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JP4521722B2 - プラント操作制御システム - Google Patents
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JP4521722B2 - プラント操作制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、プラント機器の操作を行うプラント操作制御システムに係り、特に原子力プラントの安全系設備に対する運転操作のように操作信号を誤りなく伝送する必要の有る高信頼性が要求される伝送システムに関するものである。
従来、原子力プラント安全施設制御装置における通常運転機能に関する部分を、安全機能に関する部分から分離することにより、少なくとも通常運転機能の部分についての厳しい管理と検査を不要にする原子力プラント安全施設制御装置がある。この装置では、原子力プラントの通常運転機能と安全機能を共有する原子力プラント安全施設制御装置において、通常運転機能を制御する通常運転機能制御装置と、この通常運転機能制御装置から独立して設けられ、安全機能を制御する安全機能制御装置と、通常機能制御装置および安全機能制御装置からの出力信号を受信して、安全機能制御装置の出力信号を優先して原子力プラントに制御信号として出力する信号優先装置とが設けられている(特許文献1参照)。
特開平7−167987号公報(請求項1)
従来の技術では、安全機能制御装置からの出力(Start又はStop)がある場合には常に安全機能制御装置からの操作信号が優先され、安全機能制御装置からの出力がない場合については通常運転機能制御装置からの出力がプラント側へ伝達されるというロジックとなっている。したがって、安全機能制御装置からの出力が無い場合には、通常運転機能制御装置からの出力がそのまま伝達されるため、通常運転機能制御装置が誤信号を発信した場合にはこれを防止することが出来ない。原子力プラントの操作器の場合には、常時操作信号を出し続けるのではなく、操作が行われた場合だけ操作信号が伝送されるのであるから、通常は安全機能制御装置からの出力はないため、従来の技術では通常運転機能制御装置から悪影響を受ける可能性がある。また、安全機能制御装置から常時いずれかの信号を出力するように制御回路を構成した場合には、通常運転機能制御装置からは操作を行うことができないこととなる。
この発明は上記のような課題を解消するためになされたものであり、計算機化されたプラント操作制御システムにおいて、常用系の監視操作プロセッサ(中央制御装置)によって誤信号〔操作信号〕を発信(伝送)しないプラント操作制御システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、特許請求の範囲に記載された各発明は、プラント操作制御システムおよびその中央制御装置として、それぞれ以下の(1)〜(5)に述べる各手段を採用したものである。
(1)第1の手段は、プラント機器に対する操作信号を出力する中央制御装置と、前記操作信号を格納する第1のメモリを備え、第1のメモリ内に格納された前記操作信号を含む格納情報を伝送路を介して伝送する第1の伝送制御装置と、前記伝送路を介して前記格納情報を受信し、前記格納情報を格納する第1のメモリと同様の構造を有する第2のメモリを備えた第2の伝送制御装置と、第2の伝送制御装置から前記操作信号を受け取り前記プラント機器を制御する計装制御装置とを備えたプラント操作制御システムであって、
前記中央制御装置がその演算周期毎に前記第1の伝送制御装置に出力できる前記操作信号の数を1つに限定するとともに、
前記第1及び第2のメモリ内に格納される前記格納情報は、少なくとも、前記中央制御装置の演算周期毎に格納制御部によって更新される前部インクリメントカウンタと、運転員の操作があった場合に前記格納制御部によって更新される操作信号カウンタと、運転員の操作があった場合に前記中央制御装置から出力され前記格納制御部によって格納される前記操作信号と、運転員の操作がなかった場合には前記前部インクリメントカウンタの更新の後に前記中央制御装置の演算周期毎に前記格納制御部によって更新され、運転員の操作があった場合には前記前部インクリメントカウンタ、前記操作信号カウンタ及び前記操作信号の更新の後に前記中央制御装置の演算周期毎に前記格納制御部によって更新される後部インクリメントカウンタと、を有することを特徴とする。
(2)第2の手段に係るプラント操作制御システムは、前記の第1の手段において、前記第1及び第2のメモリ内に格納される前記格納情報は、前記操作信号カウンタと前記操作信号との合計値を有することを特徴とする。
