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JP4545021B2 - ガイド装置のピンの取付け構造 - Google Patents
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Description

本発明は、ガイド装置におけるローラーピンなどを固定することができるピンの取付け構造に関するものである。
鋼材を圧延スタンドの圧延ロール側へ案内するローラーガイドとして例えば特開昭58−116921号公報に記載の抱合可変制御誘導案内装置が提案されている。当該誘導案内装置において、ガイドローラーはローラーピンによってローラーホルダーの先端に装着保持され、またローラーホルダーはガイドローラーを保持してガイドボックスの両側に左右対向して支点ピンにて抱合揺動可能に枢支されている。ローラーピンはその上端部をキープレート及びキープレートセットボルトによってローラーホルダーに取り付けられており、また支点ピンはその上端部を支点ピンキープレート及び六角六付ボルトによってガイドボックスに取り付けられている。
特開昭58−116921号公報 特開2001−162314号公報
上述した従来例のローラーピンの取付け構造は、このローラーピンの下端部側をローラーホルダーに開けてある支持孔に挿入して、上端部側をキープレートによって固定する構造であり、上端部側が確実に固定されるものの下端部側が比較的に取付け状態が自由である。このために、ローラーピンの自由側を支持している支持孔の内周面の磨耗が大きくなり、この磨耗に伴って経時的にローラーピンの取付け状態にガタが生じていた。この結果、予め調整されているガイドローラーの抱合間隔に狂いが生じて、抱合性能を低下させていた。
支点ピンに関しても、ローラーホルダーは支点ピンを中心として先端側を開閉するものであるが、その取付け構造が上記ローラーピンのそれと同様であるために、経時的に支持孔の内周面の磨耗に伴ってガイドローラー面間が広がってしまい抱合性能を低下させていた。
本発明の目的は、簡単な構成で経時的に抱合性能を低下させないようにすることにある。
本発明の特徴は、保持体に設けられているピンの両端に形成してあって傾斜している第1及び第2取付け面と、上記第1取付け面に対して押圧可能である第1固定体及び上記第2取付け面に対して押圧可能である第2固定体とを備えており、上記第1固定体は上記第1取付け面に接合可能である押圧面を設けている固定板であることにある。
上記保持体はローラーホルダー又はガイドボックスのいずれか一方である。このため、上記保持体がローラーホルダーであれば、ピンはガイドローラーを支持しているローラーピンである。また保持体がガイドボックスであれば、ピンはローラーホルダーを支持している支点ピンである。
上記第1固定体によって上記第1取付け面に対する固定をより確実にするためには、第1固定体の押圧面を傾斜面とする。
上記第2固定体として、上記第2取付け面に接合可能である押圧面を設けている固定板を使用し、その他上記第2取付け面に接合可能である軸又は球体などを用いる。
本発明によれば、ピンの両端部を傾斜している第1及び第2取付け面と、第1及び第2固定体とを通じて保持体に取り付けるので、経時的にピン端部が磨耗によるガタつきが生じにくく、簡単な構成で抱合性能の低下を抑制することができる。
図1〜図3に示すガイド装置Gにおいて、ガイドボックス1には対のローラーホルダー2が設けられており、両ローラーホルダーの先端部にはガイドローラー3がローラーピン4を中心として回転可能に支持されている。各ローラーホルダー2は支点ピン5を中心としてガイドボックス1に回転可能に支持されている。ガイドボックス1内には、後方(図2右方)からエントリーガイド6が差し込まれており、このエントリーガイドはボルト7a,7bによってガイドボックスに固定されている。
さて、まず、ローラーピン4の取付け構造を図1〜図4を参照して説明する。
各ローラーピン4は各ローラーホルダー2の先端部に垂直方向に貫通されている支持孔21(図2)に挿入されている。各ローラーピン4の上端部の頭部は各ローラーホルダー2から上方に露出されている。各ローラーピン4の頭部には、その片側を切り欠いて図1右肩下がりに傾斜する第1取付け面41を形成してある。各ローラーピン4の上端部側は、第1取付け面41を介して第1固定体である第1固定板8及びボルト9によって固定されている。第1固定板8は傾斜している押圧面81を設けてあり、押圧面が第1取付け面41に押圧状態に接合可能である。ボルト9は第1固定板8をローラーホルダー2に固定するための手段である。第1固定板8はボルト9の締付操作によって、押圧面81がローラーピン4の第1取付け面41に接合しながら降下して次第にローラーピン4の上端部の取付け状態を固定する。
各ローラーピン4の下端部には、その片側を切り欠いて図1右肩上がりに傾斜する第2取付け面42を形成してある。各ローラーピン4の下端部側は、第2取付け面42を介して第2固定体である第2固定板10及びボルト11によって固定されている。第2固定板10は傾斜している押圧面101を設けてあり、押圧面が第2取付け面42に押圧状態に接合可能である。ボルト11は第2固定板10をローラーホルダー2に固定するための手段である。第2固定板10はボルト11の締付操作によって、押圧面101がローラーピン4の第2取付け面42に接合しながら上昇され次第にローラーピン4の下端部の取付け状態を固定する。
