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JP4443742B2 - 開封装置 - Google Patents
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JP4443742B2 - 開封装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部材を密封収納する袋の開封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
温水により等方加圧を行う加圧成形装置において、加圧対象となるワークは、ポリエチレン等の袋に納められた状態で加圧成形が行われる。これは、ワークに圧力の媒体となる温水がしみこまないようにするためである。加圧終了後、袋は手作業で開封され、ワークが取り出されていた。具体的には、袋の1辺またはいくつかの辺を刃物で切断し、ワークからフィルムを剥(む)くようにして、袋の開封、ワークの取り出しを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上の開封方法において、袋の一部を切断後も、袋どうしおよび袋とワークは密着しており、これを引き剥(は)がすのは、手間がかかっていた。さらに、ワークは温水で暖められているために、作業にどうしても時間がかかってしまうという問題があった。
【0004】
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたものであり、袋に密封されたワークを取り出す作業を容易なものとすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる開封装置は、板状部材を密封収納する袋を開封する装置である。前記袋は、板状部材を収納した状態で、少なくとも開封対象となる縁の部分は、板状部材からせり出したつば状部分を有するものである。
【0005】
前述の課題を解決するために、本発明にかかる開封装置は、前記袋に密封収納された板状部材を載置するテーブルと、前記袋の開封対象の縁を、切断するカッターと、を有し、前記テーブルは、前記袋の開封対象の縁の少なくとも一部に対向するサブテーブルを有し当該サブテーブルは前記テーブルの他の部分に対し下降するものであり、前記サブテーブルの板状部材を載置する面に前記袋の下側の1枚を固定する固定手段が設けられている。
【0006】
カッターにより袋の縁部分を切断した後、固定手段により袋の下側の1枚を固定した状態で、サブテーブルを下降させる。これにより、カッターで切断された縁の下側の1枚を、板状部材および袋の上側の1枚から引き剥がすことができる。このようにして、引き剥がされた部分、引き剥がした部分に手をかけやすくし、袋を剥くようにすれば、板状部材を容易に取り出すことができる。
【0007】
前記固定手段は、サブテーブルの、板状部材を載置する面に設けられた穴に負圧を導き、袋を吸着する吸着手段とすることができる。
【0008】
また、カッターで切断する際、袋を固定しておくために、袋をテーブルに密着固定するための押さえ手段を設けることも好ましい。さらに、この押さえ手段は、カッターの刃が通過する軌跡の両側に配列された穴に負圧を導き、前記袋をテーブルに吸着する吸着手段とすることができる。
【0009】
さらに、袋を剥く際により容易に作業ができるように、カッターにより袋の三方を切断することも好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。図1には、本実施形態の開封装置10の概略斜視図が示されている。基台12上には、開封対象物14を載置するためのテーブル16が配置されている。テーブル16は、基台12に固定配置されたメインテーブル18と、メインテーブル18に対して上下方向に移動可能であるサブテーブル20を含んでいる。また、基台12上には、テーブル16を挟むようにしてメインガイドレール22が配置されている。この2本のメインガイドレール22上に、メインスライダ24が配置され、メインガイドレール22に沿って移動可能となっている。メインスライダ24は、テーブル16および開封対象物14をまたぐ梁(はり)部材26と、この梁部材26をメインガイドレール22上に支える脚部材28を有している。梁部材26の下方には円板形のカッター刃30が配置され、このカッター刃30は、メインスライダ24の移動に伴って、テーブル16上の開封対象物14の所定の位置に当接し、切断を行う。メインスライダ24の梁部材26の側方には、これに双方向にサブガイドレール32が設けられている。サブスライダ34は、このサブガイドレール32上を移動する。また、サブスライダ34は、円板形のカッター刃36を備えている。このカッター刃36は、サブテーブル20上の開封対象物の切断に用いられる。
【0011】
図2は、開封対象物14の詳細を示す断面図である。開封対象物14は、液体を用いて、等方加圧と加熱を行った積層体38を含むものである。積層体38は、セラミックグリーンシートと、所定のパターンが刻設された金属シートを積層し、これを加圧加熱して成形されたものである。積層体38は、柔らかく、それ自体では形状を保っていられないので、剛体の板、本実施形態においてはステンレス板40上に載置されている。さらに、成形工程中、液体に浸されるので、ポリエチレン製の袋42に密封されている。袋42は、上側のフィルム44と下側のフィルム46を縁の部分で熱溶着されて形成されている。図中「×」で示す部分が熱溶着部48である。図示するように、熱溶着部48は、加圧成形の対象となる板状部材よりせり出した部分のさらにその先端に位置する。
