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JP4500862B2 - 固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents
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JP4500862B2 - 固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置に関し、特に、列毎にAD変換回路を有し、得られた複数のデジタル信号に演算処理を施すことを特徴とした固体撮像装置及び固体撮像装置の駆動方法に関する。
従来の固体撮像装置においては、動画などの高速動作を必要とする用途では、行列状に配列された画素のうち、例えば各画素で入射光を変換したアナログ電気信号を1列おきに読み出す、いわゆる水平間引き読み出し(以下、水平間引き動作と同義)が知られている。
また、AD変換回路を画素の列毎に設け、デジタル化した信号を演算処理することが特許文献1に開示されている。具体的には、1画素列あたり2つのレジスタ回路を設け、同一画素の2つの異なる信号レベルを記憶した後、デジタル領域で両者の差分を演算するイメージセンサについての記載がある。
特開2006−025189号公報
上述の特許文献1に開示されるような回路構成で水平間引き動作を行い、複数のレジスタ回路にそれぞれ保持される信号で演算を行うと、間引かれる、すなわち読み出されない列のAD変換器及びレジスタ回路は動作に関与しない状態になる。これは、回路の利用効率の面で検討の余地がある。
上記課題を解決するための本発明は、各々が入射光をアナログ電気信号に変換して出力する、行列状に配列された複数の画素と、前記複数の画素の各列に設けられ、前記画素からのアナログ電気信号をデジタル信号に変換し、該デジタル信号を出力端子から出力するAD変換器と、を有する固体撮像装置の駆動方法であって、前記固体撮像装置は、前記複数の画素の各列に設けられたレジスタ回路と、前記AD変換器の出力端子と、該AD変換器と同一の画素の列に設けられたレジスタ回路の入力端子とを接続する、および、前記AD変換器の出力端子と、該AD変換器とは異なる前記複数の画素の列に設けられた前記レジスタ回路の入力端子とを接続する、または、前記レジスタ回路の出力端子と、該レジスタ回路とは異なる前記複数の画素の列に設けられた前記レジスタ回路の入力端子とを接続する接続手段と、複数の前記レジスタ回路の出力端子の各々から出力された前記デジタル信号に演算処理を施して出力しうる演算処理装置と、を有し、前記レジスタ回路は、前記AD変換器の前記出力端子もしくは該レジスタ回路とは異なる前記複数の画素の列に設けられた前記レジスタ回路の出力端子からのデジタル信号を入力端子に受けて、該デジタル信号を保持し、水平間引き動作において、前記画素から信号を読み出す前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路と、前記画素から信号を読み出さない前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路とは、前記画素から信号を読み出す画素の列の、互いに異なる行の画素に基づくデジタル信号を保持し、前記複数の画素の第1の行の画素に基づくデジタル信号を前記レジスタ回路から出力させる動作を、前記複数の画素の第2の行の画素に基づくアナログ電気信号を前記AD変換器に入力するあるいは前記AD変換器により変換する動作と並行して行わせることを特徴とする固体撮像装置の駆動方法である。
本発明によれば、水平間引き動作を行い、複数のレジスタ回路に保持されるデジタル信号を用いて演算を行う場合でも、動作に関与しないレジスタ回路の数を低減でき、回路の利用効率を向上させることができる。
以下では、本発明に係る実施の形態を説明する。
最初に本発明の一実施形態に係る固体撮像装置の回路構成を説明する。次に、水平間引き動作において、読み出す列のレジスタ回路に保持されたデジタル信号を、読み出さない列のレジスタ回路に転送して、同列の異なる行の画素に基づく複数のデジタル信号に演算処理を施す動作を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る固体撮像装置を表すブロック図である。画素部100には、その各々が入射光を電荷に変換する光電変換素子を含み、アナログ電気信号として出力する画素103が行列状に水平6画素、垂直4画素で配列されている。一行を構成する画素103は行選択線104で共通に垂直走査回路101と接続されており、選択された行選択線104に接続された6画素が同時に選択される。行選択信号をPv1からPv4まで順次ハイにすることで1行目から4行目までの画素を順次選択する。
