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JP4533000B2 - 画像形成装置および画像濃度補正方法 - Google Patents
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Description

本発明は、同一色相の淡色現像剤と濃色現像剤とを用いて、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤像として可視像化する画像形成装置およびその画像濃度補正方法に関する。
画像形成装置の進歩とともにユーザの要求内容のレベルが高くなり、電子写真方式を用いた画像形成装置においては、一般的に用いられているシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色の現像剤(濃色トナー)に加えて、淡いシアン、淡いマゼンタなどの淡色の現像剤(淡色トナー)を用いることが提案されている(例えば特許文献1を参照)。これは、各色相における低濃度領域(ハイライト部)における粒状感を抑え、画質的に差別化することを目的として、提案されたものである。
特開2002−55500
上述した、同一色系の淡色トナーと濃色トナーとを用いて、静電潜像を現像し、画像形成を行うことが可能な画像形成装置においては、淡色トナーと濃色トナーが混在する画像濃度領域(濃淡混在領域)が発生し、この濃淡混在領域においては、該当色の濃度特性が単一のトナーを用いる場合に対して変化する。よって、淡色トナーと濃色トナーの混在領域における階調補正を行う必要がある。また、淡色トナーと濃色トナーとを用いる場合、淡色トナーと濃色トナーの混在領域における階調補正のみではなく、このような階調補正を全ての階調に亘って行うことが望ましいが、これは、装置の生産性の低下を招く可能性がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、生産性の大幅な低下を生じることなく、安定した濃度特性および階調特性を得ることができる画像形成装置および画像濃度補正方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、同一色相の淡色現像剤と濃色現像剤とを用いて、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤像として可視像化する画像形成装置であって、淡色現像剤により現像される画像の第1の濃度領域と、同一色相の淡色現像剤及び濃色現像剤により現像される画像の第2の濃度領域との両方に亘って画像濃度補正を行う第1の画像濃度補正手段と、前記第1の濃度領域及び前記第2の濃度領域からなる領域の一部の領域であって、前記第1の濃度領域と前記第2の濃度領域との境界を含む所定の領域に対して画像濃度補正を行う第2の画像濃度補正手段と、予め設定された所定の条件に応じて、前記第1の画像濃度補正手段と前記第2の画像濃度補正手段とを切り替えて画像濃度補正を行うように制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、同一色相の淡色現像剤と濃色現像剤とを用いて、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤像として可視像化する画像形成装置の画像濃度補正方法であって、予め設定された所定の条件に応じて、第1の画像濃度補正モードと第2の画像濃度補正モードとを切り替えるモード切替工程を有し、前記第1の画像濃度補正モードは、淡色現像剤により現像される画像の第1の濃度領域と、同一色相の淡色現像剤及び濃色現像剤により現像される画像の第2の濃度領域との両方に亘って画像濃度補正を行うモードであり、前記第2の画像濃度補正モードは、前記第1の濃度領域及び前記第2の濃度領域からなる領域の一部の領域であって、前記第1の濃度領域と前記第2の濃度領域との境界を含む所定の領域に対して画像濃度補正を行うモードであることを特徴とする画像濃度補正方法を提供する。
本発明によれば、生産性の大幅な低下を生じることなく、安定した濃度特性および階調特性を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の主要部を示す縦断面図である。
