Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4532428B2 - 自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4532428B2 - 自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造 - Google Patents

自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4532428B2
JP4532428B2 JP2006092342A JP2006092342A JP4532428B2 JP 4532428 B2 JP4532428 B2 JP 4532428B2 JP 2006092342 A JP2006092342 A JP 2006092342A JP 2006092342 A JP2006092342 A JP 2006092342A JP 4532428 B2 JP4532428 B2 JP 4532428B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
seal plug
plug
disk
seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2006092342A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007263323A (ja
Inventor
宏一郎 白戸
道昭 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Ltd filed Critical JATCO Ltd
Priority to JP2006092342A priority Critical patent/JP4532428B2/ja
Publication of JP2007263323A publication Critical patent/JP2007263323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4532428B2 publication Critical patent/JP4532428B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Retarders (AREA)

Description

本発明は、同一の変速機ケース内にトルクコンバータ、変速機ユニットおよびディファレンシャル機構が収納された自動変速機に係り、特にディファレンシャル機構のサイドギアの開口部から変速機ケース内の作動油が外部に漏れ出すことを防止するシールプラグの抜け止め構造に関する。
従来、自動変速機の出力側に配置されたディファレンシャル機構は、エンジンからのトルクがトルクコンバータおよび変速ユニットを介して伝達されるピニオンギアと、このピニオンギアに噛み合い略円筒形状に形成された左右のサイドギアとより構成されている。
トルクコンバータ、変速ユニットおよびディファレンシャル機構は、同一の変速機ケース内に配置される。
変速機の組み立ては、変速機ケース内に配置された左右のサイドギアの中空部に、左右のドライブシャフトの基端側を嵌合させ、先端側を変速機ケースの開口から突出させた状態としている。
ここで、通常、左右のサイドギアの中空部の基端側(サイドギアにおいてギア部が設けられている側の端部)には、変速機ケースと左右のサイドギアの中空部とを区画し、変速機ケース内に作動油を密閉しておくシールプラグが取り付けられている。
これにより左右のドライブシャフトをサイドギアから引き抜いても、作動油が変速機ケース内からディファレンシャル機構を介して外部へ漏れ出ることを防止している。
このシールプラグの具体的な構造として、たとえば特開平10−213209号公報に記載のものが知られている。
この従来技術を図11を参照して説明すると、サイドギア300は、ディファレンシャル機構内に組み込まれる基端側(図11中、右側の端部)に、ピニオンギア298に噛み合うギア部301が設けられ、ギア部301よりも先端側(図11中、左側)の中空部302の内周面にスプライン歯303が設けられている。
また、中空部302の基端側の内周に、環状の凹部からなる抜け止め溝304が形成されている。
中空部302に、仮想線で示すドライブシャフト310が嵌入される。ドライブシャフト310は、その外周にスプライン歯を有し、中空部302の内周面に設けたスプライン歯303とスプライン結合している。
