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JP4478673B2 - 資金移動処理システム及び資金移動処理方法 - Google Patents
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JP4478673B2 - 資金移動処理システム及び資金移動処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の口座間で資金移動を行なうための資金移動処理システム及び資金移動処理方法に関する。
企業グループや企業内において複数の預金口座を設けている場合に、各預金口座にある資金を効率的に活用するために、統括口座に対して資金を集約して一元管理することが行われている。企業グループ等における口座は、統括口座を頂点にその他の口座がそれぞれ関連付けられて階層構造を構成している。
このような階層構造を有する口座において、資金の集中及び配分を正しく実行することを目的としたシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示されたシステムでは、親口座、子口座及び孫口座のそれぞれの口座の階層構造上の位置づけから処理の順序を定めて資金移動を実行している。
さらに、特許文献1に開示されたシステムにおける種々の課題を解決することを目的としたシステムが特許文献2に提案されている。特許文献2に開示されたシステムでは、子口座と孫口座の間の資金移動処理が終了したことをトリガとして親口座と子口座間の資金移動処理を起動しているので、一度の起動処理によって2以上の資金移動を連続して処理することができる。
特開2002−24559号公報 特開2004−118590号公報
しかしながら、特許文献1では、口座数が増加し、階層数が増加すると、処理順序の作成のために多大な労力を要する。また、特許文献1では、資金集中処理と資金配分処理とは、それぞれ独立して実行する構成のみが開示されており、資金集中処理と資金配分処理を口座毎に実行させるための具体的な処理については開示されていない。
また、特許文献2では、口座間の資金移動処理として説明されているが、移動する資金額を決定する具体的な処理については開示されておらず、自動的に移動資金額を決定することは困難である。
本発明の目的は、このような課題を解決するためになされたものであり、口座数が増加し、階層数が増加した場合にも、容易かつ自動的に資金移動処理を実行することが可能な資金移動処理システム及び資金移動処理方法を提供することである。
本発明にかかる資金移動処理システムは、少なくとも、第1の口座、当該第1の口座に対して下位の第2の口座及び当該第2の口座に対して下位の第3の口座を含む3層以上の階層構造を有する口座間で資金移動処理を行なうことにより、第2の口座及び第3の口座の残高を予め定めた0以上のターゲットバランスに調整可能な資金移動処理システムであって、前記口座の階層構造を特定する階層構造情報と、各口座のターゲットバランスとを含む資金移動条件情報を格納する条件情報記憶部と、各口座の残高情報を含む口座情報を格納する口座情報記憶部と、前記口座間で資金を移動させるための資金移動情報を記憶する資金移動情報記憶部と、前記資金移動情報を生成する制御部とを備え、前記制御部は、前記第3の口座に関して前記口座情報記憶部より取得した初期残高が、前記条件情報記憶部より取得したターゲットバランスよりも高い口座を選択し、選択された第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第3の口座の集中金額を求め、前記集中金額を求めた第3の口座の上位に位置する第2の口座を前記第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第2の口座の集中金額を求め、前記第3の口座に関して前記口座情報記憶部より取得した初期残高がターゲットバランスよりも低い口座を選択し、選択された第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第3の口座の配分金額を求めと、前記配分金額を求めた第3の口座の上位に位置する第2の口座を前記第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第2の口座の配分金額を求め、前記集中金額と前記配分金額を求めた第2の口座について、前記口座情報記憶部より取得した初期残高と前記集中金額及び/又は前記配分金額を加算することによって第2の口座の中間残高を求める第1の集中配分計算手段と、前記第2の口座に関して前記中間残高が、前記条件情報記憶部より取得したターゲットバランスよりも高い口座を選択し、選択された第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第2の口座の集中金額を求め、前記集中金額を求めた第2の口座の上位に位置する第1の口座を前記第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第1の口座の集中金額を求め、前記第2の口座に関して前記中間残高がターゲットバランスよりも低い口座を選択し、選択された第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第2の口座の配分金額を求め、前記配分金額を求めた第2の口座の上位に位置する第1の口座を前記第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第1の口座の配分金額を求める第2の集中配分計算手段と、前記第3の口座から前記第2の口座へ資金を移動させる第1の集中処理を実行させる第1の資金移動情報を、前記算出された前記第3の口座又は前記第2の口座の集中金額に基づいて生成し、前記第2の口座から前記第1の口座へ資金を移動させる第2の集中処理を実行させる第2の資金移動情報を、前記算出された前記第2の口座又は前記第1の口座の集中金額に基づいて生成し、前記第1の口座から前記第2の口座へ資金を移動させる第1の配分処理を実行させる第3の資金移動情報を、前記算出された前記第1の口座又は前記第2の口座の配分金額に基づいて生成し、前記第2の口座から前記第3の口座へ資金を移動させる第2の配分処理を実行させる第4の資金移動情報を、前記算出された前記第2の口座又は前記第3の口座の配分金額に基づいて生成し、前記生成された第1乃至第4の資金移動情報を前記資金移動情報記憶部に格納する資金移動情報起票手段とを備え、前記第1の集中配分計算手段により前記第3の口座と前記第2の口座間の集中配分計算を実行した後に、前記第2の集中配分計算手段により前記第2の口座と前記第1の口座間の集中配分計算を実行し、前記資金移動情報起票手段は、前記第1の集中処理、前記第2の集中処理、前記第1の配分処理及び前記第2の配分処理が、この順に実行され、当該順序による実行を通じて前記第2の口座における残高が前記ターゲットバランスを下回らずに資金移動するように前記第1乃至第4の資金移動情報を起票する
