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JP4589561B2 - 建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造 - Google Patents
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JP4589561B2 - 建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造 - Google Patents

建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベルのような建設機械のアームにクランプ式バケットを着脱自在に取付ける場合のアームへのクランプ式バケットの取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、油圧ショベルのような建設機械のアーム8に本来備わっている掘削用のバケット22に代えて廃材や建築資材等を挟持するクランプ式バケット7aを装着し、このクランプ式バケット7aによって家屋の解体作業、廃材やスクラップ等の集積が行われている。
【0003】
油圧ショベルのような建設機械のアーム8には図15乃至図18に示すように掘削用のバケット22が備わっている。この掘削用のバケット22は後端部に第1軸支部23を設け、バケット22の後端上部にバケット用ロッド24の一端部を軸支したものであり、バケット用ロッド24の他端部に第2軸支部25を設けてある。バケット22の後端部に設けた第1軸支部23が建設機械のアーム8の先端部の孔21に軸27で軸支してあり、また、バケット22の後端上部に一端部を軸支したバケット用ロッド24の他端部の第2軸支部25とアーム8に付設したシリンダー9のシリンダーロッド10の先端部に設けた孔28とアーム8に付設された支持リンク11の先端の孔29とを連通させて軸30でバケット用ロッド24の他端部の第2軸支部25とシリンダーロッド10の先端部と支持リンク11の先端とを軸支してある。ここで、支持リンク11の後端はアーム8に軸34により軸支してある。
【0004】
上記の構成の既設の油圧ショベルのような建設機械は、シリンダー9のシリンダーロッド10を伸縮移動させることで、バケット22の後端部の第1軸支部23を回転中心としてバケット22が回動し、バケット22により掘削作業を行うようになっている。
【0005】
ところで、上記のような構成の建設機械において、図17、図18に示すようにバケット22を取り外し、建設機械に備わっているアーム8、シリンダー、支持リンク11を利用して装着される廃材や建築資材等を挟持するクランプ式バケット7aとしては従来から特開平6−280280号公報等により知られているような構造となっていた。この従来のクランプ式バケット7aは図19、図20に示すようなものである。
【0006】
すなわち、従来のクランプ式バケット7aは、上爪1と下爪2とを軸3により軸支し、上爪1に上爪開閉用リンク50の一端部を軸52により軸支し、上爪1にアーム側軸支部5aを設け、下爪2に下爪開閉用リンク51の一端部を軸53により軸支し、下爪開閉用リンク51の他端部を上爪開閉用リンク50の他端部付近に軸54により軸支して構成してある。
【0007】
そして、図17、図18に示すように建設機械から掘削用のバケット22を取り外し、その後、上記構成のクランプ式バケット7aの上爪1のアーム側軸支部5aをアーム8の先端部の孔21に軸54により軸支し、上爪開閉用リンク50の他端部の孔55をシリンダー9のシリンダーロッド10の先端部に設けた孔28とアーム8に付設された支持リンク11の先端の孔29とに連通させて軸56により上爪開閉用リンク50の他端部とシリンダーロッド10の先端部と支持リンク11の先端とを軸支することで取付けてある。
【0008】
そして、シリンダー9を駆動することで、上爪開閉用リンク50を駆動して上爪1が後端部のアーム側軸支部5aを回転中心として回動し、また、上爪開閉用リンク50を駆動することで上爪1に軸支した下爪2が回動し、これにより上下爪1、2を相互の軸支部を中心に開いたり閉じたりするようになっている。
【0009】
