JP4495299B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、サイドウォール部表面の成形不良を減じうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば乗用車用の空気入りラジアルタイヤは、図4に示すように、トレッド部aからサイドウォール部bを経てビード部cのビードコアdに至るカーカスeと、このカーカスeのタイヤ半径方向外側かつトレッド部aの内方に配されたベルト層fとを具えている。またサイドウォール部bにおいて、カーカスeの外側に配されたサイドウォールゴムgは、タイヤ半径方向外側の先端部iが前記カーカスeと前記ベルト層fとの間で挟まれ先細状で終端しており、そのタイヤ半径方向の外側にトレッドゴムjが配置されている。このような構造は、一般にTOS(Tread Over Sidewall )構造と称されている。
【0003】
TOS構造のタイヤは、いわゆる2ステージ成型法により生産される。すなわち、図5に示すように、円筒状をなすタイヤ成型用ドラムkにカーカスプライmを巻き付け、ビードコアd、ビードエーペックスnなどをセットする。その後に、カーカスプライmの両端を折り返し、サイドウォールゴムgを張りつけする。
【0004】
しかる後に、図6に示すように、ビード部c、cの間隔を狭めつつ、タイヤの内腔側からブラダなどの膨張体pでカーカスプライmをトロイド状に膨張変形させつつ、例えば別ステージでリング状に形成されたベルト層f、未加硫のトレッドゴムjと合体させ、タイヤの生カバーを形成しこれを加硫成形する。このようなTOS構造のタイヤは、サイドウォールゴムgをトロイド状のカーカスの側面に後から貼り付けるSOT(Sidewall Over Tread )構造に比べて生産しやすいため、現在乗用車用ラジアルタイヤの主流となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年ではタイヤの生産性を向上するために、タイヤの加硫時間の短縮化が種々研究されている。このためには、ゴム材の加硫反応速度を早くすれば良い。特に図4に示したTOS構造のタイヤでは、カーカスeとベルト層fとの間で挟まれ先細状で終端する先端部iを有するサイドウォールゴムgでは、前記先端部iが、タイヤの最も内部に位置しかつ上述のように各プライ材により挟まれているため、トレッドゴムjなどに比べて加硫時の熱が伝わり難く最も加硫に時間を要する律速となる。このため、サイドウォールゴムg全体に加硫時間の短いゴム材を用いることが考えられている。
【0006】
しかしながら、サイドウォールゴムgに加硫時間の短いゴム材を用いると、加硫後のタイヤの多くにサイドウォール部bの表面にベア等の成形不良が見られることが分かった。発明者らの種々の実験の結果、サイドウォールゴムgに加硫時間の短いゴム材を用いた場合、サイドウォールゴムgの表面が内部よりも先に加熱された金型と直接接触することで表面側の加硫反応を早期に進行させ、サイドウォールゴムgの表面側において十分なゴム流れを作り出すことができず、ひいては金型とサイドウォールゴムgとが十分に密着する前に該サイドウォールゴムgの表面が硬化してしまうことが原因であることが分かった。
【0007】
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、サイドウォールゴムを、タイヤの外面側に配された外層ゴム部と、この外層ゴム部の内側に配されかつ半径方向外側の先端部がカーカスとベルト層との間で挟まれ先細状で終端する内層ゴム部とを含んで構成し、かつ前記外層ゴム部を前記内層ゴム部よりも加硫初期のゴム流れ性に優れたゴム材で形成することを基本として、加熱されやすい表層ゴム部では加硫初期時に金型に沿って円滑なゴム流れを確保することで金型との密着性を高めサイドウォール部の成形不良を減じうる空気入りタイヤの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内方に配されたベルト層とを具えた空気入りタイヤであって、前記サイドウォール部において前記カーカスの外側に配されたサイドウォールゴムは、タイヤの外面側に配された外層ゴム部と、この外層ゴム部の内側に配されかつタイヤ半径方向外側の先端部が前記カーカスと前記ベルト層との間で挟まれ先細状で終端する内層ゴム部とを具え、前記内層ゴム部の100℃におけるムーニー粘度Miと、前記外層ゴム部の100℃におけるムーニー粘度Moとの比(Mo/Mi)が0.2以上かつ1.0よりも小であることを特徴としている。