本発明にかかる資金移動処理方法は、少なくとも、第1の口座、当該第1の口座に対して下位の第2の口座及び当該第2の口座に対して下位の第3の口座を含む3層以上の階層構造を有する口座間で資金移動処理を行なうことにより、第2の口座及び第3の口座の残高を予め定めた0以上のターゲットバランスに調整する資金移動処理方法であって、前記第3の口座に関して口座情報記憶部より取得した初期残高が、条件情報記憶部より取得したターゲットバランスよりも高い口座を選択し、選択された第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第3の口座の集中金額を求め、前記集中金額を求めた第3の口座の上位に位置する第2の口座を前記第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第2の口座の集中金額を求め、前記第3の口座に関して前記口座情報記憶部より取得した初期残高がターゲットバランスよりも低い口座を選択し、選択された第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第3の口座の配分金額を求め、前記配分金額を求めた第3の口座の上位に位置する第2の口座を前記第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第2の口座の配分金額を求め、前記集中金額と前記配分金額を求めた第2の口座について、前記口座情報記憶部より取得した初期残高と前記集中金額及び/又は前記配分金額を加算することによって第2の口座の中間残高を求める第1の集中配分計算ステップと、前記第2の口座に関して前記中間残高が、前記条件情報記憶部より取得したターゲットバランスよりも高い口座を選択し、選択された第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第2の口座の集中金額を求め、前記集中金額を求めた第2の口座の上位に位置する第1の口座を前記第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第1の口座の集中金額を求め、前記第2の口座に関して前記中間残高がターゲットバランスよりも低い口座を選択し、選択された第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第2の口座の配分金額を求め、前記配分金額を求めた第2の口座の上位に位置する第1の口座を前記第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第1の口座の配分金額を求める第2の集中配分計算ステップと、前記第3の口座から前記第2の口座へ資金を移動させる第1の集中処理を実行させる第1の資金移動情報を、前記算出された前記第3の口座又は前記第2の口座の集中金額に基づいて生成、前記第2の口座から前記第1の口座へ資金を移動させる第2の集中処理を実行させる第2の資金移動情報を、前記算出された前記第2の口座又は前記第1の口座の集中金額に基づいて生成、前記第1の口座から前記第2の口座へ資金を移動させる第1の配分処理を実行させる第3の資金移動情報を、前記算出された前記第1の口座又は前記第2の口座の配分金額に基づいて生成、前記第2の口座から前記第3の口座へ資金を移動させる第2の配分処理を実行させる第4の資金移動情報を、前記算出された前記第2の口座又は前記第3の口座の配分金額に基づいて生成、前記生成された第1乃至第4の資金移動情報を前記資金移動情報記憶部に格納する資金移動情報起票ステップを備え、前記第1の集中配分計算ステップにより前記第3の口座と前記第2の口座間の集中配分計算を実行した後に、前記第2の集中配分計算ステップにより前記第2の口座と前記第1の口座間の集中配分計算を実行し、前記資金移動情報起票ステップは、前記第1の集中処理、前記第2の集中処理、前記第1の配分処理及び前記第2の配分処理が、この順に実行され、当該順序による実行を通じて前記第2の口座における残高が前記ターゲットバランスを下回らずに資金移動するように前記第1乃至第4の資金移動情報を起票する
本発明によれば、口座数が増加し、階層数が増加した場合にも、容易かつ自動的に資金移動処理を実行することが可能な資金移動処理システム及び資金移動処理方法を提供することができる。
まず、図1を用いて、本発明にかかる資金移動処理システムの処理対象となる口座の構造例について説明する。図に示されるように、本例において、口座は、親口座10、子口座20、孫口座30の3つの階層構造を有している。ここで、親口座10は、例えば、企業グループにおける親会社の統括口座や、企業内における本社の統括管理部門の口座である。子口座20は、その上位層の親口座10と関連付けられており、この例では、一つの親口座10に対して三つの子口座20a,20b,20cが関連付けられている。孫口座30は、その上位の子口座20と関連付けられており、この例では、一つの子口座20aに対して三つの孫口座30a,30b,30c、一つの子口座20bに対して三つの孫口座30d,30e,30f、一つの子口座20cに対して二つの孫口座30g,30hがそれぞれ関連付けられている。子口座20・孫口座30は、例えば、企業グループにおける子会社、孫会社の口座や、企業内における支店・支社・営業所の口座である。本例にかかる口座は、当座預金もしくは普通預金等の流動性預金口座であるが、配分や調整を行なうためには、当座貸越枠付与可能な流動性預金である当座預金口座である必要がある。
なお、図1に示す例では、3層構造であったが、これに限らず、本発明にかかる資金移動処理システムは、4層以上の階層構造に対しても容易に適用することができる。
続いて、図2を用いて、本発明にかかる資金移動処理システムを含む全体構成について説明する。
本発明にかかる資金移動処理システム1は、勘定系システム2及び端末5と接続されている。資金移動処理システム1と、勘定系システム2・端末5間は、バスやケーブルを介して接続されていてもよく、また、任意の通信網を介して接続されていてもよい。勘定系システム2は、キャッシュマネージメントシステム(CMS)3と接続されており、このCMS3は、ユーザの端末4と通信網を介して接続されている。