ところが、上記のような従来例においては、建設機械に備わっているアーム8、シリンダーロッド10、支持リンク11を利用して装着される廃材や建築資材等を挟持するクランプ式バケット7aは、その開閉及び取付けのために、上爪開閉用リンク50、下爪開閉用リンク51が必要であり、更に、この上爪開閉用リンク50、下爪開閉用リンク51を取り付けるために軸本数が増えるものであり、クランプ式バケット7aを構成する部材点数が増えて構造が複雑となると共にコストが高くなるという問題があった。
【0010】
しかも、前述の建設機械は複数のメーカーから提供されているが、メーカー毎にアーム8先端部の孔の位置等が異なり、このため、同一のクランプ式バケット7aを異なるメーカーの建設機械に取付けることができないという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、既存の建設機械に備わっているアーム、シリンダーロッド、支持リンクを利用してクランプ式バケットを装着できるとともに上下爪の開閉が上爪開閉用リンク、下爪開閉用リンク51を使用しない簡単な構造で開閉でき、しかも、上爪開閉用リンク、下爪開閉用リンク51、両リンクに関連した軸が必要でないので部材点数が少なくてコストダウンが図れる建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造を提供することを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造は、掘削用のバケット22の後端部に設けた第1軸支部23を建設機械のアーム8の先端部に軸により軸支すると共に、後端部がアーム8に軸支された支持リンク11の先端部と、アーム8に付設されたシリンダー9のシリンダーロッド10の先端部と、掘削用のバケット22の後端部に一端部が軸支されたバケット用ロッド24の他端部の第2軸支部25を軸により軸支した建設機械において、第1軸支部23及び第2軸支部25をそれぞれアーム8、シリンダーロッド10、支持リンク11から外して掘削用のバケット22を取り外した状態で、アーム8、シリンダーロッド10、支持リンク11を用いてクランプ式バケット7を取付け自在とした建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造であって、上爪1と下爪2とを軸3により軸支すると共に上爪1にロッド側軸支部4とアーム側軸支部5とを設け且つ下爪2にリンク側軸支部6を設けてクランプ式バケット7を構成し、このクランプ式バケット7を、掘削用のバケット22を取り外した状態の建設機械のアーム8の先部に配置し、アーム8の先端部にクランプ式バケット7の上爪1のアーム側軸支部5を軸支し、アーム8に付設されたシリンダー9のシリンダーロッド10の先端部に上爪1のロッド側軸支部4を軸支し、後端部がアーム8に軸支された支持リンク11の先端部に下爪2のリンク側軸支部6を軸支して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、掘削用のバケット22を取り外した状態の建設機械に残っているアーム8、シリンダーロッド10、支持リンク11を利用するのみで別途リンクを必要とすることなくクランプ式バケット7を取付けることができ、しかも、クランプ式バケット7を取付けた状態で、シリンダー9を駆動すると、シリンダーロッド10が駆動して上爪1がアーム側軸支部5を中心として回動し、上爪1が回動することで上爪1に対して軸3により軸支され且つ支持リンク11の先端部にリンク側軸支部6で軸支された下爪2が回動して上下爪1、2を開閉して被掴み物を掴んだり、離したりできるものである。つまり、従来のようにクランプ式バケット7に上爪開閉用リンク50、下爪開閉用リンク51を設けなくても、掘削用のバケットを取付けるために既存の建設機械に備わっているアーム8、シリンダーロッド10、支持リンク11のみを利用してクランプ式バケット7を装着して開閉できるものである。
【0013】
また、上爪1にアーム側軸支部5の位置を位置調整自在に取付けてあることが好ましい。このような構成とすることで、メーカーによりアーム8の先端部の孔21の位置等が異なっても、上爪1に設けるアーム側軸支部5の位置を調整して、使用しようとするメーカーのアーム8の先端部の孔21位置に適応させることができ、クランプ式バケット7を種々のメーカーの建設機械に該建設機械に備わっているアーム、シリンダー、支持リンクを利用して取付けることができるものである。
