JP4529329B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばパチンコ遊技機等の遊技機に関し、特に、遊技用作動部の動作を変化に富むものにして、多彩な遊技演出を可能にする遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば第2種のパチンコ遊技機の場合、遊技者にとって不利な第1状態と有利な第2状態に変化可能な変動入賞装置が、遊技盤上に役物として配設されている。そして、パチンコ球が遊技盤上の始動口に入賞すると、変動入賞装置が遊技者に不利な第1状態から有利な第2状態に変化し、この第2状態において、役物内の遊技用作動部が作動して、遊技球が変動入賞装置内の特定領域に入賞すると、遊技者にとって特に有利な特別遊技状態に変化するものがある。遊技者にとって特に有利な特別遊技状態になると、第1状態と第2状態との間の変化が、1ラウンドとして、30秒間に15回程度開くので、多数の遊技球が入賞可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかるパチンコ遊技機の場合、遊技者の嗜好等の移り変わりによって、流行の隆盛下降が激しいため、パチンコ遊技機の需要を確保するためにも、例えばパチンコ球を転動させるための遊技用作動部の作動を特徴的にして、多彩な遊技演出を行うのが望ましい。本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、遊技用作動部の動作を変化に富むものにして、多彩な遊技演出を可能にすることにより、遊技者の興趣を増大させることができる遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る発明によれば、遊技球が、遊技盤に設けられた始動口へ入賞し、遊技球が役物内に設けられた特定入賞口へ入賞することにより、特別遊技状態を発生する遊技機において、前記始動口への入賞に対応して、発せられる指令信号に基づき作動する遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、現在の作動に連続して次の作動を実行する制御手段を備えたことを特徴とする。ここで、「現在の作動に連続して次の作動を実行する」とは、現在の作動が終了した後に、その作動が継続するように連続して次の作動を実行することをいい、現在の作動と次の作動とが一体性を有するような態様をなす。そのため、現在の作動に連続して次の作動を実行する態様は、現在の作動が終了した後に、作動停止または本来あるべき作動以外の作動(例えばデモ動作)を実行した後、次の作動を実行する態様とは異なる。従って、制御手段は、始動口への入賞に対応して、発せられる指令信号の受信に基づいて、遊技用作動部が作動する作動中に、次の指令信号を受信しない場合は、遊技用作動部の現在の作動が終了した後に、作動が連続しないので、遊技用作動部の作動中に次の指令信号を受信した場合と、遊技用作動部の作動中に次の指令信号を受信しない場合とでは、遊技用作動部が異なる動作を実行することになる。それにより、指令信号の受信に基づき作動する遊技用作動部の現在の作動中に、次の指令信号を受信するか否かによって、制御手段は、現在の遊技用作動部の作動に連続して、次の遊技用作動部の作動を実行させたり、実行させなかったりするので、遊技用作動部の動作が変化に富むものになって、多彩な遊技演出が可能となり、遊技者の興趣を増大させることができる。この場合、遊技用作動部は、例えば、役物内に設けられた構造物であっても良いし、役物内以外の遊技盤に設けられた役物であってもよい。また、遊技用作動部は、遊技球の貯留に関与しても良いし、それ以外のものであってもよい。
【0006】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の遊技機において、前記始動口に遊技球が入賞した際、前記開閉用可動部材を可動させる始動口機能が、所定時間不作動状態となる不作動時間を設定し、予め設定した時間における前記不作動時間以外の時間に、遊技球が始動口に入賞した場合に、前記制御手段は、指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信することにより、前記遊技用作動部の連続作動を実行させることを特徴とする。ここで、「開閉用可動部材」とは、例えば大入賞口用の開閉扉、開閉用羽根部材等の可動部材をいい、遊技球が入賞しやすい状態(開いた状態)と遊技球が入賞しにくい状態(閉じた状態)との双方の状態を有する。そして、「開閉用可動部材を可動させる始動口機能」とは、開閉用可動部材である、例えば大入賞口用の開閉扉、開閉用羽根部材等において、遊技球が入賞しやすい状態(開いた状態)をいう。そのため、「始動口機能を不作動状態になる」とは、不作動状態に該当する場合、遊技球が始動口に入賞しても、例えば大入賞口用の開閉扉が閉じた状態、または、開閉用羽根部材等の開閉用可動部材が閉じたままの状態になることをいう。それにより、設定時間内における始動口の機能が作動しない不作動時間以外の時間に、遊技球が始動口に入賞するか否かによって、制御手段は、指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信したり、しなかったりする。そのため制御手段は、現在の作動に連続して、次の遊技用作動部の作動を実行させたり、実行させなかったりするので、遊技用作動部の動作が変化に富むものになって、遊技者の興趣を増大させることができる。
【0007】
請求項3に係る発明によれば、請求項2に記載の遊技機において、遊技球を遊技球案内部上に保持するとともに、前記遊技球案内部から遊技球を排出するように選択的に作動可能な遊技用作動部を備え、前記制御手段は、前記指令信号を受信しない場合、始動口への入賞から所定時間経過後に遊技用作動部の選択的な作動を実行し、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、遊技用作動部の選択的な作動の実行が延期されることを特徴とする。このような遊技用作動部の選択的な作動でもって、遊技球が遊技球案内部上に位置して保持されたり、遊技球案内部から排出されたりするが、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信しない場合、所定時間経過後に遊技用作動部の選択的な作動を実行し、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、遊技用作動部の選択的な作動の実行が延期される。そのため、指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、遊技球が始動口へ入賞して、次の指令信号を受信するか否かによって、始動口への入賞から所定時間経過後の遊技用作動部の選択的な作動の実行の動作時期が異なるので、このような遊技用作動部の特徴的な動作により、遊技者の興趣を増大させることができる。この場合、「遊技用作動部の選択的な作動」とは、例えば、遊技球を遊技球案内部上に保持するための保持動作と、前記遊技球案内部から遊技球を排出するための排出動作とを交互に繰り返すような動作をいう。
【0008】
請求項4に係る発明によれば、請求項3に記載の遊技機において、遊技球を貯留できる貯留手段と、前記貯留手段に対して相対的に移動して、前記貯留手段による遊技球の貯留状態を解除させる解除手段とを備え、前記制御手段は、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信しない場合、所定時間経過後に貯留手段による遊技球の貯留を解除し、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、貯留手段による遊技球の貯留の解除を延期することを特徴とする。このように貯留手段に対して解除手段が相対的に移動した場合、解除手段は、貯留手段による遊技球の貯留状態を解除できるが、かかる遊技球の貯留状態の解除は特徴的なものであり、多彩な遊技演出が可能となり、遊技者の興趣を増大させることができる。そして、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信しない場合、所定時間経過後に貯留手段による遊技球の貯留を解除し、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、貯留手段による遊技球の貯留の解除が延期されるので、指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、遊技球が前記始動口へ入賞して、次の指令信号を受信するか否かによって、遊技球の貯留状態の解除時期が変更されることにより、遊技者の興趣を増大させることができる。
【0009】
また、役物内に遊技球を貯留できる貯留手段を、前記役物内で相対的に上下動して、前記貯留手段による遊技球の貯留状態を解除させる解除手段を備えるのが望ましい。制御手段は、前記特別遊技状態の発生前に、貯留手段を解除手段に対して相対的に上下動させるので、役物の新たな作動開始前に、貯留手段による遊技球の貯留状態を解除できる。この場合、貯留手段は、遊技球を貯留するため複数の貯留用凹部を周囲に備え、前記解除手段は、貯留手段の周囲に設けられ、役物内に入った遊技球を案内する遊技球案内部を備え、前記貯留手段が前記遊技球案内部より下方に位置する場合、遊技球案内部は、貯留用凹部に貯留された遊技球を保持し、前記貯留手段が前記遊技球案内部より上方へ移動した状態で、貯留用凹部に貯留保持された遊技球が、貯留用凹部から落下するように構成されるのが望ましい。
【0010】
また、役物内の構造物を作動させる駆動モータを、低速制御または高速制御させる制御手段を備えるのが望ましい。この場合、役物内の構造物を作動させる駆動モータを制御するに当たって、役物内の構造物が例えば作動状態から停止状態に移行する際に、制御手段は、駆動モータを低速制御させることができる。仮に、構造物に大量に遊技球が貯えられた状態で高速で作動すると、構造物が大きな運動量を有して、駆動モータの制御が困難となって、役物内の構造物は正常に作動しないおそれがある。しかし、その構造物を作動させる駆動モータを低速制御すると、構造物が大きな運動量を有しないため、駆動モータの脱調等による位置ずれが生じずに、役物内の構造物は正常に作動することができる。また、例えば作動開始後であって、駆動モータの脱調等による位置ずれのおそれが無い場合、制御手段は駆動モータを高速制御させることができ、役物内の構造物は所定の位置に速く着くことができる。また、上記遊技機において、始動口に遊技球が入賞した際、役物内の所定の可動物を可動させる始動口機能を、所定時間不作動状態に設定し、この不作動時間に該当する場合、その旨を遊技者に報知する報知手段を備えるのが望ましい。この場合、遊技者は、遊技球が始動口に入賞しても、役物内の所定の可動物を可動させる始動口の機能が作動しない不作動時間中に該当することを、報知手段による報知でもって、知ることができる。
【0011】
また、遊技盤に設けられた始動口へ遊技球が入賞し、この入賞に基づいて開閉用可動部材が開放し、遊技球が役物内に設けられた特定入賞口へ入賞することにより、特別遊技状態が発生する遊技機において、遊技領域に設けられた遊技用作動部を、前記始動口入賞後から前記開閉用可動部材の開放までの間に作動開始させる制御手段を備えるのが望ましい。そのため、遊技者が始動口に遊技球が入賞したのを見落とした場合でも、遊技領域に設けられた遊技用作動部が、始動口入賞後から前記開閉用可動部材の開放までの間に作動開始することによって、遊技者は遊技球が始動口に入賞したことを知ることができる。また、上記遊技機において、役物が、遊技盤前面に主に位置する装飾用構造部と、遊技盤裏面側に主に位置する、前記可動物が可動させるための役物用機構部とに分離することができる構成からなるのが望ましい。これは、遊技盤前面側の役物の装飾用構造部が、遊技盤裏面側の役物用機構部から分離できるので、遊技盤前面から装飾用構造部を外して、新しい装飾用構造部を取り付けることにより、装飾用構造部を簡単に変更できるからである。このように装飾用構造部を変更すると、遊技者に対しては、遊技機全体が新しい遊技機であるとの印象を与えることができ、また、遊技盤前面の役物が故障等した場合、装飾用構造部と、役物用機構部とを分離することにより、容易に分解して修理できるからである。