行選択線104によって選択された行の画素から出力されるアナログ電気信号は、一列の画素が共通に接続される垂直出力線105を介して、1列ごとに設けられたCDS(Correlated Double Sampling)回路114に入力される。CDS回路114は、アナログ電気信号に含まれるノイズレベルと、信号レベルとの差分処理を行うことでノイズキャンセルを行う。図1では垂直出力線105が直接CDS回路に接続されているが、画素部100と、CDS114との間に、画素からのアナログ電気信号を増幅するための増幅器を接続し、アナログ電気信号に重畳されるノイズ成分の影響を低減してもよい。ノイズキャンセルされた各列のアナログ電気信号は、1列毎に設けられているAD変換器(ADC)106に入力される。ADC106に入力されたアナログ電気信号は、デジタル信号へと変換される。デジタル信号は、AD変換器の出力端子から出力され、画素の1列毎に設けられたレジスタ回路107はこれを入力端子に受けて保持する。
レジスタ回路107に保持されたデジタル信号は、水平走査回路102でレジスタ回路107を適宜選択することでレジスタ回路107の出力端子から水平出力線に出力される。例えば、水平走査回路102が列選択信号をPh14、Ph24、・・・の順番でハイに遷移させると、各レジスタ回路に保持されているデジタル信号は、レジスタ回路1乃至レジスタ回路6から水平出力線112に順次出力される。水平出力線112に出力されたデジタル信号は、セレクタ110を介して出力される。
また、水平走査回路102は、列選択信号Ph15、Ph25、・・・の順番でハイにすることで、レジスタ回路1乃至6の各々に保持されたデジタル信号を順次水平出力線113に出力させる。水平出力線112及び113にデジタル信号を同時に出力すると、水平出力線112及び113が並列に接続されている演算処理装置である演算回路109において、両デジタル信号で加算、減算、平均化などの演算処理を施す。そして、その演算結果をセレクタ110を介して出力する。ここでは2本の水平出力線が演算回路109に接続されているが、3本以上の水平出力線を接続する、すなわち3以上のデジタル信号に対して演算を施す構成であっても良い。
本実施形態では、水平出力線112と水平出力線113とに読み出された2つのデジタル信号に演算処理を施して得られた信号と、水平出力線112に読み出された演算処理を施されていないデジタル信号と、をセレクタ110によって選択して出力している。
本実施形態では、水平6画素列を、3画素列毎に2つのブロックとしているが、ブロックあたりの画素列を増やしたり、3以上のブロックに分割したりしても、本発明の効果は変わらない。
図1に係る固体撮像装置の画素およびCDS回路のより具体的な構成例を図2に示すとともに、図3を用いてその動作を説明する。
画素は入射光に基づいて電荷を蓄積する、光電変換部であるフォトダイオードPDを持つ。フォトダイオードPDに蓄積された電荷は、転送スイッチTXを介してフローティングディフュージョン部FDに転送される。フローティングディフュージョン部FDは、増幅部SFの入力端子と同じノードであり、このノードの電位はリセットスイッチRESが導通状態になると電源Vccに基づいてリセットされる。ここでは、増幅部SFはMOSトランジスタであり、そのゲート端子が入力端子となる。選択スイッチSELが導通状態になると増幅部SFのMOSトランジスタと定電流源Iとでソースフォロワ回路を形成し、入力端子の電位に応じた電位が垂直出力線VLに現れる。転送スイッチTX、リセットスイッチRES、および選択スイッチSELに供給される信号Ptx、Pres、およびPselは、例えば垂直走査回路から供給されるもので、信号Pselは図1における行選択信号Pvn(nは自然数)に対応する。なお、転送スイッチTX、リセットスイッチRES、および選択スイッチSELの各スイッチは、増幅部SFと同様にMOSトランジスタで構成しても良い。
CDS回路は、クランプ容量C0と、演算増幅器AMPとを含み、演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間には帰還容量CfとスイッチPc0rとが並列に設けられている。
図3は、後述する水平ブランキング期間とAD変換期間とを含む期間における動作を示すタイミング図であり、ここで説明する動作に先立って、フォトダイオードPDには入射光に基づいて発生した電荷が蓄積されているものとする。
時刻t1に信号Presがハイレベルからローレベルに遷移することで、フローティングディフュージョン部のリセットが終了する。また、信号Pc0rがハイレベルに遷移し、演算増幅器AMPの反転入力端子と出力端子とがショートされる。これにより、帰還容量Cfに保持された電圧がリセットされる。
続く時刻t2に、信号Pselがハイレベルとなると、選択スイッチSELが導通状態となり、画素からの信号が垂直出力線VLに現れる状態、すなわち画素が選択状態となる。この時点では、フローティングディフュージョン部FDをリセットした直後のFDの電位に応じた電位が信号線VLに現れる。
時刻t3に信号Pc0rがローレベルになると、フローティングディフュージョン部FDをリセットしたことによるレベルがクランプ容量C0によりクランプされる。ここで、クランプ容量の、演算増幅器の反転入力端子に接続された側の端子は、演算増幅器の仮想接地によりVc0rになる。
