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JP4561680B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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JP4561680B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、プリンタ、FAX、複写機あるいはこれら全てまたは複数の機能を有する複合機等の画像形成装置に関し、特に、記録シート表面の未定着トナー像が加熱定着される定着装置を有する画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置では、記録シート表面にトナー像が転写され、定着装置でトナーが加熱、溶融されて記録シートに定着される。前記加熱定着されるトナーは、加熱により溶融する樹脂等の材料により構成されており、最近使用されている乳化重合トナーには、低融点のワックス(パラフィン)が内包されているものもある。
前記低融点のワックスが含まれたトナーでは、定着領域通過後、十分に冷却される前に、定着装置下流側のゴムロール(シート搬送部材)に搬送されると、液状のワックスがゴムロールに接触し、ゴム内部に浸透してしまうことがある。ワックスが浸透すると、ゴムロールが膨潤してしまい、ロール径が大きくなり、ゴムロールの周速が変動してしまう。この結果、ゴムロールの膨潤によって周速度、すなわち、シート搬送速度が変動し、紙詰まり等の障害が発生するという問題がある。
溶融したトナーによるゴムロールの膨潤とは異なるが、画像形成装置の技術分野において、液体が浸透して部材が膨潤することを防止するための技術として、下記の従来技術(J01),(J02)が公知である。
(J01)特許文献1(特開平11−219051号公報)記載の技術
特許文献1には、定着ベルト表面に離型剤としてのシリコンオイルを塗布するオイル塗布ユニットを有する定着装置において、定着ベルトがシリコンオイルにより膨潤することを防止するために、ベルトの弾性層を、第1弾性層、離型剤バリア層(フッ素ゴム)、第3弾性層が積層して形成する技術が記載されている。
(J02)特許文献2(特開2004−138743号公報)記載の技術
特許文献2には、液体現像剤(ジメチルポリシロキサンオイル等)を使用する現像装置において、現像剤収容タンクの液体現像剤をくみ上げる塗布ローラと現像ローラとの間に中間ローラを設け、中間ローラを芯金、弾性層、導電層(PTFE分散のコーティング層)の3層構造として、弾性層の材質を、現像剤の溶解度指数(SP値)から2以上離れたもの(ウレタンゴム等)とすることで、弾性層が液体現像剤で膨潤したり溶解したりすることを防止する技術が記載されている。
特開平11−219051号公報(「0035」〜「0036」、「0047」〜「0048」) 特開2004−138743号公報(「0006」、「0010」〜「0011」)
(従来技術の問題点)
前記従来技術(J01),(J02)では、ベルトやロールが複数層で構成されているため、構成が複雑であり、製造上、精度良く層の厚みをコントロールすることや、特性の違う材料を成型することが非常に困難であるという問題がある。また、特性の異なる材料の組み合わせで部品が構成されていることから、経時劣化、熱劣化、通紙による劣化時に、それぞれの層の劣化度合いの違いから、層間で剥離が発生したり、部品の形状が歪んでしまい、部品が故障してしまう問題があった。さらに、オイル類の浸透を防止するためのバリア層に使用されるフッ素ゴムやPTFEコーティングは高価であるという問題がある上に、これらの材料は他の材料との親和性が低いことから、特にベルト形状とする場合には他の材料との接着強度を保持することが難しいという問題があった。
本発明は前記事情に鑑み、次の記載内容(O01),(O02)を技術的課題とする。
(O01)シート搬送部材の膨潤によるシート搬送速度の変動を防止すること。
(O02)低コスト且つシンプルで経時的な故障に強い構成で、シート搬送速度の変動を抑えること。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために第1発明の画像形成装置(U)は、
記録シート(S)表面の未定着トナー像を加熱定着する定着装置(F)と、
前記定着装置(F)のシート搬送方向下流側に配置され且つ前記記録シート(S)を搬送するシート搬送部材(Rc)であって、前記加熱されたトナーに含まれる成分が浸透して膨潤するシート搬送部材(Rc)と、
搬送される前記記録シート(S)をガイドするガイド部材(7)に支持され且つ前記シート搬送部材(Rc)に近接して配置され、膨潤した前記シート搬送部材(Rc)表面を研磨する研磨部(8a)を有する研磨部材()と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の画像形成装置(U)では、定着装置(F)は、記録シート(S)表面の未定着トナー像を加熱定着する。前記定着装置(F)のシート搬送方向下流側に配置されたシート搬送部材(Rc)は、前記記録シート(S)を搬送する。このとき、シート搬送部材(Rc)は、十分に冷却されていない記録シート(S)上の加熱されたトナーに含まれる成分が浸透して膨潤する。研磨部材()は、搬送される前記記録シート(S)をガイドするガイド部材(7)に支持され且つ前記シート搬送部材(Rc)に近接して配置されており、前記研磨部材()の研磨部(8a)は、膨潤した前記シート搬送部材(Rc)表面を研磨する。
したがって、前記シート搬送部材(Rc)は、研磨部材()の研磨部(8a)によって膨潤した増大分の表面が研磨され、外形を一定に保つことができるため、前記シート搬送部材(Rc)の膨潤によるシート搬送速度の変動を防止することができる。
また、前記シート搬送部材(Rc)は、従来技術のようにベルトやロールが複数層で構成され且つ高価な材料を使用する必要がなく、単一の材料で構成し且つ比較的安価で汎用性の高い材料を採用することができる。したがって、低コスト且つシンプルで経時的な故障に強い構成で、シート搬送速度の変動を抑えることができる。
第2発明
前記技術的課題を解決するために第2発明の画像形成装置(U)は、
記録シート(S)表面の未定着トナー像を加熱定着する定着装置(F)と、
前記定着装置(F)のシート搬送方向下流側に配置され且つ前記記録シート(S)を搬送するシート搬送部材(Rc)であって、前記加熱されたトナーに含まれる成分が浸透して膨潤するシート搬送部材(Rc)と、
搬送される前記記録シート(S)をガイドするガイド部材(7)に一体的に形成され且つ前記シート搬送部材(Rc)に近接して配置され、膨潤した前記シート搬送部材(Rc)表面を研磨する研磨部(7c)を有する研磨部材(7b)