【0014】
また、取付け板19の中心から偏芯した位置にアーム側軸支部5を設け、上爪1に取付け板19を取付けるための取付け部20を設け、取付け板19を取付け部20に対して重ねて取付け、この取付け部20に対して取付け板19を重ねて取付ける取付け姿勢が複数あると共に複数の取付け姿勢の中から任意の取付け姿勢を選択自在としてあることが好ましい。このような構成とすることで、取付け板19を取付け部20に重ねた状態の取付け姿勢を選択することで、使用しようとするメーカーのアーム8の先端部の孔21位置に適応させることができるものである。
【0015】
また、上爪本体12に該上爪本体12とは別部材の上爪ブラケット13を取着手段により取付けて上爪1を構成し、該上爪ブラケット13に少なくともアーム側軸支部5が設けてあることが好ましい。しかして、メーカーによりアーム8の先端部の孔21の位置等が異なっても、上爪本体12を共通とし、上爪ブラケット13としてアーム側軸支部5の位置の異なるものを複数種用意し、使用しようとするメーカーのアーム8の先端部の孔21位置に適応するアーム側軸支部5有する上爪ブラケット13を選んで共通の上爪本体12に取付けることで、クランプ式バケット7を種々のメーカーの建設機械に該建設機械に備わっているアーム8、シリンダーロッド10、支持リンク11を利用して取付けることができるものである。
【0016】
また、上爪ブラケット13の一端部に係止部14を設けると共に他端部にブラケット側軸孔15を設け、上爪本体12の係止部14に対応する位置に被係止部16を設けると共にブラケット側軸孔15に対応する位置に上爪側軸孔17を設け、係止部14を被係止部16に係止すると共にブラケット側軸孔15と上爪側軸孔17とに取付け軸18を挿入して取付けてあることが好ましい。このような構成とすることで、上爪ブラケット13を上爪本体12に取付けるに当たって、係止部14を被係止部16に係止して位置決めすることでブラケット側軸孔15と上爪側軸孔17とを連通させて取付け軸18を挿通できて取付け軸18の挿通が容易に行え、しかも、一端部における係止部14と被係止部16とによる係止と他端部における取付け軸18による接合とにより簡単な構成で上爪ブラケット13を上爪本体12に取付けることができるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0018】
まず、建設機械である油圧ショベル等の掘削機のアーム8に取付けてある掘削用のバケット22について説明する。一般的に掘削用のバケット22は図15乃至図18に示すようなもので、すでに述べたように掘削用のバケット22の後端部に第1軸支部23を設け、バケット22の後端上部にバケット用ロッド24の一端部を軸支したものであり、バケット用ロッド24の他端部に第2軸支部25を設けてある。このバケット22の後端部に設けた第1軸支部23を建設機械のアーム8の先端部の孔21に軸27により軸支し、バケット22の後端上部に一端部を軸支したバケット用ロッド24の他端部の第2軸支部25とアーム8に付設したシリンダー9のシリンダーロッド10の先端部に設けた孔28とアーム8に付設された支持リンク11の先端の孔29とを連通させて軸30によりバケット用ロッド24の他端部の第2軸支部25とシリンダーロッド10の先端部と支持リンク11の先端とを軸支することで取付けてある。ここで、支持リンク11の後端はアーム8に軸34により軸支してある。そして、シリンダー9のシリンダーロッド10を伸縮移動させることで、バケット22の後端部の第1軸支部23を回転中心としてバケット22が回動し、バケット22により掘削作業を行うようになっている。
【0019】
次に、上記バケット22に代えてアーム8の先端部に取付けられるクランプ式バケット7につき説明する。
【0020】
図7、図8には本発明のクランプ式バケット7の一実施形態が示してある。クランプ式バケット7は上爪1の後端下部と下爪2の後端上部とを軸3により軸支して構成してある。上爪1は上爪本体12と上爪本体12の後部に上方に向けて設けた上爪ブラケット13とで構成してあり、上爪ブラケット13は上爪本体12に対して一体に設けた場合と、別体の上爪ブラケット13を上爪本体12に取付け手段により取付けた場合とがある。
【0021】
