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JP4517644B2 - 締結情報入力システム - Google Patents
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JP4517644B2 - 締結情報入力システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の構成要素を締結して製品を完成させる際に、各構成要素間の締結情報を入力する締結情報入力システムに関する。
従来より、例えば特開2002−91530号公報(特許文献1)に記載されているように、自動車を製造する際の設計部門では、自動車を複数の構成要素(例えば、ドアやエンジンルーム或いはシート等)に分割し、各構成要素毎に設計を行うのが一般的である。
従って、各構成要素を設計した後の工程(例えば、車両全体の構造解析等)を行う部門では、各構成要素の設計部門でのデータを収集し、収集した電子データを組み合わせて、構造解析を行うことになる。
特開2002−91530号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例は、設計部門で作成した各構成要素の電子データには、各構成要素についての情報のみが含まれており、各構成要素の相互の接続関係、即ち、ボルトを用いて締結するのか、或いはクリップ、マスチック(接着剤)を用いて締結するのか、に関する情報は含まれていない。従って、各構成要素の電子データを収集する後工程の部門において、各構成要素相互の接続関係を付加しているのが現状であり、後工程となる部門での作業負荷が大きくなるという問題が生じる。
この発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、後工程の部門の作業負荷を低減するために、前工程の設計部門で各構成要素のCAD設計を行う際に、他の構成要素との接続関係についても簡易に設計することができ、各構成要素間の接続関係をも含めた電子データの作成が可能な設計支援装置としての締結情報入力システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、車両を構成する各種の構成要素を設計する設計部門にて、電子データ作成手段により3次元形状データとして作成される各構成要素間の、締結情報の入力を受け付けると共に、入力された締結情報を、この設計部門の後工程であり、前記各構成要素を統合して構造解析する部門で用いるデータに変換する締結情報入力システムであって、表示手段と、前記構成要素どうしを締結する各種締結手段に関する情報が格納される締結情報記憶手段と、前記表示手段に、前記各構成要素の3次元形状データが表示された画面上で、前記構成要素どうしを締結する条件の入力を受け付ける条件入力手段と、前記入力された条件に対応する前記締結手段に関する情報を、前記締結情報記憶手段から検索し、該当する締結手段に関する情報のリストを前記表示手段に画面表示する締結情報提示手段と、を有する。
更に、前記表示手段に画面表示された締結手段に関する情報のリストから、所望する締結手段に関する情報の選択を受け付ける選択手段と、前記選択手段にて選択された締結手段に関する情報、及び前記構成要素の3次元形状データに基づいて、各構成要素間の締結情報に関するファイルを作成し、且つこのファイルを、前記後工程で使用するフォーマットのファイルに変換するファイル作成手段と、前記ファイル作成手段にて作成されたファイルを記憶するファイル記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る締結情報入力システムでは、設計部門で入力した締結情報を、構成要素の3次元形状データに入力し、これにより得られた電子データを、後工程で使用可能なフォーマット(例えば、CADデータ)に変換するので、後工程では、設計部門より送られてきたデータに基づいて、新たに締結情報を入力する等の面倒な作業を省略することができ、作業効率を著しく向上させることができる。
また、操作者により、ボルト、クリップ、或いはマスチックといった締結条件を入力する際には、これらの締結条件に関する情報のリストを画面表示させることができ、操作者は、これらのリストを見ることにより、所望の締結条件を入力することができるので、操作性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、車両を構成する各種構成要素、例えば、ドア、エンジンルーム、シート等をGUI(Graphical User Interface)にて3次元の電子データとして作成し、且つ、この3次元の電子データを画像表示し、この3次元画像中に、種々の締結情報を入力する。更に、入力された締結情報の電子データをファイル形式で保存し、保存された締結情報を後工程、例えば、車両全体の構造解析を行う工程に手渡し、後工程側の操作者による労力を軽減する。