(3)第3の手段に係るプラント操作制御システムは、前記の第1又は第2の手段において、前記第1及び第2のメモリ内に格納される前記操作信号として、前記中央制御装置から前回以前に出力された操作信号を有することを特徴とする。
(4)第4の手段に係るプラント操作制御システムは、前記の第1から第3のいずれかの手段において、前記第1及び第2のメモリ内に格納される前記格納情報は、前記第1及び第2のメモリ内の前記格納情報が格納されるメモリエリアの最初と最後に、前記インクリメントカウンタを有することを特徴とする。
(5)第5の手段は、前記の第1から第4のいずれかの手段において、
操作イベント受付処理に対応する 画面のID番号と、画面表示処理に対応する画面のID番号とを比較し、一致すれば操作信号を生成することを特徴とする。
特許請求の範囲に記載の各請求項に係る発明は、上記の(1)〜(5)に記載の各手段を採用しているので、それぞれ以下のような効果を有する。
(1)請求項1に記載の発明は上記第1の手段を採用しているので、インクリメントカウンタの値が1だけしか増加していないにもかかわらず、操作信号カウンタの値が2以上増加していた場合には、中央制御装置、伝送制御装置又は伝送路の故障により誤った信号が送信されていることが検知できる。このようにして、常用系の監視操作プロセッサ(中央制御装置)によっても、誤信号(操作信号)を発信(伝送)することのないプラント操作制御システムを提供することができる。
(2)請求項2に記載の発明は上記第2の手段を採用しているので、請求項1に記載の発明の効果に加えて、受信側の第1の伝送制御装置において、各々の合計値が一致しない場合には、送信側の中央制御装置、第1の伝送制御装置又は伝送路が異常であり操作信号が誤った信号であることが検知できる。
(3)請求項3に記載の発明は上記第3の手段を採用しているので、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、中央制御装置から前回以前に出力された操作信号を格納することができ、中央制御装置が操作信号を第1のメモリに書き込むタイミングよりも計装制御装置が第2のメモリの操作信号を読みに行くタイミングが遅れても、計装制御装置は操作信号を漏れなく取得することができる。
(4)請求項4に記載の発明は上記第4の手段を採用しているので、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、最初と最後のインクリメントカウンタを比較することで、中央制御装置が所定の演算周期処理(操作信号出力処理)を終了していないことを確認することができ、操作信号の情報の同時性を確認することができる。
(5)請求項5に記載の発明は、上記第5の手段を採用しており、中央制御装置の内部で、操作イベント受付処理と画面の表示処理との処理間で画面番号の確認を行うことにしたので、中央制御装置の内部処理の健全性を自己診断することができ、誤った操作信号をプラント機器に送信することが防止される。
以下、本発明の各実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係るプラント操作制御システムを、図1、図2、図3に基づき説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るプラント操作制御システムを示す構成図、図2は、本発明の第1の実施の形態おける中央制御装置及び第1の伝送制御装置を示すブロック構成図、図3は、本発明の第1の実施の形態における計装制御装置への第2の伝送制御装置を示すブロック構成図である。
図1に図示のように、本発明の第1の実施の形態に係るプラント操作制御システムは、プラント機器を操作するための操作信号を出力する中央制御装置10aと、中央制御装置10aからの操作信号を受けて各種のプラント機器に操作信号を出力する計装制御装置20と、中央制御装置10aと伝送路30とを接続する第1の伝送制御装置11と、計装制御装置20と伝送路30とを接続する第2の伝送制御装置21とにより構成されている。なお、図1では説明の簡略化のため、中央制御装置10a及び計装制御装置20が、各々1台接続されているシステムを示したが、一般的に各々複数台接続されている。
中央制御装置10aに接続された第1の伝送制御装置11は、伝送する信号を格納する第1のメモリ41を備えており、この第1のメモリ41内には、中央制御装置10aから送信される操作信号を含む格納情報の格納エリアとして第1の各メモリエリア42〜47が割り当てられている。また、計装制御装置20に接続された第2の伝送制御装置21は、伝送された信号を格納する第2のメモリ51を備えており、この第2のメモリ51内には、第1の伝送制御装置11から送信される操作信号を含む格納情報の格納エリアとして第2の各メモリエリア52〜57が割り当てられている。なお、第1の伝送制御装置内11の第1のメモリ41と第2の伝送制御装置21内の第2のメモリ51とは、同一の格納構造(ネットワーク装置の共有メモリ)となっている。
