JP4446176B2 - シャンプー組成物 - Google Patents
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Description
[1].(A)下記一般式(1)で表されるアルキル第四級アンモニウム塩及び下記一般式(2)で表されるグアニジン誘導体又はその塩から選ばれるカチオン性界面活性剤0.5〜6質量%と、
(B’)炭素数16〜22の直鎖アルコール及び炭素数16〜22の脂肪酸から選ばれる(A)成分と単独で液晶構造体を形成する油分1.2〜7.5質量%と、
(B’’)炭素数8〜22のアルコールと多価アルコールとの縮合物及び炭素数8〜24の脂肪酸と多価アルコールとの縮合物から選ばれる油分(ただし、HLB4未満のものを除く)と、
(C)両性界面活性剤、又は必要に応じてアニオン性界面活性剤と
を含有し、(B’)/[(A)+(B’)](質量比)が、0.35〜0.90であり、両性界面活性剤及びアニオン性界面活性剤の配合量が2質量%を超え、但し、アニオン性界面活性剤が5質量%未満であり、(A)成分と(B’)成分とから形成された液晶構造体が組成物中に分散してなることを特徴とするシャンプー組成物。
[2].液晶構造体の平均粒径が20μm未満であることを特徴とする[1]記載のシャンプー組成物。
[3].さらに、(D)水膨潤性の粘土鉱物を0.01質量%以上含有することを特徴する[1]又は[2]記載のシャンプー組成物。
[4].さらに、(E)アミンオキシドを含有することを特徴する[1]〜[3]のいずれかに記載のシャンプー組成物。
[5].さらに、(F)屈折率1.46未満のシリコーン誘導体を含有することを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載のシャンプー組成物。
[6].さらに、(G)粘性付与剤として、下記式
で表される構造単位を有し、メトキシ基25〜35質量%、ヒドロキシプロポキシ基5〜15質量%(ただし、水酸基、メトキシ基及びヒドロキシプロポキシ基の合計を100質量%とする。)であって、2質量%水溶液の20℃での粘度が2100〜35000mPa・sであるヒドロキシプロピルメチルセルロースを含有することを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載のシャンプー組成物。
[7].カラーリングした髪用であることを特徴とする[1]〜[6]のいずれかに記載のシャンプー組成物。
[8].上記(C)成分を含有する水相に、上記(A)成分と(B’)成分を構成成分として形成された液晶構造体が分散してなるシャンプー組成物の製造方法であって、液晶構造体の構成成分の結晶化温度以上で、(C)成分を含有する水相に、(A)、(B’)及び上記(B’’)成分を混合し、得られた混合物を結晶化温度以上の温度から冷却することを特徴とする[1]記載のシャンプー組成物の製造方法。
[9].上記混合物の一部を連続的に抜き出し、これを急冷すると共に、この急冷したものを混合物に戻すことを繰り返すことにより、混合物を結晶化温度以上の温度から冷却することを特徴とする[8]記載の製造方法。
[10].さらに、水に分散又は膨潤させた(D)粘土鉱物を、(C)成分を含有する水相と混合する工程を含むことを特徴とする[8]又は[9]記載の製造方法。
(1)一般式R12−OHで表わされるアルコールI
(2)一般式R13−COOHで表わされる脂肪酸II
(3)Iと多価アルコールIIIの縮合物IV
(4)IIとIIIの縮合物V
(5)I又はIVと、II、V又は多塩基酸VIとの縮合物
HO((CaH2a)O)b((CcH2c)O)dH (4)
(式中、a、b、c及びdに特に制限はなく、a=cでもよく、好ましくはa、cは2〜10、b、d=1〜150の整数である。)
(i)(A)炭素数16〜22のモノアルキルカチオン性界面活性剤、(B)炭素数16〜22のアルコールの組み合わせで、(B’)/[(A)+(B’)]=0.6〜0.8
(ii)(A)炭素数16〜22のジアルキルカチオン性界面活性剤、(B)炭素数16〜22のアルコール組み合わせで、(B’)/[(A)+(B’)]=0.5〜0.7
また、上記シリコーン誘導体としては、上記シリコーン誘導体を界面活性剤により乳化し、エマルション化したものも使用することができる。なお、このようなエマルション化したものは、乳化剤や乳化方法に特に制限はなく、種々使用することができる。これらのシリコーン誘導体を配合する場合、分散安定性の点から、本発明のシャンプー組成物の製品粘度は500〜15000mPa・sであることが好ましく、特に1000〜10000mPa・sが好ましい。500mPa・s未満では、シリコーンの分散安定性が悪くなる場合があり、15000mPa・sを超えると、容器からの排出性が悪く、使用性に劣る場合がある。