資金移動処理システム1は、コンピュータシステムにより構成され、制御部11及びデータベース12を備えている。さらに、当該資金移動処理システム1は、図示しない構成として、勘定系システム2や端末3等の外部装置との間でデータの入出力を実行するための制御を行なう入出力制御回路を備えている。
制御部11は、資金移動処理システム1を実現するための種々の演算処理を実行する。制御部11は、CPU(中央演算装置)や、ROM・RAM等の記憶手段がバスに接続されて構成されている。制御部11において、CPUは、メインプログラムや、RAM等に展開されたプログラム、一時的に格納されたデータ等に基づき転送や演算処理を実行する。RAMは、一時的にデータを格納する記憶部として機能する。RAMに展開されたプログラムには、本発明の資金移動処理を実行可能なコンピュータプログラムが含まれる。
データベース12は、データを格納する記憶手段(記憶部)であり、メモリやハードディスク等によって構成される。本例では、データベース12は、条件情報記憶部121と口座情報記憶部122と、資金移動情報記憶部123を備えている。
条件情報記憶部121には、資金移動条件に関する情報(以下、単に「条件情報」とする)が格納されている。当該条件情報は、端末5から資金移動処理システム1に入力され、当該資金移動処理システム1の制御部11によって当該条件情報記憶部121に格納される。条件情報は、例えば、各口座間を関連付ける構造情報、各口座のターゲットバランス情報、各口座の拠点情報、資金移動基準日、実行タイミングが含まれる。条件情報記憶部121に格納されている条件情報の追加、変更及び削除は設定変更により随時可能である。
本例において構造情報は、階層番号をx=1〜i、個数(同一階層となる口座の識別番号)をy=1〜jとしたとき、次のように表わされる。
口座 : xa(x−1)a(x−2)a・・・1a
ここで、「xa」は、表わそうとする対象口座の階層レベルと、その階層における口座の識別情報を特定し、「(x−1)a」は、この対象口座に対してすぐ上位の階層レベルにおいて当該対象口座に関連付けられた口座の階層レベルとその階層における当該口座の識別情報である。同様にして、最も上位の口座(親口座)まで、当該対象口座と関連付けられた口座を特定する情報が並べられる。従って、このような表現形式の構造情報によって、対象口座を特定する情報と、当該対象口座に対して関連付けられた上位口座を特定する情報を識別することが可能である。
ターゲットバランス情報は、資金移動処理によって各口座に残すべき金額を示す残高額を特定する情報である。例えば、残高額をゼロに調整する場合には、ターゲットバランスはゼロとなり、残高額を1000万円とする場合には、ターゲットバランスは1000万円となる。
拠点情報は、アジア地域等の所属地域、中国等の所属国及び上海等の所属都市の情報を含んでいる。
資金移動基準日は、資金移動を実行する日であり、口座毎に設定することができ、口座毎に異なる日に資金移動を行なうことができる。当該資金移動基準日は、日次、週次、日付指定、月次により特定することができる。
実行タイミングは、1日のうちに何時に当該資金移動処理を実行するかを特定する情報であり、1日の実行タイミングの最大回数は何回でも設定することができる。
口座情報記憶部122には、各口座の店番、口座番号、残高情報等が格納されている。口座情報記憶部122に格納されている口座情報の追加、変更及び削除は設定変更により随時可能である。
資金移動情報記憶部123には、起票指示である資金移動情報が格納されている。資金移動情報には、Debit(借方)側とCredit(貸方)側に分けて、口座と移動金額が関連付けられている。
図2において、勘定系システム2は、各口座の登録処理や口座間の資金移動処理を実行する。日本国内の勘定系システム2は、全国銀行協会に設置されたコンピュータシステムである全銀システム等に接続されている。また、海外の勘定系システム2は、SWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)に接続されており、資金決済等はSWIFT経由で行なわれている。なお、勘定系システム2と資金移動処理システム1の双方は、単一のホストコンピュータに搭載することも可能である。
キャッシュマネージメントシステム(CMS)3は、ユーザからの照会要求に応じて資金の移動情報をユーザに対して提供する処理を含む各種の処理を実行するシステムである。
続いて、本発明にかかる資金移動処理システムにおける処理の流れを説明する。図3は、当該処理の全体を示すフローチャートである。図に示されるように、まず、資金移動条件の登録処理を実行する(S101)。資金移動条件は、端末5を用いて登録する。具体的に、操作者が入力手段(キーボード、マウス、外部媒体読み取り装置)を用いて条件情報を端末5に対して入力すると、当該条件情報は、資金移動処理システム1に対して送信される。資金移動処理システム1の制御部11は、当該条件情報を受信し、条件情報記憶部121に格納する。
次に、集中配分計算を実行し、資金移動の詳細について決定する(S102)。集中配分計算は、通常、条件情報に含まれる資金移動基準日及び実行タイミングに従って実行するが、端末5に対する集中配分計算の実行要求の入力に応じて実行するようにしてもよい。集中配分計算処理については、後に詳述するが、以下にその処理の概要について説明する。
まず、孫口座30に関して口座情報記憶部122より取得した初期残高が、条件情報記憶部121より取得したターゲットバランスよりも高い口座を選択し、選択された孫口座30の初期残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該孫口座30の集中金額を求める。次に、集中金額を求めた孫口座30の上位に位置する子口座20を孫口座30の初期残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該子口座20の集中金額を求めた後に、全口座について初期残高と集中金額を加算して集中後金額を求める。さらに、孫口座30に関して口座情報記憶部122より取得した集中後金額(初期残高でもよい)がターゲットバランスよりも低い口座を選択し、選択された孫口座30の集中後金額(初期残高でもよい)とターゲットバランスの差分を算出することにより当該孫口座30の配分金額を求める。配分金額を求めた孫口座30の上位に位置する子口座20を孫口座30の集中後金額とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該子口座20の配分金額を求める。続いて全口座について集中後金額と配分金額を加算して中間残高を算出する。
