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JP4583779B2 - 容器入り漂白洗浄剤組成物 - Google Patents
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JP4583779B2 - 容器入り漂白洗浄剤組成物 - Google Patents

容器入り漂白洗浄剤組成物 Download PDF

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Description

本発明は、高い漂白洗浄力を有しており、貯蔵中のガス放出による容器の膨張や破裂を防止し、貯蔵中にケーキングを引き起こすことがなく、更に香料成分の安定性にも優れた容器入り漂白洗浄剤組成物に関する。
漂白剤は塩素系と酸素系に分けられるが、塩素系漂白剤は使用できる繊維に制限があり、さらには色柄ものには使用できないことや特有の刺激臭を有していることから、これらの欠点のない酸素系漂白剤が最近著しく普及している。この酸素系漂白剤としては、過炭酸ナトリウム、過ほう酸ナトリウムが粉末漂白剤として使用されており、過酸化水素が液体漂白剤として使用されている。
粉末漂白洗浄剤の漂白活性種として使用される過炭酸ナトリウムなどは、貯蔵中に分解して酸素ガスを発生する。このため粉末漂白洗浄剤の容器としては、通常、厚手の強固な構造のものが採用されている。しかし、包装材料のコストダウンや包装材料外観向上の要請から、より薄いプラスチック製の小袋に詰めた粉末漂白洗浄剤が求められている。
このような詰め替え用のプラスチック製の袋状の包装容器としては、特許文献1、特許文献2に開示されているものがある。しかし、これらの容器を使用すると、発生する酸素ガスにより、貯蔵中に容器が著しく膨れたり、破裂したりするという問題がある。この問題を解決するため、容器に通気孔を開けて発生する酸素ガスを外気に逃がすようにしたものが提供されている。しかし、このような通気孔を設けた容器は、今度は通気孔から侵入する湿気により内容物がケーキングを起こし、商品価値を低下させるという新たな問題を生じている。そこで、特許文献3では、通気孔を有する容器を用い、過炭酸ナトリウムの分解による酸素の発生量を制御することで、漂白力を低下させることなくケーキングを防止できることを提案している。
特表平3−505322号公報 実開平3−123847号公報 特開平11−172286号公報
通常、粉末漂白洗浄剤に香料を配合する場合、液状の香料成分を粉末漂白洗浄剤に噴霧することが行われるが、そのようにして得られた粉末漂白洗浄剤を特許文献3のような通気孔を設けた容器に収容すると、揮散した香料成分が容器外に漏洩してしまい、意図した香りが維持できないことがある。
本発明の課題は、漂白洗浄力、耐ケーキング性に優れ、且つ香料の安定性にも優れた容器入り漂白洗浄剤組成物を提供することである。
本発明は、通気孔を有するプラスチック容器内に、(A)水中で過酸化水素を放出する化合物を含有する粒子、(B)(A)以外の水溶性無機塩及び(C)香料成分を1〜12質量%含有する香料粒子を含有する漂白洗浄剤組成物が充填されている容器入り漂白洗浄剤組成物を提供するものである。
本発明の容器入り漂白洗浄剤組成物は、長期間の貯蔵時においてガス放出による容器の膨張や破裂を防止し、ケーキングが発生することがなく、しかも香料の安定性にも優れている。
<漂白洗浄剤組成物>
本発明において、通気孔を有するプラスチック容器に充填する漂白洗浄剤組成物は、(A)水中で過酸化水素を放出する化合物、好ましくは過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウムなどを含有する粒子、(B)(A)以外の水溶性無機塩、及び(C)特定の香料粒子を含有しており、さらに金属封鎖剤、漂白活性化剤等の成分を必要に応じて配合したものである。
〔(A)水中で過酸化水素を放出する化合物を含有する粒子〕
水中で過酸化水素を放出する化合物は、好ましくは過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウムなどであり、安定性の面で過ホウ酸ナトリウムが好ましく、溶解性の点で過炭酸ナトリウムが好ましい。これら化合物の漂白洗浄剤組成物中の含有量は、貯蔵中における容器の膨れを防止し、十分な漂白効果を得るためには、好ましくは1〜99質量%であり、特に好ましくは1〜90質量%であり、さらに好ましくは20〜90質量%である。
〔(B)(A)以外の水溶性無機塩〕
(A)以外の水溶性無機塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられ、中でも炭酸ナトリウムが好ましい。漂白洗浄剤組成物における(A)以外の水溶性無機塩の含有量は、好ましくは1〜80質量%であり、特に好ましくは1〜50質量%であり、さらに好ましくは10〜50質量%である。
〔(C)香料粒子〕
本発明に用いられる香料粒子は、該粒子中に香料成分を1〜12質量%、好ましくは1〜6質量%含有する。
香料としては、従来洗剤に配合されている香料、例えば特開昭63−101496号公報記載の香料、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、トリシクロ[5.2.1.02,6]−デセ-3-エン-8-イルアセテート、トリシクロ[5.2.1.02,6]−デセ-3-エン-8-イソプロピオネート、3-アミル-4-アセトキシテトラヒドロピラン、4-tert-ブチルシクロヘキシルアセテート、2-tert-ブチルシクロヘキシルアセテート、p−tert−ブチル−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド、4-(4-ヒドロキシ-4-メチルペンチル)-3-シクロヘキセン-1-カルボキシアルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、α,α’−ジメチル-p-エチルヒドロシンナミックアルデヒド等を挙げることができる。もちろんその他の洗剤成分による劣化のないように、配合する各香料成分の種類及び場合により配合比率や配合量を考慮することが望ましい。
