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JP4475635B2 - アルミナ成分を主体とした不焼成れんが及びアルミナ・カーボン質使用済み耐火物をアルミナ成分を主体とした不焼成れんがに再生する再生方法 - Google Patents
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JP4475635B2 - アルミナ成分を主体とした不焼成れんが及びアルミナ・カーボン質使用済み耐火物をアルミナ成分を主体とした不焼成れんがに再生する再生方法 - Google Patents

アルミナ成分を主体とした不焼成れんが及びアルミナ・カーボン質使用済み耐火物をアルミナ成分を主体とした不焼成れんがに再生する再生方法 Download PDF

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本発明は、アルミナ成分を主体とした不焼成れんが及びアルミナ・カーボン質使用済み耐火物をアルミナ成分を主体とした不焼成れんがに再生する再生方法に関し、特に、アルミナ・カーボン質使用済み耐火物を3mm以下の粒度に粉砕して高効率、低コストにて処理するための新規な改良に関する。
従来、使用済み耐火物をリサイクルする方法については、種々考案されており、実際に利用されている。
例えば、リサイクルを行う為の使用済み耐火物の処理方法に関しては、例えば、特許文献1,2,3等に記載されている様に、地金、スラグ浸潤層の除去等を行い、使用済み耐火物の高純度化を行うことを目的とした処理方法の開発が行われている。
また、本発明に関わるアルミナ・カーボン質使用済み耐火物(以下、AC屑と記載)の活用方法として、特許文献4,5に記載されている様に微粉部を除いた粗粒、微粉部分を不定形耐火物に適用する方法や、特許文献6に記載されている様に、粉砕処理を一切行わずプレキャストブロックに適用する方法がある。
特開2002−206867号公報 特開2003−88845号公報 特開平9−328354号公報 特開2002−201080号公報 特開平10−287474号公報 特開平11−28561号公報
従来方法は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、使用済み耐火物からスラグ浸潤層の除去を完全に行い、これらの高純度化を過度に行う場合、設備面や分別されたスラグ浸潤層の処理費用がかかり、結果的に使用済み耐火物を利用する場合のコストメリットが得られにくくなる。
また、不定形耐火物に利用する場合、施工性を確保或いは一定に保つ為、処理後の耐火物の粒度を細分化する必要があり、また、微粉部分の利用が困難であるといった問題がある。また、粉砕設備の特性によっては、粉砕物の粒度と必要とする粒度のバランスが取れず、一定の粒度だけが余剰になってしまう場合もある。特に今回リサイクル化を行うAC屑は、カーボンを含有している為、施工性、耐酸化性の面から微粉部分の使用は特に困難である。
また、特許文献6に記載されている様に、アルミナ・カーボン質使用済み耐火物を脱鉄のみ行い、湯当り部用プレキャストブロックに適用した場合は、前述のような処理費用高、微粉部等の廃棄を行う必要はないが、一般的な湯当りブロックの使用量からすると、使用済み耐火物の使用量は限定され、結果的に発生量の全てを消費することは困難である。
本発明によるアルミナ成分を主体とした不焼成れんが耐火物は、アルミナ・カーボン質使用済み耐火物を3mm以下の粒度に粉砕した粉砕物を原料の一部として40〜80wt%有するアルミナ成分を主体とした不焼成れんが耐火物において、前記粉砕物に対して、純度が90wt%以上で粒度が0.074mm以下のマグネシア微粉原料が3〜10wt%添加され、且つ、バージン原料であり、天然鱗状黒鉛、ピッチ、カーボンブラックのいずれかよりなるカーボン微粉原料を含み、アルミナ・カーボン屑中のカーボンとの合計のカーボン成分含有量が9〜13wt%となるようにカーボン微粉原料が添加された構成であり、また、本発明によるアルミナ・カーボン質使用済み耐火物をアルミナ成分を主体とした不焼成れんがに再生する再生方法は、アルミナ・カーボン質使用済み耐火物を3mm以下の粒度に粉砕した粉砕物を原料の一部として40〜80wt%使用するアルミナ・カーボン質使用済み耐火物をアルミナ成分を主体とした不焼成れんがに再生する再生方法において、前記粉砕物に対して、純度が90wt%以上で粒度が0.074mm以下のマグネシア微粉原料が3〜10wt%添加され、且つ、バージン原料であり、天然鱗状黒鉛、ピッチ、カーボンブラックのいずれかよりなるカーボン微粉原料を含み、アルミナ・カーボン屑中のカーボンとの合計のカーボン成分含有量が9〜13wt%となるようにカーボン微粉原料を添加する方法である。