図1は、本発明の一実施形態に係る締結情報入力システムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、この締結情報入力システムは、中央処理装置4と、各種データを入力するキーボート1,マウス2と、各種データを表示する表示装置6と、各種のデータを記憶する内部記憶装置、及びネットワークを経由して接続された外部記憶装置5を備えている。
キーボード1及びマウス2は、3次元形状の電子データが表示された画面上で、各種の部材(構成要素)どうしを連結する条件を入力する入力手段としての機能を有し、また、締結手段に関する情報のリストから、所望するものを選択する選択手段としての機能を有する。
内部記憶装置3は、各部材どうしを結合する締結手段に関する情報を記憶する締結情報記憶手段としての機能を有する。
中央処理装置4は、締結手段に関する情報を内部記憶装置3から検索し、締結手段に関する情報のリストを提示する締結情報提示手段としての機能を有し、且つ、締結情報に関するファイルを作成する。更に、作成したファイルを、後工程で用いるフォーマットのファイル、例えばCADデータのファイルに変換するファイル作成手段としての機能を有する。
外部機構装置5は、中央処理装置4で作成されたCADデータのファイルを記憶保存する記憶手段としての機能を有する。
図2は、締結情報を入力する際の、表示装置6の画面表示例を示す説明図であり、(a)はボルトを用いて締結する場合、(b)はクリップを用いて締結する場合、(c)はマスチック(接着剤)を用いて締結する場合、(d)は各構成要素に取り付けられる部品(例えば、スイッチなど)を付け加える場合をそれぞれ示している。
操作者は、表示装置6上に画面表示された構成要素の3次元画像データを、キーボート1或いはマウス2を用いて適宜移動、回転、或いは拡大、縮小表示させ、所望となる部位を指定した後、締結情報をする。例えば、2枚の金属材料をボルトを用いて締結する場合には、この2枚の金属材料の所望部位をカーソル移動、或いは座標値指定により設定した後、締結手段としてボルトを選択し、更に、使用するボルトの部番、ボルト径のデータを入力する。
以下、具体的な締結情報の入力操作手順について、図3〜図8に示すフローチャート、及び図9〜13に示す説明図を参照しながら説明する。図3は、締結情報として、ボルト、クリップ、或いはマスチックを用いる際の処理手順を示すフローチャートである。
まず、ボルトのデータを入力する際の操作手順について、図9に示す表示例を参照しながら説明する。ボルトのデータを入力する際には、操作者は、図3に示すように、表示画面上に表示されるメニューから、「Edit」→「Create」→「Connect」を選択する。更に、同図(a)に示すように、「Bolt」を選択する。その後、操作者は、図3のステップS1にて、ボルト部番、ボルト径、板組み情報、及びボルト位置の指定方法を設定する。なお、ボルト部番には、ボルトの長さの情報が含まれているので、この操作では、ボルト径、ボルト長さを含む情報が設定される。
この操作は、図9に示すように、画面上のボルトの種類を設定する領域A1にて、ボルト番号、ボルト径をテキストボックスa11,a12に直接入力するか、或いは、コンボボックスa13をクリックすることにより、予め登録されているボルトに関する情報(締結手段に関する情報)のリストを画面表示させた後、このリスト中から所望のものを選択することにより行うことができる。
また、領域A2にて、ボルトにより締結される板材などの部材(構成要素)の番号を入力する。具体的には、5個の部番入力用のテキストボックスa21〜a25が設けられており、この部分に部材番号を入力する。また、コンボボックスa26〜a30をクリックすることにより、予め登録されているリストを表示させ、このリスト中から所望する条件(例えば、形状等)を選択することも可能である。
次いで、図3のステップS2では、ボルトデータの入力方法として、座標系選択、或いは点選択のうちのいずれかを選択する。これは、図9に示す領域A3にて、点選択でボルト位置を設定する場合、即ちステップS4,S5の場合には、「Select Point」をクリックし、座標系選択でボルト位置を設定する場合、即ちステップS3の場合には「Select Coordinate System」をクリックする。こうして、ドアの板材等の構成要素の3次元データ中に、締結情報としてのボルトの取り付け位置に関する電子データを入力することができる。