画像形成装置1000は、電子写真方式を用いて用紙上に画像を形成するレーザビームプリンタからなり、このレーザビームプリンタは、図1に示すように、レーザユニット1004を備える。レーザユニット1004は、外部装置(例えば、複写機のリーダ部、ネットワーク接続されたまたは直接接続されたコンピュータ、ファクシミリ装置)からの画像信号に基づいてレーザドライバ(図示せず)を駆動する。これにより、レーザドライバは、画像信号に応じたレーザ光Eを発光し、このレーザ光Eは、レーザユニット1004内のポリゴンミラー、レンズおよび各反射ミラー(図示せず)を経て、感光ドラム1001の表面の露光位置L上に照射される。
感光ドラム1001は、図中の矢印A方向に回転可能に支持された像担持体である。この感光ドラム1001の周りには、前露光ランプ1002、帯電器1003、回転式現像器保持部である現像ロータリ1005と、一次転写ローラ1009と、クリーニング器1008とが配置されている。
現像ロータリ1005の内部には、6つの現像器1006a〜fが保持され、各現像器1006a〜fには、それぞれ異なる色の現像剤が収容されている。具体的には、現像器1006a〜fには、それぞれ、マゼンタトナー、シアントナー、淡いマゼンタトナー(以下、ライトマゼンタトナー)、イエロートナー、ブラックトナー、淡いシアントナー(以下、ライトシアントナー)が収容されている。ここで、マゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー、ブラックトナーの各トナーは濃色トナーと呼ばれるものであり、ライトマゼンタトナー、ライトシアントナーの各トナーは淡色トナーと呼ばれるものである。淡色トナーは、濃色トナーに対して、同一の分光特性を有する顔料の量を変えて製造される。すなわち、ライトマゼンタトナーは、マゼンタトナーと同一の分光特性の顔料を含有するが、その含有量はマゼンタトナーより少ない。ライトシアントナーは、シアントナーと同一の分光特性の顔料を含有するが、その含有量は、シアントナーより少ない。ここで、マゼンタ、シアンの各色に対して濃色および淡色トナーを用いることは、粒状性の低減を達成し、人肌のような淡い画像の再現性を飛躍的に向上させるためである。
現像器1006a〜1006f内のトナーは、現像器内のトナー比率(またはトナー量)が一定に保たれるように、色毎のトナー収納部(ホッパー)1007a〜1007fから所望のタイミングで随時補給される。
画像形成時には、感光ドラム1001は矢印A方向に回転され、その表面が前露光ランプ1002で除電された後に帯電器1003によって一様に帯電させる。そして、レーザユニット1004から、それぞれ分解色毎にレーザ光Eが感光ドラム1001へ照射され、感光ドラム1001上には潜像が形成される。
次に、現像ロータリ1005が回転され、対応する色の現像器が感光ドラム1001上の現像面Dに移動される。そして、対応する現像器が作動(現像バイアスを印加)され、感光ドラム1001に対してトナーが供給される。これにより、感光ドラム1001上には、対応する色のトナー像が形成される。
感光ドラム1001上に形成された対応する色のトナー像は、一次転写面t1において、転写媒体としての中間転写ベルト1011上に、各色のトナー像が重ね合わされるように一次転写される。このように、色毎のトナー像が順次重ね合わされて一次転写されることにより、中間転写ベルト1011上にはフルカラートナー像が形成される。この一次転写の際には、一次転写ローラ1009に一次転写バイアスが印加される。
その後、中間転写ベルト1011上のフルカラートナー像は、二次転写面t2において、給紙ローラ1014から給紙された用紙P上に二次転写される。このとき、二次転写ローラ1010には、二次転写バイアスが印加される。用紙Pは、所望のタイミングで、二次転写面t2に搬送され、ここで用紙P上にフルカラートナー像が転写される。フルカラートナー像が転写された用紙Pは、搬送路Rを経て定着器1016へ搬送される。定着器1016においては、用紙P上のフルカラートナー像が熱圧されて用紙P上に定着される。そして、定着後の用紙Pは、排紙トレイ1017上に排紙される。
中間転写ベルト1011は、各駆動ローラ1012a,1012bによって駆動され、駆動ローラ1012aと中間転写ベルト1011を挟んで対向する位置には、中間転写ベルト1011に対して接離可能に構成される転写クリーニング装置1013が配置されている。転写クリーニング装置1013は、中間転写ベルト1011上のフルカラートナー像が用紙P上に転写された後に、中間転写ベルト1011に接触するように駆動ローラ1012aに向けて移動され、中間転写ベルト1011上の残トナーをクリーニングする。クリーニング終了後、転写クリーニング装置1013は中間転写ベルト1011から離間するように移動される。