洗浄性界面活性剤
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 14.0
液晶構造体
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2.0
ベヘニルアルコール 4.8
その他成分 7.0
水 バランス
合計 100.0
本発明のシャンプー組成物の製造工程において、冷却を開始する直前の状態は、温度がT℃以上の洗浄性界面活性剤と液晶構造体との混合物である。連続部分急冷法とは、混合物の一部を連続的に抜き出し、これを急冷すると共に、この急冷したものを混合物に戻すことを繰り返す方法で、混合物全体の温度を下げる冷却方法である。連続部分急冷法に用いる装置の好適な実施形態を示すブロック図を図1に示す。
表1,2に記載の組成に応じ、下記製造方法でシャンプー組成物を調製し、泡立ちの良さ、すすぎ時のきしみのなさ及び分散安定性の評価を行った。結果を表1,2に併記する。なお、表中の(B’)は、(B)成分中の(A)成分と単独で液晶構造体を形成する油分を示す。
[製造方法]
i.(A)成分、(B)成分の油溶性成分及びその他油溶性成分を、45〜80℃で加温溶解して油相を調製した。
ii.界面活性剤及びその他水溶性成分を精製水に室温〜80℃で溶解し水相を調製した。
iii.iiで得られた水相にiで得られた油相を添加し、アジホモミクサーで撹拌し、O/W型エマルションを形成した。
iv.パドルミキサーで撹拌しながら室温まで徐冷し、必要に応じてpH調整してシャンプー組成物を得た。
<方法>
茶色系に染毛した、長さがショート〜セミロングの髪の女性パネラー10名により、シャンプー組成物を10日間使用したときのシャンプーの泡立ちについて、下記評点に基づいて評価した。表中では10名の合計点を下記基準で表した。
また、シャンプー後に使用するリンス・コンディショナー等のインバス製品やスタイリング剤やヘアケア剤等のアウトバス製品は、各パネラーが日常用いているものをそのまま使用した。
<評点>
+2点:非常によい
+1点:やや良い
−1点:やや悪い
−2点:非常に悪い
<基準>
◎:合計点が15点以上
◎〜○:14〜10点
○:合計点が9〜5点
△:合計点が4〜0点
△〜×:合計点が−1〜−4点
×:合計点が−5点以下
<方法>
茶色系に染毛した、長さがショート〜セミロングの髪の女性パネラー10名により、シャンプー組成物を10日間使用したときのすすぎ時のきしみ感について、下記評点に基づいて評価した。表中では10名の合計点を下記基準で表した。
また、シャンプー後に使用するリンス・コンディショナー等のインバス製品やスタイリング剤やヘアケア剤等のアウトバス製品は、各パネラーが日常用いているものをそのまま使用した。
<評点>
+2点:非常によい
+1点:やや良い
−1点:やや悪い
−2点:非常に悪い
<基準>
◎:合計点が15点以上
◎〜○:14〜10点
○:合計点が9〜5点
△:合計点が4〜0点
△〜×:合計点が−1〜−4点
×:合計点が−5点以下
<方法>
調製したシャンプー組成物を、50℃で1ヵ月間保存し、その外観及び偏光顕微鏡による観察により、下記基準に基づいてその均一分散性を評価した。
<基準>
◎:非常に良好
○:良好
△:普通
×:悪い
<ボトル容器>
(1)ボトル部:材質PP キャップ:材質PP
(2)ボトル部:材質HDPE キャップ:材質PP
(3)ボトル部:材質PET キャップ:材質PP
(4)ボトル部:材質PP/HDPE キャップ:材質PP
<ポンプ容器>
(5)ボトル部:材質PP ディスペンサー部:使用材質PP及びPE及びSUS304
(6)ボトル部:HDPE ディスペンサー部:使用材質PP及びPE及びSUS304
(7)ボトル部:PET ディスペンサー部:使用材質PP及びPE及びSUS304
(8)ボトル部:PP/HDPE ディスペンサー部:使用材質PP及びPE及びSUS304
<パウチ容器>
(9)材質アルミ蒸着ポリエチレンパウチ
表3,4に記載の組成に応じ、下記製造方法でシャンプー組成物を調製し、下記評価方法に基づいて泡立ちの良さ、すすぎ時のきしみのなさ、仕上がりのなめらかさ、仕上がりのべたつきのなさ及び分散安定性の評価を行った。結果を表3,4に併記する。
[製造方法]
i.(A)成分、(B)成分の油溶性成分及びその他油溶性成分を、60〜80℃で加温溶解して油相を調製した。
ii.界面活性剤及びその他の水溶性成分を精製水に投入し、60〜80℃で溶解し水相を調製した。
iii.iiで得られた水相にiで得られた油相を添加し、アジホモミキサーで撹拌し、O/W型エマルションを形成した。
