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JP4597819B2 - 無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents
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JP4597819B2 - 無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線通信システムおよび無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムおよび無線通信方法に関し、特に、複数の無線通信システムを統合した通信システムにおける情報通信を効率良く、信頼性を高くした無線通信システムおよび無線通信方法に関するものである。
従来の情報伝達システムにおける情報の伝達方法としては、例えば、市町村防災デジタル通信システムが良く知られている。この市町村防災デジタル通信システムは、親局(または基地局とも言う。)と屋外子局または戸別受信機との間の音声通報または文字表示装置が取り付けられた情報端末装置への文字メッセージによる情報の伝達方法であり、緊急情報等を一斉通報で伝達する方法がある。
また、上述した市町村防災デジタル通信システムは、行政広報システム(例えば、特許文献1参照)の機能も備えている。これについて図7を用いて説明する。図7において、701は、文字表示送出装置、702は、操作卓、703は、無線機、704は、屋外拡声装置の受信機、705は、屋外拡声装置に備えられた文字表示機、706は、例えば、各家庭に設置された戸別受信機、707は、戸別受信機に備えられた文字表示機である。
文字表示送出装置701、操作卓702、無線機703は、通常、防災センター、市役所あるいは町村役場と言った行政当局の建物内に設置されて親局装置(基地局とも言う。)を構成し、屋外拡声装置の受信機704及び文字表示機705は、当該行政区域内の屋外に設置されて子局装置を構成し、戸別受信機706及び文字表示機707は、行政区域内の施設や住宅に設置されて子局装置を構成している。文字表示送出装置701には、パーソナルコンピュータやメール機能付き携帯電話機などといった情報端末装置708−1、708−2とインターネット709を介して電子メールを交換する機能が付加されている。そして、文字表示送出装置701は、インターネット709を通して電子メールを送受信する機能を有している。
而して、上述したような市区町村防災デジタル通信システムは、一般的に行政区画の市区町村毎に独立して設けられているのが普通であり、それぞれ独立したシステムを構成し、運用されている。しかしながら、最近では市区町村の合併などが行われ、これにより2つ以上の異なる市区町村や地区の防災システムが統合される場合が起る。このような場合、既存の防災システムを簡単には統合できないと言う問題がある。例えば、各システムで使用される無線キャリアが異なっており、また、各市区町村の同報系システムによって拡声通報処理における子局呼出から通報可能となるまでのタイミングが異なる等があり、市区町村の合併がなされた場合でも、既存の防災システムを簡単には統合できないと言う問題がある。従って、市区町村の合併に伴って簡単に統合できる防災システムが強く要望されている。
特開2004−297242号公報
上述したように最近では市区町村の合併などが行われ、これにより2つ以上の異なる市区町村や地区の防災システムを統合する必要があるが、各システムで使用される無線キャリアが異なるとか、各市区町村の同報系システムによって拡声通報処理における子局呼出から通報可能となるまでのタイミングが異なる等があり、市区町村の合併に伴って簡単に統合できる防災システムが強く要望されている。
本発明の目的は、市区町村合併に伴なって既存の防災システムの統合を容易に行える無線通信システムおよび無線通信方法を提供することである。
本発明の他の目的は、市区町村合併に伴なって既設の市区町村防災行政無線システムにおいて、確実に情報伝達することができる無線通信システムおよび無線通信方法を提供することである。
本発明の更に他の目的は、市区町村合併に伴なって統合される防災システムの信頼性を改善する無線通信システムおよび無線通信方法を提供することである。
本発明の無線通信システムは、互いに異なる通信エリアを有する少なくとも第1と第2の防災無線システムを有し、上記第1の防災無線システムは、統括基地局と上記統括基地局と無線通信で結合される複数の子局を有し、上記第2の防災無線システムは、基地局と上記基地局と無線通信で結合される複数の子局を有し、上記統括基地局から送信された情報を上記基地局に伝送する継設備を有することを特徴としている
