JP4521138B2 - 圧縮装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、新聞を包んでいたビニールの廃棄物を、手作業によって圧縮して減容する手動式の圧縮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、新聞販売店や駅のキヨスク等で、新聞等をくるんだ袋状のビニールが大量に発生する。この新聞等を取り出した後の廃棄ビニールは、廃棄処分したり又は再利用(リサイクル)する目的で、収納用のビニール袋に入れて手によって圧縮して減容し、処理業者に引き取ってもらって処理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の廃棄されたビニールの処理においては、ビニールを人の手で掴んで、収納用のビニール袋に入れて圧縮するために、入れたビニールが嵩張って、多くのビニール袋が必要になると共に、車両等で搬送する場合にも、搬送効率が悪かった。
また、収納用のビニール袋にコンパクトに圧縮して収納するための簡易で、手軽な手動式圧縮装置がなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、効率良く圧縮でき、その結果、搬送効率が向上すると共に、人の手で容易に圧縮でき、かつ作業性に優れた手動式の圧縮装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【0005】
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
前記目的に沿う本発明に係る手動式圧縮装置は、上部が開口し、内部に被圧縮物を収納し、しかもヒンジ機構及び着脱機構を介して水平方向に開閉可能な2分割された開閉部及び固定部を備えた容器と、容器の固定部が取付けブラケットを介して取付けられ、容器の中央位置上に上部が配置された固定フレームと、固定フレームに取付けられ、一方向クラッチを備え、手動レバーの往復回動動作によって下降する圧縮ロッドを備えた圧縮機構と、圧縮ロッドの下部に設けられ、容器内の被圧縮物を押圧する圧縮部材と、容器の直上に設けられ、被圧縮物に当接することにより被圧縮物の上昇を防止する着脱可能な押さえ機構と、一方向クラッチを解除した場合に、圧縮ロッドを上昇させる手動ハンドルとを有し、しかも、押さえ機構を装着した状態で、圧縮部材が押さえ機構の上方まで上昇し、更に、容器の固定部は、平面視して半円状の側部と側部の下端に取付けられた円板状の第1の底板とを備え、容器の開閉部は、平面視して半円状の側部と側部の下端に取付けられた円板状の第2の底板とを備え、開閉部が閉じた状態で、第2の底板が上になって、第2の底板と第1の底板が上下に重なる。これによって、被圧縮物を容器に容易に投入でき、かつ簡略な圧縮機構を介して手動レバーにより収納された容器内の被圧縮物を圧縮することができ、さらに圧縮された被圧縮物を保持したまま、さらに被圧縮物を容器に投入して押さえ機構により被圧縮物を押さえ、この状態にて手動ハンドルにより圧縮部材を容器の上方に上昇させた後、手動レバーにより容器内の被圧縮物を圧縮することができる。また、ヒンジ機構及び着脱機構を介して水平方向に開閉可能な開閉部及び固定部を備えた容器であるため、被圧縮物の取り出しは、開閉部を水平に開くことにより容易にできる。
【0010】
【0011】
本発明に係る手動式圧縮装置において、圧縮部材は上側に沿って細くなった円錐台状に形成することもできる。これによって、圧縮部材の底部の大きな面積の部分で圧縮することができ、しかも、上部の小さい面積が徐々に大きくなるので、人の手により投入されて軽く圧縮された被圧縮物中を上昇する際、抵抗が小さい。
本発明に係る手動式圧縮装置において、押さえ機構は、圧縮部材を中心にして所定の平行間隔を保持して配置された一対の押さえ棒を備えて構成することもできる。これによって、被圧縮物を効果的に押さえることができ、しかも、被圧縮物を容器内に投入し易い。
本発明に係る手動式圧縮装置において、固定フレームの一側の下端部にはキャスターが設けられて構成することもできる。これによって、装置の搬送が容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係る手動式圧縮装置の斜視図、図2は同手動式圧縮装置の圧縮機構の正面図、図3は同手動式圧縮装置の圧縮機構の平面図、図4は同手動式圧縮装置の一方向クラッチの掛止解除の説明図、図5は同手動式圧縮装置の正面図、図6は同手動式圧縮装置の第1変形例の正面図、図7は本発明の一実施の形態に係る電動式圧縮装置の正面図、図8は本発明の一実施の形態に係る手動式圧縮装置の第2変形例の正面図、図9は同手動式圧縮装置の第2変形例の側面図、図10は同手動式圧縮装置の第2変形例の平面図、図11(A)、(B)はそれぞれ、同手動式圧縮装置の第2変形例の圧縮機構の平面図、正面図、図12は同手動式圧縮装置の押さえ機構の構成図、図13は本発明の一実施の形態に係る電動式圧縮装置の変形例の正面図、図14は同電動式圧縮装置の変形例の側面図、図15は同電動式圧縮装置の変形例の圧縮機構の平面図である。
【0013】
図1及び図5に示すように、本発明の一実施の形態に係る手動式圧縮装置10は、上部に形成された開口11を介して投入される被圧縮物の一例である、新聞を梱包した後に廃棄された廃棄ビニールが収納され、かつ該収納された廃棄ビニールが圧縮される容器12と、容器12の側部に基部が固着された支持部材20と、支持部材20を中心にして容器12の中央位置から容器12の外側位置まで旋回する旋回フレーム14とを備えている。さらに、旋回フレーム14には、一方向クラッチを備え、手動レバー32の往復動作によって下降する圧縮ロッド16を備えた圧縮機構17が取付けられており、圧縮ロッド16の下部には、容器12内の前記被圧縮物を押圧する圧縮部材15が設けられ、更に、前記一方向クラッチを解除した場合に、圧縮ロッド16を上昇させる付勢手段27を有している。以下、これらについて詳しく説明する。