iv.パドルミキサーで撹拌しながら室温まで徐冷し、必要に応じてpH調整してシャンプー組成物を得た。
なお、(F)成分は種類によって、iもしくはiiに混合又はivに室温になってから混合した。
実施例1と同様の方法で評価した。
仕上がりの髪のなめらかさとべたつきのなさ評価方法及び基準
<方法>
ヘアカラーリングを行っている女性パネラー10名の頭髪を左右に2分し、片方に実施例又は比較例に示すシャンプー組成物を、もう片方に下記組成の対照シャンプーをそれぞれ3.0mLずつ施してシャンプーし、仕上がりの髪のなめらかさとべたつきのなさを下記評点に基づいて評価した。表中では、10名の合計評点を下記基準で表した。
対照シャンプー
組成 質量%
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム 10%
(平均EO付加モル数:3)
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5%
塩化ナトリウム 2%
ジメチルシリコーン(100000cSt) 1%
カチオン化セルロース 0.3%
トリメチルグリシン 0.2%
クエン酸 0.2%
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 0.8%
ジステアリン酸エチレングリコール 1%
安息香酸ナトリウム 0.4%
香料 0.5%
精製水 残部
合計 100%
<評点>
+2点:対照シャンプーに比較し良い
+1点:対照シャンプーに比較しやや良い
0点:対照シャンプーに比較し同等
−1点:対照シャンプーに比較しやや悪い
−2点:対照シャンプーに比較し悪い
<基準>
◎:合計点が10点以上
○:合計点が9〜5点
△:合計点が4〜−4点
×:合計点が−5点以下
また、シャンプー後に使用するリンス・コンディショナー等のインバス製品やスタイリング剤やヘアケア剤等のアウトバス製品は、各パネラーが日常用いているものをそのまま使用した。
経時での分散安定性の評価
実施例1と同様の方法で評価した。
表5に記載の組成に応じ、下記製造方法でシャンプー組成物を調製し、下記評価方法に基づいて液晶構造の分散安定性、泡立ち及びすすぎ時のきしみ感の評価を行った。結果を表5に併記する。
[製造方法]
i.(A)成分、(B)成分の油溶性成分及びその他の油分を、45〜80℃で加温溶解し、油相を調製した。
ii.(D)成分、(G)成分(種類により油相に添加)、界面活性剤及びその他水性成分を精製水に室温〜80℃で撹拌溶解し水相を調製した。
iii.iiで得られた水相にiで得られた油相を添加し、パドルミキサーで撹拌しながら室温まで徐々に冷却し、必要に応じてpH調整してシャンプー組成物を得た。
下記組成に基づいてシャンプー組成物を実施例23と同様の上記方法で調製し、実施例27〜30について溶解性、実施例31〜37について溶解性及び泡のクリーミー性について評価した。それぞれの例に使用したヒドロキシプロピルメチルセルロースのメトキシ基及びヒドロキシプロポキシ基の質量%、2%水溶液の粘度及び評価結果を表6,7に示す。
ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド 2.0
ベヘニルアルコール 5.0
ベントナイト 0.5
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 13.0
ラウリルジメチルアミンオキシド 1.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
精製水 バランス
合計 100.0
表8に記載の組成に応じ、上記実施例23の製造方法でシャンプー組成物を調製し、下記評価方法に基づいて、泡立ちの良さ、泡のすべり、泡のクリーミー性、すすぎ時のきしみのなさ及び乾燥後のしっとり感の評価を行った。結果を表8に併記する。
シャンプー組成物粘度の測定方法
化粧品原料基準、一般試験法の第2法に従い、ブルックフィールド型粘度計を用いて測定した。
<測定条件>使用ローターはNo.3〜4、ローター回転数は30rpm
<測定方法>シャンプー組成物を25±1℃に保ち、液中にローターを静かに挿入して1分間静置した後、ローターを回転させ10回転後の粘度を測定した。
<方法>
調製したシャンプー組成物を、液晶構造体にとって不安定な温度(相転移点付近)である40℃で1ヵ月及び、1年以上の室温長期保存に相関すると想定した40℃・3ヶ月間保存し、その外観(分離のなさ)及び偏光顕微鏡による観察により、下記評価基準に基づいてその均一分散性を評価した。経時保存には、上記容器(1)〜(9)それぞれ全てに、シャンプー組成物を充填して行なった。
<評価基準>
◎:非常に良好
