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JP4523476B2 - 雑音除去装置および雑音除去装置用プログラム - Google Patents
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JP4523476B2 - 雑音除去装置および雑音除去装置用プログラム - Google Patents

雑音除去装置および雑音除去装置用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、映像信号等の画像に含まれる雑音を低減する雑音除去装置および雑音除去装置用プログラムに関する。
画像から雑音を除去する装置および方法は、数多く存在する。例えば、画素とその垂直方向の隣接画素との差を求め、それをk倍したものを当該画素から減算する手法がある(例えば、特許文献1参照)。この手法は、求めた差が小さい場合には雑音成分である確率が高いのでkの値を大きくし、求めた差が大きい場合には画像成分である確率が高いのでkの値を小さくするものである。
また、複数の雑音除去フィルタ、および画像の水平エッジと垂直エッジとを検出する手段を設け、水平のエッジでは水平方向の平滑化、垂直エッジでは垂直方向の平滑化を行って画像の雑音を軽減する手法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−184225号公報(第1頁、図1) 特開平9−200579号公報(第1頁、図1)
しかしながら、従来技術には次のような課題がある。従来の雑音除去方法は、画像の局所的な性質に依存して、異なる特性を持つフィルタによって雑音を軽減している。しかし、局所的な性質の検出精度が粗いため、判定の失敗、あるいは判定とフィルタとの不整合に起因して、画像成分と雑音成分との分離が不完全なことがあった。このため、雑音除去によって、新たな妨害が発生するなどの問題があった。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、画像と雑音を効率よく分離し、雑音成分だけを減衰させることのできる雑音除去装置を得ることを目的とする。
本発明に係る雑音除去装置は、入力画像信号に含まれる雑音を除去することにより出力画像信号を生成する雑音除去装置であって、入力画像信号を記憶する入力画像バッファと、出力画像信号を記憶する出力画像バッファと、雑音除去処理中の中間画像信号を記憶する中間画像バッファと、入力画像バッファから所定位置および所定サイズにより特定される所定ブロックの画像信号を入力画像ブロックデータとして読み出す第1の入力読出し手段と、入力画像バッファから所定ブロックおよび所定ブロックの近傍を含む画像信号を参照データとして読み出す第2の入力読出し手段と、出力画像バッファから所定ブロックの画像信号を出力画像ブロックデータとして読み出す出力読出し手段と、入力画像ブロックデータと出力画像ブロックデータとの差信号の大きさを所定値と比較する比較手段と、参照データの中から入力画像ブロックデータと相関するブロックデータを検索ブロックデータとして検索する検索手段と、出力画像ブロックデータおよび検索ブロックデータを入力し、比較手段による比較結果に基づいて、差信号の大きさが所定値以下の場合には、出力画像ブロックデータを出力画像ブロック更新データとして選択し、差信号の大きさが所定値よりも大きい場合には、検索ブロックデータを出力画像ブロック更新データとして選択する切替え手段と、切替え手段で選択された出力画像ブロック更新データを雑音除去処理中の中間画像信号として中間画像バッファに書き込む中間書込み手段と、中間画像バッファに蓄積された出力画像ブロック更新データをスケーリングする乗算手段と、スケーリングされた出力画像ブロック更新データを出力画像バッファに書き込む出力書込み手段と、複数の所定位置に対して所定サイズを有する複数の所定ブロックの設定を順次行い、複数の所定ブロックのそれぞれに対応した複数の出力画像ブロック更新データにより出力画像バッファに蓄積された出力画像を更新するように統括制御する制御手段とを備えたものである。