【0014】
図1及び図5に示すように、容器12は、鋼板製であり、円筒状の本体の底部には床面18に載置される3本の脚19が設けられている。容器12には開口11を介して投入される廃棄ビニールを収納でき、且つ収納された廃棄ビニールを圧縮できるビニール袋が、上端部を容器12の上端部の外側に折り返された状態で配置されるように構成されている。容器12の外側部で、上端側には、側面視してL字形の支持部材20が固着されており、支持部材20の矩形で板状の水平部21が水平方向に取付けられ、支持部材20の矩形で板状の垂直部22の上端部には、ピン(図示せず)を介して旋回フレーム14の基部が旋回可能に取付けられている。
【0015】
また、容器12の中心に対して支持部材20と対向する位置には、旋回フレーム14の先部14aが挿通すると共に、先部14aの下面が載置され、かつ一側面が当接することによって位置決めされる、側面視してコ字状の掛止部材23を備えた掛止部24が設けられている。掛止部24の掛止部材23は取付け部材23aを介して容器12の側部に固着されている。
圧縮部材15は、図に示すように、容器12の上部に形成された開口11より少し外径の小さい、円板状の鋼板からなっており、必要に応じて、補強部材によって補強されている。
図1〜図3に示すように、旋回フレーム14は、平面視して所定の平行間隔を開けて配置された、一対の断面矩形状で長尺のフレーム部材25、26を備えており、フレーム部材25、26は図示しない連結部材によって連結されている。
【0016】
図1及び図5に示すように、圧縮機構17は、旋回フレーム14の中間位置に設けられており、圧縮機構17と旋回フレーム14の先端との間には、圧縮ロッド16の上端部に連結され、常時圧縮ロッド16を上方に軽く付勢している付勢手段27が、形鋼で形成された長尺の取付けブラケット28を介して取付けられている。付勢手段27は、図に示すように、一端部が圧縮ロッド16の上端部に接続されたロープ等の紐状物と、紐状物が巻取り、巻き戻しされる滑車と、ロープ等の他端部が帯状のバネ鋼をゼンマイ状に形成された付勢部材とを備えた構造のものを使用している。
【0017】
図2及び図3に示すように、圧縮機構17は、旋回フレーム14の中央部に取付けられた支持フレーム13と、支持フレーム13の前部に設けられたガイドブロック40と、ガイドブロック40に対して上下する圧縮ロッド16と、圧縮ロッド16の外側部(旋回フレーム14の基部側)に上下方向に形成されたラック29と、ラック29に噛合し支持フレーム13に回転可能に設けられたラック側ピニオン30を有している。但し、図5においては、ガイドブロック40の代わりに2個のガイドローラー40a、40bを設けた構造で示している。
圧縮機構17は、ラック側ピニオン30に噛合し支持フレーム13に回転可能に設けられたレバー側ピニオン31と、レバー側ピニオン31の回転中心の回りに回動可能に設けられた手動レバー32を備えている。手動レバー32には、第1の一方向ラチェット33が回動可能に取付けられており、第1の一方向ラチェット33の先端部には、レバー側ピニオン31の歯(平歯)に常時付勢されるピニオン回転爪34を備えている。このピニオン回転爪34はレバー側ピニオン31の歯に対して、手動レバー32を下向きに回動操作する時に掛止可能で、一方、手動レバー32を上向きに回動操作する時に掛止解除可能となるように構成されている。
【0018】
支持フレーム13の上部には、第2の一方向ラチェット35が回動可能に取付けられており、第2の一方向ラチェット35の先端部には、レバー側ピニオン31の歯に常時付勢されるピニオン固定爪36を備えている。このピニオン固定爪36はレバー側ピニオン31の歯に対して、手動レバー32を下向きに回動操作する時に掛止解除可能で、一方、手動レバー32を上向きに回動操作する時に掛止可能となるように構成されている。従って、圧縮機構17における一方向クラッチは、手動レバー32、レバー側ピニオン31、第1の一方向ラチェット33及び第2の一方向ラチェット35を備えた構成となっており、手動レバー32の上下方向の往復回動操作によって圧縮ロッド16を下降することができる。
【0019】
支持フレーム13は、旋回フレーム14のフレーム部材25、26の上面に所定の平行間隔を開けて配置された対となる板材37、38と、板材37、38の前端の下部同士を連結する板材39とから構成されている。板材37、38との間で、かつ板材39の上面には圧縮ロッド16の昇降をガイドする、断面6角形のガイドブロック40が設けられている。
ラック側ピニオン30は、支持フレーム13の板材37、38に形成されたピン孔41に嵌入されたピン42を中心にして回転するようになっている。レバー側ピニオン31も、支持フレーム13の板材37、38に形成されたピン孔43に嵌入されたピン44を中心にして回転するようになっている。
【0020】
手動レバー32は、手で握る棒状の把持部45と、把持部45の基端に接続板46を介して、支持フレーム13の板材37、38の内側に所定の平行間隔を開けて設けられた取付け板材47、48とを備えている。取付け板材47、48の先端部にはそれぞれ、ピン44が挿通する挿通孔45aが形成されており、一方、取付け板材47、48の基端部の下側にはピン孔49が形成されており、ピン孔49にはピン50が嵌入され、第1の一方向ラチェット33はピン50を中心にして回動することができる。