そして、第1の伝送制御装置11、第2の伝送制御装置21並びに伝送路30は、サイクリック伝送方式のネットワーク装置を形成しており、中央制御装置10aと計装制御装置20との間で信号を送受信するにあたって、第1の伝送制御装置11、第2の伝送制御装置21内の第1のメモリ41、第2のメモリ51に格納された情報を定期的かつシーケンシャルに伝送路30を通して伝送している。
次に、図2に図示のように、中央制御装置10aは、運転員が操作を行う操作部101と、操作部101からの操作内容に対応した操作信号を生成する操作信号生成部102aと、中央制御装置10aが演算を行う周期毎に操作信号生成部102aで生成した操作信号を第1の伝送制御装置11に出力する操作信号出力部103とにより構成されている。
第1の伝送制御装置11は、操作信号の格納を制御する格納制御部111と、中央制御装置10aと計装制御装置20の間で送受信する信号を格納する第1のメモリ41と、所定伝送タイミング毎に第1のメモリ41内の格納情報を伝送路30を介して図1に図示の計装制御装置20へ伝送する伝送部112を備えている。
第1のメモリ41には、中央制御装置10aからの操作信号を含む格納情報の格納エリアとして第1の各メモリエリア42〜47が割り当てられている。すなわち、第1の前部(最初)インクリメントカウンタメモリエリア42には、操作信号に加えて中央制御装置10aが演算を行う周期ごとに更新するインクリメントカウンタが格納され、第1の装置番号メモリエリア43には中央制御装置10aの装置番号が格納され、第1の操作信号カウンタメモリエリア44には中央制御装置10aから新たな操作信号が出力される毎にカウントされる操作信号カウンタが格納され、第1の操作信号メモリエリア45には操作信号(操作信号N、N−1、N−2)が格納され、第1の合計値メモリエリア46には第1の操作信号カウンタメモリエリア44と第1の操作信号メモリエリア45の値の合計値が格納され、第1の後部(最後)インクリメントカウンタメモリエリア47には第1の前部インクリメントカウンタメモリエリア42と同様のインクリメントカウンタが格納される。
そして、図3に図示のように、第2の伝送制御装置21は、図1に図示の第1の伝送制御装置11からのメモリ情報を伝送路30を介して受信する受信部121と、第1の伝送制御装置11と計装制御装置20の間で送受信する信号を格納する第2のメモリ51を備えている。
第2のメモリ51には、第1の伝送制御装置11から伝送される操作信号を含む格納情報の格納エリアとして第2の各メモリエリア52〜57が割り当てられている。すなわち、第2の前部インクリメントカウンタメモリエリア52には、操作信号に加えて中央制御装置10aが演算を行う周期ごとに更新するインクリメントカウンタが格納され、第2の装置番号メモリエリア53には中央制御装置10aの装置番号が格納され、第2の操作信号カウンタメモリエリア54には新たな操作信号が出力される毎にカウントされる操作信号カウンタが格納され、第2の操作信号メモリエリア55には操作信号(操作信号N、N−1、N−2)が格納され、第2の合計値メモリエリア56には第2の操作信号カウンタメモリエリア54と55の値の合計値が格納され、第2の後部インクリメントカウンタメモリエリア57には第2の前部インクリメントカウンタメモリエリア52と同様のインクリメントカウンタが格納される。
次に、図1〜図3に基づき、本発明の第1の実施の形態における動作について説明する。運転員がプラント機器を操作するために中央制御装置10aの操作部101を操作すると、操作信号生成部102aは、操作部101からの操作内容に対応した操作信号を生成し、操作信号出力部103に出力する。操作信号出力部103は、操作信号生成部102aで生成した操作信号を、中央制御装置10aが演算する周期毎に第1の伝送制御装置11に出力する。ここで、中央制御装置10aが各演算周期毎に操作信号出力部103から出力できる操作信号の数を1つだけに限定する。
第1の伝送制御装置11の格納制御部111は、中央制御装置10aの演算周期毎に、中央制御装置10aからの操作信号の情報を、第1のメモリ41内の第1の各メモリエリア42〜47に格納する。すなわち、格納制御部111は、第1の前部インクリメントカウンタメモリエリア42に対して、中央制御装置10aが演算を行う周期毎(つまり、中央制御装置10aから第1の伝送制御装置11に信号が出力される毎)に更新されるインクリメントカウンタを格納する。また、第1の装置番号メモリエリア43には中央制御装置10aの装置番号を格納し、第1の操作信号カウンタメモリエリア44には中央制御装置10aから新たな操作信号が出力される毎に更新する操作信号カウンタを格納する。