また、本発明の無線通信システムにおいて、上記中継無線設備が上記第2の防災無線システムの上記基地局と無線通信する場合、上記第1と第2の防災無線システムで使用される無線キャリアとは異なる無線キャリアを用いるように構成される。
また、本発明の無線通信システムにおいて、上記統括基地局は、記憶部を有し、少なくとも上記第2の防災無線システムの上記基地局からの受信確認信号を監視する受信確認テーブルを上記記憶部に記憶し、上記統括基地局から送信された情報が上記基地局で受信され、上記基地局から送信される確認信号を上記統括基地局は、上記記憶部に記憶されている上記受信確認テーブルに基づいて確認するように構成される。
また、本発明の無線通信システムにおいて、上記統括基地局は、記憶部を有し、上記記憶部に少なくとも上記第1と第2の防災無線システムを構成する複数の子局からの受令登録をする受令登録テーブルを有し、上記統括基地局が一斉通報による情報を送信した場合、上記子局からの受令確認情報を上記受令登録テーブルに登録するように構成される。
更に、本発明の無線通信方法は、互いに異なる通信エリアを有する少なくとも第1と第2の防災無線システムを有し、上記第1の防災無線システムは、統括基地局と上記統括基地局と無線通信で結合される複数の子局を有し、上記第2の防災無線システムは、基地局と上記基地局と無線通信で結合される複数の子局を有し、上記統括基地局から送信された情報を上記基地局に伝送する継設備を有する無線システムにおいて、上記中継設備が上記統括基地局から送信された情報を受信し、上記中継設備が該受信した情報を上記基地局に送信し、上記基地局は、受信確認信号を上記中継設備に送信し、上記中継設備は、上記受信確認信号を上記統括基地局に送信することを特徴としている
以上説明したように本発明によれば、市区町村合併に伴なって防災システムを統合する場合、異なる仕様で構成される防災システムであっても容易に統合できる通信システムを実現できる。また、このように統合した場合でも確実に情報伝達することができ、信頼性の高い通信システムを構成できる特徴がある。
以下、本発明の一実施例を図1〜図6を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例の概略構成を説明するための図である。図1において、101は、市区町村の、例えば、A地区の防災通信システムを示す。102は、市区町村の、例えば、B地区の防災通信システムを、また、103は、市区町村の、例えば、C地区の防災通信システムを示す。なお、本実施例では、A地区、B地区、C地区の3つの地区の防災通信システムを示しているが、これに限られるものではなく、また、規模においても種々のものがあることは言うまでもない。
まず、A地区の防災通信システム101について説明する。防災無線システム101は、親局(または、基地局とも言う。)104と複数の屋外子局105−1、・・・(屋外子局を総称する場合は、屋外子局105と称する。)および複数の個別受信機106−1、・・・(個別受信機を総称する場合は、個別受信機106と称する。)で構成されている。107は、親局104の通信エリアを示すもので、親局104の通信ゾーンとも呼ばれる。なお、親局104からの通話を中継局(図示せず。)を介して各屋外子局105あるいは各個別受信機106と通話する場合には、親局104の通信エリア107は、更に拡大することは言うまでもない。108および109は、親局104の通信エリア107内に位置された中継無線設備である。これら中継無線設備108および109についての詳細は、後述する。
親局104は、行政機関、例えば、市区町村の役場等に設置され、一般に防災無線システムの基地局と呼ばれている。この基地局104は、無線機110、操作卓111および記憶部112で構成されている。操作卓111は、コンピュータ等の中央処理装置で構成されている(以下中央処理装置を操作卓と略称する。)。複数の子局105−1、・・・は、基地局104の無線機110からの送信信号を受信し、例えば、緊急時のメッセージを音声でトランペットスピーカ105−1a、・・・によって地域住民に知らせたり、文字表示装置105−1b、・・・で屋外にいる住民に知らせる。また、複数の個別受信機106−1、・・・は、各家庭に設置され、基地局104の無線機110からの送信信号を受信し、緊急時のメッセージをスピーカ106−1a、・・・から音声で出力したり、文字表示装置106−1b、・・・に緊急時のメッセージを表示する。なお、屋外子局105および個別受信機106は、無線情報端末装置または子局とも言う。
