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JP4446769B2 - 車両用ドアのアウトハンドル装置 - Google Patents
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Description

本発明は、操作ハンドルに車両ユーザの手が接近、もしくは接触したときの静電容量の変化によって車両ユーザの解錠意志を確認することを可能とした車両用ドアのアウトハンドル装置に関し、特に、合成樹脂から成るハンドル本体と、合成樹脂により形成されて前記ハンドル本体の外側を覆うカバーとから成るとともに車両用ドアの外面側に配置される操作ハンドル内に、一対の電極と、両電極間の静電容量の変化を検出する検出回路が設けられる回路基板とが収容される車両用ドアのアウトハンドル装置に関する。
従来、車両ユーザによるドアの解錠意志を確認するものとして、たとえば特許文献1等で開示されたものが知られており、このものでは、静電容量センサが操作ハンドル内に配設され、操作ハンドルに車両ユーザの手が接近、もしくは接触したときの静電容量の変化によって車両ユーザの解錠意志を確認するようにしている。
特開2003−221949号公報
ところが、上記従来のものでは、回路基板に設けられる検出回路に、回路基板とは別部材として形成される電極が接続されるように構成されており、操作ハンドル内に、回路基板を収容するスペースの他に、電極を配置するためのスペースを確保する必要があり、操作ハンドル内に確保すべきスペースが比較的大きくなり、操作ハンドルの薄型化が困難となっている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、操作ハンドルの薄型化を可能とし、しかも耐ノイズ性を高めた車両用ドアのアウトハンドル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、合成樹脂から成るハンドル本体と、合成樹脂により形成されて前記ハンドル本体の外側を覆うカバーとから成るとともに車両用ドアの外面側に配置される操作ハンドル内に、一対の電極と、両電極間の静電容量の変化を検出する検出回路が設けられる回路基板とが収容される車両用ドアのアウトハンドル装置において、前記回路基板に、前記両電極が相互に間隔をおいて平行に並ぶようにパターン成形されるとともに、前記検出回路に連なるグランドパターンが、前記回路基板の透視状態では前記両電極間に対応する位置に配置されるようにして形成されることを特徴とする。
発明の構成によれば、回路基板に両電極がパターン成形されるので、電極を配設するスペースを回路基板とは別に確保する必要がなく、操作ハンドルの薄型化を図ることができる。しかし、電極をパターン成形したときにはグランドパターンとの間の容量が増加し、両電極が静電容量の変化を検出するにあたって、回路基板がもともと有しているベース容量(C成分)に前記容量の増加分が追加されてしまうので、車両ユーザの手が接近もしくは接触したときの静電容量の変化率が小さくなり、そのために感度向上を図るとノイズまで検出し易くなるが、回路基板のグランドパターンが回路基板の透視状態では一対の電極からオフセットした位置に配置されることで前記容量の増加を抑えることができ、車両ユーザの手が接近もしくは接触したときの静電容量の変化率が小さくなるのを抑え、耐ノイズ性を高めることができる。
また特に両電極が相互に間隔をおいて平行に並ぶようにパターン成形され、グランドパターンが、回路基板の透視状態では両電極間に対応する位置に配置されるようにして両電極からオフセット配置されるので、容量の増加分を抑えつつもグランドパターンおよび電極パターンを回路基板内に効率よく配置することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図12は本発明の一実施例を示すものであり、図1は車両用ドアの一部側面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線断面図、図4は図2の4部拡大図、図5は図2の5部拡大図、図6はホルダ、回路基板およびグランドプレートの分解斜視図、図7は図6の7矢視図、図8は回路基板を構成する部材の厚みを誇張増大して描いた回路基板の横断面図、図9はグランドパターンの幅による静電容量変化特性を示す図、図10はグランドパターンの幅による増幅率特性を示す図、図11はグランドパターンの幅による耐ノイズ特性を示す図、図12はセンサユニットの被覆部を型成形する金型装置の型開き状態での縦断面図である。