サイドギア300の基端側の開口は、開口部305aおよび底部305bからなるカップ形状のシールプラグ305によって封止される。
特にシールプラグ305は、サイドギア300の基端側に開口部305a、先端側に底部305bが配され、その開口部305aが抜け止め溝304内に嵌まり込んでいる。
従って、ピニオンギア298からギア部301へ伝達される動力によって、シールプラグ305がサイドギア300の基端側に移動した場合でも、上述した構成により、シールプラグ305が抜け落ちにくくなり、変速機ケース内の作動油が外部へ漏れ出てしまうことがない。しかも、シールプラグ305は、サイドギア300の中空部302の径に対して小径の底部305bから挿入して組み付ける構造であるため、組み付け性は比較的良好である。
特開平10−213209号公報
しかしながら、ドライブシャフト310が差し込まれるサイドギア300の先端側に、シールプラグ305の底部305bを配置する構成であり、ドライブシャフト310の先端とシールプラグ305の底部305bとの干渉を避けるため、ドライブシャフト310をその先端がサイドギア300の基端側の端部近傍に到達する位置まで中空部302内に差し込むことができない。
ここで、サイドギア300のギア部301に入力された動力は、中空部302に形成されたスプライン歯303からドライブシャフト310の外周面に形成されたスプライン歯を介してドライブシャフト310に伝達される。
したがって、本構成では、ギア部301とスプライン歯303までの距離が長くなってしまい、サイドギア300におけるギア部301とスプライン歯303の間の強度を確保するために肉厚に形成する必要があるといった問題がある。
また、シールプラグ305の抜けを防止するため抜け止め溝304と、該抜け止め溝304に嵌まり込むシールプラグ305の開口部305aとを形成することは、複雑な加工および高い加工精度が要求される。
そこで本発明はこのような問題点に鑑み、ドライブシャフトをサイドギアの端部近傍まで差し込むことができ、さらにサイドギアおよびシールプラグに複雑な加工や高い加工精度を必要とすることなく、ピニオンからの負荷によりシールプラグがサイドギアから抜け落ちることを防止することができる自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造を提供する。
本発明は、作動油を密閉した変速機ケース内に、変速機ユニットおよびディファレンシャル機構を収納し、該ディファレンシャル機構は、変速機ユニットから動力が伝達されるピニオンギアと、円筒部および該円筒部の一端側の外周にピニオンギアに噛合するギア部とを備えたサイドギアと、該サイドギアの円筒部の他端側から一端側に向けて差し込まれ、円筒部の内周面とスプライン結合するドライブシャフトとを備え、サイドギアの一端側の内周面にプラグ嵌込部が設けられ、該プラグ嵌込部に変速機ケース内から円筒部への作動油の流れをシールするシールプラグが配設された自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造において、シールプラグは、成形加工により一方側に突出する形状に形成されたディスク部と、該ディスク部の外周からディスク部が突出する方向へ延出された円筒形状の取付部とより構成され、ディスク部はプラグ嵌込部に、ディスク部が突出する側がドライブシャフト側へ臨むように取り付けられているものとした。
本発明によれば、シールプラグのディスク部を、シールプラグのプラグ嵌込部への取付方向側に突出する構造としたので、サイドギアからシールプラグに負荷が加わると、ディスク部が突出方向に移動してシールプラグがディスク部の突出方向側にくの字形状にたわむ。シールプラグが無負荷状態となりくの字形状からもとの形状に戻る際に、シールプラグの取付部のうちディスク部の突出方向に移動した部分(くの字形状の折れ曲がり部分)はプラグ嵌込部との摩擦力が他の部分と比べて大きいため、該突出方向に移動した部分が支点となり、くの字形状の両端部がディスク部の突出方向へ移動する。
このように、シールプラグは負荷が加わる前後でディスク部の突出方向側へ移動することとなり、簡素な構造によってシールプラグがプラグ嵌込部から抜け出ることを防止することができる。
さらにシールプラグは取付部の開口側からプラグ嵌込部に取り付けられるため、ドライブシャフトの先端をサイドギアのギア部近傍まで差し込むことができ、サイドギアを肉厚に形成する必要がない。
また、プラグ嵌込部の内周面にシールプラグがサイドギアの一端側に移動することを防止するための段差部を設ける必要が無いので、プラグ嵌込部の軸方向の長さをシールプラグの軸方向の長さと略同一とすることができ、シールプラグをサイドギアの一端側の端部に配置することができる。したがってドライブシャフトの先端をサイドギアのギア部近傍までさらに差し込むことができる。