このA地区の防災無線システム101の動作について説明する。例えば地震が発生し、基地局104に地震情報が伝えられると、基地局104は、例えば、一斉通報として緊急情報を基地局の操作卓111を操作して無線情報端末装置、例えば、各屋外子局105および各個別受信機106に緊急防災情報を送信する。この場合の緊急防災情報は、地震の規模や、震源地、或いは津波等に関する注意や警告を伝える緊急の防災情報である。この緊急防災情報は、無線機110から各屋外子局105に送信される。各屋外子局105は、この緊急防災情報を受信し、屋外にいる地域住民に対して屋外スピーカ105−1aあるいは文字表示装置105−1b等から音声やサイレンあるいは文字表示によって警報や指示、又は詳細な情報等を伝達する。同様に、各家庭の個別受信機106にもこの緊急防災情報が送信され、スピーカ106−1aや文字表示装置106−1bにより伝達される。
B地区の防災通信システム102についてもA地区の防災通信システム101と同様である。即ち、防災無線システム102は、親局(または、基地局とも言う。)121と複数の屋外子局122−1、・・・(屋外子局を総称する場合は、屋外子局122と称する。)および複数の個別受信機123−1、・・・(個別受信機を総称する場合は、個別受信機123と称する。)で構成されている。124は、親局121の通信エリアを示すもので、親局121の通信ゾーンとも呼ばれる。親局121は、行政機関、例えば、市区町村の役場等に設置され、一般に防災無線システムの基地局と呼ばれている。この基地局121は、無線機125、操作卓126および記憶部127で構成されている。操作卓126は、コンピュータ等の中央処理装置で構成されている(以下中央処理装置を操作卓と略称する。)。なお、複数の屋外子局122−1、・・・、トランペットスピーカ122−1a、・・・、文字表示装置122−1b、・・・、複数の個別受信機123−1、・・・、スピーカ123−1a、・・・、文字表示装置1123−1b、・・・についても上記A地区の防災無線システム101と同様であるので詳細な説明は省略する。
また、C地区の防災通信システム103についてもA地区の防災通信システム101と同様である。即ち、防災無線システム103は、親局(または、基地局とも言う。)131と複数の屋外子局132−1、・・・(屋外子局を総称する場合は、屋外子局132と称する。)および複数の個別受信機133−1、・・・(個別受信機を総称する場合は、個別受信機133と称する。)で構成されている。134は、親局131の通信エリアを示すもので、親局131の通信ゾーンとも呼ばれる。親局131は、行政機関、例えば、市区町村の役場等に設置され、一般に防災無線システムの基地局と呼ばれている。この基地局131は、無線機135、操作卓136および記憶部137で構成されている。操作卓136は、コンピュータ等の中央処理装置で構成されている(以下中央処理装置を操作卓と略称する。)。なお、複数の屋外子局132−1、・・・、トランペットスピーカ132−1a、・・・、文字表示装置132−1b、・・・、複数の個別受信機133−1、・・・、スピーカ133−1a、・・・、文字表示装置133−1b、・・・についても上記A地区の防災無線システム101と同様であるので詳細な説明は省略する。
そして、このように構成された防災通信システム101、102および103は、例えば、ARIB STD−T86で定められた無線キャリア、例えば、基地局から情報端末装置(または子局)の下り方向にF1、F2、・・・、情報端末装置(または子局)から基地局の上り方向にf1、f2、・・・の各1波が使用される。従って、例えば、防災通信システム101は、下り方向にF1、上り方向にf1のペアー波を使用し、基地局と情報端末装置とが送受信している。同様に、防災通信システム102は、例えば、下り方向にF3、上り方向にf3のペアー波を使用している。また、同様に、防災通信システム103は、例えば、下り方向にF5、上り方向にf5のペアー波を使用し、基地局と情報端末装置とが送受信している。なお、本実施例では、下り方向F、上り方向fのペアー波で説明したが、これに限られるものではなく、1波を用いたり、あるいは複数波を用いることもでき、システム構成により適宜設定することが可能である。
而して、上述したA地区の防災通信システム101、B地区の防災通信システム102およびC地区の防災通信システム103は、本来、市区町村の防災通信システムとして独立して構成され、それぞれの基地局104、121、131は、例えば、市区町村の役場等に設置され、それぞれが独立に防災通信システムとして機能していたものである。しかしながら、前述したようにA地区、B地区、C地区が合併するとなった場合には、それぞれの防災通信システム101、102および103を統合する必要があるが、上述したように各システムで使用する無線キャリアが例えば、(F1、f1)(F3、f3)(F5、f5)のように異なっているため、簡単には統合できない。また、前述したように各システムで、拡声通報処理における情報端末装置の呼出から通報可能となるまでのタイミングが異なっているため、A地区、B地区、C地区の防災無線システム101、102、103を統合することは、容易ではない。また、A地区、B地区、C地区を統合する全く新しい防災無線システムを構築すれば良いわけであるが、地域を拡大した新しい防災無線システムは、そのシステム構築に膨大な費用がかかるのが普通であり、簡単には構成できない問題があり、既存の防災無線システムを活用して防災無線システムを構成することが望まれている。
