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JP4457731B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
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Description

本発明は、食器等の洗浄を行う食器洗浄機に関するものである。
従来、洗浄水を霧状に噴霧する水粒子発生機構を洗浄槽に備え、洗浄を行う前に水粒子で食器の汚れを膨潤させ、食器にこびりついた汚れを柔らかくして落ちやすくし、洗浄性能を向上させる構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−189375号公報
しかしながら、前記従来の構成では、水粒子で食器の汚れを膨潤させるので洗浄性能が向上するが、洗浄水の水温に応じて噴霧量が変動し、水温が低いと噴霧量が少なくなるとともに、洗浄槽内の雰囲気温度が低いと洗浄槽内での空気の対流も生じにくい。したがって、洗浄槽内に収容した食器等の表面の隅々にまで水粒子を十分に付着させることは難しいという問題があった。
また、噴霧する洗浄水に高濃度の洗剤液を用いると食器の汚れを効果的に落とすことができるが、噴霧手段に超音波振動を用いた場合は、噴霧により発生する水粒子が洗剤液の一部であるため、高濃度の洗剤液の水粒子を継続的に発生させるためには、霧化しない洗剤液を回収し再度水粒子を発生させる必要があり、そのためにカバー等の回収手段を設けると、噴霧した水粒子を洗浄槽内へ十分に拡散させることができず、良好な洗浄効果を得ることができないという問題が生じる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、噴霧した水粒子を洗浄槽内に十分拡散させて洗浄効果を高めることを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗浄機は、洗浄水を霧状に噴霧する噴霧手段の動作時に、送風手段により洗浄槽内に送風し、さらに洗浄水の温度に応じて送風手段の駆動時間を変化させるようにしたものである。
これにより、洗浄水の噴霧量にかかわらず噴霧した水粒子を洗浄槽内に十分に拡散させることができ、高い洗浄性能を得ることができる。
本発明の食器洗浄機は、洗浄水の噴霧量にかかわらず噴霧した水粒子を洗浄槽内に十分に拡散させることができ、高い洗浄性能を得ることができる。
第1の発明は、洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄水を加熱するヒータと、洗浄水を霧状に噴霧する噴霧手段と、前記洗浄槽内に送風する送風手段と、前記送風手段の駆動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記噴霧手段の動作時に前記送風手段により洗浄槽内に送風するようにし、洗浄水の温度が所定温度より高い場合前記送風手段の駆動時間が短くなるように制御することにより、洗浄水の噴霧量の多少にかかわらず、噴霧した水粒子を送風によって洗浄槽内に十分に
拡散させることができ、洗浄槽内に収容した食器等の表面に水粒子を十分に付着させることができる。また、洗浄水の水温に関わらず、安定した噴霧量が確保できるようになる。
第2の発明は、洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄水を加熱するヒータと、洗浄水を霧状に噴霧する噴霧手段と、前記洗浄槽内に送風する送風手段と、前記送風手段の駆動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記噴霧手段の動作時に前記送風手段により洗浄槽内に送風するようにし、前記送風手段は、食器乾燥用ファンと兼用としたことにより、新たに送風手段を設ける必要がなく、構成を簡略にすることができる。
第3の発明は、洗浄水の温度を検知する温度センサを設け、制御手段は、前記温度センサにより洗浄水の温度が所定の温度以下であることを検知すると、前記送風手段により洗浄槽内に送風するようにしたことにより、洗浄槽に供給された洗浄水の温度が低い場合でも噴霧された水粒子を洗浄槽内へ十分に拡散させることができる。
