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JP4480470B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Description

本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関し、詳細には、定着装置の定着部材を補助電源を使用して加熱する複写機、デジタル複合機、プリンタ等の画像形成装置、その画像形成方法に関する。
複写機やプリンタ装置等の画像形成装置は、普通紙やOHP等の記録媒体上に画像を形成する。この画像形成は、画像形成の高速性や画像品質、コストなどから電子写真方式が採用されている。電子写真方式は、記録媒体上にトナー像を形成し、形成したトナー像を熱と圧力で記録媒体上に定着する方式であり、定着方式としては安全性等の面からヒートロール方式が現在最も多く採用されている。ヒートロール方式は、ハロゲンヒータなどの発熱部材により加熱される加熱ローラと、加熱ローラに対向配置される加圧ローラを圧接してニップ部と呼ばれる相互圧接部を形成し、このニップ部にトナー像が転写された記録媒体を通じて加熱する方式である。
近年、環境問題が重要となり、複写機やプリンタ等の画像形成装置も省エネルギー化が進んでおり、この画像形成装置の省エネルギー化を考えるに当たって無視できないのは、トナーを記録媒体に定着する定着装置の省電力化である。定着装置の省電力化を図る上では、待機時の消費エネルギーを削減するのが効果的であるため、未使用時には電力供給をゼロにすることが望ましい。しかしながら、従来の定着装置の構成では、待機時の電力をゼロにすると、再使用時にはその定着ローラの昇温時間がかかるため、待ち時間が長くなり使用者の使い勝手が悪化してしまう。このため、速やかに加熱ローラの温度を上昇させる構成が必要とされている。
加熱ローラの昇温時間を短くするためには、単位時間の投入エネルギーすなわち定格電力を大きくするのが効果的である。実際に、プリント速度の速い高速機には、電源電圧を200Vにして対応しているものもある。しかしながら、日本国内の一般的なオフィスでは、電源は、一般的に100V/15A(1500W)が上限であり、電源電圧200Vに対応させるためには、設置場所の電源関連に特別な工事を施す必要があり一般的な解決法とは言えない。このため、加熱ローラを短時間で昇温させようとしても、投入エネルギーの上限を上げられないのが実状である。
また、加熱ローラを短時間で昇温させるために加熱ローラの肉厚を薄くする方法があるが、加熱ローラとしての熱容量が小さくなるためにプリント速度の速い画像形成装置の場合には、加熱ローラの表面が設定温度になった状態でも連続プリントを行うと、温度の落込みが発生する場合がある。
これを改善するために、予め補助電源に電力を蓄えておき、電力が不足する場合に補助電源から電力を供給することにより、上記課題であるプリント動作時の温度の落込みを解決することが可能となる。
定着装置に補助電源を使用して、最大供給電力を増加させることで省エネ化を実現する技術が、例えば特許文献1で提案されている。かかる特許文献1で開示された定着装置は、立ち上げ時に主電源装置と二次電池や一次電池から電力を供給しており、その二次電地源として、カドニカ電池や鉛電池を使用している。かかる二次電池は充放電を何回も繰り返すと容量が劣化して低下していき、大電流で放電する程寿命が短いという性質を有する。一般的に、大電流で長寿命とされているカドニカ電池でも充放電の繰り返し回数は約500〜1000回程度であり、一日に20回の充放電を繰り返すと一ヶ月程度で電池寿命が来てしまうとにる。そのため、交換の手間がかかり、交換する電池代などのランニングコストが高くなるという短所がある。さらに、鉛蓄電池は液体の硫酸を使用するなどのオフィス用機器としては好ましくない。
このため、定着装置の補助電源として、電気二重層コンデンサ等の大容量キャパシタを使用した画像形成装置が、例えば特開2002−184554号公報で開示されている。かかる電気二重層コンデンサは、充放電の繰り返し回数が数万〜数十万回以上でバッテリよりはるかに充放電回数による寿命が長いという特徴がある。
しかしながら、これら補助電源を使用する際に補助電源に電力が充電されていなければならない。補助電源に十分な電力が充電されていない状態でプリント動作を行うと、プリント動作の途中で補助電源の充電が空になり、(1)プリント動作の途中からプリント速度を低下させたり、(2)補助電源の電力が少なくなるとプリント動作間隔を広げるなどの措置を講じて加熱ローラの温度の落込みを防がなければ定着性の悪い画像となる。他方で、ユーザにとっては、画像形成ジョブの完了時間は短い方が好ましい。
補助電源の充電電圧の状態によって線速や給紙時間を変化させる技術も存在しているが、いずれにしても満充電された補助電源を使用する場合に比べ、プリント動作完了までの時間を要してしまう。
特開平10−282821号公報 特開2002−184554号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、定着装置の電力供給源として補助電源を使用する場合に、補助電源が十分に充電されていないという制約条件の下においても、画像形成ジョブの完了時間を最短化することが可能な画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、充電可能な補助電源からの電力供給によって発熱する発熱部材により加熱され、定着部材によりトナー像を熱定着する定着装置と、前記補助電源の充電電圧を検出する電圧検出手段と、前記補助電源の充電電圧に応じて前記補助電源から前記発熱部材への電力の供給を制御する電力制御手段と、高速で画像形成ジョブを実行する高速モードと、低速で画像形成ジョブを実行する低速モードとを有する制御手段と、を備え、前記制御手段は、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段が検出した充電電圧が予め定められた閾値電圧以上でなく、前記補助電源を少なくとも前記閾値電圧以上の所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行した方が、前記補助電源を充電せずに前記低速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行するよりも前記新たな画像形成ジョブの実行に要する時間が短い場合、前記補助電源を前記所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、さらに、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段が検出した充電電圧が前記閾値電圧以上でなく、前記補助電源を充電せずに前記低速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行した方が、前記補助電源を前記所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行するよりも前記新たな画像形成ジョブの実行に要する時間が短い場合、前記低速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項に記載の画像形成装置において、前記補助電源の充電電圧に基づいて、前記補助電源を前記所定充電電圧とするための充電時間を予測する充電時間予測手段と、前記高速モードおよび前記低速モードで画像形成ジョブを実行するために要する所要時間を各々ジョブ高速所要時間およびジョブ低速所要時間として予測するジョブ所要時間予測手段と、をさらに備え、前記制御手段は、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧以上でなく、前記予測した充電時間と前記新たな画像形成ジョブの実行にかかる前記ジョブ高速所要時間の和が、前記新たな画像形成ジョブの実行にかかる前記ジョブ低速所要時間よりも小さい場合には、前記補助電源を前記所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、さらに、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧以上でなく、前記予測した充電時間と前記新たな画像形成ジョブの実行にかかる前記ジョブ高速所要時間の和が、前記新たな画像形成ジョブの実行にかかる前記ジョブ低速所要時間よりも小さくない場合には、前記低速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項に記載の画像形成装置において、前記低速モードで画像形成ジョブを実行するために要する所要時間をジョブ低速所要時間として予測し、前記高速モードでの画像形成ジョブの実行中に、前記充電電圧が前記所定充電電圧から前記閾値電圧まで低下するまでに要する所要時間を第2のジョブ高速所要時間として予測し、前記充電電圧が前記閾値電圧まで低下してから前記低速モードで画像形成ジョブを実行して完了するまでに要する所要時間を第2のジョブ低速所要時間として予測するジョブ所要時間予測手段と、をさらに備え、前記制御手段は、さらに、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧以上でなく、前記予測した充電時間と前記第2のジョブ高速所要時間と前記第2のジョブ低速所要時間の和が、前記ジョブ低速所要時間よりも小さい場合には、前記補助電源を前記所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行し、前記新たな画像形成ジョブの実行中に前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧まで低下すると、前記低速モードに切り替えて前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、さらに、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧以上でなく、前記予測した充電時間と前記第2のジョブ高速所要時間と前記第2のジョブ低速所要時間との和が、前記ジョブ低速所要時間よりも小さくない場合、前記低速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする
また、請求項7にかかる発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記制御手段は、さらに、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧以上の場合には、前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記制御手段は、さらに、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧以上の場合には、前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行し、前記新たな画像形成ジョブの実行中に前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧まで低下すると、前記低速モードに切り替えて前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項3〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、原稿を画像読取面に搬送する自動原稿送り装置をさらに備え、前記ジョブ所要時間予測手段は、前記自動原稿送り装置にセットされた原稿枚数を推定し、推定した原稿枚数に基づいて前記画像形成ジョブの所要時間を予測することを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記画像形成ジョブは、コピージョブまたはプリンタジョブであることを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項1〜10のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記補助電源は、電気二重層コンデンサであることを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、充電可能な補助電源からの電力供給によって発熱する発熱部材により加熱され、定着部材によりトナー像を熱定着する定着装置により画像形成する画像形成方法であって、前記補助電源の充電電圧を検出し、前記補助電源の充電電圧に応じて前記補助電源から前記発熱部材への電力の供給を制御し、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、検出した充電電圧が予め定められた閾値電圧以上でなく、前記補助電源を少なくとも前記閾値電圧以上の所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行した方が、前記補助電源を充電せずに前記低速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行するよりも前記新たな画像形成ジョブの実行に要する時間が短い場合、前記補助電源を前記所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブの実行を行う工程を含むことを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、電圧検出手段が検出した充電電圧が予め定められた閾値電圧以上でなく、補助電源を少なくとも閾値電圧以上の所定充電電圧まで充電した後に高速モードで新たな画像形成ジョブを実行した方が、補助電源を充電せずに低速モードで新たな画像形成ジョブを実行するよりも新たな画像形成ジョブの実行に要する時間が短い場合、補助電源を所定充電電圧まで充電した後に高速モードで新たな画像形成ジョブを実行し、請求項2にかかる発明によれば、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、電圧検出手段が検出した充電電圧が閾値電圧以上でなく、補助電源を充電せずに低速モードで新たな画像形成ジョブを実行した方が、補助電源を所定充電電圧まで充電した後に高速モードで新たな画像形成ジョブを実行するよりも新たな画像形成ジョブの実行に要する時間が短い場合、低速モードで新たな画像形成ジョブを実行することで、定着装置の電力供給源としてキャパシタCP1を使用する場合に、補助電源が十分に充電されていない状態においても、その制約条件下で画像形成ジョブの完了時間を最短化することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項1および2にかかる発明によれば、高速で画像形成ジョブを実行する高速モードと、低速で画像形成ジョブを実行する低速モードとを有することで、補助電源の充電状態に応じていずれかの動作モードを実行することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項1および2にかかる発明によれば、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、電圧検出手段が検出した充電電圧が予め定められた閾値電圧以上でなく、補助電源を少なくとも閾値電圧以上の所定充電電圧まで充電した後に高速モードで新たな画像形成ジョブを実行した方が、補助電源を充電せずに低速モードで新たな画像形成ジョブを実行するよりも新たな画像形成ジョブの実行に要する時間が短い場合、補助電源を所定充電電圧まで充電した後に高速モードで新たな画像形成ジョブを実行し、請求項2にかかる発明によれば、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、電圧検出手段が検出した充電電圧が閾値電圧以上でなく、補助電源を充電せずに低速モードで新たな画像形成ジョブを実行した方が、補助電源を所定充電電圧まで充電した後に高速モードで新たな画像形成ジョブを実行するよりも新たな画像形成ジョブの実行に要する時間が短い場合、低速モードで新たな画像形成ジョブを実行することで、複数の動作モードのうち、補助電源の充電状態に応じて、画像形成ジョブの実行が最短となる動作モードで画像形成ジョブを実行することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、電圧検出手段で検出された充電電圧が閾値電圧以上でなく、予測した充電時間と新たな画像形成ジョブの実行にかかるジョブ高速所要時間との和が、新たな画像形成ジョブの実行にかかるジョブ低速所要時間よりも小さい場合には、補助電源を所定充電電圧まで充電した後に高速モードで新たな画像形成ジョブを実行することで、キャパシタの充電+高速モードでの画像形成ジョブ実行と、低速モードでの画像形成ジョブ実行とで、所要時間が短い方を実行することができ、より画像形成ジョブの所要時間を短縮することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、電圧検出手段で検出された充電電圧が閾値電圧以上でなく、予測した充電時間と新たな画像形成ジョブの実行にかかるジョブ高速所要時間との和が、新たな画像形成ジョブの実行にかかるジョブ低速所要時間よりも小さくない場合には、低速モードで新たな画像形成ジョブを実行することで、キャパシタの充電+高速モードでの画像形成ジョブ実行と、低速モードでの画像形成ジョブ実行とで、所要時間が短い方を実行することができ、より画像形成ジョブの所要時間を短縮することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、電圧検出手段で検出された充電電圧が閾値電圧以上でなく、予測した充電時間と第2のジョブ高速所要時間と第2のジョブ低速所要時間との和が、ジョブ低速所要時間よりも小さい場合には、補助電源を所定充電電圧まで充電した後に高速モードで新たな画像形成ジョブを実行し、新たな画像形成ジョブの実行中に電圧検出手段で検出された充電電圧が閾値電圧まで低下すると、低速モードに切り替えて新たな画像形成ジョブを実行することで、補助電源が十分に充電されている場合で次第に充電電圧が減少した場合においても、画像形成ジョブをより適切に制御してジョブの完了時間をより最短化することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、電圧検出手段で検出された充電電圧が閾値電圧以上でなく、予測した充電時間と第2のジョブ高速所要時間と第2のジョブ低速所要時間との和が、ジョブ低速所要時間よりも小さくない場合、低速モードで新たな画像形成ジョブを実行することで、画像形成ジョブをより適切に制御してジョブの完了時間をより最短化することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、電圧検出手段で検出された充電電圧が閾値電圧以上の場合には、高速モードで新たな画像形成ジョブを実行することで、キャパシタの充電+高速モードでの画像形成ジョブ実行と、低速モードでの画像形成ジョブ実行とで、所要時間が短い方を実行することができ、より画像形成ジョブの所要時間を短縮することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、電圧検出手段で検出された充電電圧が閾値電圧以上の場合には、高速モードで新たな画像形成ジョブを実行し、新たな画像形成ジョブの実行中に電圧検出手段で検出された充電電圧が閾値電圧まで低下すると、低速モードに切り替えて新たな画像形成ジョブを実行することで、補助電源が十分に充電されている場合で次第に充電電圧が減少した場合においても、画像形成ジョブをより適切に制御してジョブの完了時間をより最短化することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項にかかる発明によれば、自動原稿送り装置にセットされた原稿枚数を推定し、推定した原稿枚数に基づいて画像形成ジョブの所要時間を予測することで、簡易かつ安価な構成で画像形成ジョブの所要時間を正確に予測することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、画像形成ジョブは、コピージョブまたはプリンタジョブであることで、定着装置の電力供給源として補助電源を使用する場合に、コピー機能を使用する場合またはプリンタ機能を使用する場合において、補助電源が十分に充電されていない状態においてもコピージョブまたはプリンタジョブの完了時間を最短化することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項11にかかる発明によれば、補助電源は、電気二重層コンデンサであることとしたので、ランニングコストおよび消費電力を低下させることが可能となるという効果を奏する。