【0009】
このように、サイドウォールゴムの外層ゴム部に、内層ゴム部に比して加硫初期のゴム流れ性に優れたゴム材を用いることにより、加硫初期において外層ゴム部が金型の成形面に沿って流れやすくなるため、ベア等の成形不良の発生を抑制しサイドウォール部の表面の仕上がりを良好としうる。ここで、外層ゴム部に用いる加硫初期のゴム流れ性に優れるゴム材としては、例えば内層ゴム部に比して粘度の低いゴム材、又は内層ゴム部に比して加硫時間が相対的に長いゴム材(換言すれば加硫速度が相対的に遅いゴム材)、さらにはこれらの双方を満たすゴム材などが挙げられる。より好ましくは内層ゴム部の前記ムーニー粘度Miと、前記外層ゴム部の前記ムーニー粘度Moとの比(Mo/Mi)が0.3以上かつ0.6以下であることが望ましく、さらには内層ゴム部のムーニースコーチ時間Tiと、前記外層ゴム部のムーニースコーチ時間Toとの比(To/Ti)を1.0よりも大かつ2.5以下とすることが望ましい。
【0010】
また前記サイドウォールゴムは、トレッド部に配されたトレッドゴムとの境界面において、該境界面のタイヤ軸方向の長さAと、前記外層ゴム部のタイヤ軸方向の長さBとの比(B/A)が0.1〜0.8であることが望ましく、さらには前記外層ゴム部の平均厚さは、例えば0.3〜3.5mm程度とすることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1において、空気入りタイヤは、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内方に配されて前記カーカス6にタガ効果を付与するベルト層7とを具えた乗用車用の空気入りラジアルタイヤを例示している。
【0012】
前記カーカス6は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至る本体部6aに、前記ビードコア5の回りをタイヤ軸方向内側から外側に向けて折り返して形成された折返し部6bを一体に具えた1枚のカーカスプライ6Aにて構成されている。前記カーカスプライ6Aは、カーカスコードをタイヤ赤道Cに対して75゜〜90゜の角度で並列した1枚からなり、前記カーカスコードには、ポリエステル、ナイロン又はレーヨン等の有機繊維コードが好ましく採用される。なお必要に応じてスチールコードなども採用される。
【0013】
前記ベルト層7は、コードをタイヤ赤道に対して10〜40°の小角度で傾けて配列した少なくとも2枚、本例ではタイヤ半径方向の内、外2枚のベルトプライ7A、7Bを前記コードが互いに交差する向きに重ね合わせて構成される。また半径方向内側のベルトプライ7Aは、半径方向外側のベルトプライ7Bに比べ巾広に形成されている。前記コードは、本例ではスチールコードを採用しているが、アラミド、レーヨン等の他の高弾性の有機繊維コードも必要に応じて用いることができる。
【0014】
前記ベルト層7のタイヤ半径方向外側には、トレッド面をなすトレッドゴム8が配されている。またサイドウォール部3においては前記カーカス6のタイヤ軸方向外側にサイドウォールゴム9がそれぞれ配されている。
【0015】
前記サイドウォールゴム9は、タイヤの外面側に配された外層ゴム部10と、この外層ゴム部10の内側に配されかつタイヤ半径方向外側の先端部11iが前記カーカス6と前記ベルト層7との間で挟まれ先細状で終端する内層ゴム部11とを具えている。すなわち、本例の空気入りタイヤは前述のTOS構造にて形成されている。そして、本実施形態では前記外層ゴム部10を前記内層ゴム部11よりも加硫初期のゴム流れ性に優れたゴム材で形成している。
【0016】