一次転写面t1に対して、中間転写ベルト1011の移動方向B下流側には、感光ドラム1001から転写された画像の位置ズレおよび濃度の検出を行うための濃度検出センサ1015が配置されており、この濃度検出センサ1015の出力は、画像濃度、トナー補給量、画像書き込みタイミング、および画像書き込み開始位置などの補正を行うための制御に用いられる。
また、画像形成装置1000内部には、温度、湿度など、画像形成装置1000の特性を変化させる環境の変化を検出するための環境センサ1103が配置されている。
次に、本画像形成装置1000の制御構成について図2を参照しながら説明する。図2は図1の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。
画像形成装置1000は、図2に示す制御回路1101によって制御される。制御回路1101には、メモリ1102と、環境センサ1103と、濃度検出センサ1015と、レーザユニット1004と、外部装置1100とが接続されている。
制御回路1101は、メモリ1102に格納されている制御プログラムおよびデータに従い装置全体の制御を行う。また、制御回路1101は、外部装置1100から入力された画像信号(RGB信号)に対して各種処理を施す。例えば、制御回路1101は、入力されたRGB信号をCMYK信号に変換した後に、ガンマ(γ)補正、ガンマ補正後の信号に対する画像濃度補正、画像濃度補正後の信号に対する二値化などを行う。この二値化された信号は、後述するように、レーザユニット1004に対する駆動信号として出力される。また、メモリ1102には、中間転写ベルト1011上に形成される濃度補正用パターン画像(以下、パッチという)、理想濃度値Drn(n=0〜255)が格納されている。また、制御回路1101は、濃度検出センサ1015の出力または環境センサ1103の出力に基づいて、後述する画像濃度補正モードの切替などを行う。
外部装置1100は、例えば、複写機のリーダ部、ネットワーク接続されたまたは直接接続されたコンピュータ、ファクシミリ装置などであり、画像信号(RGB信号)を制御回路1101に出力する。制御回路1101は、上述したように、外部装置1100からの画像信号に基づいてレーザユニット1004に対する駆動信号を生成し、レーザユニット1004に出力する。レーザユニット1004は、上記駆動信号により駆動され、レーザ光を発光する。
次に、画像データに対する濃色トナーと淡色トナーとの混在比率特性と、出力濃度特性との関係について図3を参照しながら説明する。図3は画像データに対する濃色トナーと淡色トナーとの混在比率特性と、出力濃度特性との関係を示す図である。本図において、横軸は、所定の色に対する8ビット、256階調の画像データVDを表す。左縦軸は、画像データに対するトナー量Tnを表し、右縦軸は、出力濃度値Dを表す。
図3に示すように、画像データVDの低濃度領域(値が0からVDaまでの領域)に対しては、淡色トナー301のみを用いて階調表現が行われ、この低濃度領域においては、濃度が増すに従い淡色トナー301の量が増加される。画像データVDの中間濃度領域から高濃度領域(値がVDaからVDmaxまでのトナー混在領域303)に渡る領域に対しては、淡色トナー301および濃色トナー302を用いて階調表現が行われ、このトナー混在領域303においては、濃度が増すに従い淡色トナー301の量が減少され、濃色トナー302の量が増加される。
上述したトナー混在領域303において淡色、濃色トナーのそれぞれを理想的に混在させる場合は、画像データVDに対する濃度特性が理想曲線304で表されることになる。この理想曲線304は、画像データVDnに対して濃度値Dnが比例する特性を有するものである。ここで、Dnは、パッチにおける理想濃度値とする。
次に、画像濃度補正のための淡色トナーの入力信号に対する補正について図4〜図6を参照しながら説明する。図4は濃度検出センサ1015により、中間転写ベルト1011上に形成されたパッチを読み取った際の画像データに対する出力濃度特性を示す図、図5は図4における淡色トナーの出力濃度特性を示す図、図6は淡色トナーの入力信号とそれを補正することによって得られる淡色トナーの出力信号とをそれぞれ示す図である。