また、請求項12にかかる発明によれば、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、検出した充電電圧が予め定められた閾値電圧以上でなく、補助電源を少なくとも閾値電圧以上の所定充電電圧まで充電した後に高速モードで新たな画像形成ジョブを実行した方が、補助電源を充電せずに低速モードで新たな画像形成ジョブを実行するよりも新たな画像形成ジョブの実行に要する時間が短い場合、補助電源を所定充電電圧まで充電した後に高速モードで新たな画像形成ジョブの実行を行うことで、定着装置の電力供給源としてキャパシタCP1を使用する場合に、補助電源が十分に充電されていない状態においても、その制約条件下で画像形成ジョブの完了時間を最短化することが可能となるという効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明にかかる画像形成装置および画像形成方法の好適な実施の形態を、(実施の形態1)、(実施の形態2)、(実施の形態3)の順に詳細に説明する。なお、本明細書において、「画像形成ジョブ」とは、コピージョブおよびプリンタジョブ等を言うものとする。
(実施の形態1)
実施の形態1にかかる画像形成装置を図1〜図20を参照して説明する。
まず、画像形成装置の全体構成について説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成装置の概略のメカ構成を示す断面図である。図1に示す画像形成装置1は、デジタル複合機からなり、複写機能と、プリンタ機能、およびファクシミリ機能等を有している。操作部150(図2参照)のアプリケーション切り替えキーにより、複写機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となっており、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
画像形成装置1は、図1に示すように、原稿を原稿読取位置まで自動搬送する自動原稿送り装置(以下、「ADF」と称する)10と、原稿読取位置に搬送された原稿の画像情報を光学的に読み取る画像読み取り装置20と、読み取った原稿の画像情報をプリンタユニット40に書き込む書き込みユニット30と、書込ユニット30で書き込まれた原稿の画像情報のトナー像を形成して転写紙等の被転写材に転写して排出するプリンタユニット40とを備えている。
図1を参照して、画像形成装置の各モードの動作を説明する。まず、複写モードの動作を説明する。複写モードでは、ADF10においては、給紙トレイ101および給紙底板102に原稿がその画像面を上にして置かれてなる原稿束は、操作部150上のスタートキーが押下されると、一番上の原稿が呼出コロ103、給紙コロ104、分離コロ105、および給送ベルト112により、コンタクトガラス116上の所定の位置に給送される。
ADF10は、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有する。コンタクトガラス116上の原稿は、画像入力手段としての画像読み取り装置20によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト112および排送ローラ114によって排紙台115上に排出される。
同様に、給紙トレイ101および給紙底板102上の2枚目(一番上)の原稿が、呼出コロ103、給紙コロ104、分離コロ105、および給送ベルト112によってコンタクトガラス116上の所定の位置に給送される。このコンタクトガラス116上の原稿は、画像読み取り装置20によって画像情報が読み取られた後に、給送ベルト112および排送ローラ114によって排紙台115上に排出される。呼び出しコロ103、給紙コロ104、分離コロ105、給送ベルト112、および排送ローラ114は搬送モータ(不図示)によって駆動される。
給紙手段としての第1給紙装置140、第2給紙装置141、および第3給紙装置142は、選択された時に各々第1トレイ143、第2トレイ144、および第3トレイ145に積載された被転写材としての転写紙からなる用紙を給紙し、この転写紙は縦搬送ユニット146によって像担持体としての感光体118に当接する位置まで搬送される。感光体118としては、例えば感光体ドラムが用いられており、メインモータ(不図示)により回転駆動される。
画像読み取り装置20にて読み込まれた原稿の画像情報は、図示しない画像処理手段を介して書き込み手段としての書き込みユニット30によって光情報に変換され、感光体118は、帯電器(不図示)により一様に帯電された後に書き込みユニット30からの光情報で露光されて静電潜像が形成される。この感光体118上の静電潜像は現像装置119により現像されてトナー像となる。
搬送ベルト120は、用紙搬送手段および転写手段を兼ねており、電源から転写バイアスが印加され、縦搬送ユニット146から搬送される転写紙を感光体118と等速で搬送しながら感光体118上のトナー像を転写紙に転写させる。この転写紙は、定着装置121によりトナー像が定着され、排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。感光体118はトナー像転写後にクリーニング装置(不図示)によりクリーニングされる。上記した、感光体118、帯電器(不図示)、書き込みユニット30、現像装置119、および転写手段は、画像情報により画像を転写紙上に形成する画像形成手段を構成している。
以上の動作は通常のモードで用紙の片面に画像を複写する時の動作であるが、両面モードで転写紙の両面に画像を複写する場合には、各給紙トレイ113〜115のいずれかより給紙されて表面に上述のように画像が形成された転写紙は、排紙ユニット122により排紙トレイ123側ではなく両面入紙搬送路124側に切り替えられ、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転され、両面搬送ユニット126へ搬送される。
この両面搬送ユニット126へ搬送された転写紙は、両面搬送ユニット126により縦搬送ユニット146へ搬送され、縦搬送ユニット146により感光体118に当接する位置まで搬送された後、感光体118上に上述と同様に形成されたトナー像が裏面に転写されて定着装置121でトナー像が定着されることにより両面コピーとなる。この両面コピーは排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
また、転写紙を反転して排出する場合には、反転ユニット125によりスイッチバックされて表裏が反転された転写紙は、両面搬送ユニット126に搬送されずに反転排紙搬送路127を経て排紙ユニット122により排紙トレイ123に排出される。
つぎに、プリンタモードおよびファクシミリモードについて説明する。プリンタモードでは、上記画像処理手段からの画像情報の代りに外部からの画像情報が書き込みユニット30に入力されて上述の画像形成手段により転写紙上に画像が形成される。さらに、ファクシミリモードでは、上記画像読み取り手段からの画像情報が図示しないファクシミリ送受信部により相手に送信され、相手からの画像情報がファクシミリ送受信部で受信されて上記画像処理手段からの画像情報の代りに書き込みユニット30に入力されることにより、上述の画像形成手段により転写紙上に画像が形成される。
上記構成の画像形成装置は、高速でコピージョブ(プリンタジョブ)を実行する高速モードと低速でコピージョブ(プリンタジョブ)を実行する低速モードを有している。転写紙搬送に必要な駆動系モータ、感光体118を駆動するメインモータ、転写紙を搬送するための搬送駆動モータ、定着ローラを回転させるための定着ローラの駆動モータ、および感光体に静電潜像を書き込むためのポリゴンモータ等の回転数は可変となっている。不図示の制御部(図6参照)は、これらのモータの回転数を変更して、高速モードと低速モードを実行する。
次に、ADFの構成について説明する。
図2は、図1のADF10の構成を示す図である。図3は図2のADF10の原稿セット枚数を検出する機構を説明するための図である。
図2および図3において、106は呼出しコロホームポジションセンサ、107は原稿セットセンサー、108は底板上昇モータ、109は底板上昇レバー、110はスリットエンコーダ、111はスリットセンサを示している。
ADF10では、給紙トレイ101と給紙底板102に原稿がセットされると、原稿セットセンサ107が原稿を検知(ON)して検出信号を制御部(図6参照)に出力する。これに応じて、制御部(図6参照)は、底板上昇モータ108を回転させ、ギヤやベルト等を介して底板上昇レバー109で原稿ごと給紙底板102を上昇させる。これにより、原稿を給紙コロ104に送り出すための呼出しコロ103が原稿とともに上昇し、呼出しコロホームポジションセンサ106が呼び出しコロ103を検知すると検出信号を制御部(図6参照)に出力し、制御部(図6参照)は底板上昇モータ108を停止させる。
また、スリットエンコーダ110は、底板上昇モータ108の回転軸に固定されており、底板上昇モータ108の回転に伴って回転する。スリットセンサ111は、スリットエンコード110の回転角度を検出して検出信号を制御部(図6参照)に出力する。このスリットエンコーダ110の回転角度は、底板上昇レバー109の上昇量に比例している。制御部(図6参照)は、スリットエンコーダー110から入力される検出信号に基づいて、ADF10にセットされた原稿の枚数を推定する。
次に、操作部の構成について説明する。
図4は、図1の画像形成装置の操作部の概略構成を示す図である。操作部150は、制御部(図6参照)にコピージョブの実行指示等を与えるためのものであり、図4に示すように、必要な情報や機能キーを表示するタッチパネル付きのLCD161、スタートキーやテンキー等のメカキーからなるKEY163、LED等を備えている。
次に、定着装置の構成について説明する。
図5は、図1の定着装置121の内部構成を示す図である。図5に示す定着装置121は、定着部材である定着ローラ151と、定着ローラ151を加圧する加圧部材である加圧ローラ152と、定着ローラ151の内部に配置され、定着ローラ151を内側から加熱する、主発熱体であるAC定着ヒータHT2および補助発熱体である定着ヒータHT1と、定着ローラ151の表面に当接され、定着ローラ151の表面温度(定着温度)を検知する温度検出手段であるサーミスタTH11とを備えている。