本発明の好ましい一形態としては、香料粒子として、次の成分(C1)、(C2)、(C3)、(C4)及び(C5)を含有するもの〔以下、香料粒子(C)という〕が挙げられる。
(C1)香料成分 1〜12質量%
(C2)次式(I)で表されるアニオン界面活性剤 40〜94質量%
R−OSO3Na (I)
〔ここでRは炭素数6〜20の1級又は2級アルコール由来の直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を示す。〕
(C3)結晶水を持ち、平均粒径が20μm以下の水不溶性固体粒子 3〜30質量%
(C4)水溶性ポリマー 1〜10質量%〔但し成分(C2)と成分(C4)の質量比は、(C2):(C4)=5:1〜50:1である。〕
(C5)水 0.1〜10質量%
かかる香料粒子(C)に使用される(C1)香料成分は、特に下記の(C1−1)〜(C1−9)から選ばれた一種以上の化合物を含有することが好ましい。これら以外の香料化合物を併用することも勿論可能である。
(C1−1):分子内に二重結合(-C=C-)を1つ以上含む炭化水素
例えば、リモネン、ジペンテン、ターピノレン、α−ピネン、β−ピネン等が挙げられる。
(C1−2):アルデヒド
例えば、脂肪族アルデヒドとしてデシルアルデヒド、ウンデシルアルデヒド、ドデシルアルデヒド、メチルノニルアセトアルデヒド、ウンデシレンアルデヒド等が、テルペン系アルデヒドとしてシトラール、ヒドロキシシトロネラール、シトロネラール等が、芳香族アルデヒドとしてベンズアルデヒド、ヘキシルシンナミックアルデヒド、リリアール、ヘリオトロピン、バニリン、エチルバニリン等が、その他の例としてリラール、マイラックアルデハイド等が挙げられる。
(C1−3):エステル
例えば、ギ酸ベンジル、ギ酸リナリル、酢酸シトロネリル、酢酸リナリル、酢酸イソノニル、酢酸ゲラニル、酢酸ターピニル、酢酸イソボロニル、酢酸トリシクロデセニル、酢酸ベンジル、酢酸フェニルエチル、酢酸シンナミル、酢酸ヘキシル、アセチルオイゲノール、アセチルイソオイゲノール、酢酸セドリル、o−t−ブチルシクロヘキシル等が挙げられる。
(C1−4):ラクトン
例えば、γ−オクタラクトン、γ−ノナラクトン、σ−デカラクトン、クマリン等が挙げられる。
(C1−5):フェノール誘導体
例えば、オイゲノール、イソオイゲノール、チモール等が挙げられる。
(C1−6):分子内に二重結合(-C=C-)を少なくとも1つ以上持つアルコール
例えば、サンタロール、リナロール、ゲラニオール、シトロネロール、ジヒドロミルセノール等が挙げられる。
(C1−7):分子内に二重結合(-C=C-)を少なくとも1つ以上持つエーテル
例えば、ネロールオキサイド、ローズオキサイド、リナロールオキサイド等が挙げられる。
(C1−8):分子内に二重結合(-C=C-)を少なくとも1つ以上持つケトン
例えば、イオノン、メチルイオノン、ダマスコン、ダマセノン、ダイナスコン、マルトール等が挙げられる。
(C1−9):含窒素もしくは含硫黄有機化合物
例えば、インドール、スカトール、シトロネリルニトリル、ゲラニルニトリル等が挙げられる。
また、香料粒子(C)に使用される(C2)アニオン界面活性剤は、下記一般式(I)で表される。
R−OSO3Na (I)
〔ここでRは炭素数6〜20の1級又は2級アルコール由来の直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を示す。〕
上記一般式(I)で表されるアニオン界面活性剤は、炭素数6〜20の1級又は2級アルコールを、既知の方法で硫酸エステル化し、ついでNaOH水溶液で中和し、水との混合物として得られる。本発明においては、この方法で得られたアニオン界面活性剤と水の混合物の水分量は10質量%以下であることが望ましい。本発明では、水とアニオン界面活性剤の混合物を、噴霧乾燥、減圧下における薄膜乾燥などで乾燥して得られた粉末、ペレット、ニードル状のものを原料として用いることが望ましい。
本発明において最も好ましいアニオン界面活性剤は、炭素数6〜18のアルキル基もしくはアルケニル基を持ちヨウ素価5以下の1級アルコールを、硫酸化し続いて中和して得られるものが望ましい。そのようなアニオン界面活性剤の例として、デシル硫酸エステルナトリウム塩、ラウリル硫酸エステルナトリウム塩、ミリスチル硫酸エステルナトリウム塩、セチル硫酸エステルナトリウム塩、ステアリル硫酸エステルナトリウム塩又はこれらの混合物が挙げられる。
また、硫酸化のときの反応率は通常100%にならないので、未反応のアルコールが混在するが、通常の工業的製法で得られる割合の未反応アルコール(アニオン界面活性剤に対して10質量%程度)が混在していてもかまわない。
本発明の香料粒子(C)に使用される(C3)結晶水を持った水不溶性固体粒子は、平均粒径が20μm以下であり、好ましくは0.1 〜10μmである。平均粒径が20μmを超えると、実際に洗濯した時に溶け残りとして認知されることがある。水不溶性固体粒子としては、次式
Na2O・Al2O3・nSiO2・wH2O
(ここで、n は 1.3〜3.0 、w は任意の正数)
で示される結晶性アルミノケイ酸塩で、一般に4A型ゼオライトと呼ばれるものが望ましい。
本発明の香料粒子(C)に使用される(C4)水溶性ポリマーとしては、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコール、アクリル酸−マレイン酸共重合物、でん粉、セルロース、ポリビニルピロリドン及びその混合物等が挙げられ、それぞれのポリマーは平均分子量が3,000〜100,000のものである。本発明において最も好ましい水溶性ポリマーは、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコール、アクリル酸−マレイン酸共重合物及びポリビニルピロリドンである。