時刻t4に信号Ptxがハイレベルとなると、フォトダイオードPDに蓄積された電荷がフローティングディフュージョン部FDに転送され、これに応じて垂直出力線の電位が変動する。フローティングディフュージョン部FDをリセットしたことによるレベルがクランプ容量C0によりクランプされているので、演算増幅器の反転入力端子には、垂直時刻t3における垂直出力線VLの電位からの変動分のみが入力される。これにより、フローティングディフュージョン部をリセットしたことによって生じた成分や、増幅部SFが固有に持っている成分を含むノイズ成分を低減することができ、CDS回路の後段に設けられたADCにはノイズ成分の少ない信号が伝達される。また、図2に示すCDS回路の構成によればクランプ容量C0と帰還容量Cfの容量値の比で決まるゲインをかけることができるので、S/N比の向上にも有利である。
信号Ptxがローレベルに遷移した後の時刻t5において信号Presが再びハイレベルになると、フローティングディフュージョンに蓄積された電荷が電源Vccによってリセットされる。
時刻t6に信号Ptxがハイレベルになると、フォトダイオードPDも電源Vccによってリセットされる。そして、信号Ptxがローレベルに遷移するとフォトダイオードPDには入射光に応じた電荷が蓄積され始める。
時刻t7に信号Pselがローレベルになると、当該画素の選択状態が解除される。また、時刻t6に行われるフォトダイオードPDをリセットする動作は、用途に応じて信号Pselがローレベルに遷移した後に行っても良い。例えばフォトダイオードPDによる電荷の蓄積時間を短くしたいのであれば、信号Pselがローレベルに遷移した後にすればよいし、逆に、蓄積時間を長くしたいのであれば、フォトダイオードPDのリセットのために信号Ptxをハイレベルにしなくても良い。
図2に示すCDS回路からは、時刻t4から時刻t5までの期間にのみ、ノイズ成分が低減された信号が出力される。したがってこの期間にAD変換動作を行う必要がある。ただし、例えばADCがサンプルホールド回路を備えていれば、時刻t4から時刻t5までの期間に、CDS回路の出力を保持することができるので、時刻t7以降にAD変換動作を行うことができる。
図4に示すタイミングチャートは、図1に示す固体撮像装置において、水平間引き動作を行いつつ、同一列の2画素の信号を加算する動作を表すものである。以下、図4に則して説明する。初期状態として、レジスタ回路1乃至レジスタ回路6に書き込まれているデータは0とする。
ここでは画素11から画素41が含まれる画素列に着目して説明する。まず、行選択信号Pv1がハイとなり、1行目の読み出し期間の動作が開始する。ステータスの水平ブランキング中には、画素11からアナログ電気信号が垂直出力線105に出力され、CDS1にてノイズキャンセルされる。ノイズキャンセルされた信号は、AD変換ステータスでADC1によってAD変換され、デジタル信号として出力される。ライトステータスでは、列選択信号Ph11がハイレベルに遷移することでADC1がレジスタ回路1と接続され、デジタル信号はレジスタ回路1に書き込まれる。
続いて、行選択信号Pv1のローレベルへの遷移と入れ替わりに行選択信号Pv2がハイレベルとなり、2行目の画素の読み出し動作が開始する。2行目の水平ブランキングステータスにおいては、2行目の画素の読み出しと並行して、レジスタ回路1からレジスタ回路2への転送動作が行われる。まず列選択信号Ph23がハイになり、レジスタ回路2に保持されているデジタル信号(ここでは0)がレジスタ回路3へ転送される。次に、列選択信号Ph13がハイとなり、レジスタ回路1に保持されていた画素11に基づくデジタル信号がレジスタ回路2へ転送される。
水平ブランキングステータスにおいてCDS1でノイズキャンセルされた画素21からのアナログ電気信号は、AD変換ステータスでデジタル信号に変換されてから、続くライトステータスで列選択信号Ph11のハイへの遷移によりレジスタ回路1に書き込まれる。レジスタ1への書き込みが終了し、行選択信号Pv2がローレベルとなり、2行目の動作が終了する。
3行目の動作は行選択信号Pv3のハイレベルへの遷移によって開始し、水平ブランキングステータスで、レジスタ回路2に保持されたデジタル信号、すなわち画素11に基づくデジタル信号がレジスタ3へ転送される。その後、列選択信号Ph13のハイレベルへの遷移によりレジスタ回路1に保持されたデジタル信号、すなわち画素21に基づくデジタル信号がレジスタ2へ転送される。同じく3行目の水平ブランキングステータスでは、画素31からのアナログ電気信号が垂直出力線105に読み出され、CDS1でノイズキャンセルされる。ノイズキャンセルされたアナログ電気信号はAD変換ステータスにおいてADC1でデジタル信号に変換されて出力され、ライトステータスでレジスタ回路1に書き込まれる。