【0012】
また、装飾用構造部及び役物用機構部は、前記遊技盤に着脱可能に取り付けられている場合、遊技盤前面から装飾用構造部を外して、新しい装飾用構造部を遊技盤に取り付けるとともに、役物用機構部を遊技盤から外して、新しい役物用機構部を遊技盤に取り付けることができる。また、装飾用構造部は、役物内に遊技球を入れるための開口部と、入った遊技球を前記役物用機構部内に導く通路とを備える場合、遊技球を、装飾用構造部の開口部から入れて、役物用機構部内に導くことができるので、遊技球の流れを見ている遊技者の注目を集めることができる。
【0013】
また、役物内の構造物を金属性の表面を有するように形成し、その表面に光を当てる発光手段を備えるのが望ましい。このように役物内の構造物が、金属性の表面を有し、発光手段がその構造物の表面に光を当てるので、金属性の表面で反射された光は、遊技者の視覚に訴えて、興趣を増大させることができる。この場合、発光手段は、役物内の構造物の上方から光を当てるのが望ましいが、必要に応じて、役物内の構造物の内部にも発光手段を設置しても良い。そして、仮に、役物内の構造物に発光手段を設置できない構成であっても、金属性の表面で反射された光でもって、役物内の構造物があたかも発光しているような印象を遊技者に与えるので、遊技者の視覚に訴えることができる。具体的には、役物内の構造物の表面が、メッキされている場合、メッキされた構造物の表面は、光の反射率が高く、また、メッキ内部の構造物の素材は、金属に限定されず、例えば樹脂等の軽量な素材でもって形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るパチンコ機について、本発明を具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は実施形態に係るパチンコ遊技機1を示した正面図である。図2は実施形態に係るパチンコ遊技機1の遊技盤2を示した正面図である。図3は実施形態に係るパチンコ遊技機1の遊技盤2から前側ユニット3及び後側ユニット4を取り外した状態を、前側(遊技者側)ら見た斜視図であり、図4は、遊技盤2から前側ユニット3及び後側ユニット4を取り外した状態を、後側から見た斜視図である。図5は、遊技盤2から前側ユニット3及び後側ユニット4を取り外した状態の側面図である。図6は、遊技盤2に前側ユニット3及び後側ユニット4を組み付けた側面図である。
【0015】
図1に示すパチンコ遊技機1は、いわゆる第二種パチンコ機であって、パチンコ遊技機1の遊技盤2上に、後述する始動口、可動入賞装置等を配設しているが、図1では省略している。その遊技盤2の下方には、賞球払出装置(図示せず)を介して、払い出される賞球を受ける上皿P3がプレートP4に配設され、このプレートP4は、音出力手段として機能するスピーカ3aを内蔵している。その上皿P3の下方には、上皿P3から溢れたパチンコ球を受ける下皿P5が配設されている。また、プレートP4の下方には、発射装置(図示せず)用の操作ハンドルP6が設けられており、上皿P3上のパチンコ球が、上皿P3に連通する球送り機構(図示せず)を介して、発射装置へ送られるように構成されている。また、遊技盤2の両肩部には、賞球払い出し表示用及び球切れ表示用ランプP10が設けられている。この遊技盤2の前側は、鋼板やステンレス等の金属製のガラス扉P9により覆われている。このガラス扉P9は、枠体の前側の位置で、ヒンジ部材等を介して、開閉自在となる内枠に取り付けられている。また、ガラス扉P9には、開口部を有する鋼板やステンレス等の金属製のガラス保持枠が、スポット溶接等により固着されている。そのため、遊技者はガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して、遊技盤2上の遊技領域を見ることができる。また、ガラス扉P9の上部には、遊技中のエラーを表示するエラー表示ランプP7や、「当たり」を表示する当たり表示ランプP8が取り付けられている。
【0016】
次に、この実施形態に係る遊技盤2上の役物等について詳細に説明する。この場合、前側ユニット3は、遊技盤2前面の役物の装飾用構造部であり、後側ユニット4が、役物内の作動部を作動させるための役物用機構部である。この遊技盤2には、図3及び図4に示すように、前側ユニット3の後方側を収納するため、やや大きめの開口2Aが形成されているので、前側ユニット3を開口2A内に収納した状態で、後側ユニット4を前側ユニット3に結合することができる。但し、前側ユニット3の前面に位置する装飾板X2は、遊技盤2の開口2Aよりも大きめの構成であるので、前側ユニット3及び後側ユニット4を組み付ける際、装飾板X2は、前側ユニット3及び後側ユニット4が結合した見栄えのしにくい部分を隠すことができる。
【0017】
そして、図2に示すように、例えば締め付け用のネジ等の締め付け部材X1でもって、遊技盤2の前面側から前側ユニット3を取り付けることができる。また、図4に示すように、後側ユニット4を締め付け用の切り欠き部Y1等に、ビス等の締め付け部材(図示せず)を用いて、遊技盤2の後面側から取り付けことができる。この場合、必要に応じて、締め付け部材(図示せず)等を用いて、前側ユニット3と後側ユニット4とを相互に固定してもよい。このように遊技盤2の前面に位置する前側ユニット3を、遊技盤2の裏面側に主に位置する後側ユニット4から分離することができ、遊技盤2の前面から前側ユニット3を容易に外して、新しい別種類の前側ユニット3を取り付けることができるため、簡単にモデルチェンジができ、遊技者に対しては、新しい別種類のパチンコ遊技機であるとの印象を与えることができる。また、必要に応じて、前側ユニット3を所定期間だけ使用して老朽化した場合、あるいは、故障が起きた場合、新しい同じ種類の前側ユニット3に取り替えても良い。
【0018】
次に、実施形態に係る遊技盤2前方の遊技領域6の全体構成について、図2に基づき説明する。遊技領域6のほぼ中央には、役物としての可動入賞装置7が配置されている。この可動入賞装置7の左右には、電飾ランプ8、9が設けられている。その可動入賞装置7と電飾ランプ8、9との間の上方には、入賞口10、11が設けられており、更に、入賞口10、11の下方であって、電飾ランプ8、9の左右側方には、入賞口12、13が設けられている。その入賞口12、13及び可動入賞装置7の下方には、始動口部材14が設置されており、この始動口部材14に中始動口14A、左始動口14B及び右始動口14Cが設けられている。これら中始動口14A、左始動口14B及び右始動口14Cにパチンコ球が入賞すると、所定数の賞球を払い出すと共に、可動入賞装置7の大入賞口15の開閉扉16を所定回数だけ開閉する。例えば、中始動口14Aにパチンコ球が入賞すると、一定時間のインターバル(例えば1秒間)を置いた後に、開閉扉16が、所定時間(例えば0.4秒間の2回で0.8秒間)開放する。また、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞すると、一定時間のインターバル(例えば1秒間)を置いた後に、開閉扉16が、所定時間(例えば0.5秒間)だけ1回開放する。以下、左始動口14B及び右始動口14Cの入賞動作を主として説明する。
【0019】
また、中始動口14Aと左始動口14Bとの間には、左側の表示用LED14Dが配設されており、また、中始動口14Aと右始動口14Cとの間には、右側の表示用LED14Eが配設されている。そして、表示用LED14D及び表示用LED14Eは、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞した場合、一定時間のインターバル(例えば1秒間)を置いた後に、開閉扉16が所定時間(例えば0.5秒間)だけ開放するに際し、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球の入賞直後から、所定時間(1.5秒間、すなわち、0.5秒間と1秒間との合計時間分)、点灯するように構成されている。また、表示用LED14D及び表示用LED14Eは、中始動口14Aに、パチンコ球が入賞した場合、一定時間のインターバル(例えば1秒間)を置いた後に、開閉扉16が所定時間(例えば0.4秒間の2回で0.8秒間)だけ開放するに際し、パチンコ球の入賞直後から、所定時間(1.8秒間、すなわち、1秒間と0.8秒間との合計時間分)、点灯するように構成されている。
【0020】
これは、中始動口14A、左始動口14B及び右始動口14Cにパチンコ球が入賞した際、可動入賞装置7(役物)内の開閉扉16(開閉用可動部材)を可動させる中始動口14A、左始動口14B及び右始動口14Cの機能が作動しない不作動状態に所定時間だけ設定するので、この不作動時間に該当する場合、表示用LED14D及び表示用LED14Eの点灯でもって、その旨を遊技者に報知するためである。そして、「始動口機能を不作動状態にする」とは、不作動時間に該当する場合、パチンコ球が始動口14A、14B、14Cに入賞しても、大入賞口15用の開閉扉16が可動しない状態、すなわち、大入賞口15用の開閉扉16が閉じたままの状態にすることをいう。そのため、開閉扉16が開かない不作動時間の場合は、例えば始動口14A、14B、14C以外の入賞口へ、パチンコ球が入賞するように、発射装置の強さ加減を調整して、パチンコ球を発射するのが良いことが分かるので、遊技者は、現在の遊技状態を把握して、例えばパチンコ球の発射装置の発射強さを調整しながら、その発射装置のハンドル等を適宜操作でき、状況に応じた遊技戦略を実行することができる。
【0021】
その後、始動口機能が作動状態に戻ると、表示用LED14D及び表示用LED14Eが消灯するので、遊技者はその旨を把握することができる。そして、予め設定した設定時間(始動口14A、14B、14Cへ入賞してから2秒)内における前記不作動時間以外の時間に、パチンコ球が中始動口14Aに入賞した場合に、一定時間のインターバル(例えば1秒間)を置いた後に、開閉扉16が所定時間(例えば0.4秒間の2回で0.8秒間)だけ開放する。また、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞した場合、一定時間のインターバル(例えば1秒間)を置いた後に、開閉扉16が所定時間(例えば0.5秒間)だけ開放する。このように表示用LED14D及び表示用LED14E(報知手段)を、中始動口14A、左始動口14B及び右始動口14C(始動口)の近傍の見やすい位置に配置したことにより、始動口と不作動時間との関係が、視覚的に分かりやすい。
【0022】
次に、可動入賞装置7について、図7乃至図19に基づいて説明する。図7乃至図9は、本実施形態に係る可動入賞装置7の拡大斜視図であって、パチンコ球をパチンコ球通路24上に保持するための遊技用作動部27の前方側27cが上側へ移動した場合を示す。図10及び図11は、可動入賞装置7の内部を拡大して示す縦断面図である。図12は、可動入賞装置7内の回転部材20等及びその周囲の部品を拡大して示す斜視図であって、図13は、同じく可動入賞装置7内の回転部材20等、その他の周囲の部品を拡大して示す側面図である。図14は、可動入賞装置7内の駆動モータ33、37及びその周囲の部品を拡大して示す斜視図であって、図15は、可動入賞装置7内の駆動モータ33、37及びその周囲の部品を拡大して示す側面図である。図16は、可動入賞装置7を下方から見た拡大底面図である。図17は、可動入賞装置7の内部に設けられた回転部材20及びパチンコ球通路24等を拡大して示す平面図である。図18は、可動入賞装置7の拡大正面図である。図19(a)は、回転部材20のみの拡大正面図であり、図19(b)は、回転部材20のみの拡大平面図である。
【0023】
可動入賞装置7の上方には、図7乃至図9に示すように、賞球払い出し用の入賞口17が設けられている。この入賞口17内にパチンコ球が入賞すると、入賞口スイッチ17A(図20参照)によって、その入賞したパチンコ球が検出されることにより、所定数の賞球が払い出される。可動入賞装置7の入賞口17の下方には、横幅が広くなる大入賞口15が設けられ、この大入賞口15は、ほぼ長四角形状に形成されている。その大入賞口15の前方には、開閉扉16が開閉可能に覆われている。この開閉扉16は、可動入賞装置7の裏面側に配設される開閉用ソレノイド18(図4等参照)の作動に基づいて、開閉扉16の下方基部16a(図10参照)を回転中心として開閉される。その大入賞口15内には、パチンコ球が入賞すると、入賞口スイッチ15A(図20参照)によって、その入賞したパチンコ球が検出されることにより、所定数の賞球が払い出される。