上爪ブラケット13の最上端部にロッド側軸支部4を設け、上爪ブラケット13の上下方向の略中間部分(つまりロッド側軸支部4の下方に)にアーム側軸支部5を設けてあり、上爪本体12の後端部(つまりアーム側軸支部5の下方に)にリンク側軸支部6が設けてある。ここで、上爪ブラケット13にアーム側軸支部5とロッド側軸支部4とリンク側軸支部6を設けてもよい。
【0022】
しかして、図15、図16に示すような建設機械のアーム8に取付けてある掘削用のバケット22に代えて上記の構成のクランプ式バケット7を取付けるに当たっては以下のようにして行うものである。
【0023】
まず、図15、図16の状態から図17、図18に示すように、アーム8の先端部とバケット22を軸支している軸27を外すと共に、バケット用ロッド24の他端部とシリンダーロッド10の先端部と支持リンク11とを軸支している軸30を外してアーム8からバケット22を取り外す。
【0024】
次に、図3、図4に示すように、クランプ式バケット7を油圧ショベルのような建設機械のアーム8の先部に配置し、アーム8の先端部の孔21とクランプ式バケット7の上爪1のアーム側軸支部5とを軸31(軸31として前記抜き取った軸27を使用してもよい)により軸支し、アーム8に付設されたシリンダー9のシリンダーロッド10の先端部の孔28と上爪1のロッド側軸支部4とを軸32(軸32として前記抜き取った軸30を使用してもよい)により軸支し、アーム8に付設された支持リンク11の先端部の孔29と下爪2のリンク側軸支部6を軸33により軸支することで図1、図2に示すように取付けるものである。
【0025】
ここで、図6(a)のように、シリンダーロッド10を伸ばすと上爪1がアーム側軸支部5を中心にして閉じる方向に回動し、図6(b)のように、シリンダーロッド10を縮めると上爪1がアーム側軸支部5を中心にして開く方向に回動するように構成してある。また、前述のように、上爪ブラケット13の最上端部にロッド側軸支部4を設け、上爪ブラケット13の上下方向の略中間部分にアーム側軸支部5を設けてあり、上爪本体12の後端部にリンク側軸支部6を設ける構成としてある。また、クランプ式バケット7の上爪1のアーム側軸支部5の位置、上爪1と下爪2との軸3による軸支位置、下爪2のリンク側軸支部6との相互の位置関係は添付図面に示す実施形態では、クランプ式バケット7の側面視において上下爪1、2の開、閉のいずれの場合も、図6(a)(b)に示すように、支持リンク11のアーム8への軸支部分(つまり軸34)と支持リンク11と下爪2との軸支部分(つまり孔29とリンク側軸支部6とを軸支する軸33)とを結ぶ仮想線Mで紙面を2分したとすると上記アーム側軸支部5、上爪1と下爪2との軸支部分(つまり軸3)がいずれも上爪1(つまり上爪1の先端が位置する側)側に位置している。上記のような構成とすることで、以下に述べるように、シリンダーロッド10を伸ばすと上爪1、下爪2が閉じ、シリンダーロッド10を縮めると上爪1、下爪2が開くようにできるものである。
【0026】
上記のようにして建設機械のアーム8にクランプ式バケット7を取付けるものであり、使用に当たっては、シリンダー9を駆動してシリンダーロッド10を伸縮することで上爪1、下爪2を駆動して上下爪1、2を開閉するものである。すなわち、図6(a)の閉状態からシリンダーロッド10を縮める(図6(a)の矢印イ)ことで上爪1がアーム側軸支部5を中心として開く方向に回動し(図6(a)の矢印ロ)、一方、上爪1が上記のようにアーム側軸支部5を中心として開く方向に回動することで、上爪1に下爪2を軸支した軸3部分がアーム側軸支部5を中心として上爪1が開くのと同方向に回動し(図6(a)の矢印ハ)、このように軸3が上爪1が開くのと同方向に回動するので、アーム8に他端を軸支した支持リンク11の一端部に軸支したロッド側軸支部4が下爪2を開く方向に回動し(図6(a)の矢印ニ)、これにより、上下爪1、2が図6(a)の状態から図6(b)のように開くものである。
【0027】