続く水平転送のステータスでは、列選択信号Ph14及びPh35が同時にハイになり、レジスタ回路1及び3に保持された信号、すなわち画素31及び11に基づくデジタル信号がそれぞれ水平出力線112及び113に出力される。演算回路109に並列に入力された2つのデジタル信号は演算回路109の内部で加算されて、セレクタ110を介して出力される。ここでセレクタ110から出力される信号を模式的に表したものが図4の出力信号で、例えば11+31は、画素11に基づくデジタル信号と画素31に基づくデジタル信号を加算したものが出力されていることを表している。
4行目以降の動作においても3行目と同様の動作が繰り返され、同じ列の画素に基づくデジタル信号を1行おきに加算して出力する。このような1行おきの加算は、例えばベイヤー配列のように2×2の繰り返し単位を持つカラーフィルタが画素部の上に設けられている場合に、同じ色の画素からの信号同士を加算する場合に用いることができる。
上記では水平6画素のうち左側3列に着目して説明した。水平転送ステータスにおいてレジスタ回路4及び6に保持されたデジタル信号を水平出力線112及び113に出力させるタイミングが、左側のそれとは異なっている以外は、右側の3列も左側のブロックと同じタイミングで動作を行う。ここでは、加算を例にとって説明したが、演算回路109で行われる演算は、平均化処理や差分処理であっても良い。
次に、図1に示す固体撮像装置の駆動方法において、間引きも加算も行わずに出力する場合の動作を、図5を用いて説明する。この駆動方法は、静止画撮影等で、高い解像度が求められる場合に行う駆動方法である。
全ての画素から信号を読み出す本駆動方法においては、各行の読み出し期間中に水平転送動作が行われる。まず、1行目の水平ブランキング及びAD変換ステータスでは、1行目の画素からのアナログ電気信号が、CDSでノイズキャンセルされ、ADCからノイズキャンセルされたデジタル信号として出力される。
次のライトステータスでは列選択信号Ph11、Ph21、・・・が同時にハイになり、各列のADCから出力されるデジタル信号が各列のレジスタ回路に保持される。
続く水平転送ステータスにおいて、列選択信号Ph14、Ph24、・・・が順番にハイとなり、各レジスタ回路に保持されたデジタル信号が水平出力線112へ順次出力される。水平出力線112に出力されたデジタル信号は、セレクタ110を介して固体撮像装置の外部へと出力される。
2行目以降についても同様に動作を行うことで、図1に示す固体撮像装置において全画素の信号を順次出力することができる。
一般に、動画のように高いフレームレートで画像を得ることが求められる用途においては、固体撮像装置からの出力を高速にすることが要求される。これに対して、以上で説明した駆動方法では、水平ブランキング期間、AD変換期間、ライト期間および水平転送期間は、互いに重なることなく時間的に連続して行っている。そのため、信号の出力を高速にするためには、各期間で行われる動作を高速に行うことも考えられるが、別の手法として、複数の動作を時間的に重ねて行うことが考えられる。
図6は、本実施例に係る固体撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示した概略構成から、ここで説明する動作に関与しない配線を省略しており、各レジスタ回路に保持されたデジタル信号は水平出力線を介してOUTから出力される。図1の構成では、各レジスタ回路は2本の水平出力線に信号を出力し得たが、ここでは説明の簡略化のために省略している。また、演算回路も省略しており、図6に示すOUTは、図1におけるセレクタを介して出力される経路に相当すると考えても良い。また、図1においてはAD変換器と対応する列のレジスタ回路との接続を信号Pn1(nは1〜6)によりアクティブに制御していたが、説明を簡単にするために常に接続される構成にした。図1の構成において、信号Phn1を常時ハイレベルに保っても同様の状態になる。図1に示した構成との更なる相違点は、画素が4行×8列となっている点だが、本質的な相違ではなく画素数は任意に設定して構わない。
図6に係る固体撮像装置の駆動方法を、図7を用いて説明する。ここでは、偶数列の画素に基づく信号を用いないような、1列おきの水平間引き読み出し動作を説明する。
まず、行選択信号Pv1がハイレベルとなる期間のうち、水平ブランキング期間において、1行目の画素に基づく信号が、それぞれの画素に対応するCDS回路へと入力される。そして、続くAD変換期間において、各CDS回路で処理されたアナログ電気信号がそれぞれのCDS回路に対応するAD変換器でデジタル信号に変換される。図6に示した構成では、AD変換器とそれに対応する列のレジスタ回路とは常に接続されているので、図4や5におけるライト期間は省略されている。ここでは水平間引き読み出しをしているので、例えば偶数列のAD変換器が動作しないように電源を遮断したり、供給する電源をオフにしたりすることでAD変換器がAD変換動作を行わない非動作状態にして消費電力の低減を図ってもよい。供給する電源の制御は、制御部であるのタイミング制御回路部により行うことが考えられる。