【0021】
また、第2の一方向ラチェット35は、支持フレーム13の板材37、38の上部に形成されたピン孔51に嵌入されたピン52を中心にして回転するようになっている。なお、第1の一方向ラチェット33、第2の一方向ラチェット35にはそれぞれ、図示しない付勢用のバネが設けられており、該付勢用のバネによって、第1の一方向ラチェット33、第2の一方向ラチェット35のピニオン回転爪34、ピニオン固定爪36が常に、レバー側ピニオン31に付勢状態に維持されている。
【0022】
図2及び図4に示すように、手動レバー32を上向きの限界位置まで操作すると、第1の一方向ラチェット33のストライカー部53が第2の一方向ラチェット35の被ストライカー部54に当接して、第2の一方向ラチェット35をピン52の時計回りに回動させ、ピニオン固定爪36をレバー側ピニオン31の歯から掛止解除でき、このようにして一方向クラッチを解除するように構成されている。なお、図に示すように、手動レバー32の取付け板材47、48にはU字状の切り欠き32aが形成されており、切り欠き32aによって、手動レバー32を上向きの限界位置にした時、手動レバー32とピン52との干渉を避けることができる。
手動式圧縮装置10においては、特に、手動レバー32を下向きに操作する際に圧縮できる構造としているので、作業者は自分の体重を利用でき、この結果、効率よく作業ができる。
【0023】
次に、本発明の一実施の形態に係る手動式圧縮装置10を使用して、廃棄ビニールを圧縮する方法について説明する。
(1)図1に示すように、旋回フレーム14を容器12の外側位置において、梱包用のビニール袋を容器12の内底面、内側壁及び上端部の外側壁に沿ってセットする。この際、圧縮部材15は上限位置になっている。
(2)容器12内に廃棄ビニールを投入する。
(3)旋回フレーム14を容器12の外側位置から容器12の中央位置に旋回し、旋回フレーム14の先部14aを掛止部24の掛止部材23に掛止させる。
【0024】
(4)圧縮機構17の手動レバー32を往復動作し、一方向クラッチによって圧縮部材15を下降して廃棄ビニールを圧縮する。
(5)廃棄ビニールの圧縮が終了すると、次回の圧縮作業時まで、そのままの状態で放置する。
(6)再び、圧縮作業をする際には、手動レバー32を図4及び図5に2点鎖線で示す上向きの限界位置まで回動し、第2の一方向ラチェット35のピニオン固定爪36をレバー側ピニオン31の歯から掛止解除する。
【0025】
(7)レバー側ピニオン31はピン44回りにフリーとなり、これにより、圧縮ロッド16を上昇させる付勢手段27によって圧縮部材15は上限位置(図5参照)に戻り、その後、旋回フレーム14を容器12の中央位置から容器12の外側位置(図1参照)まで旋回して、上記(1)の状態とする。
(8)以降、圧縮された廃棄ビニールが梱包用のビニール袋の中に一杯になるまで、上記(2)〜(7)を繰り返して行う。
(9)廃棄ビニールが満杯になったビニール袋は、リサイクル処理業者に引き取って貰う。
【0026】
図6に手動式圧縮装置10の第1変形例である手動式圧縮装置60を示す。なお、手動式圧縮装置10と同一又は作用、効果の点で実質的に同一である構成要素については同一の符号又は同一の符号にアルファベットを付して詳しい説明を省略する。
手動式圧縮装置60は、手動式圧縮装置10において、旋回フレーム14を固定したことを特徴としている。即ち、手動式圧縮装置60においては、容器12の上部の両側面に支持された固定フレーム61を備え、圧縮機構17は固定フレーム61に設けられている。固定フレーム61は下端部が容器12に固着された一対の側面視してL字状の固着部61a、61bと、固着部61a、61bの上端部でその両端部がねじ機構により着脱可能に構成された着脱部61cとを備えている。
【0027】
従って、手動式圧縮装置60においては、圧縮機構17を旋回することなく、容器12内に廃棄ビニールを投入するので、手動式圧縮装置10の場合と比較して、圧縮部材15の上限位置が高くなり、その結果、圧縮ロッド16aのストロークがその分長くなり、それを考慮した付勢手段27a及び取付けブラケット28aとしている。
【0028】
図7には本発明の一実施の形態に係る電動式圧縮装置70を示す。なお、手動式圧縮装置10及び手動式圧縮装置60と同一又は作用、効果の点で実質的に同一である構成要素については同一の符号又は同一の符号にアルファベットを付して詳しい説明を省略する。
電動式圧縮装置70は、手動式圧縮装置60において、圧縮ロッド16aの昇降を手動レバー32によって行う代わりに、電動モータ71及び電動モータ71の出力軸に取付けられた減速機72により行っている。減速機72の出力軸には、摩擦を利用した過負荷防止用カップリング73を介してラック側ピニオン30が設けられ、ラック側ピニオン30が圧縮ロッド16aのラックに噛合している。過負荷防止用カップリング73は、圧縮ロッド16aの中間位置においてロックした状態で過大な摩擦トルクにより電動モータ71のサーマルが飛ぶ前に、滑って機械品の損傷を防止するようになっている。なお、摩擦トルクの調整はスプリングによって行うように構成されている。また、圧縮ロッド16aの上限及び下限位置は、位置検出器により検出して電動モータ71の停止を行っている。
【0029】
電動式圧縮装置70においては、手動式圧縮装置60に較べて圧縮力が大きくなるため、危険性が増大するので、安全を考慮して、圧縮部材15は固定フレーム61を含めて安全カバー74により密閉された構造としている。安全カバー74はヒンジ機構(図示せず)及び着脱機構75を用いて固定側カバー76と開閉側カバー77とに2分割されて構成されている。開閉側カバー77を開けた状態で容器12a内に廃棄ビニールを投入し、その後、開閉側カバー77を閉めた状態で圧縮作業を行う。