本発明の香料粒子(C)における(C1)香料成分の配合量は、香料粒子(C)中1〜12質量%であり、この範囲において十分な香りを香料粒子に与えることができ、また香料粒子の流動性も良好となりハンドリング性が良くなる。
本発明の香料粒子(C)における(C2)アニオン界面活性剤の配合量は、香料粒子(C)中40〜94質量%、好ましくは60〜94質量%であり、この範囲において安定な香料粒子を得ることができる。
本発明の香料粒子(C)における(C3)結晶水を持った水不溶性固体粒子の配合量は、香料粒子(C)中3〜30質量%であり、この範囲において香料成分を有効に保持でき、香料粒子の流動性も良好となり、ハンドリング性が良くなる。また、この範囲の配合量であれば、洗浄時の香料粒子の溶解性も良好となり、望ましい香りの強さが得られる。
本発明の香料粒子(C)における(C4)水溶性ポリマーの配合量は、香料粒子(C)中1〜10質量%であり、この範囲において香料粒子の強度を維持でき、組成物の望ましくない微粒子化を防ぐことができ、また保存後の匂いの安定性も良好となる。
本発明の香料粒子(C)における(C2)アニオン界面活性剤と(C4)水溶性ポリマーの質量比は、(C2):(C4)=5:1〜50:1であるが、この範囲において香料粒子(C)の強度を維持し、かつ流動性を良好にすることができる。
本発明の香料粒子(C)における(C5)水の配合量は、香料粒子(C)中0.1〜10質量%である。水の量がこの範囲にあると保存による匂いの離散が少なくなり、また匂いの質が変わることを防ぐことができる。
本発明の香料粒子(C)には、既知の染料、顔料、蛍光染料や、芒硝、亜硫酸ナトリウム、ソーダ灰、トリポリリン酸ナトリウム,ケイ酸ナトリウムなどの無機塩を添加してもかまわないが、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属ケイ酸塩の配合は香料粒子(C)中5質量%以下が好ましい。アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属ケイ酸塩の配合は場合により匂いの劣化を招く場合がある。
また、特に本発明の香料粒子(C)を漂白洗浄剤組成物に乾式混合した時の美観のために、下記のような既知の染料、顔料を本発明の香料粒子(C)に添加することが望ましい。
<染料>
C.I.Acid Red 52(C.I. 45110);一例として赤色106号
C.I.Acid Blue 9(C.I. 42090);一例として青色1号
C.I.Acid Yellow 3 (C.I. 47005);一例として黄色203号
<顔料>
C.I.Pigment Green 7 (C.I. 74260);一例としてLionol Green FB
C.I.Pigment Blue 15 (C.I. 74160);一例としてCyanine Blue BR
本発明の香料粒子(C)の平均粒子径は、100〜3000μmが望ましく、より好ましいは300〜1500μmである。この範囲の粒子径よりも小さい時は、体積に対する表面積が大きいために香料の散逸が起こり、またこの範囲の粒子径よりも大きい時は、粒子の溶解性が悪く香料が速やかに放出されない。
本発明の他の好ましい形態としては、香料成分とデキストリン、特に耐アルカリ性のデキストリンを含有する粒子等が挙げられる。
具体的に本発明で用いられるデキストリンとしては、水溶性デンプン、化工デンプン又はこれらの誘導体であって、エステル化デンプン(リン酸デンプン等)、エーテル化デンプン(カルボキシメチル化デンプン等)、酵素変性デキストリン(マルトデキストリン等)、焙焼デキストリン等が挙げられる。好ましくは酵素変性デキストリン(マルトデキストリン等)、焙焼デキストリンである。更に、(i)水溶性デンプン、化工デンプン又はこれらの誘導体であって、下記式(III)で定義されるデキストロース当量値(以下D.E.値という)が、0〜8の非還元末端デンプンと、(ii)水溶性デンプン、化工デンプン又はこれらの誘導体であって、水素添加によりグルコース末端を還元末端としたデンプンを所定の割合で混合したデンプン担体を含むものが好ましく、(i)の非還元末端デンプンと、(ii)の水素添加によりグルコース末端を還元末端としたデンプンとの割合が、(ii)/(i)=5/95〜50/50(質量比)であるデンプン担体が特に好ましい。
D.E.値=[直接還元糖(グルコースとして表示)/固形分]×100…(III)
特に、デキストリンとして、D.E.値が0〜8の範囲でかつ水素添加処理を施されているものが好ましく、更にD.E.値が0〜3の範囲で水素添加処理を施され、グルコース末端を還元末端としたデンプンを混合したデンプン担体を含むものが好ましい。
デンプンの加水分解は、酸触媒法又は酵素触媒法のような標準法によって行なうことができる。本発明のデキストリンの具体例としては、特開平8−143603号公報記載の製造方法等によって製造されたもの等が挙げられる。またデキストリンは、デキストリンへの吸油能から、比容積が5〜10cm /gであるものが好ましい。更に、デキストリンのガラス転移温度は、高温での安定性の観点から200℃以上が好ましい。
また、本発明の香料粒子に配合されるその他の成分として、吸油担体や水溶性バインダーや崩壊剤が挙げられる。吸油担体としては、ホワイトカーボン、芒硝等を用いることができる。
本発明の香料粒子中の香料成分の含有量は、所期の香りのバランスを維持する為に、1〜12質量%であり、1〜6質量%が好ましく、2〜4質量%が更に好ましい。
本発明の香料粒子は、デキストリンを配合することにより、適度な硬度を有し、溶解性や生産性(造粒性)が良好となる。一方、デキストリンを配合しすぎると粒子強度の低下が懸念される等の観点から、香料粒子中のデキストリンの含有量は3〜30質量%が好ましく、5〜15質量%が更に好ましい。