次に、締結情報として、クリップのデータを入力する手順について、図3(b)に示すフローチャート、及び図10に示す表示例を参照しながら説明する。まず、図3(b)のステップS11では、クリップ部番、板組み情報、及びクリップ位置の指定方法を設定する。なお、クリップ部番には、クリップの長さの情報が含まれている。
この操作は、図10に示すように、画面上のクリップの種類を設定する領域B1にて、クリップ番号をテキストボックスb11に直接入力するか、或いは、コンボボックスb12をクリックすることにより、予め登録されているクリップに関する情報(締結手段に関する情報)のリストを画面表示させた後、このリスト中から所望のものを選択することにより行うことができる。ここで、図9で示したボルトの場合と異なり、クリップの径は、同一であるので、ボルト径に対応するテキストボックスが存在しない。
また、領域B2にて、クリップにより締結される部材の番号を入力する。具体的には、5個の部番入力用のテキストボックスb21〜b25が設けられており、この部分に部材番号を入力する。また、コンボボックスb26〜b30をクリックすることにより、予め登録されているリストを表示させ、このリスト中から所望する条件(例えば、形状等)を選択することも可能である。
次いで、図3のステップS12では、クリップデータの入力方法として、座標系選択、或いは点選択のうちのいずれかを選択する。これは、図10に示す領域B3にて、点選択でクリップ位置を設定する場合、即ちステップS14,S15の場合には、「Select Point」をクリックし、座標系選択でボルト位置を設定する場合、即ちステップS13の場合には「Select Coordinate System」をクリックする。こうして、構成要素の3次元データ中に、締結情報としてのクリップの取り付け位置に関する電子データを入力することができる。
次に、締結情報として、マスチックのデータを入力する手順について、図3(c)に示すフローチャート、及び図11に示す表示例を参照しながら説明する。まず、図3(c)のステップS21では、マスチック種類、マスチック径、板組み情報、及びマスチック位置指定方法を設定する。
この操作は、図11に示すように、画面上のマスチックの種類を設定する領域C1にて、マスチック番号をテキストボックスc11に入力し、また、マスチックの径をテキストボックスc12に入力する。また、マスチックの種類については、コンボボックスc13をクリックすることにより、予め登録されているマスチックのリストを表示させ、このリスト中から所望するものを選択することも可能である。なお、マスチックの「径」とは、通常、円筒形状として所定の部位に充填されるマスチックの径のことである。
更に、領域C2にて、マスチックにより締結される部材の番号を入力する。具体的には、2個の部番入力用のテキストボックスc21,c22が設けられており、この部分に部材番号を入力する。また、コンボボックスc23,c24をクリックすることにより、予め登録されているリストを表示させ、このリスト中から所望する条件(例えば、形状等)を選択することも可能である。
次いで、図3のステップS22では、3次元表示されている構成要素の画像上で、所望の面上の点を選択し、ステップS23で、マスチックの高さを自動算出する。マスチックの高さは、締結対象となる2個の部品間の距離に基づいて求められる。また、例えば、締結する2つの部品間の距離が求められない場合等、マスチックの高さを自動算出することができない場合には、ステップS24にて、マスチック高さを入力する。ここで、マスチックの「高さ」とは、前述した円筒形状をなすマスチックの高さを示す。
次に、締結情報として、各種の部品(以下、「マス」と称する)のデータを入力する手順について、図4に示すフローチャート、及び図12に示す表示例を参照しながら説明する。まず、マスのデータを入力する際には、図4に示すように、表示画面上に表示されるメニューから、「Edit」→「Create」→「Mass」を選択する。
その後、ステップS31にて、マス部番、マスを取り付ける部品、及びマス位置の指定方法を設定する。
この操作は、図12に示すように、画面上のマスの種類を設定する領域D1にて、マス部番をテキストボックスd11に入力する。或いは、コンボボックスd12をクリックすることにより、予め登録されている部品のリストを表示させ、このリスト中から所望する部品の部品番号或いは形状を選択することも可能である。