を備えたことを特徴とする。
第2発明の作用)
前記構成要件を備えた第2発明の画像形成装置(U)では、定着装置(F)は、記録シート(S)表面の未定着トナー像を加熱定着する。前記定着装置(F)のシート搬送方向下流側に配置されたシート搬送部材(Rc)は、前記記録シート(S)を搬送する。このとき、シート搬送部材(Rc)は、十分に冷却されていない記録シート(S)上の加熱されたトナーに含まれる成分が浸透して膨潤する。研磨部材(7b)は、搬送される前記記録シート(S)をガイドするガイド部材(7)に支持され且つ前記シート搬送部材(Rc)に近接して配置されており、前記研磨部材(7b)の研磨部(7c)は、膨潤した前記シート搬送部材(Rc)表面を研磨する。
したがって、前記シート搬送部材(Rc)は、研磨部材(7b)の研磨部(7c)によって膨潤した増大分の表面が研磨され、外形を一定に保つことができるため、前記シート搬送部材(Rc)の膨潤によるシート搬送速度の変動を防止することができる。
また、前記シート搬送部材(Rc)は、従来技術のようにベルトやロールが複数層で構成され且つ高価な材料を使用する必要がなく、単一の材料で構成し且つ比較的安価で汎用性の高い材料を採用することができる。したがって、低コスト且つシンプルで経時的な故障に強い構成で、シート搬送速度の変動を抑えることができる。
(第1発明および第2発明の形態1
第1発明および第2発明の形態1の画像形成装置(U)は、前記第1発明または第2発明において、
対向する一対のロール対(Rc1+Rc2)により構成された前記シート搬送部材(Rc)と、
ロール状の前記シート搬送部材(Rc)に前記研磨部(7c,8a)が接触する部分の接線が、前記ロール対(Rc1+Rc2)のロール軸どうしを結ぶ軸連結直線(L1)と平行に設定された前記研磨部材(7b,8)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明および第2発明の形態1の作用)
前記構成要件を備えた第1発明および第2発明の形態1の画像形成装置(U)では、前記シート搬送部材(Rc)は、対向する一対のロール対(Rc1+Rc2)により構成されている。前記研磨部材(7b,8)の前記研磨部(7c,8a)がロール状の前記シート搬送部材(Rc)に接触する部分の接線は、前記ロール対(Rc1+Rc2)のロール軸どうしを結ぶ軸連結直線(L1)と平行に設定されている。
したがって、前記シート搬送部材(Rc)のロール対(Rc1+Rc2)が前記軸連結直線(L1)に沿って移動した場合、例えば前記ロール対(Rc1+Rc2)の間を前記記録シート(S)が通過し、前記記録シートの紙厚によって前記ロール対(Rc1+Rc2)が撓んだ場合に、前記研磨部(7c,8a)が前記シート搬送部(Rc)に接触することが防止される。この結果、前記研磨部材(7b,8)は、研磨が不必要な場合の研磨が防止できる。
第3発明
前記技術的課題を解決するために第3発明の画像形成装置(U)は、
記録シート(S)表面の未定着トナー像を加熱定着する定着装置(F)と、
前記定着装置(F)のシート搬送方向下流側に配置され且つ前記記録シート(S)を搬送するシート搬送部材(Rc)であって、前記加熱されたトナーに含まれる成分が浸透して膨潤するシート搬送部材(Rc)と、
前記シート搬送部材(Rc)を支持するフレーム(F3)と、
前記フレーム(F3)に支持され且つロール状の前記シート搬送部材(Rc)のロール軸(14)を支持する軸受部材(17a,17b,31a,31b)と、
ロール状の前記シート搬送部材(Rc)の外形よりも外側に設けられた研磨部材位置決め部(20a,20b,28a,28b,35a,35b)を有する研磨部材位置決め部材(17a,17b,27a,27b,32a,32b)と、
前記研磨部材位置決め部(20a,20b,28a,28b,35a,35b)に位置決めされた状態で支持され且つ前記シート搬送部材(Rc)に近接して配置され、膨潤した前記シート搬送部材(Rc)表面を研磨する研磨部(18b,29b,34c)を有する研磨部材(18,29,34
を備えたことを特徴とする。
第3発明の作用)
前記構成要件を備えた第3発明の画像形成装置(U)では、定着装置(F)は、記録シート(S)表面の未定着トナー像を加熱定着する。前記定着装置(F)のシート搬送方向下流側に配置されたシート搬送部材(Rc)は、前記記録シート(S)を搬送する。このとき、シート搬送部材(Rc)は、十分に冷却されていない記録シート(S)上の加熱されたトナーに含まれる成分が浸透して膨潤する。フレーム(F3)は、前記シート搬送部材(Rc)を支持する。前記フレーム(F3)に支持される軸受部材(17a,17b, 31a,31b)は、ロール状の前記シート搬送部材(Rc)のロール軸(14)を支持する。研磨部材位置決め部材(17a,17b,27a,27b,31a,31b)は、ロール状の前記シート搬送部材(Rc)の外形よりも外側に設けられている。また、研磨部材位置決め部材(17a,17b,27a,27b,32a,32b)は、研磨部材位置決め部(20a,20b,28a,28b,35a,35b)を有している。前記研磨部材(18,29,34)は、前記研磨部材位置決め部(17a,17b,28a,28b, 32a,32b)に位置決めされた状態で支持され且つ前記シート搬送部材(Rc)に近接して配置されており、前記研磨部材(18,29,34)の研磨部(18b,29b,34c)は、膨潤した前記シート搬送部材(Rc)表面を研磨する。
したがって、前記シート搬送部材(Rc)は、研磨部材(18,29,34)の研磨部(18b,29b,34c)によって膨潤した増大分の表面が研磨され、外形を一定に保つことができるため、前記シート搬送部材(Rc)の膨潤によるシート搬送速度の変動を防止することができる。
また、前記シート搬送部材(Rc)は、従来技術のようにベルトやロールが複数層で構成され且つ高価な材料を使用する必要がなく、単一の材料で構成し且つ比較的安価で汎用性の高い材料を採用することができる。したがって、低コスト且つシンプルで経時的な故障に強い構成で、シート搬送速度の変動を抑えることができる。
さらに、前記研磨部材(18,29,34)は、前記シート搬送部材(Rc)の外形よりも外側に設けられた研磨部材位置決め部(20a,20b,28a,28b,35a,35b)に位置決めされるので、前記シート搬送部材(Rc)と近接する位置で確実に支持される。この結果、前記研磨部材(18,29,34)は、膨潤した前記シート搬送部材(Rc)を確実に研磨することができる。
第3発明の形態1
第3発明の形態1の画像形成装置(U)は、前記第3発明において、
前記軸受部材(17a,17b)と一体的に形成された前記研磨部材位置決め部材(17a,17b)と、