また、容器12a内に梱包用のビニール袋をセットしたり、梱包用のビニール袋を取り出したりする時に作業がし易いように、容器12aも安全カバー74と同様に、ヒンジ機構(図示せず)及び着脱機構78を用いて固定部79と開閉部80とに2分割されて構成されている。開閉部80は平面視して半円の側部を備えており、一方、固定部79は底部81と平面視して半円の側部とを備えている。開閉部80を閉じた状態で梱包用のビニール袋をセットしたり、圧縮作業を行い、一方、開閉部80を開けた状態で梱包用のビニール袋を取り出す。
【0030】
図8〜図11には、本発明の一実施の形態に係る手動式圧縮装置の第2変形例の手動式圧縮装置60aを示す。なお、手動式圧縮装置10、60と同一又は作用、効果の点で実質的に同一である構成要素については同一の符号又は同一の符号にアルファベットを付して詳しい説明を省略する。
図9に破線で示すように、手動式圧縮装置60aにおいては、特に、容器12bの上端55に上方から当接すると共に、容器12b内に投入された被圧縮物の膨張による上昇を防止できる押さえ機構56を備えており、また、容器12b内の前記被圧縮物を押圧する圧縮部材15aの形状が、手動式圧縮装置10、60又は電動式圧縮装置70の場合のように円板状ではなく、上側に沿って細くなった円錐台状となっている。さらに、圧縮ロッド16bの上昇は圧縮機構17aに設けられた手動ハンドル88aによって行っている。以下、詳細に説明する。
【0031】
図8〜図10に示すように、手動式圧縮装置60aおいては、複数の形鋼からなる固定フレーム58を備えており、固定フレーム58は底部に、平面視してH状に配置された底部材59、59a、59bと、底部材59、59bの中央部に垂直に設けられた垂直部材59c、59dとを有している。垂直部材59c、59dの上端部には圧縮機構17aを取付けるための取付けフレーム59eが設けられている。
底部材59bの両端部には、ゴム製の車輪62を備えたキャスター63が設けられており、車輪62を支点として固定フレーム58を底部材59b側に傾けて2個の車輪62で荷重を受けて装置の移動を行うようにしている。
【0032】
図8〜図10に示すように、容器12bは、容器12b内に梱包用のビニール袋をセットしたり、梱包用のビニール袋を取り出したりする時に作業がし易いように、3個のヒンジ機構64と3個の着脱機構65を用いて固定部66と開閉部67とに2分割されて構成されている。
固定部66は、平面視して半円状の側部66aと、側部66aの下端に取付けられた円板状の底板66bとを備えている。固定部66の側部66aの水平方向の両端部は、垂直部材59c、59dの内側に上下2段に設けられた取付けブラケット68、68a及び68c、68dに取付けられている。また、側部66aの上端部の外周には、棒鋼で半円状に形成された補強部材66cが固定されている。
開閉部67も固定部66と同様、平面視して半円状の側部67aと、側部67aの下端に取付けられた円板状の底板67bとを備えており、底板67bは底板66bより少しだけ高い位置に(即ち、底板67bと底板66bが上下に重なって)配置されている。また、側部67aの上端部の外周には、棒鋼で半円状に形成された補強部材67cが固定されている。図10中の符号69、69aは、底板67bの適当な位置に設けられた敷居スベリを表している。
【0033】
図8及び図9に示すように、容器12bの直上に設けられた着脱可能な押さえ機構56について、図12にその詳細を示す。
固定フレーム58の垂直部材59dの外側で、容器12bの上端レベルには、パイプ状の軸受部82が取付けられており、軸受部82内には回動可能な回動軸83が設けられている。回動軸83の両端部にはピン孔84、84aが形成されており、平面視して取付けフレーム59eを中心にして両側に所定の平行間隔Hを開けて配置された一対の押さえ棒85、85aの基端部に形成されたピン孔86、86aがピン孔84、84aにピンを介して連結されている。かかる構成によって、押さえ棒85、85aは一緒に軸受部82回りに回動できると共に、それぞれ回動軸83に対してピンを介して回動することができる。また、ピン孔86、86a部近傍以外は棒又は管状に形成された押さえ棒85、85aの先端部は、固定フレーム58の垂直部材59cの内側に取付け部材87を介して設けられた掛止板87aの下端の切り欠き87dに当接するようになっている。
【0034】
押さえ棒85、85aの上部が当接する掛止板87aの下端の係合部分の形状は略半円状に形成されている。従って、容器12b内に圧縮するために投入される被圧縮物を押さえ機構56の押さえ棒85、85aによって押さえて保持できるので、被圧縮物を容器12b内に効果的に投入することができる。また、図8に示すように、圧縮部材15aは押さえ棒85、85a間を挿通する大きさに形成されると共に、上側に沿って細くなった円錐台状に形成されている。かかる構成によって、圧縮ロッド16bの圧縮(下降)時には、圧縮部材15aの底部の面積が大きい部分で、被圧縮物を引きずり込むことができ、しかも、圧縮ロッド16bの上昇時には、手で軽く圧縮された被圧縮物中の抵抗を小さくできるので、圧縮部材15aを抜き易い。
【0035】
図11(A)、(B)に示すように、圧縮機構17aは、固定フレーム58の取付けフレーム59eの中間位置に設けられている。圧縮機構17aは、取付けフレーム59eの中央部に取付けられた支持フレーム13aと、支持フレーム13aの前部に設けられ、下端部が取付けフレーム59eを貫通して設けられた円筒状のガイドブロック40cと、ガイドブロック40cに対して上下する圧縮ロッド16bと、圧縮ロッド16bの外側部に上下方向に形成されたラック29aと、ラック29aに噛合し支持フレーム13aに回転可能に設けられたラック側ピニオン30aを有している。なお、ラック側ピニオン30aとラック29aとが噛合する部分のガイドブロック40cには切り欠き40gが形成されている。