レジスタ転送期間において、信号Ph12、Ph32、Ph52、およびPh72がパルス状にハイレベルになると、奇数列のレジスタ回路に保持されたデジタル信号が、それぞれ偶数列のレジスタ回路へと転送される。
その後、水平転送期間に信号Ph21、Ph41、Ph61およびPh81が順次ハイレベルとなることにより、偶数列のレジスタ回路に保持された1行目の画素に基づくデジタル信号が出力される水平出力線を介してOUTから出力される。
図4に係る動作と異なるのは、1行目の画素に係るレジスタ転送期間および水平転送期間における動作が、2行目の画素に係る水平ブランキング期間およびAD変換期間における動作と並行して行われる点である。つまり、第1の行である1行目の画素に基づくデジタル信号をレジスタ回路から出力する動作と、第2の行である2行目の画素に基づくアナログ電気信号をADCに入力する動作およびAD変換する動作とを並行して行っている。水平ブランキング期間においてはAD変換動作が行われないので、2行目の画素に係る水平ブランキング期間を1行目の画素に係るレジスタ転送期間及び水平転送期間と並行に行っても、レジスタ回路1に保持されたデジタル信号が上書きされることはない。そして、レジスタ回路1に保持されたデジタル信号をレジスタ回路3に転送した後であれば、2行目の画素に係るAD変換動作を1行目の画素に係る水平転送期間中に行うことができる。
また、2行目および3行目の画素に係る動作も同様に一部が時間的に重複して行われる。図4に係る動作では、ある行の画素に基づくデジタル信号が出力されてから次の行の画素に基づくデジタル信号が出力されるまでに、信号が出力されない期間が存在していたが、図7に係る動作によれば、複数の行の画素に基づくデジタル信号が途切れなく出力される。したがって、図4に係る動作よりも高速に信号をえることができ、動画のように高いフレームレートでの撮影が求められる用途には特に好適に用いることができる。
以上で説明した本発明の一実施形態によれば、レジスタ回路の出力端子と、このレジスタ回路とは異なる画素の列に設けられたレジスタ回路の入力端子とを接続する接続手段を有する。そのため、水平間引き加算動作を行う場合に、従来と比較して動作に関与しないレジスタ回路の数を低減でき、回路の利用効率を向上させることができる。なお、本実施例において接続手段とは、図1において、n列目の画素について、列選択信号Phn1、Phn2、またはPhn3がハイになった時に導通する経路を指し、図6においては列選択信号Phn2がハイレベルになることで導通する経路を指す。また、図5に示した駆動を行うことで、図1に示した固体撮像装置において、全画素の信号を読み出すことが可能となる。
図8および図7を用いて本発明の別の実施例を説明する。図8は、本実施例に係る固体撮像装置の構成例を示す図であり、図9は、図8の構成に係る動作を説明するためのタイミング図である。
まず、図1に示した構成との相違点を説明する。図8の構成では、画素に対してカラーフィルタを設けており、その配列がベイヤー配列となっている。図中、R、G、Bで示したのは、それぞれ赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)のカラーフィルタであることを示し、C色(CはR、G、Bのいずれか)のカラーフィルタが配された画素を便宜的にC画素と呼ぶ。ベイヤー配列のカラーフィルタでは、異なる配色パターンの列が交互に並んでいる。図8の構成においては、同じ配色パターンの画素に基づく信号は1つの出力経路から出力できるようになっている。つまり、R画素およびG画素からなる奇数列目の画素に基づく信号はOUT1から出力され、G画素およびB画素からなる偶数列目の画素に基づく信号はOUT2から出力される。さらに別の相違点として、CDS回路とADCとの間に保持容量が設けられ、さらに、同じ出力経路に接続される列の保持容量であって、隣接する列の保持容量同士を接続するためのスイッチが設けられている。
次に、図9を参照しながら動作を説明する。ここでは説明の簡単のために、特に1列目と3列目の画素に着目して説明を勧める。
まず、行選択信号Pv1がハイレベルとなる期間では、1行目の画素が選択状態となり、その水平ブランキング期間においては、画素から出力されるアナログ電気信号がCDS回路にてノイズ成分を低減される。CDS回路から出力された信号は、対応する列に設けられた保持容量に保持される。
続くAD変換期間において信号hadd_enがハイレベルとなると、1列目と3列目の画素に対応して設けられた保持容量が電気的に接続された状態となる。1列目と3列目の画素に対応して設けられた保持容量は互いに容量値が等しいので、信号hadd_enがハイレベルになることで、2つの保持容量のそれぞれに蓄積されていた信号の平均のレベルが保持されることになる。この平均のレベルがADC1によってAD変換され、変換結果がデジタル信号としてレジスタ回路1に書き込まれる。
次に、レジスタ転送期間において、信号Ph12がハイレベルに遷移するとレジスタ回路1に保持されたデジタル信号がレジスタ回路3へと転送される。そして、水平転送期間では、信号Ph31がハイレベルとなることで、レジスタ回路3に保持されていた、R画素11及びR画素13に基づく信号の平均レベルに対応したデジタル信号がOUT1から出力される。