また、本発明に係る雑音除去装置用プログラムは、入力画像信号に含まれる雑音を除去することにより出力画像信号を生成する雑音除去装置用のプログラムであって、コンピュータを、入力画像信号を記憶する入力画像バッファから所定位置および所定サイズにより特定される所定ブロックの画像信号を入力画像ブロックデータとして読み出す第1の入力読出し手段と、入力画像バッファから所定ブロックおよび所定ブロックの近傍を含む画像信号を参照データとして読み出す第2の入力読出し手段と、出力画像信号を記憶する出力画像バッファから所定ブロックの画像信号を出力画像ブロックデータとして読み出す出力読出し手段と、入力画像ブロックデータと出力画像ブロックデータとの差信号の大きさを所定値と比較する比較手段と、参照データの中から入力画像ブロックデータと相関するブロックデータを検索ブロックデータとして検索する検索手段と、出力画像ブロックデータおよび検索ブロックデータを入力し、比較手段による比較結果に基づいて、差信号の大きさが所定値以下の場合には、出力画像ブロックデータを出力画像ブロック更新データとして選択し、差信号の大きさが所定値よりも大きい場合には、検索ブロックデータを出力画像ブロック更新データとして選択する切替え手段と、切替え手段で選択された出力画像ブロック更新データを雑音除去処理中の中間画像信号として中間画像バッファに書き込む中間書込み手段と、中間画像バッファに蓄積された出力画像ブロック更新データをスケーリングする乗算手段と、スケーリングされた出力画像ブロック更新データを出力画像バッファに書き込む出力書込み手段と、複数の所定位置に対して所定サイズを有する複数の所定ブロックの設定を順次行い、複数の所定ブロックのそれぞれに対応した複数の出力画像ブロック更新データにより出力画像バッファに蓄積された出力画像を更新するように統括制御する制御手段として機能させるものである。
本発明によれば、画像の局所的な相関を多方向に検出し、最も相関の高い方向を利用して雑音の除去を行うことにより、画像と雑音を効率よく分離し、雑音成分だけを減衰させることのできる雑音除去装置および雑音除去装置用プログラムを得ることができる。
以下、本発明の雑音除去装置および雑音除去装置用プログラムの好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。本発明の雑音除去装置および雑音除去装置用プログラムは、ブロックサイズを徐々に小さくしながら、歪み(入力画像と出力画像の差)が大きい部分だけを近隣のデータと置き換える処理を繰り返すことによって、大きな歪みを導入することなく雑音を除去することを特徴とする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における雑音除去装置の構成図である。図1において、入力画像バッファ100は、入力画像信号を蓄積するバッファである。第1の入力読出し手段101は、入力画像バッファ100に接続され、所定位置および所定サイズにより特定される所定ブロックの画像信号を入力画像ブロックデータとして読み出す。
第2の入力読出し手段102は、入力画像バッファ100に接続され、第1の入力読出し手段101で読み出される所定ブロックと同じ所定ブロックおよびその近傍の入力画像データを参照データとして読み出す。
出力画像バッファ103は、出力画像信号を保存するバッファである。出力読出し手段104は、出力画像バッファ103に接続され、第1の入力読出し手段101で読み出される所定ブロックと同じ所定ブロックの画像信号を、出力画像ブロックデータとして読み出す。比較手段105は、同一の所定ブロックに対して、第1の入力読出し手段101で読み出された入力画像ブロックデータと、出力読出し手段104で読み出された出力画像ブロックデータとを入力とし、両者の差分を所定値Dと比較する。
検索手段106は、第2の入力読出し手段102で読み出された参照データの中から、第1の入力読出し手段101で読み出された入力画像ブロックデータを最もよく近似するデータ(すなわち、最も相関の高いデータ)を検索ブロックデータとして検索する。切替え手段107は、比較手段105による比較結果に基づいて、出力読出し手段104の出力である出力画像ブロックデータ、あるいは検索手段106の出力である検索ブロックデータのいずれかを選択し、選択したデータを出力画像ブロック更新データとして出力する。
中間書込み手段108は、切替え手段107によって選択された出力画像ブロック更新データを雑音除去処理中の中間画像信号として書き込むための手段である。中間画像バッファ109は、中間書込み手段108により書き込まれた出力画像ブロック更新データを蓄積するバッファである。