まず、濃度検出センサ1015により、中間転写ベルト1011上に形成されたパッチを読み取った際の画像データに対する出力濃度特性について説明する。
ここで、パッチは、具体的には、対応する色の画像データの濃度領域の全域(0〜255)に亘り、所定分解能L(本例の場合は16)で、中間転写ベルト1011上に形成される濃度検出用画像である。このときのパッチ数は16個であり、このパッチ形成は、電源投入時、ジョブ間、省エネモード復帰前後など、予め設定されたタイミングで行われる。
図4において、実際に形成されたパッチに対する測定結果が特性曲線401で表されるものとし、理想曲線304に対する濃度ずれ量をΔDn(n=1〜16)とすると、濃度ずれ量ΔDnは、
ΔDn=Dn−Dx
の関係式で表される。ここで、Dxは測定濃度値である。
次に、淡色トナーの入力信号に対する補正値の算出方法について、上記濃度ずれ量ΔDnと図5に示す淡色トナーの出力濃度特性を用いて説明する。ここで、淡色トナーの入力信号は、ガンマ(γ)補正後の信号である。
まず、値が0〜125の範囲の画像データに対しては、淡色トナーのみを用いて画像形成を行うので、上記0〜125の範囲の画像データに対する出力濃度のずれ量ΔDn(n=1〜8)は淡色トナーの濃度補正値ΔDpnと等しくなる。よって、濃度補正値ΔDpnは、
ΔDpn=ΔDn(n=1〜8)
と表される。そして、図5に示す淡色トナーの出力濃度特性をΔDpn分補正するために必要な画像データの補正値ΔXpn(n=1〜8)が上記出力濃度特性から求められる。
そして、求められた補正値ΔXpnが、図6に示すように、淡色トナーの入力信号の補正に用いられる。ここで、図6においては、補正前の淡色トナーの入力信号が点線で表され、上記補正値ΔXpnを用いて上記入力信号を補正することによって得られる補正後の淡色トナーの信号である淡色トナーの出力信号が実線で表される。
具体的には、淡色トナーの入力信号の対応する点の値が、上述の求められた補正値ΔXpn(n=1〜8)で補正される。そして、補正により得られた点間を補間してスムージング処理をすることによって、実線で表される淡色トナーの出力信号(補正後の淡色トナーの入力信号)が得られる。この補正により得られた淡色トナーの出力信号は、二値化された後にアナログ信号に変換され、このアナログ信号は、駆動信号としてレーザユニット1004へ転送される。
このように、理想曲線304に対する濃度ずれ量ΔDn(n=1〜16)を算出し、その濃度ずれ量ΔDnから求められた補正値ΔXpnを用いて淡色トナーの入力信号を補正することによって、低濃度部の濃度が補正され、階調が改善される。
次に、画像濃度の補正ための濃色トナーの入力信号に対する補正について図7および図8を参照しながら説明する。図7は図4における淡色トナーの出力濃度特性を示す図、図8は濃色トナーの入力信号とそれを補正することによって得られる濃色トナーの出力信号とをそれぞれ示す図である。
まず、中間濃度領域から高濃度領域の階調特性を補正するための濃色トナーの入力信号の補正値の算出方法について説明する。ここで、濃色トナーの入力信号は、ガンマ(γ)補正後の信号である。
上記図3に示すように、本実施の形態においては、淡色トナー301の画像データが低濃度領域のみでなく、中間濃度領域から高濃度領域においても生成されるため、中間濃度領域から高濃度領域の階調を補正することに対して、上述した淡色トナーの入力信号に対する濃度補正分を考慮する必要がある。図3に示すように淡色トナー301の画像データの値は、中間値VDa(=128)を中心に対称値となっているため、濃色トナーの濃度補正値ΔDdmは、
ΔDdm=ΔD(7+m)−ΔD(9−m)
として算出することができる。ここで、mは1〜9の範囲の数値、ΔD(7+m)は中間濃度から高濃度領域の濃度補正値ΔDn(n=8〜16)、ΔD(9−m)は淡色トナーの濃度補正値である。そして、このようにして算出されたΔDdmを用いて、図7に示す出力濃度特性から各点に対応する画像信号補正値ΔXdm(m=1〜9)を求めることができる。
そして、求められた補正値ΔXpnが、図8に示すように、濃色トナーの入力信号の補正に用いられる。ここで、図8において、補正前の濃色トナーの入力信号が点線で表され、上記補正値ΔXpnを用いて濃色トナーの入力信号を補正することによって得られる濃色トナーの信号である濃色トナーの出力信号が実線で表される。