一方、図6(b)の開状態からシリンダーロッド10を伸す(図6(b)の矢印ホ)と上爪1がアーム側軸支部5を中心として閉じる方向に回動し(図6(b)の矢印ヘ)、一方、上爪1が上記のようにアーム側軸支部5を中心として閉じる方向に回動することで、上爪1に下爪2を軸支した軸3部分がアーム側軸支部5を中心として上爪1が閉じるのと同方向に回動し(図6(b)の矢印ト)、このように軸3が上爪1が閉じるのと同方向に回動するので、アーム8に他端を軸支した支持リンク11の一端部に軸支したロッド側軸支部4が下爪2を閉じる方向に回動し(図6(b)の矢印チ)、これにより、上下爪1、2が図6(b)の状態から図6(a)のように閉じるものである。
【0028】
しかして、本発明においては、上記のように、建設機械のアーム8から掘削用のバケット22を外した際にアーム8側に残るアーム8の先端部の孔21、シリンダーロッド10の先端部の孔28、支持リンク11の孔29とを利用して簡単にクランプ式バケット7を建設機械のアーム8に取付けることができるものであり、しかも、本発明においては、従来のように上爪開閉用リンク50、下爪開閉用リンク51を設けなくても上爪1、下爪2の開閉ができ、更に、上爪開閉用リンク50、下爪開閉用リンク51の取付けに付随する余分な軸も必要でなく、この結果、簡単な構造のクランプ式バケット7をアーム8に取付けて開閉でき、コストダウンが図れるものである。
【0029】
ところで、建設機械は複数のメーカーから提供されており、メーカー毎にアーム8先端部の孔21の位置等が異なり、このため、図7乃至図10に示す実施形態においては、上爪本体12に一体に設けた上爪ブラケット13にアーム側軸支部5の位置を位置調整自在に取付けることで、異なるメーカーの建設機械に対しては、アーム側軸支部5の位置を調整することで同一のクランプ式バケット7を取付けることができるものである。
【0030】
図7乃至図10には上爪ブラケット13にアーム側軸支部5の位置を位置調整自在に取付ける一実施形態が示してある。取付け板19には仮想円周上に等ピッチで複数の孔35が設けてあり、更に、取付け板19には上記複数の孔35が配置された仮想円の中心から偏心した位置にボス状をしたアーム側軸支部5が設けてあり、このアーム側軸支部5は取付け板19の表裏両面に突出している。一方、上爪ブラケット13には取付け部20が設けてあり、取付け部20の中央部に孔48が設けてあり、この上爪ブラケット13の外面に上記孔48の周囲を囲むように孔48よりも大きい外径のリング状をした板よりなる取付け部20が固着してあり、該取付け部20には孔48よりも小さい開口36が設けてある。取付け部20には更に上記開口36を囲むように上記複数の孔35が配置された仮想円と同一径の仮想円上に等ピッチで配置された複数の孔37が設けてある。ここで、複数の孔35のピッチと数、複数の孔37のピッチと数は同じである。しかして、孔48に取付け板19を嵌め込んで取付け部20の裏側に取付け板19を重ね、取付け板19の複数の孔35を取付け部20の複数の孔37に連通させ、ボルト38を孔35、37に通し、ナット40を締め付けることで取付け板19を取付け部20に取付けるのであるが、この場合、上記取付けの際、取付け板19を取付け部20に重ねた状態で任意角度回転させて任意の孔35と孔37とを連通させることで、上爪1におけるアーム側軸支部5の位置を変え、これにより使用しようとするメーカーのアーム8の先端部の孔21位置に適応させるようにしている。つまり、本実施形態においては取付け部20に対して取付け板19を重ねて取付ける取付け姿勢が複数あり、この複数の取付け姿勢の中から任意の取付け姿勢を選択して取付けることで上記のように使用しようとするメーカーのアーム8の先端部の孔21位置に適応させることができるものである。ここで、取付け板19を正方形状(コーナ部分は面取りしてあっても、面取りしてなくてもよい)とし、孔48の形状、大きさを取付け板19と同じ大きさ、形状しておくと、孔48に取付け板19を嵌め込んで取付け部20に重ねる姿勢は4通りとなり、4通りのうちから任意の1通りの取付け姿勢が選択できる。また、図示を省略しているが、取付け板19、孔48を正三角形状としたり、正五角形状、正六角形状……すると、3通り、5通り、6通り……の取付け姿勢が選択できる。勿論、2通りの取付け姿勢が選択できるような形状としてもよいものである。
【0031】