【0036】
圧縮機構17aは、ラック側ピニオン30aに噛合し支持フレーム13aに回転可能に設けられたレバー側ピニオン31aと、レバー側ピニオン31aの回転中心の回りに回動可能に設けられた手動レバー32bを備えている。手動レバー32bには、第1の一方向ラチェット33aが回動可能に取付けられており、第1の一方向ラチェット33aの先端部には、レバー側ピニオン31aの歯(平歯)に常時付勢されるピニオン回転爪34aを備えている。このピニオン回転爪34aはレバー側ピニオン31aの歯に対して、手動レバー32bを下向きに回動操作する時に掛止可能で、一方、手動レバー32bを上向きに回動操作する時に掛止解除可能となるように構成されている。
【0037】
支持フレーム13aの上部には、第2の一方向ラチェット35aが回動可能に取付けられており、第2の一方向ラチェット35aの先端部には、レバー側ピニオン31aの歯に常時付勢されるピニオン固定爪36aを備えている。このピニオン固定爪36aはレバー側ピニオン31aの歯に対して、手動レバー32bを下向きに回動操作する時に掛止解除可能で、一方、手動レバー32を上向きに回動操作する時に掛止可能となるように構成されている。従って、圧縮機構17aにおける一方向クラッチは、圧縮機構17と同様、手動レバー32b、レバー側ピニオン31a、第1の一方向ラチェット33a及び第2の一方向ラチェット35aを備えた構成となっており、手動レバー32bの上下方向の往復回動操作によって圧縮ロッド16bを下降することができる。
【0038】
支持フレーム13aは、固定フレーム58の取付けフレーム59eの上面に所定の平行間隔を開けて配置された対となる板材37a、38aを備えており、板材37a、38aの前端部の上側はガイドブロック40cを介して連結されている。図11(B)に示すように、ガイドブロック40cの上下の端部には、圧縮ロッド16bの摺動をガイドするスリーブ状のメタル40d、40eが嵌入されている。
ラック側ピニオン30aは、支持フレーム13aの板材37a、38aに形成されたピン孔41aに嵌入されたピン42aを中心にして回転するようになっている。レバー側ピニオン31aも、支持フレーム13aの板材37a、38aに形成されたピン孔43aに嵌入されたピン44aを中心にして回転するようになっている。
【0039】
手動レバー32bは、手で握る棒状の把持部45bと、把持部45bの基端に接続板46aを介して、支持フレーム13aの板材37a、38aの内側に所定の平行間隔を開けて設けられた取付け板材47a、48aとを備えている。取付け板材47a、48aの先端部にはそれぞれ、ピン44aが挿通する挿通孔(図示せず)が形成されており、一方、取付け板材47a、48aの基端部の下側にはピン孔49aが形成されており、ピン孔49aにはピン50aが嵌入され、第1の一方向ラチェット33aはピン50aを中心にして回動することができる。
【0040】
また、第2の一方向ラチェット35aは、支持フレーム13aの板材37a、38aの上部に形成されたピン孔51aに嵌入されたピン52aを中心にして回転するようになっている。なお、第1の一方向ラチェット33a、第2の一方向ラチェット35aにはそれぞれ、図示しない付勢用のバネが設けられており、該付勢用のバネによって、第1の一方向ラチェット33a、第2の一方向ラチェット35aのピニオン回転爪34a、ピニオン固定爪36aが常に、レバー側ピニオン31aに付勢状態に維持されている。
【0041】
図11(A)、(B)に示すように、ラック側ピニオン30aのピン42aの一端部には、先端部に把持部88を備えた手動ハンドル88aの回転アーム88bが連結されている。手動レバー32bの取付け板材47a、48aには、第2の一方向ラチェット35aの上端部に当接して(図11(B)に破線で示す)第2の一方向ラチェット35aを時計回りに回転させてピニオン固定爪36aの掛止を解除する解除用ピン57が設けられており、一方、第1の一方向ラチェット33aのピン50aの一端部(手動ハンドル88a側)には、掛止解除用バー89が取付けられている。掛止解除用バー89は、支持フレーム13aの板材38aの上端部のR部89aに当接するように、支持フレーム13a側の先端部は半円状に形成されている。従って、手動レバー32bを時計回りに回転させると、先ず、解除用ピン57が第2の一方向ラチェット35aに当接して第2の一方向ラチェット35aの掛止が解除され、さらに、手動レバー32bを時計回りに回転させると、掛止解除用バー89の先端部は板材38aの上端部のR部89aにガイドされながら、ピン50aの回りに時計方向に回転し、これによって、ピン50aを介して掛止解除用バー89と一体的に構成された第1の一方向ラチェット33aの掛止が解除されるようになっている。第1の一方向ラチェット33a及び第2の一方向ラチェット35aの掛止が解除された状態で、図11(B)の矢印の方向に手動ハンドル88aを回転させると圧縮ロッド16bを上昇させることができる。このようにして、手動式圧縮装置60aにおいては、手動ハンドル88aを回転して、任意の高さ位置に圧縮ロッド16aを上昇させることができる。なお、第1の一方向ラチェット33a及び第2の一方向ラチェット35aの掛止が解除された状態で、手動ハンドル88aを把持していないと、圧縮部材15aを付けた圧縮ロッド16bは自重により落下するので、圧縮ロッド16bの落下を防止するため、支持フレーム13aの上端部には、圧縮部材15a及び圧縮ロッド16bの自重を利用した圧縮ロッド用落下防止手段(図示せず)を設けている。なお、図9中の符号93は、取付けフレーム59eに設けられ、第1の一方向ラチェット33a及び第2の一方向ラチェット35aを覆う安全カバーを表している。
