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JP4610093B2 - ショッピングカート - Google Patents
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JP4610093B2 - ショッピングカート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スーパーマーケットのような店舗において購買客の利用に供されるショッピングカートに関する。
【0002】
【従来の技術】
ショッピングカートは、その多数台の整理や保管の容易性、その整理や保管のためのスペースの節約等の理由から、ネスティングすることを可能とされている。すなわち、1のショッピングカートにその後方から他のショッピングカートの一部をその前部から受け入れ可能なものとされている。
【0003】
ところで、ショッピングカートには、購買客に同伴した幼児を載せるためのためのシートが設けられているものがある。
【0004】
幼児用シートは座および背もたれを有し、ショッピングカートの台車を構成する台車枠上に配置されている。従来のこの種のショッピングカートにあっては、幼児用シートがその前端下部すなわちその座の前端下部において台車枠に揺動可能可能に支持されている(実用新案登録第3068822号公報)。
【0005】
これによれば、他のショッピングカートの一部がその前方のショッピングカートに受け入れられるとき、幼児用シートはその背もたれにおいて他のショッピングカートからの押圧力を受けて前方側へ揺動し、前倒しの状態にされる。その結果、他のショッピングカート一部が幼児用シートの前倒しによって生じた空間に受け入れられる。
【0006】
しかし、これには、次のような問題がある。先ず、ショッピングカートにはその取り扱い上、前後方向長さ寸法に制限があり、幼児用シートの座の前後方向長さも制限を受ける。このため、幼児用シートに対する押圧力の作用点とその揺動軸との間に大きい距離を確保することができず、ネスティングの際に他のショッピングカートを大きい力で押す必要があり、ショッピングカートの整理に大きい労力を要する。
【0007】
また、幼児用シートの背もたれは、該シートに着座した幼児の頭部保護という安全上の観点から、着席者の頭部またはその上方まで伸びる比較的長い長さ寸法を有することが望ましい。しかし、背もたれを長さ寸法の大きいものに設定すると、背もたれの重心移動のためにシートが過剰に揺動し、ネスティングの解消時に自動復帰しない可能性がある。しかも、揺動後のシートを元の位置に戻すには比較的大きい力を要する。
【0008】
さらに、他方のショッピングカートから幼児用シートの背もたれに加えられる水平力によって幼児用シートが容易に揺動するように、ショッピングカートの前部とこれが突き当たる前記幼児用シートの背もたれ部を特殊な形状としなければならず、これがためショッピングカートのデザインの自由度が著しく制限される。
【0009】
さらに、幼児用シートはその揺動運動を可能とするためにその下部において台車枠に接続されており、その接続部がショッピングカート内への他のショッピングカートのさらなる進入を阻害し、その受入量(ネスティング量)の増大を阻害する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、ネスティング作業に要する力を軽減するショッピングカートを提供することにある。また、本発明の他の目的は、安全性確保のために必要な長い背もたれを有する幼児用シートを備えるショッピングカートを提供することにある。さらに、本発明の目的は、デザインの自由度の制限が少ないショッピングカートを提供することにある。さらに、本発明の目的は、ネスティング量の増大を図るショッピングカートを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るショッピングカートは、その後方から他のショッピングカートの一部をその前部から受け入れ可能であり、座及び該座に角度をなして連なる背もたれを有する幼児用シートが配置された台車枠並びに該台車枠に結合された手押し用のハンドルを備える台車と、該台車に支持されたかご受けとを含む。前記台車枠は、前後方向へ水平に伸びると共に全体に後方へ向けて末広がりに伸びるコ字状の前端部、及び該前端部の後部から上方へ向けて傾斜された2つの後端部を有する第1のフレーム部材と、該第1のフレーム部材の両後端部に連なりかつ全体に上方へ伸びる一対の傾斜部、該傾斜部の上端に連なる一対の垂直部、及び該垂直部の上端から後方へ向けて斜め上方へ伸びるコ字形の端部を有する第2のフレーム部材とを備える。前記幼児用シートは、前記他のショッピングカートの受け入れ時における該他のショッピングカートからの押圧力を受けて揺動可能に前記第2のフレーム部材に前記背もたれの頂部において支持されていると共に、前記座が前方となる方向への揺動は可能であるが、前記座が後方となる方向への揺動は不能に、下部において前記第1のフレーム部材に結合されている。