図11、図12には本発明の他の実施形態が示してある。本実施形態においては、上爪本体12に該上爪本体12とは別部材の上爪ブラケット13を取着手段により取付けて上爪1を構成し、上爪ブラケット13に少なくともアーム側軸支部5を設けた例である。アーム側軸支部5を有する上爪ブラケット13はアーム側軸支部5の位置の異なる複数種のものを用意してあり(つまり、建設機械のメーカー毎に異なるアーム8の先端部の孔21位置に対応して複数種類用意してあり)、使用しようとする建設機械のメーカーのアーム8の先端部の孔21位置に対応した位置にアーム側軸支部5を設けた上爪ブラケット13を選択し、このようにして選択した上爪ブラケット13を共通の上爪本体12に取付け手段により取付けるものである。
【0032】
すなわち、図11、図12には上爪本体12に別体の上爪ブラケット13を着脱自在に取付手段により取付ける一実施形態が示してある。本実施形態では上部にロッド側軸支部4を設け且つ中央部にアーム側軸支部5を設けた上爪ブラケット13の下部の一端部には棒材よりなる係止部14を設けてあり、また上爪ブラケット13の下部の他端部にはブラケット側軸孔15が設けてある。一方、上爪本体12には下部の上面部の一端部にC字状をした被係止部16を設けてあり、また、上爪本体12の上面部の他端部には上爪側軸孔17を設けてあり、上記C字状をした被係止部16は上爪側軸孔17と反対方向にC字状の開口が位置しており、上爪の本体12の上面部には載置部39が設けてある。しかして、使用しようとする建設機械のメーカーのアーム8の先端部の孔21位置に対応した位置にアーム側軸支部5を設けた上爪ブラケット13を選択し、係止部14を構成する軸をC字状をした被係止部16に係止した状態で上爪ブラケット13の下端面部を上爪本体12の載置部39に載置することで、ブラケット側軸孔15と上爪側軸孔17とを連通させることができ、この状態でブラケット側軸孔15と上爪側軸孔17とに軸18挿通してワッシャ38bを介して止め輪38a等により抜けとしないように取付けることで、目的とする上爪ブラケット13を上爪本体12に着脱自在に取付けることができるものである。
【0033】
また、図13、図14には本発明の更に他の実施形態が示してあり、本実施形態においては上部にロッド側軸支部4を設け且つ中央部にアーム側軸支部5を設けた上爪ブラケット13の下部の一端部には孔41を設けてある。一方、上爪本体12には下部の上面部の一端部に孔42が設けてあり、また、上爪本体12の上面部には載置部39が設けてある。しかして、使用しようとする建設機械のメーカーのアーム8の先端部の孔21位置に対応した位置にアーム側軸支部5を設けた上爪ブラケット13を選択し、上爪ブラケット13の下端面部を上爪本体12の載置部39に載置するとともに孔41、42を連通させ、孔41、42に軸43を通し、軸43の端部を上爪ブラケット13の孔41の周囲に溶接し、また、上爪ブラケット13の他端を上爪本体12に溶接することで取付けてある。なお、本実施形態では他の上爪ブラケット13と交換して上爪本体12に取付ける場合には上記溶接部44を外して交換するものである。
【0034】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、掘削用のバケットの後端部に設けた第1軸支部を建設機械のアームの先端部に軸により軸支すると共に、後端部がアームに軸支された支持リンクの先端部と、アームに付設されたシリンダーのシリンダーロッドの先端部と、掘削用のバケットの後端部に一端部が軸支されたバケット用ロッドの他端部の第2軸支部を軸により軸支した建設機械において、第1軸支部及び第2軸支部をそれぞれアーム、シリンダーロッド、支持リンクから外して掘削用のバケットを取り外した状態で、アーム、シリンダーロッド、支持リンクを用いてクランプ式バケットを取付け自在とした建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造であって、上爪と下爪とを軸により軸支すると共に上爪にロッド側軸支部とアーム側軸支部とを設け且つ下爪にリンク側軸支部を設けてクランプ式バケットを構成し、このクランプ式バケットを、掘削用のバケットを取り外した状態の建設機械のアームの先部に配置し、アームの先端部にクランプ式バケットの上爪のアーム側軸支部を軸支し、アームに付設されたシリンダーのシリンダーロッドの先端部に上爪のロッド側軸支部を軸支し、後端部がアームに軸支された支持リンクの先端部に下爪のリンク側軸支部を軸支するので、従来のようにクランプ式バケットに上爪開閉用リンク、下爪開閉用リンクを設けなくても、掘削用のバケットを取付けるために既存の建設機械に備わっているアーム、シリンダーロッド、支持リンクのみを利用してクランプ式バケットを開閉自在に装着できるものであり、このように上下爪の開閉する構造が従来のように上爪開閉用リンク、下爪開閉用リンクを使用しない簡単な構造となり、しかも、上爪開閉用リンク、下爪開閉用リンク、両リンクに関連した軸が必要でないので部材点数が大幅に少なくなってコストダウンが図れるものである。