第4の発明は、温度センサにより洗浄水の温度が所定の温度以下であることを検知すると、ヒータを通電して洗浄水を加熱するとともに、洗浄水の温度が所定の温度以上になると送風手段による送風を停止するようにしたことにより、洗浄水の温度が所定の温度以上になることで、洗浄槽内に生じる空気に対流作用により、送風手段を駆動することなく噴霧された水粒子を洗浄槽内に拡散させることができ、電力の消費を少なくすることができる。
第5の発明は、送風手段により間欠的に送風する構成としたことにより、送風手段の実駆動時間が低減でき、少ない電力で噴霧された水粒子を洗浄槽内に拡散させることができ省エネとなる。
の発明は、噴霧手段へ向けて送風する構成としたことにより、噴霧手段で噴霧された水粒子を効率よく拡散させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1および図2は、本発明の実施の形態1における食器洗浄機を示すものである。図1に示すように、給水経路1は、水道水を洗浄機本体2へ給水するもので、給水弁3によって給水を制御する。4は洗浄槽で、この洗浄槽4は内部に食器等(図示せず)をセットする食器かご10a、10bを収容するとともに、給水した水を貯水する貯水部5を設けている。また、洗浄槽4の貯水部5には、水位検知手段25を備えた補助タンク6が連通している。
貯水部5に貯水した水は、貯水部5に設けたヒータ7で加熱されるとともに、洗浄ポンプ8で加圧され、洗浄ノズル9から食器かご10a、10b内の食器に向けて洗浄槽4内に噴射し、食器を洗浄するようにしている。排水ポンプ11は洗浄槽4内の水を排出するものである。
洗浄機本体2には前面ドア12が設けてあり、この前面ドア12を開閉することで、洗浄槽4から食器かご10a、10bが出し入れできるようになっている。残菜フィルタ13は食器に付着していた残菜を捕捉するものである。また、食器乾燥用ファンヒータ16は食器洗浄後に食器を乾燥させるもので、制御手段23によって駆動を制御され、この食器乾燥用ファンヒータ16で発生した風は、送風路17を通して洗浄槽4へ送られ、噴霧
手段21へ向けて送風するようになっている。
また、洗浄槽4内部には洗剤投入口18を設けており、水道水を導入するようになっている。洗剤投入口18の下方には、水道水で溶けた洗剤を洗浄水として貯留する洗浄液タンク20が設けられており、連通部26を介して貯水部5と連通している。連通部26はヒータ7の上位に位置し、ヒータを通電したときには貯水部5のみならず、洗浄液タンク20内の水まで加熱する。洗浄液タンク20内の洗浄水は、超音波振動やスプレーなどの方式からなる噴霧手段21で霧化されるものである。
24は温度センサで、洗浄液タンク20内の洗浄水の温度を検知する。ただし、温度センサ24は洗浄水タンク20に必ずしも配置する必要はなく、洗浄水タンク20と貯水部5とは連通しているので、貯水部5へ配置してもよい。また、洗浄水の温度は直接検知してもよく、また、洗浄水の温度が伝達する部材を介して間接的に検知する構成であってもよい。
次に、上記構成において、その動作について説明する。食器かご10a、10b内に食器を配置して洗浄槽4に収容し、洗剤を洗剤投入口18に投入後、運転を開始すると、給水弁3が開き、貯水部5と洗浄水タンク20の双方に給水される。給水された水は、水位検知手段25によって所定の水位になったことが検知されると給水弁3は閉じ、給水は停止する。次に、噴霧手段21により洗浄液タンク20内の洗浄水を霧化し、洗浄槽4内部へ噴霧する。
ここで、図2(a)のように、温度センサ24によって水温がtk℃以下であることが検知されると、ヒータ7に通電し洗浄水を加熱するとともに、制御手段23によって送風手段16が駆動される。ここで、送風手段とは食器乾燥用ファンヒータ16を指す。この送風により、噴霧手段21近傍の空気が拡散され、水粒子が洗浄槽4内へすばやく充満する。特に噴霧手段21が超音波振動によるものであった場合、噴霧直後の水粒子を大きく拡散させることで、噴霧直後の水粒子同士の衝突が減少し、このため水粒子の消滅が大幅に低減し、噴霧量が増大する。低温ではそもそも噴霧量が少ないので、送風することで噴霧量を増加させ、水温の影響によらず安定した噴霧量が確保できるようになる。なお、送風は温風であっても冷風であってもよい。特に、水温が低い場合でも送風時間を長くすることで必要な噴霧量が確保でき、洗浄水の温度に応じて的確に噴霧することができる。
