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JP4568526B2 - ユニット建物の接合構造 - Google Patents
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JP4568526B2 - ユニット建物の接合構造 - Google Patents

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JP4568526B2
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Description

本発明はユニット建物の接合構造に関する。
ユニット建物の接合構造として、特許文献1に記載の如く、相隣る建物ユニットの隙間
を隔てて相並ぶ管柱同士を接合するものがある。特許文献1の接合構造は、一方の管柱に
設けられる第1のナット部材と、この第1のナット部材に対向配置されるとともに他方の
管柱に設けられる第2のナット部材と、両管柱の隙間内で両ナット部材に螺合するねじ部
材と、両管柱の隙間間でねじ部材に被せた丸パイプ状スペーサとから構成される。
特開平6-49911
特許文献1の接合構造には以下の問題点がある。
(1)相隣る建物ユニットの一方の建物ユニットの管柱に、予め工場で第1のナット部材
を溶接しておき、この第1のナット部材にねじ部材を螺合して突出状態で取付けておく必
要があり、生産性が悪く、建物ユニットの輸送保管段階での取扱性が悪い。
(2)建築現場では、一方の建物ユニットのねじ部材にスペーサを被せた後でなければ、
他方の建物ユニットを一方の建物ユニットに近づけて据付けることができず、建物ユニッ
トの据付性が悪い。
(3)ねじ部材に螺合した第2のナット部材を回動操作するスパナは、相隣る建物ユニッ
トの両管柱の隙間、更にはスペーサに設けた窓から第2のナット部材に向けて差し込むも
のであり、ナット部材の操作性が悪い。
本発明の課題は、相隣る建物ユニットの管柱同士を簡易にボルト接合することにある。
請求項1の発明は、相隣る建物ユニットの隙間を隔てて相並ぶ管柱同士をボルト接合するものであり、相並ぶ管柱の相対する側壁のそれぞれにボルト挿通孔を同軸的に設けるとともに、一方の管柱のボルト挿通孔を設けた側壁の背面側の側壁にボルト取付操作孔を設け、他方の管柱のボルト挿通孔を設けた側壁の背面側の側壁にナット取付操作孔を設け、相並ぶ管柱の相対する側壁に設けたボルト挿通孔に同軸配置される孔あきスペーサをそれらの側壁に挟まれる隙間に設け、一方の管柱のボルト取付操作孔から挿入したボルトが両管柱のボルト挿通孔に挿通され、他方の管柱のナット取付操作孔から挿入したナットが上記ボルトに螺着されてなるユニット建物の接合構造であって、前記相隣る建物ユニットの少なくとも1個の建物ユニットの上に他の建物ユニットを配置し、上記少なくとも1個の建物ユニットの管柱にジョイントピースを介して剛接合した天井梁と、上記他の建物ユニットの管柱にジョイントピースを介して剛接合した床梁を上下に重ね、上記相隣る建物ユニットの相並ぶ管柱の相対する隙間に前記孔あきスペーサの下半部を設け、該孔あきスペーサの下半部にそれら相並ぶ管柱をボルト接合し、前記孔あきスペーサの下半部から上に延長した上半部に上記他の建物ユニットの管柱をボルト接合するとともに、上記相隣る建物ユニットの相並ぶ天井梁のジョイントピースに挟まれる隙間に前記孔あきスペーサの下半部の突出部を設け、該孔あきスペーサの突出部にそれらジョイントピースをボルト接合し、上下に配置される建物ユニットの天井梁と床梁の一端部同士をそれらのジョイントピース、孔あきスペーサ、及び管柱を介して接合するとともに、それらの天井梁と床梁の他端部同士も接合するようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記ボルトが高力ボルトであるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項の発明において更に、前記高力ボルトがトルシア形であるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記管柱同士が、それらの上端部、下端部及び中間部の複数位置でボルト接合されるようにしたものである。
(請求項1)
(a)相隣る建物ユニットの相並ぶ管柱同士をボルト接合することにより合成し、両建物
ユニットからなるユニット建物の水平剛性を合理的に上げることができる。従って、3階
建等の中高層階ユニット建物を強化し、又は柱省略ユニット建物を強化できる。
(b)建物ユニットの工場生産段階では、相隣る一方の建物ユニットの管柱にボルト挿通
孔とボルト取付操作孔を設け、他方の建物ユニットの管柱にボルト挿通孔とナット取付操
作孔を設けるだけであり、生産性が良く、建物ユニットの輸送保管段階での取扱性も良い
(c)建築現場では、一方の建物ユニットに対し他方の建物ユニットを近づけて据付け、
それらのスペーサは建物ユニットの相並ぶ管柱の側壁の間に単に差し込むことにて組付け