これ以降、任意のn行目及びn+1行目の画素に係る動作も同様にして行うことで、図5に示す動作よりも高速に固体撮像装置から信号を読み出すことができる。
なお、信号hadd_enは垂直走査回路や、後述するタイミング制御回路部から供給される。また、本実施例では1列目と3列目の画素に基づく信号を平均化する場合を例にとって説明したが、さらに5列目の画素や7列目の画素に基づく信号を平均化できるような構成にしてもよく、用途に応じて適宜定めればよい。この他、本実施例では例えばADC3が動作に関与していないが、動作に関与しないADCについては、電源を遮断したり、供給する電源をオフにしたりすることでAD変換器がAD変換動作を行わない非動作状態にして消費電力の低減を図ってもよい。供給する電源の制御は、制御部であるのタイミング制御回路部により行うことが考えられる。
実施例1で説明した駆動方法では、水平間引き動作を行っているので、間引かれた画素に基づく情報は失われてしまう。これに対して、本実施例で説明した駆動方法では、信号を平均化しているので情報は失われず、得られる画像がより高画質になるという利点がある。本実施例において接続手段とは、図8において列選択信号Phn2がハイレベルになることで導通する経路を指す。
本発明のさらに別の実施例を説明する。
図10は本実施例に係る固体撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示した概略構成から、ここで説明する動作に関与しない配線を省略しており、各レジスタ回路に保持されたデジタル信号は水平出力線を介してOUT1及びOUT2から出力される。
実施例2と異なるのは、レジスタ回路から別のレジスタ回路へのデジタル信号の転送が行われずに、ADCから別の列のレジスタ回路にデジタル信号を書き込む構成になっている点である。また、ここでは同じ配色パターンの列であって、隣り合う3列の画素の信号を平均化する場合を例に取っている。
水平ブランキング期間における動作は実施例2と同様であるので説明を省略する。1行目の画素に着目すると、AD変換期間において信号hadd_enがハイレベルになることで、1、3、5列目の画素に基づくアナログ電気信号の平均レベルが、対応する列の3つの保持容量に保持される。実施例2では、ADC1でAD変換した結果のデジタル信号を同じ列のレジスタ回路1に書き込んでいた。これに対して本実施例では、1行目の画素に係るAD変換期間では信号Ph12、Ph32、及びPh51をハイレベルにすることでレジスタ回路5に書き込む。つまり、AD変換器とは異なる列の画素に対応して設けられたレジスタ回路にデジタル信号が保持される。
2行目の画素に係るAD変換期間では、1行目の画素に係る水平転送期間の動作と並行して、2行目の3つの画素に基づくアナログ電気信号の平均レベルがADC1によりAD変換され、レジスタ回路2に保持される。そして、3行目の画素に係るAD変換期間では、2行目の画素に係る水平転送期間の動作と並行して、3行目の3つの画素に基づくアナログ電気信号の平均レベルがADC1によりAD変換され、レジスタ回路1に保持される。
本実施例によれば、実施例2で設けていたレジスタ転送期間が不要になるので、さらなる高速化が実現できるという利点がある。
なお、ADC3やADC5などの動作に関与しないADCについては、電源を遮断したり、供給する電源をオフにしたりすることでAD変換器がAD変換動作を行わない非動作状態にして消費電力の低減を図ってもよい。供給する電源の制御は、制御部であるのタイミング制御回路部により行うことが考えられる。本実施例における接続手段とは、図10において列選択信号Phn2がハイレベルになることで導通する経路を指す。
本発明の実施例4に係る撮像システム200の概略構成及び概略動作を、図11を用いて説明する。図11は、本実施例に係る撮像システム200の構成図である。
撮像システム200は、光学系110、固体撮像装置120、及び、信号処理部180を備える。信号処理部180は、信号処理回路部130、記録/通信部140、タイミング制御回路部150、システムコントロール回路部160、及び、再生/表示部170を含む。
光学系110は、固体撮像装置120の撮像面である画素配列へ被写体の像を形成する。
固体撮像装置120は、例えば実施例1に係る固体撮像装置である。固体撮像装置120は、画素配列に形成された被写体の像を画像信号に変換する。固体撮像装置120は、その画像信号を画素配列から読み出して信号処理回路部130へ出力する。
信号処理回路部130は、予め決められた方法にしたがって、固体撮像装置120から供給された画像信号に対して、例えば、画像データの圧縮処理のような信号処理を行う。信号処理回路部130は、信号処理された画像データを記録/通信部140及び再生/表示部170へ供給する。