乗算手段110は、中間画像バッファ109に蓄積された出力画像ブロック更新データに対して所定値を乗算してスケーリングを行う手段である。出力書込み手段111は、乗算手段110でスケーリングされた出力画像ブロック更新データを出力画像バッファ103に書き込むことにより、出力画像の更新を行う。
さらに、制御手段112は、第1の入力読出し手段101、第2の入力読出し手段102、出力読出し手段104の各読出し手段と、中間書込み手段108、出力書込み手段111の各書込み手段とに接続され、所定ブロックを規定する所定位置および所定サイズの決定、あるいは演算処理のタイミングを統括制御する。
次に、雑音除去を行うプログラムに相当する擬似コードを参照しながら、図1の雑音除去装置の動作について説明する。図2は、本発明の実施の形態1における雑音除去装置の動作を記述するコードである。Vは出力画像バッファ103に蓄積された出力画像データ、Cは中間画像バッファ109に蓄積された中間画像データにそれぞれ対応する。また、Nはブロックの大きさ、Kはブロックのオーバーラップの数(すなわち、後述する位相の数に相当する)、Lはブロックの数である。
また、添字jは、1〜Kの位相種別を表し、添字iは、1〜Lの所定ブロックを表している。そして、ViNφ(j)は、位相j、ブロックiに対応する出力画像ブロックデータであり、N×N画素分の要素を有している。BiNφ(j)は、位相j、ブロックiに対応する入力画像ブロックデータであり、N×N画素分の要素を有している。さらに、RiNφ(j)は、位相j、ブロックiに対応する検索ブロックデータであり、N×N画素分の要素を有している。
まず、入力画像バッファ100は、入力画像を記憶し、出力画像バッファ103の値Vは、0に初期化される(図2の1行目)。次に、第1の入力読出し手段101と出力読出し手段104は、それぞれ、入力画像バッファ100と出力画像バッファ103から、位相j、所定ブロックiに対応する画像ブロックデータを順次読み出す。このブロックの大きさをN(画素)×N(画素)とする。ただし、必ずしも正方である必要はない。
ここで、Nの初期値をNmaxとする(図2の1行目)。VGAサイズ(640×480画素)程度の入力画像の場合、Nmaxの典型的な値は、32〜64である。Nを初期化した後、中間画像バッファ109の値Cを0に初期化する(図2の3行目)。
次に、第1の入力読出し手段101の出力である位相j、ブロックiにおける入力画像ブロックデータBiNφ(j)と、出力読出し手段104の出力である位相j、ブロックiにおける出力画像ブロックデータViNφ(j)が、比較手段105に入力され、その差信号の大きさが所定値Dと比較される(図2の6行目)。
ここで、差信号の大きさは、例えば、BiNφ(j)とViNφ(j)2つの画像ブロックデータの対応する各画素の差信号の絶対値の総和、あるいは差信号の自乗である電力の総和を画素数N×Nで割った値として算出することができる。
この差信号の大きさをdとした場合に、比較手段105は、比較結果がd>Dであれば、切替え手段107の入力信号を検索手段106の出力である検索ブロックデータRiNφ(j)に接続する。一方、比較手段105は、比較結果がd≦Dならば、切替え手段107の入力信号を出力読出し手段104の出力である出力画像ブロックデータViNφ(j)に接続する。
このようにして、切替え手段107は、差信号の大きさが所定値Dよりも小さい場合には、出力読出し手段104の出力である出力画像ブロックデータViNφ(j)をそのまま出力し、差信号の大きさが所定値D以上である場合には、出力画像ブロックデータViNφ(j)の代わりに検索手段106の出力である検索ブロックデータRiNφ(j)を出力し、中間書込み手段108に転送する(図2の7〜8行目)。
ここで、検索手段106からの出力である検索ブロックデータRiNφ(j)について説明する。入力画像バッファ100からは、第1の入力読出し手段101によって、位相j、ブロックiに対応する入力画像ブロックデータBiNφ(j)が読み出されるとともに、第2の入力読出し手段102によって、入力画像ブロックデータBiNφ(j)とともに、その周辺のデータが読み出される。
第2の入力読出し手段102によって読み出されたデータは、参照データとして検索手段106に与えられる。検索手段106は、第1の入力読出し手段101から与えられる入力画像ブロックデータBiNφ(j)を最もよく近似するデータ(すなわち、最も相関の高いデータ)を、第2の入力読出し手段102から与えられる参照データの中から検索し、その結果を検索ブロックデータRiNφ(j)として切替え手段107に出力する。