また、領域D2にて、マスを取り付ける部材の番号を、テキストボックスd21に入力する。この際、コンボボックスd22をクリックすることにより、予め登録されているリストを表示させ、このリスト中から所望する条件(例えば、形状等)を選択することも可能である。
次いで、図4に示すステップS32では、入力されたマスの部番から設計質量、及び重心情報を取得する。更に、図3のステップS33では、マスデータの入力方法として、座標系選択、或いは点選択のうちのいずれかを選択する。これは、図11に示す領域D3にて、点選択でボルト位置を設定する場合、即ちステップS35,S36の場合には、「Select Point」をクリックし、座標系選択でボルト位置を設定する場合、即ちステップS34の場合には「Select Coordinate System」をクリックする。こうして、構成要素(部材)の3次元データ中に、締結情報としてのマスの取り付け位置に関する電子データを入力することができる。
なお、図12に示す表示画面上で「Cancel」或いは「Exit」をクリックすると、図4に示すステップS37にて、取り付け点数が自動取得される。
図5は、上記した各手順にて設定された締結情報のうちの、締結対象となる部材を変更する際の操作手順を示すフローチャートであり、図13はその表示例を示す説明図である。ここでの処理では、図5に示すように、「Edit」→「Modify」をクリックすることにより、図13に示す如くの画面を表示させ、ステップS41にて、板組み情報を入力する。具体的には、図13の領域E1に示す各テキストボックスe11〜e15内に変更後の部材の番号を入力することにより、先に入力した部番を変更することができる。また、コンボボックスe16〜e20をクリックすることにより、予め登録されているリストを表示させ、このリスト中から所望する条件(例えば、形状等)を選択することも可能である。
図6は、既に入力したマス情報の、設定位置を変更する際の処理手順を示すフローチャートである。ここでの処理では、「Edit」→「Move」をクリックした後、ステップS51にて、入力方法を選択し、ステップS52に示すように、座標系選択或いはステップS52,S53に示すように点選択を選ぶことができる。そして、この処理により、マスの設定位置を変更することができる。
図7は、既に入力した締結情報或いはマス情報を削除する際の処理手順を示すフローチャートである。ここでの処理では、「Edit」→「Delete」をクリックした後、ステップS61にて、選択した項目を削除する。
図8は、既に入力したマス情報の、部品を変更する際の処理手順を示すフローチャートである。ここでの処理では、「Edit」→「Convert」をクリックした後、ステップS71にて、変換対象となる部品を選択する。そして、この処理により、部品番号を変更することができる。
上記の処理にて入力された締結情報は、図1に示した内部記憶装置3内にて、CSVファイル(ワークデータのファイル)として保存される。
次に、本実施形態に係る締結情報入力システムに用いられるアプリケーションのコマンドについて説明する。コマンドは、主として図17(a)に示すように、「File」、「Command」、「Preference」が設定されている。このうち、「File」は、下位のコマンドとして、図17(b)及び図14に示すように、「Open」、「Save」、「Check CSV For Convert」、「Check CSV For Mass」、「CSV For Analysis」、「Exit」の6種のコマンドが設定されている。
「Open」は、Saveで保存したワークデータ(CSV形式)の読み込みを行う。「Save」は、リストに表示されている未変換のデータ(WORKと表示されているもの)をワークデータ(CSV形式のファイル)として保存する。
「Check CSV For Convert」は、既に入力されている締結情報の詳細内容(板組み情報、位置情報、CAD情報への変換の有無等)をCSV形式のファイルに出力して確認するためのコマンドである。「Check CSV For Mass」は、既に入力されている締結情報の詳細内容(板組み情報、位置情報、質量、重心、CAD情報への変換の有無等)をCSV形式のファイルに出力して確認するためのコマンドである。
「CSV For Analysis」は、既に入力されている締結情報を、解析モデルを自動で作成できる形式(CSVファイル)で出力する。「Exit」は、このアプリケーションを終了するためのコマンドである。但し、リスト上に未変換のデータが存在する場合には、CAD情報に変換するか、或いはワークデータとして保存するかの確認を行った後終了する。