本発明は、このような問題を解決するための通信システムを構成するものである。この目的の為に、例えば、A地区の防災無線システム101の通信エリア107の圏内に中継無線設備108および109を設けている。この中継無線設備108および109の一実施例の概略構成のブロック図を図2に示している。なお、図2は、例えば、中継無線設備108を示している。中継無線設備109も送受信する無線キャリアが異なるだけであるので、詳細な説明は省略する。図2において、201は、送受信用無線機であり、A地区の防災無線システム101の基地局104からの下り無線キャリアF1、上り無線キャリアf1を用いて送受信する。202は、送受信用無線機であり、送受信用無線機201で受信した無線キャリアF1の信号を例えば、無線キャリアf2でB地区の防災無線システム102の基地局121に送信する機能を有し、また、B地区の防災無線システム102の基地局121からの無線キャリアf2を受信する機能を有する。なお、無線キャリアf2は、他の無線キャリアとの干渉を防止するためにA地区の防災無線システム101およびB地区の防災無線システム102で使用されていない、異なる無線キャリアが使用される。また、本実施例では、送受信用無線機202を用いているが、受信用無線機201で受信した情報をB地区の防災無線システム102の基地局121に伝送できるものであれば、マイクロ波あるいは有線の伝送路(以下これらを総称して伝送路と称する。)で構成することもできる。また、上記実施例では、送受信用無線機202と基地局121との間の信号の送受信には、無線キャリアf2の一波を用いて説明しているが、2波を用いることもできる。同様に、中継無線設備109は、C地区の防災無線システム103の基地局131と通信するための中継無線設備であり、詳細は、中継無線設備108の場合と無線キャリアが異なるだけで、その構成は同様であるので説明は省略する。
次に、基地局104、121および131の具体的な構成を図3で説明する。図3(A)は、基地局104の概略構成を示すブロック図である。なお、本実施例では、A地区の防災無線システム101の基地局104は、B地区の防災無線システム102およびC地区の防災無線システム103を統合した無線システムの基地局であるので、統括基地局104と呼ぶことにする。この統括基地局104は、無線機110、操作卓111および記憶部112を有している。無線機110は、A地区の防災無線システム101の通信エリア107内の情報端末装置との通信を行う送受信用無線機301を有している。操作卓111は、無線システムの動作を制御する処理装置302、表示部303および操作部304を有している。そして、無線機110の送受信用無線機301は、A地区の防災無線システム101の通信エリア107内の情報端末装置105−1、・・、106−1、・・および中継無線設備108、109、・・と送受信を行う。
また、図3(B)は、基地局121および131の概略構成を示すブロック図である。なお、基地局121および131は、使用する無線キャリアが異なるだけで、その構成は同様であるので、ここでは、基地局121について説明する。基地局121は、無線機125、操作卓126および記憶部127を有している。無線機125は、B地区の防災無線システム102の通信エリア124内の情報端末装置122−1、・・、123−1、・・と無線キャリアF3、f3のペアー波で通信を行う送受信用無線機305を有し、また、中継無線設備108の送受信無線機202と無線キャリアf2で送受信をする送受信用無線機306を有している。操作卓126は、無線システムの動作を制御する処理装置307、表示部308および操作部309を有している。そして、無線機125の送受信用無線機305は、B地区の防災無線システム102の通信エリア124内の情報端末装置122−1、・・、123−1、・・と送受信を行う。
次に、図1で示される無線システムの動作について、図6を用いて説明する。図6は、図1で示される無線システムの動作を説明するフローチャートである。なお、図1と同じものには同じ符号が付されている。なお、図6に示す動作説明は、A地区の防災無線システム101とB地区の防災無線システム102について説明しているが、C地区の防災無線システム103についても同様である。
