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JP4535608B2 - 触媒およびこの触媒を用いた不飽和ニトリルの製造方法 - Google Patents
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触媒およびこの触媒を用いた不飽和ニトリルの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロパンまたはイソブタンの気相接触アンモ酸化反応に用いる、モリブデン、バナジウム、アンチモン、ニオブおよびアルミニウムを含有する触媒、および該触媒を用いた不飽和ニトリルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、プロピレンまたはイソブチレンに代わってプロパンまたはイソブタンを原料とし、気相接触アンモ酸化反応や気相接触酸化反応によって不飽和ニトリルを製造する技術が着目されており、多数の触媒が提案されている。
【0003】
それらの中でも特に注目されている触媒系は、反応温度が低く、また不飽和ニトリルの選択率、収率が比較的高く、また比較的飛散性の少ない成分から構成されるMo−V−Sb−Nbを含む触媒系である。
Mo−V−Sb−Nbを含む複合酸化物触媒が特開平9−157241号公報、特開平10−28862号公報、特開平10−81660号公報、特開平10−330343号公報、特開平11−42434号公報、特開平11−43314号公報、特開平11−57479号公報、特開平11−263745号公報、特開2000−1464号公報、特開2000−143244号公報、特開2000−070714号公報、特開2000−093796号公報、米国特許第6,043,185号明細書等に開示されている。
Mo−V−Sb−Nb触媒系は、他の触媒系に比べて、反応温度が低く、また不飽和ニトリルの選択率、収率が比較的高いもののいまだ不十分である。
【0004】
特開平9−157241号公報においては、Mo−V−Sb−Nbを含む触媒が開示されており、さらに好適な成分としてTa、W、Ti、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ni、Pd、Pt、B、In、Ce、アルカリ金属、アルカリ土類金属を用いることが教示されており、該触媒においてはアルミニウムの存在は好ましくないと記載されている。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】
本発明の目的は、プロパンまたはイソブタンの気相接触アンモ酸化反応によって不飽和ニトリルを製造する際に用いる、不飽和ニトリルの選択率の大きい触媒を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、プロパンまたはイソブタンをアンモニア存在下に気相接触酸化させて不飽和ニトリルを製造するための触媒を鋭意検討した結果、モリブデン、バナジウム、アンチモン、ニオブに更にアルミニウムを含有させると、不飽和ニトリルの選択率が高くなることを見いだし、本発明をなすに至った。
【0007】
即ち、本発明は、
(1)プロパンまたはイソブタンの気相接触アンモ酸化反応によって不飽和ニトリルを製造する際に用いる触媒において、下記式(I)で示される成分組成を有することを特徴とする触媒、
Mo1 a Sbb Nbc Al d n ・・・(I)
(式中、a、b、c、dはMo1原子あたりの原子比を表し、0.1≦a≦1、0.01≦b≦0.6、0.01≦c≦0.3、0.01≦d≦0.5、そしてnは構成金属の酸化状態によって決まる原子比である。)
(2)20〜60重量%のシリカに担持されていることを特徴とする(1)に記載の触媒、
(3)該触媒が実質的に酸素を含まないガス雰囲気下、500℃〜700℃で焼成されて製造されることを特徴とする(1)又は(2)に記載の触媒、
(4)該触媒が酸化アルミニウムを触媒原料に用いて製造されることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の触媒、
(5)該触媒が過酸化水素/ニオブのモル比が0.5〜10である触媒原料液を用いて製造されることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の触媒、
(6)該触媒がジカルボン酸/ニオブのモル比が1〜8である触媒原料液を用いて製造されることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の触媒、
(7)プロパンまたはイソブタンの気相接触アンモ酸化反応によって不飽和ニトリルを製造するにあたり、(1)〜(6)のいずれかに記載の触媒を用いることを特徴とする不飽和ニトリルの製造方法、
に関するものである。
【0008】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の触媒は、下記式(I)で示される成分組成を有する。
Mo1 a Sbb Nbc Ald e n ・・・(I)