でき、建物ユニットの据付性、スペーサの組付性が良い。
(d)ボルト及び/又はナットの据付工具は、管柱に設けたボルト取付操作孔又はナット
取付操作孔を用いて操作され、操作性が良い。
(e)ユニット建物において、上階建物ユニットの床梁と下階建物ユニットの天井梁であ
る、2つのラーメン構造体である建物ユニットの上下に重ね配置された2本の梁の両管柱に剛接合された一端部同士を両管柱、及び孔あきスペーサを介して接合するとともに、上下の梁の他端部同士も接合することにより、2本の梁が鉛直荷重の作用下で湾曲変形するとき、2本の梁の両端部の位相差が抑えられる。これにより、2本の梁は、各梁の断面性能の和よりも大きな断面性能を発現して剛性を強化され、鉛直荷重に対する耐力を向上できる。また、一方の建物ユニットの柱に作用する水平荷重によって2本の梁がS字変形するとき、2本の梁の両端部と中間部の位相差が抑えられる。これにより、建物ユニットのフレーム強度が拡大し、水平荷重に対する耐力を向上できる。
(請求項
(f)高力ボルトを用いることにより、相隣る建物ユニットの相並ぶ管柱同士を強固に合成し、ユニット建物の水平剛性を向上できる。
(請求項
(g)トルシア形の高力ボルトを用いることにより、ボルトとナットの締結操作をトルシア工具により簡易に実施できる。
(請求項
(h)相隣る建物ユニットの相並ぶ管柱同士を、それらの上端部、下端部及び中間部の複数位置でボルト接合することにより、それら管柱同士の合成の強化を図り、ユニット建物の水平剛性を一層向上できる。
図1はユニット建物を示す模式斜視図、図2は建物ユニットを示す斜視図、図3は構法
Iが適用された建物ユニットを示す模式正面図、図4は構法Iの具体的構造を示す断面図
、図5は構法IIが適用されたユニット建物を示す模式正面図、図6は構法IIの具体的構造
を示し、(A)は正面図、(B)は断面図、図7は構法IIの梁の剛性強化原理を示し、(
A)は梁の変形状態を示す模式図、(B)は梁単位モデルを示す模式図、(C)はラーメ
ン構造体モデルを示す模式図、図8は構法IIのユニットフレームの剛性強化原理を示し、
(A)は梁の変形状態を示す模式図、(B)はラーメン構造体モデルを示す模式図、図9
は相隣る建物ユニットの構法IIIによる接合構造を示す模式図、図10は図9の要部を示
す断面図、図11は建物ユニットの接合例を示す模式図、図12は構法IIIの変形例を示
し、(A)は下階建物ユニットの接合部を示す平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う
断面図、図13は孔あきスペーサを示す斜視図、図14は構法IIIの変形例を示し、(A
)は下階建物ユニットの接合部を示す平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、
図15は構法IIIの変形例を示し、(A)は下階建物ユニットの接合部を示す平面図、(
B)は(A)のB−B線に沿う断面図、図16は構法IVが適用された建物ユニットを示し
、(A)は最下階建物ユニットを示す正面図、(B)は上階建物ユニットを示す正面図、
図17は構法IVのフレームの剛性強化原理を示す模式図、図18は構法IVのフレームの剛
性強化例を示す模式図、図19は構法IVの斜材取付例を示す正面図、図20は斜材の下端
取付部を示し、(A)は正面図、(B)は断面図、図21は斜材の上端部が取付けられる
天井梁中間部を示す断面図である。
図1のユニット建物1は、基礎10に最下階建物ユニット20を支持し、最下階建物ユ
ニット20の上に順に上階建物ユニット30、40を搭載して構築されたものである。
即ち、ユニット建物1は、複数の建物ユニット20、30、40を水平方向と鉛直方向
に隣接設置して構築されるものである。建物ユニット20(建物ユニット30、40も同
じ)は、図2に示す如く、角鋼管製管柱21と、形鋼製床梁22と、形鋼製天井梁23を
箱形に接合した骨組構造体である。建物ユニット20は、管柱21の下端部にジョイント
ピース22Jを介して床梁22を溶接し、管柱21の上端部にジョイントピース23Jを
介して天井梁23を溶接して構成される。建物ユニット20は、床梁22を省略できる。
ユニット建物1は、複数の建物ユニット20を鉛直方向に積層して3階建等の中高層階
ユニット建物を構成することができる。また、ユニット建物1は、建物ユニット20の少
なくとも1個のコーナー部を柱省略コーナー部としてなる柱省略建物ユニットの複数個を
隣接して接合し、各柱省略建物ユニットの柱省略コーナー部を互いに突き合せて柱省略接
合部を形成してなる柱省略ユニット建物を構成することもできる。
基礎10は、図3、図4に示す如く、コンクリート製ベタ基礎11にアンカーボルト1
2を用いて鋼製基礎構造体13を固定し、この基礎構造体13の上部に最下階建物ユニッ
ト20を支持する。
最下階建物ユニット20は、床梁22を省略したものであり、4本の角鋼管製柱21の
上端部間に形鋼製天井梁23を架け渡し、天井梁23の端部を柱21の上端部に剛接合し
て構成したラーメン構造体である。柱21の上端部にジョイント金物23J(図6)を溶