本発明によるアルミナ成分を主体とした不焼成れんが及びアルミナ・カーボン質使用済み耐火物をアルミナ成分を主体とした不焼成れんがに再生する再生方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、前述の手法によって、3mm以下の粒度に粉砕したAC屑を40〜80wt%添加したれんがを用いることで、使用済みアルミナ・カーボン質耐火物を廃棄することなく、リサイクル化することが可能となる。
使用済み耐火物の処理工程を簡素化することで、使用済み耐火物を安価なリサイクル原料として配合添加できる為、耐火物の原料費を低減することが可能となる。
AC屑を不焼成れんがに配合添加する際、バージン原料部のマグネシア原料、カーボン原料の添加量に留意し、両原料を配合添加することで、従来のAC屑を使用しない不焼成れんがと同等の耐用性が得られ、結果原単位増による、使用済み耐火物の発生量増及びコスト高になることなく、AC屑のリサイクル化が可能となる。
本発明は、3mm以下の粒度に粉砕したAC屑を用いてアルミナ成分を主体とした不焼成れんが耐火物を製造することにより、従来と同様の混練、成形、乾燥方法を用いてリサイクルによる不焼成れんがを作ることを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるアルミナ成分を主体とした不焼成れんが及びアルミナ・カーボン質使用済み耐火物をアルミナ成分を主体とした不焼成れんがに再生する再生方法の好適な実施の形態について説明する。
本発明は、アルミナ・カーボン質使用済み耐火物の処理において、スラグ浸潤層の分別除去、粉砕工程での粒度の細分化を必要とせず、かつ、粉砕時に発生する微粉部分を全て利用することで、処理費用の低減及び廃棄物量の低減を図ることを目的に、AC屑をアルミナ成分を主体とする不焼成れんが(以下、不焼成れんがと記載)に配合添加するための技術である。
具体的には、使用済みアルミナ・カーボン質耐火物を粗砕、磁選後、更に2次粉砕により3mm以下の粒度に粉砕したものを不焼成れんがの原料の一部としてリサイクル化を行う。3mm以下に粉砕する理由としては、AC屑粒度の偏析によるれんがの成形性のバラツキを抑制するためである。また、3mm以下に粉砕した場合の粒度分布が極端に偏った場合は添加量が制限されるので、望ましくは3〜1mm=40〜60wt%、1mm未満=60〜40wt%になるように、粉砕機の調整を行うとよい。また、粉砕ロット毎による粒度分布のバラツキを抑制する意味で、粉砕機の調整を行うほうがよい。
AC(アルミナ・カーボン)屑の配合添加量は40〜80wt%とする。添加量については、れんがの使用される部位の過酷度により調整する(スラグライン(SL)、フリーボード(FB)部=40〜60wt%、メタルライン(ML)部=60〜80wt%)。
添加方法は、AC屑の粒度に相当する、不焼成れんが中のバージン原料との置換で行う。通常この粒度域はブラウンアルミナ、天然高アルミナ、ボーキサイト、白色電融アルミナ、焼結アルミナ、ムライト、焼結マグネシア、電融マグネシアの内の一種または複数種で構成されている。
AC屑は従来高純度アルミナ原料を主原料とし、カーボン原料が添加されている。このため、リサイクル原料として使用した場合、他のバージン原料との焼結性が低い。例えば、不焼成アルミナ・マグネシア・カーボンれんがの様に、元々マグネシア原料が配合添加されているものは問題ないが、例えば、不焼成アルミナ・炭珪・カーボンれんがの様にマグネシア原料が配合添加されていない材質においては、新たにマグネシア原料を配合添加する必要がある。これはマグネシア原料を添加することで、AC屑及びバージン原料中のアルミナ分とのスピネル化による焼結性を付与するためである。尚、不焼成アルミナ・マグネシア・カーボンれんがであっても、マグネシア原料が微粉部に使用されていない場合は、同じ理由で微粉部での添加が必要である。微粉部で添加するマグネシア原料は、焼結マグネシア、電融マグネシアであって、純度が90wt%以上であり、添加する範囲は3〜10wt%とする。純度が90%以下の場合は耐食性の面で問題があり、また、3wt%以下の添加量では効果が得られず、10wt%以上では焼結性過多及び膨張性過多による耐スポーリング性の面で問題がある。
AC屑中にはカーボンが含有されているが、これ以外にもバージン原料としてのカーボンを添加する。これはカーボンによるスラグ浸潤抑制効果を得ようとした場合、カーボンが微粉であることが望ましく、AC屑中の微粉部中のカーボン源だけではこの効果が得られにくいためである。バージン原料としてのカーボン添加量は以下の範囲である。使用するカーボン原料は天然鱗状黒鉛、ピッチ、カーボンブラックのいずれでもよい。
れんが中のカーボン含有量=9wt%<AC屑中のカーボン含有量+バージンのカーボン原料<13wt%
AC屑中のカーボン及びバージンのカーボン原料の酸化防止剤として、金属アルミニウム、金属シリコニウム、B4Cの1種又は複数種を使用する。
れんがのプレスによる成形性及び製品強度付与に必要となる、成形助剤(粘土等)及び結合剤(フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂)は通常の不焼成れんがと同様にし、残部は通常の不焼成れんがと同じとする。