そして、格納制御部111は、第1の操作信号メモリエリア45に、操作信号出力部103から出力される操作信号を格納する。この時、中央制御装置10aの各演算周期毎に出力される操作信号の数は1つだけに限定されており、その時の新たな操作信号Nがあればこの操作信号Nを第1の操作信号メモリエリア45の最初のメモリエリアに格納する。また、第1の操作信号メモリエリア45は、例えば2つのバッファエリアが設けられており、前回出力された操作信号N−1を最初から2番目のメモリエリアに、前々回の操作信号を最初から3番目のメモリエリアに格納し、新しい操作信号が送られてくる毎に順々に後方のメモリエリアに移行するように構成されている。
更に、格納制御部111は、第1の操作信号カウンタメモリエリア44の操作信号カウンタと第1の操作信号メモリエリア45の操作信号の値の合計を計算して、第1の合計値メモリエリア46に格納し、第1の後部インクリメントカウンタメモリエリア47に第1の前部インクリメントカウンタメモリエリア42と同値のインクリメントカウンタを格納して周期処理を終える。
すなわち、第1の伝送制御装置11は、中央制御装置10aの演算周期毎にインクリメントカウンタ42を更新し、運転員の操作があった場合には、第1の操作信号カウンタメモリエリア44の操作信号カウンタ、第1の操作信号メモリエリア45の操作信号、第1の合計値メモリエリア46の合計値を更新するとともに、処理の最後に第1の後部インクリメントカウンタメモリエリア47に同じインクリメントカウンタを格納して周期処理を終える。したがって、第1の前部インクリメントカウンタメモリエリア42と第1の後部インクリメントカウンタメモリエリア47は周期の演算が終わった時点では同じ値となり、操作信号の入力の有る無しに関わらず、第1の前部インクリメントカウンタメモリエリア42と第1の後部インクリメントカウンタメモリエリア47は更新されることとなる。一方、第1の装置番号メモリエリア43から第1の合計値メモリエリア46は操作の入力があった場合にのみ更新される。
第1のメモリ41の第1の各メモリエリア42〜47に書き込まれた操作信号の情報は、伝送部112により、伝送路30を介して、計装制御装置20の第2の伝送制御装置21に所定の伝送タイミングによりサイクリック伝送される。第2の伝送制御装置21の受信部121は、伝送路30を介して中央制御装置10aからのメモリ情報を受信すると、第2のメモリ51内の第2の各メモリエリア52〜57に格納する。ここで、第2のメモリ51の第2の各メモリエリア52〜57には、第1のメモリ41の第1の各メモリエリア42〜47に対応した情報が格納される。
計装制御装置20は、計装制御装置20の演算周期毎に、第2の伝送制御装置21の第2のメモリ51を読み出しに行く。ここで、計装制御装置20は、第2の操作信号カウンタメモリエリア54の操作信号カウンタを確認し、ここが更新されている場合は、前回確認時の操作信号カウント値と今回確認した操作信号カウント値の差分だけ新たな操作信号が書き込まれたと判断し、操作信号が格納されている第1の操作信号メモリエリア45から該当する新規の操作信号を読み込む。例えば、図3において、第2の操作信号カウンタメモリエリア54の操作信号カウンタが前回確認時より2つ更新されている場合、第2の操作信号メモリエリア55から操作信号Nと操作信号N−1を読み込む。
以上のように本発明の第1の実施の形態に係るプラント操作制御システムによれば、中央制御装置10aが各演算周期に第1の伝送制御装置11に出力できる操作信号の数を1つだけに限定したので、第1の前部インクリメントカウンタメモリエリア42のインクリメントカウンタの値が1だけしか増加していないにもかかわらず、第1の操作信号カウンタメモリエリア44の操作信号カウンタの値が2以上増加していた場合には、中央制御装置10a、第1の伝送制御装置11又は伝送路30の故障により誤った信号が送信されていることが検知できる。
また、この本発明の第1の実施の形態では、中央制御装置10aの第1の伝送制御装置11において、第1の操作信号カウンタメモリエリア44の操作信号カウンタの値と第1の操作信号メモリエリア45の操作信号の合計値をあらかじめ計算して第1の合計値メモリエリア46に格納して伝送するようにしているため、受信側の第2の伝送制御装置21で第2の操作信号カウンタメモリエリア54と第2の操作信号メモリエリア55の値を合計した値が第2の合計値メモリエリア56と一致しない場合には、送信側の中央制御装置10a、第1の伝送制御装置11又は伝送路30が異常であり操作信号が誤った信号であることが検知できる。