○:良好
△:普通
×:悪い
<方法>
茶色系に染毛した長さがショート〜セミロングの髪の女性パネラー10名により、シャンプー組成物を10日間使用したときの、シャンプーの泡立ち及び泡のすべりについて、下記評点に基づいて評価した。表中では10名の合計点を下記基準で表した。
また、シャンプー後に使用するリンス・コンディショナー等のインバス製品やスタイリング剤やヘアケア剤等のアウトバス製品は、各パネラーが日常用いているものをそのまま使用した。
<評点>
+2点:非常によい
+1点:やや良い
−1点:やや悪い
−2点:非常に悪い
<基準>
◎:合計点が15点以上
◎〜○:14〜10点
○:合計点が9〜5点
△:合計点が4〜0点
△〜×:合計点が−1〜−4点
×:合計点が−5点以下
実施例1と同様の方法で評価した。
溶解性の評価
シャンプー組成物を調製し、調製直後の液の状態を下記評価基準で評価した。
<評価基準>
◎:均一で沈殿物や不溶のゲル化物がない
○:均一で沈殿物はないが、わずかに小さいゲル化物がある
△:沈殿物はないが、大きなゲル化物が多量にある
×:沈殿物がある、あるいは相分離を認める
泡のクリーミー性
10gの毛束を40℃の水で湿らせ5gの水を含ませた。次いでシャンプー組成物1gを使用して毛束を洗浄し、洗浄中の泡のクリーミー性を対照シャンプー(ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含まないもの)と比較し、下記評価基準に基づいて官能評価した。
<評価基準>
○:対照シャンプーより明らかに優れる
△:対照シャンプーよりやや優れる
×:対照シャンプーと同じ
女性パネラー10名の頭髪を左右に2分し、片方にシャンプー組成物を、もう片方に対照シャンプー(ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含まないもの)を各3mL施してシャンプーし、ドライヤーで乾燥した後のなめらかさを、下記評点に基づいて評価した。表中では10名の合計評点を下記基準で表した。
<評点>
対照シャンプーと比較して
+2点:良い
+1点:やや良い
0点:同等
−1点:やや悪い
−2点:悪い
<基準>
◎:対照シャンプーより優れている(合計点が10点以上)
○:対照シャンプーよりやや優れている(合計点が5〜9点)
△:対照シャンプーと同レベル(合計点が4〜−4点)
×:対照シャンプーより劣る(合計点が−5点以下)
下記組成のシャンプー組成物を、表9の記載に基づいて下記方法で調製し、下記評価基準に基づいて、すすぎ時のきしみのなさ及び−5℃保存安定性について評価した。結果を表9に併記する。
シャンプー組成物の組成 質量%
液晶構造体の構成成分
(A)塩化アルキルトリメチルアンモニウムクロリド 2.0
(B)ベヘニルアルコール 4.8
(C)ラウリン酸アミドプロピルベタイン 15.0
(E)ラウリルジメチルアミンオキシド 1.0
液晶構造体の溶解向上剤
POE(10)ベヘニルエーテル 0.5
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
プロピレングリコール 2.0
(D)ベントナイト 0.3
その他成分
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2
ジグルコシル没食子酸 0.5
加水分解コムギたん白液 1.5
ラフィノース 0.5
(F)ジメチルシリコーン(100000cSt) 1.5
安息香酸ナトリウム 0.9
メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液
0.01
黄色203号 0.0005
赤色106号 0.0001
クエン酸・1水塩 0.46
香料 0.5
精製水 バランス
合計 100.0
精製水(イオン交換水)に水膨潤性の粘土鉱物を分散させ、洗浄性界面活性剤を添加し、さらに、予め液晶構造体の構成成分と液晶構造体の溶解向上剤とを加温・混合したものを添加しT1℃とする。その後、液全体がT2℃になった時点で冷却を開始する。約40℃まで冷えた後、その他成分を添加し、クエン酸量を調整してpH=5.5のシャンプー組成物を調製した。
20〜40代のヘアカラーを実施している女性10名により、シャンプー組成物を用いて髪を洗浄後、お湯ですすいだ時のきしみなさを評価し、下記評価基準で示した。
<評価基準>
◎:9名以上がきしまないと回答
○:6〜8名がきしまないと回答
△:3〜5名がきしまないと回答
×:きしまないパネラーが2名未満
−5℃保存安定性評価
シャンプー組成物を、上記容器(1)〜(9)それぞれに充填し、−5±1℃に温度管理された恒温槽内に1ヶ月保存した後、22〜26℃の環境に3日間放置し、シャンプー組成物を全量シャーレ等の容器内に移して外観を観察し、下記評価基準で評価した。