前記フレーム(F3)に回転可能に支持された前記研磨部材(18)と、
前記研磨部材(18)を前記研磨部材位置決め部(20a,20b)に押圧させる研磨部材押圧部材(24a,24b)と、
を備えたことを特徴とする。
第3発明の形態1の作用)
前記構成要件を備えた第3発明の形態1の画像形成装置(U)では、前記研磨部材位置決め部材(17a,17b)は、前記軸受部材(17a,17b)と一体的に形成されている。前記研磨部材(18)は、前記フレーム(F3)に回転可能に支持されている。研磨部材押圧部材(24a,24b)は、前記研磨部材(18)を前記研磨部材位置決め部(20a,20b)に押圧させる。
したがって、研磨部材押圧部材(24a,24b)は、回転可能に支持された前記研磨部材(18)を前記研磨部材位置決め部材(17a,17b)に押圧することで、前記研磨部材(18)を位置決めすることができる。この結果、前記研磨部材(18)は、前記シート搬送部材(Rc)と近接する位置で確実に支持され、膨潤した前記シート搬送部材(Rc)を確実に研磨することができる。
第3発明の形態2
第3発明の形態2の画像形成装置(U)は、前記第3発明において、
前記軸受部材(17a,17b)に装着されたスペーサ(27a,27b)により構成された前記研磨部材位置決め部材(27a,27b)と、
前記研磨部材位置決め部(28a,28b)に位置決めされた状態で前記フレーム(F3)に固定支持された前記研磨部材(29)と、
を備えたことを特徴とする。
第3発明の形態2の作用)
前記構成要件を備えた第3発明の形態2の画像形成装置(U)では、前記研磨部材位置決め部材(27a,27b)は、前記軸受部材(17a,17b)に装着されたスペーサ(27a,27b)により構成される。前記研磨部材(29)は、前記スペーサ(27a,27b)の前記研磨部材位置決め部(28a,28b)に位置決めされた状態で前記フレーム(F3)に固定支持されている。したがって、前記研磨部材(18)は、前記シート搬送部材(Rc)と近接する位置で確実に固定支持されているため、前記膨潤した前記シート搬送部材(Rc)を確実に研磨することができる。
第3発明の形態3
第3発明の形態3の画像形成装置(U)は、前記第3発明において、
前記軸受部材(31a,31b)に一体的に形成された前記研磨部材位置決め部材(32a,32b)と、
前記研磨部材位置決め部(35a,35b)に位置決めされた状態で前記研磨部材位置決め部材(32a,32b)に固定支持された前記研磨部材(34)と、
を備えたことを特徴とする。
第3発明の形態3の作用)
前記構成要件を備えた第3発明の形態3の画像形成装置(U)では、前記研磨部材位置決め部材(32a,32b)は、前記軸受部材(31a,31b)に一体的に形成されている。前記研磨部材(34)は、前記研磨部材位置決め部(35a,35b)に位置決めされた状態で前記研磨部材位置決め部材(32a,32b)に固定支持されている。したがって、前記研磨部材(34)は、前記シート搬送部材(Rc)と近接する位置で確実に固定支持されているため、前記膨潤した前記シート搬送部材(Rc)を確実に研磨することができる。
前述の本発明は、下記の効果(E01),(E02)を奏する。
(E01)シート搬送部材の膨潤によるシート搬送速度の変動を防止することができる。
(E02)低コスト且つシンプルで経時的な故障に強い構成で、シート搬送速度の変動を抑えることができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の画像形成装置の実施例1の説明図である。
図1において、実施例1の画像形成装置Uは、プリンタU1、イメージスキャナU2、自動原稿搬送装置U3を有している。
前記自動原稿搬送装置U3は、イメージスキャナU2上面のプラテンガラスPG上に支持されている。
前記自動原稿搬送装置U3は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Giは順次プラテンガラスPG上の複写位置(プラテンロールGR1の圧接位置)を通過して原稿排出ロールGR2から原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。
前記自動原稿搬送装置U3は、その後端部(図1の紙面の背面側部分)に設けた左右方向に延びるヒンジ軸(図示せず)により前記プラテンガラスPG上面に対して回動可能であり、原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置く場合に上方に回動される。
前記イメージスキャナU2は、ユーザがコピースタート等の作動指令信号を入力操作するUI(ユーザインタフェース)を有している。
前記透明なプラテンガラスPGの下方には原稿画像を読み取るための露光光学系Aが配置されている。
前記自動原稿搬送装置U3でプラテンガラスPG上面に搬送されて前記複写位置を通過する原稿または手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿(図示せず)からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、CCD(固体撮像素子)で電気信号に変換される。
IPS(イメージプロセッシングシステム)は、CCDから入力されるR,G,B(レッド、グリーン、ブルー)の電気信号をY,M,C,K(イエロー、マゼンタ、シアン、黒)の画像データ(デジタルデータ)に変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定のタイミングで潜像形成用の画像データとしてレーザ駆動回路DLに出力する。
レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号をROSk〜ROSy(潜像形成装置)のレーザダイオード(図示せず)に出力する。なお、前記UI(ユーザインタフェース)、IPSおよびレーザ駆動回路DLと、後述の現像ロールR0、転写ロールTk〜Ty、2次転写ロール(シート転写部材)T2b等にバイアス電圧を印加する電源回路E等の動作はコントローラCにより制御される。
前記IPSが出力するYMCKの4色の画像データ(レーザ駆動データ)が入力されたレーザ駆動回路DLは、入力された前記各色の画像データに応じた各色のレーザ駆動信号を所定のタイミングで、各色のROSk〜ROSy(潜像形成装置)に出力する。