本発明の香料粒子のうち、デキストリンを含有するものについては、下記(a)及び(b)の条件を満たすものが特に好ましい。
(a):香料成分の含有量が1〜12質量%
(b):デキストリンの含有量が3〜30質量%
本発明の香料粒子中のその他の成分の含有量は、特に限定されないが、吸油担体は50質量%以上配合されることが好ましく、水溶性バインダーは20質量%以上配合されることが好ましく、崩壊剤は3〜10質量%配合されることが好ましい。
本発明の香料粒子の製造法は、特に限定されないが、押出造粒法、香料及び乳化剤や水等を予め混合させた乳化液を噴霧乾燥によって造粒する方法、転動造粒法等が挙げられる。
本発明の香料粒子、好ましくは香料粒子(C)は、粉末もしくは粒状の漂白洗浄剤組成物に乾式混合されるものであるが、その場合の漂白洗浄剤組成物としては、(A)水中で過酸化水素を放出する化合物を含有する粒子、(B)(A)以外の水溶性無機塩を含有するものであれば、従来公知の組成を有する漂白洗浄剤組成物を使用することができる。また本発明の香料粒子、好ましくは香料粒子(C)は、最終漂白洗浄剤組成物中に0.1〜50質量%程度の量で配合されることが好ましい。粒状の漂白洗浄剤組成物は嵩密度0.6〜0.9g/mLのものが好適であり、本発明の香料粒子を配合した後の最終嵩密度が0.6〜1.2g/mLとなるように調製されるのが好ましい。
〔その他の成分〕
漂白洗浄剤組成物には、さらに一般に漂白剤に用いられている非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤を配合することができる。
非イオン界面活性剤としては、デービス氏の方法により求めたHLBが4.5〜10の次の一般式(III):
R−(OC24)n−OH (III)
〔式中、Rは炭素数6〜18のアルキル基もしくはアルケニル基又は炭素数1〜12のアルキル基で置換されていてもよいアリール基を示し、nはデービス氏の方法で求めたHLBが4.5〜12になるように選ばれる数を示す。〕
で表されるものを挙げることができる。このような一般式(III)で表される非イオン界面活性剤の例としては、
C10H21(OC2H4)n-OH n=6〜18、HLB=6.13〜10.09
C12H25(OC2H4)n-OH n=4〜25、HLB=4.52〜11.45
C14H29(OC2H4)n-OH n=10〜25、HLB=5.55〜10.50
C16H33(OC2H4)n-OH n=12〜30、HLB=5.26〜11.20
C18H37(OC2H4)n-OH n=15〜35、HLB=5.30〜11.9
等を挙げることができる。
陰イオン界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩類、アルキル又はアルケニル硫酸塩類、オレフィンスルホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、飽和又は不飽和脂肪酸塩類、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩類、α−スルフォ脂肪酸塩類、α−スルフォ脂肪酸エステル類等を挙げることができ、これらの中でも炭素数10〜18のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩類又は脂肪族アルコール硫酸エステル塩類が好ましい。
陽イオン界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩類等を挙げることができ、両性界面活性剤としては、アミンオキシド、スルフォベタイン、カルボベタイン等を挙げることができる。
これらの界面活性剤の配合量は、十分な洗浄力を付与するため、漂白洗浄剤組成物中、好ましくは0.1〜50質量%であり、特に好ましくは0.5〜30質量%、さらに好ましくは0.5〜20質量%である。
漂白洗浄剤組成物には、さらに下記一般式(I)又は(II)で表される漂白活性化剤を配合することができる。
Figure 0004583779
〔式中、Mは、水素原子、アルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原子を示し、R1及びR2は、それぞれ炭素数7〜18のアルキル基もしくはアルケニル基又は炭素数1〜12のアルキル基で置換されていてもよいアリール基を示す。〕
上記一般式(I)又は(II)で表される漂白活性化剤の中でも、特にドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸、ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム等のドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、デカノイルオキシ安息香酸、デカノイルオキシ安息香酸塩、オクタノイルオキシ安息香酸、オクタノイルオキシ安息香酸塩、ノナノイルオキシ安息香酸、ノナノイルオキシ安息香酸塩、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ安息香酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ安息香酸塩が好ましい。
漂白洗浄剤組成物における漂白活性化剤の配合量は、沈澱が生じたり粘度が上昇すること等を防止し、充分な漂白洗浄力を付与するためには、好ましくは0.01〜20質量%であり、特に好ましくは0.1〜10質量%であり、さらに好ましくは0.5〜10質量%である。
本発明で用いる漂白洗浄剤組成物には、必要に応じてさらに下記の各成分を配合することができる。
(1)アルカリ剤
アルカリ剤としては、デンス灰や軽灰と総称されている炭酸ナトリウムのほかJIS 1号、2号、3号等の非晶質のアルカリ金属珪酸塩を挙げることができる。これらの無機性のアルカリ剤は、洗剤乾燥時における粒子の骨格形成成分として効果的であり、比較的硬く、流動性に優れた洗剤を得ることができる。
(2)酸剤