<評価基準>
◎:全ての保存容器において、層分離や固形物の析出が認められなかった。
○:わずかに結晶析出に由来する光沢感が観察されるものがあった。
△:わずかに肉眼で認知できるレベルの固形物の析出が認められるものがあった。
×:肉眼で認知できる多くの固形物の析出が認められるか、層分離が認められるものがあった。
下記組成のシャンプー組成物を上記実施例46と同様の方法で調製した。
組成 質量%
ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド 2.0
ベヘニルアルコール 5.0
ベヘニン酸モノグリセリル(HLB4.3) 0.3
ベヘニルエーテル(EO10)(HLB9) 0.3
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 13.0
アルキル(8−16)グルコシド 1.0
ベントナイト 0.3
ラウリン酸ジメチルアミンオキシド 1.0
ジメチルシリコーン 1.8
アミノ変性シリコーン 0.2
プロピレングリコール 5.0
安息香酸ナトリウム 0.9
アルギニン 0.5
クエン酸 0.5
香料 0.5
精製水 バランス
合計 100.0%
性状
粘度 5Pa・s
比重 1.02(25℃)
pH 5.8
チキソトロピー性を有する
※ ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド:アーカードT833(ライオン(株)製)
化粧品原料基準(以下「粧原基」と略す)に準拠したステアリルトリメチルアンモニウムクロライドで、純分約33%の水溶液(残り、粧原基無水エタノール29%、粧原基精製水38%)。表中にはステアリルトリメチルアンモニウムクロライドの純分相当量を記載した。
※ ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド:アーカード22−80(ライオン(株)製)
粧原基に準拠したベヘニルトリメチルアンモニウムクロライドで、純分約80%の固体。表中にはベヘニルトリメチルアンモニウムクロライドの純分相当量を記載した。
化粧品原料基準第二版追補参照。
本品は、ナタネ油由来のエルカ酸を原料とし、長鎖アミンを経て合成されている。その長鎖アミンのアルキル鎖長分布は以下の通りである。
C16以下 2%以下
C18 6%以下
C20 6%以下
C22 87〜93%
C24 3%以下
※ ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド:アーカード218P−75E(ライオン(株)製)
粧原基に準拠したジステアリルジメチルアンモニウムクロライドで、純分約75%のペースト。表中にはジステアリルジメチルアンモニウムクロライドの純分相当量を記載した。なお、本品のアルキル(アルケニル)基はC18F0:C18F1=75:25とする第4級アンモニウム塩である。
※ 酢酸ラウリン酸アミドブチルグアニジン液:C12A4G(ライオン(株)製)
純分約32%の水溶液。表中には酢酸ラウリン酸アミドブチルグアニジン液の純分相当量を記載した。
粧原基準拠。鎖長分布は概して以下の通りである。
C14 0〜3%
C16 95%以上
C18 0〜5%
※ ステアリルアルコール:コノール30SS(新日本理科(株)製)
粧原基準拠
※ 硬化ナタネ油アルコール:Stenol 1822SR(コグニスジャパン(株)製)
化粧品種別配合成分規格(以下「粧配規」と略す)に準拠、鎖長の分布は概して以下の通りである。
C16以下 1.5%以下
C18 40〜46%
C20 8〜14%
C22 42〜48%
C24 0.5%以下
※ ベヘニルアルコール:LANETTE 22(コグニスジャパン(株)製)
粧原基に準拠、固体。
本品は、ヤシ油由来であり、そのアルキル鎖長分布は以下の通りである。
C16 0.5%以下
C18 5〜15%
C20 10〜20%
C22 70〜80%
C24 1%以下
※ ステアリン酸:ステアリン酸100(新日本理化(株)製)
粧原基準拠。
※ ステアリン酸モノグリセリル:リケマールS−100(理研ビタミン(株)製)
粧配規準拠、白色固体、mp62〜68、HLB4.3。
※ ベヘニン酸モノグリセリル:リケマールB−100(理研ビタミン(株)製)
粧配規準拠、白色固体、mp74〜80、HLB4.2。
※ ステアリルエーテル(EO11):EMALEX 611(日本エマルジョン(株)製)
粧配規準拠、白色ワックス状、HLB11。
※ ベヘニルエーテル(EO10):EMALEX BHA−10(日本エマルジョン(株)製)
粧配規準拠、白色ワックス状、HLB9。