接し、ジョイント金物23Jに天井梁23の端部が溶接される。尚、最下階建物ユニット
20は、柱21の下端部間に架け渡される形鋼製床梁22を更に有し、床梁23の端部を
柱21の下端部に剛接合するものでも良い。
上階建物ユニット30(40も同じ)は、4本の角鋼管製柱31(41)の上端部間に
形鋼製天井梁33(43)を架け渡し、天井梁33の端部を柱31の上端部に剛接合する
とともに、柱31の下端部間に形鋼製床梁32(42)を架け渡し、床梁32の端部を柱
31の下端部に剛接合して構成したラーメン構造体である。柱31の上端部と下端部にジ
ョイント金物33J(不図示)、32J(図6)を溶接し、ジョイント金物33J、32
Jのそれぞれに天井梁33、床梁32の端部が溶接される。
ユニット建物1にあっては、最下階建物ユニット20と上階建物ユニット30の間で、
最下階建物ユニット20の天井梁23と上階建物ユニット30の床梁32が上下に重ね配
置され、上階建物ユニット30と上階建物ユニット40の間で、上階建物ユニット30の
天井梁33と上階建物ユニット40の床梁42が上下に重ね配置される。
しかるに、ユニット建物1は、構法I、II、III、IVのそれぞれが適用されて剛性強化さ
れる。
構法Iは基礎−柱剛接合構造、
構法IIは上下梁接合構造、
構法IIIは隣接柱接合構造、
構法IVは斜材補強構造である。
(構法I:基礎−柱剛接合構造)(図3、図4)
構法Iは、基礎10と最下階建物ユニット20の間にて適用され(図1)、最下階建物
ユニット20の柱21の柱脚21Fが基礎10に略ずれないように接合される(図3)。
基礎10は、図4に示す如く、基礎構造体13の上端部に取付金物14を溶接にて固定
してあり、最下階建物ユニット20の柱脚21Fに溶接にて固定した取付金具24が高力
ボルト15によってその取付金物14に略ずれないように接合される。
構法Iによれば、ユニット建物1において、最下階建物ユニット20の柱脚21Fを基
礎10に略ずれないように接合したことにより、基礎10に対する柱脚21Fの回転が抑
えられ、建物ユニット20の水平剛性を向上できる。建物ユニット20の水平剛性を上げ
るために、柱21の断面を強化する必要がないし、中柱や水平ブレースを付加する必要も
なく、建物ユニット20のプランの自由度を増し、コスト低減できる。
(構法II:上下梁接合構造)(図5〜図8)
構法IIは、最下階建物ユニット20の天井梁23と上階建物ユニット30の床梁32の
間、及び/又は上階建物ユニット30の天井梁33と上階建物ユニット40の床梁42の
間で適用される(図1)。以下、最下階建物ユニット20の天井梁23と上階建物ユニッ
ト30の床梁32の間への適用について説明する。
最下階建物ユニット20の天井梁23と上階建物ユニット30の床梁32の鉛直荷重(
床荷重)に対する梁の剛性強化のために、天井梁23と床梁32の両端部同士を剛接合部
R1、R2にて略ずれないように接合する(図5)。
また、最下階建物ユニット20と上階建物ユニット30の水平荷重に対するフレームの
剛性強化のために、上述の剛接合部R1、R2に加え、天上梁23と床梁32の長手方向の
中間部(本実施例では中央部)同士を剛接合部R3にて略ずれないように接合する(図5
)。
剛接合部R1〜R3は、図5に模式的に示した如く、4本の線材にて構成しても良いが、
図6に示すプレート50を用いることができる。プレート50は、天井梁23のウエブw
と床梁32のウエブwに添設され、2本の高力ボルト51、51で天井梁23のウエブw
に、2本の高力ボルト52、52で床梁32のウエブwに締結される。図6のプレート5
0は左右に相隣る最下階建物ユニット20、20の天井梁23、22、及び上階建物ユニ
ット30、30の床梁32、33により両側から挟まれるものを示したが、プレート50
は各1個の建物ユニット20、30の天井梁23、床梁32に片側だけを添設するもので
も良い。プレート50は溶接接合されるものでも良い。
尚、プレート50は、天井梁23のフランジfと床梁32のフランジfに添設し、高力
ボルト又は溶接接合でそれらのフランジf、fに締結され、天井梁23と床梁32を略ず
れないように接合するものでも良い。
構法IIによれば、ユニット建物1において、上階建物ユニット30の床梁32と下階建
物ユニット20の天井梁23である、上下に重ねた2本の梁23、32の両端部同士を剛
接合部R1、R2によって略ずれないように接合したことにより、2本の梁23、32が鉛
直荷重の作用下で湾曲変形するとき、2本の梁23、32の両端部の位相差が抑えられる
(図7(A))。これにより、2本の梁23、32は、各梁23、32の断面性能I1、
I2の和(I1+I2)よりも大きな断面性能α(I1+I2)を発現して剛性を強化され、
鉛直荷重に対する耐力を向上できる。尚、構法IIによるこの梁剛性強化メリットのために
は、剛接合部R3を具備することを必要としない。
2本の梁23、32だけからなる梁単体モデル(図7(B))では、本発明が適用され
ない通常モデルに対し、約2.6倍の耐力を示す。2本の梁23、32の両端部に柱21、
31が剛接合されたラーメン構造体モデル(図7(C))では、通常モデルに対し、1.3