先ず図1〜図3において、たとえば乗用車両が備えるサイドドアである車両用ドア11のアウターパネル12には、アウトハンドル装置が取り付けられており、該アウトハンドル装置は、アウターパネル12に取付けられるハンドルケース13と、車両の前後方向(図1および図2の左右方向)に延びるとともにその長手方向一端側が前記ハンドルケース13に回動可能に支承される操作ハンドル14と、該操作ハンドル14の一端側で前記ハンドルケース13に取付けられるベース部材15とを備える。
図4および図5を併せて参照して、アウターパネル12には開口部16が設けられており、その開口部16を塞ぐようにして合成樹脂により形成されるハンドルケース13の周縁部は、前記開口部16の周縁全周でアウターパネル12の外面に当接される。しかもハンドルケース13の裏面側の複数箇所たとえば2箇所には、ナット17…をモールド結合せしめた円筒状のボス部13a,13bが一体に設けられており、各ナット17…に装着されたキャップ状のシート部材18…を介して前記ナット17…に当接する金属製のプロテクトカバー19が、該プロテクトカバー19に挿通されるボルト20…を前記ナット17…に螺合して締めつけることにより、ハンドルケース13の裏面側に取付けられる。しかもプロテクトカバー19は、前記開口部16の周縁の一部でアウターパネル12の裏面に当接するものであり、ハンドルケース13は、前記プロテクトカバー19との間にアウターパネル12を挟むようにして該アウターパネル12に取付けられる。
操作ハンドル14は、硬質の合成樹脂により形成されて車両の前後方向に延びるハンドル本体22と、合成樹脂により形成されてハンドル本体22の外側を覆うカバー23とが、複数たとえば一対のねじ部材24,25で相互に締結されて成るものである。
ハンドル本体22は、アウターパネル12とは外方側に開いた略U字状の横断面形状を有して車両の前後方向に延びる把持部22aと、該把持部22aの一端部に一体に設けられて略L字状に形成される支持腕部22bと、前記把持部22aの他端部に一体に設けられるガイド腕部22cとを一体に備える。またカバー23は、ハンドル本体22の把持部22aを嵌合させるようにしてハンドル本体22側に開いた略U字状の横断面形状を有して車両の前後方向に延びるように形成される。
ハンドルケース13には、前記ハンドル本体22の把持部22aとの間に車両ユーザの手を差し込み得る差し込み凹部26を形成するための彎曲部13cがアウターパネル12の内方に入り込む側に膨らむようにして設けられ、前記彎曲部13cよりも前方(図2,図4の右方)でハンドルケース13には、前記ハンドル本体22の支持腕部22bを挿入させる挿入孔27が設けられるとともに、該挿入孔27からアウターパネル12の内方側に挿入された前記支持腕部22bを両側から挟むハンドル支持部13dが一体に設けられており、前記支持腕部22bはハンドル支持部13dに支持ピン28を介して回動可能に支承される。これにより操作ハンドル14の一端部が、ハンドルケース13に回動可能に支承されることになる。
また前記彎曲部13cよりも後方(図2,図5の左方)で前記ハンドルケース13には、アウターパネル12の内方側に延びるガイド筒部13eが一体に設けられており、ハンドル本体22の他端側のガイド腕部22cが、ガイド筒部13e内に移動可能に挿入される。またガイド筒部13eには、操作ハンドル14の回動軸線すなわち支持ピン28の軸線に直交する軸線まわりに回動可能としてベルクランク29が回動可能に支承され、ガイド筒部13eに設けられている係合孔30にベルクランク29の一端部が係合される。すなわち操作ハンドル14がベルクランク29に連結されることになる。
ベルクランク29およびガイド筒部13e間にはねじりばね31が設けられており、このねじりばね31のばね力により、ベルクランク29は係合しているガイド腕部22cをアウターパネル12の内方側に押し込む方向に付勢される。
合成樹脂から成るベース部材15は、前記ハンドルケース13のうち前記ガイド筒部13eよりも後方側を覆うようにして、ねじ部材32によりハンドルケース13に取付けられるものであり、非操作状態にある操作ハンドル14の他端部に、外観上違和感を感じさせないように、わずかな間隙を介して滑らかに連なる形状に形成される。
ベース部材15で覆われる部分で前記ハンドルケース13には、円筒状のナット33がモールド結合されており、このナット33に装着されたキャップ状のシート部材34をナット33との間に介在せしめた金属製の支持板35が、該支持板35に挿通されたボルト36をナット33に螺合して締めつけることにより、ハンドルケース13に取付けられる。前記支持板35は、シリンダ錠37を支持するものであり、前記ベース部材15に設けられたキー挿入孔38に一端を臨ませるようにして前記シリンダ錠37がハンドルケース13に取付けられる。