各ローラーピン4の取付け操作について図1を参照して説明する。
まず、ガイドローラー3をローラーホルダー2の先端部の凹部内に差し込んでから、ローラーピン4を図2上側の支持孔21から落とし込み、ガイドローラー内を貫通させて下側の支持孔内に挿入する。そして第2固定板10の押圧面101をローラーピン4の第2取付け面42に当てて、ボルト11で第2固定板10を固定する。その後、第1固定板8の押圧面81をローラーピン4の第1取付け面41に当てて、ボルト9で第1固定板を固定する。ローラーピン4の取付け過程では、上下のボルト9,11の締付け量を調整しながら第1及び第2固定板8,10の位置を調整する。
この結果、図1及び図2に示すようにローラーピン4は、その上下両端部が支持孔21の内周面に密着された状態でローラーホルダー2に第1及び第2固定板8,10によって固定状態に取り付けられる。
図1の例では、傾斜している第1及び第2固定板8,10の押圧面81,101は、ローラーピン4の傾斜している第1及び第2取付け面41,42に対して同図左側へ押し付けることで、ローラーピンは支持孔21の内周面の片側(同図左側)に押し付けられる。このようにローラーピン4が片側へ押し付けられることによって、両端部と支持孔との隙間がなくなり、取付けガタが発生しなくなる。また第1及び第2固定板8,10はローラーピン4の回り止めも兼ねるために、ローラーピンの回転による孔磨耗を抑制することができる。
次に、支点ピン5の取付け構造を図1〜図3及び図5を参照して説明する。
各支点ピン5は各ローラーホルダー2のほぼ中間部の位置に垂直方向にローラーホルダー及びガイドボックス1を貫通している支持孔15(図1)に挿入され、上下両端部がガイドボックスに達している。
各支点ピン5の上端部の取付け構造は上述しているローラーピン4の上端部のそれと同一である。すなわち、各支点ピン5は、その上端部に第1取付け面51を形成してある。第1取付け面51は図1右肩下がりに傾斜されている。第1取付け面51には各支点ピン5の上側を固定するための第1固定体である第1固定板12の押圧面121が押圧状態に接合されている。第1固定板12はボルト13によってガイドボックス1上に固定されている。第1固定板12は、ボルト13の締付け操作によって押圧面121及び第1取付け面51を通じて各支点ピン5の上側を固定する。
また各支点ピン5の下端部の取付け構造について説明する。
各支点ピン5は、その下端部に第2取付け面52を形成してある。第2取付け面52は図1右肩上がりに傾斜されている。第2取付け面52には、各支点ピン5の下側を固定するための第2固定体である固定軸14の外周面が押圧状態に接合されている。固定軸14はその本体部141が図5に示すように支持孔15内を横断されており、その先端のねじ部142がガイドボックス1にねじ込まれている。固定軸14は、本体部141の上面で各支点ピン5の下端部を第2取付け面52を通じて支えている(図1及び図5)。
各支点ピン5の取付け操作について図1及び図5を参照して説明する。
まず、図5に示すように固定軸14をガイドボックス1の側面からねじ込んで支持孔15を横断する位置に固定する。そして各支点ピン5を支持孔15内にその上方から落し込むことにより、各支点ピンの下端部は固定軸14上で支えられる。各支点ピン5の頭部の第1取付け面51に第1固定板12の押圧面121を当てながらボルト13によって第1固定板を締付けてこれを固定する。第1固定板12を締付ける過程では押圧面121が徐々に各支点ピン5の第1取付け面51を押圧し、やがて第1固定板12の固定と同時に各支点ピンも固定状態でガイドボックス1に取り付けられる。
締付け量を調整しながら第1固定板12及び上記固定軸の位置を調整する。
図1の例では、第1固定板12の押圧面121及び固定軸14の本体部141の外周面は、支点ピン5の傾斜している第1及び第2取付け面51,52に対して同図左側へ押し付けることで、支点ピンは支持孔15の内周面の片側(同図左側)に押し付けられる。このように支点ピン5が片側へ押し付けられることによって、両端部と支持孔との隙間がなくなり、取付けガタが発生しなくなる。また第1固定板12及び固定軸14は支点ピン5の回り止めも兼ねるために、支点ピンの回転による孔磨耗を抑制することができる。
上述したガイド装置Gにおいて、圧延材はエントリーガイド6を通ってガイドローラー3で抱合されながら図2左側へ誘導されて行く。抱合時には、圧延材の負荷がローラーピン4及び支点ピン5にそれぞれかかるが、ローラーピン及び支点ピンの両端部がローラーホルダー2及びガイドボックス1に第1固定体8,12及び第2固定体10,14によって固定される。このために、ローラーピン4及び支点ピン5の取付け部分の磨耗によるガタ付きを抑制することができる。
第2固定体において、固定軸14に代えて、例えば図6及び図7に示すような球体16であっても良い。球体16は支点ピン5の第2取付け面52に押圧状態に接合可能である。球体16はガイドボックス1に設けてある収納凹部17に保持されている。支点ピン5が挿入されている支持孔15aの下端部はガイドボックス1の下面まで貫通されていない。