各像担持体(感光体)Py,Pm,Pc,Pkはそれぞれの帯電ロール(帯電部材)CRk〜CRyにより一様に帯電された後、前記各色のROSy〜ROSk(潜像形成装置)の出力するレーザビームLによりその表面に静電潜像が形成される。前記像担持体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像はそれぞれ、各現像器Gy,Gm,Gc,Gkと対向する現像領域において各色YMCKのトナー像に現像される。なお、前記各現像器Gy,Gm,Gc,Gkは、各色のトナー(現像剤)を収容した現像容器と、前記現像容器に回転可能に支持され且つ前記像担持体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像にトナーを搬送してトナー像に現像する現像ロールR0を有している。なお、前記各色の現像器Gy,Gm,Gc,Gkの現像容器にはトナーカートリッジTY〜TKから各色のトナーが補給されるように構成されている。また、実施例1の前記各色のトナーカートリッジTY〜TKや現像器Gy,Gm,Gc,Gkで使用されるトナーは、低融点のワックスであるパラフィンを内包する乳化重合トナーを使用している。
前記現像された各色YMCKのトナー像は、前記各像担持体Py,Pm,Pc,Pkとエンドレスの中間転写ベルト(像担持体)Bとが接触する1次転写領域Q3に搬送される。前記各1次転写領域Q3において中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写ロールT1k〜T1yには、コントローラCにより制御される電源回路Eから所定のタイミングで現像剤の帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。前記各像担持体Py〜Pk上のトナー像は前記各1次転写ロールT1k〜T1yに対向する1次転写領域Q3において中間転写ベルトBに重ねて1次転写される。1次転写後の像担持体Py,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは、像担持体クリーナCLpで除去される。
前記各像担持体Py〜Pk、各色のROSy〜ROSk(潜像形成装置)、各色の現像器Gy〜Gkによって、前記各像担持体Py〜Pk上に各色のトナー像を形成する各色のトナー像形成装置UY(Py+ROSy+Gy),UM(Pm+ROSm+Gm),UC(Pc+ROSc+Gc),UK(Pk+ROSk+Gk)が構成される。
前記各色の像担持体Py,Pm,Pc,Pkの下方には左右一対のスライドレールSR,SRによりスライドフレームF1が前後方向(紙面に垂直な方向、すなわち、X軸方向)にスライド移動可能に支持されている。スライドフレームF1にはベルトモジュールBMのベルトフレームF2が上昇した動作位置(像担持体Py〜Pkに接触する位置)と下方に移動したメンテナンス位置(像担持体Py〜Pkから下方に離れた位置)との間で昇降可能に支持されている。前記ベルトモジュールBMが前記ベルトメンテナンス位置に下降した状態では、前記スライドフレームF1およびこれに支持されたベルトモジュールBMを、前記像担持体Py〜Pkと摩擦接触させることなく、画像形成装置本体U1に対して出入させることができるように構成されている。
前記スライドフレームF1を前後移動させる構成およびベルトモジュールBMを昇降させる構成は、従来公知(例えば、特開平8−171248号公報参照)であり、従来公知の種々の構成を採用することが可能である。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、ベルト駆動ロールRd、テンションロールRt、ウォーキングロールRw、複数のアイドラロール(フリーロール)RfおよびバックアップロールT2aを含むベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、前記4個の1次転写ロールT1k〜T1yとを有している。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して2次転写ロール(シート転写部材)T2bが配置されており、中間転写ベルトBおよび2次転写ロールT2bの対向する領域には2次転写領域(シート転写領域)Q4が形成される。前記2次転写ロールT2bにはコントローラCにより制御される電源回路Eから所定のタイミングで現像剤(トナー)の帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。前記2次転写ロールT2bに対向して配置された前記バックアップロールT2aはアース(接地)されており、前記2次転写ロールT2bに2次転写電圧が印加されたときには、前記2次転写ロールT2bおよびバックアップロールT2a間には2次転写電界が形成される。前記中間転写ベルトBに形成されたトナー像は、前記2次転写電界によりシート(記録シート)Sに転写される。前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより2次転写器T2が構成される。
前記4個の1次転写ロールT1k〜T1yおよび中間転写ベルトBを含むベルトモジュールBMと、2次転写器T2等により、トナー像形成装置(UY,UM,UC,UK)の像担持体Py〜Pk表面に形成されたトナー像を記録シートSに転写する転写装置(BM+T2)が構成されている。
プリンタ(画像形成装置本体)U1の下部には、シートSを収容したカセットトレイ(給紙トレイ)TR1〜TR3および給紙用シート搬送路SH1が設けられている。また、前記給紙用シート搬送路SH1には手差トレイ(給紙トレイ)TR4から給紙できるように構成されている。前記カセットトレイ(給紙トレイ)TR1〜TR3に収容されたシートSは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分離されて、複数の搬送ロールRaによりレジロールRrに搬送される。また、手差トレイ(給紙トレイ)TR4から給紙されたシートは搬送ロールRaによりレジロールRrに搬送される。前記レジロールRrに搬送された記録シートSは、前記中間転写ベルトBに1次転写された多重トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q4に移動するのにタイミングを合わせて、2次転写領域Q4に搬送される。
前記2次転写領域Q4を記録シートSが通過する際、2次転写ロールT2bに前記2次転写電圧が印加されるので、前記中間転写ベルトBに重ねて1次転写されたカラートナー像は、前記2次転写領域Q4において一括して記録シートSに2次転写される。
2次転写後の中間転写ベルトBはベルトクリーナCLbにより残留トナーが除去される。
トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転写後シートガイドSG、シート搬送ベルトHBにより定着装置Fに搬送される。定着装置Fは一対の圧接する加熱ロールFhおよび加圧ロールFp(図2参照)を有しており、前記加熱ロールFhおよび加圧ロールFpの圧接領域により定着領域Q5が形成されている。前記記録シートS上のトナー像は前記定着領域Q5を通過する際に、加熱定着される。トナー像が定着された記録シートSは、排出用シート搬送路SH2または両面記録用シート搬送路SH3に搬送される。排出用シート搬送路SH2に搬送されたシートは前記排紙トレイTRhに排出され、両面記録用シート搬送路SH3に搬送されたシートは表裏反転されてから前記レジロールRrに再送される。
図2は前記図1に示す定着装置および加熱シート搬送路の要部拡大図である。
図2において、前記定着装置Fの前記加熱ロールFhは、内部に小サイズシート用ヒータh1および大サイズシート用ヒータh2を内蔵している。前記小サイズシート用ヒータh1および大サイズシート用ヒータh2は、前記シートSが前記定着領域Q5を通過する時に、前記シートSのシート幅によって双方が独立にオンオフ制御されて発熱する。
また、前記加熱ロールFh表面には、シート剥離用オイルを塗布する円筒状のオイル塗布部材1と、加熱ロールFh表面のオイルを拭き取るためのオイル拭き取り部材2とが支持されている。
前記定着領域Q5で加熱定着された前記シートSは、シート下面ガイド3および4により下面をガイドされて搬送ロール(シート搬送部材)Rcに搬送される。前記搬送ローラRcは、図示しないモータが駆動することにより回転駆動する駆動側ロールRc1と、前記駆動側ロールRc1が回転することにより従動回転する従動側ロールRc2とを有しており、前記駆動側ロールRc1と前記従動側ロールRc2とによって対向する一対のロール対(Rc1+Rc2)が構成されている。前記駆動側ロールRc1および従動側ロールRc2は、各ロール中心軸を結ぶ中心軸連結直線L1が鉛直方向(Z軸方向)となるように固定支持されている。なお、実施例1の前記駆動側ロールRc1は、芯材の外周に材質がEPDM(エチレン・プロピレンゴム)製の弾性ゴムが被覆されたゴムロールにより構成されており、EPDMは、トナー中のパラフィンが浸透して膨潤することがある。前記従動側ロールRc2はパラフィンにより膨潤しにくいプラスチックによって構成されている。
前記搬送ロールRcによって送り出された前記シートSは、左右方向(Y軸方向)に延びる下側共通シート搬送ガイド6と、前記下側共通シート搬送ガイド6の上方に対向して配置された上側共通シート搬送ガイド(ガイド部材)7とによって形成される共通シート搬送路SH5に搬送される。前記上側共通シート搬送ガイド7は、左端部から鉛直上方(+Z方向)に延びる研磨部材支持部7aを有しており、前記研磨部材支持部7aの左端面には、板状の研磨部材8が固定支持されている。前記研磨部材8の左端面には、前記搬送ロールRcの駆動側ロールRc1と対向隣接する研磨面(研磨部)8aが形成されており、前記研磨面8aは、前記中心軸連結直線L1と平行に配置されている。
前記共通シート搬送路SH5の右端部には、上方に延びる前記排出用シート搬送路SH2と、下方に延びる前記両面記録用シート搬送路SH3とが接続されており、前記共通シート搬送路SH5、前記排出用シート搬送路SH2、前記両面記録用シート搬送路SH3の接続部には、前記切り替えゲートG1が配置されている。したがって、前記共通シート搬送路SH5を通過した前記シートSは、切り替えゲートG1によって前記排出用シート搬送路SH2または前記両面記録用シート搬送路SH3のいずれかに搬送される。
前記符号SH1,SH2,SH3,SH5で示された要素によりシート搬送路SHが構成されている。
前記符号Rp,Rs,Ra,Rr,Rc,SG,HB,SH1,SH2,SH3,SH5等で示された要素によりシート搬送装置SHSが構成されている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、前記シートS上のトナーには、低融点のワックスが含まれており、前記定着領域Q5で加熱されて液体状に融ける。したがって、前記シートS上のワックスが十分に冷却される前に前記シートSが前記搬送ロールRcを通過すると、ゴムロールにより構成された前記駆動側ロールRc1に液状のワックスが浸透して膨潤する。この結果、駆動側ロールRc1のロール外径は、膨潤により増大し、累積印刷枚数が増加するのに伴い増大してゆく。
膨潤により前記駆動側ロールRc1のロール外径が大きくなると、前記駆動側ロールRc1は、前記研磨部材8の研磨面8aと接触し、ロール外径の増大分が研磨される。したがって、前記搬送ロールRcは、前記研磨部材8によって前記駆動側ロールRc1のロール外径を一定に保つことができるため、膨潤により前記搬送ロールRcの周速が変動することを防止でき、シート搬送速度の変動を防止することができる。
また、前記シートSが前記搬送ロールRcを通過すると、所定のピンチ圧で圧接されている前記駆動側ロールRc1および前記従動側ロールRc2が、前記シートSの紙厚により撓んで前記中心軸連絡直線L1に沿って上下方向に移動することがある。
実施例1の画像形成装置Uでは、前記駆動側ロールRc1が通過する前記シートSの紙厚によって撓んだ時に、前記研磨部材8の研磨面8aは、前記中心軸連結直線L1と平行に配置されているため、前記駆動側ロールRc1が上下方向(Z軸方向)に移動しても接触しない。よって、前記駆動側ロールRc1の研磨が不必要な場合に、前記駆動側ロールRc1が研磨されることが防止される。したがって、前記研磨部材8は、研磨が不必要な場合の研磨が防止され、膨潤し前記駆動側ロールRc1のロール外径が増大した時のみ研磨することができる。
図3は前記実施例1の図2に対応する実施例2の説明図である。
この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図3において、実施例2の画像形成装置Uでは、板金で形成された前記上側共通シート搬送ガイド7は、前記研磨部材支持部7aおよび前記研磨部材8に替えて、前記上側共通シート搬送ガイド7の左端部には、前記駆動側ロールRc1側に突出する突出部(研磨部材)7bが一体的に形成されている。前記突出部7bの左端には、前記駆動側ロールRc1と対向隣接する研磨面(研磨部)7cが形成されている。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の画像形成装置Uでは、膨潤により前記駆動側ロールRc1のロール外径が増大すると、前記駆動側ロールRc1と前記研磨面7cとが接触し、前記駆動側ロールRc1のロール外径の増大分が研磨される(切削される)。したがって、前記搬送ロールRcは、前記下側共通シート搬送ガイドの研磨部7bによって前記駆動側ロールRc1のロール外径を一定に保つことができるため、膨潤により前記搬送ロールRcの周速が変動することを防止でき、膨潤によるシート搬送速度の変動を防止することができる。