〜1.4倍の耐力を示す。尚、図7(B)、(C)において、天井梁23、床梁32の中央
部の間に設けられているSは、天井梁23と床梁32の隙間を埋めるスペーサであり、床
梁32に作用した床荷重を天井梁23に伝達可能にするものである。
また、構法IIでは、ユニット建物1において、上階建物ユニット30の床梁32と下階
建物ユニット20の天井梁23である、2つのラーメン構造体の上下に重ね配置された2
本の梁23、32の両端部同士を剛接合部R1、R2によって略ずれないように接合し、か
つ中間部同士を剛接合部R3によって略ずれないように接合したことにより、一方の建物
ユニット30の柱31に作用する水平荷重Pによって2本の梁23、32がS字変形する
とき、2本の梁23、32の両端部と中間部の位相差が抑えられる(図8(A))。これ
により、建物ユニット20、30のフレーム強度が拡大し、水平荷重に対する耐力を向上
できる。
本発明による建物ユニット20、30のフレーム剛性は、本発明が適用されない通常モ
デルに対し、約1.3倍になる(図8(B))。
構法IIにおいて、上階建物ユニット30の床梁32と下階建物ユニット20の天井梁2
3を略ずれないように接合する構造は、それらの床梁32のウエブwと天井梁23のウエ
ブwに添うプレート50、又はそれらの床梁32のフランジfと天井梁23のフランジf
に添うプレート50を用いて簡易に実施できる。プレート50をウエブwに添設するもの
の方が、建物ユニット20、30のフレーム強度を向上できる。
(構法III:隣接柱接合構造)(図9〜図15)
構法IIIは、最下階建物ユニット20、20の相並ぶ柱21、21同士の間、上階建物
ユニット30、30の相並ぶ柱31、31の間、上階建物ユニット40、40の相並ぶ柱
41、41の間で適用される(図1)。
しかるに、本実施例では、中高層階ユニット建物や柱省略ユニット建物等を構成するユ
ニット建物1において、ユニット建物1の水平剛性を上げるため、ユニット建物1内の一
部で図9に示す如くに相隣る建物ユニット20、20の隙間を隔てて相並ぶ管柱21、2
1同士を以下の如くにボルト接合する。
相隣る建物ユニット20、20の相並ぶ管柱21、21同士は、図10に示す如く、そ
れらの上端部、下端部及び中間部の3位置のそれぞれにおいて、下記(1)〜(3)の如くにボ
ルト接合される。
(1)相隣る建物ユニット20、20の相並ぶ管柱21、21の相対する側壁21A、2
1Aのそれぞれにボルト挿通孔61A、61Aを同軸的に設けるとともに、一方の管柱2
1のボルト挿通孔61Aを設けた側壁21Aの背面側の側壁21Bにボルト取付操作孔6
1Bを設け、他方の管柱21のボルト挿通孔61Aを設けた側壁21Aの背面側の側壁2
1Bにナット取付操作孔61Cを設ける。ボルト挿通孔61A、61Aは互いに同一径を
なし、ボルト取付操作孔61B、ナット取付操作孔61Cも互いに同一径をなす。
(2)相隣る建物ユニット20、20を建築現場の基礎上に据付け、相並ぶ管柱21、2
1の相対する側壁21A、21Aに設けたボルト挿通孔61A、61Aに同軸配置される
孔開きスペーサ60を、それらの側壁21A、21Aに挟まれる隙間に設ける。
(3)一方の管柱21の側壁21Bに設けたボルト取付操作孔61Bから挿入したボルト
61を両管柱21、21のボルト挿通孔61A、61A、及び両管柱21、21の相対す
る側壁21A、21Aの間の隙間に設けた孔あきスペーサ60のボルト挿通孔60Aに挿
通する。他方の管柱21の側壁21Bに設けたナット取付操作孔61Cから挿入したナッ
ト62を上記ボルト61に螺着する。ボルト61は、高力ボルト、本実施例ではトルシア
形の高力ボルトし、トルシア工具をナット取付操作孔61Cから挿入してナット62をボ
ルト61に締結操作する。
尚、ボルト61として、高力六角ボルトを用いることができるし、他のボルトを用いる
こともできる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)相隣る建物ユニット20、20の相並ぶ管柱21、21同士をボルト接合すること
により合成し、両建物ユニット20、20からなるユニット建物1の水平剛性を合理的に
上げることができる。従って、3階建等の中高層階ユニット建物1を強化し、又は柱省略
ユニット建物1を強化できる。
(b)建物ユニット20の工場生産段階では、相隣る一方の建物ユニット20の管柱21
にボルト挿通孔61Aとボルト取付操作孔61Bを設け、他方の建物ユニット20の管柱
21にボルト挿通孔61Aとナット取付操作孔61Cを設けるだけであり、生産性が良く
、建物ユニット20の輸送保管段階での取扱性も良い。
(c)建築現場では、一方の建物ユニット20に対し他方の建物ユニット20を近づけて
据付け、それらのスペーサ60は建物ユニット20の相並ぶ管柱21の側壁21A、21
Aの間に単に差し込むことにて組付けでき、建物ユニット20の据付性、スペーサ60の
組付性が良い。
(d)ボルト61及び/又はナット62の据付工具は、管柱21に設けたボルト取付操作
孔61B又はナット取付操作孔61Cを用いて操作され、操作性が良い。
