JP4498707B2 - 燃料電池システムの運転方法と燃料電池運転装置 - Google Patents
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Description
そこで、この発明は必要がある場合にのみ系内の水を排水することで、反応ガス流路の凍結を防止でき排水に必要なエネルギーを最小限に抑えることができる燃料電池システムの運転方法と燃料電池運転装置を提供するものである。
このように構成することで、外気温度に応じて反応ガスを供給することで反応ガス流路内の水を排出し、燃料電池を運転停止するので、その後、燃料電池が氷点下となったとしても水が排出されているため反応ガス流路が凍結することを防止できる。
このように構成することで、反応ガス流路が凍結する心配がない場合に排水処理をなくすことができる。
このように構成することで、外気温度が低いほど反応ガス流路の凍結可能性が高くなることに着目して、水を排出する処理時間を長くする。
このように構成することで、外気温度が所定温度より低いときは水を排出する時間を一定にして、反応ガス流路内の水を排出する。
このように構成することで、外気温度に応じて反応ガスの供給量を設定することにより、燃料電池の運転停止時に必要な時間を常に同等にすることが可能となる。
このように構成することで、外気温度が低いほど念入りに排水を行う必要があるため、反応ガスの供給量を多くすることにより、常温状態と同等の時間で排水を完了させることが可能となる。
このように構成することで、外気温度に応じて反応ガスを供給することで反応ガス流路内の水を排出し、燃料電池を運転停止するので、その後、燃料電池が氷点下となったとしても水が排出されているため反応ガス流路が凍結することを防止できる。
更に、必要がある場合にのみ系内の水を排水することで、排水に必要なエネルギーを最小限に抑えることができる効果がある。
更に、必要がある場合にのみ系内の水を排水することで、排水に必要なエネルギーを最小限に抑えることができる効果がある。
燃料電池1は、例えば固体ポリマーイオン交換膜等からなる固体高分子電解質膜2をアノード3とカソード4とで両側から挟み込んで形成されたセルを複数積層して構成されたものであり(図1では単セルのみを示す)、アノード3の反応ガス流路5に燃料ガスとして水素ガスを供給し、カソード4の反応ガス流路6に酸化剤ガスとして酸素を含む空気を供給すると、アノード3で触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜2を通過してカソード4まで移動して、カソード4で酸素と電気化学反応を起こして発電し、水が生成される。カソード側で生じた生成水の一部は固体高分子電解質膜2を介してアノード側に逆拡散するため、アノード側にも生成水が存在する。
ステップS1において、燃料電池車両が停止してイグニッションスイッチがOFF(IG−OFF)となり、燃料電池1からの電力の供給が遮断される(図3においてXの時点)。このとき水素ガス供給流路12に設けられた遮断弁17を遮断し、水素タンク11からの水素の供給は停止される。
次のステップS2において、外気温度が15°C(所定温度)以上か否かを判定し、判定結果が「NO」で15°C未満の場合はステップS3に進み、判定結果が「YES」で15°C以上である場合はステップS5に進む。
第1の変形例として、例えば図4(b)に示すように、15°C以上の場合は水を排出する処理時間を第1の処理時間に設定し、15°Cよりも低い場合は第1の処理時間よりも長い第2の処理時間に設定することもできる。つまり、燃料電池車両の停止時の外気温度が低いほど燃料電池1の反応ガス流路が凍結する可能性があるので、より長い時間をかけて水排出処理を確実に行っておく。また、外気温度が所定の温度(15°C)よりも低いときは、一定の処理時間に設定しているので、処理時間の過不足なく水排出処理を行うことができる。
図6(a)の例では、15°C以上の場合は回転数をアイドル時回転数よりも高い第1の回転数に設定し、0゜Cよりも低い場合は第1の回転数よりも高い第2の回転数に設定し、0°C〜15°Cの間の場合は外気温度が低くなるにしたがって徐々に連続的に高くなるように設定する。
図6(b)の例では、15°C以上の場合は回転数をアイドル時回転数よりも高い第1の回転数に設定し、15゜Cよりも低い場合は温度が低くなるにしたがって徐々に高くなるように設定する。
図6(c)の例では、15°C以上の場合は回転数をアイドル時回転数よりも高い第1の回転数に設定し、15゜Cよりも低い場合は、第1の回転数よりも高い回転数で、且つ、所定の温度間隔ごとに段階的に回転数を上げていく。
ただし、処理時間タイマの設定を図4(a)に示すように外気温度が15゜C以上のとき処理時間タイマを0に設定した場合には、水素ポンプ14については外気温度が15゜C以上のときに前記第1の回転数を0に設定する。
また、外気温度が低くなるほどコンプレッサ7や水素ポンプ14の回転数を高くし、圧縮空気や水素ガスの供給量を増やすことで、外気温度が低い場合にも常温状態と同等の時間で排水を完了させることが可能となるので、外気温度が15゜C以下のときの処理時間タイマの設定値を一定にすることも可能となり、燃料電池1の運転停止時に必要な時間を常に同等にすることが可能となる。
燃料電池1へ供給する反応ガス(水素ガス、酸化剤ガス)によってそれぞれの反応ガス流路5,6内に残留した水を排出できるので、新たに排水のための補機を設ける必要がない。