図4は前記実施例1の図2に対応する実施例3の説明図である。
この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図4において、実施例3の画像形成装置Uでは、前記上側共通シート搬送ガイド7には、前記研磨部材支持部7aの下端部から左方(―Y方向)に延びる研磨くず回収部7dが一体的に形成されている。
(実施例3の作用)
前記構成を備えた実施例3の画像形成装置Uでは、膨潤により前記駆動側ロールRc1のロール外径が増大すると、前記駆動側ロールRc1と前記研磨部材8の研磨面8aと接触して研磨され、前記駆動側ロールRc1のロール外径の増大分の研磨くずが発生する。前記研磨くずは重力により下方(―Z方向)に落下し、前記上側共通シート搬送ガイド7の研磨くず回収部7dに回収される。したがって、前記研磨くず回収部は、前記駆動側ロールRc1を研磨した時の前記研磨くずが落下して画像形成装置U内部が汚れることを防止することができる。
図5は実施例4の駆動側ロールおよび研磨部材の説明図であり、図5Aは駆動側ロールを上方から下方へ向かって見た図であり、図5Bは図5AのVB−VB線図である。
この実施例4の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例4は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図5A、図5Bにおいて、実施例4の画像形成装置Uでは、前記プリンタU1は、前後一対の本体フレームF3a,F3bを有している。前記本体フレームF3a,F3bには、前記フレームF3の内方に突出するバネ支持部11a,11bと、前記バネ支持部11a,11bの左方に配置されたベアリング支持孔12a,12bと、前記バネ支持部11a,11bの左斜め下方で且つ前記ベアリング支持孔12a,12bの右斜め下方に配置されたピン貫通孔13a,13bとが形成されている。
また、前記駆動側ロールRc1は、回転軸(ロール軸)14および前記回転軸14の軸方向に沿って固定支持された2つのゴムロール16によって構成されており、前記回転軸14の前後両端部は、前記ベアリング支持孔12a,12bに支持されたベアリング(軸受部材,研磨部材位置決め部材)17a,17bを介して前記本体フレームF3a,F3bに回転可能に支持されている。
前記ベアリング17a,17bの右端部の外周面には、研磨部材位置決め部20a,20bが形成されている。前記ゴムロール16の下部には、前記従動側ロールRc2が押圧されている。また、前記ゴムロール16のロール外径は、前記ベアリング17a,17bの外径よりも小さくなっている。
また、実施例4の画像形成装置Uでは、実施例1の研磨部材8とは異なり、実施例4の研磨部材18は、前記上側共通シート搬送ガイド7ではなく、前記本体フレームF3a,F3bに支持されている。前記研磨部材18は、前後方向(X軸方向)に延びる板状の研磨部材本体18aを有し、前記研磨部材本体18aの上部左端側には研磨面(研磨部)18bが形成されている。前記研磨部材本体18aの前後両端の下端部には、被支持部19a,19bが形成されている。前記被支持部19a,19bの中心部には、ピン支持孔21a,21bが形成されている。前記ピン支持孔21a,21bと前記ピン貫通孔13a,13bとを貫通するピン23a,23bによって、前記研磨部材18は、前記本体フレームF3a,F3bに回転可能に支持されている。
前記研磨部材18の右端面と前記バネ支持部11a,11bとの間には、弾性バネ(研磨部材押圧部材)24a,24bが装着されている。前記弾性バネ24a,24bによって、前記研磨部材18は左方向に付勢されており、前記研磨面18bの前後両端部は前記ベアリング17a,17bの研磨部材位置決め部20a,20bに突き当てられた状態で位置決めされている。したがって、前記研磨面18bは、前記駆動側ロールRc1と所定の間隔を空けて対向隣接する位置に配置される。また、このとき前記研磨面18bは、前記中心軸連結直線L1と平行に配置されている。
(実施例4の作用)
前記構成を備えた実施例4の画像形成装置Uでは、前記駆動側ロールRc1の前記ベアリング17a,17bの外径よりも小さな外径の前記ゴムロール16が配置されており、且つ、前記ベアリング17a,17bの研磨部材位置決め部20a,20bには、前記弾性バネ24a,24bによって付勢された前記研磨部材18が突き当てられているため、前記研磨部材18の研磨面18bは、前記駆動側ロールRc1と所定の間隔を空けて対向隣接する位置に配置されている。
したがって、膨潤により前記ゴムロール16のロール外径が増大し、前記ベアリング17a,17bの外径よりも大きくなると、前記ゴムロール16は、前記研磨面18bと接触し、ロール外径の増大分が研磨される。したがって、前記搬送ロールRcは、前記研磨部材18によって前記駆動側ロールRc1のロール外径を一定に保つことができるため、膨潤により前記搬送ロールRcの周速が変動することを防止でき、シート搬送速度の変動を防止することができる。
また、実施例4の画像形成装置Uでは、前記駆動側ロールRc1が通過する前記シートSの紙厚によって撓んだ時に、前記研磨部材18の研磨面18bは、前記中心軸連結直線L1と平行に配置されているため、前記駆動側ロールRc1が上下方向(Z軸方向)に移動しても接触しない。よって、前記駆動側ロールRc1の研磨が不必要な場合、前記駆動側ロールRc1が研磨されることが防止される。
図6は実施例5の駆動側ロールおよび研磨部材の説明図であり、図6Aは駆動側ロールを上方から下方へ向かって見た図であり、図6Bは図6AのVIB−VIB線図である。
この実施例5の説明において、前記実施例4の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例5は、下記の点で前記実施例4と相違しているが、他の点では前記実施例4と同様に構成されている。
図6A、図6Bにおいて、実施例5の画像形成装置Uでは、前記本体フレームF3a,F3bは、前記バネ支持部11a,11bおよび前記ピン貫通孔13a,13bを有しておらず、前記ベアリング支持孔12a,12bの右方には、左右方向(Y軸方向)に延びるネジ貫通長孔26a,26bが形成されている。
また、前記駆動側ロールRc1の回転軸14には、実施例4のゴムロール16に替えて、前記ベアリング17a,17bの外径よりも大きいゴムロール16′が固定支持されており、前記ゴムロール16′の下部には、前記従動側ロールRc2が押圧されている。
また、前記本体フレームF3a,F3bの内側には、リング状のスペーサ(研磨部材位置決め部材)27a,27bが前記ベアリング17a,17bの外周面に固定支持されている。前記スペーサ27a,27bの右端部には、外周面から突出した形状の研磨部材位置決め部28a,28bが形成されている。なお、前記研磨部材位置決め部28a,28bの右端は、前記ゴムロール16′よりも右方に突出している。
