JP4530608B2 - 電子部品供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を収容部に収容し部品取出位置に向かって間欠送りされるキャリアテープから電子部品を供給する電子部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の電子部品供給装置は、例えば特許文献1等に開示されているが、この電子部品供給装置はキャリアテープを巻回したリールと分割されて一括交換用カートに取り付けられ、交換時等には、一人の作業者が電子部品供給装置を一方の手に持ち、リールを他方の手に持って持ち運びして交換作業を行っていた。
【0003】
【特許文献1】
特開平13−230589号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電子部品供給装置を一方の手に持ち、リールを他方の手に持って持ち運びした場合には、両手にて電子部品供給装置を扱うことができないため、電子部品供給装置を落す虞があり、落下により電子部品供給装置が故障する虞もあり、更に1度に作業者が一対の電子部品供給装置とリールとを運ぶことしかできなく、複数対の電子部品供給装置とリールとを交換する場合などには作業が煩雑になった。
【0005】
そこで本発明は、電子部品供給装置によりリールを着脱自在に保持させ、電子部品供給装置及びリールの運搬時の落下を回避できるようにし、また、運搬作業の簡略化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため第1の発明は、電子部品を収容部に収容したキャリアテープを間欠送りするスプロケットを有したテープ送り機構と、前記テープ送り機構の駆動モータと、前記キャリアテープを巻回したリールを保持するリールホルダを係止するためのピンを備えた、台車から交換可能な電子部品供給装置であって、前記リールホルダは、前記電子部品供給装置を前記台車から交換する際に前記ピンに係止する切り欠きを有し、前記切り欠きは、前記リールホルダを台車に搭載した際にリールの間仕切りを兼ねる側壁であって、収納したリールの外周縁より外方向に突出する突出部分に設けられ、前記ピンの案内路とこの案内路の奥に形成され上方に切り欠かれた係止縁とを備えており、前記ピンの先端には、前記係止縁を係止するための鍔が形成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る電子部品供給装置について説明する。この電子部品供給装置は、電子部品装着装置の装置本体に、チップコンデンサやチップ抵抗などの電子部品を供給するものであり、これら電子部品はリールに巻回されたキャリアテープに搭載され、電子部品供給装置によるキャリアテープの間欠送りに伴って装置本体に1個ずつ供給されるものである。
【0010】
図1及び図2は電子部品供給装置及びリールを搭載した台車の全体正面図及び全体側面図であり、電子部品供給装置1は、装置フレーム2と、キャリアテープリール3ら繰り出され電子部品供給装置に送られたキャリアテープCを電子部品の部品取出位置まで間欠送りするテープ送り機構としてのスプロケット4と、部品取出位置の手前でキャリアテープCから剥がされたカバーテープを回収するカバーテープ回収部5と、部品取出位置に送り込まれた電子部品の上側を開放して電子部品のピックアップを可能にする図示しないシャッタ機構と、テープ送り機構及びシャッタ機構の駆動源となる図示しない駆動モータなどとを備えている。
【0011】
また、電子部品供給装置1とキャリアテープリール3を搭載した台車10は左右フレーム11、12と、左右フレーム11、12の下部から前後に伸びた水平フレーム13、14と、水平フレーム13、14の前後に取り付けられたキャスタ15と、左右の水平フレーム間に間隔を存して平行に渡された前後フレーム16、17と、左右フレーム11、12間の下部に設けられたリール搭載部18と、左右フレーム11、12間の上部に設けられて電子部品供給装置1を搭載する部品ユニット搭載部19と、左右フレーム11、12間に渡された水平フレーム20とから構成されている。
【0012】
リール搭載部18は後述するリールホルダの下部形状に対応して上方広がりの形状に例えば金属を折曲して形成されている。なお、リール搭載部18を樹脂にて形成してももちろんよい。
【0013】
以下、リールホルダ及び電子部品供給装置について説明する。21は樹脂或いは金属板にて形成され、キャリアテープリール(以下リールと称する)3のほぼ中央より下方の部分を収納し、保持するリールホルダである。このリールホルダ21は上面を開口し、その下部は上記リール搭載部18の形状と対応しており、左右側壁22、底壁23、底壁23の前後から上方へ傾斜して延びた傾斜壁24及び各傾斜壁24の上縁から垂直に伸びた前後壁25とから構成されている。左右側壁22の中央にはほぼ垂直に延びた係止片26が形成され、この係止片26の上部には、収納したリール3の外周縁より外方向に突出した部分に形成された被係止部としての切り欠き261が形成されている。そして、切り欠き261は電子部品供給装置1に設けられた後述するピンの案内路27と、この案内路27の奥に形成され上方に切り欠かれたほぼ円形の係止縁28とを備えている。
【0014】
また、電子部品供給装置1の例えばテープ入口側の装置フレーム2の下部には、切り欠き26を係止する係止部としての一対のピン30が左右対象ほぼ水平に取り付けられている。各ピン30は断面円形であり、その先端には外周方向へ延び、係止縁28を係止する鍔31が形成されている。
【0015】