また、「Command」は、下位のコマンドとして、図15に示すように、「Redisplay」、「Center of Rotation」、「CAD−II View」、「Manage Bin」、「Temporary Graphics」、「Hardware Shading」の6種のコマンドが設定されている。
「Redisplay」は、CAD画面の再表示を行う。「Center of Rotation」は、CAD画面の回転中心を変更する。「CAD−II View」は、画面の表示状態をCAD−IIでの表示形式に合わせる処理を行う。
「Manage Bin」は、部品(Part、Assembly)の取り出し、格納を行う。「Temporary Graphics」は、既に入力されている締結情報を画面上で仮想表示する。「Hardware Shading」は、画面上に表示されているモデルをシェーディング状態で表示する。
更に、「Preference」は、下位のコマンドとして、図16に示すように、「High Light」、「LinkManager Parts」の2種のコマンドが表示される。
「High Light」は、メインダイアログ上でアイテムを選択したときのCAD画面での表示状態を変更する。また、「LinkManager Parts」は、CAD情報に変更した締結情報の部品の取り出し、格納を行う。
次に、本実施形態に係る主たる操作である、「File」→「CSV For Analysis」を選択することによる、締結情報の変換操作について説明する。つまり、上述した、図3〜図8に示したフローチャートによる処理により取得された各種の締結情報のデータは、内部記憶装置3内に記憶されているので、「CSV For Analysis」の処理により、この取得データをCSVファイルのデータとして、外部記憶装置5内に格納する。
具体的には、図17(a)に示した各種の締結データを、図18に示す如くのフォーマットのCSVファイルのデータに変換する。図18(a)は、締結種類がボルトの場合のフォーマットを示しており、ボルト通し番号が「1」、ボルト部番が「85−66625−2A」、ボルト径が「6」、x座標が「−330.03」、y座標が「−817.09」、z座標が「428.47」、1つ目の板組みが「63113」、2つ目の板組みが「62010」となっている。更に、3つ以上の板組みが存在する場合には、「板組み3」、「板組み4」、「板組み5」の欄にもデータが入力される。
また、図18(b)は、締結種類がクリップである場合のフォーマットを示している。図示のように、この締結情報は、クリップ通し番号が「1」、クリップ部番が「62223EN000」、x座標が「−392.2」、y座標が「−792.02」、z座標が「428.25」、1つ目の板組みが「62223」、2つ目の板組みが「62010」となっている。更に、ボルトの場合と同様に、3つ以上の板組みが存在する場合には、「板組み3」、「板組み4」、「板組み5」の欄にもデータが入力される。
図18(c)は、締結種類がマスチックである場合のフォーマットを示している。図示のように、この締結情報は、マスチック通し番号が「1」、マスチック種類が「#1151」、マスチック径が「15」、マスチック高さが「3」、x座標が「1003.87」、y座標が「−49.25」、z座標が「1328.86」、対称点(他方の接着部位)のx座標が「1004.71」、y座標が「−49.23」、z座標が「1325.98」、1つ目の板組みが「73211」、2つ目の板組みが「73112」となっている。
図18(d)は、締結種類がマスである場合のフォーマットを示している。図示のように、この締結情報は、マスの通し番号が「1」、マスの取り付け点数が「5」、設計質量が「300」、重心のx座標が「150.35」、y座標が「178.34」、z座標が「74.69」、マスのx座標が「−720」、y座標が「−128」、z座標が「554.68」、板組み数が「2」、マス部番が「62313」、取り付け相手部品が「62010」となっている。
そして、上記のフォーマットに変換された各締結情報が、CSVファイルのデータとして、外部記憶装置5内に格納される。また、操作者は、上記の操作を行い、CSV形式のファイルを画面表示させることにより、各種の締結情報を確認することができる。
次に、「File」→「Check CSV For Convert」を選択することにより、既に入力している締結情報の詳細内容を、CSV形式のファイルに出力する処理について説明する。入力した締結情報が、CSV形式のファイルに変換されたかどうかを確認するために、図17(a),(b)に示す表示画面から、「Check CSV For Convert」を選択すると、図19に示す如くのデータが表示される。