また、実施例5の画像形成装置Uでは、実施例4の研磨部材18とは異なり、実施例5の研磨部材29は、前後方向(X軸方向)に延びる板状の研磨部材本体29aの左端面には研磨面(研磨部)29bが形成されている。前記研磨部材本体29aの前後両端部には、被支持部31a,31bが形成されている。前記被支持部31a,31bの中心部には、ネジ螺合部32a,32bが形成されている。
前記研磨部材29は、前記研磨部材位置決め部28a,28bの右端に当接して位置決めされた状態で、前記ネジ貫通長孔26a,26bを貫通し且つ前記ネジ螺合部32a,32bと螺合するネジ33a,33bによって、前記本体フレームF3a,F3bに固定支持されている。なお、前記研磨部材位置決め部28a,28bの右端は、前記ゴムロール16′よりも右方に突出しているため、前記前記研磨面29bは、前記駆動側ロールRc1と所定の間隔を空けて対向隣接する位置に配置されている。また、前記研磨面29bは、前記中心軸連結直線L1と平行に配置されている。
(実施例5の作用)
前記構成を備えた実施例5の画像形成装置Uでは、前記駆動側ロールRc1の前記ベアリング17a,17bの外径よりも大きな外径の前記ゴムロール16′が配置されており、且つ、前記ベアリング17a,17bには、前記ゴムロール16′より右方に突出した研磨部材位置決め部28a,28bを有する前記スペーサ27a,27bが固定支持されている。したがって、前記研磨部材29は、研磨部材位置決め部28a,28bに当接して位置決めされているため、前記研磨部材29の研磨面29bは、前記駆動側ロールRc1と所定の間隔を空けて対向隣接する位置に配置されている。
したがって、膨潤により前記ゴムロール16′のロール外径が増大すると、前記研磨面29bと接触して、研磨される。この結果、実施例4と同様に、前記搬送ロールRcは、前記研磨部材29によって前記駆動側ロールRc1のロール外径を一定に保つことができ、シート搬送速度の変動を防止することができる。
また、実施例5の画像形成装置Uでは、前記研磨部材29の研磨面29bは、前記中心軸連結直線L1と平行に配置されているため、実施例4と同様に、研磨が不必要な場合に、前記駆動側ロールRc1が研磨されることが防止される。
図7は実施例6の駆動側ロールおよび研磨部材の説明図であり、図7Aは駆動側ロールを上方から下方へ向かって見た図であり、図7Bは図7AのVIIB−VIIB線図である。
この実施例6の説明において、前記実施例5の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例6は、下記の点で前記実施例5と相違しているが、他の点では前記実施例5と同様に構成されている。
図7A、図7Bにおいて、実施例6の画像形成装置Uでは、前記本体フレームF3a,F3bには、前記ネジ貫通長孔26a,26bが形成されていない。
また、実施例6の画像形成装置Uでは、実施例5のスペーサ27a,27bが省略されている。実施例6のベアリング(軸受部材)31a,31bの右端部で且つ前記本体フレームF3a,F3bの内側には、ベアリング31a,31bの外周面から突出した形状の研磨部材支持ブロック(研磨部材位置決め部材)32a,32bが一体形成されている。前記研磨部材支持ブロック32a,32bの右端は、前記ゴムロール16′よりも右方に突出している。また、前記研磨部材支持ブロック32a,32bの右端面には、研磨部材位置決め部35a,35bが形成されており、前記研磨部材位置決め部35a,35bの中央部には、研磨部材固定用ネジ孔33a,33bが形成されている。
実施例6の研磨部材34は、前後方向(X軸方向)に延びる板状部材により構成されており、前記研磨部材34の前後両側には、前記研磨部材34の右端面と左端面を貫通するネジ貫通孔34a,34bが形成されている。また、前記研磨部材34の左端面には、研磨面(研磨部)34cが形成されている。
前記研磨部材34は、前記研磨部材支持ブロック32a,32bの研磨部材位置決め部35a,35bに押し当てられた状態で、前記ネジ貫通孔34a,34bを貫通し且つ前記ネジ孔33a,33bと螺合するネジ36a,36bによって、前記研磨部材支持ブロック32a,32bに固定支持されている。なお、前記研磨部材支持ブロック32a,32bの右端は、前記ゴムロール16′よりも右方に突出しているため、前記前記研磨面34cは、前記駆動側ロールRc1と所定の間隔を空けて対向隣接する位置に位置決めされた状態で固定されている。また、前記研磨面34cは、前記中心軸連結直線L1と平行に配置されている。
(実施例6の作用)
前記構成を備えた実施例6の画像形成装置Uでは、研磨部材支持ブロック32a,32bによって位置決めされた前記研磨部材34の研磨面34cは、前記駆動側ロールRc1と所定の間隔を空けて対向隣接する位置に配置されているので、膨潤により前記ゴムロール16′のロール外径が増大すると、前記研磨面34cと接触して、研磨される。この結果、実施例4および実施例5と同様に、前記搬送ロールRcは、前記研磨部材34によって前記駆動側ロールRc1のロール外径を一定に保つことができ、シート搬送速度の変動を防止することができる。
また、実施例6の画像形成装置Uでは、前記研磨部材34の研磨面34cは、前記中心軸連結直線L1と平行に配置されているため、実施例4および実施例5と同様に、研磨が不必要な場合に、前記駆動側ロールRc1が研磨されることが防止される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H010)を下記に例示する。
(H01)本発明の画像形成装置は、プリンタに限定されず、複写機、FAXあるいはこれら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に適用可能である。
(H02)前記実施例において、前記搬送ロールRcの従動側ロールRc2は、パラフィンにより膨潤しにくいプラスチックによって構成されているが、前記駆動側ロールRc1と同様に、パラフィンにより膨潤する可能性のあるEPDM製の弾性ゴム等のゴムロールにより構成することも可能である。従動側ロールRc2を膨潤するゴムロールで構成した場合には、前記駆動側ロールRc1と前記従動側ロールRc2とが共に膨潤するため、前記研磨部材は、前記駆動側ロールRc1と前記従動側ロールRc2の両方に対向隣接させ、それぞれ研磨させることも可能である。
(H03)前記実施例において、前記搬送ロールRcの駆動側ロールRc1は、従動側ロールRc2の上方に配置しているが、上下反転させて、前記駆動側ロールRc1を前記従動側ロールRc2の下方に配置することも可能である。