図6において、まず、統括基地局104および基地局121は、周期的に各通信エリア内に位置する子局に空線信号を送信し(図示せず。)、各子局は、この空線信号を受信し、同期が取られている。この状態で、防災無線システムの動作について説明する。例えば地震が発生し、防災センターに地震情報が伝えられると、防災センターに設置されている統括基地局104は、緊急情報を基地局の操作卓111の操作部304を操作して各子局105−1、106−1・・・に一斉通報の呼出信号を無線キャリアF1の制御チャネルを用いて送信する(ステップ601)。この一斉通報の呼出信号には、指定通信チャネルへの切替信号が添付されている。この指定通信チャネルへの切替信号が添付される制御チャネルのフレーム構成を図4に示す。
図4は、ARIB STD−T86で定められている制御チャネルのフレーム構成を示すもので、R:バースト過渡応答ランプ時間、AP:AGCプリアンブル、SW:同期ワード、C:チャネル種別、CAC:制御信号(BCCH、PCH、SCCH)、P:パイロットシンボル(通常、1シンボル)、G:ガード時間を表しており、合計148ビットで構成されている。そして、上述した一斉通報の呼出信号は、制御信号CACで各子局、例えば、子局106−1に送信される。この一斉通報の呼出信号を受信した子局、例えば、子局106−1は、自局の受信機の操作部(図示せず。)を操作して指定された通信チャネルに切替える(ステップ603)。
一方、中継無線設備108は、A地区の防災無線システム101の通信エリア内に位置しているので、統合基地局104からの一斉通報の呼出信号を受信する(ステップ602)。一斉通報の呼出信号を受信した中継無線設備108は、一斉通報の呼出信号を送受信用無線機202で、B地区の防災無線システム102の基地局121の無線機125の送受信用無線機306に無線キャリアf2の制御チャネルを用いて送信する(ステップ604)。
一斉通報の呼出信号を受信した基地局121は、一斉通報の呼出信号を検出(ステップ605)すると、基地局121は、B地区の防災無線システム102の通信エリア124内に位置する子局122−1、123−1、・・・に無線キャリアF3の制御チャネルを用いて一斉通報の呼出信号を送信する(ステップ606)。
そして、一斉通報の呼出信号を検出した基地局121は、一斉通報を受信したことを示すフラグBを無線キャリアf2の制御チャネルを用いて中継無線設備108の送受信用無線機202に送信する(ステップ607)。
中継無線設備108では、一斉通報を受信したことを示すフラグBを受信すると、送受信用無線機201から無線キャリアf1の制御チャネルを用いて、統括基地局104の送受信用無線機301に送信する(ステップ608)。
統括基地局104では、基地局121からの受信確認をする(ステップ609)。この確認の方法について以下に説明する。まず、統括基地局104は、図3に示すように記憶部112を有している。そして、この記憶部112には、各地区の基地局の受信確認のテーブルが表1のように登録されている。
Figure 0004597819
表1において、地区名は、例えば、既存の防災無線システムが構築されている地区を示している。受信確認有無は、各基地局121、131、・・・から送信されてくる確認の信号が受信された場合、例えば、上述の実施例では、フラッグB受信が書込まれる。表1では、B地区、C地区の基地局からの受信が確認され、X地区の受信が確認されていない状態が示されている。なお、防災無線システムでは、災害情報の一斉呼出は、地域住人の避難、誘導等の信頼性に関係するので、極めて重要である。従って、統合基地局104では、一斉通報の発呼信号を送信(ステップ601)した時点から所定の時間経過後、例えば、2秒〜10秒の期間に各基地局からの受信確認信号を統合基地局104の処理装置302が監視し、各基地局121、131、・・・からの受信確認信号の受信を確認する。なお、統合基地局104で各基地局121、131、・・・からの受信信号を確認する期間(2秒〜10秒程度)経過後、次に、緊急防災情報を送信するが、この確認期間は、2秒〜10秒であれば十分である。但し、この期間は、統合システムの規模あるいはシステム構成により適宜実験的に定めることができることはいうまでもない。
また、B地区の無線エリア124に位置する子局は、基地局121から一斉通報の呼出信号を受信すると、子局122−1、123−1、・・・、例えば、子局123−1は、自局の受信機の操作部(図示せず。)を操作して指定された通信チャネルに切替える(ステップ610)。