ここで、検索手段106は、相関の尺度として、先の比較手段105と同様に、差信号の絶対値の総和、あるいは差信号の自乗である電力の総和を画素数N×Nで割った値を用いることができ、この値が最も小さいものを検索ブロックデータRiNφ(j)として抽出する。
また、検索手段106による検索処理は、第1の入力読出し手段101によって読み出された入力画像ブロックデータと一致する位置とその近傍を除いて行われる。この処置がなければ、検索は、常に自分自身(第1の入力読出し手段101によって読み出された入力画像ブロックデータそのもの)を検索ブロックデータRiNφ(j)として出力し、図1の雑音除去装置は、雑音除去の機能を果たすことができない。
図3は、本発明の実施の形態1における雑音除去装置の検索手段106による検索範囲を示す概念図であり、所定ブロックからの距離が1画素以下の領域を除外して検索する場合の検索範囲を示している。図3は、1つの所定ブロックのサイズを8×8画素とした場合に、その8×8画素のブロックの左上の画素に対する検索の方向と距離を矢印で示している。
ブロック内の他の画素についても、同じベクトルを用いて全画素に対してブロック単位の検索が行われる。すなわち、図3の例では、8×8の全64画素における矢印で示された16パターンに対して、差信号の絶対値の総和、あるいは差信号の自乗である電力の総和を画素数N×Nで割った値を求めることとなる。そして、それらの中から最も値が小さいものを、最もよく入力画像ブロックデータと相関しているデータとして選択し、検索ブロックデータRiNφ(j)を得る。
先に述べたように、切替え手段107は、比較手段105による比較結果に基づいて、出力読出し手段104の出力である出力画像ブロックデータViNφ(j)、または検索手段106の出力である検索ブロックデータRiNφ(j)を切り替えて、出力画像ブロック更新データとして中間書込み手段108に転送する。
中間書込み手段108は、切替え手段107から転送された出力画像ブロック更新データを、雑音除去処理中の中間画像信号として中間画像バッファ109に書き込む。ここで、中間画像バッファは、アキュムレータの機能を果たしており、新たな中間画像信号と既に蓄積された中間画像信号とを加算した結果を保持するように構成されている。
さらに、制御手段112は、第1の入力読出し手段101、第2の入力読出し手段102、出力読出し手段104の各読出し手段と、中間書込み手段108、出力書込み手段111の各書込み手段とを制御して、画像全体における所定ブロックを規定するための所定位置および所定サイズを指定するように動作する。この所定ブロックの指定は、1つのブロックサイズNについて、K通りに位相が変化するように行われる。
図4は、本発明の実施の形態1における位相を変化させた際のブロック位置を示すものであり、K=4として位相を4通りに変化させた場合のブロック位置を示している。1ブロックを8×8画素(すなわち、N=8)とした場合を例にすると、図4(a)は、位相をずらしていないそのままの状態を示し、位相K=1に相当する。
図4(b)は、右方向に4画素ずらした状態を示し、位相K=2に相当する。図4(c)は、下方向に4画素ずらした状態を示し、位相K=3に相当する。さらに、図4(d)は、右方向と下方向にそれぞれ4画素ずつずらした状態を示し、位相K=4に相当する。
ここで、画像の周辺のブロックは、必ずしもN×Nのサイズになっていないが、この部分は、データの存在する部分に限って検索を行えばよい。そして、制御手段112の働きにより、この4通りの位相に対して、それぞれ比較手段105、検索手段106、切替え手段107、中間書込み手段108が上述の動作を行う。
このようにして位相をずらすことにより、複数の所定ブロックは、互いに重なり合うようになる。その結果、中間画像バッファ109は、1つの画素について、K=4回分の更新データを積算することになる。乗算手段110は、全ての積算が終了した時点で、中間画像バッファ109の出力を1/K倍することによりスケーリングを行う。この結果、各画素の更新データは、複数の位相の平均値として求められる。
スケーリング後の出力は、出力書込み手段111を介して、出力画像バッファ103に書き込まれる(図2の11行目)。このようにして、画像の局所的な相関を多方向に検出し、最も相関の高い方向を利用して雑音の除去を行った結果が、出力画像バッファ103に書き込まれることとなる。