次に、中間残高を求めた子口座20について、中間残高が条件情報記憶部121より取得したターゲットバランスよりも高い口座を選択し、選択された子口座20の中間残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該子口座20の集中金額を求める。次に集中金額を求めた子口座20の上位に位置する親口座10を前記子口座20の初期残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該親口座10の集中金額を求めた後に全口座の集中後金額を求める。
さらに、子口座20に関して中間残高がターゲットバランスよりも低い口座を選択し、選択された子口座20の集中後金額(中間残高でもよい)とターゲットバランスの差分を算出することにより当該子口座20の配分金額を求める。配分金額を求めた子口座20の上位に位置する親口座10を子口座20の集中後金額とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該親口座10の配分金額を求める。続いて全口座について集中後金額と配分金額を加算して最終残高を算出する。
そして、決定された資金移動の詳細に基づいて起票指示を作成する(S103)。具体的には、集中配分計算処理により、算出された親口座10、子口座20及び孫口座30の集中金額及び配分金額に基づいて下位口座の集中金額、上位口座の集中金額、上位口座の配分金額、下位口座の配分金額の順に起票指示を生成し、資金移動情報記憶部123に格納する。作成された起票指示は、勘定系システム2に対して出力される。起票指示の作成処理の具体例については後に説明する。起票指示は、勘定系システム2に対して口座間の資金移動を実行させる要求を特定する資金移動情報である。
続いて、集中配分計算の詳細について説明する。図5は、当該集中配分計算を説明するための説明図である。図に示されるように、親口座である第1階層の口座(最上位口座)から、子口座である第2階層の口座、孫口座である第3階層の口座、さらに、第i階層の口座(最下位口座)に至るまでの各口座について、予め設定された条件情報により特定されたターゲットバランスになるように、集中配分計算が実行される。図5におけるmは、処理の順番を示しており、階層xとの間で図4に示されるような関係を有する。即ち、本例では、最下位の口座から順に、上位に向かって処理を実行するように、最下位口座を「1」、次の上位口座を「2」とし、最上位口座の一つ下層の口座(即ち、子口座)を最後としている。なお、最上位口座である親口座については、子口座との間で資金移動が行なわれるが、この資金移動は、子口座における処理として扱われる。
集中配分計算の全体フローを図6に示す。最初に制御部11は、mに初期値1を代入する(S201)。次に、制御部11は、mが階層数iであるかを判定することにより、最後の処理対象である親口座かどうかを判定する(S202)。mがiでない、即ち処理対象が親口座でないと判定された場合に、制御部11は、図5においてAで示される初期残高の計算(S203)、同Bで示される集中金額の計算(S204)、同Cで示される集中後残高の計算(S205)、同Dで示される配分金額の計算(S206)、同Eで示される最終残高の計算(S207)を順に実行する。それぞれの計算結果は、一時的に制御部11の記憶部に格納される。そして、制御部11は、m+1をmに代入し(S208)、S202〜S208の処理を繰り返し実行する。
S202において、mがiであると判定され、計算対象が親口座であると判定された場合に、制御部11は、mに初期値1を代入する(S209)。制御部11は、mがiであるかを判定し、mがiでないと判定した場合に、mにより対応付けられる層の集中金額の起票指示を作成する(S211)。そして、m+1をmに代入する(S212)ことにより、上位の階層に移行して、同様にしてS210〜S212の処理を繰り返し実行する。これにより、最下位口座から子口座にいたるまで全ての層の口座について集中金額に対する起票指示が作成される。S210において、mがiであると判定され、計算対象が親口座であると判定された場合に、制御部11は、m−1をmに代入する(S 213)ことにより子口座に移行し、mが1より小さい、つまり最下位層まで処理を行なったと判定された(S214)場合には処理を終了する。S214においてmが1より小さくないと判定された場合には、mにより対応付けられる層の配分金額の起票指示を作成する(S215)。同様にしてS213〜S215の処理を繰り返し実行する。これにより、子口座から最下位層にいたるまで全ての層の口座について配分金額に対する起票指示が作成される。
続いて、図7のフローチャートを用いて、図5においてAで示される初期残高の計算(S203)の詳細について説明する。ここでは、全口座に対する処理を行なう。始めに、親口座の処理を行なう。まず、制御部11は、xに初期値1を代入する(S301)。次に、制御部11は、xが階層の数を示す値iよりも大きいかどうかを判定する(S302)。制御部11は、xがiよりも大きいと判定した場合には処理を終了する。制御部11は、xがiよりも大きくないと判定した場合には、yに初期値1を代入する(S303)。yは、同一の層における口座を識別する情報1〜jが割り当てられている。制御部11は、さらに、x階層におけるyは、同一の層における口座の数を示すjよりも大きいかどうかを判定する(S304)。
制御部11は、x階層におけるyがjよりも大きいと判定した場合には、xにx+1を代入する(S309)ことにより、下位の階層に移行し、再度、ステップS302を実行する。制御部11は、x階層におけるyがjよりも大きくないと判定した場合には、mが1、即ち処理対象が最下層であるかどうかを判定する(S305)。制御部11は、mが1であると判定した場合には、xa(x−1)a(x−2)a・・・1aで表わされる各口座の残高情報を、口座情報記憶部122より取得し、各口座と関連付けて記憶部に格納する(S308)。他方、制御部11は、mが1でないと判定した場合には、一つ下の階層、即ちm−1の最終残高を記憶部より読み出し、これを初期残高として記憶部に格納する(S306)。制御部11は、ステップS306、S308の処理後、yにy+1を代入することにより(S307)、同一層における次の口座の処理に移行し、ステップS304を実行する。
続いて、図8のフローチャートを用いて、図5においてBで示される集中金額の計算(S204)の詳細について説明する。ここでは、mに対するx階層と、その上位階層に対する処理を行なう。まず、制御部11は、yに初期値1を代入する(S401)。次に、制御部11は、mに対するx階層でのyは同一層における口座の数を示すjよりも大きいかどうかを判定する(S402)。制御部11はyがjよりも大きいと判定した場合には、処理を終了する。他方、制御部11は、yがjよりも大きくないと判定した場合には、処理対象の口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aの初期残高mAがターゲットバランスTよりも大きいかどうかを判定する(S403)。制御部11が初期残高mAがターゲットバランスTよりも大きくないと判定した場合には、yにy+1を代入することにより(S406)、同一層における次の口座の処理に移行し、ステップS402を実行する。