次に、統括基地局104は、無線キャリアF1の通信チャネルを用いて緊急防災情報を送信する(ステップ611)。この場合の通信チャネルのフレーム構成を図5に示す。図4は、ARIB STD−T86で定められている通信チャネルのフレーム構成を示すもので、R:バースト過渡応答ランプ時間、SW:同期ワード、C:チャネル種別、TCH:トラフィックチャネル、FACCH:高速付随チャネル(通話、通報情報)、P:パイロットシンボル(通常、1シンボル)、G:ガード時間を示し、合計148ビットで構成されている。そして、上述した緊急防災情報は、高速付随チャネルFACCHで送信される。
この場合の緊急防災情報は、地震の規模や、震源地、或いは津波等に関する注意や警告を伝える緊急の防災情報である。この緊急防災情報は、統合基地局104の送受信用無線機301から各子局105−1、106−1、・・・に送信される。各子局は、この緊急防災情報を受信し、屋外にいる地域住民に対して屋外スピーカ105−1aあるいは文字表示装置105−1b等から音声やサイレンあるいは文字表示によって警報や指示、又は詳細な情報等を伝達する。同様に、各家庭の個別受信機106−1にもこの緊急防災情報が送信され、スピーカ106−1aや文字表示装置106−1bにより伝達される。
また、この緊急防災情報は、A地区の防災無線システム101の通信エリア107内に位置している中継無線設備108でも受信される(ステップ612)。この緊急防災情報を受信した中継無線設備108の送受信用無線機202は、無線キャリアf2の通信チャネルを用いてB地区の基地局121の送受信用無線機306に送信する(ステップ613)。B地区の基地局121では、この緊急防災情報を受信する(ステップ614)と、無線機125から無線キャリアF3の指定した通信チャネルを用いてB地区の防災無線システム102の通信エリア124内の各子局122−1、123−1、・・・、例えば、子局123−1に前述と同様に緊急防災情報を送信する(ステップ615)。これによってB地区の防災無線システム102の通信エリア内の各子局122−1、123−1、・・・、にも、A地区の統括基地局104からの一斉通報の発呼信号および緊急防災情報が受信できる。
以上の説明では、A地区の統括基地局104からの一斉通報の発呼信号および緊急防災情報をB地区の防災無線システム102の通信エリア124内の各子局122−1、123−1、・・・、に通報する動作を説明したが、C地区の防災無線システム103の通信エリア内の各子局132−1、133−1、・・・、に通報する場合も同様であるので詳細な説明は省略する。
なお、各地区の防災無線システムの通信エリア内の各子局が緊急防災情報を受信したか、受信していないかの確認は、従来から行われているので、ここでは簡単に説明する。例えば、緊急防災情報を受信すると、各子局では、操作者(各子局の所有者)が緊急防災情報を受信したことを各子局の記憶部(図示せず。)に受令登録する(ステップ616、617)。そして、統括基地局は、緊急防災情報を送信後、所定の期間経過後、例えば、10秒後に緊急防災情報の受令登録の確認信号を送信する(ステップ618、619、620)。この確認方法には、例えば、ポーリング方法、即ち、子局の番号順に受令登録しているかどうかの受令信号を子局から送信させ(ステップ621、622、623、624)、A地区の統合基地局104の記憶部に設けられた表2で示すような確認テーブルで確認する。
Figure 0004597819
表2において、地区名は、A地区、B地区、C地区、・・のように統合された地区名を示している。子局番号は、各地区に登録されている子局の番号またはIDを表す。受令応答の有無は、例えば、ポーリングで応答のあった子局には、「有」、応答のない子局には、「無」を登録する。なお、本実施例では、統括基地局104で全て確認し、登録する場合について説明したが、各基地局121、131、・・・毎に子局からの受令登録を記憶部127、137、・・、に記憶し、一括して統括基地局104に送信することもできる。
以上のように構成すると、防災センタでは、統括基地局104の表示部304に、例えば、表1に示す各地区の応答確認のテーブルを表示させることによって一斉通報がどの地区に伝達され、どの地区に伝達されなかったかを簡単に知ることができる。また、同様に、表2のテーブルを表示することによってどの子局に緊急災害情報が伝達されなかったかを容易に知ることができる。なお、統括基地局104からの一斉通報の発呼情報は、1度ではなく、所定の期間に定期的に繰り返し送信されるので、ある時点で一斉通報を受信していない子局でも、再度の通報で受信できるようになることは勿論である。