締結種類がボルトの場合には、同図(a)に示すように、締結部品1〜5、及び取り付け座標(x,y,z)が表示される。ここで、「convert」の欄の「○」は、既に後工程で用いるファイルのフォーマットのデータ(CADデータ)に変換されている場合を示している。
また、締結種類がクリップの場合には、図19(b)に示すように、締結部品1〜3、及び取り付け座標(x,y,z)が表示される。ここで、「convert」の欄の「×」は、CADデータに変換される前の段階の、CSV形式のデータであることを示している。
更に、締結種類がマスチックの場合には、図19(c)に示すように、締結部品1,2、マスチック種類、マスチック径、マスチック高さ、取り付け座標(x,y,z)が表示される。
また、締結種類がマスの場合には、図19(d)に示すように、マスの部番、質量の入力状況(「○」は入力済みを示す)、重心の入力状況(「×」は未入力を示す)、取り付け点数、質量、及び重心座標(x,y,z)が表示される。なお、重心座標は、データ入力されていない場合には、表示されない。更に、取り付け点数のデータとして、マス部番、締結部品、取り付け座標(x,y,z)が表示される。この例では、取り付け点数が「8」であるから、8個分のデータが表示されることになる。
従って、操作者は、これらのファイルを表示させることにより、入力された締結情報を確認することができ、且つ、この締結情報がCSV形式のデータとなっているか、或いはCADデータに変換されているか、を認識することができる。
また、図17に示す表示画面から、「File」→「Check CSV For Mass」を選択することにより、図20に示す如くの、マスデータを確認するためのCSVファイルを出力することができる。図示のように、この操作により、締結種類、マス部番、質量の入力状況、重心の入力状況、取り付け点数、質量、及び3次元座標が表示される。
従って、操作者は、これらのファイルを表示させることにより、入力されているマスデータを認識することができる。
次に、CSV形式のデータとして保存されている締結情報を、後工程へ手渡すためのCADデータに変換する処理について説明する。この処理は、図16に示したように、画面上の「Preference」をクリックし、更に「LinkManager Parts」をクリックすることにより行うことができる。
図21は、このときの表示例を示す説明図であり、符号P1に示すボタン「New Create」をクリックすることにより、変換用部品の新規作成を行うことができ、符号P2に示すボタン「OK」をクリックすることにより、CSVデータからCADデータへの変換作業を開始することができ、符号P3に示す上方向ボタンをクリックすることにより、部品の取り出しを行うことができ、更に、符号P4に示す下方向ボタンをクリックすることにより、部品の格納を行うことができる。
そして、これらの操作を行うことにより、CADデータに変換された締結情報は、外部記憶装置5内に格納される。
また、データベース上に、未だCADデータに変換されていない部品データが存在する場合には、アプリケーション終了時に、この旨を通知することにより、操作者の判断を促すようにしている。即ち、アプリケーション終了時に、図22(a)に示す如くの注意を促す画面が表示され、「はい」をクリックすると、図22(b)に示す「LinkManager Parts」の画面が表示され、この画面上で「OK」をクリックすることにより、CADデータに変換されていない部品データをCADデータに変換することができる。
また、図22(a)の画面上で「いいえ」をクリックすると、同図(c)に示す「Link Manager」の画面が表示され、「はい」をクリックすると、CADデータに変換していないデータのままファイルに保存し、「いいえ」をクリックすると、アプリケーションを終了する。
そして、上記の処理により作成されたCADデータは、設計部門の後工程となる構造解析部門に送られることになり、構造解析部門では、このCADデータを用いることにより、衝突、強度、騒音、剛性、振動の各シミュレーション試験を行う際に用いることができる。
このようにして、本実施形態に係る締結情報入力システムでは、設計部門で入力した締結情報を、構成要素の3次元形状データに入力し、これにより得られた電子データを、構造解析部門等の後工程で使用可能なフォーマットであるCADデータに変換して、後工程へ手渡すので、構造解析部門では、設計部門より送られてきたデータに基づいて、シミュレーションを行うためのデータを入力する等の面倒な作業を省略することができ、作業効率を著しく向上させることができる。