具体的には、淡色トナーの入力信号の対応する点の値が、上述の求められた補正値ΔXdm(n=1〜8)で補正される。そして、補正により得られた点間の値を補間してスムージング処理をすることによって、実線で表される濃色トナーの出力信号(補正後の濃色トナーの信号)が得られる。この濃色トナーの出力信号は、二値化された後にアナログ信号に変換され、このアナログ信号は、駆動信号としてレーザユニット1004へ転送される。
このようにして、中間濃度領域から高濃度領域の濃度が補正され、階調が改善される。
次に、本実施の形態の画像形成装置1000における画像濃度補正処理の手順について図9および図10を参照しながら説明する。図9は簡易画像濃度補正モード時の濃度検出補正領域を示した画像データに対する濃度特性を示す図、図10は図2の制御回路1101による画像濃度補正処理の手順を示すフローチャートである。ここで、図10に示す手順は、メモリ1102に記憶されているプログラムを制御回路1101が実行することによって実行されるものである。
本実施の形態の画像形成装置1000は、フル画像濃度補正モードと簡易画像濃度補正モードの2つの画像濃度補正モードを有し、フル画像濃度補正モードと簡易画像濃度補正モードの二つの画像濃度補正モードは、検出された条件が予め設定された所定条件を満足するか否かに応じて切り替えられる。
ここで、フル画像濃度補正モードとは、同一色相におけるすべての濃度領域(画像データVD0〜VD255)において、所定の分解能で、特定パターンのパッチを中間転写ベルト1101上に形成し、この形成されたパッチの濃度を検出し、この検出された濃度値に基づいて画像濃度補正を行うモードである。このときの補正は、上述した方法に従って行われる。
簡易画像濃度補正モードとは、同一色相における濃色トナーと淡色トナーとが混在する所定の濃度領域(図9に示す画像データの値=128近傍の簡易画像濃度補正モード時の濃度検出領域)において、上記フル画像濃度補正モードに対して少ないサンプリング数のパッチ形成、濃度検出(ΔD6〜ΔD10)を行い、検出された濃度値に基づいて画像濃度補正を行うモードである。例えば、淡色トナー濃度領域における検出サンプルΔD6,ΔD7,ΔD8が得られた場合は、その濃度においてのみ上述した画像濃度補正処理が行われる。
上記画像濃度補正を行う際、制御回路1101は、図10に示すように、まず、検出された条件がメモリ1102に予め格納されている所定条件と一致する否かの判定を行う(ステップS101)。ここで、検出された条件が上記所定条件と一致する場合、制御回路1101は、フル画像濃度補正モードを実行する(ステップS102)。すなわち、フル画像濃度補正モードは、補正に比較的多くの時間を要するので、検出された条件が所定条件と合致したときのみに実行される。これに対し、検出された条件が上記所定条件と合致しない場合、制御回路1101は、簡易画像濃度補正モードを実行する(ステップS103)。
次に、フル画像濃度補正モードと簡易画像濃度補正モードとを切り替える条件として、予め設定された画像濃度理想テーブルに対する濃度ずれ量が所定量Aを超えたか否かを条件とする場合について図11を参照しながら説明する。図11はフル画像濃度補正モードと簡易画像濃度補正モードとを切り替える条件として、予め設定された画像濃度理想テーブルに対する濃度ずれ量が所定量Aを超えたか否かを条件とする場合の処理手順を示すフローチャートである。
この場合、図11に示すように、制御回路1101は、まず、予め設定された濃度検出領域に基づいて所定パターンのパッチを中間転写ベルト1011上に形成する制御を行う(ステップS201)。次いで、制御回路1101は、濃度検出センサ1015により検出された中間転写ベルト1011上のパッチの濃度値を取り込み、この検出された濃度値と理想濃度値との濃度ずれ量ΔDnを算出する(ステップS202)。例えば、図9に示すように、パッチの濃度測定結果として実際の特性曲線aが得られたとすると、予め設定された濃度領域における対応する点における特性曲線aが示す値と理想濃度曲線が示す値との差がそれぞれ濃度ずれ量ΔDnとして算出される。
そして、制御回路1101は、算出された濃度ずれ量ΔDnが予め設定されている閾値Aより大きいか否かを判定する(ステップS203)。ここで、算出された濃度ずれ量ΔDnが予め設定されている閾値Aより大きい場合、制御回路CPU1101は、装置本体において、正確な階調表現が難しい状態にあると判断して、フル画像濃度補正を実行する(ステップS204)。これに対し、算出された濃度ずれ量ΔDnが上記閾値A以下である場合、制御回路1101は、簡易画像濃度補正モードを実行する(ステップS205)。