定着ローラ151は、シリコンゴム等の弾性部材からなり、転写紙に転写されたトナー像の熱定着を行う。加圧ローラ152は、シリコンゴム等の弾性部材からなり、図示しない加圧手段により一定の加圧力で定着ローラ151に押し当てられている。定着ヒータHT1、AC定着ヒータHT2は、一般にハロゲンヒータが用いられるが、その他の抵抗体を使用することにしても良い。AC定着ヒータHT2は、ACヒータ駆動回路(図7参照)からAC電力が供給されて発熱(点灯)し、定着ヒータHT1は、補助電源であるキャパシタ(図6参照)から電圧が供給されて発熱(点灯)する。
上記構成の定着装置121においては、定着ローラ151および加圧ローラ152は不図示の駆動機構により回転駆動され、トナーTonerを担持した転写紙等のシートPは、定着ローラ151と加圧ローラ152とのニップ部を通過する際に、定着ローラ151と加圧ローラ152による加熱および加圧でトナーTonerがシートPに定着されるようになっている。
なお、ここでは、定着部材と加圧部材は、図5に示すように、一般的にローラであることが多いが、ローラに限られず、いずれか一方または両方に無端ベルトなどを使用することにしても良い。また、定着ヒータHT1、AC定着ヒータHT2を、定着ローラ151の内部に配する構成としたが、定着ローラ151を加熱可能な位置であれば如何なる位置に配置することにしても良い。
次に、定着装置の電源制御系について説明する。
図6は、定着装置の電源制御系の構成を示す図である。図6に示す定着装置の電源制御系は、AC電源の供給のON/OFFを行う主電源SW201と、画像形成装置や電源回路200の各部を制御する制御部202と、キャパシタCPを充電するためのキャパシタ充電器203と、画像形成装置のDC電源を生成するDC電源生成回路204と、AC定着ヒータHT2にAC電力を供給するACヒータ駆動回路205と、AC電源から入力される入力電流を検出する入力電流検出回路206と、インターロックスイッチ207と、キャパシタCP1の放電を行って、定着ヒータHT1にDC電力を供給するキャパシタ充放電回路208と、定着ヒータHT1の補助電源であるキャパシタCP1とを備えている。
AC電源は、主電源SW201および入力電流検出回路206を介して、ACヒータ駆動回路205と、DC電源生成回路205と、およびキャパシタ充電器203にAC電力を供給する。
制御部202は、電源回路200の各部を制御するものであり、キャパシタ充電器203、ACヒータ駆動回路205、およびキャパシタ充放電回路208の動作を制御する。具体的には、制御部202は、キャパシタ充電器203に制御信号S1を送出して、キャパシタ充電器203によるキャパシタCP1の充電動作を制御する。また、制御部202は、キャパシタ充放電回路208に、制御信号S3、S4を送出して、キャパシタ充放電回路208による定着ヒータHT1のON/OFF動作を制御する。また、制御部202は、制御信号S8、S9をACヒータ駆動回路208に送出して、ACヒータ駆動回路205による定着ヒータHT2のON/OFF動作を制御する。さらに、制御部202は、スリットセンサ111から入力される検出信号に基づきADF10にセットされた原稿枚数を推定し、推定した原稿枚数と、操作部150で設定された部数と、および各動作モード(高速モード、低速モード)における1枚当たりのプリントに必要な時間とに基づいて、各動作モード毎のコピージョブの所要時間を予測する。
入力電流検出回路206は、主電源SW201と、ACヒータ駆動回路205、DC電源生成回路204、およびキャパシタ充電器202間に設けられており、主電源SW201を介して入力されるAC電源の入力電流を検出して、検出電流S7を制御部202に出力する。この入力電流は、ACヒータ駆動回路205、DC電源生成回路204、キャパシタ充電器202、および画像形成装置の動作状態に応じて変動する。
DC電源生成回路204は、主電源SW201を介して入力されるAC電源に基づいて、画像形成装置内部で主に制御系で使用される電源Vccと、主に駆動系、中高圧電源に使用される電源Vaaを生成して、各部に出力する。
インターロックスイッチ207は、図示しない画像形成装置のカバー類と連動してON/OFFするスイッチであり、画像形成装置のカバー類が開成されることにより触れることができる駆動部材、中高圧電源印加部材を有する場合には、カバー開時に該駆動部材の動作を停止または該印加部材への電圧印加を停止するよう電源を遮断する構成となっている。インターロックスイッチ207には、DC電源生成回路204で生成された電源Vaaの一部が入力され、このインターロックスイッチ207を介して、キャパシタ充放電回路208およびACヒータ駆動回路205に入力される。
ACヒータ駆動回路205は、制御部202から入力される制御信号S8、S9に応じて、AC定着ヒータHT2のON/OFFを行う。
キャパシタ充電器203は、キャパシタCP1と接続されており、制御部202から入力される制御信号S1に基づいて、キャパシタCP1の充電を行う。
キャパシタCP1は、電気二重層コンデンサ等の大容量のキャパシタで構成されている。キャパシタCP1は、キャパシタ充電器203およびキャパシタ放電回路208に接続されており、キャパシタ充電器203で充電が行われ、その充電された電力は、キャパシタ充放電回路208のON/OFF制御により定着ヒータHT1に供給される。
キャパシタ充放電回路208は、制御部202から入力される制御信号S3、S4に応じて、キャパシタCP1に蓄積された電力を放電させて、定着ヒータHT1をON/OFFさせる。
上記サーミスタTH11は、定着ローラ151の近傍に設けられており、定着ローラ151の表面温度に応じた検出信号S6を制御部202に出力する。サーミスタTH11は、その抵抗値が温度により変化するため、制御部202は、その抵抗値の温度変化を利用して、検出信号S6から定着ローラ151の表面温度を検出する。
次に、ACヒータ駆動回路について説明する。
図7は、図6のACヒータ駆動回路205の構成を示す図である。ACヒータ駆動回路205は、入力されるAC電源のノイズを除去するフィルタFIL21と、制御部202から入力される制御信号S9に応じて、ON/OFFされる安全保護用の定着リレーRL21と、安全保護用の定着リレーRL21の逆起防止用のダイオードD21と、制御部202から入力される制御信号S8に基づいて、AC定着ヒータHT2をON/OFFさせるヒータON/OFF回路220と、から構成されている。
AC電源は、フィルタFIL21および安全保護用の定着リレーRL21を介して、定着ヒータHT2の一端側に接続されている。定着ヒータHT2の他端側は、ヒータON/OFF回路220に接続されている。
ヒータON/OFF回路220は、AC電源をON/OFFするためのトライアックTRI21と、トライアックTRI21のゲートをONし、また、二次側である制御部202からの信号を絶縁するためのフォトカプラPC21と、フォトカプラPC21の発光側LEDを駆動するためのトランジスタTR21と、コンデンサC21および抵抗R21からなるノイズ吸収用スナバ回路と、ノイズ吸収用のインダクタL21と、続流防止抵抗である抵抗R22と、フォトカプラPC21の電流制限抵抗である抵抗R23、R24と、で構成されている。
上記構成のACヒータ駆動回路205においては、AC定着ヒータHT2は、安全保護用の定着リレーRL21とトランジスタTR21のゲートの両方がONされた状態で電力が供給されて点灯する。
制御部202は、安全保護用の定着リレーRL21に供給する制御信号S9をONした状態で、ヒータON/OFF回路220のトランジスタTR21のゲートに供給する制御信号S8をON/OFFして、AC定着ヒータHT2の点灯/消灯を制御する。
次に、キャパシタ充電器の構成について説明する。
図8は、図6のキャパシタ充電器203の構成を示す図である。キャパシタ充電器203は、入力されるAC電圧のノイズを除去するNF(ノイズフィルタ)211と、突入電流を防止するための突入防止回路212と、突入防止回路212を介して入力されるAC電源PSを整流するダイオードブリッジDBと、整流されたAC電圧を平滑化するコンデンサC100と、FET214のスイッチングを制御してキャパシタCP(図5参照)の充電動作を制御するFET制御部213と、トランスT100をON/OFFさせるFET214、入力電圧を昇圧するトランスT100と、トランスT100の2次側の出力を整流・平滑化してDC出力に変換する整流平滑回路215と、電流値を検出する定電流検出部126、電圧値を検出する定電圧検出部217と、キャパシタCP1に過電圧を印加しないために過電圧を検出する過電圧検出部218と、キャパシタCP1からの逆流を防止するためのダイオードD100と、絶縁素子219とを備えている。
AC電源PSから入力されるAC電圧は、ノイズフィルタNFでノイズ除去された後、突入電流防止回路を介してダイオードブリッジDBで整流され、コンデンサCで平滑化されて得られるDC電圧は、トランスT100の一次側に入力される。FET制御部213は、制御部202(図5参照)から入力される制御信号S1がONとなった場合に、キャパシタCP1を充電するために、FET214のスイッチング制御を開始する。FET制御部203は、電流検出部216、電圧検出部217、および過電圧検出部218から入力される各検出信号に基づいて、FET214をスイッチング制御して、キャパシタCP1の充電のための定電流制御、定電圧制御または定電力制御を行う。一般に、キャパシタCP1は定電流で充電することが望ましいが、定電力制御で充電することにより充電時間を短縮することが可能となる。
トランスT100は、FET214でON/OFFされ、その1次側入力を昇圧して2次側から出力する。トランスT100の2次側出力は整流平滑回路215で整流・平滑されて、ダイオードD100を介して、キャパシタCP1に出力される。整流・平滑後のトランスT100の2次側出力は、電流検出部216、電圧検出部217、および過電圧検出部218でそれぞれ電流値、電圧値、および過電圧が検出されてその各検出信号がFET制御部213に入力される。
次に、キャパシタ充放電回路の構成について説明する。