洗濯液のpHが高くなり過ぎることを防止するため、酸剤を配合することができる。酸剤としては、前記金属封鎖剤として例示した化合物を使用できるほか、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、グルコン酸等のポリカルボン酸を使用することができる。
(3)増量剤〔中性塩〕
増量剤〔中性塩〕として、一般的に芒硝と呼ばれている硫酸ナトリウムを配合することができる。硫酸ナトリウムは無機性のアルカリ剤と同様に乾燥後の洗剤粒子の骨格形成に効果的である。その他の好ましい中性塩としては、塩化ナトリウム、塩化カリウムを挙げることができる。
(4)その他のポリマー類
高密度化する場合におけるバインダーや粉末物性剤として、さらには疎水性微粒子に対する再汚染防止効果を付与するため、重量平均分子量が200〜200,000のポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール等を配合することができる。また、色移り防止効果を付与するため、ポリビニルピロリドンを配合することができる。
(5)酵素
酵素(本来的に酵素作用を洗浄工程中になす酵素である)としては、酵素の反応性から分類すると、ハイドロラーゼ類、オキシドレダクターゼ類、リアーゼ類、トランスフェラーゼ類及びイソメラーゼ類を挙げることができるが、本発明にはいずれも適用できる。特に好ましいのはプロテアーゼ、エステラーゼ、リパーゼ、ヌクレアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ及びペクチナーゼである。プロテアーゼの具体例としては、ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、コラーゲナーゼ、ケラチナーゼ、エラスターゼ、ズブチリシン、BPN、パパイン、プロメリン、カルボキシペプチターゼA及びB、アミノペプチターゼ、アスパーギロペプチターゼA及びBであり、市販品として、サビナーゼ、アルカラーゼ(ノボインダストリー社)、API21(昭和電工(株))、マクサカル(ギストプロケイデス社)、特開平5−25492号公報記載のプロテアーゼK−14もしくはK−16等を挙げることができる。エステラーゼの具体例としては、ガストリックリパーゼ、バンクレアチックリパーゼ、植物リパーゼ類、ホスホリパーゼ類、コリンエステラーゼ類及びホスホターゼ類等を挙げることができる。リパーゼの具体例としては、リポラーゼ(ノボインダストリー社)、リポサム(昭和電工(株))等の市販のリパーゼ等を挙げることができる。また、セルラーゼとしては市販品のセルザイム(ノボインダストリー社)、特開昭63−264699号公報の請求項4記載のセルラーゼ等を挙げることができ、アミラーゼとしては市販のターマミル(ノボインダストリー社)等を挙げることができる。酵素は別途安定な粒子として造粒したものを、洗剤生地(粒子)にドライブレンドした状態で使用する。
(6)酵素安定剤
酵素安定剤として、水道水中の塩素を除去するため、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウムのような還元剤、カルシウム塩、マグネシウム塩、ポリオール、ホウ素化合物等を配合することができる。なお、亜硫酸ナトリウムは酸化防止剤としての作用も果たすことができる。
(7)青味付剤
特公昭49−8005号公報、特公昭49−26286号公報、特公昭53−45808号公報に記載の青味付剤を配合することができる。
(8)ケーキング防止剤
ケーキング防止剤として、パラトルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、酢酸塩、スルホコハク酸塩、タルク、微粉末シリカ、粘土、酸化マグネシウム等を配合することができる。
(9)酸化防止剤
酸化防止剤として、tert-ブチルヒドロキシトルエン、4,4'-ブチリデンビス−(6-tert-ブチル-3-メチルフェノール)、2,2'-ブチリデンビス-(6-tert-ブチル-4-メチルフェノール)、モノスチレン化クレゾール、ジスチレン化クレゾール、モノスチレン化フェノール、ジスチレン化フェノール、1,1'-ビス-(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン等を配合することができる。
(10)蛍光染料
蛍光染料として、4,4'−ビス-(2-スルホスチリル)−ビフェニル塩、4,4'−ビス-(4-クロロ-3-スルホスチリル)−ビフェニル塩、2-(スチリルフェニル)ナフトチアゾール誘導体、4,4'−ビス(トリアゾール-2-イル)スチルベン誘導体、ビス(トリアジニルアミノ)スチルベンジルスルホン酸誘導体、ホワイテックスSA(住友化学社製)、チノパールCBS(チバガイギー社製)等を配合することができる。これらの蛍光染料は、組成物中に0〜2質量%配合することができる。
(11)消泡剤
消泡剤としては、従来より知られている例えばシリコーン/シリカ系のものを挙げることができ、この消泡剤は、次に説明する特開平3−186307号公報4頁左下欄に記載の方法を用いて製造した消泡剤造粒物としてもよい。まず、日澱化学株式会社製マルトデキストリン(酵素変成デキストリン)100gに消泡成分としてダウコーニング社製シリコーン(コンパウンド型、PSアンチフォーム)を20g添加し混合し、均質混合物を得る。次に、得られた均質混合物50%、ポリエチレングリコール(PEG-6000,融点58℃)25%及び中性無水芒硝25%を70〜80℃で混合後、不二パウダル株式会社製押出し造粒機(型式EXKS-1)により造粒し、造粒物を得る。
<プラスチック容器>
本発明で用いるプラスチック容器は、1層又は2層以上からなり、通気孔を有しているものである。
このプラスチック容器を形成する材料としては、有効酸素の残存率を維持するため、線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、延伸ナイロン、延伸ポリプロピレン及びポリエチレンテレフタレートを用いる。