【0024】
その可動入賞装置7の大入賞口15の下方には、遊技内容を興趣に富むものとするための回転部材20が設けられており、その可動入賞装置7内には、その回転部材20を上下動可能に収納できる大きさの空間部21が形成されている。この回転部材20は、いわゆるUFO型といわれ、上方に向かうほど先細りとなる形状を有し、その下方側に多数の凹部20aを有している(図19参照)。この空間部21に位置する回転部材20の上方には、図10に示すように、発光手段としての複数の発光ダイオードL1が内設されており、この発光ダイオードL1から発せられた光が、空間部21に面する透光性の周囲壁21aを介して、回転部材20に向かって発せられる。この場合、発光ダイオードL1から発する光の色を、回転部材20の回転動作及び上下動作に連動させて、変化させるのが望ましい。この空間部21には、大入賞口15と連通するパチンコ球通路22(図9参照)の出口23が形成されているので、大入賞口15に入賞したパチンコ球が、パチンコ球通路22の出口23から、空間部21内に出てくることになる。その回転部材20の周囲には、図17に示すように、環状のパチンコ球通路24が設けられており、このパチンコ球通路24上を、図7乃至図9に示すように、パチンコ球通路22の出口23から出てきたパチンコ球が移動する。
【0025】
そのパチンコ球通路24の前側の一部には、切り欠いたパチンコ球排出口25が設けられており、このパチンコ球排出口25の前方の遊技者側には、パチンコ球を受ける球受け部26が設けられているので、パチンコ球通路24上のパチンコ球は、パチンコ球排出口25を介して、球受け部26に導かれる。そして、球受け部26とパチンコ球排出口25との間には、基端部27bを回転中心として回動して、前方側27cを上下動させる遊技用作動部27が設けられている。その遊技用作動部27の前方側27cは、作動用ソレノイドH1の動作でもって、上側へ移動した場合(図6乃至図10参照)、パチンコ球通路24上をパチンコ球が移動するのを許容するのに対して、その遊技用作動部27の前方側27cが下側へ移動した場合、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球が、パチンコ球排出口25に導かれることになる。
【0026】
そして、中始動口14A、左始動口14B及び右始動口14Cにパチンコ球が入賞した際、遊技用作動部27の前方側27cは、作動用ソレノイドH1の作動でもって、所定時間(2秒間)上側へ移動して、パチンコ球がパチンコ球排出口25に導かれることなく、パチンコ球通路24上を移動できるようにする。そして、その所定時間(2秒間)の経過後に、遊技用作動部27は、前方側27cの上下動を短時間の間に複数回繰り返すといった態様を実行する。そのため遊技用作動部27の前方側27cの上下動でもって、パチンコ球を、パチンコ球通路24(遊技球案内部)上に位置して保持したり、排出したりするので、作動用ソレノイドH1の作動でもって、遊技用作動部27は、前方側27cの上下動という選択的な作動を実行でき、パチンコ球をパチンコ球通路24上に保持するための保持動作と、パチンコ球通路24からパチンコ球を排出するための排出動作とを交互に繰り返すことになる。このような遊技用作動部27の前方側27cの作動及びそれに伴うパチンコ球の転動は、特徴的なものであり、遊技者にとって興趣を増大させることができる。
【0027】
具体的には、その遊技用作動部27は、図16に示すように、その基端側軸部27bに連結部材27aを取り付けており、この連結部材27aは作動用ソレノイドH1のプランジャH2と連結する。そして、作動用ソレノイドH1が作動して、プランジャH2が伸縮することにより、連結部材27aは回動ピン27dを回転中心として回動させことができる。そして、連結部材27aの先端部27a1が、基端側軸部27bに取り付けられた移動用作動部27b1を移動させるので、基端側軸部27bを回動中心として、遊技用作動部27の前方側27cを上下動させる。そして、遊技用作動部27の前方側27cが上方に位置する場合、パチンコ球がパチンコ球通路24上で移動して、回転部材20の凹部20aで貯留できるのに対して(図6乃至図9参照)、遊技用作動部27の前方側27cが下方に位置する場合、パチンコ球をパチンコ球排出口25を介して下方に落下させることができる。
【0028】
この場合、パチンコ球通路24は、回転部材20の凹部20aよりも高い位置にあるので、遊技用作動部27の前方側27cが上側へ移動した場合、パチンコ球通路24上をパチンコ球が移動しながら速度が落ち、回転部材20の凹部20aの内のどこかに落下し、回転部材20の周囲の1個の凹部20aには、1個のパチンコ球がパチンコ球通路24から収納される。しかし、その遊技用作動部27の前方側27cが下側へ移動した場合、パチンコ球通路24は、図11に示すように、やや前方に傾く斜面となっているので、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球は、パチンコ球通路24の前側における前側ユニット3のパチンコ球排出口25に導かれる。そして、パチンコ球排出口25から遊技用作動部27に導かれたパチンコ球は、図10に示すように、球受け部26を介して、下方に導かれるようになっており、その後再び、後側ユニット4に導かれるようになっている。かかる構成により、遊技用作動部27は、パチンコ球通路24(遊技球案内部)にパチンコ球を保持するとともに、パチンコ球通路24からパチンコ球を排出するように選択的に作動できる構成となっている。
【0029】
この回転部材20の周囲の凹部20aの内のいずれか一箇所(図示の場合一箇所)に、大当たりとなるVゾーン用収納部20b(図17参照)が設けられており、このVゾーン用収納部20bに、パチンコ球が入賞すると、Vゾーン用スイッチ(図示せず)によって、その入賞したパチンコ球が検出されることにより、遊技者にとって有利な特定遊技状態(いわゆる「大当たり」となって多数の賞球が払い出される状態)となって、多くの賞球が払い出される。この場合、回転部材20は、パチンコ球通路24の内側で回転するので、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球が、回転部材20のどの凹部20aに収納するか否かは偶然による。そのためVゾーン用収納部20bに、パチンコ球が収納される確率は、必ずしも高いものではない。しかし、遊技用作動部27が長時間に亘って作動し、パチンコ球通路24から多数のパチンコ球が回転部材20に流れて、沢山のパチンコ球が回転部材20の多くの凹部20aに収納されて貯留されると、多くの凹部20aがパチンコ球によって塞がれるので、Vゾーン用収納部20bに、パチンコ球が収納する確率は高くなり、遊技者にとって、特に有利な特別遊技状態(大当たり)になるという期待感が高まる。遊技用作動部27の作動が、現在の作動に連続して次の作動を継続して実行する場合、回転部材20の凹部20aに貯留されるパチンコ球が多数となって、遊技者にとって有利な状態になりやすくなる。
【0030】
このVゾーン用収納部20bは、回転部材20の周囲に設けられたその他の凹部20aと異なって(図12及び図13参照)、底部がなく、下方に落下する構成となっている。そのため、Vゾーン用収納部20bの下方には、図16に示すように、落下するのを防止するための蓋体20cを設け、蓋体20cとプランジャ20dとを作動部材20eでもって連結する。そして、蓋体20cの駆動用ソレノイド20fが作動して、プランジャ20dが伸縮することにより、作動部材20e及び蓋体20cを移動させることができるので、Vゾーン用収納部20bの下方に蓋体20cがある場合、パチンコ球を収納して貯留できるのに対して、Vゾーン用収納部20bの下方から蓋体20cを外した場合、パチンコ球を下方に落下させることができる。そして、Vゾーン用収納部20bから落下したパチンコ球を、パチンコ球検出手段としてのVゾーン用スイッチ20V(図20参照)が検出することができる。このように蓋体20cを設けた理由は、Vゾーン用収納部20bに、パチンコ球が1個入った場合、蓋体20cを閉じて、連続してパチンコ球が入るのを防止するためである。
【0031】
次に、回転部材20の回転動作及び上下動作について、図12乃至図15を参照しながら説明する。その回転部材20の内側下方には、図14及び図15に示すように、回転部材20を装着するため、上下方向に延びる軸部30が設けられており、その軸部30の下方側には、回転部材20の回転動作のため、上下方向に所定の厚さを有するギヤ部31が設けられている。このギヤ部31の側部には、回転部材20及び軸部30を一体的に回転させるための、駆動ギヤ32が設けられており、これらギヤ部31と駆動ギヤ32とが歯合している。そして、駆動ギヤ32の下方には、駆動ギヤ32を回転させるための、回転動作用の第1駆動モータ33が設けられている。
【0032】
また、駆動ギヤ32の下方には、エンコーダ用鍔部34が設けられており、エンコーダ用鍔部34の側方には、エンコーダ用検出部35が設けられている。そして、エンコーダ用検出部35は、エンコーダ用鍔部34に基づいて、回転動作用のエンコーダ用信号を出力でき、このエンコーダ用信号は、回転動作用の第1駆動モータ33の制御のために使用することができる。そして、回転動作用の第1駆動モータ33が駆動する場合、エンコーダ用検出部35の検出に基づいて、駆動ギヤ32を回転させ、更にギヤ部31、軸部30及び回転部材20を回転させることになるので、第1駆動モータ33等は、パチンコ球を貯留できる回転部材20(貯留部)を回転させるための回転駆動手段として機能する。また、軸部30の側方(図14乃至図16の左側)には、上下動作用の第2駆動モータ37が設けられている。この第2駆動モータ37の下方には、第2駆動モータ37の駆動力を伝達するための、駆動ギヤ38が設けられている。この駆動ギヤ38の側部には、回転部材20及び軸部30を上下動させるための、駆動ギヤ39が設けられており、これら駆動ギヤ39と駆動ギヤ38とが歯合している。この上下動作用の第2駆動モータ37等は、パチンコ球を貯留できる回転部材20(貯留部)を上下動させるための、上下動駆動手段として機能する。
【0033】
この駆動ギヤ38の下方には、エンコーダ用鍔部40が設けられており、エンコーダ用鍔部40の側方には、エンコーダ用検出部41が設けられている。そして、エンコーダ用検出部41は、エンコーダ用鍔部40に基づいて、上下動させるための、エンコーダ用信号を出力でき、エンコーダ用信号は、第2駆動モータ37の制御のために使用することができる。そして、駆動ギヤ39の上部には、カム用突起42と、カム用突起42に沿って摺動するカム溝43とが設けられている。そのため、駆動ギヤ39が一方向へ回動すると、カム用突起42がカム溝43内で摺動することにより、回転部材20及び軸部30等を、図12及び図13に示すように、上方向へ移動させることができる。一方、駆動ギヤ39が反対方向へ回動すると、カム用突起42がカム溝43内で摺動することにより、回転部材20及び軸部30等を、図14及び図15に示すように、下方向へ移動させることができる。
【0034】
そして、回転部材20及び軸部30等は、図14及び図15に示す位置で停止した状態で、回転部材20が回転する場合、パチンコ球通路24よりも低い位置になるので、回転部材20の凹部20aに、パチンコ球の貯留状態を維持することができる。その後、回転部材20及び軸部30等は、図14及び図15に示す下方位置から、図12及び図13に示す上方位置で移動する。そして、回転部材20がパチンコ球通路24よりも高い位置になると、凹部20aの底面20a1が外側に傾いた傾斜面をなすので、回転部材20の凹部20aに貯留されたパチンコ球が、凹部20aからこぼれ落ちて、パチンコ球通路24に落下して、遊技用作動部27の前方側27cが下側へ移動した場合、パチンコ球通路24上を移動するパチンコ球が、パチンコ球排出口25に導かれることになる。
【0035】