このように、サイドウォールゴム9の外層ゴム部10に、内層ゴム部11に比して加硫初期のゴム流れ性に優れたゴム材を用いることにより、加硫初期において外層ゴム部10が金型の成形面に沿ってより流れやすくなるため、このゴム流れにより金型と外層ゴム部10との間の空気が金型の外部に円滑に排気される。これにより金型の成形面と外層ゴム部10との間の空気溜まりが防止できるから、ベア等の成形不良の発生を抑制し、ひいてはサイドウォール部の表面の仕上がり状態を向上しうる。
【0017】
ここで、外層ゴム部10に用いる加硫初期のゴム流れ性に優れるゴム材としては、内層ゴム部11に比して粘度の低いゴム材が挙げられる。
【0018】
未加硫ゴム材のゴム流れ性を示す指標の一つとしてムーニー粘度があり、このムーニー粘度の値が小さいほどゴム流れ性に優れる。このため、例えば内層ゴム部11の100℃におけるムーニー粘度Miと、前記外層ゴム部10の100℃におけるムーニー粘度Moとの比(Mo/Mi)を、0.2以上かつ1.0よりも小、より好ましくは0.3〜0.6とすることにより、外層ゴム部10のゴム流れ性を内層ゴム部11のそれよりも良好としてサイドウォール部3の表面の仕上がりを向上させることができる。ここで前記比(Mo/Mi)が、0.2未満であると、外層ゴム部10の流れ性が特に強くなって生カバー成型時に型くずれし易いという傾向があり、逆に1.0以上になると、内層ゴム部11と外層ゴム部10とのゴム流れ性が変わらなくなるため、サイドウォールゴム9の仕上がりのさらなる向上が期待できない傾向にある。
【0019】
特に好ましくは前記内層ゴム部11のムーニー粘度は25〜50ML(1+4)100℃、より好ましくは30〜50ML(1+4)100℃、さらに好ましくは35〜45ML(1+4)100℃とするのが望ましい。なお未加硫ゴムのムーニー粘度は、ゴムの練り回数及び/又は練り時間を種々設定することにより、またペプタイザー、ステアリン酸などの添加剤の配合量を違えることにより容易に調節することができる。またこのムーニー粘度は、JIS−K6300「未加硫ゴム物理試験方法」における「ムーニー粘度」に記載の試験方法に準拠して特定する。
【0020】
また加硫時間の大小を表す目安としてムーニースコーチ時間を用いることができる。ムーニスコーチ時間とは、加硫が進みやすいか否かを判断する一つの指標であって、この値が大きいほど加硫初期の進行が遅いため加硫初期のゴム流れ性を向上しうる。そこで、例えば前記内層ゴム部11のムーニスコーチ時間Tiと、前記外層ゴム部10のムーニスコーチ時間Toとの比(To/Ti)を1.0よりも大かつ2.5以下、より好ましくは1.3〜1.8としておくことが望ましい。
【0021】
またこのように、内層ゴム部11、外層ゴム部10のムーニースコーチ時間をも限定した場合、内層ゴム部11のゴム材は外層ゴム部10のゴム材とは逆に加硫時間が相対的に短いゴム材を用いることができる。このような内層ゴム部11、外層ゴム部10の組み合わせでは、同一の条件で加硫を始めた場合、内層ゴム部11が外層ゴム部10よりも先に最適加硫の状態に至るが、タイヤ成形金型を用いてタイヤ生カバーを現実に加硫成形した場合、サイドウォールゴム9の内層ゴム部11には、前記先端部11iを含め外層ゴム部10に比して熱が遅れて伝わるため、結果として内層ゴム部11、外層ゴム部10をほぼ同時にかつ従来よりも早期に最適加硫の状態に至らせることが可能となる点で好ましい。
【0022】
ここで、前記ムーニースコーチ時間の比(To/Ti)が1.0未満であると、外層ゴム部10のゴム流れ性を向上し得ず、かつ内層ゴム部11の加硫時間を外層ゴム部10の加硫時間よりも短くすることができないためにタイヤの生産性の向上効果が得られがたい。逆に前記比(To/Ti)が2.5を超えると両ゴムの加硫時間の差が大きくなりすぎて、内層ゴム部11と外層ゴム部10とをほぼ同時に最適加硫の状態に至らしめるのが困難な傾向にある。特に好ましくは、内層ゴム部11のムーニスコーチ時間は15〜25分、さらに好ましくは15〜20分(いずれも130℃±2℃)とすることが望ましい。また前記ムーニスコーチ時間を異ならせる方法としては、例えば各ゴム部10、11への加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫遅延剤又は硫黄など1以上の加硫系配合剤の配合量を違えることが挙げられる。なおムーニスコーチ時間は、JIS−K6300「未加硫ゴム物理試験方法」における「ムーニースコーチ試験」に記載の試験方法に準拠し、ダイを閉じてからムーニー粘度の読みがVmより5M上昇するまでに要した時間とする。