また、この本発明の第1の実施の形態では、第1の操作信号メモリエリア45、第2の操作信号メモリエリア55にバッファエリアを設けているので、中央制御装置10aから前回以前に出力された操作信号を格納することができ、中央制御装置10aが操作信号を第1のメモリ41に書き込むタイミングよりも計装制御装置20が第2のメモリ51の操作信号を読みに行くタイミングが遅れても、計装制御装置20は操作信号を漏れなく取得することができる。
更に、本発明の第1の実施の形態では、中央制御装置10aから伝送される操作信号情報の最初と最後にインクリメントカウンタを挿入したので、両インクリメントカウンタを比較することで、中央制御装置10aが所定の演算周期処理(操作信号出力処理)を終了していないことを確認することができ、操作信号の情報の同時性を確認することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るプラント操作制御システムを、図4、図5に基づき説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態におけるプラント操作制御システムの中央制御装置の構成を示すブロック図、図5は、本発明の第2の実施の形態における中央制御装置の内部処理を示すフローチャートである。
本発明の第1の実施の形態では、送信側の中央制御装置と受信側の計装制御装置側との操作信号の伝送方式により誤信号を検知して信頼性を確保するプラント操作制御システムについて説明したが、本発明の第2の実施の形態では、送信側の中央制御装置の信頼性を高めることで、誤った操作信号がプラントに影響を与える可能性をさらに排除するようにする。
図4に図示のように、中央制御装置10bは、運転員が操作を行うタッチパネルやキーボード等の操作部101と、操作部101からの操作内容に応じてプラント機器の操作イベントを受け付ける操作イベント受付処理部110と、この操作イベントに基づいて操作信号を生成する操作信号生成部102bと、運転員が監視操作する操作画面104を制御する画像処理部105と、操作信号生成部102bで生成した操作信号を本発明の第1の実施の形態に記載の第1の伝送制御装置11に出力する操作信号出力部103とにより構成されている。
図5に図示のように、ステップS11は、操作イベントを受け付ける処理であり、運転員がタッチパネル等の操作部101を操作して入力した操作内容に応じて、操作イベント受付処理部110がプラント機器の操作イベントを受け付ける。またそれと同時に、操作イベント受付処理部110は、当該操作イベントに含まれる画面のID番号(ID#1)を読み出す。ステップS21は、操作イベント受付処理部110が操作イベントに含まれる画面のID番号(ID#1)を操作信号生成部102bに出力する処理である。
ステップS31は、画像処理部105が現在表示中の監視操作画面104のID番号(ID#2)を操作信号生成部102bに出力する処理である。
さらに、ステップS41は、操作信号生成部102bにおいて、前記ID番号であるID#1とID#2との同一性をチェックする処理であり、ステップS51は、ID#1とID#2が一致した場合に操作信号を生成する処理である。ステップS61はID#1とID#2が一致しない場合にエラー出力を行う処理である。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るプラント操作制御システムの動作について説明する。運転員が監視操作画面104を用いて操作を行う場合、操作を行うためのプラント機器は操作画面104上にあるはずである。したがって、運転員の操作に基づいて操作イベントを受け付ける処理と画面を表示する処理の双方から、表示中の画面番号を受信すればそれらは同じ画面番号となることから、ステップS11で操作イベント受付処理を行った後、ステップS21で操作イベントに含まれる画面のID番号を出力しこれをID#1とし、ステップS31で現在表示中の画面のID番号を画面制御処理から出力しこれをID#2として、ステップS41でこれらを比較することで中央制御装置10b内部の処理が健全であるかどうかを確認する。ステップS41でID#1とID#2の一致が確認できれば、中央制御装置10bは健全であると見なしてステップS51で操作信号を生成する。ステップS41でID#1とID#2が一致しなければ、中央制御装置10b内部の処理は一部が故障しているとみなしてステップS61のエラー出力をおこなう。