上記の式(I)中、XはW、Cr、Ti、Ta、Zr、Hf、Mn、Re、Fe、Ru、Co、Rh、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Zn、B、In、Ge、Sn、P、Pb、Bi、Y、希土類元素およびアルカリ土類金属から選ばれる少なくとも1種の元素であり、好ましくはW、Sn、Ti、Ge、Feである。a、b、c、d、eおよびnはMo1原子あたりの原子比を表し、aは0.1≦a≦1、好ましくは0.1≦a≦0.5、特に好ましくは0.15≦a≦0.4である。bは0.01≦b≦0.6、好ましくは0.1≦b≦0.4、特に好ましくは0.13≦b≦0.3である。cは0.01≦c≦0.3、好ましくは0.02≦c≦0.2、特に好ましくは0.03≦c≦0.15であり、dは0.01≦d≦0.5、好ましくは0.02≦d≦0.3、特に好ましくは0.03≦c≦0.2であり、eは0≦e≦1、好ましくは0≦e≦0.5、特に好ましくは0.01≦c≦0.3である。なお、nは構成金属の酸化状態によって決まる原子比である。
本発明の触媒は、Mo、V、Sb、Nbからなる触媒に更にAlを含むところに特徴がある。d<0.01もしくはd>0.5であると不飽和ニトリルの選択率が低くなる。
【0009】
本発明の触媒を製造するためのアルミニウムの原料としては、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミニウム等のハロゲン化アルミニウム、アルミニウムエトキシド等のアルミニウムアルコキサイド、酢酸アルミニウム、乳酸アルミニウム、ラウリン酸アルミニウム、アルミニウムアセチルアセトナート等を用いることができる。好ましくは、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウムであり、特に好ましくは酸化アルミニウムである。酸化アルミニウムとしては、α−アルミナが好ましい。水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム、アルミニウム等を焼成して酸化アルミニウムを調製する場合は、600〜1500℃で焼成することが好ましく、特に好ましくは800℃〜1400℃である。 本発明の触媒は、好ましくは20〜60重量%、好ましくは30重量%〜55重量%のシリカに担持されて用いることができる。20重量%未満では強度が小さく、60重量%以上では強度は大きいものの、不飽和ニトリルの収率が低い。
【0010】
シリカの重量%は、(I)式の酸化物の重量をW1、シリカの重量をW2として、下記の式(II)式で定義される。W1は、仕込み組成と仕込み金属成分の酸化数に基づいて算出された重量である。W2は、仕込み組成に基づいて算出された重量である。
シリカの重量%=100×W2/(W1+W2)・・・(II)
本発明の触媒を製造するためのアルミニウム以外の構成成分の原料は下記の化合物を用いることができる。
【0011】
モリブデン原料としては、ヘプタモリブデン酸アンモニウム、モリブデン酸化物、モリブデン酸、モリブデンのオキシ塩化物、モリブデンの塩化物、モリブデンのアルコキシド等を用いることができ、好ましくはヘプタモリブデン酸アンモニウムである。
バナジウム原料としては、メタバナジン酸アンモニウム、酸化バナジウム(V)、バナジウムのオキシ塩化物、バナジウムのアルコキシド等を用いることができ、好ましくはメタバナジン酸アンモニウム、酸化バナジウム(V)である。
アンチモン原料としては、酸化アンチモン(III)、酸化アンチモン(IV)、酸化アンチモン(V)、メタアンチモン酸(III)、アンチモン酸(V)、アンチモン酸アンモニウム(V)、塩化アンチモン(III)、塩化酸化アンチモン(III)、硝酸酸化アンチモン(III)、アンチモンのアルコキシド、アンチモンの酒石酸塩等の有機酸塩、金属アンチモン等を用いることができ、好ましくは酸化アンチモン(III)である。
ニオブの原料としては、シュウ酸水溶液にニオブ酸を溶解させた水溶液を好適に用いることができる。シュウ酸/ニオブのモル比は1〜10であり、好ましくは2〜6、特に好ましくは2〜4である。得られた水溶液に過酸化水素を添加してもよい。過酸化水素/ニオブのモル比は好ましくは0.5〜10であり、特に好ましくは2〜6である。
X成分の原料としては、X成分のシュウ酸塩、水酸化物、酸化物、硝酸塩、酢酸塩、アンモニウム塩、炭酸塩、アルコキシド等を用いることができる。
担体としてシリカを用いる場合は原料としてシリカゾルが好適に用いられる。アンモニウムイオンで安定化したゾルを用いることが好ましい。
【0012】
本発明の触媒は下記の原料調合、乾燥および焼成の3つの工程を経て製造することができる。
<原料調合工程>
ヘプタモリブデン酸アンモニウム、メタバナジン酸アンモニウム、酸化アンチモン(III)を水に懸濁させ、好ましくは70〜100℃、1〜5時間攪拌しながら反応させる。得られたモリブデン、バナジウム、アンチモンを含有する混合液を空気酸化、または過酸化水素等によって液相酸化し混合液(A)を得る。
液相酸化に過酸化水素水を用いる場合は、過酸化水素/Sbのモル比は好ましくは0.5〜2である。目視でオレンジ色〜茶色になるまで酸化するのが好ましい。
【0013】
一方、ニオブ酸をシュウ酸水溶液に溶解してニオブ原料液を調製する。ニオブ原料液に過酸化水素水を添加しておくことが好ましい。
他方、酸化アルミニウムを水に懸濁させてアルミ原料液を調製する。