【0042】
図13〜図15には、本発明の一実施の形態に係る電動式圧縮装置の変形例の電動式圧縮装置70aを示す。なお、手動式圧縮装置60a又は電動式圧縮装置70と同一又は作用、効果の点で実質的に同一である構成要素については同一の符号又は同一の符号にアルファベットを付して詳しい説明を省略する。
電動式圧縮装置70aにおいては、手動式圧縮装置60aと同様に、容器12cの上端55aに上方から当接すると共に、容器12c内に投入された被圧縮物の膨張による上昇を防止できる押さえ機構56aを備えており、容器12c内の前記被圧縮物を押圧する圧縮部材15bの形状が、手動式圧縮装置10、60又は電動式圧縮装置70の場合のように円板状ではなく、手動式圧縮装置60aのように上側に沿って細くなった円錐台状となっている。また、圧縮ロッド16cの昇降は圧縮機構17bに設けられた電動モータ71a及び電動モータ71aの出力軸に取付けられた減速機72aにより行っている。以下、詳細に説明する。
【0043】
図13及び図14に示すように、電動式圧縮装置70aおいては、複数の形鋼からなる固定フレーム58aを備えており、固定フレーム58aの底部に設けられた底部材には、容器12cの軸心に対して軸対称にS字状の4個の脚部90が設けられている。底部材には容器12cを挟んで、所定の水平間隔を保持して垂直部材59f、59gが設けられており、垂直部材59f、59gの上端部には圧縮機構17bを取付けるための取付けフレーム59hが設けられている。
図13及び図15に示すように、垂直部材59f側の取付けフレーム59hには、減速機72aがボルト、ナットで締結された取付けブラケット72bがボルト、ナットを介して取付けられている。
【0044】
減速機72aの出力軸には、摩擦を利用した過負荷防止用カップリング73aを介してピニオン30bが設けられ、ピニオン30bが圧縮ロッド16cのラック29bに噛合している。ピニオン30bの両側は、取付けフレーム59hにブラケット91、91aを介して取付けられた軸受92、92aに回転支持されている。過負荷防止用カップリング73aは、圧縮ロッド16cの中間位置においてロックした状態で過大な摩擦トルクにより電動モータ71aのサーマルが飛ぶ前に、滑って機械品の損傷を防止するようになっている。なお、摩擦トルクの調整はスプリングによって行うように構成されている。
【0045】
図14に示すように、容器12cは、容器12bと同様に、3個のヒンジ機構64aと3個の着脱機構65aを用いて固定部66dと開閉部67dとに2分割されて構成されている。また、容器12bと同様に、固定部66d及び開閉部67d共、平面視して半円状の側部と、側部の下端に取付けられた円板状の底板を備えている。なお、固定部66dの側部の水平方向の両端部は、垂直部材59f、59gの内側に上下2段に設けられた取付けブラケット68e、68f、68g、68hにそれぞれ固定されている。
【0046】
図13及び図14に示すように、電動式圧縮装置70aにおいても、手動式圧縮装置60aと同様に、容器12cの上端55aに上方から当接すると共に、容器12c内に投入された被圧縮物の膨張による上昇を防止できる押さえ機構56aを備えており、また、圧縮ロッド16cの下端部に取付けられ、容器12c内の前記被圧縮物を押圧する圧縮部材15bの形状は、手動式圧縮装置60aと同様、円錐台状となっている。
【0047】
図14に示すように、押さえ機構56aにおいては、軸受部82a及び回動軸83aは固定フレーム58aの垂直部材59fの外側に固定されており、一方、掛止板87bは固定フレーム58aの垂直部材59gの外側に固定されている。軸受部82a及び回動軸83aに自在に取付けられた一対の押さえ棒85b、85cの中央部が容器12cの上端55aに当接するように配置されている。なお、図13に示すように、圧縮部材15bも、圧縮部材15aと同様に、押さえ棒85b、85c間を挿通することができる。図13及び図15中の符号40fは圧縮ロッド16cの摺動をガイドするガイドブロックを表している。
【0048】
本発明の一実施の形態に係る手動式圧縮装置60a(電動式圧縮装置70aも同じ)を使用して、廃棄ビニールを圧縮する方法について説明する。
(11)圧縮部材15aが図8に示すように、上限位置になっている状態で、しかも、容器12bが図10に実線で示す閉じた状態で、包用のビニール袋を容器12b内面及び側部の内壁にセットする。
(12)押さえ機構56の押さえ棒85、85aを容器12bの上端55に当接するようにセットする。
【0049】
(13)押さえ棒85、85aを避けながら容器12bにセットされた梱包用のビニール袋内に廃棄ビニールを投入する。この際、手で軽く圧縮された廃棄ビニールは押さえ棒85、85aにより容器12bからオーバーすることが防止される。
(14)圧縮機構17aの手動レバー32bを往復動作し、一方向クラッチによって圧縮部材15aを下降させながら廃棄ビニールを強く圧縮し、圧縮部材15aを所定の位置で停止させる。
(15)圧縮部材15aによる廃棄ビニールの圧縮が終了すると、圧縮部材15aが下降位置にて停止した状態で、強く圧縮された廃棄ビニールの上の梱包用のビニール袋内に廃棄ビニールをさらに追加投入する。この追加投入される廃棄ビニールも軽く手で圧縮され、しかも押さえ棒85、85aにより押さえられるので、容器12bからオーバーすることはない。
【0050】