【0012】
図3には、テーブル16の要部を示す側面図が示されている。サブテーブル20はアクチュエータ50により支持されており、このアクチュエータ50により、図示するメインテーブル18と同じ高さから、これより低い位置へと移動可能である。
【0013】
図4には、テーブル16の開封対象物14を載置する面の詳細が示されている。この面には、載置される袋42の縁に沿って2列に配列された微細な穴52が開けられている。これらの穴52は、パイプを介して吸引ポンプ(不図示)につながっており、吸引ポンプの作用により、これらの穴52の上面を覆うものがテーブル16の上面に吸着される。
【0014】
次に、開封動作について説明する。開封対象物14をテーブル16上に載置する。このとき、袋42のステンレス板40より外側の部分は、穴52による吸引作用によって、テーブル16上に固定される。この状態でメインスライダ24を図1に示される位置から手前に向けて移動する。この移動中にカッター刃30が図1に示す一点鎖線L1に沿って袋42を切断する。図示されるように、一点鎖線L1は、袋の熱溶着部48(図中ダブルハッチングで示す部分)より内側にある。このカッター刃30の軌跡となる一点鎖線L1を、図4にも示してある。図4に示されように、カッター刃30の軌跡の両側に対称に、穴52が配置されている。これにより、カッター刃30が通過する際に袋42が固定され、確実に切断を行うことができる。
【0015】
メインスライダ24が図1の手前側にまで移動した後、サブスライダ34が手前から奥に向けて移動される。このときのカッター刃36の軌跡が、図1中および図4中、一点鎖線L2で示されている。一点鎖線L2で示されるように、カッター刃の軌跡は、袋の熱溶着部分48より内側にある。また、穴52は、一点鎖線L2の両側に対象に配置されている。切断の際に、穴52によりカッター刃36の軌跡L2付近が固定されているので、確実に切断が実行される。
【0016】
袋42の三方が切断されると、アクチュエータ50によりサブテーブル20が下降される。このとき、袋の下側フィルム46は、穴52により導かれる負圧によってサブテーブル20に吸着されており、サブテーブル20とともに下に引き下げられる。これにより、上側フィルム44と下側フィルム46が分離され、この分離された部分を作業者がつかんでフィルム44,46を剥き、積層体38およびステンレス板40を取り出す。
【0017】
開封作業においては、開封対象物14は熱くなっているので、作業者が触れる時間が短い方が好ましい。特に、ステンレス板40は触ると熱いために、これに触らないような作業工程が望ましい。カッターによる切断後、密着している上下のフィルムを引き剥がす作業は、時間を要し、またステンレス板などに触る機会が増える。本実施形態によれば、袋42の縁を切断するだけでなく、切断後上下のフィルム44,46を分離する。つまり、作業者は密着したフィルム44,46を引き剥がす作業をする必要がなくなり、開封作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の開封装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】 開封対象物の詳細図である。
【図3】 テーブル、特にサブテーブルの昇降についての説明図である。
【図4】 テーブルの、開封対象物を載置する面の詳細図である。
【符号の説明】
10 開封装置、14 開封対象物、16 テーブル、18 メインテーブル、20 サブテーブル、24 メインスライダ、30 カッター刃、34 サブスライダ、36 カッター刃、38 積層体、40 ステンレス板、42 袋、44 上側フィルム、46 下側フィルム、48 熱溶着部、50 アクチュエータ、52 穴。

Claims (5)

  1. 板状部材を密封収納する袋であり、この袋は、板状部材を収納した状態で、少なくとも開封対象となる縁の部分は、板状部材からせり出したつば状部分を有するものであり、この袋を開封する開封装置であって、
    前記袋に密封収納された板状部材を載置するテーブルと、
    前記袋の開封対象の縁を、切断するカッターと、
    を有し、
    前記テーブルは、前記袋の開封対象の縁の少なくとも一部に対向するサブテーブルを有し当該サブテーブルは前記テーブルの他の部分に対し下降するものであり
    前記サブテーブルの板状部材を載置する面に前記袋の下側の1枚を固定する固定手段が設けられ、
    前記カッターによる切断後、サブテーブルが下降することにより開封された袋の下側の1枚を板状部材から引きはがす、
    開封装置。
  2. 請求項1に記載の開封装置であって、前記固定手段は、サブテーブルの板状部材を載置する面に設けられた穴に負圧を導き、前記袋の下側の一枚を吸着する吸着手段である、開封装置。
  3. 請求項1に記載の開封装置であって、前記袋の開封対象の縁を、テーブルに密着させるための押さえ手段を有する、開封装置。
  4. 請求項3に記載の開封装置であって、前記押さえ手段は、前記カッターの刃が通過する軌跡の両側に配列された穴に負圧を導き、前記袋をテーブルに吸着する吸着手段である、開封装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の開封装置であって、前記カッターにより、前記袋の三方が切断される、開封装置。
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