また、フル画像濃度補正モードと簡易画像濃度補正モードとを切り替える条件を、装置内部の環境変化値が予め設定された値を超えたか否かの条件とすることもできる。この場合について図12を参照しながら説明する。図12はフル画像濃度補正モードと簡易画像濃度補正モードとを切り替える条件として、装置内部の環境変化値が予め設定された値を超えたか否かを条件とする場合の処理手順を示すフローチャートである。
この場合、環境センサ1103が検出する、感光ドラム1001または中間転写ベルト1011の周囲環境における環境値Tから、その変化値ΔTが検出される。ここで、環境センサ1103が検出する環境値Tは、温度または湿度である。
制御回路1101は、図12に示すように、まず、環境センサ1103により検出された環境値Tから環境変化値ΔTを検出する(ステップS1201)。この検出は、電源投入時、ジョブ間、省エネモード復帰前後など、予め設定された状態のときに行われる。
次いで、制御回路1101は、検出された環境変化値ΔTが予め設定された閾値Bを超えたか否かを判定する(ステップS1202)。ここで、上記環境変化値ΔTが閾値Bを超えた場合、制御回路1101は、正確な階調表現が難しい状態にあると判断し、フル画像濃度補正を実行する(ステップS1203)。これに対し、環境変化値ΔTが閾値B以下である場合、制御回路1101は、簡易補正モードを継続して実行する(ステップS1204)。
また、フル画像濃度補正モードと簡易画像濃度補正モードとを切り替える条件を、画像形成動作回数(プリント枚数)が閾値Cを超えたか否かの条件とすることもできる。この場合について図13を参照しながら説明する。図13はフル画像濃度補正モードと簡易画像濃度補正モードとを切り替える条件として、画像形成動作回数(プリント枚数)が閾値Cを超えたか否かの条件とする場合の処理手順を示すフローチャートである。
画像形成装置1000は、画像形成動作回数(プリント枚数)Nをカウントするカウンタ(図示せず)を有し、制御回路1101は、上記カウンタの出力を予め設定されたタイミングで取り込む。
制御回路1101は、図13に示すように、まず、上記カウンタの出力すなわち画像形成動作回数Nを取り込み(ステップS1301)、画像形成動作回数Nが予め設定された閾値Cを超えたか否かを判定する(ステップS1302)。ここで、画像形成動作回数Nが所定値Cを超えた場合、制御回路1101は、正確な階調表現が難しい状態にあると判断し、フル画像濃度補正を実行する(ステップS1303)。これに対し、画像形成動作回数Nが閾値C以下である場合、制御回路1101は、簡易補正モードを継続して実行する(ステップS1304)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、装置本体の生産性の大幅な低下を生じることなく、濃度特性、階調特性が安定した画像形成装置1000を提供することができる。
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードを、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の主要部を示す縦断面図である。 図1の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 画像データに対する濃色トナーおよび淡色トナーの混合量比率特性と、出力濃度特性との関係を示す図である。 濃度検出センサ1015により、中間転写ベルト1011上に形成されたパッチを読み取った際の画像データに対する出力濃度特性を示す図である。 図4における淡色トナーの出力濃度特性を示す図である。 淡色トナーの入力信号とそれを補正することによって得られる淡色トナーの出力信号とをそれぞれ示す図である。 図4における淡色トナーの出力濃度特性を示す図である。 濃色トナーの入力信号とそれを補正することによって得られる濃色トナーの出力信号とをそれぞれ示す図である。 簡易画像濃度補正モード時の濃度検出補正領域を示した画像データに対する濃度特性を示す図である。 図2の制御回路1101による画像濃度補正処理の手順を示すフローチャートである。 フル画像濃度補正モードと簡易画像濃度補正モードとを切り替える条件として、予め設定された画像濃度理想テーブルに対する濃度ずれ量が所定量Aを超えたか否かを条件とする場合の処理手順を示すフローチャートである。 フル画像濃度補正モードと簡易画像濃度補正モードとを切り替える条件として、装置内部の環境変化値が予め設定された値を超えたか否かを条件とする場合の処理手順を示すフローチャートである。 フル画像濃度補正モードと簡易画像濃度補正モードとを切り替える条件として、画像形成動作回数(プリント枚数)が閾値Cを超えたか否かの条件とする場合の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1000 画像形成装置