(e)高力ボルト61を用いることにより、相隣る建物ユニット20の相並ぶ管柱21同
士を強固に合成し、ユニット建物1の水平剛性を向上できる。
(f)トルシア形の高力ボルト61を用いることにより、ボルト61とナット62の締結
操作をトルシア工具により簡易に実施できる。
(g)相隣る建物ユニット20、20の相並ぶ管柱21、21同士を、それらの上端部、
下端部及び中間部の複数位置でボルト接合することにより、それら管柱21同士の合成の
強化を図り、ユニット建物1の水平剛性を一層向上できる。
図11(B)〜(D)の本発明によるユニット建物1の水平剛性、換言すれば建物ユニ
ット20の柱頭に対する許容水平荷重Pは、本発明が適用されない通常モデル(図11(
A))の許容水平荷重Paに対し1.2〜1.9倍になる。図11(B)は管柱21、21同士
を上端部と下端部でボルト接合した例でP=1.2Pa、図11(C)は管柱21、21同
士を上端部と下端部と中間部の1箇所でボルト接合した例でP=1.7Pa、図11(D)
は管柱21、21同士を上端部と下端部と中間部の3位置でボルト接合した例でP=1.9
Paである。
図12は、相隣る4個の建物ユニット20のコーナー部を互いに突き合せ配置し、各建
物ユニット20の上に上階建物ユニット30を搭載したユニット建物1において、十字状
孔あきスペーサ70を用い、構法IIIを適用した例である。このとき、4個の建物ユニッ
ト20の管柱21同士が十字状の隙間を隔てて相並び、4個の上階建物ユニット30の柱
31同士も十字状の隙間を隔てて相並ぶ。また、上下に相対応する建物ユニット20と上
階建物ユニット30の間で、建物ユニット20の相隣る柱21の上端部に剛接合されてそ
れらの間に架け渡される天井梁23と、上階建物ユニット30の相隣る柱31の下端部に
剛接合されてそれらの間に架け渡される床梁32が上下に重ね配置される。
孔あきスペーサ70は、図13に示す如く、桁方向に沿って配置される桁方向板71と
、桁方向板71の桁方向に沿う中央部の下半部に直交配置される妻方向板72とからなる
孔あきスペーサ70の桁方向板71の下半部は、妻方向にて相隣る建物ユニット20、
20の相並ぶ柱21、21の相対する側壁21A、21Aに挟まれる隙間に設けられ、一
方の柱21の側壁21Aに設けたボルト取付操作孔61Bから挿入したボルト61を両管
柱21、21のボルト挿通孔61A、61A、及び両管柱21、21の側壁21A、21
Aの間の隙間に設けた桁方向板71の下半部のボルト挿通孔71Aに挿通し、他方の管柱
21の側壁21Bに設けたナット取付操作孔61Cから挿入したナット62を上記ボルト
61に螺着する。また、孔あきスペーサ70の妻方向板72は、桁方向にて相隣る建物ユ
ニット20、20の相並ぶ管柱21、21の相対する側壁21A、21Aに挟まれる隙間
に設けられ、一方の管柱21の側壁21Bに設けたボルト取付操作孔61Bから挿入した
ボルト61を両管柱21、21のボルト挿通孔61A、61A、及び両管柱21、21の
側壁21A、21Aの間の隙間に設けた妻方向板72のボルト挿通孔72Aに挿通し、他
方の管柱21の側壁21Bに設けたナット取付操作孔61Cから挿入したナット62を上
記ボルト61に螺着する。これにより、相隣る4個の建物ユニット20の相並ぶ管柱21
同士をボルト接合して合成し、図9〜図11の実施例におけると同様に、それら建物ユニ
ット20を含むユニット建物1の水平剛性を合理的に上げることができる。
孔あきスペーサ70の桁方向板71の上半部は、桁方向板71の下半部から上に延長さ
れ、妻方向にて相隣る上階建物ユニット30、30の相並ぶ管柱31、31の相対する側
壁31A、31Aに挟まれる隙間に設けられ、一方の管柱31の側壁31Bに設けたボル
ト取付操作孔61Bから挿入したボルト61を両管柱31、31のボルト挿通孔61A、
61A、及び両管柱31、31の側壁31A、31Aの間の隙間に設けた桁方向板71の
上半部のボルト挿通孔71Bに挿通し、他方の管柱31の側壁31Bに設けたナット取付
操作孔61Cから挿入したナット62を上記ボルト61に螺着する。これにより、相隣る
4個の上階建物ユニット30の相並ぶ管柱31同士をボルト接合して合成し、図9〜図1
1の実施例における同様に、それら上階建物ユニット30を含むユニット建物1の水平剛
性を合理的に上げることができる。
更に、ユニット建物1において、上下に重ね配置される建物ユニット20の天井梁23
と上階建物ユニット30の床梁32の一端部同士が、それらの管柱21、31、及び孔あ
きスペーサ70の桁方向板71を介して上述の如くに接合されるから、天井梁23と床梁
32の他端部同士の前述の構法IIの如くに略ずれないように接合することができる。2本
の梁23、32が鉛直荷重の作用下で湾曲変形するとき、2本の梁23、32の両端部の
位相差が抑えられる。これにより、2本の梁23、32は、各梁23、32の断面性能の
和よりも大きな断面性能を発現して剛性を強化され、鉛直荷重に対する耐力を向上できる
。また、一方の建物ユニット30の柱31に作用する水平荷重によって2本の梁23、3
2がS字変形するとき、2本の梁23、32の両端部と中間部の位相差が抑えられる。こ