【0012】
前記かご受けは前記ハンドルの下方に配置されかつ前記台車枠に揺動可能に支持され、前記他のショッピングカートの受け入れ時における該他のショッピングカートからの押圧力を受けて揺動するもの、あるいは、前記ハンドルの下方にあって互いに間隔をおいて配置されかつ前記台車枠に支持されその後方へ伸びる少なくとも1対のアームからなるものとすることができる。
【0013】
揺動タイプの前記かご受けについては、さらに、前記他のショッピングカートからの押圧力の作用を受ける箇所にローラを配置することができる。また、前記ハンドルに支持された他のかご受けを配置することができる。
【0014】
【発明の作用および効果】
本発明によれば、ショッピングカートの台車枠に配置された幼児用シートはその背もたれの頂部において揺動可能に支持されていることから、前記背もたれの頂部と前記押圧力の作用点との間に比較的大きい距離を確保することができる。このため、前記シートがその背もたれに他のショッピングカートからの押圧力を受けて揺動するときの該押圧力は比較的小さいもので足りる。したがって、ネスティングによる多数のショッピングカートの整理作業を比較的少ない労力で行うことができる。したがって、また、従来におけるショッピングカートの前部およびシートの背もたれの形状の制約およびこれに伴うショッピングカートのデザイン上の制約を少なくすることができる。
【0015】
さらに、前記シートの背もたれの長さまたは高さ寸法を比較的大きいものに設定することができ、しかも、前記シートの背もたれは上下方向へ伸びるものであり、ショッピングカートの前後方向長さの制約を受けないことから、前記シートに着座する幼児の頭部を保護するに十分な安全性を確保することができる。
【0016】
さらに、前記シートはその背もたれの頂部において吊持するため、前記台車枠上における前記シートの支持を不要とすることができる。これにより、ショッピングカートのネスティング量をより一層増大することができる。
【0017】
また、ショッピングカートの通常の使用態様においては、前記シートが180度またはこれに近い大きい角度を回転することはないことから、ショッピングカートを使用すべくそのネスティング状態を解除するとき、ショッピングカートのシートをその自重によって反対方向へ揺動させ、元の位置へ自動復帰させることができる。
【0018】
前記かご受けについて、これを前記ハンドルの下方に配置しかつ前記台車枠に揺動可能に支持し、前記シートと同様に前記他のショッピングカートの受け入れ時における該他のショッピングカートからの押圧力を受けて揺動するようにすれば、前記ネスティングを阻害しないかご受けの設置が可能である。
【0019】
このかご受けの前記他のショッピングカートからの押圧力の作用を受ける箇所にさらにローラを設ければ、前記他のショッピングカートからの押圧力を受けたときの前記かご受けの揺動運動をより円滑にすることができる。
【0020】
前記揺動タイプのかご受けだけでなく、前記ハンドルの下方に互いに間隔をおいて配置されかつ前記台車枠に支持されその後方へ伸びる少なくとも1対のアームからなる非揺動タイプのかご受けの設置も可能である。
【0021】
さらに、前記ハンドルに支持された他のかご受けを設置することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1〜図4を参照すると、本発明が適用されたショッピングカート10の一例が示されている。
【0023】
ショッピングカート10は先細の前部12と末広がりの後部14とを有する。
【0024】
ショッピングカート10は、その後方から、これと全く同一の他のショッピングカート16(図5参照)の一部を該他のショッピングカートの前部12から受け入れることができる。
【0025】
すなわち、この受け入れ状態は、他のショッピングカート16の前部12をその前方にあるショッピングカート10の後部14内に押し入れることにより生じ、この受け入れすなわちネスティングにより多数のショッピングカートを効率よく整理および保管することができる。
【0026】