※ 固体パラフィン(EO10):固体パラフィン(日本精鑞(株)製)
粧配規「高融点パラフィン」準拠。
※ ジステアリン酸エチレングリコール:Genapol PMS(クラリアントジャパン製)
粧配規に準拠したジステアリン酸エチレングリコールで、C16とC18の混合比は6:4。
本原料のシャンプーへの配合方法は、シャンプー中での分散性を良くするため、予め本原料の質量比25%に対して、POEアルキルエーテル硫酸ナトリウム水溶液20%、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド25%、水30%を約80℃で混合して分散液を作製し、その分散液をシャンプー液中に添加した。
※ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド:CDE−100(川研ファインケミカル(株)製)を使用した。
粧原基のヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドに準拠。
※ POE(20)硬化ヒマシ油:CW−20−90(青木油脂工業(株)製)
粧原基に準拠したポリオキシエチレン硬化ヒマシ油で、純分約90%の水溶液。表中にはPOE(20)硬化ヒマシ油の純分相当量を記載した。
粧配規に準拠したポリオキシエチレンアルキル(12,13)エーテル硫酸ナトリウム液(3E.O.)で、純分約27%の水溶液。表中にはPOEアルキルエーテル硫酸ナトリウムの純分相当量を記載した。
※ テトラデセンスルホン酸ナトリウム:テトラデセンスルホン酸ナトリウム(ライオン(株)製)
粧配規に準拠したテトラデセンスルホン酸ナトリウム液で、純分約35%でヒドロキシアルカンスルホン酸ナトリウムを含んだ水溶液。表中にはテトラデセンスルホン酸ナトリウムの純分相当量を記載した。
※ ラウリン酸アミドプロピルベタイン:エナジコールN30B(ライオン(株)製)
粧配規に準拠したラウリン酸アミドプロピルベタイン液で、純分約30%の水溶液。表中にはラウリン酸アミドプロピルベタインの純分相当量を記載した。
※ ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン:オバゾリンLB−SF(東邦化学工業(株)製)
粧原基準拠、純分約35%の水溶液。表中にはラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインの純分相当量を記載した。
※ ラウリルヒドロキシスルホベタイン:アンヒトール20HD(花王(株)製)
粧配規に準拠したラウリルヒドロキシスルホベタイン液で純分約30%の水溶液。表中にはラウリルヒドロキシスルホベタインの純分相当量を記載した。
※ アルキルポリ(8−16)グルコシド:PLANTACARE 818UP(コグニスジャパン(株)製)
粧配規に準拠したアルキルポリ(8−16)グルコシドで、純分約52%の液体。表中にはアルキルポリ(8−16)グルコシドの純分相当量を記載した。
本品は、ヤシ油由来であり、そのアルキル鎖長分布は以下の通りである.
C8 24〜30%
C10 15〜22%
C12 37〜42%
C14 12〜18%
C16 4%以下
粧原基準拠。
※ 合成ベントナイト:スメクトンSA(クニミネ工業(株)製)
粧原基準拠。
※ ラウリルジメチルアミンオキシド:アロモックスDM12D−W(ライオン(株)製)
粧配規に準拠したラウリルジメチルアミンオキシド液で、純分約33%の水溶液。表中にはラウリルジメチルアミンオキシドの純分相当量を記載した。
※ ジメチルシリコーン(100000cSt):レオフローDMS−55(ライオン(株)製)、屈折率1.404
粧配規に準拠した粘度10万cSt、平均分子量約13万の高重合メチルポリシロキサンを、化粧品原料基準(以下「粧原基」と略す)に準拠したPOE(15)セチルエーテルで機械力にて乳化分散した水分散液で、ジメチルシリコーンの濃度は約55%。水分散液中のジメチルシリコーンの平均粒子径は約0.5μm。表中にはジメチルシリコーンの純分相当量を記載した。
※ ジメチルシリコーン(1000000cSt):BY22−050A(東レ・ダウコーニング(株)製)、屈折率1.404
※ ジメチルシリコーン(10000000cSt):BY22−055(東レ・ダウコーニング(株)製)、屈折率1.400
※ アミノ変性シリコーン:SM8704C(東レ・ダウコーニング(株)製)
粧配規に準拠したアモジメチコンの水分散液で、アミノ変性シリコーンの濃度は約40%。水分散液中のアミノ変性シリコーンの平均粒子径は約0.1μm。表中にはアミノ変性シリコーンの純分相当量を記載した。屈折率1.405