そして、パチンコ球を貯留する回転部材20が回転しながら、可動入賞装置7内の入賞室21内で回転部材20を上下動させ、回転部材20が上方へ移動してパチンコ球通路24の周囲壁24aを越えた場合(図18参照)、回転部材20の凹部20aに貯留されたパチンコ球の貯留状態を解除できる。従って、回転部材20の凹部20aの底面20a1、パチンコ球通路24の周囲壁24aが、上下動用のモータ33の駆動に伴って、回転部材20のパチンコ球の貯留を解除する解除手段として機能する。その回転部材20は、軽量化を図るべく、例えば樹脂等の軽量な素材でもって形成してもよく、その表面は、図19(a)及び図19(b)に示すように、例えば金、銀等の金属メッキK1が施されており(図19の点が多数施された部分)、発光ダイオードL1が透光性の周囲壁21aを介して、回転部材20に向かって発光するため、回転部材20の表面に受けた光は、四方に反射させて、遊技者の注目を集めることができる。そして、可動入賞装置7内の入賞室21内の回転部材20の周囲に設けられた壁についても、例えば金、銀等の金属メッキが施された場合、更に、この周囲の壁で反射された反射光が、遊技者に向かって照射するため、遊技者の注目を集めることができる。
【0036】
次に、この実施形態に係るパチンコ遊技機1の制御回路のシステムについて、図20を参照しながら説明する。図20は、本実施形態に係るパチンコ遊技機1の制御回路部50のシステム構成を示すブロック図である。制御手段として機能する制御回路部50には、図20に示すように、制御回路部50の全体を制御するCPU51と、制御プログラムや制御処理に必要なデータ等を格納しておくメモリとしてのRAM52(記憶手段)と、入力ポート53及び出力ポート54とが設けられている。これらCPU51、RAM52、入力ポート53及び出力ポート54は、バス線55で相互に接続されている。また、CPU51には、所定のクロック信号を出力するクロック回路56が接続されている。また、RAM52に備えられるカウンタは、一定時間の計測用のタイマ52Aの機能を果たす。
【0037】
また、中始動口14A、左始動口14B、右始動口14Cには、入賞球を検出する中始動口スイッチ57、左始動口スイッチ58、右始動口スイッチ59が設けられており、これら始動口スイッチ57、58、59が、入力ポート53にそれぞれ接続されている。この場合、始動口スイッチ57、58、59が、入賞球を検出した場合、入力ポート53を介して、CPU51に対してその検出信号を出力するが、便宜的に指令信号をCPU51に対して出力すると称する。また、各入賞口10、11、12、13、17には、入賞球を検出する各入賞口スイッチ10A、入賞口スイッチ11A、入賞口スイッチ12A、入賞口スイッチ13A、入賞口スイッチ17Aが設けられており、これら入賞口スイッチ10A、11A、12A、13A、17Aは、検出信号を入力するための、入力ポート53に接続されている。また、上下動作用の第2駆動モータ37のエンコーダ検出部41、及び、回転動作用の第1駆動モータ33のエンコーダ検出部35が、入力ポート53に接続されている。
【0038】
また、大入賞口15の内部には、入賞球のカウントを行う大入賞口スイッチ15Aが設けられており、大入賞口スイッチ15Aは、検出信号を入力するための、入力ポート53に接続されている。また、可動入賞装置7のVゾーン用収納部20bには、大入賞口15の開放を所定分継続して特別遊技状態(大当たり状態)を発生させるべく、Vゾーンへの入賞球の検出を行うVゾーン用スイッチ20Vが設けられており、このVゾーン用スイッチ20Vは、検出信号を入力するための、入力ポート53に接続されている。
【0039】
また、出力ポート54には、スピーカ3aを介してゲーム音楽等を再生するための、音声基板60が接続されている。また、出力ポート54は、賞球払出回路61を介して賞球払出装置66に接続されている。また、大入賞口15の開閉扉16の開閉ソレノイド18、及び、遊技用作動部27を作動させるための作動用ソレノイドH1、及び、蓋体20cの駆動用ソレノイド20fが、ソレノイド駆動回路62を介して、出力ポート54に接続されている。また、発光ダイオードL1、及び表示用LED14D、14E等を駆動するLED駆動回路63が、出力ポート54に接続されている。更に、各電飾ランプ8、電飾ランプ9、エラー表示ランプP7、表示ランプP8を点灯駆動する装飾ランプ駆動回路64が、出力ポート54に接続されている。また、可動入賞装置7の回転部材20を双方向に回転させる第1駆動モータ33及び第2駆動モータ37を駆動するモータ駆動回路65が、出力ポート54に接続されている。
【0040】
また、RAM52には、賞球払出回路61を介して賞球払出装置66を駆動させる際の動作プログラムが記憶されている。また、RAM52には、スピーカ3aを介してゲーム音楽等を再生する際の、音声基板60を駆動させる際の動作プログラムが記憶されている。また、RAM52には、特別遊技状態(大当たり)等の際の、大入賞口15の開閉扉16の開閉動作についての動作プログラムが記憶されている。そのため、この動作プログラムに従って動作するCPU51の制御の下、開閉ソレノイド18用の駆動用信号が、出力ポート54を介してソレノイド駆動回路62に出力され、開閉ソレノイド18は所定の作動をすることができる。
【0041】
また、RAM52には、蓋体20cを作動させる駆動用ソレノイド20fについての動作プログラムが記憶されている。この動作プログラムに従って動作するCPU51の制御の下、駆動用ソレノイド20f用の駆動用信号が、出力ポート54を介してソレノイド駆動回路62に出力され、駆動用ソレノイド20fは所定の作動をすることができる。また、RAM52には、遊技用作動部27を作動させる作動用ソレノイドH1についての動作プログラムが記憶されている。この動作プログラムに従って動作するCPU51の制御の下、作動用ソレノイドH1用の駆動用信号が、出力ポート54を介してソレノイド駆動回路62に出力され、作動用ソレノイドH1の制御の下、遊技用作動部27は所定の作動(不作動)態様を実行することができる。具体的には、始動口スイッチ57、58、59は、パチンコ球を検出した場合、入力ポート53を介して、CPU51に指令信号を出力するので、その指令信号を受信するCPU51は、作動用ソレノイドH1を設定時間(2秒)だけ作動させて、遊技用作動部27の前方側27cを上方へ移動させることができる。そのため、指令信号の受信に基づき、遊技用作動部27は、設定時間(2秒)だけ、最初に作動することになる。
【0042】
その際、CPU51は、始動口スイッチ57、58、59から設定時間(2秒)内に、次の検出信号(指令信号)を入力するか否かを検出することができる。そして、始動口14B等に入賞しても開閉扉16を可動させる始動口機能が、所定時間不作動状態となる不作動時間が設定されていることから、その不作動時間中に、始動口スイッチ57、58、59が、パチンコ球を検出して、CPU51に指令信号を出力しても、次の指令信号を受信するCPU51は、作動用ソレノイドH1を作動させることがない。一方、設定時間(2秒)内における不作動時間以外に、始動口スイッチ57、58、59が、パチンコ球を検出して、CPU51に次の指令信号を出力した場合、CPU51は作動用ソレノイドH1を作動させることになる。このように作動用ソレノイドH1を作動させる設定時間(2秒)内における不作動時間以外に、始動口スイッチ57、58、59からの次の検出信号(指令信号)を受信するか否かによって、CPU51は、現在の作動用ソレノイドH1の作動に連続して、作動用ソレノイドH1の次の作動を実行(連続作動)させたり、実行させなかったりできる。
【0043】
また、CPU51は、設定時間(2秒)内における不作動時間以外に、始動口スイッチ57、58、59からの次の検出信号(指令信号)を受信しない場合、設定時間(2秒)の経過後に、遊技用作動部27の選択的な作動を実行する。ここで、遊技用作動部27の選択的な作動とは、例えば、パチンコ球をパチンコ球通路24上に保持するため、遊技用作動部27の前方側27cを上方へ移動させる保持動作と、パチンコ球通路24から排出口25に向かってパチンコ球を排出するため、遊技用作動部27の前方側27cを下方へ移動させる排出動作とを交互に繰り返す動作をいう。そして、遊技用作動部27の選択的な作動が実行された場合、パチンコ球をパチンコ球通路24上に保持するとともに、パチンコ球通路24からパチンコ球を排出することができる。
【0044】
一方、設定時間(2秒)内における不作動時間以外に、始動口スイッチ57、58、59からの次の検出信号(指令信号)を受信した場合、CPU51は、作動用ソレノイドH1の作動に連続して、次の作動(連続作動)を実行させるので、遊技用作動部27の選択的な作動の実行を延期する。具体的には、作動用ソレノイドH1を作動させる時間が、設定時間(2秒)より長くなるよう延長された後に、遊技用作動部27の選択的な作動が実行されることになる。また、CPU51は、設定時間(2秒)内における不作動時間以外に、始動口スイッチ57、58、59からの次の検出信号(指令信号)を受信しない場合、遊技用作動部27の選択的な作動の実行後に、回転部材20によるパチンコ球の貯留状態を解除させる解除動作を実行する。
【0045】
一方、設定時間(2秒)内における不作動時間以外に、始動口スイッチ57、58、59から次の検出信号(指令信号)を受信した場合、CPU51は、作動用ソレノイドH1の作動に連続し、次の作動(連続作動)を実行させ、その後、遊技用作動部27の選択的な作動を実行するので、回転部材20によるパチンコ球の貯留の解除動作が延期されることになる。また、RAM52には、第1駆動モータ33及び第2駆動モータ37を駆動制御するための、動作プログラム及び高速駆動用の駆動データが記憶されている。この動作プログラムに従って動作するCPU51の制御の下、第1駆動モータ33または第2駆動モータ37についての、低速駆動用または高速駆動用の駆動用信号が、モータ駆動回路65に出力され、その駆動用信号に基づいて、これら第1駆動モータ33及び第2駆動モータ37がそれぞれ駆動する。
【0046】
次に、第1駆動モータ33または第2駆動モータ37の低速駆動用または高速駆動の方法について、図21及び図22に示すフローチャートを参照して説明する。図21は、回転部材20の回転動作を示すフローチャートである。図22は、回転部材20の上下動作を示すフローチャートである。この場合、回転部材20の回転用の第1の駆動モータ33または回転部材20の上下動用の第2の駆動モータ37(駆動モータ)を、高速制御用のデータテーブル及び低速制御用のデータテーブルの双方を予め準備して、RAM52に記憶して制御する。
【0047】
最初に、制御回路部50は、回転部材20の回転開始時において、第1駆動モータ33を低速制御する。具体的には、CPU51は、図21に示すように、低速用データテーブルを利用する参照回数を、RAM52の所定エリアにセットする(S1)。次に、CPU51は、低速用データテーブルから低速用の出力データを取得する(S2)。CPU51は、取得したデータを出力する(S3)。CPU51は、セットされた参照回数に達したか否かを判断し(S4)、所定参照回数に達していない場合(S4:NO)、S2、S3及びS4を繰り返す。それにより、回転部材20の回転開始時において、第1駆動モータ33が低速制御されることになる。
【0048】
所定参照回数に達した場合(S4:YES)、CPU51は、高速用データテーブルから高速用の出力データを取得する(S5)。CPU51は、取得したデータを出力ポート64を介して、モータ駆動回路65に出力する(S6)。そして、CPU51は、高速用データテーブルから出力終了か否かを判断する(S7)。モータ駆動回路65への出力終了でない場合(S7:NO)、CPU51は、S5及びS6を繰り返す。それにより、第1駆動モータ33が高速制御されることになる。モータ駆動回路65への出力終了である場合(S7:YES)、CPU51は、回転部材20の回転停止制御を行う。そして、制御回路部50は、回転部材20の回転停止時において、第1駆動モータ33を以下のように制御する。具体的には、CPU51は、低速用データテーブルを利用する参照回数を、RAM52の所定エリアにセットする(S8)。次に、CPU51は、低速用データテーブルから出力データを取得する(S9)。CPU51は、取得したデータを出力する(S10)。CPU51は、セットされた参照回数に達したか否かを判断し(S11)、所定参照回数に達していない場合(S11:NO)、CPU51はS9及びS10を繰り返す。それにより、回転部材20の回転停止時において、第1駆動モータ33が低速制御されることになる。そして、所定参照回数に達した場合(S11:YES)、CPU51は、出力ポート64を介して、モータ駆動回路65に出力を停止する(S12)。