以上のように本発明の第2の実施の形態に係るプラント操作制御システムによれば、中央制御装置10bの内部で、操作イベント処理と画面の表示処理との処理間で画面番号の確認を行うことにしたので、中央制御装置10bの内部処理の健全性を自己診断することができ、誤った操作信号をプラント機器に送信することが防止される。
本発明の第1の実施の形態に係るプラント操作制御システムを示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態おける中央制御装置及び第1の伝送制御装置を示すブロック構成図である。 本発明の第1の実施の形態における計装制御装置への第2の伝送制御装置を示すブロック構成図である。 本発明の第2の実施の形態におけるプラント操作制御システムの中央制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における中央制御装置の内部処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10a、10b 中央制御装置
11 第1の伝送制御装置
20 計装制御装置
21 第2の伝送制御装置
30 伝送路
41 第1のメモリ
51 第2のメモリ
42〜47 第1の各メモリエリア
52〜57 第2の各メモリエリア
101 操作部
102a、102b 操作信号生成部
103 操作信号出力部
104 操作画面
105 画像処理部
110 操作イベント受付処理部
111 格納制御部
112 伝送部
121 受信部

Claims (5)

  1. プラント機器に対する操作信号を出力する中央制御装置と、前記操作信号を格納する第1のメモリを備え、第1のメモリ内に格納された前記操作信号を含む格納情報を伝送路を介して伝送する第1の伝送制御装置と、前記伝送路を介して前記格納情報を受信し、前記格納情報を格納する第1のメモリと同様の構造を有する第2のメモリを備えた第2の伝送制御装置と、第2の伝送制御装置から前記操作信号を受け取り前記プラント機器を制御する計装制御装置とを備えたプラント操作制御システムであって、
    前記中央制御装置がその演算周期毎に前記第1の伝送制御装置に出力できる前記操作信号の数を1つに限定するとともに、
    前記第1及び第2のメモリ内に格納される前記格納情報は、少なくとも、前記中央制御装置の演算周期毎に前記第1の伝送制御装置内の格納制御部によって更新される前部インクリメントカウンタと、前記中央制御装置の演算周期毎に運転員の操作があった場合に前記格納制御部によって更新される操作信号カウンタと、前記中央制御装置の演算周期毎に運転員の操作があった場合に前記中央制御装置から出力され前記格納制御部によって格納される前記操作信号と、運転員の操作がなかった場合には前記前部インクリメントカウンタの更新の後に前記中央制御装置の演算周期毎に前記格納制御部によって更新され、運転員の操作があった場合には前記前部インクリメントカウンタ、前記操作信号カウンタ及び前記操作信号の更新の後に前記中央制御装置の演算周期毎に前記格納制御部によって更新される後部インクリメントカウンタと、を有することを特徴とするプラント操作制御システム。
  2. 前記第1及び第2のメモリ内に格納される前記格納情報は、前記操作信号カウンタと前記操作信号との合計値を有することを特徴とする請求項1に記載のプラント操作制御システム。
  3. 前記第1及び第2のメモリ内に格納される前記操作信号として、前記中央制御装置から前回以前に出力された操作信号を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプラント操作制御システム。
  4. 前記第1及び第2のメモリ内に格納される前記格納情報は、前記第1及び第2のメモリ内の前記格納情報が格納されるメモリエリアの最初と最後に、前記インクリメントカウンタを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプラント操作制御システム。
  5. 前記中央制御装置は、操作イベント受付処理に対応する画面のID番号と、画面表示処理に対応する画面のID番号とを比較し、一致すれば操作信号を生成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のプラント操作制御システム。
JP2004359698A 2004-12-13 2004-12-13 プラント操作制御システム Expired - Lifetime JP4521722B2 (ja)

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