中間画像バッファ109の内容が出力画像バッファ103に転送されると、今度は、この更新後の出力画像バッファ103の内容と、入力画像バッファ100の内容とを用いて同じ処理が繰り返される。このとき、ブロックサイズは、制御手段112の働きにより、N×NからN/2×N/2に縮小され、ブロック数Lはそれに応じてL×2×2に拡張される(図2の11行目)。この繰り返しは、N=Nminとなるまで行われる(図2の2行目)。Nminの典型的な値は1である。
出力画像バッファ103から読み出された出力画像ブロックデータと、入力画像バッファ100から読み出された入力画像ブロックデータとの差が十分小さい場合(すなわち、所定値D以下の場合)には、切替え手段107からは、出力画像バッファ103から読み出された内容がそのまま出力され、出力画像バッファ103の内容は更新されない。
一方、出力画像バッファ103から読み出された出力画像ブロックデータと、入力画像バッファ100から読み出された入力画像ブロックデータとの差が所定値Dよりも大きい場合には、検索手段106により検索された相関の高い検索ブロックデータにより、出力画像バッファ103の内容が更新される。
このように、図1の雑音除去装置は、ブロックサイズを徐々に小さくしながら、歪み(入力画像と出力画像の差)が大きい部分だけを近隣のデータと置き換える処理を繰り返すことによって、大きな歪みを導入することなく雑音を除去するように働く。
ここで、この方法によって雑音が除去されるのは、中間画像バッファ109に異なる位相で置換えを行った画像が蓄積され、それらの平均値が乗算手段110によって計算されていることによる。
検索手段106が所定ブロックと相関の高いブロックを出力していることに着目すれば、この平均化によって、相関の高い画像信号が保存され、相関の低い雑音信号は減衰することが理解される。このようにして、図1の雑音除去装置は、画像信号と雑音信号の局所的な相関と違いを利用して、雑音成分だけを減衰させるものと考えることができる。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、画像の局所的な相関を多方向に検出し、最も相関の高い方向を利用して雑音の除去を行うので、従来に比べて、画像と雑音を効率よく分離し、雑音成分だけを減衰させる効果がある。
なお、以上の実施の形態では、入力信号は2次元の静止画像データとしたが、本発明は、ブロックの検索範囲を時間方向に拡張することによって、動画像など多次元信号にも適用することができる。
また、以上の実施の形態では、その効果として、一般的な雑音を除去する機能があることを説明したが、本発明の雑音除去装置はこれに限定されるものではない。この雑音は、情報を担った信号であってもよい。すなわち、電子透かしやステガノグラフィーなど、信号に意味のある雑音を付加して、情報を秘匿する技術があるが、本発明によれば、このように埋め込まれた信号を減衰させるとともに、残された信号を空間的にずらすことによって、情報の検出を撹乱する効果がある。
本発明の実施の形態1における雑音除去装置の構成図である。 本発明の実施の形態1における雑音除去装置の動作を記述するコードである。 本発明の実施の形態1における雑音除去装置の検索手段による検索範囲を示す概念図である。 本発明の実施の形態1における位相を変化させた際のブロック位置を示すものである。
符号の説明
100 入力画像バッファ、101 第1の入力読出し手段、102 第2の入力読出し手段、103 出力画像バッファ、104 出力読出し手段、105 比較手段、106 検索手段、107 切替え手段、108 中間書込み手段、109 中間画像バッファ、110 乗算手段、111 出力書込み手段、112 制御手段。

Claims (4)

  1. 入力画像信号に含まれる雑音を除去することにより出力画像信号を生成する雑音除去装置であって、
    前記入力画像信号を記憶する入力画像バッファと、
    前記出力画像信号を記憶する出力画像バッファと、
    雑音除去処理中の中間画像信号を記憶する中間画像バッファと、
    前記入力画像バッファから所定位置および所定サイズにより特定される所定ブロックの画像信号を入力画像ブロックデータとして読み出す第1の入力読出し手段と、
    前記入力画像バッファから前記所定ブロックおよび前記所定ブロックの近傍を含む画像信号を参照データとして読み出す第2の入力読出し手段と、
    前記出力画像バッファから前記所定ブロックの画像信号を出力画像ブロックデータとして読み出す出力読出し手段と、