次に、実際に実験した本発明と比較例との場合について開示する。
尚、3mm以下の粒度に粉砕したAC屑を、溶銑予備処理鍋(脱燐、脱硫処理鍋)の側壁ワーク材に使用する、不焼成アルミナ・炭珪・カーボンれんがに配合添加した。表1の第1表に実炉評価を行った各配合を記載する。
Figure 0004475635
次に、AC屑の添加量は、スラグライン部、フリーボード部用れんがに40〜60wt%、メタルライン部用れんがに60〜80wt%とし、実炉評価を行った。
本実施例は不焼成アルミナ・炭珪・カーボンれんがに対しAC屑を配合添加しているため、マグネシア原料を新たに配合添加した。マグネシア原料は純度95%の電融マグネシアを0.074mm以下の粒度で各実施例とも使用した。
表1の第1表に記載した各配合を説明する。比較例1は、AC屑が未添加の通常使用している、不焼成アルミナ・炭珪・カーボン質れんがである。実施例1〜4はAC屑を40〜80wt%添加し、本発明の範囲内でマグネシア原料、カーボン原料を使用した。比較例2,3,4はAC屑を添加し、カーボン含有量、マグネシア添加量について、本発明の請求範囲を超え、それぞれ添加されている。
実施例4のメタルライン部においてAC屑添加量を80wt%とした。れんがを成形する上でバージン原料として必要な成形助剤等を添加した残部に、マグネシア原料、カーボン原料を添加したため、他の実施例よりこれら添加量が少なくなっている。
尚、図1に、表1の第1表に記載した各配合の実炉評価の結果を示す。
損傷の主因は、実施例1〜4、比較例1〜3共に、スラグライン部の溶損であり、比較例4は、スラグライン部メタルライン部の迫割れであった。又、比較例4の非迫割れ部の残寸は実施例2と同等であった。
比較例1の耐用回数は400chであり、これに対し、実施例1〜4それぞれ同等の耐用回数が得られた。
実施例1と2を比較した場合、マグネシア添加量が多い実施例2の方が耐用性に優れていることから、マグネシア添加による効果が確認できる。
比較例2は、カーボン含有量が本発明の範囲を超えているため、耐食性低下により十分な耐用性が得られなかった。この理由としては、カーボン量過多により成形性が低下し、物性面で比較例1及び実施例1〜4と比較し劣っているためである。
比較例3マグネシア添加量が発明の範囲より少ないため、十分な耐食性が得られず、逆に比較例4は本発明の範囲より過剰なため、耐スポーリング性に問題があり、結果、比較例3,4共に耐用回数が低下した。又、比較例4の廃却時の残寸が、実施例2と差異がなかったことから、マグネシア添加量が10wt%を超えても耐食性の向上は期待できないことが判明した。
従って、本発明によれば、アルミナ・カーボン質使用済み耐火物を3mm以下の粒度に粉砕した粉砕物を原料の一部として40〜80wt%有することを特徴とするアルミナ成分を主体とした不焼成れんが耐火物を得ることができ、又、前記粉砕物に対してマグネシア微粉原料及びカーボン微粉原料が添加されたことを特徴とするアルミナ成分を主体とした不焼成れんが耐火物を得ることができ、さらに、前記マグネシア微粉原料が3〜10wt%添加され、且つ、カーボン成分含有量が9〜13wt%となるように前記カーボン微粉原料が添加された不焼成れんが耐火物を得ることができる。
本発明は、製鉄工程に用いるれんが耐火物に限らず、建物、地面等の使用にも適用可である。
本発明によるAC屑をリサイクル使用した不焼成アルミナ・炭珪・カーボンれんがの実炉耐用回数結果を示す特性図である。

Claims (2)

  1. アルミナ・カーボン質使用済み耐火物を3mm以下の粒度に粉砕した粉砕物を原料の一部として40〜80wt%有するアルミナ成分を主体とした不焼成れんが耐火物において、
    前記粉砕物に対して、純度が90wt%以上で粒度が0.074mm以下のマグネシア微粉原料が3〜10wt%添加され、且つ、バージン原料であり天然鱗状黒鉛、ピッチ、カーボンブラックのいずれかよりなるカーボン微粉原料を含み、アルミナ・カーボン屑中のカーボンとの合計のカーボン成分含有量が9〜13wt%となるようにカーボン微粉原料が添加されたことを特徴とするアルミナ成分を主体とした不焼成れんが耐火物。
  2. アルミナ・カーボン質使用済み耐火物を3mm以下の粒度に粉砕した粉砕物を原料の一部として40〜80wt%使用するアルミナ・カーボン質使用済み耐火物をアルミナ成分を主体とした不焼成れんがに再生する再生方法において、
    前記粉砕物に対して、純度が90wt%以上で粒度が0.074mm以下のマグネシア微粉原料が3〜10wt%添加され、且つ、バージン原料であり、天然鱗状黒鉛、ピッチ、カーボンブラックのいずれよりなるカーボン微粉原料を含み、アルミナ・カーボン屑中のカーボンとの合計のカーボン成分含有量が9〜13wt%となるようにカーボン微粉原料を添加することを特徴とするアルミナ・カーボン質使用済み耐火物をアルミナ成分を主体とした不焼成れんがに再生する再生方法。
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