ところで、ベルクランク29の他端部は図示しないラッチ機構に連結されるものであり、シリンダ錠37が解錠状態に在るときに、操作ハンドル14を操作しない場合にベルクランク29は図2および図5で示す非作動位置に在り、このとき前記ラッチ機構で車両用ドア11の閉状態が保持される。また操作ハンドル14を操作することによるガイド腕部22cの作動により、ベルクランク29が図5の位置から作動位置に回動したときに、前記ラッチ機構は、車両用ドア11の閉状態を解除することになり、操作ハンドル14の操作により車両用ドア11を開放することが可能となる。
操作ハンドル14におけるハンドル本体22には、カバー23側に開放した矩形の収容凹部41が形成されており、該収容凹部41には、センサユニット42が収容、固定される。
図6および図7を併せて参照して、前記センサユニット42は、一対の電極43,43と、両電極43,43間の静電容量の変化を検出する検出回路45が設けられる回路基板44と、回路基板44が取付けられるホルダ46の大部分と、両電極43,43および回路基板44をカバー23側から覆うようにして前記ホルダ46に取付けられるグランドプレート47とが、合成樹脂から成る被覆部48で覆われて成るものである。
図8は回路基板44の構成を分かり易くするために回路基板44を構成する部材をその厚みを誇張増大して描いた横断面図であるが、この図8において、回路基板44は、ガラス入りエポキシ樹脂から成る3枚の基板71,72,73が接着剤74で接合されて成るものであり、基板71の一面には銅箔から成る部品面パターン75が形成され、基板71の他面および基板72の一面間には銅箔から成る電源パターン76が形成され、基板72の他面および基板73の一面間に銅箔から成るグランドパターン77が形成され、基板73の他面には銅箔から成る一対の電極43…がパターン成形される。
ところで、前記回路基板44は、その全体厚みをたとえば1.6mmとするものであり、前記各パターン75〜77および電極43…は数十μmのオーダーの厚さに成形されている。
このような回路基板44において、検出回路45は、その構成部品45a,45b,45c…を前記回路基板44のグランドプレート47側すなわち車両とは反対側であって部品面パターン75が形成される一面に実装するようにして回路基板44に設けられており、前記両電極43…は、回路基板44の両面のうち前記各構成部品45a,45b,45c…が実装される面とは反対側すなわち車両側の面にパターン成形される。
しかも図7で示すように、前記検出回路45に連なるグランドパターン77は、回路基板44の透視状態では前記両電極43,43からオフセットした位置に配置されるものであり、両電極43,43が相互に間隔をおいて平行に並んで回路基板44にパターン成形されるのに対し、前記グランドパターン77は、それらの電極43,43間に対応する位置に配置される。
しかも回路基板44には、挿通孔52を形成して両端を回路基板44の両面に臨ませる導電筒部78が、前記グランドパターン77に連なるようにして設けられる。
ところで回路基板44に一対の電極43,43がパターン成形されると、グランドパターン77との間の容量が増加し、一対の電極43,43で静電容量の変化を検出するにあたって、回路基板44がもともと有しているベース容量(C成分)に前記容量の増加分が追加されてしまうので、車両ユーザの手が接近もしくは接触したときの静電容量の変化率が小さくなり、そのために感度向上を図るとノイズまで検出し易くなる。そこで静電容量の変化率を極力大きく設定する必要があるが、電極43,43相互の間隔5mmであるときにそれらの電極43,43相互間の中央部に対応する位置に配置されるグランドパターン77の幅の変化に対する静電容量変化率(%)は図9で示すように変化するものであり、グランドパターン77の幅を狭くして電極43,43とのラップ量を小さくするほど、静電容量変化率は大きくなる。
上記図9で示した静電容量変化率特性に対応して、検出回路45は、電極43,43で検出した静電容量の変化を、図10で示す増幅率特性に従う増幅率(倍)で増幅することが要求されるものであり、グランドパターン77の幅が狭いほど静電容量の変化率が大きくなるので、グランドパターン77の幅を狭くして電極43,43とのラップ量を小さくするほど、要求される増幅率が小さくてすむ。
さらに車両ユーザの手の接近もしくは接触による以外のノイズを電界強度(V/m)で表し、ノイズによる誤作動の限界を示した図11によれば、グランドパターン77の幅を狭くして電極43,43とのラップ量を小さくするほど、より高い電界強度で誤作動するものであり、耐ノイズ性はグランドパターン77の幅を狭くして電極43,43とのラップ量を小さくするほど高くなることが判る。
上述の図9〜図11で示した静電容量変化特性、増幅率特性および耐ノイズ特性に従えば、グランドパターン77の幅を狭くを狭くして電極43,43とのラップ量を小さく設定するほど、回路基板44のベース容量を低下させ、車両ユーザの手が接近もしくは接触したときの静電容量の変化率が小さくなるのを抑え、耐ノイズ性を高めることができることが明らかであり、電極43,43相互の間隔が5mmであるときに、グランドパターン77の幅を2〜3mmに設定することが望ましい。