(16)この状態で、手動ハンドル88aを操作して圧縮部材15aを容器12b直上まで上昇させ、その後、手動レバー32bを往復動作し、容器12b内の廃棄ビニールを強く圧縮する。
(17)以降、前記(15)及び(16)を繰り返して、所定の量の廃棄ビニールを梱包用のビニール袋内に圧縮する。
(18)圧縮部材15aが圧縮位置の状態で、梱包用のビニール袋の開口部をビニール製の紐等で縛り、その後、手動ハンドル88aを操作して上昇させて圧縮部材15aを梱包用のビニール袋から抜き、圧縮部材15aを上限位置まで上昇させる。
(19)容器12bの開閉部67を回動し、廃棄ビニールが圧縮された梱包用のビニール袋を容器12bから取り出す。
(20)廃棄ビニールが圧縮された梱包用のビニール袋は、リサイクル処理業者に引き取って貰う。
【0051】
前記実施の形態においては、被圧縮物は新聞を梱包した後に廃棄された廃棄ビニールとしたが、これに限定されず、同様に圧縮できるもの、例えば、段ボール、紙袋等であっても構わない。
旋回フレーム14は、容器12の側部に固着された支持部材20に旋回可能に設けられたが、これに限定されず、例えば、容器12全体を、床面18に配置された載置台に載置し、載置台上の容器12の片側に主要部分が配置、固定された支持部材を中心に旋回可能に設けることもできる。また、廃棄ビニールの容器12内への投入及び圧縮された廃棄ビニールの容器12からの取り出しに支障のない範囲で、旋回フレームを容器12に固定した固定フレームとすることもできる。
【0052】
圧縮機構17おいて、一方向クラッチは、手動レバー32、レバー側ピニオン31、第1の一方向ラチェット33及び第2の一方向ラチェット35を備えた構成とし、手動レバー32の上下方向の往復回動動作によって、ラック側ピニオン30を介して圧縮ロッド16を下降する構成としたが、これに限定されず、その他の構成にすることもできる。例えば、圧縮ロッドをウォーム軸とし、ウォーム機構において一方向クラッチを形成することもできる。従って、その他の構成においては、手動レバーの往復方向は必ずしも上下方向とは限らない。
第1の一方向ラチェット33及び第2の一方向ラチェット35と圧縮ロッド16との干渉や、手動レバー32の回動方向と圧縮ロッド16の下降方向との関係を考慮して、ラック側ピニオン30を設けたが、これに限定されず、状況に応じて、レバー側ピニオン31を直接、ラック29に噛合させることもできる。
【0053】
支持フレーム13は、旋回フレーム14上に取付けたが、これに限定されず、必要に応じて、支持フレームを旋回フレームと一体構造で形成することもできる。
容器12の断面形状を円形としたが、これに限定されず、状況に応じて、その他の形状にすることもできる。
容器12内に梱包用のビニール袋をセットして、廃棄ビニールをビニール袋に入れて圧縮したが、これに限定されず、梱包用のビニール袋をセットしないで、直接容器12内の廃棄ビニールを圧縮することもできる。
【0054】
圧縮部材15a、15bは上側に沿って細くなった円錐台状に形成したが、これに限定されず、その他の形状にすることもできる。
押さえ機構56(56a)は、圧縮部材15a(15b)を中心にして所定の平行間隔を保持して配置された一対の押さえ棒85、85a(85b、85c)を備えて構成したが、これに限定されず、その他の構造とすることもできる。
手動式圧縮装置60aの固定フレーム58の一側の下端部にはキャスター63を設けたが、これに限定されず、電動式圧縮装置70aに設けたような脚部を設けても構わない。また、電動式圧縮装置70aには脚部90を設けたが、これに限定されず、必要に応じて、手動式圧縮装置60aに設けたようなキャスターを設けることもできる。
【0055】
【発明の効果】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
請求項1及びこれに従属する請求項2〜4記載の手動式圧縮装置においては、被圧縮物を容器に容易に投入でき、かつ簡略な圧縮機構を介して手動レバーにより収納された容器内の被圧縮物を圧縮することができ、さらに圧縮された被圧縮物を保持したまま、さらに被圧縮物を容器に投入して押さえ機構により被圧縮物を押さえ、この状態にて手動ハンドルにより圧縮部材を容器に上方に上昇させた後、手動レバーにより容器内の被圧縮物を圧縮することができる。従って、被圧縮物を効率良く圧縮することができ、かつ、短時間で圧縮作業ができる。被圧縮物の取り出しは、開閉部を水平に開くことにより容易にできるので、作業性が向上する。
開閉部の底に第2の底板が設けられているので、開閉部の剛性を高くでき、耐久性が向上すると共に、また、被圧縮物の取り出しが容易となるので、作業性も向上する。
【0060】
【0061】
特に、請求項2記載の圧縮装置においては、圧縮部材の底部の大きな面積の部分で圧縮することができ、しかも、上部の小さい面積が徐々に大きくなるので、手により投入されて軽く圧縮された被圧縮物中を上昇する際、抵抗が小さい。従って、被圧縮物をさらに効率良く圧縮することができる。
請求項3記載の圧縮装置においては、被圧縮物を効果的に押さえることができ、しかも、被圧縮物を容器内に投入し易いので、作業性が著しく向上する。
【0062】
請求項4記載の圧縮装置においては、装置の搬送が容易となるので、汎用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る手動式圧縮装置の斜視図である。
【図2】同手動式圧縮装置の圧縮機構の正面図である。
【図3】同手動式圧縮装置の圧縮機構の平面図である。
【図4】同手動式圧縮装置の一方向クラッチの掛止解除の説明図である。
【図5】同手動式圧縮装置の正面図である。