プラスチック容器が2層以上からなるものである場合、すべてを同一のプラスチックで形成することもできるし、各層ごとに異なるプラスチックで形成することもできる。また、一つの層を2種以上のプラスチックで形成することもできる。なお、2層以上の構造にする場合には、例えば、容器の内側には線状低密度ポリエチレンを使用し、最外層には機械的強度のあるプラスチック、例えば延伸ナイロン、延伸ポリプロピレン等を使用することができる。
容器の構成材料中に紙を含むことも可能であるが、プラスチックの質量比率が全容器質量の60%以上、更に80%以上、特に95%以上であることが好ましい。
プラスチック容器の厚さは、有効酸素の残存率を維持するため、5〜300μmであり、好ましくは10〜250μmであり、更に好ましくは30〜200μm、特に好ましくは50〜150μmである。なお、このプラスチック容器の厚さは、使用するプラスチックの種類に応じて、前記範囲内で適宜設定する。
プラスチック容器に設ける通気孔は、逆さまにしても内容物がこぼれないものであれば、その形状や大きさ等は特に限定されない。この通気孔としては、円形もしくはスリット状のものが挙げられ、円形の場合は、好ましくは直径0.1〜5mm、特に好ましくは直径0.1〜0.2mmである。また、スリット状の場合は、幅0.01〜0.3mm、更に0.1〜0.5mm、長さ0.1〜5mm、更に1〜3mmの線状の通気孔が好適である。また、ボトルのねじ部にスリットを入れた容器も好適である。
プラスチック容器には、バリアー層、耐ピンホール層、引き裂き誘導層等を設けることもできる。また、光透過率を低下させるため、プラスチック製容器を多層構造のフィルムから形成した場合、その層間にアルミニウム箔層、着色層を挟み込むことができ、表面及び/又は裏面に金属(アルミニウム等)蒸着を施すことも可能である。
プラスチック容器を構成するプラスチックフィルムは、公知の方法で容易に製造することができる。例えば積層フィルムの製造方法としては、ドライラミネート法、Tダイ法、共押し出しラミネート法、インフレーション法、タンデムラミネート法等を挙げることができる。プラスチック製包装容器の形態は限定されないが、所望の大きさのプラスチックフィルムの周囲をヒートシールして所望の容量の袋(小袋)状とした容器を用いることが好適である。
また、プラスチック容器内の表面積をA(cm2)、容器内の漂白洗浄剤組成物の質量をB(g)としたとき、耐ケーキング性、有効酸素の残存率の点で、A/Bが0.8〜7.0、更に0.85〜3.5、特に0.95〜3.0であることが好ましい。
以下に、実施例1で用いたプラスチック製の容器、香料粒子、及び高密度洗剤の製造例を示す。
<製造例1>(プラスチック製の容器1の製造)
厚さ20μmの延伸ナイロンと、厚さ130μmの線状低密度ポリエチレンを重ね合わせて長方形としたものを2組用意し、それぞれ厚さ130μmの線状低密度ポリエチレンが内側になるように重ね合わせ、その3辺をヒートシールした。その後、開封口付近の隅に長さ2mmの線状通気孔を開け、容積1000mLの小袋状プラスチック容器1を得た。
<製造例2>(プラスチック製の容器2の製造)
2組の厚さ20μmの延伸ポリプロピレンと厚さ100μmの線状低密度ポリプロピレンとを、厚さ100μmの線状低密度ポリプロピレンが内側になるように重ね合わせて長方形としたものを用い、製造例1と同様にして容積1000mLの小袋状プラスチック容器2を得た。
<製造例3>(プラスチック製の容器3の製造)
2組の厚さ50μmの延伸ナイロンと厚さ270μmの延伸ポリプロピレンとを、厚さ250μmの延伸ポリプロピレンが内側になるように重ね合わせて長方形としたものを用い、製造例1と同様にして容積1000mLの小袋状プラスチック容器3を得た。
<製造例4>(プラスチック製の容器4の製造)
2組の厚さ30μmの延伸ナイロンと厚さ300μmの線状低密度ポリエチレンとを、厚さ300μmの線状低密度ポリエチレンが内側になるように重ね合わせて長方形としたものを用い、製造例1と同様にして容積1000mLの小袋状プラスチック容器4を得た。
<製造例5>(プラスチック製の容器5の製造)
アルミニウム箔層を含む多層シートを用いて、前後一対の正面部とこれらの正面部の内側に折り込み可能な左右一対の側面折り込み部とを備え、自立させた状態で上端取り出し口を開口しつつ収容物を取り出せるようにしたガゼット袋状のプラスチック容器5を得た。このプラスチック容器5は、開封口付近の隅に長さ2mmの線状通気孔が開けてあり、容積は1000mLである。また、このプラスチック容器5は、該容器内の表面積をA(cm2)、容器に充填した漂白洗浄剤組成物の質量をB(g)としたとき、A/Bは1.0となるように用いられる。
<製造例A1>(香料粒子1の製造)
徳寿R型リボンミキサー R-1300型(総容量2000リットル、仕込容量1300リットル、以下ミキサーと称する)に、ラウリル硫酸エステルナトリウム塩(花王(株)製エマール 10P)375kgと、4A型ゼオライト75kgを投入し、ミキサーを回転数20rpmで30分間回転させた後に、香料成分(i) 25kgをミキサー中に滴下して15分間回転させ、ポリエチレングリコール(平均分子量6000)10kgと水15kgを混合し、60℃にて溶融させたものをミキサー中に滴下し、更に15分間回転させた。こうして得られた粉を押出機(前型押出機、スクリーン径:φ1.0μm)にかけ、押出造粒し、整粒機(不二パウダル社製、FL-200型、スクリーン径:サイドφ3.0mm、底4.0mm)にかけて整粒を行い、更に500μmの篩をかけ、篩上のサンプル(香料粒子1)を得た。