やがて加熱された洗浄水は、時間s1でtk℃に到達するが、ここで送風手段16を停止する。このtk℃は洗浄性能の確保に必要な噴霧量を、送風手段16なしで得ることができる水温で、一般には10〜30℃に設定しておけばよい。図2(b)は洗浄水の初期水温t0がtkに近い場合であるが、ヒータ7で加熱された水は時間s2でtk℃に到達する。従ってこの場合は、送風手段16の駆動時間は図2(a)に比べ短いものとなる。図2(c)は初期水温t0がtkよりも高い場合で、このときは送風手段16を駆動しないですむ。
このように、時間s1は洗浄水の初期水温t0とtkとの差によって異なることになるが、制御を簡素化するために一律な時間設定としてもよい。また、水温に関わらず全噴霧期間中、送風を行うことで、可能な限り噴霧量を増加させることができ、洗浄性能を最大限高めることができる。
洗剤液を噴霧し洗浄槽4内に収容した食器等の表面に水粒子を付着した状態で所定時間放置する。その後、洗浄槽4内に洗浄に必要な所定量の水を給水した後、洗浄ポンプ8を駆動し、洗浄ノズル9から洗浄水を噴射する。これにより、食器等の表面に付着した洗剤を洗浄水に溶かし、給水された水によって所定の洗剤濃度になるようにして洗浄工程を行
う。その後は、一般的な食器洗浄機と同様にすすぎと乾燥を行うものである。
なお、送風手段16は間欠的に駆動する。噴霧量を増加させるのに必要とする風量は非常に少ないので、間欠的な駆動で十分であり、省エネと、送風手段の信頼性向上になる。ただし、送風手段は、連続的な駆動であっても当然よいものである。
以上のように、本発明にかかる食器洗浄機は、噴霧中に送風するので、水温に関わらず安定した噴霧を行うことができ、高い洗浄性能を実現できるものであるので、食器以外、例えば、衣類、靴、人体、機械部品、電機部品等の洗浄性能を向上させる用途にも適用できるものであり、食器以外の洗浄機としても有用である。
本発明の実施の形態1における食器洗浄機の側断面図 (a)、(b)、(c)同食器洗浄機の洗浄水の温度と送風手段の関係を示す動作説明図
4 洗浄槽
8 洗浄ポンプ
9 洗浄ノズル
7 ヒータ
16 送風手段(食器乾燥用ファン)
21 噴霧手段
23 制御手段
24 温度センサ

Claims (6)

  1. 洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄水を加熱するヒータと、洗浄水を霧状に噴霧する噴霧手段と、前記洗浄槽内に送風する送風手段と、前記送風手段の駆動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記噴霧手段の動作時に前記送風手段により洗浄槽内に送風するようにし、洗浄水の温度が所定温度より高い場合前記送風手段の駆動時間が短くなるように制御する食器洗浄機。
  2. 洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄水を加熱するヒータと、洗浄水を霧状に噴霧する噴霧手段と、前記洗浄槽内に送風する送風手段と、前記送風手段の駆動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記噴霧手段の動作時に前記送風手段により洗浄槽内に送風するようにし、前記送風手段は、食器乾燥用ファンと兼用とした食器洗浄機。
  3. 洗浄水の温度を検知する温度センサを設け、制御手段は、前記温度センサにより洗浄水の温度が所定の温度以下であることを検知すると、前記送風手段により洗浄槽内に送風するようにした請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
  4. 制御手段は、温度センサにより洗浄水の温度が所定の温度以下であることを検知すると、ヒータを通電して洗浄水を加熱するとともに、洗浄水の温度が所定の温度以上になると送風手段による送風を停止するようにした請求項3記載の食器洗浄機。
  5. 制御手段は、送風手段により間欠的に送風する構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
  6. 送風手段は、噴霧手段へ向けて送風する構成とした請求項1〜のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
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