また、操作者により、ボルト、クリップ、或いはマスチックといった締結条件を入力する際には、これらの締結条件に関する情報が画面表示させることができる。即ち、図9に示したコンボボックスa13、図10に示したコンボボックスb12、図11に示したコンボボックスc13をクリックすることにより、内部記憶装置3(締結情報記憶手段)に記憶されている締結手段に関連する情報が提示されるので、操作者は、容易に所望する締結手段に関する情報を選択し、入力することができる。
更に、図12に示したコンボボックスd12をクリックすることにより、内部記憶装置3に記憶されている部品(マス)に関連する情報が提示されるので、操作者は容易に所望するマスに関する情報を選択して入力することができる。従って、操作性を著しく向上させることができる。
また、締結条件として、ボルト、クリップ、マスチック(接着剤)のデータを入力することができるので、締結条件を多くの選択肢から選択することができ、汎用性に富む。
更に、締結手段としてボルトを選択する場合には、ボルト径、及びボルト長さを入力することができるので、より詳細な締結条件についての情報の入力が可能となり、後工程としての構造解析部門での解析精度を向上させることができる。
また、締結手段としてクリップを選択する場合には、クリップ長さを入力することができるので、より詳細な締結条件についての情報の入力が可能となり、後工程としての構造解析部門での解析精度を向上させることができる。
更に、締結手段としてマスチックを選択する場合には、マスチック径、及びマスチック種類を入力することができるので、より詳細な締結条件についての情報の入力が可能となり、後工程としての構造解析部門での解析精度を向上させることができる。
また、ボルト、クリップ、或いはマスチックといった、各締結手段により締結される部材(構成要素)の部品番号のリストを表示させることにより、所望の部材を選択することができるので、操作性を向上させることができる。即ち、図9に示したコンボボックスa26〜a30、図10に示したコンボボックスb26〜b30、図11に示したコンボボックスc23,c24をクリックすることにより、内部記憶装置3(締結情報記憶手段)に記憶されている構成要素に関連する情報が提示されるので、操作者は、容易に所望する構成要素を選択し、入力することができる。
更に、条件入力手段により入力される条件には、各締結手段或いは部品の取り付け位置(x,y,z座標)に関する情報が含まれるので、後工程となる構造解析部門では、取り付け位置に関する情報を把握することができ、解析精度を向上させることができる。
以上、本発明の締結情報入力システムを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、本実施形態では、設計部門として、車両の構成要素を設計する部門を例に挙げ、更に、後工程として、衝突解析等を行う構造解析部門を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の生産工程についても適用することができるものである。
設計部門で入力した締結情報を、後工程となる構造解析部門で有効に用いる点で、極めて有用である。
本発明の一実施形態に係る締結情報入力システムの構成を示すブロック図である。 構成要素の電子データ中に締結情報を入力する際の表示例を示す説明図であり、(a)はボルト、(b)はクリップ、(c)はマスチック、(d)はマスを入力した場合を示す。 締結手段として、ボルト、クリップ、マスチックを入力する際の処理手順を示すフローチャートである。 締結条件として、マスを入力する際の処理手順を示すフローチャートである。 板組み情報を変更する際の処理手順を示すフローチャートである。 入力した締結条件を移動する際の処理手順を示すフローチャートである。 入力した締結条件を削除する際の処理手順を示すフローチャートである。 入力した締結条件を変更する際の処理手順を示すフローチャートである。 締結手段として、ボルトを入力する際の表示画面の例を示す説明図である。 締結手段として、クリップを入力する際の表示画面の例を示す説明図である。 締結手段として、マスチックを入力する際の表示画面の例を示す説明図である。 締結条件として、マスを入力する際の表示画面の例を示す説明図である。 締結条件を変更する際の表示画面の例を示す説明図である。 画面上で、「File」を選択したときに表示される、下位のコマンドの例を示す説明図である。 画面上で、「Command」を選択したときに表示される、下位のコマンドの例を示す説明図である。 