【0035】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、上爪にアーム側軸支部の位置を位置調整自在に取付けてあるので、メーカーによりアームの先端部の孔の位置等が異なっても、上爪に設けるアーム側軸支部の位置を調整するだけで、簡単に使用しようとするメーカーのアームの先端部の孔位置に適応させることができて、クランプ式バケットを種々のメーカーの建設機械に該建設機械に備わっているアーム、シリンダーロッド、支持リンクを利用して取付けることができるものであり、この結果、多種類メーカーの建設機械に対応して取付ける構成が簡略化するものである。
【0036】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、取付け板の中心から偏芯した位置にアーム側軸支部を設け、上爪に取付け板を取付けるための取付け部を設け、取付け板を取付け部に対して重ねて取付け、この取付け部に対して取付け板を重ねて取付ける取付け姿勢が複数あると共に複数の取付け姿勢の中から任意の取付け姿勢を選択自在としてあるので、取付け板を取付け部に重ねた状態の取付け姿勢を選択することで、使用しようとするメーカーのアームの先端部の孔位置に適応させることができるものであって、簡単な構成でアーム側軸支部の位置調整ができるものである。
【0037】
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、上爪本体に該上爪本体とは別部材の上爪ブラケットを取着手段により取付けて上爪を構成し、該上爪ブラケットに少なくともアーム側軸支部が設けてあるので、下爪、上爪本体は共通化し、上爪部ラッケトのみアーム側軸支部の位置の異なるものを複数種類用意することで、アーム側軸支部を軸支するための孔の位置が異なる種々のメーカーの建設機械にアーム、シリンダーロッド、支持リンクを利用して取付けることができ、多種類メーカーの建設機械に対応して取付ける構成が簡略化するものである。
【0038】
また、請求項5記載の発明にあっては、上記請求項4記載の発明の効果に加えて、上爪ブラケットの一端部に係止部を設けると共に他端部にブラケット側軸孔を設け、上爪本体の係止部に対応する位置に被係止部を設けると共にブラケット側軸孔に対応する位置に上爪側軸孔を設け、係止部を被係止部に係止すると共にブラケット側軸孔と上爪側軸孔とに取付け軸を挿入して取付けてあるので、上爪ブラケットを上爪本体に取付けるに当たって、係止部を被係止部に係止して位置決めすることでブラケット側軸孔と上爪側軸孔とが連通するように位置決めできて、取付け軸の挿通が容易に行えるものであり、しかも、一端部における係止部と被係止部とによる係止と他端部における取付け軸による接合とにより簡単な構成で上爪ブラケットを上爪本体に取付けることができ、メーカーに対応して選択した上爪ブラケットを爪本体に取付ける作業が容易に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクランプ式バケットを建設機械のアームに取付けた状態の側面図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上のクランプ式バケットを建設機械のアームに取付ける前の側面図である。
【図4】同上の斜視図である。
【図5】同上の建設機械のアームに取付けたクランプ式バケットの使用状態を示す説明図である。
【図6】同上の建設機械のアームに取付けたクランプ式バケットの開閉状態を示し、(a)は閉状態の側面図であり、(b)は開状態の側面図である。
【図7】同上のクランプ式バケットの閉状態の側面図である。
【図8】同上のクランプ式バケットの開状態の斜視図である。
【図9】同上の取付け板の取付け部への取付けを示す分解斜視図である。
【図10】同上の取付け板の取付け部への取付けを示す斜視図である。