【0049】
次に、制御回路部50は、回転部材20の上下動開始時において、第2駆動モータ37を低速制御する。具体的には、CPU51は、図22に示すように、低速用データテーブルを利用する参照回数を、RAM52の所定エリアにセットする(S21)。次に、CPU51は、低速用データテーブルから低速用の出力データを取得する(S22)。CPU51は、取得したデータを出力する(S23)。CPU51は、セットされた参照回数に達したか否かを判断し(S24)、所定参照回数に達していない場合(S24:NO)、S22、S23及びS24を繰り返す。それにより、回転部材20の上下動開始時において、第2駆動モータ37が低速制御されることになる。所定参照回数に達した場合(S24:YES)、CPU51は、高速用データテーブルから高速用の出力データを取得する(S25)。CPU51は、取得したデータを出力ポート64を介して、モータ駆動回路65に出力する(S26)。そして、CPU51は、高速用データテーブルから出力終了か否かを判断する(S27)。モータ駆動回路65への出力終了でない場合(S27:NO)、CPU51は、S25及びS26を繰り返す。モータ駆動回路65への出力終了である場合(S27:YES)、CPU51は、回転部材20の上下動の停止制御を行う。
【0050】
そして、制御回路部50は、回転部材20の上下動停止時において、第2駆動モータ37を以下のように制御する。具体的には、CPU51は、低速用データテーブルを利用する参照回数を、RAM52の所定エリアにセットする(S28)。次に、CPU51は、低速用データテーブルから出力データを取得する(S29)。CPU51は、取得したデータを出力する(S30)。CPU51は、セットされた参照回数に達したか否かを判断し(S31)、所定参照回数に達していない場合(S31:NO)、CPU51はS29及びS30を繰り返す。それにより、回転部材20の上下動停止時において、第2駆動モータ37が低速制御されることになる。それにより、回転部材20の上下動停止時において、第2駆動モータ37が低速制御されることになる。そして、所定参照回数に達した場合(S31:YES)、CPU51は、出力ポート64を介して、モータ駆動回路65に出力を停止する(S32)。
【0051】
次に、左始動口14B及び右始動口14Cに、入賞した時の動作について、図23及び図24に示すフローチャートを参照しながら説明する。図23は、大入賞口15用の開閉扉16を可動させる始動口機能を、不作動状態とする不作動時間を表示するための表示用LED14D、14Eの点灯動作を示すフローチャートである。図24は、パチンコ球が左始動口14B及び右始動口14Cに入賞してから開閉扉16が開放するまでの間に、可動入賞装置7内の遊技用作動部27の動作を示すフローチャートである。この場合、CPU51は、左始動口14B及び右始動口14Cにおけるパチンコ球の始動口入賞を検出した場合、大入賞口15用の開閉扉16を可動させる始動口機能を不作動状態にする不作動時間であっても、賞球払出回路61に賞球払い出し命令信号を出力するので、賞球払い出し動作を実行する実行手段として機能する。そして、CPU51は、図23に示すように、左始動口14B及び右始動口14Cにおけるパチンコ球の始動口入賞を検出する(S41)。次に、CPU51は、時間計測(例えば1.5秒間)のためのタイマー動作を開始する(S42)。CPU51は、表示用LED14D、14Eの点灯動作を実行させるとともに、大入賞口15を可動させる始動口機能を、不作動状態とする不作動時間(1.5秒)を設定する(S43)。CPU51は、セットされた時間を減少させ(S44)、所定時間(1.5秒間)経過したか否かを検出する(S45)。所定時間(1.5秒間)経過していない場合(S45:NO)、CPU51は表示用LED14D、14Eの点灯動作を継続させるとともに、不作動時間を継続する(S43、S44)。所定時間(1.5秒間)が経過した場合(S45:YES)、CPU51は、表示用LED14D、14Eの点灯動作を停止する(S46)。
【0052】
それにより、表示用LED14D、14Eが点灯動作を行っている間は、左始動口14B及び右始動口14C(始動口)にパチンコ球が入賞した際、遊技者は、大入賞口15用の開閉扉16(開閉用可動部材)を可動させる左始動口14B及び右始動口14C(始動口)の機能が作動しない不作動時間中に該当することを知ることができる。次に、CPU51は、左始動口14B及び右始動口14Cにおけるパチンコ球の始動口再入賞を検出する(S47)。始動口再入賞を検出した場合(S47:YES)、CPU51は、S42に戻る。始動口再入賞を検出しない場合(S47:NO)、CPU51はそのまま終了する。
【0053】
次に、CPU51は、図24に示すように、左始動口14B及び右始動口14Cにおけるパチンコ球の始動口入賞を検出する(S51)。ここで、CPU51は、可動入賞装置7内の遊技用作動部27を作動及び不作動させるための、時間計測(例えば1秒、1.5秒、2秒等)のためのタイマー動作を予めセットする(S52)。そして、CPU51は、遊技用作動部27の作動を開始し(S53)、CPU51は、セットされた設定時間(2秒)を減少させる(S54)。CPU51は、設定時間(2秒)経過したか否かを検出する(S55)。設定時間(2秒)経過していない場合(S55:NO)、CPU51は遊技用作動部27の作動を継続させる(S53、S54)。設定時間(2秒)が経過した場合(S55:YES)、遊技用作動部27の作動を停止し(S56)、CPU51は、遊技用作動部27が連続作動か否かを検出する(S57)。すなわち、CPU51は、設定時間(2秒)内における不作動時間以外に、始動口スイッチ57、58、59からの次の検出信号(指令信号)を受信したか否かを検出する。
【0054】
連続作動でない場合(S57:NO)、CPU51は遊技用作動部27の選択的な作動を実行する(S58)。すなわち、パチンコ球が始動口14B等に入賞した後、遊技用作動部27の前方側27cが上下動して、遊技用作動部27は、作動不作動を交互に繰り返すことになる。そして、CPU51は遊技用作動部27の選択的な作動の実行後に、パチンコ球の貯留状態の解除を実行する(S59)。
【0055】
連続作動の場合(S57:YES)、すなわち、CPU51は、設定時間(2秒)内における不作動時間以外に、始動口スイッチ57、58、59からの次の検出信号(指令信号)を受信した場合、CPU51は、可動入賞装置7内の遊技用作動部27を作動及び不作動させるための、時間計測(例えば1秒、1.5秒、2秒等)のためのタイマー動作をセットする(S60)。CPU51は、遊技用作動部27の作動を開始し(S61)、CPU51は、セットされた設定時間(2秒)を減少させる(S62)。CPU51は、設定時間(2秒)経過したか否かを検出する(S63)。設定時間(2秒)経過していない場合(S63:NO)、CPU51は遊技用作動部27の作動を継続させる(S61、S62)。設定時間(2秒)が経過した場合(S63:YES)、遊技用作動部27の作動を停止する(S64)。CPU51は遊技用作動部27の選択的な作動を実行し(S65)、パチンコ球の貯留状態の解除を実行する(S66)。尚、連続作動の回数は必ずしも2回に限らず、例えば3回以上連続しても良い。
【0056】
次に、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した後、設定時間内における不作動時間以外の時間に、パチンコ球が左始動口14B及び右始動口14C(始動口)に入賞しない場合、作動用ソレノイドH1、第1駆動モータ33及び第2駆動モータ37等の駆動制御処理について、図25を参照しながら説明する。ここで、図25(A)は、大入賞口15の開閉扉16の動作態様を示す。図25(B)は、左始動口14B及び右始動口14Cの始動口機能の有効または無効状態を示す。図25(C)は、遊技用作動部27の作動態様を示す。図25(D)は、回転部材20の上下移動の様子を示す。図25(E)は、エンコーダ用検出部41の検出信号の動作態様を示す。図25(F)は、回転動作用の第1駆動モータ33の動作態様を示す。
【0057】
図25(A)において、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した時点T1から、1000ms時間経過した後、その時点T2から500ms時間だけ、大入賞口15の開閉扉16が開く様子を示す。また、図25(A)には、V有効時間、すなわち、Vゾーン用スイッチ20Vによって検出されるVゾーンへの入賞球の検出を有効とする時間(設定時間)が明示されており、この場合、左始動口14B及び右始動口14Cの入賞から、6000ms時間である。また、図25(B)では、左始動口14B及び右始動口14Cの始動口機能の有効または無効状態を示し、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した時点T1から1500ms時間までは、次のパチンコ球が左始動口14B及び右始動口14Cに入賞しても始動口機能は無効状態であるのに対して、時点T1から1500ms時間経過後は、始動口機能の有効状態に戻る。図25(C)において、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した時から、遊技用作動部27が時点T1から所定時間(2秒)だけ作動した後、時点T3から所定時間(300ms時間)だけ不作動で、時点T4から所定時間(200ms時間)だけが再び作動した後、不作動となるといった動作の繰り返しを実行する。すなわち、指令信号の受信に基づき遊技用作動部27が作動している間に、次の指令信号を受信しない場合、始動口14b等への入賞から所定時間(2秒)経過後に、遊技用作動部27の選択的な作動を実行することになる。
【0058】
具体的には、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞してから、作動用ソレノイドH1が、時点T1から時点T3までの所定時間(2秒)作動し、パチンコ球がパチンコ球通路24上で移動して、回転部材20の凹部20aに貯留できる。その後、作動用ソレノイドH1が、時点T3から所定時間(300ms時間)不作動となるため、遊技用作動部27の前方側27cがパチンコ球通路24より下方に位置する。その後、作動用ソレノイドH1が再び時点T4から所定時間(200ms時間)作動し、遊技用作動部27の前方側27cが上方へ移動し、可動入賞装置7内のパチンコ球通路24上を移動するパチンコ球と、上下動(作動不作動)を交互に繰り返す遊技用作動部27とが干渉することになる。
【0059】
それにより、可動入賞装置7(役物)のパチンコ球は、作動不作動を交互に繰り返す遊技用作動部27と干渉等することになるので、遊技用作動部27の前方側27cが、遊技用作動部27の作動及び不作動を交互に繰り返す場合、仮に、遊技者が、始動口14b等にパチンコ球が入賞したのを見落とした場合でも、遊技用作動部27が作動不作動を交互に繰り返し、その前方側27cが、複数回(4回)上下すると、遊技者は始動口14b等にパチンコ球が入賞したことを知ることができる。そして、遊技用作動部27の前方側27cにおいて、4回の上下動が終了した時点(時点T10)で、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した時点T1から所定時間(4000ms時間)経過したことになる。
【0060】
図25(D)において、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した時点T1から、4100ms時間経過(時点T5)までは、回転部材20がパチンコ球通路24より下方側に位置し、上下動作用の第2駆動モータ37の駆動は停止状態にある。そして、回転部材20の貯留用凹部20aは、パチンコ球通路24よりも下方に位置するので、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞した時点T1から時点T5までの所定時間(4100ms時間)、パチンコ球通路24上のパチンコ球は、回転部材20の貯留用凹部20aで貯留できる。