ショッピングカート10は、台車18と、該台車に支持されたかご受け20とを備える。図示の例では、さらに、他のかご受け22が設けられている。かご受け20,22には、それぞれ、商品を一時的に収容するためのかご23(図3)が載せられる。かご23は、スーパーマーケットのような店舗において一般的に使用されるものであって、矩形状の開放上端縁を有する。
【0027】
図2に示すように、台車18は台車枠24と、ショッピングカート10のための手押し用のハンドル26とを備える。図示の例では、ショッピングカート10に設けられた後記幼児用シートに座る幼児のため、台車18の周囲が自動車のボディの前部に似せたカバー28で覆われている。
【0028】
複数のキャスタ30で支持された台車枠24は例えば鋼製のパイプや棒を折り曲げて形成された2つのフレーム部材32,34からなる。
【0029】
一方のフレーム部材32および他方のフレーム部材34は、それぞれ、ショッピングカートの前部12および後部14を規定する。
【0030】
前後方向へ水平に伸びる一方のフレーム部材32は全体に後方へ向けて末広がりに伸び、その2つの後端部が上方へ向けて傾斜している。また、他方のフレーム部材34は一方のフレーム部材32の両後端部に連なりかつ全体に上方へ伸びる2つの脚部すなわち一対のキャスター30に支持された一対の傾斜部34aおよびこれらの上端に連なる一対の垂直部34bと、該垂直部の上端から後方へ向けて斜め上方へ伸びるコ字形の端部を有する。前記コ字形の端部がハンドル26を規定する。
【0031】
台車枠18には幼児用のシート36が配置されている。シート36は、座38およびこれに鈍角をなして連なる背もたれ40を有する。シート36は、例えばプラスチックの成形体からなる。
【0032】
シート36は、その背もたれ40の頂部42において、台車18に揺動可能に支持されている。より詳細には、ハンドル26にその前部において支持されている。
【0033】
シート36の支持のため、ハンドル26の前部にその横断方向または幅方向(ショッピングカート10の幅方向)へ伸びるバー44が固定されている。また、シートの背もたれ40の背面にはその幅方向へ伸びる、ハット形の横断面形状を有する細長い取付金具46が固定され、該取付金具をバー44が貫通している。
【0034】
これにより、シート36はショッピングカート10においてその前方に向けられかつフレーム部材32の後部およびフレーム部材の前部がそれぞれ規定する空間をバー44の周りに揺動可能とされている。
【0035】
シート36は、さらに、その座38の下面においても、クランク形のバー48を介して、フレーム部材32上に支持されている。クランク形のバー48はフレーム部材32の上方へ突出した状態で配置されかつその両端においてフレーム部材32に固定され、フレーム部材32を横断する方向へ伸びている。
【0036】
他方、シート36にはその座38の下面に開放しかつその幅方向へ伸びる凹溝50が設けられている。クランク形のバー48は、その一部において、凹溝50内をこれに沿って伸びている。これにより、シート36が前方側にのみ揺動し後方側へは揺動しないように、また、その座38が水平となるように維持される。
【0037】
これによれば、ネスティングのためにハンドルを押して他のショッピングカート16をその前方にあるショッピングカート10の後部空間に押し入れるとき、ショッピングカート10の実質的な前部12を規定するカバー28の前端上部がシート36の背もたれ40の背面に突き当たりこれに押圧力を及ぼす。押圧力を受けたシート36はバー44の周りに前方側へ揺動し、その座38が、クランク形バー48の上方位置から前方のさらに上方の位置へ移動する(図5参照)。
【0038】
これにより、他のショッピングカート16の前部を含む一部がショッピングカート10内をさらに前方へ進み、ショッピングカート10内に受け入れられる。その結果、両ショッピングカート10,16が部分的に重なり合う。
【0039】
ただし、図示の例では、シート36を支えるためのクランク形のバー48が設けられているため、ショッピングカート16はその前部12を実質的に規定するカバー28の前端がショッピングカート10のバー44に当たるまでその進行を許容される。
【0040】
しかし、クランク形バー48はその配置を省略することができる。この場合にあっては、バー44が担っていた機能の1つであるシート36の揺動制限は、他方のフレーム34に担わせることができる(図6参照)。また、バー44によるシート36の支持機能については、これを、シート36を吊持する上方のバー44に転嫁することができる。
【0041】