混合液(A)にニオブ原料液とアルミ原料液を添加する。
シリカ担持触媒を製造する場合には、上記調合順序のいずれかのステップにおいてシリカゾルを添加して触媒原料液を得ることができる。
X成分を含む触媒を製造する場合には、上記調合順序のいずれかのステップにおいてX成分を含む原料を添加して触媒原料液を得ることができる。
【0014】
<乾燥工程>
原料調合工程で得られた触媒原料液を噴霧乾燥法または蒸発乾固法によって乾燥させ、乾燥粉体を得ることができる。噴霧乾燥法における噴霧化は、遠心方式、二流体ノズル方式または高圧ノズル方式を採用することができる。乾燥熱源は、スチーム、電気ヒーターなどによって加熱された空気を用いることができる。このとき熱風の乾燥機入口温度は150〜300℃が好ましい。噴霧乾燥は簡便には100℃〜300℃に加熱された鉄板上へ触媒原料液を噴霧することによって行うこともできる。
【0015】
<焼成工程>
乾燥工程で得られた乾燥粉体を焼成することによって酸化物触媒を得ることができる。焼成は回転炉、トンネル炉、管状炉、流動焼成炉等を用い、実質的に酸素を含まない窒素等の不活性ガス雰囲気下、好ましくは、不活性ガスを流通させながら、500〜700℃、好ましくは570〜670℃で実施することができる。焼成時間は0.5〜5時間、好ましくは1〜3時間である。不活性ガス中の酸素濃度は、ガスクロマトグラフィーまたは微量酸素分析計で測定して1000ppm以下、好ましくは、100ppm以下である。焼成は反復することができる。この焼成の前に大気雰囲気下または大気流通下で200℃〜420℃、好ましくは250℃〜350℃で10分〜5時間前焼成することができる。また焼成の後に大気雰囲気下で200℃〜400℃、5分〜5時間、後焼成することもできる。
【0016】
このようにして製造された触媒は、プロパンまたはイソブタンを気相接触アンモ酸化させて、不飽和ニトリルを製造する際の触媒として用いることができる。
プロパンまたはイソブタンとアンモニアの供給原料は必ずしも高純度である必要はなく、工業グレードのガスを使用することができる。
反応系に供給する酸素源として空気、酸素を富化した空気、または純酸素を用いることができる。更に、希釈ガスとしてヘリウム、アルゴン、炭酸ガス、水蒸気、窒素などを供給してもよい。
反応系に供給するアンモニアのプロパンまたはイソブタンに対するモル比は0.1〜1.5、好ましくは0.2〜1.2である。反応に供給される分子状酸素のプロパンまたはイソブタンに対するモル比は、0.2〜6、好ましくは0.4〜4である。
反応圧力は絶対圧で0.01〜1MPa、好ましくは0.1〜0.3MPaである。
反応温度は350℃〜600℃、好ましくは380℃〜470℃である。
接触時間は0.1〜30(g・s/ml)、好ましくは0.5〜10(g・s/ml)である。
反応は、固定床、流動床、移動床など従来の方式を採用できるが流動床が好ましい。反応は単流方式でもリサイクル方式でもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明をプロパンのアンモ酸化反応の実施例で説明する。各例において、プロパン転化率およびアクリロニトリル選択率は、それぞれ次の定義に従う。
【0018】
プロパン転化率(%)=(反応したプロパンのモル数)/(供給したプロパンのモル数)×100
アクリロニトリル選択率(%)=(生成したアクリロニトリルのモル数)/
(反応したプロパンのモル数)×100
【0019】
【実施例1】
<触媒調製>
組成式がMo1 0.3 Sb0.23Nb0.07Al0.1 n /SiO2 (40重量%)で示される触媒を次のようにして調製した。
【0020】
水1000gにヘプタモリブデン酸アンモニウム[(NH4)6 Mo7 24・4H2 O]250g、メタバナジン酸アンモニウム[NH4 VO3 ]49.7g、酸化アンチモン(III)[Sb2 3 ]47.5gを添加し、油浴を用いて100℃で2時間、大気下で還流して反応させ、この後、50℃に冷却し、続けてシリカ含有量30重量%のシリカゾルを689g添加した。1時間攪拌した後、5重量%過酸化水素水221gを添加し、50℃で1時間撹拌することによって酸化処理を行い、混合液(a)を得た。この酸化処理によって液色は濃紺色から茶色へと変化した。
水120gにNb2 5 換算で76重量%を含有するニオブ酸17.3g、シュウ酸二水和物[H2 2 4 ・2H2 O]33.7gを加え、攪拌下、60℃にて加熱して溶解させた後、30℃にて冷却してニオブ原料液を得た。
【0021】
酸化アルミニウム(和光純薬、製品コード012−01965)7.2gを水50gに添加した後、1時間激しく懸濁させてアルミニウム原料液を得た。該酸化アルミニウムのXRDを測定したところ、結晶性の高いα型酸化アルミニウム(α―アルミナ)であった。
該ニオブ原料液を上記混合液(a)に添加し、続けてアルミニウム原料液を添加した。その後、空気雰囲気下、50℃で30分間撹拌して触媒原料液を得た。
得られた触媒原料液を遠心式噴霧乾燥器を用い、入口温度230℃と出口温度120℃の条件で乾燥して微小球状の乾燥粉体を得た。得られた乾燥粉体100gを石英容器に充填し、容器を回転させながら600Ncc/min.の窒素ガス流通下、640℃で2時間焼成して触媒を得た。用いた窒素ガスの酸素濃度は微量酸素分析計(306WA型、テレダインアナリティカルインスルーメント社製)を用いて測定した結果、1ppmであった。触媒の組成と主要な製法因子を表1に記載した。