* ポリエーテル変性シリコーン(ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体):SH3775M(東レ・ダウコーニングシリコーン(株)製)、屈折率1.423
粧配規に準拠。
※ カチオン化セルロース:XE−511K(ライオン(株)製)
粧配規の塩化O−[ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースに準拠。
※ ヒドロキシプロピルセルロース:HPC-SL (日本曹達(株)製)
※ ヒドロキシプロピルメチルセルロース(1):メトローズ60SH−4000(信越化学工業(株)製)、メトキシ基29質量%、ヒドロキシプロポキシ基10質量%、20℃、2%水溶液の粘度 4000mPa・s
※ ヒドロキシプロピルメチルセルロース(2):メトローズ60SH−10000(信越化学工業(株)、メトキシ基29質量%、ヒドロキシプロポキシ基10質量%、20℃、2%水溶液の粘度 10000mPa・s
※ ヒドロキシプロピルメチルセルロース(3):メトローズ60SH−1500(信越化学工業(株))、メトキシ基29質量%、ヒドロキシプロポキシ基10質量%、20℃、2%水溶液の粘度 1500mPa・s
※ ヒドロキシプロピルメチルセルロース(4):メトローズ65SH−400(信越化学工業(株)、メトキシ基29質量%、ヒドロキシプロポキシ基6質量%、20℃、2%水溶液の粘度 400mPa・s
※ キサンタンガム:モナートガムDA(ケルコ(株)製)
※ 高重合PEG(ポリエチレングリコール):ポリオックスWSR 60K−CG(ユニオンカーバイド(株)製)
※ ジステアリン酸PEG(ポリエチレングリコール)(150EO):EMALEX 6300 DI−ST(日本エマルジョン(株)製)
※ 塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体:カヤクリルレジンMN−50(日本化薬(株)製)
粧配規に準拠した塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液で、純分は約5.5%の水溶液。
モノマーである塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリルアミドの仕込み比は約1:1。表中には塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体の純分相当量を記載した。
※ ソルビトール:D−ソルビット液(東和化成工業(株)製)
粧原基に準拠したソルビット液で、純分約60%の水溶液。表中にはソルビトールの純分相当量を記載した。
※ 加水分解コラーゲン液:プロモイスW−52((株)成和化成製)
粧配規に準拠。
※ 加水分解シルク液:プロモイスシルク1000((株)成和化成製)
粧配規に準拠。
※ 加水分解小麦タンパク:クロペプタイドW(クローダジャパン(株)製)、GLUADIN WLM(コグニスジャパン(株)製)
粧配規に準拠。
※ 加水分解小麦ペプチドA:GLUADIN WLM(コグニスジャパン(株)製)、分子量500
※ 加水分解小麦ペプチドB:GLUADIN W20(コグニスジャパン(株)製)、分子量2000〜5000
※ 黄色5号:黄色5号(ダイワ化成(株)製)
※ 黄色203号:キノリン イエローWS−G(中央合成化学(株)製)
※ 赤色106号:赤色106号(癸巳化成(株)製)
※ 褐色201号:褐色201号(癸巳化成(株)製)
※ 緑色3号:緑色3号(癸巳化成(株)製)
※ 緑色201号:緑色201号(興洋化学(株)製)
※ メチルパラベン:(吉富ファインケミカル(株)製)
粧原基準拠。
※ 安息香酸ナトリウム:粧原基に準拠した安息香酸ソーダ(BFGoodrich Kalama Inc.社製)
※ メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン液
粧配規に準拠したKATHON CG(ローム・アンド・ハース・ジャパン(株)製)。表中には本液の配合量を記載した。
※ グリシン:(味の素(株)製)
粧原基準拠。
※ アルギニン:(味の素(株)製)
粧原基準拠。
※ グルタミン酸:(味の素(株)製)
食添準拠。
※ クエン酸:粧原基クエン酸・1水塩に準拠したケッショウクエンサンL(扶桑化学工業(株)製)
※ ピロリドンカルボン酸:(味の素(株)製)
粧原基準拠。
※ リン酸:(純正化学(株)製)
※ トリイソプロパノールアミン:(三井化学ファイン(株)製)
下記組成の香料を用いた。
質量%
レモン油 5%
スイートオレンジ油 10%
ゼラニウム油 3%
ラベンダー油 6%
サンダルウッド油 1%
リリアール 5%
ノピルアセテート 1%