そして、ステップS9においてコンプレッサ7を停止して(図3中Zの時点)運転停止処理を終了する。
5,6 反応ガス流路
7 コンプレッサ(ガス供給制御手段)
14 水素ポンプ(ガス供給制御手段)
18 モータ
20 外気温センサ(外気温検出手段)
Claims (7)
- 各々の反応ガス流路に反応ガスとしての燃料ガスと酸化剤ガスとを供給し電気化学反応によって発電を行う燃料電池と、
酸化剤ガスを加圧して前記燃料電池に供給するコンプレッサと、
燃料ガスを前記燃料電池に供給する燃料ガス供給流路と、
前記燃料ガス供給流路に設けられた遮断弁と、
前記燃料電池から排出される未反応の燃料ガスを前記遮断弁よりも下流の前記燃料ガス供給流路に戻す燃料ガス循環流路と、
前記燃料ガス循環流路に設けられたポンプと、
前記ポンプより上流の前記燃料ガス循環流路から分岐しパージ弁を有するパージ流路と、
前記パージ弁およびパージ流路を介して排出される前記未反応の燃料ガスを前記燃料電池から排出される酸化剤ガスによって希釈する排出ガス処置装置と、
外気温度を検出する外気温検出手段と、
前記燃料電池からの電力の供給を遮断可能にするスイッチと、
前記スイッチにより前記燃料電池からの電力供給が遮断されたときに前記コンプレッサおよび前記ポンプへの電力供給を可能とする補助電源と、
を備えた燃料電池システムの運転方法であって、
前記燃料電池の運転を停止するときに、
前記スイッチにより前記燃料電池からの電力の供給を遮断し、前記遮断弁を閉じる第1のステップ、
前記外気温検出手段により検出された外気温度に応じて前記コンプレッサおよび前記ポンプの各回転数および水を排出する処理時間を設定する第2のステップ、
前記設定された前記処理時間の間、前記補助電源からの電力供給で前記コンプレッサおよび前記ポンプを設定された前記回転数で運転する第3のステップ、
前記処理時間が経過したときに前記ポンプを停止するとともに前記パージ弁を開き、前記処理時間の経過後の所定時間だけ前記コンプレッサを設定された前記回転数で運転を継続する第4のステップ、
前記所定時間経過後に前記コンプレッサを停止する第5のステップ、
を順番に行って前記燃料電池を運転停止することを特徴とする燃料電池システムの運転方法。 - 前記外気温度が前記所定温度以上のときは、前記第1のステップを行った後、前記第2のステップから前記第5のステップを行わず、前記ポンプを停止するとともに前記パージ弁を開き、所定時間だけ前記コンプレッサの運転を継続し、所定時間経過後に前記コンプレッサを停止して前記燃料電池を運転停止することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの運転方法。
- 前記処理時間を、前記外気温度が低いほど長くすることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの運転方法。
- 前記処理時間を、前記外気温度が前記所定温度より低いときは一定にすることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの運転方法。
- 前記外気温度に応じて前記反応ガスの供給量を設定することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの運転方法。
- 前記外気温度が低いほど前記反応ガスの供給量を多くすることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システムの運転方法。
- 各々の反応ガス流路に反応ガスとしての燃料ガスと酸化剤ガスとを供給し電気化学反応によって発電を行う燃料電池と、
酸化剤ガスを加圧して前記燃料電池に供給するコンプレッサと、
燃料ガスを前記燃料電池に供給する燃料ガス供給流路と、
前記燃料ガス供給流路に設けられた遮断弁と、
前記燃料電池から排出される未反応の燃料ガスを前記遮断弁よりも下流の前記燃料ガス供給流路に戻す燃料ガス循環流路と、
前記燃料ガス循環流路に設けられたポンプと、
前記ポンプより上流の前記燃料ガス循環流路から分岐しパージ弁を有するパージ流路と、
前記パージ弁およびパージ流路を介して排出される前記未反応の燃料ガスを前記燃料電池から排出される酸化剤ガスによって希釈する排出ガス処置装置と、
外気温度を検出する外気温検出手段と、
前記燃料電池からの電力の供給を遮断可能にするスイッチと、
前記スイッチにより前記燃料電池からの電力供給が遮断されたときに前記コンプレッサおよび前記ポンプへの電力供給を可能とする補助電源と、
前記コンプレッサ、前記遮断弁、前記ポンプ、前記パージ弁を制御する制御手段と、
を備えた燃料電池運転装置において、
前記制御手段は、前記スイッチにより前記燃料電池からの電力の供給を遮断したときには、前記遮断弁を閉じ、前記外気温検出手段により検出された外気温度に応じて前記コンプレッサおよび前記ポンプの各回転数および水を排出する処理時間を設定し、設定された前記処理時間の間、前記補助電源からの電力供給で前記コンプレッサおよび前記ポンプを設定された前記回転数で運転し、前記処理時間が経過したときに前記ポンプを停止するとともに前記パージ弁を開き、前記処理時間の経過後の所定時間だけ前記コンプレッサを設定された前記回転数で運転を継続し、前記所定時間経過後に前記コンプレッサを停止して、前記燃料電池を運転停止することを特徴とする燃料電池運転装置。
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