記録/通信部140は、信号処理回路部130から供給された画像データを、不図示の記録媒体に記録したり、同じく不図示の外部装置へ送信したりする。あるいは、記録/通信部140は、記録媒体から画像データを読み出して再生/表示部170へ供給したり、不図示の入力部から所定の指示を受け取ってシステムコントロール回路部160へ供給したりする。
再生/表示部170は、信号処理回路部130又は記録/通信部140から供給された画像データを、表示デバイスに表示する。
制御部であるタイミング制御回路部150は、固体撮像装置120を駆動するタイミングを制御するための制御信号を供給するもので、モード切り換える手段としての役割を有する。例えば、第1の駆動モードとして水平間引き動作や水平加算動作を行うための信号を供給したり、第2の駆動モードとして、より多くの画素から信号を読み出するための信号を供給したりする。
システムコントロール回路部160は、所定の指示の情報を記録/通信部140から受け取る。システムコントロール回路部160は、所定の指示に応じて、光学系110、記録/通信部140、再生/表示部170、及びタイミング制御回路部150を制御する。例えば、全画素読み出しモードや間引き読み出しモードで、光学系110、記録/通信部140、再生/表示部170、及びタイミング制御回路部150をそれぞれのモードに応じて制御する。
操作部190は、例えばユーザーが操作するスイッチなどであり、ユーザーの操作に応じた信号がシステムコントロール回路部160に供給される。システムコントロール回路部160は操作部190からの信号を受けると、例えば予め記憶されたプログラムにしたがってどのような駆動モードで撮像装置を含む撮像システムを駆動するかを決定する。そして、システムコントロール回路部160は決定した駆動モードに対応する動作を行うようにタイミング制御回路部150、記録/通信部140、再生/表示部170に対して信号を出力する。この信号を受けてタイミング制御回路部150は、上述の各実施例で説明したような動作を行わせるための制御信号を出力する。
本実施例によれば、間引き動作時において、信号を読み出されない画素の列に設けられたレジスタ回路にデジタル信号を保持させることができる。これにより、水平間引き動作を行う場合に、動作に関与しないレジスタ回路の数を低減でき、回路の利用効率を向上させながら、加算、平均、減算(差分)といった演算処理を実現できる。
上述の実施例ではいずれも、固体撮像装置の内部に演算回路109及びセレクタ110とが含まれる構成を挙げてきたが、これらは必ずしも固体撮像装置120の内部に設ける必要はない。例えば、図11において、信号処理回路部の中に設けられてもよい。この場合には、固体撮像装置120の半導体基板上の面積を低減でき、なおかつ、上述した効果が得られる。本発明において重要な点として、水平間引き動作を行う場合に、信号を読み出されない画素の列に設けられたレジスタ回路にデジタル信号を保持させることができる構成を有していることがある。本発明において重要であるもう一つの点としては、タイミング制御回路部150から出力される制御信号に基づいて、第1の駆動モードとしての動作と、第2の駆動モードとしての動作を行わせることができる点である。これにより、例えば高いフレームレートで画像を取得する用途においては第1の駆動モードにより、信号が読み出されない画素に対応する列のレジスタを有効に利用できるとともに、高解像度の画像を得られるような第2の駆動モードに切り換えることが可能となる。特に、第1の駆動モードで動画像を、第2の駆動モードで静止画像を好適に取得することができる。例えば第1の駆動モードとして、第1の行の画素に係る水平ブランキング期間やAD変換期間における動作を、第2の行の画素に係る水平転送期間における動作と並行して行う動作を行えば、動画像のフレームレートを向上しうる。
ところで、画素から信号を読み出さない列のAD変換器は動作に関与しない。そこで、水平間引き動作において、信号が読み出されない列のAD変換器に供給される電源をオフにすることで、消費電力の低減が図れる。例えば、電源が供給される電源ラインとAD変換器との間にスイッチを設け、当該列の画素から信号を読み出さない場合にはスイッチをオフにすることが考えられる。また、各AD変換器に供給する電源のレベルを個別に設定できるのであれば、信号を読み出さない列の電源から供給されるレベルを下げることもできる。言い換えると、信号を読み出す列のAD変換器よりも信号を読み出さない列のAD変換器の方が消費電力が小さくなるように設定することが重要である。
上述した実施例ではいずれも第1の行の画素に基づくデジタル信号をレジスタ回路から出力させる動作を行う期間を、第2の行の画素に基づくアナログ電気信号をAD変換器に入力する期間及びAD変換器にてAD変換を行う期間とを重ねる動作を例示した。しかしながら、重ねる期間はどちらか一方、例えば第2の行の画素に基づくアナログ電気信号をAD変換器に入力する動作を行う期間のみを、第1の行の画素に基づくデジタル信号をレジスタ回路から出力させる動作を行う期間と重ねるのでも良い。
