器)が複数配置されてなり、当該複数の比較器の比較出力を基準にアナログ信号を時間軸方向に変換し、その時間を計測することによってデジタル信号を得るAD変換装置単体に対しても適用することが可能である。
[適用例]
上記各実施形態に係る列並列AD変換装置を搭載したCMOSイメージセンサ10は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話等のモバイル機器向けカメラモジュール等の撮像装置において、その撮像デバイス(画像入力装置)として用いて好適なものである。
図8は、本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、本例に係る撮像装置は、レンズ61を含む光学系、撮像デバイス62、カメラ信号処理回路63およびシステムコントローラ64等によって構成されている。
レンズ61は、被写体からの像光を撮像デバイス62の撮像面に結像する。撮像デバイス62は、レンズ61によって撮像面に結像された像光を画素単位で電気信号に変換して得られる画像信号を出力する。この撮像デバイス62として、先述した各実施形態に係る列並列AD変換装置を搭載したCMOSイメージセンサ10が用いられる。
カメラ信号処理部63は、撮像デバイス62から出力される画像信号に対して種々の信号処理を行う。システムコントローラ64は、撮像デバイス62やカメラ信号処理部63に対する制御を行う。特に、撮像デバイス62の列並列AD変換装置が、画素全ての情報を読み出すプログレッシブ走査方式での通常フレームレートモードと、通常フレームレートモード時に比べて、画素の露光時間を1/Mに設定してフレームレートをM倍に上げる高速フレームレートモードとの各動作モードに対応したAD変換動作が可能であれば、外部からの指令に応じて動作モードの切り替え制御などを行う。
上述したように、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話等のモバイル機器向けカメラモジュール等の撮像装置において、その撮像デバイス62として先述した各実施形態に係る列並列AD変換装置を搭載したCMOSイメージセンサを用いることで、当該AD変換装置を構成する比較器20が一般的かつ単純な差動アンプ構造を持ちながら、バックバイアス効果の影響を受けないことから、バックバイアス効果に起因する縦すじを低減し、画質の向上を図ることができるとともに、レイアウト効率も高いことために撮像装置の小型化に寄与できる。
本発明が適用される列並列AD変換装置搭載のCMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。 列並列AD変換装置搭載のCMOSイメージセンサの動作説明に供するタイミングチャートである。 本発明の第1実施形態に係るAD変換装置の構成を示す回路図である。 第1実施形態に係るAD変換装置の動作原理の説明に供する波形図である。 第1実施形態に係るAD変換装置のレイアウトの概形を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るAD変換装置の構成を示す回路図である。 本発明の第3実施形態に係るAD変換装置の構成を示す回路図である。 本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。 2入力比較器の一般的な回路図である。 一般的なトランジスタの電流特性図である。 1回目と2回目のAD変換での信号の取りうる範囲の違いを示す波形図である。 バックバイアス効果を無視するための差動アンプ形式の比較器を示す回路図である。 単位画素の画素構造を示す断面図である。 Nsub Well in Well構造を持つ半導体上に一般的な比較器の差動入力部をレイアウトした場合の概形を示す図である。 バックバイアス効果を無視するための差動アンプ形式の比較器をレイアウトした場合の概形を示す図である。
符号の説明
10…列並列AD変換装置搭載のCMOSイメージセンサ、11…単位画素、12…画素アレイ部、13(13−1〜13−n)…行制御線、14(14−1〜14−m)…列信号線、15…行走査回路、16…ADC(AD変換器)、17…カラム処理部、18…ランプ波生成回路、19…カウンタ、20…(20−1〜20−m,20−1′〜20−m′)…比較器、21…メモリ装置、22…列走査回路、23…水平出力線、24…信号処理回路、25…タイミング制御回路、31,32…差動対トランジスタ、33,34…能動負荷トランジスタ、35…定電流源トランジスタ、40,41,41′…レベルシフト回路

Claims (8)

  1. アナログ信号をスロープ状の参照信号と比較する差動比較器が複数配置されてなり、当該複数の差動比較器の比較出力を基準にアナログ信号を時間軸方向に変換し、その時間を計測することによってデジタル信号を得るAD変換装置であって、
    前記差動比較器の差動対トランジスタのバックゲート端子に、前記参照信号と交流的に同じ波形の電圧信号を印加する電圧印加手段
    を備えたことを特徴とするAD変換装置。
  2. 前記電圧印加手段は、少なくともAD変換期間において前記同じ波形の電圧信号を前記差動対トランジスタのバックゲート端子に印加する
    ことを特徴とする請求項1記載のAD変換装置。
  3. 前記電圧印加手段は、前記参照信号を直流的にレベルシフトするレベルシフト回路からなる
    ことを特徴とする請求項1記載のAD変換装置。
  4. 前記レベルシフト回路は、前記差動対トランジスタと同じ電流密度を持つトランジスタを用いて形成されるソースフォロワ回路からなる
    ことを特徴とする請求項3記載のAD変換装置。
  5. 前記差動比較器は、前記差動対トランジスタの各入力部に容量素子を持ち、当該容量素子に自己のオフセット電圧を記憶させることによってオフセットキャンセル動作を行うオフセット除去回路を有し、
    前記ソースフォロワ回路は、前記オフセット除去回路と同じオフセットキャンセル動作を同じタイミングで行う
    ことを特徴とする請求項4記載のAD変換装置。
  6. 前記差動対トランジスタが前記複数の差動比較器に亘って同じウェルで形成され、かつ他の回路とウェルが分離されている
    ことを特徴とする請求項1記載のAD変換装置。
  7. 物理量を検知する単位センサが行列状に2次元配置されてなるセンサアレイ部と、
    前記単位センサで得られるアナログ信号をスロープ状の参照信号と比較する差動比較器が複数配置されてなり、当該複数の差動比較器の比較出力を基準にアナログ信号を時間軸方向に変換し、その時間を計測することによってデジタル信号を得るAD変換手段と、
    前記差動比較器の差動対トランジスタのバックゲート端子に、前記参照信号と交流的に同じ波形の電圧信号を印加する電圧印加手段と
    を備えたことを特徴とする物理量分布検出装置。
  8. 入射光を電気信号に変換する光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配置されてなる固体撮像素子と、
    被写体からの光を前記固体撮像素子の撮像面上に導く光学系とを具備し、
    前記固体撮像素子は、
    前記単位画素で得られるアナログ信号をスロープ状の参照信号と比較する差動比較器が複数配置されてなり、当該複数の差動比較器の比較出力を基準にアナログ信号を時間軸方向に変換し、その時間を計測することによってデジタル信号を得るAD変換手段と、
    前記差動比較器の差動対トランジスタのバックゲート端子に、前記参照信号と交流的に同じ波形の電圧信号を印加する電圧印加手段とを有する
    ことを特徴とする撮像装置。
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