次に本発明の実施の形態を実施例により説明する。
なお本実施例は、前進5速後退1速の自動変速機のディファレンシャル機構部分に適用したものである。
図1は、自動変速機のギアトレーンを示すスケルトン図である。
この動力伝達機構は、トルクコンバータ1、主変速機構2、副変速機構3および車輪を駆動するディファレンシャル機構20を有している。
なお、トルクコンバータ1、主変速機構2および副変速機構3が本発明における変速機ユニットを構成する。
主変速機構2はトルクコンバータ1と同一軸線上に構成され、副変速機構3は主変速機構2と平行に配置されている。
トルクコンバータ1には、ロックアップ機構4が付設され、図示省略されたエンジンからの回転力が入力される。
またトルクコンバータ1からの出力は、軸5により主変速機構2に入力される。
主変速機構2は、第1遊星歯車機構G1、第2遊星歯車機構G2、リバースクラッチC1、ハイクラッチC2、ロークラッチC3、ローリバースブレーキB1、2−4ブレーキB2およびローワンウェイクラッチOC1を備え、軸5から入力される回転力を変速して軸6に出力している。
第1遊星歯車機構G1は、軸5上に配置され、サンギアS1と、インターナルギアR1と、サンギアS1およびインターナルギアR1と同時に噛み合うピニオンギアP1と、ピニオンギアP1を支持するキャリアPC1から構成されている。
また、第2遊星歯車機構G2も軸5上に配置され、サンギアS2と、インターナルギアR2と、サンギアS2およびインターナルギアR2と同時に噛み合うピニオンギアP2と、ピニオンギアP2を支持するキャリアPC2から構成されている。
リバースクラッチC1、ハイクラッチC2、ロークラッチC3、ローリバースブレーキB1、2−4ブレーキB2およびローワンウェイクラッチOC1を種々の組み合わせで作動させることにより、第1遊星歯車機構G1および第2遊星歯車機構G2の各要素の回転状態を変え、軸5の回転速度に対する軸6の回転速度を変えることができる。
軸6には、一体に取り付けられた主出力ギア7が設けられ、副変速機構3に連結された副入力ギア8と噛み合っている。
副変速機構3は、第3遊星歯車機構G3、ダイレクトクラッチC4、リダクションブレーキB3およびリダクションワンウェイクラッチOC2を備え、副入力ギア8から入力される回転力を変速して軸9に出力している。
第3遊星歯車機構G3は、サンギアS3と、副入力ギア8と一体に連結されるインターナルギアR3と、サンギアS3およびインターナルギアR3と同時に噛合うピニオンギアP3と、ピニオンギアP3を支持し、軸9と一体に回転するように連結されたキャリアPC3から構成されている。
ダイレクトクラッチC4、リダクションブレーキB3およびリダクションワンウェイクラッチOC2を、種々の組み合わせで作動させることにより、第3遊星歯車機構G3の各要素の回転状態を変え、副入力ギア8から入力された回転速度に対する軸9の回転速度を変えることができる。
軸9には、一体に取り付けられた副出力ギア10が設けられ、ディファレンシャル機構20と一体に回転するように連結されたファイナルギア21と噛み合っている。
エンジンから上記自動変速機に入力される回転力は、トルクコンバータ1、軸5、主変速機構2、主出力ギア7、副入力ギア8、副変速機構3、軸9、副出力ギア10、ファイナルギア21およびディファレンシャル機構20を順次伝達される。
その間に、各クラッチおよびブレーキ等を図2に示すような組み合わせで、作動させることにより、前進5速後退1速の変速を行わせることができる。丸印は締結状態を示している。
図2に、1速(エンジンブレーキ走行なし)と記載された摩擦要素の組み合わせでは、ローワンウェイクラッチOC1の作用により、車輪からエンジンへ駆動力が伝達されずエンジンブレーキ走行は行われない。
一方、1速(エンジンブレーキ走行あり)と記載された摩擦要素の組み合わせ、および他の変速段では、車輪からエンジンへ駆動力が伝達されるので、エンジンブレーキ走行が行われる。
なお、運転者はシフトレバーを介したセレクト操作により、駐車レンジ、R(後退)レンジ、中立レンジと、前進5速の自動変速を行うDレンジ、4速以下の前進4速で自動変速を行う4レンジ、3速以下の前進3速で自動変速を行う3レンジ、2速以下の前進2速で自動変速を行う2レンジおよび1速が設定される1レンジから所望のレンジを選択することができる。
次に、ディファレンシャル機構の詳細について説明する。
図3は、ベベルギア式のディファレンシャル機構20まわりの断面図であり、図4は、特にサイドギアを示す拡大断面図である。