図9は、図6のキャパシタ充放電回路208の構成を示す図である。キャパシタ充放電回路208は、図9に示すように、充放電用スイッチ231と、安全保護用の定着リレーRL11と、定着リレーRL11の逆起防止用のダイオードD11と、キャパシタCP1の両端電圧を検出する両端電圧検出回路232と、を備えている。
キャパシタCP1の両端には、充放電用スイッチ231と安全保護用の定着リレーRL11が接続されている。充放電用スイッチ231は、制御部202から入力される制御信号S3によりON/OFFされる。同様に、安全保護用の定着リレーRL11は、制御部202から入力される制御信号S4によりON/OFFされる。
充放電用スイッチ231と安全保護用の定着リレーRL11の両者がONされると、定着ヒータHT1には、キャパシタCP1に蓄積された電荷が放電して、電力が供給される。
両端電圧検出回路232は、キャパシタCP1の両端電圧を検出して、その電圧信号S5を制御部202に出力する。制御部202は、この電圧信号S5を常時監視して、キャパシタCP1の充電状態を監視する。
次に、制御部の構成について説明する。
図10は、図6の制御部202の概略構成を示す図である。制御部202は、図10に示すように、CPU241、メモリ242等から構成されている。
CPU241は、画像形成装置を制御するためのプログラムやデータを格納するためのメモリ242と接続されており、メモリ242に格納されたプログラムに基づいて、画像形成装置や電源回路200の制御を行う。
CPU241には、キャパシタ充放電回路208の両端電圧検出回路232で検出されたキャパシタCP1の両端電圧を表す電圧信号(アナログ信号)S5、定着ローラ151の表面温度を検出するためのサーミスタTH11と抵抗R41の抵抗値によって分圧された検出信号(アナログ信号)S6、および入力電流検出回路206で画像形成装置の入力電流を検出した検出電流(アナログ信号)S7等が入力される。
また、CPU241は、IOポートを介して、キャパシタCP1の充電をON/OFFさせる制御信号S1、充放電用スイッチ231をON/OFFさせる制御信号S3、安全保護用の定着リレーRL11をON/OFFさせる制御信号S4、ヒータON/OFF回路220をON/OFFさせる制御信号S8、および安全保護用の定着リレーR21をON/OFFさせる制御信号S9等を出力する。
また、CPU241は、操作部150を制御する構成となっており、操作部150上に設けられたKEY163の入力を監視している。また、DRV243はLCD11を駆動するドライバ、DRV244はLED162を駆動するドライバであり、CPU241により駆動制御される。
次に、定着ローラの温度制御について説明する。
図11は、定着ローラ151の温度制御を説明するためのタイミングチャートを示している。同図(A)は、定着ローラ151の表面温度T、同図(B)は、入力電流検出回路206で検出された検出電流(入力電流)I、同図(C)は、AC定着ヒータHT2のON/OFF、同図(D)は、定着ヒータHT1のON/OFFのタイミングをそれぞれ示している。
また、同図において、期間t1は画像形成装置(定着ローラ151)の立ち上げ期間、期間t2は画像形成装置の待機期間、期間t3〜t6はコピー動作開始後の期間を示している。
図11において、まず、期間t1では、定着ローラ151の表面温度を所定温度Ttに立ち上げる。通常、AC電源から発熱部材であるAC定着ヒータHT2に電源を供給し、同図(A)に示すように、定着ローラ151を過熱する。この期間t1では、AC定着ヒータHT2はフルデューティで点灯しているが、コピー動作は行っていないため、同図(B)に示すように、入力電流Iは、最大入力電流Imax以下となっている。
サーミスタTH11で検出される定着ローラ151の表面温度が、コピー動作可能な温度である目標温度Ttになると、AC定着ヒータHT2への電源供給を停止して、立ち上げ期間t1が終了し、コピー待機状態(t2期間)に移行する。
期間t2では、制御部202は、定着ローラ151の表面温度を監視しながら目標温度Tt以下になるとONし、目標温度Ttに達するとOFFすることを繰り返す。期間t2では、定着ローラ151の表面温度が目標温度Ttに達していても、定着装置121周辺が十分に暖まっていない状態でコピースタートを開始すると、コピー開始直後は、期間t3のように、AC定着ヒータHT2が点灯している状態でも定着ローラ151の表面温度が低下する場合がある。実際には、定着ローラ151の表面温度が目標温度Tt以下になってもコピー動作可能であるが、定着ローラ151の表面温度がTmin以下になると、定着性が確保できなくなるため、コピー動作を停止させなければならない。
期間t3のコピー動作中は、DC電源側の負荷電流の増加に伴って、DC電源生成回路204の入力電流Iが増加し、同図(B)に示すように、装置全体の入力電流も増加して装置全体の消費電力も増加し、装置として定められている最大入力電流Imaxに達する可能性がある。装置仕様上この最大入力電流Imaxを超えることはできない。このため、期間t3では、同図(C)に示すように、AC定着ヒータHT2の点灯率を更に上げることはできないため、期間t4のように、定着ローラ151の表面温度がTmin以下にならないように予めキャパシタ(CP1)に充電されている電力を、AC定着ヒータHT2とは別に設けられた定着ヒータHT1に放電供給することにより定着ローラ151の表面温度を上昇させる。
期間t4では、期間t2と同様に、同図(D)に示すように、キャパシタCP1を放電させて、定着ヒータHT1に電力を供給し、同図(A)に示すように、定着ローラ151の表面温度が目標温度Ttに達した場合には、キャパシタCP1の放電を停止する。
期間t5では、キャパシタCP1からの放電供給が停止した場合でも、期間t6のように、AC定着ヒータHT2のみで、定着ローラ151の表面温度を目標温度Ttに維持できる場合には、AC定着ヒータHT2をON/OFF制御することにより定着ローラ151の温度制御を行う。
図12は、制御部202の定着ヒータTH1、AC定着ヒータTH2のON/OFF制御を説明するためのフローチャートを示している。図12を参照して、制御部202の定着ヒータTH1、AC定着ヒータTH2のON/OFF制御を説明する。
制御部202は、温度検出サーミスタTH11から入力される検出信号S6で定着ローラ151の表面温度を検出し、定着ローラ151の表面温度が、目標温度Tt以上であるか否かを判断する(ステップS1)。この判断の結果、制御部202は、定着ローラ151の表面温度が目標温度Tt以上である場合には(ステップS1の「Y」)、キャパシタ充放電回路208に出力する制御信号S3、S4をOFFにして定着ヒータHT1をOFFさせるとともに(ステップS2)、ACヒータ駆動回路205に出力する制御信号S8、S9をOFFにしてAC定着ヒータHT2をOFFさせる(ステップS3)。
他方、制御部202は、定着ローラ151の表面温度が目標温度Tt以上でない場合には(ステップS1の「N」)、まず、AC定着ヒータHT2がONしているか否かを判断する(ステップS4)。この判断の結果、制御部202は、AC定着ヒータHT2がONしていない場合には(ステップS4の「N」)、ACヒータ駆動回路205に出力する制御信号S8、S9をONにしてAC定着ヒータHT2をONさせて、定着ローラ151の表面温度が目標温度Ttとなるように制御する(ステップS6)。また、制御部202は、AC定着ヒータHT2がONしている場合には(ステップS4の「Y」)、キャパシタ充放電回路208に出力する制御信号S8、S9をONにして、定着ローラ151の表面温度がTmin以下になる前に、定着ヒータHT1をONさせる(ステップS5)。
次に、コピージョブ時間の短縮について説明する。
図13を参照して、コピージョブ時間を短縮させる方法を説明する。制御部202は、上述したように、スリットセンサ111から入力されるスリットエンコーダ110の検出信号に基づいて、ADF10にセットされた原稿枚数を推定する。
制御部202は、推定した原稿枚数と、操作部150で設定された部数とに基づいて、各動作モード(高速モード、低速モード)におけるコピー時間(ジョブ完了時間)T1を算出する。各動作モード(高速モード、低速モード)におけるプリント1枚当たりに要する時間は、転写紙のサイズ、転写紙の紙種(厚紙と普通紙などの転写紙の厚さ等)、拡大/縮小プリント選択、および片面/両面プリント等の設定、プリントを行う時間帯、定着ローラの温度(低温時では高速プリントは不可能)等により異なる。
制御部202は、高速モードにおけるジョブ完了時間(ジョブ高速所要時間)T1HIGH、低速モードにおけるジョブ完了時間(ジョブ低速所要時間)T1LOWを、下式(1)、(2)によりそれぞれ算出(予測)する。
T1HIGH=T2HIGH+{(原稿枚数×設定枚数)−1}×T3HIGH ・・・(1)
ただし、T2HIGH:高速モードのファーストコピータイム
T3HIGH:高速モードの1枚当たりのプリントに必要な時間
T1LOW=T2LOW+{(原稿枚数×設定枚数)−1}×T3LOW ・・・(2)
ただし、T2LOW:低速モードのファーストコピータイム
T3LOW:低速モードの1枚当たりのプリントに必要な時間
上記式(1)、(2)では、ファーストコピー(1枚目のコピー)では、原稿を読み込むための時間と、最初の転写紙を給紙するまでの時間が必要であり、2枚目以降のコピーと所要時間が異なるため、ファーストコピータイムT2に、2枚目以降のコピータイム{(原稿枚数×設定枚数)−1}×T3を加算することにより、ジョブ完了時間を算出している。
また、制御部202は、キャパシタCP1をキャパシタ充電器203で充電する場合の充電時間を算出(予測)する。下式(3)は、キャパシタ充電器203でキャパシタCP1を定電流で充電した場合の充電時間Tcの算出式の一例を示している。
Tc=C×(V1−V2)÷I〔秒〕・・・(3)
Tc:充電時間
C:キャパシタの静電容量
V1:目標の充電電圧
V2:現在の充電電圧
I:充電電流
また、下式(4)は、キャパシタ充電器203でキャパシタCP1を定電力で充電した場合の充電時間Tcの算出式の一例を示している。
Tc=C×(Vh**2−Vi**2)÷2W〔秒〕・・・(4)
Tc:充電時間
C:キャパシタの静電容量
h:充電完了電力
i:充電開始電圧
W:充電電力
制御部202は、操作部150からコピージョブの実行指示があった場合には、高速モードおよび低速モードにおけるコピージョブの完了時間を算出するともに、キャパシタCP1を目標の充電電圧とするための充電時間を算出し、算出した高速モードおよび低速モードにおけるコピージョブの完了時間およびキャパシタCP1の充電時間に基づいて、コピージョブの所要時間が短縮となるように、キャパシタCP1の充電動作およびコピージョブの実行動作を制御する。