リナロール 2%
ベンジルベンゾエート 2%
ベンジルサリシレート 3%
β−イオノン 2%
メチルイオノン 3%
ヘリオナール 2%
へディオン 8%
イソEスーパー 3%
cis−3−へキセノール 0.3%
リガンドラール 0.3%
トリプラール 0.4%
シクラメンアルデヒド 1.5%
へキシルシンナミックアルデヒド 6%
ベルトフィックス 3%
ガラクソリド 5%
トナリッド 6%
ベンダリッド 1%
バクダノール 0.5%
カシュメラン 2%
ムスクT 1%
フルーツベース 3%
ローズベース 3%
ジャスミンベース 1%
ミューゲベース 3%
アンバーベース 1%
ノナナール 10%ジプロピレングリコール溶液 2%
デカナール 10%ジプロピレングリコール溶液 1%
メチルノニルアルデヒド 10%ジプロピレングリコール溶液 2%
ジプロピレングリコール 残部
合計 100%
Claims (10)
- (A)下記一般式(1)で表されるアルキル第四級アンモニウム塩及び下記一般式(2)で表されるグアニジン誘導体又はその塩から選ばれるカチオン性界面活性剤0.5〜6質量%と、
(式中、R1、R2、R3、及びR4は、それぞれアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルケニル基、ポリアルキレンオキシド基又はベンジル基を示し、R1、R2、R3、及びR4のうち1つ又は2つは炭素数10〜24のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はアルケニル基であり、残りはメチル基、エチル基、ベンジル基、又は−(C2H4O)q−Hもしくは−(C3H6O)r−H(但し、q及びrはそれぞれ1〜5の整数)で表されるポリアルキレンオキサイド基であり、これらは互いに同一であっても異なっていてもよい。また、Z-は陰イオンを示す。)
(式中、R5は炭素数1〜21の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、Aは炭素数1〜10の直鎖もしくは分岐鎖のアルキレン基又はアルケニレン基であり、tは1〜5の整数であって、tが2以上の場合、各ブロック中のAは互いに異なってもよい。)
(B’)炭素数16〜22の直鎖アルコール及び炭素数16〜22の脂肪酸から選ばれる(A)成分と単独で液晶構造体を形成する油分1.2〜7.5質量%と、
(B’’)炭素数8〜22のアルコールと多価アルコールとの縮合物及び炭素数8〜24の脂肪酸と多価アルコールとの縮合物から選ばれる油分(ただし、HLB4未満のものを除く)と、
(C)両性界面活性剤、又は必要に応じてアニオン性界面活性剤と
を含有し、(B’)/[(A)+(B’)](質量比)が、0.35〜0.90であり、両性界面活性剤及びアニオン性界面活性剤の配合量が2質量%を超え、但し、アニオン性界面活性剤が5質量%未満であり、(A)成分と(B’)成分とから形成された液晶構造体が組成物中に分散してなることを特徴とするシャンプー組成物。 - 液晶構造体の平均粒径が20μm未満であることを特徴とする請求項1記載のシャンプー組成物。
- さらに、(D)水膨潤性の粘土鉱物を0.01質量%以上含有することを特徴する請求項1又は2記載のシャンプー組成物。
- さらに、(E)アミンオキシドを含有することを特徴する請求項1〜3のいずれか1項記載のシャンプー組成物。
- さらに、(F)屈折率1.46未満のシリコーン誘導体を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のシャンプー組成物。
- カラーリングした髪用であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のシャンプー組成物。
- 上記(C)成分を含有する水相に、上記(A)成分と(B’)成分を構成成分として形成された液晶構造体が分散してなるシャンプー組成物の製造方法であって、液晶構造体の構成成分の結晶化温度以上で、(C)成分を含有する水相に、(A)、(B’)及び上記(B’’)成分を混合し、得られた混合物を結晶化温度以上の温度から冷却することを特徴とする請求項1記載のシャンプー組成物の製造方法。
- 上記混合物の一部を連続的に抜き出し、これを急冷すると共に、この急冷したものを混合物に戻すことを繰り返すことにより、混合物を結晶化温度以上の温度から冷却することを特徴とする請求項8記載の製造方法。
- さらに、水に分散又は膨潤させた(D)粘土鉱物を、(C)成分を含有する水相と混合する工程を含むことを特徴とする請求項8又は9記載の製造方法。
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