(H04)前記実施例において、前記研磨部材は、前記駆動側ロールRc1の右方に対向隣接されているが、前記駆動側ロールRc1の左方や上方等、任意の位置で対向隣接させることも可能である。すなわち、研磨面を中心軸連結直線L1と平行に配置することが望ましいが、平行とならない位置に配置することも可能である。
(H05)前記実施例2において、前記上側共通シート搬送ガイド7の左端部に一体的に形成された前記突出部7bは、研磨面7cで前記駆動側ロールRc1を研磨しているが(切削しているが)、前記駆動側ロールRc1と接触し研磨する箇所をエッジ状とすることも可能である。
(H06)前記実施例において、前記駆動側ロールRc1のゴムロールは、EPDM製のゴムに限定されず、トナーに含まれるパラフィンやその他の材料により膨潤する可能性のある別のゴムを採用することも可能である。
(H07)前記実施例において、前記研磨部材は、前記駆動側ロールRc1の回転軸に沿って延びる板状に限定されず、例えば、各ゴムロール毎に個別に配置することも可能である。
(H08)前記実施例において、前記研磨部材は、前記駆動側ロールRc1と所定の間隔を空けて対向隣接する位置に配置されているが、前記駆動側ロールRc1と隙間を空けず、接触する位置に配置することも可能である。
(H09)前記実施例3において、研磨くず回収部7dは省略可能である。なお、研磨くず回収部は前記研磨部8a付近に設置することが望ましいが、前記上側共通シート搬送ガイド(ガイド部材)7に限定されず、例えば、下側共通シート搬送ガイド6に設置することも可能である。また、研磨くず回収部は前記実施例4〜実施例6でも設置可能である。
(H010)本発明の画像形成装置では、シート搬送部材は、ロール状のシート搬送部材に限定されず、ベルト状のシート搬送部材にも適用可能である。
図1は本発明の画像形成装置の実施例1の説明図である。 図2は前記図1に示す定着装置および加熱シート搬送路の要部拡大図である。 図3は前記実施例1の図2に対応する実施例2の説明図である。 図4は前記実施例1の図2に対応する実施例3の説明図である。 図5は実施例4の駆動側ロールおよび研磨部材の説明図であり、図5Aは駆動側ロールを上方から下方へ向かって見た図であり、図5Bは図5AのVB−VB線図である。 図6は実施例5の駆動側ロールおよび研磨部材の説明図であり、図6Aは駆動側ロールを上方から下方へ向かって見た図であり、図6Bは図6AのVIB−VIB線図である。 図7は実施例6の駆動側ロールおよび研磨部材の説明図であり、図7Aは駆動側ロールを上方から下方へ向かって見た図であり、図7Bは図7AのVIIB−VIIB線図である。
符号の説明
F…定着装置
F3…フレーム
Rc…シート搬送部材
Rc1+Rc2…ロール対
S…記録シート
U…画像形成装置
14…ロール軸
17a,17b,27a,27b,32a,32b…研磨部材位置決め部材
17a,17b,31a,31b…軸受部材
20a,20b,28a,28b,35a,35b…研磨部材位置決め部
24a,24b…研磨部材押圧部材
27a,27b…スペーサ
7…ガイド部材
7b,8,18,29,34…研磨部材
7c,8a,18b,29b,34c…研磨部
7d…研磨くず回収部

Claims (7)

  1. 記録シート表面の未定着トナー像を加熱定着する定着装置と、
    前記定着装置のシート搬送方向下流側に配置され且つ前記記録シートを搬送するシート搬送部材であって、前記加熱されたトナーに含まれる成分が浸透して膨潤するシート搬送部材と、
    搬送される前記記録シートをガイドするガイド部材に支持され且つ前記シート搬送部材に近接して配置され、膨潤した前記シート搬送部材表面を研磨する研磨部を有する研磨部材と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録シート表面の未定着トナー像を加熱定着する定着装置と、
    前記定着装置のシート搬送方向下流側に配置され且つ前記記録シートを搬送するシート搬送部材であって、前記加熱されたトナーに含まれる成分が浸透して膨潤するシート搬送部材と、
    搬送される前記記録シートをガイドするガイド部材に一体的に形成され且つ前記シート搬送部材に近接して配置され、膨潤した前記シート搬送部材表面を研磨する研磨部を有する研磨部材と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 対向する一対のロール対により構成された前記シート搬送部材と、
    ロール状の前記シート搬送部材に前記研磨部が接触する部分の接線が、前記ロール対のロール軸どうしを結ぶ軸連結直線と平行に設定された前記研磨部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 記録シート表面の未定着トナー像を加熱定着する定着装置と、
    前記定着装置のシート搬送方向下流側に配置され且つ前記記録シートを搬送するシート搬送部材であって、前記加熱されたトナーに含まれる成分が浸透して膨潤するシート搬送部材と、
    前記シート搬送部材を支持するフレームと、
    前記フレームに支持され且つロール状の前記シート搬送部材のロール軸を支持する軸受部材と、
    ロール状の前記シート搬送部材の外形よりも外側に設けられた研磨部材位置決め部を有する研磨部材位置決め部材と、
    前記研磨部材位置決め部に位置決めされた状態で支持され且つ前記シート搬送部材に近接して配置され、膨潤した前記シート搬送部材表面を研磨する研磨部を有する研磨部材と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記軸受部材と一体的に形成された前記研磨部材位置決め部材と、
    前記フレームに回転可能に支持された前記研磨部材と、
    前記研磨部材を前記研磨部材位置決め部に押圧させる研磨部材押圧部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記軸受部材に装着されたスペーサにより構成された前記研磨部材位置決め部材と、
    前記研磨部材位置決め部に位置決めされた状態で前記フレームに固定支持された前記研磨部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記軸受部材に一体的に形成された前記研磨部材位置決め部材と、
    前記研磨部材位置決め部に位置決めされた状態で前記研磨部材位置決め部材に固定支持された前記研磨部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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