【0061】
その時点T5から、回転部材20が高速で上方へ向かって移動するように、上下動作用の第2駆動モータ37が駆動する。そして、回転部材20の貯留用凹部20aが、パチンコ球通路24より上方へ移動した状態で、貯留用凹部20aから落下する。そして、図25(E)に示すエンコーダ用検出部41の検出信号が、時点T5経過後に、ON状態からOFF状態に立ち下がり、その後、OFF状態からON状態に立ち上がった際(時点T6)、回転部材20の上方へ向かう移動において、高速移動から低速移動に切り替わるように、第2駆動モータ37の駆動が変更され、50ms時間(時点T6から時点T7までの時間)だけ低速移動状態が継続する。このように制御回路部50は、回転部材20が高速で上方へ向かって移動を開始し、最上位点に到達する直前に、第2駆動モータ37を低速制御することにより、回転部材20が大きな運動量を有しないため、上下動作用の第2駆動モータ37の脱調等による位置ずれが生じずに、正常な移動を確保することができる。その後、時点T7から500ms時間だけ停止状態が継続し、上下動作用の第2駆動モータ37は、上方位置において停止状態となる。
【0062】
それにより、指令信号の受信に基づき遊技用作動部27が作動している間に、次の指令信号を受信しない場合、始動口14b等への入賞から所定時間(2秒)経過し、遊技用作動部27の選択的な作動の実行後に、回転部材20によるパチンコ球の貯留状態を解除させる解除動作が実行される。その停止状態から、回転部材20は高速で下方へ向かって移動するように、第2駆動モータ37の駆動が変更される。そして、図25(E)に示すエンコーダ用検出部41の検出信号が、時点T7経過後に、ON状態からOFF状態に戻り、再びOFF状態からON状態に立ち上がった場合(時点T8)、回転部材20が下方へ向かう移動において、高速移動から低速移動に切り替わるように、第2駆動モータ37の駆動が変更される。そして、50ms時間(時点T8から時点T9までの時間)だけ低速移動状態が継続する。それにより、回転部材20が最下位点に到達する直前に、制御回路部50は、第2駆動モータ37を低速制御することにより、回転部材20の運動量が小さくなって、脱調等による位置ずれが生じずに、正常な移動を確保することができる。その後、時点T9以降回転部材20は停止状態となる。
【0063】
図25(F)において、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した時点T1から4000ms時間(すなわち、時点T1から時点T10までの時間)は、回転部材20が、パチンコ球通路24より下方位置に位置した状態で、低速で正回転するように、回転動作用の第1の駆動モータ33が駆動する。それにより、パチンコ球を貯留した状態で、回転部材20(貯留手段)が回転する際に、制御回路部50は、回転用の第1駆動モータ33を低速制御するので、回転部材20は低速回転し、回転部材20の運動量が小さくなって、脱調等による位置ずれが生じずに、正常に回転することができる。その後、時点T10から時点T5までの時間(100ms時間)、回転動作用第1の駆動モータ33は停止状態となって、回転部材20は停止状態である。その後、回転部材20は、時点T5から時点T8までの時間に亘って、高速で逆回転するように、回転動作用第1の駆動モータ33が駆動する。
【0064】
そして、時点T5において、回転部材20が高速で逆回転を開始するように、回転動作用第1の駆動モータ33が駆動し、時点T5から時点T8までの時間、その第1の駆動モータ33が高速で逆回転する状態を継続する。そして、回転部材20は、時点T8で高速回転から低速回転に切り替わるように移行し、時点T8から時点T9までの時間100ms時間だけ、低速で逆回転するように、回転動作用第1の駆動モータ33が駆動する。その後、回転部材20は時点T9から100ms時間だけ停止状態なった後、回転部材20は低速で正回転するように、回転動作用第1の駆動モータ33が駆動する。
【0065】
次に、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した後、設定時間内における前記不作動時間以外の時間に、パチンコ球が左始動口14B及び右始動口14C(始動口)に入賞した場合、作動用ソレノイドH1、第1駆動モータ33及び第2駆動モータ37等の駆動制御処理について、図26を参照しながら説明する。ここで、図26(A)は、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞する態様を示す。図26(B)は、大入賞口15の開閉扉16の動作態様を示す。図26(C)は、左始動口14B及び右始動口14Cの始動口機能の有効または無効状態を示す。図26(D)は、遊技用作動部27の動作態様を示す。図26(E)は、回転部材20の上下移動の様子を示す。図26(F)は、エンコーダ用検出部41の検出信号の動作態様を示す。図26(G)は、回転動作用の第1駆動モータ33の動作態様を示す。図26(A)において、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した時点T1から、1500ms時間経過した後、時点T20で、パチンコ球が左始動口14B及び右始動口14C(始動口)に入賞する。この場合、パチンコ球が、設定時間(2秒)内における不作動時間(時点T1から1500ms時間)以外の時間に入賞する。
【0066】
図26(B)において、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した時点T20から、1000ms時間経過した後、その時点T21から500ms時間だけ、大入賞口15の開閉扉16が開く様子を示す。また、図26(B)には、V有効時間、すなわち、Vゾーン用スイッチ20Vによって検出されるVゾーンへの入賞球の検出を有効とする時間が明示されており、この場合、左始動口14B及び右始動口14Cの2度目の入賞(時点T20)から、6000ms時間となるように延期される。
【0067】
また、図26(C)において、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した時点T1から1500ms時間までは、次のパチンコ球が左始動口14B及び右始動口14Cに入賞しても始動口機能は無効状態であるのに対して、時点T1から1500ms時間経過後は、始動口機能が有効状態に戻る。また、左始動口14B及び右始動口14Cに2度目の入賞した時点T20から、1500ms時間までは、次のパチンコ球が左始動口14B及び右始動口14Cに入賞しても始動口機能は無効状態であるのに対して、時点T20から1500ms時間経過後は、始動口機能が有効状態に戻る。また、図26(D)において、パチンコ球が左始動口14B及び右始動口14Cに入賞し、その入賞に対応する検出信号(指令信号)の受信に基づき遊技用作動部27が作動している設定時間(2秒)内の、開閉扉16を可動させる始動口機能が、不作動状態となる不作動時間以外に、パチンコ球が左始動口14B及び右始動口14Cに入賞し、次の検出信号(指令信号)を受信した場合、作動用ソレノイドH1の現在の作動に連続して次の作動を実行する。
【0068】
すなわち、遊技用作動部27が時点T1から時点T20まで作動し、時点T20から所定時間(2秒)だけ作動し、遊技用作動部27の現在の作動と次の作動とが一体性(時間的連続性)を有するように作動が継続する。その後、時点T22から所定時間(300ms時間)だけ不作動で、時点T23から所定時間(200ms時間)だけが再び作動した後、不作動となるといった動作の繰り返しを4回実行する。具体的には、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞してから、作動用ソレノイドH1が、時点T1から時点T20までの時間及び時点T20から時点T22までの所定時間(2秒)作動するので、時点T1から時点T20までの時間に限って作動する場合に比べて長く、パチンコ球がパチンコ球通路24上で移動して、回転部材20の凹部20aに貯留できる。この場合、指令信号の受信に基づき遊技用作動部27が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、時点T1から時点T20までの時間及び時点T20から時点T22までの所定時間(2秒)作動するので、時点T1から時点T20までの時間に限って作動する場合に比べて、遊技用作動部27の選択的な作動の実行が延期されることになる。それにより、遊技用作動部27の作動用ソレノイドH1の作動中に、次の指令信号を受信するか否かによって、CPU51は、遊技用作動部27の作動用ソレノイドH1の現在の作動に連続して、次の作動用ソレノイドH1の作動を実行するので、遊技用作動部27の前方側27cの動作が変化に富むものになる。
【0069】
その後、遊技用作動部27の前方側27cを、時点T22から所定時間(300ms時間)不作動となって、遊技用作動部27の前方側27cがパチンコ球通路24より下方に位置し、再び遊技用作動部27の前方側27cが、時点T23から所定時間(200ms時間)上方へ移動し、可動入賞装置7内のパチンコ球通路24上を移動するパチンコ球と、前方側27cの上下動を交互に繰り返す遊技用作動部27とが干渉することになる。それにより、可動入賞装置7(役物)のパチンコ球は、作動不作動を交互に繰り返す遊技用作動部27と干渉等することになるので、遊技用作動部27の前方側27cが、遊技用作動部27の作動及び不作動を交互に繰り返す場合、仮に、遊技者が、始動口14b等にパチンコ球が入賞したのを見落とした場合でも、遊技用作動部27が作動不作動を交互に繰り返し、その前方側27cが、複数回(4回)上下すると、遊技者は始動口14b等にパチンコ球が入賞したことを知ることができる。この場合、遊技用作動部27が、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞してから、開閉扉16が開放及び閉鎖するまでの間に、動作する態様を採用するのが望ましい。このような態様の場合、開閉扉16の開放動作がまもなく始まることが分かり、遊技者は、開閉扉16(開閉用可動部材)が開放して、多くの賞球を得ることができるという期待感を持つことになる。そして、遊技用作動部27の前方側27cにおいて、4回の上下動が終了した時点(時点T30)で、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した時点T20から所定時間(4000ms時間)経過したことになる。
【0070】
図26(E)において、左始動口14B及び右始動口14Cに入賞した時点T20から、4100ms時間経過(時点T25)までは、回転部材20がパチンコ球通路24より下方側に位置し、上下動作用の第2駆動モータ37の駆動は停止状態にある。そして、回転部材20の貯留用凹部20aは、パチンコ球通路24よりも下方に位置するので、時点T1から時点T20までの時間の他に、左始動口14B及び右始動口14Cに、パチンコ球が入賞した時点T20から時点T25までの所定時間(4100ms時間)、パチンコ球通路24上のパチンコ球は、回転部材20の貯留用凹部20aで貯留できる。
【0071】
そして、時点T25から、回転部材20が高速で上方へ向かって移動するように、上下動作用の第2駆動モータ37が駆動する。そして、回転部材20の貯留用凹部20aが、パチンコ球通路24より上方へ移動した状態で、貯留用凹部20aから落下する。そして、図26(E)に示すエンコーダ用検出部41の検出信号が、時点T25経過後に、ON状態からOFF状態に立ち下がり、その後、OFF状態からON状態に立ち上がった際(時点T26)、回転部材20の上方へ向かう移動において、高速移動から低速移動に切り替わるように、第2駆動モータ37の駆動が変更され、50ms時間(時点T26から時点T27までの時間)だけ低速移動状態が継続する。このように制御回路部50は、回転部材20が高速で上方へ向かって移動を開始し、最上位点に到達する直前に、第2駆動モータ37を低速制御することにより、回転部材20が大きな運動量を有しないため、上下動作用の第2駆動モータ37の脱調等による位置ずれが生じずに、正常な移動を確保することができる。その後、時点T27から500ms時間だけ停止状態が継続し、上下動作用の第2駆動モータ37は、上方位置において停止状態となる。