制御部11は、処理対象の口座の初期残高mAがターゲットバランスTよりも大きいと判定した場合には、これを選択し、処理対象の口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aの初期残高mAからターゲットバランスTを減算した値に対して(−1)を乗算した値を、集中金額mBとして算出する(S404)。即ち、初期残高mAとターゲットバランスTの差分に対して正負の符号を反転させた値を求め、これを集中金額mBとして、記憶部に格納する。
制御部11は、さらに、処理対象の口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aのすぐ上位の口座(x−1)a(x−2)a(x−3)a・・・1aの集中金額mBを、処理対象の口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aの初期残高mAからターゲットバランスTを減算した値に、上位口座x−1a(x−2)a(x−3)a・・・1aに集中金額として既に設定されている値mBを加算することにより求め(S405)、記憶部に格納する。このような処理が終了した場合に、制御部11は、y+1を代入し(S406)、次の口座について処理を実行するために、ステップS402に戻る。
続いて、図9のフローチャートを用いて、図5においてCで示される集中後残高の計算(S205)の詳細について説明する。ここでは、全口座に対する処理を行なう。まず、制御部11は、xに初期値1を代入する(S501)ことで、最上位口座の処理を行なう。次に、制御部11は、xが階層の数を示す値iよりも大きいかどうかを判定する(S502)。制御部11は、xがiよりも大きいと判定した場合には処理を終了する。制御部11は、xがiよりも大きくないと判定した場合には、yに初期値1を代入する(S503)。制御部11は、さらに、x階層におけるyは、同一の層における口座の数を示すjよりも大きいかどうかを判定する(S504)。
制御部11は、x階層におけるyがjよりも大きいと判定した場合には、xにx+1を代入する(S507)ことにより、下位の階層に移行し、再度、ステップS502を実行する。制御部11は、x階層におけるyがjよりも大きくないと判定した場合には、処理対象の口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aの集中後残高mCを、記憶部に格納された初期残高mAと集中金額mBとを加算することにより算出し、記憶部に格納する(S505)。制御部11は、ステップS505の処理後、yにy+1を代入することにより(S506)、同一層における次の口座の処理に移行し、ステップS504を実行する。
続いて、図10のフローチャートを用いて、図5においてDで示される配分金額の計算(S206)の詳細について説明する。ここでは、mに対するx階層と、その上位階層に対する処理を行なう。まず、制御部11は、yに初期値1を代入する(S601)。次に、制御部11は、mに対するx階層でのyは同一層における口座の数を示すjよりも大きいかどうかを判定する(S602)。制御部11はyがjよりも大きいと判定した場合には、処理を終了する。他方、制御部11は、yがjよりも大きくないと判定した場合には、処理対象の口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aの集中後残高mCがターゲットバランスTよりも小さいかどうかを判定する(S603)。制御部11が集中後残高mCがターゲットバランスTよりも小さくないと判定した場合には、yにy+1を代入することにより(S606)、同一層における次の口座の処理に移行し、ステップS602を実行する。
制御部11は、処理対象の口座の集中後残高mCがターゲットバランスTよりも小さいと判定した場合には、これを選択し、ターゲットバランスTから処理対象の口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aの集中後残高mCを減算した値を、配分金額mDとして算出する(S604)。
制御部11は、さらに、処理対象の口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aのすぐ上位の口座x−1a(x−2)a(x−3)a・・・1aの配分金額mDを、処理対象の口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aのターゲットバランスTから集中後残高mCを減算した値に対して(−1)を乗算した値に、上位口座x−1a(x−2)a(x−3)a・・・1aに配分金額として既に設定されている値mDを加算することにより求め、記憶部に格納する。即ち、ターゲットバランスTと処理対象口座の集中後金額mCの差分に対して正負の符号を反転させた値を求め、これを既に設定されている上位口座の配分金額mDと加算し、これを上位口座の配分金額mDとして、記憶部に格納する。このような処理が終了した場合に、制御部11は、y+1を代入することにより(S606)、同一層における次の口座の処理に移行し、ステップS602を実行する。
続いて、図11のフローチャートを用いて、図5においてEで示される最終残高の計算(S207)の詳細について説明する。ここでは、全口座に対する処理を行なう。まず、制御部11は、xに初期値1を代入する(S701)ことで、最上位口座の処理を行なう。次に、制御部11は、xが階層の数を示す値iよりも大きいかどうかを判定する(S702)。制御部11は、xがiよりも大きいと判定した場合には処理を終了する。制御部11は、xがiよりも大きくないと判定した場合には、yに初期値1を代入する(S703)。制御部11は、さらに、x階層におけるyは、同一の層における口座の数を示すjよりも大きいかどうかを判定する(S704)。
制御部11は、x階層におけるyがjよりも大きいと判定した場合には、xにx+1を代入する(S707)ことで、下位の階層に移行し、再度、ステップS702を実行する。制御部11は、x階層におけるyがjよりも大きくないと判定した場合には、処理対象の口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aの最終残高mEを、記憶部に格納された集中後残高mCと配分金額mDとを加算することにより算出し、記憶部に格納する(S705)。制御部11は、ステップS705の処理後、yにy+1を代入することにより(S706)、同一層における次の口座の処理に移行し、ステップS704を実行する。