【0023】
また本明細書で用いた前記ムーニスコーチ時間は、島津製作所製のムーニービスコメーターSMV201、202にて130℃±2℃の条件で測定したものである。
【0024】
また前記外層ゴム部10は、本例では略一定の小厚さでビード部4側に配されリムと接触する硬質のクリンチゴム14からトレッドゴム8までの間をのびている。このため、外層ゴム部10が均一に加熱され、ゴム流れ性とともに加硫の進行が均一に行われ仕上がり外観がさらに向上する。そしてこの外層ゴム部10の平均厚さtaは、例えば0.3〜3.5mm、より好ましくは0.5〜2.0mmとすることが望ましい。前記平均厚さtaが、0.3mm未満ではサイドウォールゴム9の表面において十分なゴム流れ性を確保するのが困難な傾向があり、逆に3.5mmを超えてしまうと、該外層ゴム部10のタイヤ内側部分において加硫に時間を要する傾向がある。
【0025】
また前記サイドウォールゴム9は、図2に拡大して示すように、トレッド部2に配されたトレッドゴム8との境界面15において、該境界面15のタイヤ軸方向の長さAと、外層ゴム部10のタイヤ軸方向の長さBとの比(B/A)が0.1〜0.8であることが望ましい。前記比(B/A)が、0.8を超えると、外層ゴム部10がタイヤの内側により多く配置されるため、加硫に時間がかかる傾向があり、逆に前記比(B/A)が0.1未満であると、サイドウォール部の外面において十分なゴム流れ性を確保するのが困難な傾向がある。
【0026】
また内層ゴム部11と外層ゴム部10とは、前記加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫遅延剤、硫黄などの配合量を違えて配合されるが、これ以外の配合剤、すなわち、ゴムポリマー、カーボンブラック、老化防止剤などの配合量、種類は同じであっても良いし、また必要により適宜違えることもできる。さらに、本実施形態の空気入りタイヤは、図3に示すように、前記外層ゴム部10、内層ゴム部11、及びビード部4側に配される前記クリンチゴム14を例えばトリプルヘッド式の押し出し機などを用いて一体に押出して成形された生サイドウォールゴム9Aを用い前記2ステージ成型法により従来と同様に製造しうるため、このような面からの生産性の低下といった不具合もない。
【0027】
【実施例】
表1に示すように、サイドウォールゴムの内層ゴム部、外層ゴム部のムーニスコーチ時間、ムーニー粘度、厚さなどを違えて複数種類の乗用車用空気入りラジアルタイヤを50本づつ試作し(サイズ195/65R15)、タイヤ加硫時間、サイドウォール部のベア発生状況を調べた。なお、サイドウォールゴム以外の構成については実施例、比較例ともに同一とした。比較例のタイヤは、サイドウォールゴムを1種のゴム材(ムーニー粘度40ML(1+4)100℃、ムーニースコーチ時間25分)にて形成した。また各実施例の内層ゴム部を形成するゴム材には、ムーニー粘度40ML(1+4)100℃のものを採用した。さらにタイヤの加硫時間は、ゴムの膨潤度(swell)及び硬度を100%加硫のものと比較することによって調べた。数値は比較例を100とする指数であって、小さい程良好である。またサイドウォール部のベア発生状況については、比較例のベア発生率(ベアが発生したタイヤの本数/50)を100とする指数で表示し、数値が小さいほど良好であることを示す。
【0028】