【0072】
それにより、指令信号の受信に基づき遊技用作動部27が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、始動口14b等への入賞から所定時間(2秒)経過し、遊技用作動部27の選択的な作動の実行後に、回転部材20によるパチンコ球の貯留状態を解除させる解除動作が実行されるので、パチンコ球の貯留の解除が延期されることになる。具体的には、指令信号の受信に基づき遊技用作動部27が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、時点T1から時点T20までの時間及び時点T20から時点T22までの所定時間(2秒)作動するので、時点T1から時点T20までの時間に限って作動する場合に比べて、回転部材20による貯留状態を解除させる解除動作の実行が延期されることになる。そして、回転部材20が停止した状態から、回転部材20は高速で下方へ向かって移動するように、第2駆動モータ37の駆動が変更される。そして、図26(E)に示すエンコーダ用検出部41の検出信号が、時点T27経過後に、ON状態からOFF状態に戻り、再びOFF状態からON状態に立ち上がった場合(時点T28)、回転部材20が下方へ向かう移動において、高速移動から低速移動に切り替わるように、第2駆動モータ37の駆動が変更される。そして、50ms時間(時点T28から時点T29までの時間)だけ低速移動状態が継続する。それにより、回転部材20が最下位点に到達する直前に、制御回路部50は、第2駆動モータ37を低速制御することにより、回転部材20の運動量が小さくなって、脱調等による位置ずれが生じずに、正常な移動を確保することができる。その後、時点T29以降回転部材20は停止状態となる。
【0073】
図26(F)において、左始動口14B及び右始動口14Cに2度目入賞した時点T20から4000ms時間(すなわち、時点T20から時点T30までの時間)は、回転部材20が、パチンコ球通路24より下方位置に位置した状態で、低速で正回転するように、回転動作用の第1の駆動モータ33が駆動する。それにより、パチンコ球を貯留した状態で、回転部材20(貯留手段)が回転する際に、制御回路部50は、回転用の第1駆動モータ33を低速制御するので、回転部材20は低速回転し、回転部材20の運動量が小さくなって、脱調等による位置ずれが生じずに、正常に回転することができる。その後、時点T30から時点T25までの時間(100ms時間)、回転部材20は停止状態となって、回転動作用第1の駆動モータ33は停止状態である。その後、回転部材20は、時点T25から時点T28までの時間に亘って、高速で逆回転するように、回転動作用第1の駆動モータ33が駆動する。
【0074】
そして、時点T25において、回転部材20が高速で逆回転を開始するように、回転動作用第1の駆動モータ33が駆動し、時点T25から時点T28までの時間、その第1の駆動モータ33が高速で逆回転する状態を継続する。そして、回転部材20は、時点T28で高速回転から低速回転に切り替わるように移行し、時点T28から時点T29までの時間100ms時間だけ、低速で逆回転するように、回転動作用第1の駆動モータ33が駆動する。その後、回転部材20は時点T29から停止状態なる。それにより、指令信号の受信に基づき作動する遊技用作動部27の作動中に、次の指令信号を受信するか否かによって、制御回路部50は、現在の遊技用作動部27の作動に連続して、次の遊技用作動部27の作動を実行させたり、実行させなかったりする。また、指令信号の受信に基づき遊技用作動部27が作動している間に、次の指令信号を受信するか否かによって、パチンコ球の貯留の解除、解除の延期等により、解除動作時期が異なることになり、多彩な遊技の演出が可能になって、遊技者の興趣を増大させることができる。
【0075】
以上説明した通り、この実施形態に係るパチンコ遊技機1によれば、遊技盤2に設けられた左始動口14B等(始動口)へ入賞することにより、可動入賞装置7内の遊技用作動部27(役物)が作動して、可動入賞装置7(役物)内に入ったパチンコ球が、可動入賞装置7内に設けられたVゾーン用収納部20b(特定入賞口)へ、入賞することにより特別遊技状態が発生する。制御回路部50は、始動口スイッチ57、58、59から検出信号(指令信号)を入力するか否かを検出することができ、可動入賞装置7内の遊技用作動部27を、制御回路部50の制御の下、指令信号の受信に基づき作動させる。そして、始動口14b等への入賞に対応して、発せられる指令信号の受信に基づき遊技用作動部27が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、現在の作動に連続して次の作動を実行する制御回路部50を備えたので、指令信号の受信に基づき作動する遊技用作動部27の作動中に、次の指令信号を受信するか否かによって、制御回路部50は、現在の遊技用作動部27の作動に連続して、次の遊技用作動部27の作動を実行させたり、実行させなかったりする。
【0076】
また、パチンコ球が始動口14B等に入賞し、可動入賞装置7内の遊技用作動部27(役物)が作動した後、パチンコ球をパチンコ球通路24上に保持するとともに、パチンコ球通路24からパチンコ球を排出するように選択的に作動させるので、始動口14B等にパチンコ球が入賞したのを見落とした場合でも、遊技用作動部27の作動でもって、その旨を遊技者に報知する。また、左始動口14B等に入賞しても、大入賞口15用の開閉扉16(役物内の可動物)が開閉しないことを、遊技者に報知する表示用LED14D、14E(報知手段)を備えるので、左始動口14B等へ入賞しても、大入賞口15用の開閉扉16を開放させる機能を、左始動口14B等が果たさないことが分かる。そして、遊技者は例えば左始動口14B等以外の入賞口11等へパチンコ球を入賞させるように、操作ハンドルP6を操作して、発射装置の強さ加減を調整して、パチンコ球を発射するのが良いことが分かるので、遊技者は遊技戦略が練りやすい。また、表示用LED14D、14E以外に、遊技盤2の周囲に設けられた表示ランプP8等の表示手段でもって、不作動時間に該当する旨を報知しても良い。
【0077】
尚、不作動時間に該当する場合、その旨を遊技者に報知する手段として、例えば、音出力用のスピーカ3aの出力でもって、その旨を報知しても良い。また、表示用LED14D、14Eが常時は点灯し、不作動時間に該当する場合、消灯する態様を採用しても良い。また、不作動時間を報知する方法として、不作動時間の全時間に亘って、表示用LED14D、14Eを点灯したり、スピーカ3aから報知音を、不作動時間の全時間に亘って流す態様を必ずしも採用する必要はなく、要は、不作動時間に該当することを、遊技者に知らせる態様であれば、その態様を任意に変更しても良い。また、前記実施の形態の場合、可動入賞装置7は、開閉扉16を開閉する方式を採用したが、必ずしも、この態様を採用することなく、例えば開閉用羽根部材等の可動部材が開閉する方式を採用してもよい。
【0078】
また、前側ユニット3(装飾用構造部)を取り外して、新しい前側ユニット3(装飾用構造部)を取り付けるだけで、遊技者に対しては、新しい別種類のパチンコ遊技機であるとの印象を与えることができる。この可動入賞装置7が故障した場合であっても、前側ユニット3及び後側ユニット4を分離することができるので、容易に修理できる。特に、前側ユニット3の回転部材20及び大入賞口15等は、遊技盤2の前面に位置して、遊技者の注目を集める装飾用構造部として機能するので、遊技者の興趣を増大させることができるが、人気が無くなって商品価値が少なくなった場合には、前側ユニット3を取り替えて、モデルチェンジするのが望ましい。その際、後側ユニット4には、前側ユニット3の内の遊技用作動部27等を作動させるためのソレノイドH1等は、前側ユニット3(装飾用構造部)を取り外して、新しい別種類の前側ユニット3(別種類の装飾用構造部)を、後側ユニット4に取り付けた場合でも、所定の目的のために使用できる可能性がある。それにより、ソレノイドH1等をできるだけ使用できるように、そのことを考慮した新しい別種類の前側ユニット3を、後側ユニット4側に装着できるのが望ましい。
【0079】
そして、遊技盤2前面に位置する可動入賞装置7の前側ユニット3を、遊技盤2裏面の後側ユニット4から分離することができる場合、遊技盤2前面から前側ユニット3を容易に外すことができるので、可動入賞装置7内の球詰まり等についても、容易に修理できる。更に、かかる構成の場合、後側ユニット4は、前側ユニット3の大きさに特に制限されずに、自由に設計できるので、設計の際の自由度が増すことになる。また、開閉用可動部材は、例えば大入賞口15用の開閉扉16に限定されるものではなく、その他の可動部材等であってもよい。更に、遊技用作動部27は、例えばパチンコ球を遊技球通路24上に保持するための構造物に限定されるものではなく、その他の構造物等であってもよい。
【0080】
尚、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。遊技機の一例として第2種パチンコ遊技機を例示したが、それ以外の第1種または第3種パチンコ遊技機であってもよいし、それ以外のスロット機等の遊技機であっても良い。また、役物としての可動入賞装置7は、役物内に遊技球を入れるための大入賞口15(入口部)、及び、この大入賞口15(入口部)の近傍に配置した開閉扉16(開閉用可動部材)を備える可動入賞装置に限ったものではなく、役物用羽根が開閉する構成の他、その他のものでも良い。その可動入賞装置内の移動物についても、必ずしも回転部材である必要はなく、その他の移動部材であってもよく、その移動部材の駆動方法として、ソレノイドでもって動作する構成であってもよい。また、その役物内の構造物自体が金属からなっていてもよいし、発光手段は、発光ダイオード以外からなっていてもよい。また、可動入賞装置は、遊技球としてのパチンコ球を貯留する構成として、上記構成以外のものであってもよい。更に、装飾用構造部は必ずしも前側ユニット3からなる必要はなく、また、役物用機構部は必ずしも後側ユニット4からなる必要はなく、その構成及び形態は任意に変更できる。
【0081】
また、前記実施の形態の場合、遊技用作動部は、例えば、役物内に設けられた構造物であったが、遊技盤上の役物の外側に設けられた構造物であってもよい。また、遊技用作動部は、遊技球の貯留に関与しても良いし、遊技球の貯留に関与しないものであってもよい。その際、指令信号の受信に基づき作動する遊技用作動部の作動中に、次の指令信号を受信した場合、現在の作動に連続して次の作動を実行する遊技用作動部は、例えば、遊技盤上の役物の外側に設けられた構造物であってもよいし、遊技球の貯留に関与しないものであってもよい。また、現在の作動に連続して次の作動を実行する場合、図26(D)の時点T1から時点T22に示すように、現在の作動が終了した後に、その作動が継続するように連続して次の作動を実行することをいい、現在の作動と次の作動とが一体性を有するような態様をなす。
【0082】
また、指令信号の受信に基づき作動する遊技用作動部27の作動中に、次の指令信号を受信するか否かによって、制御回路部50は、現在の遊技用作動部27の作動に連続して、次の遊技用作動部27の作動を実行させたり、実行させなかったりするが、その実行させない態様として、本来あるべき作動以外の作動を実行してもよい。例えば、現在の作動が終了した後に、本来あるべき作動以外の作動(例えば遊技動作と無関係な、回転部材20を回転させながら上下動させる態様であるデモンストレーション)を実行してもよい。
【0083】
【発明の効果】
【0084】
請求項1に係る発明によれば、遊技球が、遊技盤に設けられた始動口へ入賞し、遊技球が役物内に設けられた特定入賞口へ入賞することにより、特別遊技状態を発生する遊技機において、前記始動口への入賞に対応して、発せられる指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、現在の作動に連続して次の作動を実行する制御手段を備えたので、指令信号の受信に基づき作動する遊技用作動部の作動中に、次の指令信号を受信するか否かによって、制御手段は、現在の遊技用作動部の作動に連続して、次の遊技用作動部の作動を実行させたり、実行させなかったりする。それにより、遊技用作動部の動作が変化に富むものになって、多彩な遊技演出が可能となり、遊技者の興趣を増大させることができる。