なお、香料成分(i)は、リモネン 18.0質量%、シトロネリルニトリル 0.5質量%、ノニルアルデヒド 0.2質量%、メチルノニルアセトアルデヒド 0.1質量%、ダイナスコン 0.1質量%、リグストラール 0.1質量%、酢酸ヘキシル 2.0質量%、o−t−ブチルシクロヘキシル 2.0質量%、フェニルエチルアルコール 4.0質量%、ヘキシルシンナミックアルデヒド 10.0質量%、リラール 10.0質量%、リリアール 10.0質量%、酢酸ベンジル 10.0質量%、サリチル酸ベンジル 15.0質量%、インドール 5.0質量%、クマリン 1.0質量%、エチルバニリン 5.0質量%、メチルイオノン 2.0質量%、ヘリオトロピン 5.0質量%の合計100.0質量%からなるものである。
<製造例A2>(香料粒子2の製造)
香料(25℃での蒸気圧が133Paを超える成分が0%であり、(0.13〜133Paの成分)/(0.13Pa未満の成分)=80/20からなるもの):1300g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローKH、D.E.値:1.61、水素添加処理品):1300g、芒硝(四国化成工業(株)製:粉砕A6芒硝):4940g、ホワイトカーボン(徳山ソーダ(株)製:トクシールNR):1950g、硫酸マグネシウム(赤穂化成(株)製:Mg−OK):650g、べんがら(三好化成(株)製):1.5gをナウターミキサー(ホソカワミクロン(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃にして、混合して昇温した。次に、粉体の温度が60℃になった時点で、予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA):2002gと固体状態のポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA):858gを添加し、更に混合してから混合物を抜出した。この時の混合物の温度は、66℃であった。次に、得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブルEDX−60型)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、圧密化した。更に、押出造粒物を振動冷却した後、整粒機(パワーミルで1回粉砕し、更に、コーミルにて1回粉砕)で粉砕し、香料粒子2を得た。
<製造例A3>(香料粒子3の製造)
香料(製造例A2と同じもの):1000g、デキストリン(松谷化学(株)製:パインフローKH、D.E.値:1.67、水素添加処理品):910g、ホワイトカーボン(徳山ソーダ(株)製:トクシールNR):3250g、赤色405号:0.5gを混合機(ヘンシェルミキサー、三井鉱山(株))に仕込み、ジャケット温度を75℃で混合、昇温した。次に予め溶融させたポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA):2548gと固体状態のポリエチレングリコール(花王(株)製:KPEG−6000LA):1092gを添加し、更に混合してから混合物を抜出した。この時の混合物の温度は、67℃であった。得られた混合物を押出造粒機(不二パウダル(株)製:ツインドームグラン)により孔径0.7mmのスクリーンを通して圧密化し、得られた押出物を冷却した後に整粒機(パウレック(株)製:パワーミル)にて整粒し、香料粒子3を得た。
<製造例B1>(高密度洗剤の製造)
4A型ゼオライト 1.0kg、LAS 4.0kg 、AE 0.3kg、AA-MA コポリマー(アクリル酸−マレイン酸コポリマー) 0.5kg、カルボキシメチルセルロース0.15kg、FA0.1kg、JIS 2 号珪酸ソーダ 1.0kg、ソーダ灰 0.5kg及び蛍光染料0.05kgから60%固形分の水スラリーを得、これを噴霧乾燥して得られた粒子をレディゲミキサー(松阪技研(株)製)に入れ、更に4A型ゼオライト1.0kg、ソーダ灰 0.5kg、酵素 0.1kg、バランスに用いた芒硝を加え、これらを混合しているところに70℃に加温したAE 0.2kgを徐々に滴下し、造粒を行った。更に4A型ゼオライト0.25kgを加えて造粒し、1410μmの篩を通過しないものを除き、その後、洗剤生地噴霧用香料を噴霧して高密度洗剤を得た(平均粒径450μm、嵩密度0.75g/mL)。この高密度洗剤の組成を表1に示す。
Figure 0004583779
表1中、LASは直鎖アルキル(炭素数12)ベンゼンスルホン酸Na塩、FAは牛脂脂肪酸Na塩、AEはポリオキシエチレン1級ドデシルエーテル(HLB =13.1)、AA-MAコポリマーはソカランCP 5(BASF社製)、蛍光染料は4,4'-ビス-(2-スルホスチリル)ビフェニル塩、酵素はAPI-21H(昭和電工(株)製)、リポラーゼ100T(ノボノルディスク社製)、セルザイム0.1T(ノボノルディスク社製)、ターマミル60T(ノボノルディスク社製)を2:1:1:1で混合したもの、カルボキシメチルセルロースは日本製紙(株)製サンローズB2B(置換度0.45〜0.55)、洗剤生地噴霧用香料は、S-LTA-6T(花王株式会社製)であり、芒硝を全体が100質量%になるように用いた。
<実施例1>
上記で得られた容器、香料粒子、高密度洗剤、及び表2の成分を用いて、容器入り漂白洗浄剤組成物を調製し、以下の評価を行った。結果を表2に示す。
(1)香りの変化の評価
容器入り漂白洗浄剤組成物を、30℃、40〜80%相対湿度(96時間を1サイクルとする)の条件で60日間保存した後のサンプルについて、保存前のサンプルを対照品として香りの比較を行い、以下の基準で評価した。
<香りの評価基準>
(香りの強度)
(0):対照品と比べて香りが同等
(−1):対照品と比べて香りがやや弱い
(香調)
A:対照品と比べて香調が同等
B:対照品と比べて香調が劣化
(2)耐ケーキング性の評価
容器入り漂白洗浄剤組成物を、30℃、40〜80%相対湿度(96時間を1サイクルとする)の条件で90日間保存した後のサンプルについて、内容物〔質量W1(g)〕を5mmのふるい目の金網上に移し、ふるい上に残った内容物の質量〔W2(g)〕を測定し、〔1−(W2÷W1)〕×100によりふるい通過率(%)を求めた。ふるい通過率が高いほど耐ケーキング性は良好である。