これによれば、他のショッピングカート16をショッピングカート10内のさらに奥へ進めることができ、これにより、ショッピングカート10内へのショッピングカート16の受入量をさらに増大することができる。ただし、図示の例では、カバー28の前部内方に自動車のハンドルを模したおもちゃのハンドル52が取り付けられており、これがシート36のより大きい角度の揺動運動の妨げとなる。この要因を取り除くため、カバー28の前端の形状を変更し、また、ハンドル52の取付位置を変更することは任意である。
【0042】
吊持状態にあるシート36に揺動運動を生じさせるのに必要な力は、従来行われていたシートの前倒し揺動運動に必要な力と比べて小さいもので足りる。また、シート36は他のショッピングカート16からの水平力を受けて容易に揺動するから、従来行われていたシートの背もたれの一部およびショッピングカートの前部を特殊な形状にする必要がない。このため、シート36およびショッピングカート10に施し得るデザインの自由度は高い。
【0043】
図示の例では、シート36の背もたれ40に対するショッピングカートの前部12の当接点が比較的高い位置にあるが、これをより低い位置に設定することが可能である。これにより、前記当接点と、揺動軸を規定するバー44との距離すなわち腕の長さを増大し、シート36に揺動運動を生じさせる必要な力をより小さいものとすることができる。より小さい力でシート36を揺動させるようにすることは、ネスティング作業に要する労力軽減につながる。
【0044】
また、シート36は、通常、その背もたれ40が垂直状態に至る程まで揺動されることはないことから、ネスティングを解除するとき、シート36はその自重によって反対方向へ揺動し、元の位置に自動的に復帰する。
【0045】
さらに、シート36の背もたれ40の長さ寸法または高さ寸法は、着座した幼児の頭部またはその上方位置まで伸びる大きさとするとすることができる。長さ寸法の大きい背もたれ40は、シート36に着座した幼児の頭部を保護する機能を発揮するだけでなく、前記腕の長さの増大に寄与する。
【0046】
かご23を載せるためのかご受け20は、ハンドル26の下方に配置されかつ台車枠24(より詳細には、他方のフレーム部材34)に揺動可能に支持されている。
【0047】
図2に示すように、かご受け20は、全体にコ字形を呈するアーム54と、アーム54に固定された支持部材56とを備える。
【0048】
コ字形アーム54はフレーム部材34における両垂直部34bの後方に配置されかつその両端部において両垂直部34bに枢着されている。
【0049】
フレーム部材34に対するコ字形アーム54の枢着のため、フレーム部材34の各垂直部34bに板状のブラケット58が取り付けられており、また、ブラケット58を貫通しかつフレーム34の幅方向へ伸びるボルト60が準備される。他方、コ字形アーム54の各端部には、ボルト穴62が設けられたプレート64が取り付けられている。
【0050】
コ字形アーム54の両端部は、互いに相対する両垂直部34bの外側に、アーム54の両プレート64がそれぞれフレームの両ブラケット58するように配置され、ブラケット58とプレートのボルト穴62とを貫通するボルト60にナット66が螺合されている。
【0051】
これにより、フレーム部材34の垂直部の後方に位置するコ字形アーム54は、ほぼ水平方向へ伸びる両ボルト60の周りに揺動可能である。
【0052】
コ字形アーム54は、その両端部がフレーム部材の両垂直部34bの外側に配置されているため、フレーム部材の傾斜部34a、図示の例では、傾斜部34aの外側に位置するカバー28の一部に当たり、それ以上の揺動を阻止されている。この状態において、アーム54はわずかに下方へ向けて傾斜している。
【0053】
アーム54のこの下方傾斜の状態において、支持部材56はほぼ水平状態にあり、これに載置されるかご23をその底部において支持する。
【0054】
図示の支持部材56は鋼製の線材を全体にハット形に折り曲げてなり、コ字形アームの後端部54a上にこれを横切って伸びるように載置された本体56aと、アームの両側部54bに固定され該両側部をこれらの下方において横切る両端部56bとを有する。
【0055】
支持部材56はこれにかご23を安定に載置し得る大きさを有する。支持部材56上に載置されたかご23は、アームの両側部54bと、シート36と、支持部材の本体56aにこれを折り曲げることにより形成された立ち上がり部56cとにより水平方向への移動を規制される。
【0056】
コ字形アーム54および支持部材56からなるかご受け20は、ネスティングのためにショッピングカート10内に押し込まれる他のショッピングカート16の前部からの衝突力を受けて支持部材56がその位置を前方上方に変えるように揺動する。このとき、他のショッピングカート16はその前部を含む一部が、支持部材56とアームの両側部54bとが規定する空間を経て、ショッピングカート10内を前方へ向けて移動することができる(図5参照)。