テストの結果を表1に示すが、実施例のタイヤではいずれもベアの発生率が低いことが確認できる。またムーニスコーチ時間の比などを適切に限定した実施例1、3、4、5及び7ではタイヤの加硫時間を大幅に短縮していることが確認できる。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の空気入りタイヤは、内層ゴム部の100℃におけるムーニー粘度Miと、前記外層ゴム部の100℃におけるムーニー粘度Moとの比(Mo/Mi)が0.2以上かつ1.0よりも小として、外層ゴム部を、その内側に位置する内層ゴム部よりも加硫初期のゴム流れ性に優れたゴム材で形成したことにより、加硫初期において外層ゴム部が金型の成形面に沿ってより流れやすくなるため、このゴム流れにより金型と外層ゴム部との間の空気が金型の外部に円滑に排気され、金型成形面と外層ゴム部との間の空気溜まりが防止できるから、ベア等の成形不良の発生を抑制し、ひいてはサイドウォール部の表面の仕上がり状態を向上しうる。
【0031】
また請求項2ないし3に記載した空気入りタイヤでは、外層ゴム部の厚さなど一定範囲に限定したことにより、サイドウォール部の仕上がり精度をさらに向上しかつ加硫時間の短縮に貢献しうる。
【0032】
また請求項5記載の発明のように、内層ゴム部と外層ゴム部とのムーニスコーチ時間の比を一定範囲に限定したときには、外層ゴム部に比して熱が遅れて伝わる内層ゴム部に加硫速度の早いゴム材を用いることができるため、両ゴムを同時に最適加硫状態に至らせることが可能となり、ひいては全体としてタイヤの加硫成形時間を短縮できタイヤの生産性をも向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す空気入りタイヤの断面図である。
【図2】その部分拡大図である。
【図3】未加硫の生サイドウォールゴムを示す断面図である。
【図4】従来の空気入りタイヤの断面図である。
【図5】タイヤの製造工程を示す断面略図である。
【図6】タイヤの製造工程を示す断面略図である。
【符号の説明】
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
9 サイドウォールゴム
9A 生サイドウォールゴム
10 外層ゴム部
11 内層ゴム部
Claims (5)
- トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内方に配されたベルト層とを具えた空気入りタイヤであって、
前記サイドウォール部において前記カーカスの外側に配されたサイドウォールゴムは、タイヤの外面側に配された外層ゴム部と、この外層ゴム部の内側に配されかつタイヤ半径方向外側の先端部が前記カーカスと前記ベルト層との間で挟まれ先細状で終端する内層ゴム部とを具え、
前記内層ゴム部の100℃におけるムーニー粘度Miと、前記外層ゴム部の100℃におけるムーニー粘度Moとの比(Mo/Mi)が0.2以上かつ1.0よりも小であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記サイドウォールゴムは、前記ベルト層のタイヤ半径方向外側かつトレッド部に配されたトレッドゴムとの境界面において、該境界面のタイヤ軸方向の長さAと、前記外層ゴム部のタイヤ軸方向の長さBとの比(B/A)が0.1〜0.8であることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
- 前記外層ゴム部の平均厚さは0.3〜3.5mmであることを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
- 前記内層ゴム部の前記ムーニー粘度Miと、前記外層ゴム部の前記ムーニー粘度Moとの比(Mo/Mi)が0.3以上かつ0.6以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 前記内層ゴム部のムーニースコーチ時間Tiと、前記外層ゴム部のムーニースコーチ時間Toとの比(To/Ti)が1.0よりも大かつ2.5以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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