(3)有効酸素残存率の評価
容器入り漂白洗浄剤組成物を、30℃、40〜80%相対湿度(96時間を1サイクルとする)の条件で30日間保存した後の漂白洗浄剤組成物、及び保存前の漂白洗浄剤組成物について、それぞれ以下の方法で有効酸素濃度を測定し、保存前の有効酸素濃度(X1)と保存後の有効酸素濃度(X2)とから、(X2÷X1)×100により有効酸素残存率(%)を求めた。有効酸素残存率が高いほど保存安定性は良好である。
<有効酸素濃度の測定法>
1Lのイオン交換水に20%硫酸水溶液20mLを加える。そこに漂白洗浄剤組成物10gを投入し、600rpmで15分間攪拌する。攪拌終了後、60mLの攪拌混合液を採取し、20%硫酸水溶液10mLと混合して試験液を調製する。この試験液を1/10N過マンガン酸カリウム水溶液で滴定し、液色が赤色を呈した滴定量を測定して、下記の式により有効酸素量を算出した。
Figure 0004583779
Figure 0004583779
表2中、過ホウ酸ナトリウムはデグッサAG社製、過炭酸ナトリウムは三菱ガス化学(株)製SPC−HGD、炭酸ナトリウムは四国化成工業(株)製、漂白活性化剤はラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、紙容器は一般洗剤用の耐油性のニスを塗布した坪量630g/m2のコートボール紙で作製した容積2160cm3の箱型容器である。
表2から明らかなとおり、過酷な条件下での貯蔵試験にもかかわらず、本発明の容器入り漂白洗浄剤組成物は、ケーキングが全く無いか殆ど見られず、通常の流通時における貯蔵条件では十分に実用に耐えるものであることが確認された。また、貯蔵後の香りの安定性に優れていることが確認された。

Claims (8)

  1. 通気孔を有するプラスチック容器内に、(A)水中で過酸化水素を放出する化合物を含有する粒子、(B)(A)以外の水溶性無機塩、並びに(C)香料成分を1〜12質量%デキストリンを5〜15質量%、ホワイトカーボン及び芒硝から選ばれる吸油担体を50質量%以上、水溶性バインダーを20質量%以上含有する香料粒子を含有する漂白洗浄剤組成物が充填されている容器入り漂白洗浄剤組成物。
  2. 通気孔を有するプラスチック容器内に、(A)水中で過酸化水素を放出する化合物を含有する粒子、(B)(A)以外の水溶性無機塩及び(C)香料成分を1〜12質量%含有する香料粒子を含有する漂白洗浄剤組成物が充填されている容器入り漂白洗浄剤組成物であって、
    (C)香料粒子が、次の成分(C1)、(C2)、(C3)、(C4)及び(C5)を含有する容器入り漂白洗浄剤組成物。
    (C1)香料成分 1〜12質量%
    (C2)次式(I)で表されるアニオン界面活性剤 40〜94質量%
    R−OSO3Na (I)
    〔ここでRは炭素数6〜20の1級又は2級アルコール由来の直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を示す。〕
    (C3)結晶水を持ち、平均粒径が20μm以下の4A型ゼオライト 3〜30質量%
    (C4)水溶性ポリマー 1〜10質量%〔但し成分(C2)と成分(C4)の質量比は、(C2):(C4)=5:1〜50:1である。〕
    (C5)水 0.1〜10質量%
  3. 成分(C1)の香料成分が、以下(C1−1)〜(C1−9)の化合物から選択された一種以上の化合物を含有する請求項記載の容器入り漂白洗浄剤組成物。
    (C1−1):分子内に二重結合(-C=C-)を1つ以上含む炭化水素
    (C1−2):アルデヒド
    (C1−3):エステル
    (C1−4):ラクトン
    (C1−5):フェノール誘導体
    (C1−6):分子内に二重結合(-C=C-)を少なくとも1つ以上持つアルコール
    (C1−7):分子内に二重結合(-C=C-)を少なくとも1つ以上持つエーテル
    (C1−8):分子内に二重結合(-C=C-)を少なくとも1つ以上持つケトン
    (C1−9):含窒素もしくは含硫黄有機化合物
  4. (C)香料粒子中、成分(C2)を60質量%以上含有し、且つ一般式(I)中のRが炭素数6〜18でヨウ素価5以下の1級アルコール由来のアルキル基又はアルケニル基である請求項又は記載の容器入り漂白洗浄剤組成物。
  5. 成分(C4)が、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコール、アクリル酸−マレイン酸共重合物、澱粉、セルロース及びポリビニルピロリドンから選択される重量平均分子量が3,000〜100,000の水溶性ポリマーである請求項の何れか1項記載の容器入り漂白洗浄剤組成物。
  6. 前記容器が、線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、延伸ナイロン、延伸ポリプロピレン及びポリエチレンテレフタレートから選ばれる1種以上の材質からなる厚み5〜300μmのフィルムから構成される請求項1〜の何れか1項記載の容器入り漂白洗浄剤組成物。
  7. 前記漂白洗浄剤組成物が、下記一般式(I)又は(II)で表される漂白活性化剤を含有する請求項1〜の何れか1項記載の容器入り漂白洗浄剤組成物。
    Figure 0004583779

    〔式中、Mは、水素原子、アルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原子を示し、R1及びR2は、それぞれ炭素数7〜18のアルキル基もしくはアルケニル基又は炭素数1〜12のアルキル基で置換されていてもよいアリール基を示す。〕
  8. 容器の通気孔が、直径0.1〜5mmの円形又は長さ0.1〜5mmのスリット状の形状を有する請求項1〜の何れか1項記載の容器入り漂白洗浄剤組成物。
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