【0022】
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
触媒W=0.35gを内径4mmの固定床型反応管に充填し、反応温度T=420℃、プロパン:アンモニア:酸素:ヘリウム=1:0.7:1.7:5.3のモル比の混合ガスを流量F=4.0(ml/min)で流した。このとき圧力Pはゲージ圧で0MPaであった。接触時間は2.1(=W/F×60×273/(273+T)×((P+0.101)/0.101))(g・s/ml)である。反応ガスの分析はオンラインガスクロマトグラフィーで行った。得られた結果を表1に示す。
【0023】
【実施例2】
<触媒調製>
組成式がMo1 0.3 Sb0.23Nb0.07Al0.05n /SiO2 (40重量%)で示される触媒を次のようにして調製した。
酸化アルミニウム7.2gに代えて3.6gを添加し、シリカゾル689gに代えて681gを用いた以外は実施例1の触媒調製を反復して、触媒を調製した。
【0024】
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
得られた触媒について実施例1と同じ条件下にて行った。得られた結果を表1に示す。
【実施例3】
<触媒調製>
組成式がMo1 0.3 Sb0.23Nb0.07Al0.3 n /SiO2 (40重量%)で示される触媒を次のようにして調製した。
酸化アルミニウム7.2gに代えて21.6gを添加し、シリカゾル689gに代えて721gを用いた以外は実施例1の触媒調製を反復して、触媒を調製した。
【0025】
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
得られた触媒について実施例1と同じ条件下にて行った。得られた結果を表1に示す。
【比較例1】
<触媒調製>
組成式がMo1 0.3 Sb0.23Nb0.07n /SiO2 (40重量%)で示される触媒を次のようにして調製した。
酸化アルミニウムを添加せず、シリカゾル689gに代えて673gを用いた以外は実施例1の触媒調製を反復して、触媒を調製した。
【0026】
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
得られた触媒について実施例1と同じ条件下にて行った。得られた結果を表1に示す。
【比較例2】
【0027】
<触媒調製>
組成式がMo1 0.3 Sb0.23Nb0.07Al0.6 n /SiO2 (40重量%)で示される触媒を次のようにして調製した。
酸化アルミニウム7.2gに代えて43.3gを添加し、シリカゾル689gに代えて770gを用いた以外は実施例1の触媒調製を反復して、触媒を調製した。
【0028】
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
得られた触媒について実施例1と同じ条件下にて行った。得られた結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
Figure 0004535608
【0030】
【発明の効果】
本発明方法によれば、プロパンまたはイソブタンから高い選択率で不飽和ニトリルを製造することができる。

Claims (7)

  1. プロパンまたはイソブタンの気相接触アンモ酸化反応によって不飽和ニトリルを製造する際に用いる触媒において、下記式(I)で示される成分組成を有することを特徴とする触媒。
    Mo1 a Sbb Nbc Al d n ・・・(I)
    (式中、a、b、c、dはMo1原子あたりの原子比を表し、0.1≦a≦1、0.01≦b≦0.6、0.01≦c≦0.3、0.01≦d≦0.5、そしてnは構成金属の酸化状態によって決まる原子比である。)
  2. 20〜60重量%のシリカに担持されていることを特徴とする請求項1に記載の触媒。
  3. 該触媒が実質的に酸素を含まないガス雰囲気下、500℃〜700℃で焼成されて製造されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の触媒。
  4. 該触媒が酸化アルミニウムを触媒原料に用いて製造されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の触媒。
  5. 該触媒が過酸化水素/ニオブのモル比が0.5〜10である触媒原料液を用いて製造されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の触媒。
  6. 該触媒がジカルボン酸/ニオブのモル比が1〜8である触媒原料液を用いて製造されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の触媒。
  7. プロパンまたはイソブタンの気相接触アンモ酸化反応によって不飽和ニトリルを製造するにあたり、請求項1〜6のいずれかに記載の触媒を用いることを特徴とする不飽和ニトリルの製造方法。
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