れにより、建物ユニット20、30のフレーム強度が拡大し、水平荷重に対する耐力を向
上できる。ユニット建物1において、構法IIと構法IIIがともに適用され、ユニット建物
1の水平剛性と上下剛性を併せ強化できる。
尚、図12において、4個の建物ユニット20のうち、桁方向片側の2個の建物ユニッ
ト20の上部にだけ上階建物ユニット30を搭載し、他の2個の建物ユニット20の上部
は上階建物ユニット30が搭載されない下屋とするユニット建物1にあっては、孔あきス
ペーサ70の桁方向板71を図12(B)に2点鎖線で示す如くに上半部の桁方向片側部
分を切除する。
図14は、図12の変形例であり、相隣る2個の建物ユニット20のコーナー部を互い
に突き合せ配置し、各建物ユニット20の上に上階建物ユニット30を搭載したユニット
建物1において、平板状孔あきスペーサ80を用い、構法IIIを適用した例である。
相隣る建物ユニット20、20の相並ぶ管柱21、21の相対する側壁21A、21A
に挟まれる隙間に孔あきスペーサ80の下半部を設け、図12の実施例と同様に、それら
相並ぶ管柱21、21同士をボルト61によりボルト接合し、構法IIIを構築する。
また、相隣る上階建物ユニット30、30の相並ぶ管柱31、31の相対する側壁31
A、31Aに挟まれる隙間に孔あきスペーサ80の上半部を設け、図12の実施例と同様
に、それら相並ぶ管柱31、31同士をボルト61によりボルト接合し、構法IIIを構築
する。
更に、相隣る建物ユニット20、20の相並ぶ管柱21、21の相対するジョイントピ
ース23J、23Jに挟まれる隙間に孔あきスペーサ80の下半部の突出部81を設け、
それら相対するジョイントピース23J、23J同士をボルト61によりボルト接合する
。これにより、ユニット建物1において、上下に重ね配置される建物ユニット20の天井
梁23と上階建物ユニット30の床梁32の一端部同士が、それらの柱21、31、及び
孔開きスペーサ80を介して接合されるから、天井梁23と床梁32の他端部同士も略ず
れないように接合することにより、構法IIも構築できる。
図15は、図12の変形例であり、相隣る3個の建物ユニット20のコーナー部を互い
に突き合せ配置し、各建物ユニット20の上に上階建物ユニット30を搭載したユニット
建物1において、L字状孔あきスペーサ90を用い、構法IIIを適用した例である。
孔あきスペーサ90は、桁方向に沿って配置される桁方向板91と、桁方向板91の一
方の縦縁に直交配置される妻方向板92とからなる。
妻方向と桁方向のそれぞれにおいて、相隣る建物ユニット20、20の相並ぶ管柱21
、21の相対する側壁21A、21Aに挟まれる隙間に孔あきスペーサ90の桁方向板9
1、妻方向板92の下半部を設け、図12の実施例と同様に、それら相並ぶ管柱21、2
1同士をボルト61によりボルト接合し、構法IIIを構築する。
また、妻方向と桁方向のそれぞれにおいて、相隣る上階建物ユニット30、30の相並
ぶ管柱31、31の相対する側壁31A、31Aに挟まれる隙間に孔あきスペーサ90の
桁方向板91、妻方向板92の上半部を設け、図12の実施例と同様に、それら相並ぶ管
柱31、31同士をボルト61によりボルト接合し、構法IIIを構築する。
ユニット建物1にあっては、上下に重ね配置される建物ユニット20の天井梁23と上
階建物ユニット30の床梁32の一端部同士が、それらの管柱21、31、及び孔あきス
ペーサ90の桁方向板91又は妻方向板92を介して接合されるから、天井梁23と床梁
32の他端部同士も略ずれないように接合することにより、構法IIも構築できる。
尚、図15において、3個の建物ユニット20のうち、妻方向片側の建物ユニット20
の上部にだけ上階建物ユニット30を搭載し、他の建物ユニット20の上部は上階建物ユ
ニット30が搭載されない下屋とするユニット建物1にあっては、孔あきスペーサ90の
妻方向板92の上半部を図15(B)に2点鎖線で示す如くに切除する。
(構法IV:斜材補強構造)(図16〜図18)
構法IVは、最下階建物ユニット20の柱21の柱脚21Fと天井梁23の中間部の間、
上階建物ユニット30(40も同じ)の柱31の柱脚31Fと天井梁33の中間部の間、
又は上階建物ユニット30(40も同じ)の柱31の柱頭31Hと床梁32の中間部の間
で適用される(図1)。
図16(A)は、最下階建物ユニット20の柱21の柱脚21Fと天井梁23の中間部
の間に、斜材101を設けたものである。斜材101は、柱21の柱脚21Fと天井梁2
3の中間部のそれぞれにピン接合される(剛接合でも可)。
図16(B)は、上階建物ユニット30の柱31の柱脚31Fと天井梁33の中間部の
間に、斜材102を設けたものである。斜材102は、柱31の柱脚31Fと天井梁33
の中間部のそれぞれにピン接合される(剛接合でも可)。尚、上階建物ユニット30は床
梁32を有しているから、柱31の柱頭31Hと床梁32の中間部の間に上述の斜材10
2を設けるものでも良い。
構法IVによれば、ユニット建物1において、最下階建物ユニット20の柱脚21Fと天