ここで、低速モード(例えば、25cpm(copy/min))での印刷は、キャパシタCP1が十分に充電されていなくても可能であり、高速モード(例えば、50cpm(copy/min))での印刷はキャパシタCP1が十分に充電されていなければ不可能であることを前提とする。また、キャパシタCP1は、一例として充電電圧が44Vが満充電の状態であり、予め定められた閾値の充電電圧(目標の充電電圧)が32Vである場合を考える。
図13は、制御部202のコピージョブの制御フローを示している。図13を参照して、制御部202のコピージョブの制御を説明する。図13において、まず、制御部202は、操作部150からコピー要求があると(ステップS1301)、キャパシタCP1の充電電圧をチェックして(ステップS1302)、充電電圧が予め定められた閾値の充電電圧(例えば、32V)以上であるか否かを判断する(ステップS1303)。ここで、プリント動作要求時の充電電圧が閾値の充電電圧より小さい場合には、図11で示したように、定着ローラ151の温度落込み時に充電容量の少ないキャパシタCP1から定着ヒータHT1に十分に電力を供給できず、定着性不良が発生する可能性がある。
制御部202は、キャパシタCP1の充電電圧が閾値の充電電圧以上である場合には(ステップS1303の「Y」)、高速モードでコピージョブを実行する(ステップS1304)。そして、コピージョブが完了するまで高速モードでのコピージョブを続行する(ステップS1305)。
他方、制御部202は、キャパシタCP1の充電電圧が閾値の充電電圧以上でない場合には(ステップS1303の「N」)、充電時間Tcを算出し(ステップS1306)、次いで低速モードでのジョブ完了時間T1LOWと、高速モードでのジョブ完了時間T1HIGHを、上式(1)、(2)により算出する(ステップS1307)。
そして、制御部202は、Tc+T1HIGH<T1LOWであるか否かを判断する(ステップS1308)。これは、キャパシタCP1を充電した後に高速モードでコピージョブを実行する場合と、キャパシタCP1の充電をしないで低速モードでコピージョブを実行する場合とで、どちらの場合が所要時間が少ないかを判断している。例えば大量コピーを行う場合には、キャパシタCP1を充電した後に、高速モードでコピージョブを実行した方が、コピージョブを早く完了できる場合がある。
制御部202は、Tc+T1HIGH<T1LOWである場合には(ステップS1308の「Y」)、キャパシタCP1を満充電電圧(例えば44V)になるまで充電し(ステップS1309)、その後、高速モードでコピージョブを実行する(ステップS1310)。そして、コピージョブが完了するまで高速モードでのコピージョブを続行する(ステップS1311)。なお、本実施の形態では、ステップS1309において、キャパシタCP1を満充電電圧(例えば44V)になるまで充電しているが、充電電圧が満充電電圧に達する前、例えば上記閾値電圧(例えば32V)になった時点で高速モードによるジョブを開始するように制御してもよい。
他方、Tc+T1HIGH<T1LOWでない場合には(ステップS1308の「No」)、キャパシタCP1の充電を行うことなく、低速モードでコピージョブを実行する(ステップS1312)。そして、コピージョブが完了するまで低速モードでのコピージョブを続行する(ステップS1313)。
図14は、Tc+T1HIGH<T1LOWである場合にキャパシタCP1の充電電圧の状態によってコピージョブの制御およぼジョブの完了状態を示す説明図である。図15は、Tc+T1HIGH<T1LOWでない場合にキャパシタCP1の充電電圧の状態によってコピージョブの制御およぼジョブの完了状態を示す説明図である。図14,15とも、横軸はジョブ開始から経過時間であり、縦軸はジョブの完了状態(例えば、コピーの完了枚数など)である。
図14において、グラフAは、ステップS1303によってキャパシタC1の充電電圧が閾値電圧32V以上である場合に、高速モードでコピージョブを実行する場合を示してある。また、グラフBは、低速モードでコピージョブを実行する場合であり、グラフCは、キャパシタC1を充電した後に高速モードでコピージョブを実行する場合である。図14の例では、最初から低速モードでコピージョブを実行する場合(グラフB)のジョブの完了時間(T1LOW)がキャパシタC1を充電した後に高速モードでコピージョブを実行する場合(グラフC)のジョブの完了時間(Tc+T1HIGH)より長いため、ステップS1308で「Yes」となり、キャパシタC1を充電した後に高速モードでコピージョブを実行するように制御される。
一方、図15の例では、最初から低速モードでコピージョブを実行する場合(グラフB)のジョブの完了時間(T1LOW)がキャパシタC1を充電した後に高速モードでコピージョブを実行する場合(グラフC)のジョブの完了時間(Tc+T1HIGH)より短いため、ステップS1308で「No」となり、最初から低速モードでコピージョブを実行するように制御される。
以上説明したように、実施の形態1によれば、制御部202は、キャパシタCP1を所定充電電圧とするための充電時間を算出するとともに、設定されたコピージョブの所要時間を算出し、算出した充電時間およびコピージョブの所要時間に基づいて、コピージョブの所要時間が最短となるように、キャパシタCP1の充電動作およびコピージョブの実行を制御することとしたので、定着装置の電力供給源としてキャパシタCP1を使用する場合に、キャパシタCP1が十分に充電されていない状態においても、その制約条件下でコピージョブの完了時間を最短化することが可能となる。
また、実施の形態1によれば、高速モードと低速モードとを有し、各モード毎に設定されたコピージョブの所要時間を算出し、充電時間と高速モードでのコピージョブの所要時間の和が、低速モードでのコピージョブの所要時間よりも小さい場合には、キャパシタCP1への充電後に高速モードでコピージョブを実行する一方、充電時間と高速モードでのコピージョブの所要時間の和が、低速モードでのコピージョブの所要時間よりも小さくない場合には、キャパシタの充電を行わないで、低速モードでコピージョブを実行することとしたので、キャパシタCP1の充電+高速モードでのコピージョブ実行と、低速モードでのコピージョブ実行とで、所要時間が短い方を実行することができ、よりコピージョブの時間を短縮することが可能となる。すなわち、実施の形態1では、キャパシタCP1の充電+高速モードでのコピージョブのジョブ完了時間と低速モードでのコピージョブのジョブ完了時間とをそれぞれ算出し、ジョブ完了時間がより短い処理を選択しているので、キャパシタCP1が十分に充電されていない状態においても、その制約条件下でコピージョブの完了時間を最短化することが可能となる。
また、実施の形態1によれば、ADF10にセットされた原稿枚数を推定して、推定した原稿枚数に基づいて、コピージョブの所要時間を算出することとしたので、簡単な方法でコピージョブの所要時間を算出することが可能となる。
また、補助電源として電気二重層コンデンサを使用することとしたので、ランニングコストを低減することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。
実施の形態1にかかる画像形成装置では、コピー要求があった場合でキャパシタC1の充電電圧が予め定められた閾値電圧以上である場合にはジョブ完了まで高速モードでジョブを実行していたが、最初から高速モードでジョブ実行の場合でも実行中にキャパシタCP1の充電電圧が閾値電圧まで低下し、定着ローラ151の温度落込み時にキャパシタCP1から定着ヒータHT1に電力を供給しなければ定着性不良が発生する可能性がある。
このため、この実施の形態2にかかる画像形成装置では、高速モードでジョブを実行している間にキャパシティCP1の電圧が閾値の電圧より減少した場合、低速モードに切り替えることとして、ジョブの完了時間をより最短化している。
本実施の形態にかかる画像形成装置の構成は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
図16は、制御部202のコピージョブの制御フローを示している。図16を参照して、制御部202のコピージョブの制御を説明する。図16において、まず、制御部202は、実施の形態1と同様に、操作部150からコピー要求があると(ステップS1601)、キャパシタCP1の充電電圧をチェックして(ステップS1602)、充電電圧が予め定められた閾値の充電電圧(例えば、32V)以上であるか否かを判断する(ステップS1603)。
キャパシタCP1の充電電圧が閾値の充電電圧より小さい場合の処理(ステップS1609〜S1614,S1616)は、実施の形態1の画像形成装置のコピージョブ制御の処理(ステップS1306〜S1311,S1313)と同様に行われる。
一方、ステップ1603において、キャパシタCP1の充電電圧が閾値の充電電圧以上である場合には(ステップS1603の「Y」)、制御部202は高速モードでコピージョブを実行する(ステップS1604)。コピージョブの実行中は、一定時間ごとにキャパシタCP1の充電電圧をチェックし(ステップS1605)、充電電圧が予め定められた閾値の充電電圧(例えば、32V)まで減少したか否かを判断する(ステップS1606)。そして、閾値の電圧まで減少していない場合には(ステップS1606の「No」)、このまま高速モードでコピージョブを実行する。
一方、ステップS1606において、キャパシタCP1の充電電圧が閾値の電圧まで減少した場合には(ステップS1606の「Yes」)、定着ローラ151の温度落込み時にキャパシタCP1から定着ヒータHT1に電力を供給しなければ定着性不良が発生する可能性があるため、低速モードに切り替えてコピージョブを実行する(ステップS1607)。そして、コピージョブが完了するまでコピージョブを続行する(ステップS1608)。
図17は、実施の形態2におけるコピージョブの制御およびジョブの完了状態を示す説明図である。図17において、横軸はジョブ開始から経過時間であり、縦軸はジョブの完了状態(例えば、コピーの完了枚数など)である。
図17において、グラフAは、ステップS1603によってキャパシタC1の充電電圧が閾値電圧32V以上である場合に、コピージョブを実行する場合を示してある。また、グラフCは、低速モードでコピージョブを実行する場合であり、グラフBは、キャパシタC1を充電した後に高速モードでコピージョブを実行する場合である。