このディファレンシャル機構20は、副変速機構3の出力部材となる副出力ギア10に噛み合わされたファイナルギア21と、ボルト22によってカバー23とともにファイナルギア21が固定されるデフキャリア24とを備えている。
カバー23は、カバー円筒部26と、カバー円筒部26の端部から広がるフランジ部27とより構成されている。
カバー23は、カバー円筒部26の外周面と変速機ケース60との間に配置されたベアリング25によって回転自在に支持されている。
一方、デフキャリア24は、後述のピニオンギアなどを収納する収納部31と、収納部31の一方の端部から広がるフランジ部28と、他方の端部から延びるキャリア円筒部29とより構成される。
デフキャリア24は、キャリア円筒部29の外周面と変速機ケース60との間に配置されたベアリング30によって回転自在に支持されている。
ファイナルギア21と、カバー23のフランジ部27と、デフキャリア24のフランジ部28とが重ねられ、ボルト22によって固定されている。
また、カバー23のカバー円筒部26の軸と、デフキャリア24のキャリア円筒部29の軸とは一致している。
デフキャリア24には、収納部31を貫通する軸部材32を備え、この軸部材32には、ピニオンギア33、34が回動自在に支持されている。
ピニオンギア33、34には、サイドギア40、50のギア部42、52が噛み合わされている。
サイドギア40、50は、それぞれ円筒部41、51と、ギア部42、52とより構成され円筒状に形成されている。
サイドギア50の円筒部51は、カバー23のカバー円筒部26によって回転自在に支持され、サイドギア40の円筒部41はデフキャリア24のキャリア円筒部29によって回転自在に支持されている。
サイドギア40、50の円筒部41、51は、それぞれ変速機ケース60に設けられた開口部に向かって延設されている。
なおサイドギア40、50において、ギア部42、52が設けられた側と反対側の端部をサイドギア開口部45、55とする。
サイドギア40、50の円筒部41、51の内周面において、ギア部42、52側の端部近傍には、後述のドライブシャフトに形成されたスプライン歯と噛み合うスプライン歯43、53(図4参照)が形成されている。
なお図3、図4において、サイドギア50にはドライブシャフト70が差し込まれた状態を示し、サイドギア40にはドライブシャフトが差し込まれていない状態を示す。
特に図4に示すように、サイドギア50においてサイドギア開口部55側の内周面には、Oリング溝54が環状に形成され、Oリング溝54にはOリング58が嵌め込まれている。
なおOリング58は、Oリング溝54の深さよりも太く、ドライブシャフトが差し込まれていないときにはOリング58の内周部分がOリング溝54から突出している。
サイドギア40側もサイドギア50側と同様に、サイドギア開口部45側の内周面に環状のOリング溝が形成され、Oリング59(図3参照)が嵌め込まれている。
サイドギア50のギア部52が設けられた側の端部(以下、サイドギア50の基端側とも呼ぶ)(本発明における一端側)の内周面には、スプライン歯53が形成された部分の内径よりも大径のプラグ嵌込部56が形成されている。
プラグ嵌込部56には、カップ形状のシールプラグ80が嵌め込まれる。
ここでシールプラグ80は、円筒部51の基端側の開口を覆うディスク部85と、ディスク部85の外周縁から延びる取付部81とより構成される。
取付部81の外周部分にはシール部材84が取り付けられている。
シールプラグ80は、取付部81の開口側からプラグ嵌込部56に嵌め込まれている。
シールプラグ80がプラグ嵌込部56に嵌め込まれた状態で、シール部材84はプラグ嵌込部56の内周面と取付部81の外周面との間を塞ぐ。
このシール部材84によって、変速機ケース60の内部と外部とが確実に分離され、変速機ケース60内の作動油が外部へ漏れ出ることがない。
同様に、サイドギア40の基端側の内周面にもプラグ嵌込部46が形成され、サイドギア50側のシールプラグ80と同様に図示しないシールプラグが嵌め込まれる。
サイドギア50には、ドライブシャフト70の差込部75が差し込まれる。
なお、シールプラグ80を取付部81の開口側からプラグ嵌込部56に嵌め込むことにより、ディスク部85がサイドギア50の基端側の端部に位置することとなる。
したがって、差込部75の先端がディスク部85に干渉することなく、差込部75の先端がサイドギア50の基端側の端部近傍に到達する位置まで、ドライブシャフト70をサイドギア50に差し込むことができる。
ドライブシャフト70の先端には、ドライブシャフト70の軸方向にスプライン歯71が形成され、ドライブシャフト70がサイドギア50に差し込まれた状態で、サイドギア50のスプライン歯53にスプライン歯71が噛み合う。