図8及び図9に示すガイド装置GAは上記ガイド装置Gと実質的に同一構成であるので、その特徴(ガイド装置Gと相違する構成部分)のみ説明する。
ガイド装置GAにおける特徴は、各ローラーピン4A及び各支点ピン5Aの配置方向と、各支点ピン5Aの一端部(図8右端部)の取付け構造にある。すなわち、各ローラーピン4Aはローラーホルダー2Aに、各支点ピン5Aはガイドボックス1Aにそれぞれ水平方向に配置されている。そして各支点ピン5Aの両端に第1及び第2取付け面51A,52Aを形成してある。各支点ピン5Aの一端部は、第2取付け面52Aを介して第2固定体である第2固定板18によって固定されている。第2固定板18はボルト19によってガイドボックス1Aに取り付けられている。
支点ピン5Aの一端部をガイドボックス1Aに取り付ける手段を構成している第2取付け面52A、第2固定板18及びボルト19は、支点ピン5Aの他端部をガイドボックスに取り付ける手段を構成している第1取付け面51A、第1固定板12A及びボルト13Aに対応している。図9において、第1固定板12Aの押圧面121Aは支点ピン5Aの第1取付け面51Aを押圧可能であり、第2固定板18の押圧面181は第2取付け面52Aを押圧可能である。
図8において、ガイド装置GAにおけるガイドローラー3A、ローラーピン4A、エントリーガイド6A、ボルト7Aa、第2固定板10A、ボルト11A及び第2取付け面42Aは、ガイド装置Gにおけるガイドローラー3、ローラーピン4、エントリーガイド6、ボルト7a、第2固定板10、ボルト11及び第2取付け面42にそれぞれ対応している。
ローラーピン4,4Aの端部を固定する第2固定体として、図1及び図6に示すような固定軸又は球体を用いても良い。
本発明を示す拡大正面図である。 本発明に用いるガイド装置を示す一部切欠正面図である。 本発明に用いるガイド装置を示す平面図である。 本発明におけるローラーピンの下端部側の取付け状態を示す拡大底面図である。 本発明における支点ピンの下端部側の取付け状態を示す拡大側面図である。 本発明における支点ピンの取付け構造の他の実施の形態の主要部を示す拡大側面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 本発明に用いるガイド装置の他の実施の形態を示す正面図である。 図8のIX−IX線拡大断面図である。
符号の説明
1 ガイドボックス
2 ローラーホルダー
21 支持孔
3,3A ガイドローラー
4,4A ローラーピン(ピン)
41 第1取付け面
42,42A 第2取付け面
5,5A 支点ピン
51,51A 第1取付け面
52,52A 第2取付け面
8 第1固定板(第1固定体)
81 押圧面
9 ボルト
10,10A 第2固定板(第2固定体)
101 押圧面
11,11A ボルト
12,12A 第1固定板(第1固定体)
121 押圧面
13 ボルト
14 固定軸(第2固定体)
141 本体部
15,15a 支持孔
16 球体(第2固定体)
17 収納凹部
18 第2固定板(第2固定体)
181 押圧面
19 ボルト
G,GA ガイド装置

Claims (7)

  1. 保持体に設けられているピンの両端に形成してあって傾斜している第1及び第2取付け面と、
    上記第1取付け面に対して押圧可能である第1固定体及び上記第2取付け面に対して押圧可能である第2固定体と
    を備えており、
    上記第1固定体は、上記第1取付け面に接合可能である押圧面を設けている固定板である
    ことを特徴とするガイド装置のピンの取付け構造。
  2. 第1固定体の押圧面は傾斜していることを特徴とする請求項1記載のガイド装置のピンの取付け構造。
  3. 第2固定体は、第2取付け面に接合可能である押圧面を設けている固定板であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のガイド装置のピンの取付け構造。
  4. 第2固定体は、第2取付け面に接合可能な軸であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のガイド装置のピンの取付け構造。
  5. 第2固定体は、第2取付け面に接合可能な球体であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のガイド装置のピンの取付け構造。
  6. 保持体はローラーホルダーであり、ピンはガイドローラーを支持しているローラーピンであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のガイド装置のピンの取付け構造。
  7. 保持体はガイドボックスであり、ピンはローラーホルダーを支持している支点ピンであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のガイド装置のピンの取付け構造。
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