続いて図12のフローチャートを用いて図6のフローチャートにおける起票指示作成処理(S211)の詳細について説明する。まず、制御部11は、yに初期値1を代入する(S801)。次に、制御部11は、mに対するx階層でのyは同一層における口座の数を示すjよりも大きいかどうかを判定する(S802)。制御部11がyがjよりも大きいと判定した場合には、ステップS806以降の処理を実行する。他方、制御部11は、yがjよりも大きくないと判定した場合には、下位口座から上位口座への集中金額に対する起票指示を作成する。処理対象の口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aの集中金額mBが0(ゼロ)よりも小さいかどうかを判定する(S803)。制御部11が集中金額mBが0よりも小さくないと判定した場合には、yにy+1を代入することにより(S805)、同一層における次の口座の処理に移行し、ステップS802を実行する。
制御部11は、処理対象の口座の集中金額mBが0よりも小さいと判定した場合には、Debit(借方)側に処理対象口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1a1、Credit(貸方)側に処理対象口座の上位口座(x−1)a(x−2)a(x−3)a・・・1aを、処理対象口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aの集中金額mBを取引金額として起票指示を設定する(S804)。設定された起票指示、即ち資金移動情報は、データベース12の資金移動情報記憶部123に格納される。ステップS804の処理後、yにy+1を代入することにより(S805)、同一層における次の口座の処理に移行し、ステップS802を実行する。
ステップS802において、制御部11がyがjよりも大きいと判定した場合には、処理を終了し、配分金額起票指示作成を実行する。まず、yに初期値1を代入する(S806)。次に、制御部11は、mに対するx階層でのyは同一層における口座の数を示すjよりも大きいかどうかを判定する(S807)。制御部11がyがjよりも大きいと判定した場合には、処理を終了する。他方、制御部11は、yがjよりも大きくないと判定した場合には、処理対象の口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aの配分金額mDが0よりも大きいかどうかを判定する(S808)。制御部11が配分金額mDが0よりも大きくないと判定した場合には、yにy+1を代入することにより(S810)、同一層における次の口座の処理に移行し、ステップS807を実行する。
制御部11は、配分金額mDが0よりも大きいと判定した場合には、Debit(借方)側に処理対象口座の上位口座(x−1)a(x−2)a(x−3)a・・・1a1、Credit(貸方)側に処理対象口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aを、処理対象口座xa(x−1)a(x−2)a・・・1aの配分金額mDを取引金額として起票指示を設定する(S809)。設定された起票指示、即ち資金移動情報は、データベース12の資金移動情報記憶部123に格納される。ステップS809の処理後、yにy+1を代入することにより(S810)、同一層における次の口座の処理に移行し、ステップS807を実行する。起票指示データにより、各口座の起票が行われた場合の残高を集中配分計算につき説明した図5のEに示す最終残高の値に基づき求めることができる。
本発明にかかる資金移動処理システムでは、上述のように、下位の層から順に計算を行なっているため、計算量を少なくすることが可能となる。さらに、起票指示(資金移動情報)において、下位の口座から上位の口座への集中を先に行なうように構成しているので、残高がゼロ未満となるのを極力回避することができる。
さらに、配分処理よりも集中処理を先に実行することにより、上位口座の残高がゼロ未満となるのを極力回避することができる。
また、上述の例では、3階層の例について示したが、これに限らず、4階層以上においても同様のアルゴリズムによって、資金移動処理を実行することが可能であるため、汎用的であり、処理の設定に伴う労力を低減することが可能となる。
続いて、図13で示される階層構造を有する口座において資金移動させる場合の処理例について説明する。図14に集中配分の計算結果を示す。まず、m=1の処理(即ち、孫口座の処理)において、初期残高を口座情報記憶部122に格納された残高情報を取得して、設定する。次に集中金額の算出処理を実行し、ターゲットバランスであるゼロよりも高い孫口座3a2a1aについて初期残高70ドルの符号を反転させて−70ドルを設定し、孫口座3a2a1aの上位口座である2a1aについて孫口座3a2a1aの初期残高70ドルをそのまま設定する。同じく孫口座3a2a1aについて初期残高60ドルの符号を反転させて−60ドルを設定し、孫口座3a2a1aの上位口座である子口座2a1aについて孫口座3a2a1aの初期残高60ドルをそのまま設定する。
次に、初期残高と集中金額を加算処理して、集中後残高を求めると、図14に示す通りとなる。さらに、配分金額の算出処理を実行する。集中後残高がゼロよりも低い孫口座3a2a1aについて集中後残高−30ドルの符号を反転させて30ドルを配分金額に設定し、孫口座3a2a1aの上位口座である子口座2a1aについて、孫口座3a2a1aの集中後残高−30ドルを設定する。設定された値が配分金額となる。
さらに、同じく孫口座3a2a1aについて集中後残高−50ドルの符号を反転させて50ドルを設定し、孫口座3a2a1aの上位口座である子口座2a1aについて、孫口座3a2a1aの集中後残高−50ドルと子口座2a1aに設定されていた−30ドルを加算して、−80ドルを設定する。同じく孫口座3a2a1a
について集中後残高−40ドルの符号を反転させて40ドルを設定し、孫口座3a2a1aの上位口座である子口座2a1aについて、孫口座3a2a1aの集中後残高−40ドルを設定する。孫口座3a2a1aについて集中後残高−10ドルの符号を反転させて10ドルを設定し、孫口座3a2a1aの上位口座である子口座2a1aについて、孫口座3a2a1aの集中後残高−10ドルと子口座2a1aに設定されていた−40ドルを加算して、−50ドルを設定する。そして、集中後残高と配分金額とを加算処理すると、m=1における最終残高が求まる。