また差込部75の先端には、スプライン歯71と直交するCクリップ溝72が形成され、該Cクリップ溝72に弾性変形可能なCクリップ73が嵌め込まれている。
ドライブシャフト70をサイドギア50に差し込んだ状態で、サイドギア50のスプライン歯53におけるドライブシャフト差込方向先端側の端部にCクリップ73を引っ掛けて、ドライブシャフト70の位置決め、および抜けを防止している。
差込部75の外周面は、サイドギア50の内周面と略整した形状となっている。
Oリング58は、その内周部分が差込部75の外周面に圧接し、外部からサイドギア50内へ水やダストが浸入することを防止している。
サイドギア40側もサイドギア50側と同様に、図示しないドライブシャフトが差し込まれる。
次に、シールプラグ80とサイドギア50の嵌め込み構成の詳細について説明する。
まず、サイドギア50のプラグ嵌込部56について説明する。
図5の(a)は、サイドギア50を基端側から見た図であり、図5の(b)は、図5の(a)におけるA−A部断面図である。
なおプラグ嵌込部56におけるスプライン歯53側の端部は、サイドギア50の中心軸側に向かって突出する段部90となっている。
次にシールプラグ80について説明する。
図6の(a)は、シールプラグ80を取付部81の開口側から見た図であり、図6の(b)は、図6の(a)におけるB−B部断面図である。
シールプラグ80は、ディスク部85と取付部81とより構成され、特にディスク部85は、取付部81が延びる方向に球面形状に突出している。
また取付部81は、ディスク部85に続く大径部82と、該大径部82からディスク部85に続く側と反対側へ延びる小径部83とより構成されている。
さらに、大径部82の小径部83側の端部近傍から小径部83の外周部分にかけてシール部材84が取り付けられ、シール部材84の外径が大径部82の外径よりも所定量大径に形成されている。
大径部82の外径は、プラグ嵌込部56の内径よりも所定量小径に形成されている。
ディスク部85の突出量は、ディスク部85の最も突出した部位が取付部81から飛び出さない程度に設定されている。
次に、シールプラグ80の抜け止め原理について説明する。
図7の(a)は、シールプラグ80がプラグ嵌込部56に嵌め込まれた状態で、サイドギア50を基端側から見た図であり、図7の(b)は、図7の(a)におけるC−C部断面図である。
図8は、負荷Z、Z’が加わったときのプラグ嵌込部56およびシールプラグ80をサイドギア50の基端側から見た拡大部分図であり、図9は、図8におけるD−D部断面を示す図である。
なお、図8、図9に示した各部の変形量は、実際よりも誇張して示してある。
ディスク部85は、その突出側の面がドライブシャフト70に臨んでいる。
図7の(a)に示すように、サイドギア50は、ピニオンギア33、34から大きな動力が伝達されて歪みが生じ、シールプラグ80にはピニオンギア33、34との噛み合い点A、A’から、シールプラグ80を圧縮する方向に負荷Z、Z’が加わる。
ここで、負荷Z、Z’は、サイドギア50がピニオンギア33、34から受ける負荷のうちラジアル方向の成分である。
なお、噛み合い点A、A’は周方向に移動し続けるが、相対位置はサイドギア50の回転軸心Oに対して常に点対称の位置関係を保ち続ける。
また、特に図8に示すように、サイドギア50はピニオンギア33、34から受ける負荷Z、Z’によって、プラグ嵌込部56のうち点A、A’と回転軸心Oとをつなぐ線上の部分の近傍が回転軸心O側に向かって変形する。
プラグ嵌込部56は、特に図9に示されるようにサイドギア50の基端側の端部の変形量が大きくなる(プラグ嵌込部56の基端側の端部の直径が小さくなる)。
プラグ嵌込部56の変形によって、シールプラグ80も点A、A’と回転軸心Oとをつなぐ線上の部分の近傍が回転軸心O側に向かって変形する。
この変形により、図9に示すように、ディスク部85の最も突出した部位が、取付部81の開口側(図9中、左側)に移動する。
ここで、図8に示すように、シールプラグ80においてプラグ嵌込部56から負荷Z、Z’を受けて特に変形する部位を、部分aとし、その他の部位を、部分bとする。
シールプラグ80がプラグ嵌込部56から負荷を受けて変形すると、図9に示すようにプラグ嵌込部56はサイドギア50の基端側が大きく変形すること、および、ディスク部85の最も突出した部位が取付部81の開口側に移動することにより、部分bはディスク部85の突出部の移動方向側に引き込まれる。
したがって、図9に示すように、部分bがディスク部85の突出方向側に移動して、シールプラグ80全体がくの字形状にたわむこととなる。