    前記入力画像ブロックデータと前記出力画像ブロックデータとの差信号の大きさを所定値と比較する比較手段と、
    前記参照データの中から前記入力画像ブロックデータと相関するブロックデータを検索ブロックデータとして検索する検索手段と、
    前記出力画像ブロックデータおよび前記検索ブロックデータを入力し、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記差信号の大きさが前記所定値以下の場合には、前記出力画像ブロックデータを出力画像ブロック更新データとして選択し、前記差信号の大きさが前記所定値よりも大きい場合には、前記検索ブロックデータを出力画像ブロック更新データとして選択する切替え手段と、
    前記切替え手段で選択された前記出力画像ブロック更新データを雑音除去処理中の前記中間画像信号として前記中間画像バッファに書き込む中間書込み手段と、
    前記中間画像バッファに蓄積された前記出力画像ブロック更新データをスケーリングする乗算手段と、
    スケーリングされた前記出力画像ブロック更新データを前記出力画像バッファに書き込む出力書込み手段と、
    複数の所定位置に対して所定サイズを有する複数の所定ブロックの設定を順次行い、前記複数の所定ブロックのそれぞれに対応した複数の出力画像ブロック更新データにより前記出力画像バッファに蓄積された出力画像を更新するように統括制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする雑音除去装置。
  2. 請求項1に記載の雑音除去装置において、
    前記制御手段は、前記複数の所定ブロックが互いに重なり合うように前記複数の所定位置の設定を行うことを特徴とする雑音除去装置。
  3. 請求項1または2に記載の雑音除去装置において、
    前記制御手段は、前記出力画像バッファに蓄積された出力画像を更新する際の所定ブロックの大きさを規定する前記所定サイズを徐々に小さく設定していき、前記所定ブロックの大きさに応じて前記前記出力画像を繰り返し更新するように統括制御することを特徴とする雑音除去装置。
  4. 入力画像信号に含まれる雑音を除去することにより出力画像信号を生成する雑音除去装置用のプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記入力画像信号を記憶する入力画像バッファから所定位置および所定サイズにより特定される所定ブロックの画像信号を入力画像ブロックデータとして読み出す第1の入力読出し手段と、
    前記入力画像バッファから前記所定ブロックおよび前記所定ブロックの近傍を含む画像信号を参照データとして読み出す第2の入力読出し手段と、
    前記出力画像信号を記憶する出力画像バッファから前記所定ブロックの画像信号を出力画像ブロックデータとして読み出す出力読出し手段と、
    前記入力画像ブロックデータと前記出力画像ブロックデータとの差信号の大きさを所定値と比較する比較手段と、
    前記参照データの中から前記入力画像ブロックデータと相関するブロックデータを検索ブロックデータとして検索する検索手段と、
    前記出力画像ブロックデータおよび前記検索ブロックデータを入力し、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記差信号の大きさが前記所定値以下の場合には、前記出力画像ブロックデータを出力画像ブロック更新データとして選択し、前記差信号の大きさが前記所定値よりも大きい場合には、前記検索ブロックデータを出力画像ブロック更新データとして選択する切替え手段と、
    前記切替え手段で選択された前記出力画像ブロック更新データを雑音除去処理中の中間画像信号として中間画像バッファに書き込む中間書込み手段と、
    前記中間画像バッファに蓄積された前記出力画像ブロック更新データをスケーリングする乗算手段と、
    スケーリングされた前記出力画像ブロック更新データを前記出力画像バッファに書き込む出力書込み手段と、
    複数の所定位置に対して所定サイズを有する複数の所定ブロックの設定を順次行い、前記複数の所定ブロックのそれぞれに対応した複数の出力画像ブロック更新データにより前記出力画像バッファに蓄積された出力画像を更新するように統括制御する制御手段と
    して機能させる雑音除去装置用プログラム。
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