図17の例に示すように、ステップS1603によってキャパシタC1の充電電圧が閾値電圧32V以上である場合であっても、高速モードでジョブを実行している間に、キャパシタCP1の充電電圧が閾値の電圧(32V)まで減少した時点で(ステップS1606)、高速モードから低速モードに切り替えてコピージョブを実行している。
このように実施の形態2にかかる画像形成装置では、高速モードでジョブを実行している間にキャパシティCP1の電圧が閾値の電圧より減少し時点で、低速モードに切り替えるようにジョブの制御を行っているので、定着装置の電力供給源としてキャパシタCP1を使用する場合に、キャパシタCP1が十分に充電されている場合で次第に充電電圧が減少した場合においても、コピージョブをより適切に制御してジョブの完了時間をより最短化することが可能となる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。
実施の形態1および2にかかる画像形成装置では、コピー要求があった場合でキャパシタC1の充電電圧が予め定められた閾値電圧より小さい場合に、低速モードにおけるジョブ完了時間と、充電時間と高速モードにおけるジョブ完了時間を予測して、ジョブ完了時間が最短になるようにジョブを制御していたが、充電した後に高速モードでジョブを実行する場合でも、実行中にキャパシタCP1の充電電圧が閾値電圧まで低下し、定着ローラ151の温度落込み時にキャパシタCP1から定着ヒータHT1に電力を供給しなければ定着性不良が発生する可能性がある。
このため、この実施の形態3にかかる画像形成装置では、充電した後に高速モードでジョブ実行する場合において、ジョブ実行中にキャパシタCP1の充電電圧が閾値電圧まで低下して低速モードに切り替えてジョブを実行する場合のジョブ完了時間を予測して、ジョブの完了時間をより最短化している。
本実施の形態にかかる画像形成装置の構成は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
図18は、制御部202のコピージョブの制御フローを示している。図18を参照して、制御部202のコピージョブの制御を説明する。図18において、まず、制御部202は、操作部150からコピー要求があると(ステップS1801)、キャパシタCP1の充電電圧をチェックして(ステップS1802)、充電電圧が予め定められた閾値の充電電圧(例えば、32V)以上であるか否かを判断する(ステップS1803)。
そして、制御部202は、キャパシタCP1の充電電圧が閾値の充電電圧以上である場合には(ステップS1803の「Y」)、高速モードでコピージョブを実行する(ステップS1804)。これ以降のジョブの制御処理(ステップS1804〜S1808)は、実施の形態2にかかる画像形成装置のジョブ制御処理(ステップS1604〜S1608)と同様であるため、説明を省略する。
他方、キャパシタCP1の充電電圧が閾値の充電電圧以上でない場合には(ステップS1803の「N」)、制御部202は、充電時間Tcを算出する(ステップS1809)。ここで、Tcは、実施の形態1と同様に前述した式(3)または式(4)により算出する。
次いで、制御部202は、低速モードでのジョブ完了時間T1LOWと、高速モードでのジョブ実行開始からキャパシタCP1の充電電圧が閾値電圧(例えば、32V)まで低下するまでのジョブ実行時間T1HIGH2と、キャパシタCP1の充電電圧が当該閾値電圧の状態から低速モードでジョブを開始してからジョブが完了するまでの完了時間T1LOW2を算出する(ステップS1810)。
ここで、T1LOWは、実施の形態1と同様に、上述した式(2)により算出する。また、T1HIGH2は下式(5)により、T1LOW2は下式(6)により、それぞれ算出する。
T1HIGH2=(キャパシタCP1が閾値電圧まで減少する時点までの予想コピー完了枚数)/高速モード時の速度(CPM) ・・・(5)
T1LOW2=(設定枚数−キャパシタCP1が閾値電圧まで減少する時点までの予想コピー完了枚数)/低速モード時の速度(CPM) ・・・(6)
なお、キャパシタCP1が閾値電圧まで減少する時点までの予想コピー完了枚数は、予め、高速モードにおけるジョブを複数回実行して、複数回の実行によるコピー完了枚数の平均値を算出する等の方法により、あらかじめ求めておけばよい。なお、複数回のジョブ実行を行うのは、画像形成装置の使用環境、紙の種類、画像パターンなどの種種の条件によりコピー完了枚数が変化するためである。
そして、制御部202は、Tc+T1HIGH2+T1LOW2<T1LOWであるか否かを判断する(ステップS1811)。これは、キャパシタCP1を充電した後に高速モードでコピージョブを実行して、キャパシタCP1の充電電圧が閾値電圧まで低下した時点で低速モードに切り替えてジョブを実行する場合と、キャパシタCP1の充電をしないで低速モードでコピージョブを実行する場合とで、どちらの場合が所要時間が少ないかを判断している。
制御部202は、Tc+T1HIGH2+T1LOW2<T1LOWである場合には(ステップS1811の「Y」)、キャパシタCP1を満充電電圧(例えば44V)になるまで充電し(ステップS1812)、その後、高速モードでコピージョブを実行する(ステップS1813)。コピージョブの実行中は、一定時間ごとにキャパシタCP1の充電電圧をチェックし(ステップS1814)、充電電圧が予め定められた閾値の充電電圧(例えば、32V)まで減少したか否かを判断する(ステップS1815)。そして、閾値の電圧まで減少していない場合には(ステップS1815の「No」)、このまま高速モードでコピージョブを実行する。
一方、ステップS1815において、キャパシタCP1の充電電圧が閾値の電圧まで減少した場合には(ステップS1815の「Yes」)、定着ローラ151の温度落込み時にキャパシタCP1から定着ヒータHT1に電力を供給しなければ定着性不良が発生する可能性があるため、低速モードに切り替えてコピージョブを実行する(ステップS1816)。そして、コピージョブが完了するまでコピージョブを続行する(ステップS1817)。
一方、ステップS1811において、Tc+T1HIGH2+T1LOW2<T1LOWでない場合には(ステップS1811の「No」)、キャパシタCP1の充電を行うことなく、低速モードでコピージョブを実行する(ステップS1818)。そして、コピージョブが完了するまで低速モードでのコピージョブを続行する(ステップS1819)。
図19は、Tc+T1HIGH2+T1LOW2<T1LOWである場合にキャパシタCP1の充電電圧の状態によってコピージョブの制御およぼジョブの完了状態を示す説明図である。図20は、Tc+T1HIGH2+T1LOW2<T1LOWでない場合にキャパシタCP1の充電電圧の状態によってコピージョブの制御およぼジョブの完了状態を示す説明図である。図19、20とも、横軸はジョブ開始から経過時間であり、縦軸はジョブの完了状態(例えば、コピーの完了枚数など)である。
図19において、グラフAは、ステップS1803によってキャパシタC1の充電電圧が閾値電圧32V以上である場合に、高速モードでコピージョブを実行する場合を示してある。また、グラフBは、低速モードでコピージョブを実行する場合であり、グラフCは、キャパシタC1を充電した後に高速モードでコピージョブを実行し、キャパシタCP1の充電電圧が閾値電圧まで低下した時点で低速モードに切り替えてジョブを実行する場合である。図19の例では、最初から低速モードでコピージョブを実行する場合(グラフB)のジョブの完了時間(T1LOW)が、キャパシタC1を充電した後に高速モードでコピージョブを実行し、キャパシタCP1の充電電圧が閾値電圧まで低下した時点で低速モードに切り替えてジョブを実行する(グラフC)のジョブの完了時間(Tc+T1HIGH2+T1LOW2)より長いため、ステップS1821で「Yes」となり、キャパシタC1を充電した後に高速モードでコピージョブを実行するように制御される。
一方、図20の例では、最初から低速モードでコピージョブを実行する場合(グラフB)のジョブの完了時間(T1LOW)が、キャパシタC1を充電した後に高速モードでコピージョブを実行し、キャパシタCP1の充電電圧が閾値電圧まで低下した時点で低速モードに切り替えてジョブを実行する(グラフC)のジョブの完了時間(Tc+T1HIGH2+T1LOW2)より短いため、ステップS1821で「No」となり、最初から低速モードでコピージョブを実行するように制御される。
このように実施の形態3にかかる画像形成装置では、キャパシタCP1を充電した後に高速モードでジョブ実行する場合において、ジョブ実行中にキャパシタCP1の充電電圧が閾値電圧まで低下して低速モードに切り替えてジョブを実行するようにジョブの制御を行っているので、定着装置の電力供給源としてキャパシタCP1を使用する場合に、キャパシタCP1が十分に充電されている場合で次第に充電電圧が減少した場合においても、コピージョブをより適切に制御してジョブの完了時間をより最短化することが可能となる。
なお、以上説明した実施の形態1〜3の画像形成装置は、動作モードとして、高速モードと低速モードを有しているが、高速モード、中速モード、低速モードの3段階のモードを有することにしても良い。
実施の形態1〜3では、図1の画像形成装置のコピー機能を使用した場合のコピージョブの所要時間の短縮を説明したが、プリンタ機能を使用した場合にもそのプリンタジョブの所要時間を短縮することが可能である。この場合には、外部のパソコン等から入力される印字命令を解釈し、印字データのページ数および印刷枚数を算出し、ページ数×印刷枚数×1枚当たりのプリント時間でプリンタジョブの所要時間を算出する。他の動作は実施の形態1と同様であるのでその説明は省略する。
なお、実施の形態2および3では、ジョブ制御の最初でキャパシタCP1の充電電圧をチェックして比較する所定の電圧と、ジョブ実行中に充電電圧をチェックして比較する閾値電圧とを、ともに同一の電圧値としたが、閾値電圧を異なる電圧値とするように構成してもよい。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形して実行可能である。