【0057】
他のショッピングカート16の押圧力を受けたかご受け20がより円滑に揺動し得るように、好ましくは、他のショッピングカート16の前部が当たることとなるかご受け20の支持部材の立ち上がり部56cにローラ68を配置する。
【0058】
ローラ68は、その両端において、立ち上がり部56cの下部に取り付けられた一対のブラケット70に回転可能に支承されている。ローラ68はこれに他のショッピングカート16の前部が当たるとき、かご受け20の揺動軸すなわち両ボルト60に平行な軸線の周りに回転し、他のショッピングカート16の前部が立ち上がり部56cに直接に当たる場合における両者間の摩擦を軽減すると共に立ち上がり部56c下への他のショッピングカート16の前部の潜り込みを容易にする。
【0059】
他のかご受け22は、ハンドル26に支持されている。かご受け22は、鋼製の線材を折り曲げてなり、かご23をその底部において支持可能であるように全体にハット形に折り曲げられた本体22aと、該本体の両端から上方へ伸びる両端部22bとを有する。かご受けの本体22aはハンドル26が取り囲む空間の下方に配置され、また、その両端部22bがそれぞれハンドル26の両側部に固定されている。
【0060】
ただし、このかご受け22は、下方のかご受け20の揺動運動の障害とならない高さ位置に配置される。
【0061】
次に、図6から図9を参照すると、非揺動タイプのかご受けを有する本発明に係るショッピングカート80が示されている。
【0062】
このショッピングカート80も、また、ショッピングカート10におけると同様、複数のキャスタ30により移動可能に支持された台車を有し、また、該台車を構成する台車枠および手押し用のハンドルを有する。
【0063】
前記台車、台車枠およびハンドルについては、これらが、図1に示す台車18、台車枠24およびハンドル26とは形状を異にするがこれらと同様の機能を有するものであるため、便宜上、図1において用いた参照符号と同じ参照符号を付し、また、簡単な説明にとめる。
【0064】
前記台車に配置された幼児用のシートも、図1に示す幼児用シート36と実質的に同一であるため、同じ符号を付し、その説明は簡単に行うにとめる。
【0065】
図6から図9に示すショッピングカート80の台車枠18も、また、その前部から後部へ向けて末広がりに伸びるフレーム部材32と、該フレーム部材の後端部から上方へ伸びる他のフレーム部材34とを有する。他のフレーム部材34は、水平に折り曲げられ後方へ伸びるコ字形の上端部を有し、該上端部がハンドル26を規定する。
【0066】
ただし、この例では、一方のフレーム部材32の後端部が水平に伸び、また、他のフレーム部材34がほぼ垂直に伸びる点において、図1のフレーム部材32,34と形状を異にする。また、クランク形のバー48(図1)を有しない点においても、図1に示すフレーム部材32と異なる。さらに、ハンドル26にはかご受け22(図1)は設けられていない。
【0067】
シート36は、その背もたれ40の各側部にサイドレスト82(図2)を有しないことおよびその座38の下面に凹溝50を有しない点において、図1に示すシート36と異なる。
【0068】
このため、シート36は、その頂部42においてのみ、他方のフレーム部材34に揺動可能に支持されている。より詳細には、ハンドル26の下方位置において他のフレーム部材34に固定されこれを横切る方向へ水平に伸びるバー44に吊持されている。
【0069】
バー44は、シート36の背面頂部に固定された取付金具46を貫通しており、シート36はバー44の周りに揺動可能である。
【0070】
この例では、幼児がシート36に着座したとき、シート36が後方側へ揺動しないように、他方のフレーム部材34に互いに相対する一対のコ字形のストッパ82が設けられ、他方、シート36の背もたれ40の両側部に両ストッパ82と相対する一対の係止部材84が取り付けられている。両ストッパ82に対する両係止部材84の当接により、シート36の前記後方側への揺動が阻止されている。
【0071】
図8および図9に示すように、ショッピングカート80内にその後方から、該ショッピングカートと同一の他のショッピングカート86の一部がその前部12から押し入れられるとき、ショッピングカート80のシート36が、他のショッピングカート86の前部12の押圧力を受けて前方側に揺動する。
【0072】
この例では、図1の例で示したシートの座38を支持するためのクランク形バー48が配置されていないため、他のショッピングカート86の前部12は、ショッピングカート80における揺動前のシート36の前端位置よりもさらに前方まで進む。これにより、より長い受入量(ネスティング量)を確保することができる。