【0085】
請求項2に係る発明によれば、前記始動口に遊技球が入賞した際、前記開閉用可動部材を可動させる始動口機能が、所定時間不作動状態となる不作動時間を設定し、予め設定した時間における前記不作動時間以外の時間に、遊技球が始動口に入賞した場合に、前記制御手段は、指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信することにより、前記遊技用作動部の連続作動を実行させるので、設定時間内における始動口の機能が作動しない不作動時間以外の時間に、遊技球が始動口に入賞するか否かによって、指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信したり、しなかったりする。それにより、制御手段は、現在の作動に連続して、次の遊技用作動部の作動を実行させたり、実行させなかったりするので、遊技用作動部の動作が変化に富むものになって、多彩な遊技の演出が可能になって、遊技者の興趣を増大させることができる。
【0086】
請求項3に係る発明によれば、遊技球を遊技球案内部上に保持するとともに、前記遊技球案内部から遊技球を排出するように選択的に作動可能な遊技用作動部を備え、前記制御手段は、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信しない場合、始動口への入賞から所定時間経過後に遊技用作動部の選択的な作動を実行し、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、遊技用作動部の選択的な作動の実行が延期されるので、指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信するか否かによって、所定時間経過後の選択的な作動、作動の延期等により、遊技用作動部の選択的な作動の実行の動作時期が異なることになる。このような遊技用作動部の選択的な動作により、多彩な遊技の演出が可能になって、遊技者の興趣を増大させることができる。
【0087】
請求項4に係る発明によれば、遊技球を貯留できる貯留手段と、前記貯留手段に対して相対的に移動して、前記貯留手段による遊技球の貯留状態を解除させる解除手段とを備え、前記制御手段は、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信しない場合、貯留手段による遊技球の貯留を解除し、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、貯留手段による遊技球の貯留の解除を延期するので、指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信するか否かによって、遊技球の貯留の解除、解除の延期等により、解除動作の時期が異なることになり、多彩な遊技の演出が可能になって、遊技者の興趣を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るパチンコ遊技機を示した正面図である。
【図2】 本実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤を示した正面図である。
【図3】 本実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤から前側ユニット及び後側ユニットを取り外した状態を、前側から見た斜視図である。
【図4】 本実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤から前側ユニット及び後側ユニットを取り外した状態を、後側から見た斜視図である。
【図5】 本実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤から前側ユニット及び後側ユニットを取り外した状態の側面図である。
【図6】 本実施形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤に前側ユニット及び後側ユニットを組み付けた側面図である。
【図7】 本実施形態に係る可動入賞装置を拡大して示す斜視図である。
【図8】 本実施形態に係る可動入賞装置を拡大して示す斜視図であって、パチンコ球の移動を示す。
【図9】 本実施形態に係る可動入賞装置を拡大して示す斜視図であって、パチンコ球の移動を示す。
【図10】 本実施形態に係る可動入賞装置を拡大して示す縦断面図である。
【図11】 本実施形態に係る可動入賞装置を拡大して示す縦断面図である。
【図12】 本実施形態に係る可動入賞装置内の回転部材等の部品を拡大して示す斜視図である。
【図13】 本実施形態に係る可動入賞装置内の回転部材等の部品を拡大して示す側面図である。
【図14】 本実施形態に係る可動入賞装置内の回転部材等の部品を拡大して示す斜視図である。
【図15】 本実施形態に係る可動入賞装置内の回転部材等の部品を拡大して示す側面図である。
【図16】 本実施形態に係る可動入賞装置内を下方から見た拡大底面図である。
【図17】 本実施形態に係る可動入賞装置の内部を拡大して示す拡大平面図である。
【図18】 本実施形態に係る可動入賞装置を拡大して示す正面図である。
【図19】 (a)は、本実施形態に係る回転部材の拡大正面図であり、(b)は、回転部材の拡大平面図である。
【図20】 本実施形態に係るパチンコ遊技機の制御回路部のシステム構成を示すブロック図である。
【図21】 本実施形態に係るパチンコ遊技機の制御回路部による駆動用モータの回転動作を示すフローチャートである。
【図22】 本実施形態に係るパチンコ遊技機の制御回路部による駆動用モータの上下動作を示すフローチャートである。
【図23】 本実施形態に係るパチンコ遊技機の制御回路部による始動口入賞時の表示手段の表示動作を示すフローチャートである。
【図24】 本実施形態に係るパチンコ遊技機の制御回路部による始動口入賞時の遊技用作動部等の動作処理を示すフローチャートである。
【図25】 本実施形態に係るパチンコ遊技機の回転部材等の動作の概要を示すタイミングチャートである。
【図26】 本実施形態に係るパチンコ遊技機の回転部材等の動作の概要を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(遊技機)
2 遊技盤
2A 開口
3 前側ユニット(装飾用構造部)
4 後側ユニット(役物用機構部)
7 可動入賞装置(役物)
10、11 入賞口
12、13 入賞口
14 始動口部材
14A 中始動口(始動口)
14B 左入賞口(始動口)
14C 右入賞口(始動口)
14D、14E 表示用LED(報知手段)
16 開閉扉
20 回転部材(貯留手段)
20a 凹部(貯留部)
20a1 凹部の底面
20b Vゾーン用収納部
20c 蓋体
20f 蓋体の駆動用ソレノイド(駆動手段)
21 空間部
22 パチンコ球通路
24 パチンコ球通路
24a 周囲壁
25 パチンコ球排出口
27 遊技用作動部
30 軸部
31 ギヤ部
32 駆動ギヤ
33 回転動作用の第1駆動モータ(回転駆動手段)
37 上下動作用の第2駆動モータ(上下動駆動手段)
38 駆動ギヤ
42 カム用突起
43 カム溝
H1 作動用ソレノイド(駆動手段)
L1 発光ダイオード(発光手段)
K1 金属メッキ
50 制御回路部(制御手段)
51 CPU
52 RAM(記憶手段)
【0088】
以下の事項を開示する。
(発明1) 指令信号の受信に基づき作動する遊技用作動部を備える遊技機において、前記遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、現在の作動に連続して次の作動を実行する制御手段を備えたことを特徴とする遊技機。
発明1によれば、指令信号の受信に基づき作動する遊技用作動部を備える遊技機において、前記遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、現在の作動に連続して次の作動を実行する制御手段を備えたことを特徴とする。ここで、「現在の作動に連続して次の作動を実行する」とは、現在の作動が終了した後に、その作動が継続するように連続して次の作動を実行することをいい、現在の作動と次の作動とが一体性(時間的連続性)を有するような態様をなすことをいう。そのため、現在の作動に連続して次の作動を実行する態様は、現在の作動が終了した後に、作動停止または本来あるべき作動以外の作動(例えばデモンストレーション動作)を実行した後に、次の作動を実行する態様とは異なる。従って、制御手段は、指令信号の受信に基づき作動する遊技用作動部の作動中に、次の指令信号を受信しない場合は、遊技用作動部の現在の作動が終了した後に、作動が連続しないので、遊技用作動部の作動中に、次の指令信号を受信した場合と、遊技用作動部の作動中に、次の指令信号を受信しない場合とでは、遊技用作動部が異なる動作を実行することになる。それにより、指令信号の受信に基づき作動する遊技用作動部の作動中に、次の指令信号を受信するか否かによって、制御手段は、現在の遊技用作動部の作動に連続して、次の遊技用作動部の作動を実行させたり、実行させなかったりするので、遊技用作動部の動作が変化に富むものになって、多彩な遊技演出が可能となり、遊技者の興趣を増大させることができる。特に、パチンコ球を転動させるための遊技用作動部の作動が、役物内の貯留に関係する場合、現在の作動に連続して次の作動を実行する結果、役物内に貯留される遊技球が多数となって、遊技者にとって有利な状態になりやすくなる。そのため、多彩な遊技演出が可能となり、遊技者の興趣を増大させることができる。
Claims (4)
- 遊技球が、遊技盤に設けられた始動口へ入賞し、遊技球が役物内に設けられた特定入賞口へ入賞することにより、特別遊技状態を発生する遊技機において、
前記始動口への入賞に対応して、発せられる指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、現在の作動に連続して次の作動を実行する制御手段を備えたことを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記始動口に遊技球が入賞した際、前記開閉用可動部材を可動させる始動口機能が、所定時間不作動状態となる不作動時間を設定し、
予め設定した時間における前記不作動時間以外の時間に、遊技球が始動口に入賞した場合に、前記制御手段は、指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信することにより、前記遊技用作動部の連続作動を実行させることを特徴とする遊技機。 - 請求項2に記載の遊技機において、
遊技球を遊技球案内部上に保持するとともに、前記遊技球案内部から遊技球を排出するように選択的に作動可能な遊技用作動部を備え、
前記制御手段は、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信しない場合、始動口への入賞から所定時間経過後に遊技用作動部の選択的な作動を実行し、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、遊技用作動部の選択的な作動の実行が延期されることを特徴とする遊技機。 - 請求項3に記載の遊技機において、
遊技球を貯留できる貯留手段と、前記貯留手段に対して相対的に移動して、前記貯留手段による遊技球の貯留状態を解除させる解除手段とを備え、
前記制御手段は、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信しない場合、貯留手段による遊技球の貯留を解除し、前記指令信号の受信に基づき遊技用作動部が作動している間に、次の指令信号を受信した場合、貯留手段による遊技球の貯留の解除を延期することを特徴とする遊技機。
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