ここで、ディスク部85の外周部分(取付部81との接続部分)において、最もサイドギア50の基端側(図9中の、右側)の部位を軸方向座標α1とし、最もディスク部85の突出側(図9中の、左側)の部位を軸方向座標α2とする。
なおシールプラグ80の部分aは、プラグ嵌込部56から押圧されているため、部分bと比較してシールプラグ80とプラグ嵌込部56との摩擦力は大きくなる。
次に、負荷Z、Z’がシールプラグ80に加わった状態から、負荷Z、Z’が無くなった状態(シールプラグ80が無負荷の状態)に変化した場合について説明する。
図10に、無負荷状態におけるシールプラグ80の断面を示す。
図9に示すようにシールプラグ80に負荷Z,Z’が加わった状態から、シールプラグ80を押圧していたプラグ嵌込部56がもとの円形状に戻り負荷Z,Z’が無くなると、シールプラグ80の部分aとプラグ嵌込部56との摩擦力はほぼゼロとなる。
一方、シールプラグ80の部分bとプラグ嵌込部56との間には摩擦力が作用した状態となっている。
したがって、負荷Z、Z’が無くなりくの字形状にたわんだシールプラグ80がもとに戻る際に、部分bがプラグ嵌込部56に保持された状態で、くの字形状の両端(部分a)が広がることとなり、図10に示すようにディスク部85の外周縁は軸方向座標α2に位置する。
このようにシールプラグ80に加わる負荷が無くなり、シールプラグ80のくの字形状のたわみがもとに戻る際に、シールプラグ80はプラグ嵌込部56内においてドライブシャフト70側(図10中、左側)に移動する。
したがって、シールプラグ80がサイドギア50の基端側(図10中、右側)に移動してプラグ嵌込部56から抜け出てしまうことを防止することができる。
またシールプラグ80がドライブシャフト70側に移動しても、シールプラグ80をプラグ嵌込部56に取り付ける際の抜け止めとして機能する段部90にシールプラグ80の小径部83の先端側が当接してシールプラグ80の所定量以上の移動が規制されているので、シールプラグ80がサイドギア50の先端側(図7の(b)中、左側)に移動してドライブシャフト70と干渉することを防止することができる。
本実施例は以上のように構成され、サイドギア50の基端側のプラグ嵌込部56に、断面が球面形状のディスク部85と、該ディスク部85の外周縁からディスク部85が突出した側へ延びる取付部81とによって構成されたシールプラグ80を取付部81の開口側から嵌め込むものとしたので、サイドギア50からシールプラグ80に負荷Z、Z’が加わると、シールプラグ80の部分bがディスク部85の突出方向側に移動してくの字形状にたわむこととなる。その後、シールプラグ80が無負荷状態となりくの字形状からもとの形状に戻る際に、ディスク部85の突出方向に移動した部分bを支点として、部分aがディスク部85の突出方向に移動するため、シールプラグ80は負荷Z,Z’が加わる前後でディスク部85の突出方向側へ移動することとなる。
したがって、シールプラグ80がサイドギア50の基端側へ移動してプラグ嵌込部56から抜け出てしまうことを防止することができる。(請求項1に対応する効果)
また、シールプラグ80をプラグ嵌込部56に取り付ける際の位置決めとして機能する段部90にシールプラグ80の小径部83の先端側が当接してシールプラグ80の移動を規制することにより、シールプラグ80がドライブシャフト70側に移動することによって、シールプラグ80とドライブシャフト70とが干渉してしまうことを防止することができる。
シールプラグ80の取付部81を、「ディスク部85に続く大径部82と、該大径部82からディスク部85に続く側と反対側へ延びる小径部83とより構成する」ことにより、たとえば大径部と小径部の位置を変えて「ディスク部に続く小径部と、該小径部からディスク部に続く側と反対方向へ延びる大径部とより構成する」場合に比べ、ディスク部85の径を大径とし、ディスク部85の曲面を緩やかなものとすることができる。これによりディスク部85の耐久性を向上させることができる。(請求項2に対応する効果)
シールプラグ80のディスク部85の全面を球面形状に形成することにより、サイドギア50からの負荷Z、Z’がディスク部85の一点に集中することを防止することができる。したがって、サイドギア50から加わる負荷Z、Z’に対する耐久性を向上させることができる。(請求項3に対応する効果)
なお本実施例において、ディスク部85の全面を球面形状に形成したが、ディスク部85の外周部分がフラットなリング状に形成し、その内側のみを球面形状に形成することもできる。