【0073】
図示の例では、上下2つのかご受け88が設けられている。両かご受け88はハンドル26の下方において、より詳細にはバー44の下方位置において、互いに間隔をおいて配置されている。かご受け88の数量は1としてもよい。
【0074】
各かご受け88は一対のアーム90からなる。両アーム90は、それぞれ、台車枠24の他方のフレーム部材34に支持されその後方へ伸びている。より詳細には、各アーム90はその端部において、互いに相対するフレーム部材34の両垂直部34cにその外側の面において固定されている。
【0075】
このことから、各対のアーム90の相互間隔はショッピングカート80の幅寸法より大きく、このため、ショッピングカート80への後方のショッピングカート86の受け入れが阻害されない。
【0076】
前記かごは、各かご受けの各対のアーム90上に、それぞれ、前記かごの互いに相対する一対の上端縁を載せて引掛けることにより、支持される。
【0077】
いうまでもなく、前記した各ショッピングカートのネスティングは、前記かごを排除した状態で行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るショッピングカートの一例を示す斜視図である。
【図2】ショッピングカートの分解斜視図である。
【図3】ショッピングカートの縦断面図である。
【図4】ショッピングカートの平面図である。
【図5】ネスティングされた2台のショッピングカートの縦断面図である。
【図6】他の例のショッピングカートの斜視図である。
【図7】図6に示すショッピングカートの分解斜視図である。
【図8】ネスティングされた図6に示す2台のショッピングカートの側面図である。
【図9】ネスティングされた図6に示す2台のショッピングカートの平面図である。
【符号の説明】
10,16,80,86 ショッピングカート
18 台車
20,22,88 かご受け
24 台車枠
26 ハンドル
36,40 幼児用シートおよびその背もたれ
90 アーム

Claims (6)

  1. ショッピングカートであってその後方から他のショッピングカートの一部をその前部から受け入れ可能であるショッピングカートであって、
    座及び該座に角度をなして連なる背もたれを有する幼児用シートが配置された台車枠並びに該台車枠に結合された手押し用のハンドルを備える台車と、該台車に支持されたかご受けとを含み、
    前記台車枠は、前後方向へ水平に伸びると共に全体に後方へ向けて末広がりに伸びるコ字状の前端部、及び該前端部の後部から上方へ向けて傾斜された2つの後端部を有する第1のフレーム部材と、該第1のフレーム部材の両後端部に連なりかつ全体に上方へ伸びる一対の傾斜部、該傾斜部の上端に連なる一対の垂直部、及び該垂直部の上端から後方へ向けて斜め上方へ伸びるコ字形の端部を有する第2のフレーム部材とを備え、
    前記幼児用シートは、前記他のショッピングカートの受け入れ時における該他のショッピングカートからの押圧力を受けて揺動可能に前記第2のフレーム部材に前記背もたれの頂部において支持されていると共に、前記座が前方となる方向への揺動は可能であるが、前記座が後方となる方向への揺動は不能に、下部において前記第1のフレーム部材に結合されている、ショッピングカート。
  2. 前記かご受けは、前記ハンドルの下方に配置されかつ前記台車枠に揺動可能に支持され、前記他のショッピングカートの受け入れ時における該他のショッピングカートからの押圧力を受けて揺動する、請求項1に記載のショッピングカート。
  3. 前記かご受けは、前記他のショッピングカートからの押圧力の作用を受ける箇所に設けられたローラを有する、請求項2に記載のショッピングカート。
  4. 前記かご受けは、前記ハンドルの下方に互いに間隔をおいて配置されかつ前記台車枠に支持されその後方へ伸びる少なくとも1対のアームからなる、請求項1に記載のショッピングカート。
  5. さらに、前記ハンドルに支持された他のかご受けを含む、請求項1から4のいずれかに記載のショッピングカート。
  6. 前記台車枠は、前記第1のフレーム部材の上方へ突出しかつ前記フレーム部材を横断する方向へ延びて、両端においてフレーム部材に固定されたバー部材を備え、前記幼児用シートは前記座の下面に解放しかつその幅方向へ延びる凹溝を備え、前記バーは前記凹溝内をこれに沿って延びている、請求項1から5のいずれかに記載のショッピングカート。
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