井梁23の中間部の間に斜材101を設けたことにより、ラーメン構造体のフレームの1
隅である柱21と天井梁23の一部が斜材101とともに形成する直角三角形を不変形体
(不変形トラス)とする。これにより、建物ユニット20における天井梁23の見かけ長
さL2(天井梁23の全長Lから不変形トラス部分L1を除いた変形部分長さL2)を短く
してそのフレーム剛性を強化し、水平荷重Pに対する耐力を向上できる(図17)。
また、上階建物ユニット30(40も同じ)の柱脚31Fと天井梁33の中間部の間(
又は柱頭31Hと床梁32の中間部の間)に斜材102を設けたことにより、ラーメン構
造体のフレームの1隅である柱31と天井梁33の一部が斜材102とともに形成する直
角三角形を不変形体(不変形トラス)とする。これにより、建物ユニット30における天
井梁33の見かけ長さL2(天井梁33の全長Lから不変形トラス部分L1を除いた変形部
分長さL2)を短くしてそのフレーム剛性を強化し、水平荷重Pに対する耐力を向上でき
る。
ラーメン構造体の柱21と梁23のフレーム、柱31と梁32、33のフレームを生か
しながら、斜材101、102を付加するだけの簡易な構成により、上述の不変形体(不
変形トラス)を形成でき、簡易に上述のフレーム剛性の強化を実現できる。
斜材101、102を柱21、31と梁23、33(32)のそれぞれにピン接合する
ことにより、ラーメン構造体のフレームの1隅に前述の不変形体(不変形トラス)を簡易
に形成でき、斜材101、102の取付仕口を簡素化できる。
斜材101、102のみによるフレーム剛性補強であるから、建物ユニット20、30
等のラーメン構造体における開口の形成などに、あまり邪魔にならず、比較的大きな開口
の形成ができる。
本発明による建物ユニット20、30(40も同じ)のフレーム剛性は、本発明が適用
されない通常モデルに対し、1.3〜2.0倍になる。建物ユニット20及び建物ユニット30
(40も同じ)において、斜材101、102を建物ユニット20の天井梁23、建物ユ
ニット30の天井梁33に接合する位置、換言すれば不変形トラス部分L1の長さを450mm
、900mmに設定したとき、建物ユニット20、30の許容水平荷重Paは、図18に示す
如く、斜材101、102を用いない通常モデルの許容水平荷重Pa(1300kg、900kg)
に対して、建物ユニット20では1550kg、1700kgに拡大し、建物ユニット30では1200kg
、1400kgに拡大する。
尚、図18に示す如く、最下階建物ユニット20において、左右の柱21の柱脚21F
と天井梁23の左右の中間部のそれぞれとの間に左右の斜め材101、101を設けても
良い。また、上階建物ユニット30(40も同じ)においても、左右の柱31の柱脚31
F(又は柱頭31H)と天井梁33(又は床梁32)の左右の中間部のそれぞれとの間に
左右の斜材102、102を設けても良い。これによれば、左右の斜め材101、101
、102、102を最下階建物ユニット20の天井梁23、上階建物ユニット30の天井
梁33に接合して形成される不変形トラス部分L1の長さが、例えば450mmの如くに短くて
も、建物ユニット20、30の許容水平荷重Paを2050kg、1800kgの如くに大きく拡大で
きる。
図19〜図21は、構法IVにおける斜材101(102も同じ)の具体的取付例である
。建物ユニット20(30、40も同じ)は、床梁22を備えた例であり、床梁22と天
井梁23の間に、斜材101を含む補強フレーム25を嵌め込んでいる。
補強フレーム25は、柱21に添設される補強柱26と、間柱27を有し、補強柱26
の下端部から水平に延ばした取付板26Aに斜材101の下端部を溶接等により接合する
とともに、間柱27の上端側の側面に斜材101の上端部を溶接等により接合し、斜材1
01の下端側中間部と間柱27の下端側中間部につなぎ梁28を架け渡し、斜材101の
上端側中間部と補強柱26の上端側中間部につなぎ梁29を架け渡して構成される。
補強フレーム25は、補強柱26及び斜材101の下端部を構成する取付板26Aを、
柱21の柱脚21Fに接合したジョイントピース22Jにボルト接合し、補強柱26の上
端部から水平に延ばした取付板26Bを柱21の柱頭21Hに接合したジョイントピース
23Jにボルト接合する。このとき、ジョイントピース22Jに抱着される床梁22の上
フランジとウエブの内面にはL字断面の床梁補強金物103が溶接され、斜材101の取
付板26Aはジョイントピース22Jに着座し、床梁補強金物103、床梁22、ジョイ
ントピース22J、取付板26Aに挿通されるボルト104、ナット104Aにより接合
される。
補強フレーム25は、間柱27の下端部を床梁22の上フランジにボルト接合し、間柱
27の上端部を天井梁23の下フランジにボルト接合する。このとき、間柱27の上端部
がボルト接合される天井梁23の上下のフランジ間にはC字断面の天井梁補強金物105
が溶接される。
尚、本実施例において、「略ずれないように接合」は、「接合部が矩形を維持するよう
に接合する」、「上下の梁の重なり部分がずれないように接合する」等を意味し、剛接合