ホルダ46は、カバー23側に開口した矩形の箱形に形成されるとともに被覆部48で覆われるホルダ主部46aと、該ホルダ主部46aの前端部から前方に張り出して前記被覆部48から突出する第1腕部46bと、前記ホルダ主部46aの後端から後方に張り出して前記被覆部48から突出する第2腕部46cとを一体に有して硬質の合成樹脂により形成される。
回路基板44は、前記ホルダ主部46aの開口端を覆うように配置されるものであり、回路基板44において電極43,43が配置される側の面が両面テープ(図示せず)によりホルダ主部46aの底面に接着、固定される。また回路基板44の後部には前記両電極43,43を検出回路45に電気的接続せしめるための一対の接続孔49,49が設けられる。
グランドプレート47は、前記ホルダ46のホルダ主部46aおよび回路基板44をカバー23側から覆うようにして略U字状の横断面形状を有するように形成される。前記ホルダ46のホルダ主部46aには、前記回路基板44の挿通孔52に挿通される取付けボス51がグランドプレート47に接触するようにして一体に突設される。また前記グランドプレート47には、前記取付けボス51の近傍で前記回路基板44側に突出する連結板部47aが、グランドプレート47の一部を切り起こすことにより形成され、取付けボス51に対応する部分でグランドプレート47には挿通孔54が設けられる。而してグランドプレート47の挿通孔54に挿通されるねじ部材53を取付けボス51に螺合して締めつけることにより、回路基板44およびグランドプレート47がホルダ46に取付けられる。しかも前記連結板部47aは、回路基板44のグランドパターン77に連なる導電筒部78の一端に回路基板44の一面側で半田付けされることにより、グランドプレート47が回路基板44のグランドパターン77に電気的に接続されることになる。
また前記回路基板44の検出回路45には、3本の導線56,57,58がハンダ付けにより接続されるものであり、これらの導線56〜58は、ホルダ主部46aの前部に設けられた引き出し用開口部62からホルダ主部46aの外方に引き出され、ホルダ46の第1腕部46bに装着されるグロメット61に挿通、保持される。前記各導線56〜58を纏めたハーネス59は、ハンドル本体22における支持腕部22bに設けられた導出孔60から外部に導出される。
ところで、ホルダ46の第1および第2腕部46b,46cは被覆部48から突出するのであるが、収容凹部41の前方側でハンドル本体22には、第1腕部46bの先端部を当接させる第1取付け座63が設けられ、収容凹部41の後方側でハンドル本体22には、第2腕部46cの先端部を当接させる第2取付け座64が設けられ、第1腕部46bはねじ部材65により第1取付け座63に取付けられ、第2腕部46cはねじ部材66により第2取付け座64に取付けられる。
図12を併せて参照して、一対の電極43,43がパターン成形されるとともに検出回路45が設けられる回路基板44およびグランドプレート47が組付けられるとともに、第1腕部46bに装着されたグロメット61に回路基板44に接続された導線56〜58を挿通、保持した状態にあるホルダ46を、金型67,68間に挿入した状態での型成形により、被覆部48が形成されるとともにセンサユニット42が構成されるのであるが、前記ホルダ46が備える第1および第2腕部46b,46cは被覆部48から突出するものであるので、金型67,68による被覆部48の型成形時に前記両腕部46b,46cは、金型67,68内でのホルダ46の位置決め、支持機能を果たすことになる。
このような型成形により、被覆部48は、ハンドル本体22の収容凹部41に収容し得る形状に形成されるが、センサユニット42を収容凹部41に収容した状態で、被覆部48と収容凹部41の底壁との間には、ハンドル本体22およびセンサユニット42間に水が浸入して両電極43…間の静電容量に影響を及ぼすことを防止するためのスポンジ等の防水シール69が介装され、この防水シール69は、たとえば両面テープ等によって被覆部48に接着される。
次にこの実施例の作用について説明すると、操作ハンドル14内に、一対の電極43…と、両電極43…間の静電容量の変化を検出する検出回路45が設けられる回路基板44と、両電極43…をカバー23側から覆うグランドプレート47とが収容されるので、操作ハンドル14に車両ユーザが触れることによって一対の電極43…間の静電容量が変化することを、検出回路45で検出することになり、車両ユーザの解錠もしくは施錠意思を適確に確認することができる。
また一対の電極43…および回路基板44と、合成樹脂により形成されて両電極43…および回路基板45を覆う被覆部48とを備えるセンサユニット42が、カバー23側に開口してハンドル本体22に形成される収容凹部41に収容、固定されるので、回路基板44および一対の電極43…を操作ハンドル14内に容易に組付けることができる上に、回路基板44および両電極43…の防水性を高めることができる。