また、上記の実施例では、各地区の防災無線システムについて説明したが、これに限られるものではなく、通常行われているグループ通信や個別呼出についても同様に実施できることは言うまでもない。即ち、グループ通信の場合には、送信するグループのグループ番号を添付して送信すうことによって該当するグループとの通信が行えるし、また、個別の呼出については、子局の番号を指定することで通話を行うことができる。また、各地区毎に基地局が設けられ、各地区毎に独立に通信を行うことができることは言うまでもない。しかしながら、統括基地局104からの一斉指令のような緊急の災害情報の場合には、統括基地局104からの指令が優先することは言うまでもない。また、このように構成することによって、B地区、C地区、・・・の基地局121、131では、無人の基地局として運用することもできる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された無線通信システムおよび無線通信方法の実施例に限定されるものではなく、上記以外の通信システムや防災無線システムおよび無線通信方法等に広く適応することが出来ることは、言うまでも無い。
本発明の一実施例の概略構成を示すブロック図である。 本発明で使用される中継無線設備の概略構成を示すブロック図である。 本発明で使用される基地局の概略構成を示すブロック図である。 本発明で使用される制御チャネルのフレームフォーマットを示す図である。 本発明で使用される通信チャネルのフレームフォーマットを示す図である。 本発明の動作を説明するためのフローチャートを示す。 従来の通信システムの一例を示すブロック図である。
符号の説明
101:A地区の防災無線システム、102:B地区の防災無線システム、103:B地区の防災無線システム、104:統括基地局、105、122、132:屋外子局、106、123、133:個別受信機、107、124、134:通信エリア、108、109:中継無線設備、110、125、135:無線機、111、126、156:操作卓、112、127、137:記憶部、121、131:基地局、201、202、301、302:送受信用無線機、303:処理装置、304:表示部、305:操作部、701:文字表示送出装置、702:操作卓、703:無線機、704:屋外拡声装置の受信機、705:文字表示機、706:戸別受信機、707:文字表示機、708:情報端末装置。

Claims (5)

  1. 互いに異なる通信エリアを有する少なくとも第1と第2の防災無線システムを有し、上記第1の防災無線システムは、統括基地局と上記統括基地局と無線通信で結合される複数の子局を有し、上記第2の防災無線システムは、基地局と上記基地局と無線通信で結合される複数の子局を有し、上記統括基地局から送信された情報を上記基地局に伝送する継設備を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1記載の無線通信システムにおいて、上記中継設備が上記第2の防災無線システムの上記基地局と無線通信する場合、上記第1と第2の防災無線システムで使用される無線キャリアとは異なる無線キャリアを用いることを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1または2記載の無線通信システムにおいて、上記統括基地局は、記憶部を有し、少なくとも上記第2の防災無線システムの上記基地局からの受信確認信号を監視する受信確認テーブルを上記記憶部に記憶し、上記統括基地局から送信された情報が上記基地局で受信され、上記基地局から送信される確認信号を上記統括基地局は、上記記憶部に記憶されている上記受信確認テーブルに基づいて確認することを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、上記統括基地局は、記憶部を有し、上記記憶部に少なくとも上記第1と第2の防災無線システムを構成する複数の子局からの受令登録をする受令登録テーブルを有し、上記統括基地局が一斉通報による情報を送信した場合、上記子局からの受令確認情報を上記受令登録テーブルに登録することを特徴とする無線通信システム。
  5. 互いに異なる通信エリアを有する少なくとも第1と第2の防災無線システムを有し、上記第1の防災無線システムは、統括基地局と上記統括基地局と無線通信で結合される複数の子局を有し、上記第2の防災無線システムは、基地局と上記基地局と無線通信で結合される複数の子局を有し、上記統括基地局から送信された情報を上記基地局に伝送する継設備を有する無線システムにおいて、上記中継設備が上記統括基地局から送信された情報を受信し、上記中継設備が該受信した情報を上記基地局に送信し、上記基地局は、受信確認信号を上記中継設備に送信し、上記中継設備は、上記受信確認信号を上記統括基地局に送信することを特徴とする無線通信方法。
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