を含むが、剛接合より弱い接合も含む。また、梁の端部同士の接合は、端部の近傍におけ
る接合も含む。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に
限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明
に含まれる。例えば、本発明はユニット建物に限らず、広く一般の建物において適用でき
る。
図1はユニット建物を示す模式斜視図である。 図2は建物ユニットを示す斜視図である。 図3は構法Iが適用された建物ユニットを示す模式正面図である。 図4は構法Iの具体的構造を示す断面図である。 図5は構法IIが適用されたユニット建物を示す模式正面図である。 図6は構法IIの具体的構造を示し、(A)は正面図、(B)は断面図である。 図7は構法IIの梁の剛性強化原理を示し、(A)は梁の変形状態を示す模式図、(B)は梁単位モデルを示す模式図、(C)はラーメン構造体モデルを示す模式図である。 図8は構法IIのユニットフレームの剛性強化原理を示し、(A)は梁の変形状態を示す模式図、(B)はラーメン構造体モデルを示す模式図である。 図9は相隣る建物ユニットの構法IIIによる接合構造を示す模式図である。 図10は図9の要部を示す断面図である。 図11は建物ユニットの接合例を示す模式図である。 図12は構法IIIの変形例を示し、(A)は下階建物ユニットの接合部を示す平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 図13は孔あきスペーサを示す斜視図である。 図14は構法IIIの変形例を示し、(A)は下階建物ユニットの接合部を示す平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 図15は構法IIIの変形例を示し、(A)は下階建物ユニットの接合部を示す平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 図16は構法IVが適用された建物ユニットを示し、(A)は最下階建物ユニットを示す正面図、(B)は上階建物ユニットを示す正面図である。 図17は構法IVのフレームの剛性強化原理を示す模式図である。 図18は構法IVのフレームの剛性強化例を示す模式図である。 図19は構法IVの斜材取付例を示す正面図である。 図20は斜材の下端取付部を示し、(A)は正面図、(B)は断面図である。 図21は斜材の上端部が取付けられる天井梁中間部を示す断面図である。
符号の説明
1 ユニット建物
10 建物ユニット
11 管柱
23 天井梁
23J ジョイントピース
32 床梁
32J ジョイントピース
61A ボルト挿通孔
61B ボルト取付操作孔
61C ナット取付操作孔
60、70、80、90 スペーサ
61 ボルト
62 ナット
81 突出部

Claims (4)

  1. 相隣る建物ユニットの隙間を隔てて相並ぶ管柱同士をボルト接合するものであり、
    相並ぶ管柱の相対する側壁のそれぞれにボルト挿通孔を同軸的に設けるとともに、一方の管柱のボルト挿通孔を設けた側壁の背面側の側壁にボルト取付操作孔を設け、他方の管柱のボルト挿通孔を設けた側壁の背面側の側壁にナット取付操作孔を設け、
    相並ぶ管柱の相対する側壁に設けたボルト挿通孔に同軸配置される孔あきスペーサをそれらの側壁に挟まれる隙間に設け、
    一方の管柱のボルト取付操作孔から挿入したボルトが両管柱のボルト挿通孔に挿通され、他方の管柱のナット取付操作孔から挿入したナットが上記ボルトに螺着されてなるユニット建物の接合構造であって、
    前記相隣る建物ユニットの少なくとも1個の建物ユニットの上に他の建物ユニットを配置し、上記少なくとも1個の建物ユニットの管柱にジョイントピースを介して剛接合した天井梁と、上記他の建物ユニットの管柱にジョイントピースを介して剛接合した床梁を上下に重ね、
    上記相隣る建物ユニットの相並ぶ管柱の相対する隙間に前記孔あきスペーサの下半部を設け、該孔あきスペーサの下半部にそれら相並ぶ管柱をボルト接合し、
    前記孔あきスペーサの下半部から上に延長した上半部に上記他の建物ユニットの管柱をボルト接合するとともに、
    上記相隣る建物ユニットの相並ぶ天井梁のジョイントピースに挟まれる隙間に前記孔あきスペーサの下半部の突出部を設け、該孔あきスペーサの突出部にそれらジョイントピースをボルト接合し、
    上下に配置される建物ユニットの天井梁と床梁の一端部同士をそれらのジョイントピース、孔あきスペーサ、及び管柱を介して接合するとともに、それらの天井梁と床梁の他端部同士も接合するユニット建物の接合構造。
  2. 前記ボルトが高力ボルトである請求項に記載のユニット建物の接合構造。
  3. 前記高力ボルトがトルシア形である請求項に記載のユニット建物の接合構造。
  4. 前記管柱同士が、それらの上端部、下端部及び中間部の複数位置でボルト接合される請求項1〜のいずれかに記載のユニット建物の接合構造。
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