そして、電子部品を所定間隔毎に搭載したキャリアテープCは、図2に示しように台車10のリール搭載部18に搭載された前記リール3に巻回した状態で提供される。リール3はリール搭載部18にて制動回転し、該リール3から繰り出されたキャリアテープCは、電子部品供給装置1の電子部品取出位置まで送られ、キャリアテープCに搭載した電子部品は、カバーテープを剥がされた状態で、図示しない電子部品装着装置の吸着ノズルにより取出され、プリント基板上に装着される。
【0016】
また、電子部品供給装置1及びリール3の交換作業のときなどには、図4に示したようにリール3を収納したリールホルダ21の切り欠き261の案内路27を介して係止縁28を電子部品供給装置1の両側のピン30に係止し、リールホルダ21を電子部品供給装置1に取り付ける。このようにリールホルダ21を電子部品供給装置1に取り付けることを可能にすることにより、作業者はリールホルダ21と電子部品供給装置1とをそれぞれ別の手によって持つ必要が無くなり、リールホルダ21が取り付けられた電子部品供給装置1を両手にて確実に持つことができ、電子部品供給装置1またはリール3の落下を回避することができる。また、ピン30の先端に形成された鍔31に係止縁28が係止し、リールホルダ21が電子部品供給装置1から外れることを確実に回避する。
【0017】
また、上記のように電子部品供給装置1とリール3とが分割タイプである場合においても、作業者が電子部品供給装置1と共に運んできたリールホルダ21を電子部品供給装置1から外し、台車10のリール搭載部18に搭載するときには、案内路27を介して切り欠き261をピン30から外し、リール3が収納されている状態にてリールホルダ21をリール搭載部18に搭載する。このとき、複数のリールホルダ21をリール搭載部18に並べさえすれば、図1に示したようにリールホルダ21が各リール3の間仕切りとなる。この結果、台車10のリール搭載部に間仕切りを設ける必要が無くなり、台車10の構成を簡略化することも可能になる。
【0018】
なお、上記実施の形態に示したように、電子部品供給装置1を構成する装置フレーム2のテープ入口側下部に係止部としての一対のピン30を左右対象に取り付け、両ピン30に左右側壁22の係止片25の切り欠き261を係止させることにより、リールホルダ21を電子部品供給装置1にバランス良く取り付けることができるが、ピン30はリールホルダ21を係止できるならば左右対象でなくともよく、また、ピン30を装置フレーム2の左右何れか一方に設け、リールホルダ21の一方の側壁22の中央に係止片25を形成し、この係止片25の上部に被係止部としての切り欠き261を形成してもよい。
【0019】
また、左右各ピン30の間に位置する装置フレーム2の寸法と左右係止片25の間隔とがほぼ等しく、例えば装置フレーム2が左右係止片25のずれ防止部材として作用し、ピン30に係止片25を係止したときの係止片25のずれが僅かに抑えられ、ピン30からの係止片25の外れが回避される場合には、ピン30に鍔を形成しなくともよい。
【0020】
以上本発明の実施形態について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電子部品供給装置及びリールの交換作業時には、作業者はリールホルダと、キャリアテープを間欠送りするテープ送り機構を備えて該キャリアテープから電子部品を供給する電子部品供給装置とをそれぞれ別の手にて持つ必要が無くなり、リールを並べたときには、側壁が前記リールの間仕切りを兼ねるリールホルダが取り付けられた電子部品供給装置を両手にて確実に持つことができ、この結果、電子部品供給装置またはリールの落下を回避することができ、また、運搬作業の簡略化を図ることができ、更に、リールホルダに形成された切り欠きはピンの案内路とこの案内路の奥に形成され上方に切り欠かれた係止縁とを備え、ピンの先端には、前記係止縁を係止する鍔が形成されているので、リールホルダが電子部品供給装置から外れることを確実に回避することができる。
【0022】
また、電子部品供給装置及び複数のリールを搭載する台車の構成を簡略化することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品供給装置及びリールホルダを搭載した台車の全体正面図である。
【図2】電子部品供給装置及びリールホルダを搭載した台車の全体断面図である。
【図3】リールを収納したリールホルダの側面図である。
【図4】リールホルダを電子部品供給装置に取り付けた状態の側面図である。
【符号の説明】
1 電子部品供給装置
2 装置フレーム
3 リール
21 リールホルダ
26 係止片
261 切り欠き
30 ピン(係止部)
Claims (1)
- 電子部品を収容部に収容したキャリアテープを間欠送りするスプロケットを有したテープ送り機構と、前記テープ送り機構の駆動モータと、前記キャリアテープを巻回したリールを保持するリールホルダを係止するためのピンを備えた、台車から交換可能な電子部品供給装置であって、
前記リールホルダは、前記電子部品供給装置を前記台車から交換する際に前記ピンに係止する切り欠きを有し、
前記切り欠きは、前記リールホルダを台車に搭載した際にリールの間仕切りを兼ねる側壁であって、収納したリールの外周縁より外方向に突出する突出部分に設けられ、前記ピンの案内路とこの案内路の奥に形成され上方に切り欠かれた係止縁とを備えており、
前記ピンの先端には、前記係止縁を係止するための鍔が形成されていることを特徴とする電子部品供給装置。
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