実施の形態1にかかる画像形成装置のメカ構成を示す断面図である。 図1のADFの構成を示す図である。 図2の給紙トレイおよび給紙底板の周辺の詳細な機構を示す図である。 図1の画像形成装置の操作部の概略構成を示す図である。 図1の定着装置の内部構成を示す図である。 図1の定着装置の電源制御系の構成を示す図である。 図6のACヒータ駆動回路の構成を示す図である。 図6のキャパシタ充電器の構成を示す図である。 図6のキャパシタ充放電回路の構成を示す図である。 図6の制御部の概略構成を示す図である。 定着ローラの温度制御を説明するためのタイミングチャートである。 定着ヒータのON/OFF制御を説明するためのフローチャートである。 制御部のコピージョブの制御フローを示す図である。 実施の形態1においてTc+T1HIGH<T1LOWである場合にキャパシタCP1の充電電圧の状態によってコピージョブの制御およぼジョブの完了状態を示す説明図である。 実施の形態1においてTc+T1HIGH<T1LOWでない場合にキャパシタCP1の充電電圧の状態によってコピージョブの制御およぼジョブの完了状態を示す説明図である。 実施の形態2にかかる画像形成装置の制御部のコピージョブの制御フローを示す図である。 実施の形態2におけるコピージョブの制御およびジョブの完了状態を示す説明図である。 実施の形態3にかかる画像形成装置の制御部のコピージョブの制御フローを示す図である。 Tc+T1HIGH2+T1LOW2<T1LOWである場合にキャパシタCP1の充電電圧の状態によってコピージョブの制御およぼジョブの完了状態を示す説明図である。 Tc+T1HIGH2+T1LOW2<T1LOWでない場合にキャパシタCP1の充電電圧の状態によってコピージョブの制御およぼジョブの完了状態を示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 自動原稿送り装置(ADF)
20 画像読み取り装置
30 書き込みユニット
40 プリンタユニット
110 スリットエンコード
111 スリットセンサ
121 定着ユニット
155 定着ローラ
200 電源回路
201 主電源SW
202 制御部
203 キャパシタ充電器
204 DC電源生成回路
205 ACヒータ駆動回路
206 入力電流検出回路
207 インターロックスイッチ
208 キャパシタ充放電回路
211 NF(ノイズフィルタ)
212 突入防止回路
213 FET制御部
214 FET
215 整流平滑回路
216 定電流検出部
217 定電圧検出部
218 過電圧検出部
219 絶縁素子
220 ヒータON/OFF回路
231 充放電用スイッチ
232 両端電圧検出回路
CP1 キャパシタ
TH1 サーミスタ
HT1 定着ヒータ
HT2 AC定着ヒータ
RL11、RL21 定着リレー

Claims (12)

  1. 充電可能な補助電源からの電力供給によって発熱する発熱部材により加熱され、定着部材によりトナー像を熱定着する定着装置と、
    前記補助電源の充電電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記補助電源の充電電圧に応じて前記補助電源から前記発熱部材への電力の供給を制御する電力制御手段と、
    高速で画像形成ジョブを実行する高速モードと、低速で画像形成ジョブを実行する低速モードとを有する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段が検出した充電電圧が予め定められた閾値電圧以上でなく、前記補助電源を少なくとも前記閾値電圧以上の所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行した方が、前記補助電源を充電せずに前記低速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行するよりも前記新たな画像形成ジョブの実行に要する時間が短い場合、前記補助電源を前記所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、さらに、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段が検出した充電電圧が前記閾値電圧以上でなく、前記補助電源を充電せずに前記低速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行した方が、前記補助電源を前記所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行するよりも前記新たな画像形成ジョブの実行に要する時間が短い場合、前記低速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補助電源の充電電圧に基づいて、前記補助電源を前記所定充電電圧とするための充電時間を予測する充電時間予測手段と、
    前記高速モードおよび前記低速モードで画像形成ジョブを実行するために要する所要時間を各々ジョブ高速所要時間およびジョブ低速所要時間として予測するジョブ所要時間予測手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧以上でなく、前記予測した充電時間と前記新たな画像形成ジョブの実行にかかる前記ジョブ高速所要時間の和が、前記新たな画像形成ジョブの実行にかかる前記ジョブ低速所要時間よりも小さい場合には、前記補助電源を前記所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、さらに、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧以上でなく、前記予測した充電時間と前記新たな画像形成ジョブの実行にかかる前記ジョブ高速所要時間の和が、前記新たな画像形成ジョブの実行にかかる前記ジョブ低速所要時間よりも小さくない場合には、前記低速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記低速モードで画像形成ジョブを実行するために要する所要時間をジョブ低速所要時間として予測し、前記高速モードでの画像形成ジョブの実行中に、前記充電電圧が前記所定充電電圧から前記閾値電圧まで低下するまでに要する所要時間を第2のジョブ高速所要時間として予測し、前記充電電圧が前記閾値電圧まで低下してから前記低速モードで画像形成ジョブを実行して完了するまでに要する所要時間を第2のジョブ低速所要時間として予測するジョブ所要時間予測手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、さらに、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧以上でなく、前記予測した充電時間と前記第2のジョブ高速所要時間と前記第2のジョブ低速所要時間の和が、前記ジョブ低速所要時間よりも小さい場合には、前記補助電源を前記所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行し、前記新たな画像形成ジョブの実行中に前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧まで低下すると、前記低速モードに切り替えて前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、さらに、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧以上でなく、前記予測した充電時間と前記第2のジョブ高速所要時間と前記第2のジョブ低速所要時間との和が、前記ジョブ低速所要時間よりも小さくない場合、前記低速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、さらに、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧以上の場合には、前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、さらに、前記新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧以上の場合には、前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行し、前記新たな画像形成ジョブの実行中に前記電圧検出手段で検出された充電電圧が前記閾値電圧まで低下すると、前記低速モードに切り替えて前記新たな画像形成ジョブを実行することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  9. 原稿を画像読取面に搬送する自動原稿送り装置をさらに備え、
    前記ジョブ所要時間予測手段は、前記自動原稿送り装置にセットされた原稿枚数を推定し、推定した原稿枚数に基づいて前記画像形成ジョブの所要時間を予測することを特徴とする請求項3〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成ジョブは、コピージョブまたはプリンタジョブであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  11. 前記補助電源は、電気二重層コンデンサであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  12. 充電可能な補助電源からの電力供給によって発熱する発熱部材により加熱され、定着部材によりトナー像を熱定着する定着装置により画像形成する画像形成方法であって、
    前記補助電源の充電電圧を検出し、
    前記補助電源の充電電圧に応じて前記補助電源から前記発熱部材への電力の供給を制御し、
    新たな画像形成ジョブの実行要求があった場合であって、検出した充電電圧が予め定められた閾値電圧以上でなく、前記補助電源を少なくとも前記閾値電圧以上の所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行した方が、前記補助電源を充電せずに前記低速モードで前記新たな画像形成ジョブを実行するよりも前記新たな画像形成ジョブの実行に要する時間が短い場合、前記補助電源を前記所定充電電圧まで充電した後に前記高速モードで前記新たな画像形成ジョブの実行を行う
    工程を含むことを特徴とする画像形成方法。
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