続いて、m=2の処理を実行する。初期残高(中間残高)として、m=1における最終残高を設定する。次に、集中金額の算出処理を実行し、ターゲットバランスであるゼロよりも高い子口座2a1aについて初期残高140ドルの符号を反転させて−140ドルを設定し、子口座2a1aの上位口座である親口座1aについて子口座2a1aの初期残高である140ドルを設定する。同じく子口座2a1aについて初期残高30ドルの符号を反転させて、−30ドルを設定し、子口座2a1aの上位口座である親口座1aについて、子口座2a1aについて初期残高30ドルと親口座1aに設定されていた140ドルを加算して170ドルを設定する。
次に、初期残高と集中金額を加算処理して、集中後残高を求めると、図14に示す通りとなる。さらに、集中後残高がゼロよりも低い口座2a1aについて集中後残高−10ドルの符号を反転させて10ドルを配分金額として設定する。
さらに、子口座2a1aの上位口座である親口座1aについて、子口座2a1aの初期残高−10ドルを配分金額として設定する。そして、集中後残高と配分金額とを加算処理すると、m=2における最終残高が求まる。図14に示されるように、最終残高として、子口座及び孫口座はターゲットバランスであるゼロに残高調整され、親口座にトータルで160ドルが資金集中される。
図14に示される計算結果において、m=1及びm=2における集中金額及び配分金額に設定された金額により起票指示データを作成すると図15に示す通りに計算される。起票データにより特定される資金移動をデータフローに纏めると、図16に示す通りとなる。
なお、上述の例では、集中配分計算において、集中金額を求めた後に、集中後残高を算出しているが、集中後残高を求めることは必須ではない。
また、集中金額計算を行なわずに配分金額計算のみでもよく、配分金額計算を行なわずに集中金額計算のみを行なうようにしてもよい。
各口座の属する拠点が複数拠点に跨った資金移動も可能である。また、拠点が同一国内でも複数の国に跨っていてもよい。
本発明にかかる資金移動処理システムに処理対象である口座の階層構造を示すブロック図である。 本発明にかかる資金移動処理システムを含む全体システム構成図である。 本発明にかかる資金移動処理システムの処理の全体的な流れを示すフローチャートである。 本発明にかかる資金移動処理システムにおける集中配分計算の概念を説明するための説明図である。 本発明にかかる資金移動処理システムにおける集中配分計算に用いられる符号を説明するための表である。 本発明にかかる資金移動処理システムの処理の全体的な流れを示すフローチャートである。 本発明にかかる資金移動処理システムの集中配分計算処理の全体的な流れを示すフローチャートである。 本発明にかかる資金移動処理システムにおける一部の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明にかかる資金移動処理システムにおける一部の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明にかかる資金移動処理システムにおける一部の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明にかかる資金移動処理システムにおける一部の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明にかかる資金移動処理システムにおける一部の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明にかかる資金移動処理システムによる処理例を示す図である。 本発明にかかる資金移動処理システムによる処理例を示す図である。 本発明にかかる資金移動処理システムによる処理例を示す図である。 本発明にかかる資金移動処理システムによる処理例を示す図である。
符号の説明
1 資金移動処理システム
2 勘定系システム
3 キャッシュマネージメントシステム
4 端末
5 端末
11 制御部
12 データベース
121 条件情報記憶部
122 口座情報記憶部
123 資金移動情報記憶部

Claims (2)

  1. 少なくとも、第1の口座、当該第1の口座に対して下位の第2の口座及び当該第2の口座に対して下位の第3の口座を含む3層以上の階層構造を有する口座間で資金移動処理を行なうことにより、第2の口座及び第3の口座の残高を予め定めた0以上のターゲットバランスに調整可能な資金移動処理システムであって、
    前記口座の階層構造を特定する階層構造情報と、各口座のターゲットバランスとを含む資金移動条件情報を格納する条件情報記憶部と、
    各口座の残高情報を含む口座情報を格納する口座情報記憶部と、
    前記口座間で資金を移動させるための資金移動情報を記憶する資金移動情報記憶部と、
    前記資金移動情報を生成する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記第3の口座に関して前記口座情報記憶部より取得した初期残高が、前記条件情報記憶部より取得したターゲットバランスよりも高い口座を選択し、選択された第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第3の口座の集中金額を求め
    前記集中金額を求めた第3の口座の上位に位置する第2の口座を前記第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第2の口座の集中金額を求め
    前記第3の口座に関して前記口座情報記憶部より取得した初期残高がターゲットバランスよりも低い口座を選択し、選択された第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第3の口座の配分金額を求め
    前記配分金額を求めた第3の口座の上位に位置する第2の口座を前記第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第2の口座の配分金額を求め
    前記集中金額と前記配分金額を求めた第2の口座について、前記口座情報記憶部より取得した初期残高と前記集中金額及び/又は前記配分金額を加算することによって第2の口座の中間残高を求める第1の集中配分計算手段と、
    前記第2の口座に関して前記中間残高が、前記条件情報記憶部より取得したターゲットバランスよりも高い口座を選択し、選択された第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第2の口座の集中金額を求め