画面上で、「Preference」を選択したときに表示される、下位のコマンドの例を示す説明図である。 (a)は、入力した締結条件のデータの表示例を示す説明図であり、(b)は、「File」をクリックしたときに表示されるコマンドを示す説明図である。 入力された締結条件をCSVファイルの変換したデータを示す説明図である。 作成したCSVファイルの内容を確認する際の表示例を示す説明図である。 マスに関するCSVファイルの内容を確認する際の表示例を示す説明図である。 CSVファイルのデータをCADデータに変換する際の操作画面の表示例を示す説明図である。 CADデータに変換されていないデータが存在する際に、操作者に注意を促す表示例を示す説明図である。
符号の説明
1 キーボード
2 マウス
3 内部記憶装置
4 中央処理装置
5 外部記憶装置
6 表示装置

Claims (7)

  1. 車両を構成する各種の構成要素を設計する設計部門にて、電子データ作成手段により3次元形状データとして作成される各構成要素間の、締結情報の入力を受け付けると共に、入力された締結情報を、この設計部門の後工程であり、前記各構成要素を統合して構造解析する部門で用いるデータに変換する締結情報入力システムであって、
    表示手段と、
    前記構成要素どうしを締結する各種締結手段に関する情報が格納される締結情報記憶手段と、
    前記表示手段に、前記各構成要素の3次元形状データが表示された画面上で、前記構成要素どうしを締結する条件の入力を受け付ける条件入力手段と、
    前記入力された条件に対応する前記締結手段に関する情報を、前記締結情報記憶手段から検索し、該当する締結手段に関する情報のリストを前記表示手段に画面表示する締結情報提示手段と
    前記表示手段に画面表示された締結手段に関する情報のリストから、所望する締結手段に関する情報の選択を受け付ける選択手段と、
    前記選択手段にて選択された締結手段に関する情報、及び前記構成要素の3次元形状データに基づいて、各構成要素間の締結情報に関するファイルを作成し、且つこのファイルを、前記後工程で使用するフォーマットのファイルに変換するファイル作成手段と、
    前記ファイル作成手段にて作成されたファイルを記憶するファイル記憶手段と、
    を備えたことを特徴とする締結情報入力システム。
  2. 前記締結手段は、ボルト、クリップ、或いはマスチックのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の締結情報入力システム。
  3. 前記締結手段はボルトであり、前記締結手段に関する情報は、ボルト長さ、及びボルト径を含むことを特徴とする請求項2に記載の締結情報入力システム。
  4. 前記締結手段はクリップであり、前記締結手段に関する情報は、クリップ長さを含むことを特徴とする請求項2に記載の締結情報入力システム。
  5. 前記締結手段はマスチックであり、前記締結情報に関する情報は、マスチック径、及びマスチック種類を含むことを特徴とする請求項2に記載の締結情報入力システム。
  6. 前記締結情報記憶手段は、前記各締結手段に関する情報に加え、前記構成要素に取り付ける部品の質量を含む、部品に関する情報を記憶し、
    前記条件入力手段は、前記構成要素どうしを締結する条件の入力を受け付けると共に、前記構成要素に取り付ける部品に関する情報の入力を受け付け
    前記締結情報提示手段は、前記締結手段に関する情報のリストに加え、前記構成要素に取り付ける部品に関する情報のリストを前記表示手段に画面表示し、
    前記選択手段は、前記締結手段に関する情報のリストから所望する情報の選択を受け付けることに加え、前記構成要素に取り付ける部品に関する情報のリストから所望する情報の選択を受け付け、
    前記ファイル作成手段は、前記締結手段に関する情報、及び前記構成要素の3次元形状データに加え、前記構成要素に取り付ける部品に関する情報に基づいて、締結情報に関するファイルを作成し、且つ、このファイルを後工程で使用するフォーマットのファイルに変更することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の締結情報入力システム。
  7. 前記条件入力手段により入力する条件は、前記構成要素における前記締結手段の情報を含むことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の締結情報入力システム。
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