【図6】同手動式圧縮装置の第1変形例の正面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る電動式圧縮装置の正面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る手動式圧縮装置の第2変形例の正面図である。
【図9】同手動式圧縮装置の第2変形例の側面図である。
【図10】同手動式圧縮装置の第2変形例の平面図である。
【図11】(A)、(B)はそれぞれ、同手動式圧縮装置の第2変形例の圧縮機構の平面図、正面図である。
【図12】同手動式圧縮装置の押さえ機構の構成図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る電動式圧縮装置の変形例の正面図である。
【図14】同電動式圧縮装置の変形例の側面図である。
【図15】同電動式圧縮装置の変形例の圧縮機構の平面図である。
【符号の説明】
10:手動式圧縮装置、11:開口、12、12a〜12c:容器、13、13a:支持フレーム、14:旋回フレーム、14a:先部、15、15a、15b:圧縮部材、16、16a〜16c:圧縮ロッド、17、17a、17b:圧縮機構、18:床面、19:脚、20:支持部材、21:水平部、22:垂直部、23:掛止部材、23a:取付け部材、24:掛止部、25、26:フレーム部材、27、27a:付勢手段、28、28a:取付けブラケット、29、29a、29b:ラック、30、30a:ラック側ピニオン、30b:ピニオン、31、31a:レバー側ピニオン、32:手動レバー、32a:切り欠き、32b:手動レバー、33、33a:第1の一方向ラチェット、34、34a:ピニオン回転爪、35、35a:第2の一方向ラチェット、36、36a:ピニオン固定爪、37、37a:板材、38、38a:板材、39:板材、40:ガイドブロック、40a、40b:ガイドローラー、40c:ガイドブロック、40d、40e:メタル、40f:ガイドブロック、40g:切り欠き、41、41a:ピン孔、42、42a:ピン、43、43a:ピン孔、44、44a:ピン、45:把持部、45a:挿通孔、45b:把持部、46、46a:接続板、47、47a:取付け板材、48、48a:取付け板材、49、49a:ピン孔、50、50a:ピン、51、51a:ピン孔、52、52a:ピン、53:ストライカー部、54:被ストライカー部、55、55a:上端、56、56a:押さえ機構、57:解除用ピン、58、58a:固定フレーム、59、59a、59b:底部材、59c、59d:垂直部材、59e:取付けフレーム、59f、59g:垂直部材、59h:取付けフレーム、60、60a:手動式圧縮装置、61:固定フレーム、61a、61b:固着部、61c:着脱部、62:車輪、63:キャスター、64、64a:ヒンジ機構、65、65a:着脱機構、66:固定部、66a:側部、66b:底板、66c:補強部材、66d:固定部、67:開閉部、67a:側部、67b:底板、67c:補強部材、67d:開閉部、68、68a、68c〜68h:取付けブラケット、69、69a:敷居スベリ、70、70a:電動式圧縮装置、71、71a:電動モータ、72、72a:減速機、72b:取付けブラケット、73、73a:過負荷防止用カップリング、74:安全カバー、75:着脱機構、76:固定側カバー、77:開閉側カバー、78:着脱機構、79:固定部、80:開閉部、81:底部、82、82a:軸受部、83、83a:回動軸、84、84a:ピン孔、85、85a〜85c:押さえ棒、86、86a:ピン孔、87:取付け部材、87a:掛止板、87b:掛止板、87d:切り欠き、88:把持部、88a:手動ハンドル、88b:回転アーム、89:掛止解除用バー、89a:R部、90:脚部、91、91a:ブラケット、92、92a:軸受、93:安全カバー
Claims (4)
- 上部が開口し、内部に被圧縮物を収納し、しかもヒンジ機構及び着脱機構を介して水平方向に開閉可能な2分割された開閉部及び固定部を備えた容器と、
前記容器の固定部が取付けブラケットを介して取付けられ、該容器の中央位置上に上部が配置された固定フレームと、
前記固定フレームに取付けられ、一方向クラッチを備え、手動レバーの往復回動動作によって下降する圧縮ロッドを備えた圧縮機構と、
前記圧縮ロッドの下部に設けられ、前記容器内の前記被圧縮物を押圧する圧縮部材と、
前記容器の直上に設けられ、前記被圧縮物に当接することにより該被圧縮物の上昇を防止する着脱可能な押さえ機構と、
前記一方向クラッチを解除した場合に、前記圧縮ロッドを上昇させる手動ハンドルとを有し、しかも、前記押さえ機構を装着した状態で、前記圧縮部材が前記押さえ機構の上方まで上昇し、
更に、前記容器の固定部は、平面視して半円状の側部と該側部の下端に取付けられた円板状の第1の底板とを備え、前記容器の開閉部は、平面視して半円状の側部と該側部の下端に取付けられた円板状の第2の底板とを備え、前記開閉部が閉じた状態で、前記第2の底板が上になって、前記第2の底板と前記第1の底板が上下に重なることを特徴とする手動式の圧縮装置。 - 請求項1記載の圧縮装置において、前記圧縮部材は上側に沿って細くなった円錐台状に形成されていることを特徴とする圧縮装置。
- 請求項1又は2記載の圧縮装置において、前記押さえ機構は、前記圧縮部材を中心にして所定の平行間隔を保持して配置された一対の押さえ棒を備えていることを特徴とする圧縮装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧縮装置において、前記固定フレームの一側の下端部にはキャスターが設けられていることを特徴とする圧縮装置。
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