しかも前記両電極43…は前記回路基板44にパターン成形されるものであるので、両電極43…を配設するスペースを回路基板44とは別に確保する必要がなく、センサユニット42ひいては操作ハンドル14の薄型化を図ることができる。その上、両電極43…が、回路基板44の両面のうち車両側の面にパターン成形されるので、操作ハンドル14を車両ユーザが握ることによって操作ハンドル14の車両側の面に車両ユーザの手が接触したことを確実に検出することができる。
さらに検出回路45の構成部品45a,45b,45c…が、回路基板44の両面のうち電極43…がパターン成形される面とは反対側の面に実装されるので、センサユニット42をより薄型化することができ、操作ハンドル14をより一層薄型化することができる。
また回路基板44が、センサユニット42の一部を構成するようにして被覆部48で大部分が覆われるホルダ46に取付けられるので、回路基板44を覆うようにして被覆部48を型成形する際に、回路基板44をホルダ46で位置決め支持することができ、被覆部48の型成形が容易となる。
また回路基板44には両電極43,43がパターン成形されるとともに、検出回路45に連なるグランドパターン77が、回路基板44の透視状態では両電極43,43からオフセットした位置に配置されるようにして形成されており、それによりグランドパターン77および電極43,43間の容量の増加を抑えることができ、車両ユーザの手が接近もしくは接触したときの静電容量の変化率が小さくなるのを抑え、耐ノイズ性を高めることができる。
しかも両電極43,43が、相互に間隔をおいて平行に並んで回路基板44にパターン成形され、それらの電極43,43間に対応する位置にグランドパターン77が配置されるので、容量の増加分を抑えつつもグランドパターン77および電極43,43のパターンを回路基板44内に効率よく配置することができる。
またセンサユニット42の一部を構成するグランドプレート47が、両電極43…を覆ってホルダ46に取付けられるとともに被覆部48で覆われるので、グランドプレート47のセンサユニット42への組み込みを容易とし、グランドプレート47のハンドル本体22への組付け性を高めることができる。
さらに被覆部48からのホルダ46の突出部、すなわち第1および第2腕部46b,46cが、ハンドル本体に設けられた第1および第2取付け座63,64に取付けられるので、ホルダ46がハンドル本体22の所定位置に取付けられることになり、操作ハンドル14内での両電極43…の位置を、電極43…がパターン成形された回路基板44をホルダ46に取り付けることで容易に設定することができる。これにより、ハンドル本体22の表面および両電極43…間の間隔を一定に保持することができ、静電容量の変化を安定的に検出することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
車両用ドアの一部側面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3−3線断面図である。 図2の4部拡大図である。 図2の5部拡大図である。 ホルダ、回路基板およびグランドプレートの分解斜視図である。 図6の7矢視図である。 回路基板を構成する部材の厚みを誇張増大して描いた回路基板の横断面図である。 グランドパターンの幅による静電容量変化特性を示す図である。 グランドパターンの幅による増幅率特性を示す図である。 グランドパターンの幅による耐ノイズ特性を示す図である。 センサユニットの被覆部を型成形する金型装置の型開き状態での縦断面図である。
11・・・車両用ドア
14・・・操作ハンドル
22・・・ハンドル本体
23・・・カバー
43・・・電極
44・・・回路基板
45・・・検出回路
77・・・グランドパターン

Claims (1)

  1. 合成樹脂から成るハンドル本体(22)と、合成樹脂により形成されて前記ハンドル本体(22)の外側を覆うカバー(23)とから成るとともに車両用ドア(11)の外面側に配置される操作ハンドル(14)内に、一対の電極(43)と、両電極(43)間の静電容量の変化を検出する検出回路(45)が設けられる回路基板(44)とが収容される車両用ドアのアウトハンドル装置において、
    前記回路基板(44)に、前記両電極(43)が相互に間隔をおいて平行に並ぶようにパターン成形されるとともに、前記検出回路(45)に連なるグランドパターン(77)が、前記回路基板(44)の透視状態では前記両電極(43)間に対応する位置に配置されるようにして形成されることを特徴とする車両用ドアのアウトハンドル装置。
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