この場合にも、ディスク部85の一部を球面形状に形成したことにより、サイドギア50からの負荷Z、Z’がディスク部85の一点に集中することを抑制することができ、ディスク部85の耐久性を向上させることができる。(請求項4に対応する効果)
自動変速機を示すスケルトン図である。 自動変速機の締結論理表である。 ディファレンシャル機構を示す断面図である。 サイドギアを示す拡大断面図である。 サイドギアのプラグ嵌込部を示す図である。 シールプラグを示す図である。 シールプラグの嵌め込み構成を示す図である。 シールプラグに負荷が加わった場合の形状を示す図である。 シールプラグに負荷が加わった場合の形状を示す図である。 シールプラグが無負荷状態である場合の形状を示す図である。 従来のシールプラグの嵌め込み構成を示す図である。
符号の説明
1 トルクコンバータ (変速機ユニット)
2 主変速機構 (変速機ユニット)
3 副変速機構 (変速機ユニット)
20 ディファレンシャル機構
33、34 ピニオンギア
40、50 サイドギア
41、51 円筒部
42、52 ギア部
46、56 プラグ嵌込部
70 ドライブシャフト
80 シールプラグ
81 取付部
82 大径部
83 小径部
84 シール部材
85 ディスク部

Claims (4)

  1. 作動油を密閉した変速機ケース内に、変速機ユニットおよびディファレンシャル機構を収納し、該ディファレンシャル機構は、前記変速機ユニットから動力が伝達されるピニオンギアと、円筒部および該円筒部の一端側の外周に前記ピニオンギアに噛合するギア部とを備えたサイドギアと、該サイドギアの前記円筒部の他端側から一端側に向けて差し込まれ、前記円筒部の内周面とスプライン結合するドライブシャフトとを備え、前記サイドギアの一端側の内周面にプラグ嵌込部が設けられ、該プラグ嵌込部に前記変速機ケース内から前記円筒部への前記作動油の流れをシールするシールプラグが配設された自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造において、
    前記シールプラグは、成形加工により一方側に突出する形状に形成されたディスク部と、該ディスク部の外周からディスク部が突出する方向へ延出された円筒形状の取付部とより構成され、
    前記ディスク部は前記プラグ嵌込部に、前記ディスク部が突出する側が前記ドライブシャフト側へ臨むように取り付けられていることを特徴とする自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造。
  2. 前記取付部は、前記ディスク部に続く大径部と、該大径部から前記ディスク部に続く側と反対側へ延びる小径部とより構成され、
    前記小径部の外周部にシール部材が設けられ、
    前記シール部材が前記小径部と前記プラグ嵌込部の内周面との間の隙間をシールすることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造。
  3. 前記ディスク部は、全面が球面形状に突出していることを特徴とする請求項1または2に記載の自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造。
  4. 前記ディスク部は、該ディスク部の一部が球面形状に突出していることを特徴とする請求項1または2に記載の自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造。
JP2006092342A 2006-03-29 2006-03-29 自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造 Expired - Lifetime JP4532428B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006092342A JP4532428B2 (ja) 2006-03-29 2006-03-29 自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006092342A JP4532428B2 (ja) 2006-03-29 2006-03-29 自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007263323A JP2007263323A (ja) 2007-10-11