本発明の実施形態に係る固体撮像装置のブロック図 本発明の実施形態に係る画素及びCDS回路の等価回路図 本発明の実施形態に係る画素及びCDS回路の動作を示すタイミングチャート 本発明の第一の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャート図 本発明の第一の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャート図 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置のブロック図 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の動作を示すタイミングチャート 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置のブロック図 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の動作を示すタイミングチャート 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置のブロック図 本発明の第四の実施形態に係る撮像システムのブロック図
符号の説明
100 画素部
101 垂直走査回路
102 水平走査回路
103 画素
104 行選択線
105 垂直出力線
106 AD変換器
107 レジスタ回路
108 接続手段
109 演算回路
110 セレクタ
111 列選択信号
112、113 水平出力線
114 CDS回路
110 光学系
120 固体撮像装置
130 信号処理回路部
140 記録/通信部
150 タイミング制御回路部
160 システムコントロール回路部
170 再生/表示部
180 信号処理部
200 撮像システム

Claims (4)

  1. 各々が入射光をアナログ電気信号に変換して出力する、行列状に配列された複数の画素と、
    前記複数の画素の各列に設けられ、前記画素からのアナログ電気信号をデジタル信号に変換し、該デジタル信号を出力端子から出力するAD変換器と、を有する固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記固体撮像装置は、前記複数の画素の各列に設けられたレジスタ回路と、
    前記AD変換器の出力端子と、該AD変換器と同一の画素の列に設けられたレジスタ回路の入力端子とを接続する、および、前記AD変換器の出力端子と、該AD変換器とは異なる前記複数の画素の列に設けられた前記レジスタ回路の入力端子とを接続する、または、前記レジスタ回路の出力端子と、該レジスタ回路とは異なる前記複数の画素の列に設けられた前記レジスタ回路の入力端子とを接続する接続手段と、
    複数の前記レジスタ回路の出力端子の各々から出力された前記デジタル信号に演算処理を施して出力しうる演算処理装置と、を有し、
    前記レジスタ回路は、前記AD変換器の前記出力端子もしくは該レジスタ回路とは異なる前記複数の画素の列に設けられた前記レジスタ回路の出力端子からのデジタル信号を入力端子に受けて、該デジタル信号を保持し、
    水平間引き動作において、前記画素から信号を読み出す前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路と、前記画素から信号を読み出さない前記画素の列に設けられた前記レジスタ回路とは、前記画素から信号を読み出す画素の列の、互いに異なる行の画素に基づくデジタル信号を保持し、
    前記複数の画素の第1の行の画素に基づくデジタル信号を前記レジスタ回路から出力させる動作を、前記複数の画素の第2の行の画素に基づくアナログ電気信号を前記AD変換器に入力するあるいは前記AD変換器により変換する動作と並行して行わせることを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  2. 前記固体撮像装置は、前記複数の画素の列に対応して設けられた保持容量と、
    隣接する列の保持容量を電気的に接続しうるスイッチと、をさらに有し、
    前記スイッチを導通させることで前記保持容量を電気的に接続させ、
    該電気的に接続された複数の前記保持容量に保持された前記アナログ電気信号を前記AD変換器にデジタル信号に変換させること
    を特徴とする請求項に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  3. 複数の前記レジスタ回路の各々に保持された前記デジタル信号は、同一の前記行の複数の画素に基づくデジタル信号であることを特徴とする請求項に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  4. 前記演算処理は、加算、減算、及び平均化の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体撮像装置の駆動方法。
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