1001 感光ドラム
1004 レーザユニット
1005 現像ロータリ
1006a〜f 現像器
1011 中間転写ベルト
1015 濃度検出センサ
1101 制御装置
1102 メモリ
1103 環境センサ
P 用紙

Claims (6)

  1. 同一色相の淡色現像剤と濃色現像剤とを用いて、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤像として可視像化する画像形成装置であって、
    淡色現像剤により現像される画像の第1の濃度領域と、同一色相の淡色現像剤及び濃色現像剤により現像される画像の第2の濃度領域との両方に亘って画像濃度補正を行う第1の画像濃度補正手段と、
    前記第1の濃度領域及び前記第2の濃度領域からなる領域の一部の領域であって、前記第1の濃度領域と前記第2の濃度領域との境界を含む所定の領域に対して画像濃度補正を行う第2の画像濃度補正手段と、
    予め設定された所定の条件に応じて、前記第1の画像濃度補正手段と前記第2の画像濃度補正手段とを切り替えて画像濃度補正を行うように制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 濃度検出用パターンとしての現像剤像を形成する濃度検出用パターン形成手段と、前記濃度検出用パターン形成手段により形成された現像剤像の濃度を検出する濃度検出手段とを備え、
    前記制御手段は、前記濃度検出手段により検出された濃度値と理想濃度値との濃度ずれ量が予め設定されたずれ量を超えたか否かに応じて前記第1の画像濃度補正手段と前記第2の画像濃度補正手段とを切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 画像形成動作回数を計数する計数手段を備え、
    前記制御手段は、前記計数手段により計数された画像形成動作回数が予め設定された所定回数を超えたか否かに応じて前記第1の画像濃度補正手段と前記第2の画像濃度補正手段とを切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 同一色相の淡色現像剤と濃色現像剤とを用いて、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤像として可視像化する画像形成装置の画像濃度補正方法であって、
    予め設定された所定の条件に応じて、第1の画像濃度補正モードと第2の画像濃度補正モードとを切り替えるモード切替工程を有し、
    前記第1の画像濃度補正モードは、淡色現像剤により現像される画像の第1の濃度領域と、同一色相の淡色現像剤及び濃色現像剤により現像される画像の第2の濃度領域との両方に亘って画像濃度補正を行うモードであり、
    前記第2の画像濃度補正モードは、前記第1の濃度領域及び前記第2の濃度領域からなる領域の一部の領域であって、前記第1の濃度領域と前記第2の濃度領域との境界を含む所定の領域に対して画像濃度補正を行うモードであることを特徴とする画像濃度補正方法。
  5. 前記画像形成装置は、濃度検出用パターンとしての現像剤像を形成する濃度検出用パターン形成手段と、前記濃度検出用パターン形成手段で形成された現像剤像の濃度を検出する濃度検出手段とを有し、
    前記モード切替工程では、前記濃度検出手段で検出された濃度値と理想濃度値との濃度ずれ量が予め設定されたずれ量を超えたか否かに応じて前記第1の画像濃度補正モードと前記第2の画像濃度補正モードとを切り替えることを特徴とする請求項4記載の画像濃度補正方法。
  6. 前記画像形成装置は、画像形成動作回数を計数する計数手段を有し、
    前記モード切替工程では、前記計数手段により計数された画像形成動作回数が予め設定された所定回数を超えたか否かに応じて前記第1の画像濃度補正モードと前記第2の画像濃度補正モードとを切り替えることを特徴とする請求項記載の画像濃度補正方法。
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