JP4532428B2 true JP4532428B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=38636506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006092342A Expired - Lifetime JP4532428B2 (ja) 2006-03-29 2006-03-29 自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4532428B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102588570B (zh) * 2012-03-21 2014-05-14 无锡市聚英机械制造有限公司 一种减速机轴向间隙调整机构
DE102012214771B4 (de) * 2012-08-20 2019-11-21 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Steckwellensystem und Differenzial mit Steckwellensystem
CN104302953B (zh) * 2013-05-15 2016-10-12 株式会社音户工作所 差速器侧齿轮及其制造方法
CN110594394A (zh) * 2019-09-03 2019-12-20 精进电动科技股份有限公司 一种干式差速器的电驱动总成和新能源汽车

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0254952U (ja) * 1988-10-13 1990-04-20
JPH10213209A (ja) * 1997-01-30 1998-08-11 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機
JP2002122212A (ja) * 2000-10-16 2002-04-26 Ondo Kosakusho:Kk ディファレンシャル装置のシール構造
JP2003106409A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Jatco Ltd 自動変速機
JP2005282801A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Jatco Ltd デファレンシャルギア

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007263323A (ja) 2007-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6069346B2 (ja) 自動変速機
JP4957789B2 (ja) 自動変速機
WO2003106868A1 (en) Dual connecting and disconnecting apparatus
JP6380352B2 (ja) 車両用自動変速機
JP2010048381A (ja) 自動変速機
CN101583810B (zh) 自动变速器
JP2009115234A (ja) 摩擦係合装置
JP4532428B2 (ja) 自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造
JP3496238B2 (ja) 自動変速機
JP5208996B2 (ja) 回転体支持構造
JP4275337B2 (ja) 変速機
CN100520099C (zh) 自动变速器的连接结构
JP4431104B2 (ja) 自動変速機におけるシールプラグの抜け止め構造
JP4252050B2 (ja) シールリング傷つき防止構造
JP3407487B2 (ja) 自動変速機
CN101248293B (zh) 自动变速器中的压力油供给装置
JP2003106409A (ja) 自動変速機
JP2008248941A (ja) 自動変速機
KR101691318B1 (ko) 차량용 자동 변속기
JP4816310B2 (ja) 自動変速機
JP7484748B2 (ja) 自動変速機
JP2001221328A (ja) 遊星歯車機構付き変速機
JPS6141054A (ja) 自動変速機の摩擦係合装置の油圧サ−ボ
JPS6120347Y2 (ja)
JP4358721B2 (ja) 自動変速機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4532428

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140618

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250