    前記集中金額を求めた第2の口座の上位に位置する第1の口座を前記第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第1の口座の集中金額を求め
    前記第2の口座に関して前記中間残高がターゲットバランスよりも低い口座を選択し、選択された第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第2の口座の配分金額を求め
    前記配分金額を求めた第2の口座の上位に位置する第1の口座を前記第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第1の口座の配分金額を求める第2の集中配分計算手段と、
    前記第3の口座から前記第2の口座へ資金を移動させる第1の集中処理を実行させる第1の資金移動情報を、前記算出された前記第3の口座又は前記第2の口座の集中金額に基づいて生成し、
    前記第2の口座から前記第1の口座へ資金を移動させる第2の集中処理を実行させる第2の資金移動情報を、前記算出された前記第2の口座又は前記第1の口座の集中金額に基づいて生成し、
    前記第1の口座から前記第2の口座へ資金を移動させる第1の配分処理を実行させる第3の資金移動情報を、前記算出された前記第1の口座又は前記第2の口座の配分金額に基づいて生成し、
    前記第2の口座から前記第3の口座へ資金を移動させる第2の配分処理を実行させる第4の資金移動情報を、前記算出された前記第2の口座又は前記第3の口座の配分金額に基づいて生成し、
    前記生成された第1乃至第4の資金移動情報を前記資金移動情報記憶部に格納する資金移動情報起票手段とを備え、
    前記第1の集中配分計算手段により前記第3の口座と前記第2の口座間の集中配分計算を実行した後に、前記第2の集中配分計算手段により前記第2の口座と前記第1の口座間の集中配分計算を実行し、
    前記資金移動情報起票手段は、前記第1の集中処理、前記第2の集中処理、前記第1の配分処理及び前記第2の配分処理が、この順に実行され、当該順序による実行を通じて前記第2の口座における残高が前記ターゲットバランスを下回らずに資金移動するように前記第1乃至第4の資金移動情報を起票することを特徴とする資金移動処理システム。
  2. 少なくとも、第1の口座、当該第1の口座に対して下位の第2の口座及び当該第2の口座に対して下位の第3の口座を含む3層以上の階層構造を有する口座間で資金移動処理を行なうことにより、第2の口座及び第3の口座の残高を予め定めた0以上のターゲットバランスに調整する資金移動処理方法であって、
    前記第3の口座に関して口座情報記憶部より取得した初期残高が、条件情報記憶部より取得したターゲットバランスよりも高い口座を選択し、選択された第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第3の口座の集中金額を求め
    前記集中金額を求めた第3の口座の上位に位置する第2の口座を前記第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第2の口座の集中金額を求め
    前記第3の口座に関して前記口座情報記憶部より取得した初期残高がターゲットバランスよりも低い口座を選択し、選択された第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第3の口座の配分金額を求め
    前記配分金額を求めた第3の口座の上位に位置する第2の口座を前記第3の口座の初期残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第2の口座の配分金額を求め
    前記集中金額と前記配分金額を求めた第2の口座について、前記口座情報記憶部より取得した初期残高と前記集中金額及び/又は前記配分金額を加算することによって第2の口座の中間残高を求める第1の集中配分計算ステップと、
    前記第2の口座に関して前記中間残高が、前記条件情報記憶部より取得したターゲットバランスよりも高い口座を選択し、選択された第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第2の口座の集中金額を求め
    前記集中金額を求めた第2の口座の上位に位置する第1の口座を前記第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第1の口座の集中金額を求め
    前記第2の口座に関して前記中間残高がターゲットバランスよりも低い口座を選択し、選択された第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分を算出することにより当該第2の口座の配分金額を求め
    前記配分金額を求めた第2の口座の上位に位置する第1の口座を前記第2の口座の中間残高とターゲットバランスの差分に対して正負の符号を反転させた値を算出することにより当該第1の口座の配分金額を求める第2の集中配分計算ステップと、
    前記第3の口座から前記第2の口座へ資金を移動させる第1の集中処理を実行させる第1の資金移動情報を、前記算出された前記第3の口座又は前記第2の口座の集中金額に基づいて生成
    前記第2の口座から前記第1の口座へ資金を移動させる第2の集中処理を実行させる第2の資金移動情報を、前記算出された前記第2の口座又は前記第1の口座の集中金額に基づいて生成
    前記第1の口座から前記第2の口座へ資金を移動させる第1の配分処理を実行させる第3の資金移動情報を、前記算出された前記第1の口座又は前記第2の口座の配分金額に基づいて生成
    前記第2の口座から前記第3の口座へ資金を移動させる第2の配分処理を実行させる第4の資金移動情報を、前記算出された前記第2の口座又は前記第3の口座の配分金額に基づいて生成
    前記生成された第1乃至第4の資金移動情報を前記資金移動情報記憶部に格納する資金移動情報起票ステップとを備え、
    前記第1の集中配分計算ステップにより前記第3の口座と前記第2の口座間の集中配分計算を実行した後に、前記第2の集中配分計算ステップにより前記第2の口座と前記第1の口座間の集中配分計算を実行し、
    前記資金移動情報起票ステップは、前記第1の集中処理、前記第2の集中処理、前記第1の配分処理及び前記第2の配分処理が、この順に実行され、当該順序による実行を通じて前記第2の口座における残高が前記ターゲットバランスを下回らずに資金移動するように前記第1乃至第4の資金移動情報を起票することを特徴とする資金移動処理方法。
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