【図11】同上の上爪ブラケットの上爪本体への取付けを示す分解斜視図である。
【図12】同上の上爪ブラケットの上爪本体への取付けを示す斜視図である。
【図13】同上の上爪ブラケットの上爪本体への取付けを示す他の実施形態の分解斜視図である。
【図14】同上の上爪ブラケットの上爪本体への取付けを示す斜視図である。
【図15】同上の建設機械のアームに掘削用のバケットが取付けてある状態の側面図である。
【図16】同上の斜視図である。
【図17】同上の建設機械のアームから掘削用のバケットを取付した状態の側面図である。
【図18】同上の斜視図である。
【図19】従来の建設機械のアームにクランプ式バケットを取付けた状態の斜視図である。
【図20】従来の建設機械のアームに取付けたクランプ式バケットの開閉を示す説明図である。
【符号の説明】
1 上爪
2 下爪
3 軸
4 ロッド側軸支部
5 アーム側軸支部
6 リンク側軸支部
7 クランプ式バケット
8 アーム
9 シリンダー
10 シリンダーロッド
11 支持リンク
12 上爪本体
13 上爪ブラケット
14 係止部
15 ブラケット側軸孔
16 被係止部
17 上爪側軸孔
18 取付け軸
19 取付け板
20 取付け部

Claims (5)

  1. 掘削用のバケットの後端部に設けた第1軸支部を建設機械のアームの先端部に軸により軸支すると共に、後端部がアームに軸支された支持リンクの先端部と、アームに付設されたシリンダーのシリンダーロッドの先端部と、掘削用のバケットの後端部に一端部が軸支されたバケット用ロッドの他端部の第2軸支部を軸により軸支した建設機械において、
    第1軸支部及び第2軸支部をそれぞれアーム、シリンダーロッド、支持リンクから外して掘削用のバケットを取り外した状態で、アーム、シリンダーロッド、支持リンクを用いてクランプ式バケットを取付け自在とした建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造であって、
    上爪と下爪とを軸により軸支すると共に上爪にロッド側軸支部とアーム側軸支部とを設け且つ下爪にリンク側軸支部を設けてクランプ式バケットを構成し、
    このクランプ式バケットを、掘削用のバケットを取り外した状態の建設機械のアームの先部に配置し、アームの先端部にクランプ式バケットの上爪のアーム側軸支部を軸支し、アームに付設されたシリンダーのシリンダーロッドの先端部に上爪のロッド側軸支部を軸支し、後端部がアームに軸支された支持リンクの先端部に下爪のリンク側軸支部を軸支して成ることを特徴とする建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造。
  2. 上爪にアーム側軸支部の位置を位置調整自在に取付けて成ることを特徴とする請求項1記載の建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造。
  3. 取付け板の中心から偏芯した位置にアーム側軸支部を設け、上爪に取付け板を取付けるための取付け部を設け、取付け板を取付け部に対して重ねて取付け、この取付け部に対して取付け板を重ねて取付ける取付け姿勢が複数あると共に複数の取付け姿勢の中から任意の取付け姿勢を選択自在として成ることを特徴とする請求項2記載の建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造。
  4. 上爪本体に該上爪本体とは別部材の上爪ブラケットを取着手段により取付けて上爪を構成し、該上爪ブラケットに少なくともアーム側軸支部が設けてあることを特徴とする請求項1記載の建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造。
  5. 上爪ブラケットの一端部に係止部を設けると共に他端部にブラケット側軸孔を設け、上爪本体の係止部に対応する位置に被係止部を設けると共にブラケット側軸孔に対応する位置に上爪側軸孔を設け、係止部を被係止部に係止すると共にブラケット側軸孔と上爪側軸孔とに取付け軸を挿入して取付けて成ることを特徴とする請求項4記載の建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造。
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