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JP4613374B2 - 半導体レーザ - Google Patents
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JP4613374B2 - 半導体レーザ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一の基板上に発振波長の異なる複数のレーザダイオードが形成された半導体レーザに関し、特に、各レーザダイオードの端面にレーザ出力を制御し、端面を保護するコート膜が形成された半導体レーザに関する
【0002】
【従来の技術】
光を照射して情報の記録または再生を行う光記録媒体(以下、光ディスクとする。)としては、例えばコンパクトディスク(CD)、ミニディスク(MD)あるいはデジタルビデオディスク(DVD)等が挙げられる。上記のような光ディスクには、光ディスクの種類に応じて波長の異なる光が照射される。例えば、CDの再生には780nm帯の波長の光が、また、DVDの再生には650nm帯の波長の光がそれぞれ用いられる。
【0003】
したがって、種類の異なる光ディスクに対して互換性を有する光記録・再生装置には、発振波長の異なる複数の光源が必要となる。光記録・再生装置には光源として通常レーザダイオードが用いられるが、複数のレーザダイオードを別途に形成する場合には装置の小型化が困難となり、製造工程も複雑化する。
上記の問題を解決するため、同一の基板上に発振波長の異なる複数のレーザダイオードが形成された多重波長モノリシック半導体レーザの開発が進められている。
【0004】
端面発光型の多重波長半導体レーザの構成について、図1(a)の斜視図および図1(b)の上面図を参照して説明する。図1の半導体レーザは例えばn−GaAsからなる基板1上に、DVD再生用の650nm帯の波長のレーザ光を出射するレーザダイオードAと、CD再生用の780nm帯の波長のレーザ光を出射するレーザダイオードBとを有する。レーザダイオードAの光出射部とレーザダイオードBの光出射部との間隔は200μm以下、例えば100μm程度とされることが多い。
【0005】
レーザダイオードA部分には基板1上に例えばn−AlGaInPからなるn−クラッド層2aと、例えばGaInPからなる活性層3aと、例えばp−AlGaInPからなるp−クラッド層4aと、例えばp−GaAsからなるキャップ層5aとが順に積層されている。p−クラッド層4aの表面にはストライプ6aを除き高抵抗層が形成されている。図示しないがキャップ層5aの上部にはp型電極が形成され、基板1の下部にはn型電極が形成されている。
【0006】
レーザダイオードB部分には基板1上に例えばn−AlGaAsからなるn−クラッド層2bと、例えばAlGaAsからなる活性層3bと、例えばp−AlGaAsからなるp−クラッド層4bと、例えばp−GaAsからなるキャップ層5bとが順に積層されている。p−クラッド層4bの表面にはストライプ6bを除き高抵抗層が形成されている。図示しないが、キャップ層5bの上部にはp型電極が形成され、基板1の下部にはn型電極が形成されている。
【0007】
レーザダイオードA、Bにおいて共振器は活性層3a、3bに形成される。また、高抵抗層はp−クラッド層4a、4bの表面にn型不純物をイオン注入することにより形成され、高抵抗層に挟まれたストライプ状の領域6a、6bは低抵抗層として残される。高抵抗層を選択的に形成することにより、図1(b)に示すように利得導波構造(電流狭窄構造)となり、電流の流れる領域、すなわち光利得の生じる領域を制御することが可能となる。
【0008】
図1(b)に示すように、レーザ光Lはフロント端面Fから出射するが、リア端面Rからも一部損失する。発光領域(光導波路)7の両端であるフロント端面Fおよびリア端面Rはミラー面となっている。
端面をミラー面とするには、通常、ウェハをへき開させる。あるいは、へき開させるかわりにエッチングによりミラー面を形成することもある。また、端面の反射率を制御したり、へき開面の劣化を防ぐ目的で、へき開面に例えば誘電体からなるコート膜が形成される場合もある。
【0009】
端面に形成されるコート膜(誘電体膜)としては、例えばAl2 3 、アモルファスシリコン、SiO2 、Si3 4 の単層膜あるいはこれらの膜を積層させた多層膜が用いられる。これらのコート膜の膜厚を変化させることにより、端面の反射率を調整することができる。通常、フロント端面Fを低反射率(例えば30%以下)とし、リア端面Rを高反射率(例えば50%以上、好適には70%以上)とする。エネルギー変換効率やフロント/リアの出力比などは端面の反射率に依存する。したがって、端面の反射率を制御するコート膜は、半導体レーザの設計パラメータとして重要なもののひとつである。
【0010】
端面にコート膜を形成する場合、端面の反射率はコート膜の膜厚の増加に伴い、周期的に変動する。発振波長をλとしたとき、端面に形成するコート膜の膜厚を、λ/4あるいはその倍数に基づいて設計すると、反射率は極大値あるいは極小値となる。したがって、成膜ばらつき等に起因する反射率の変動を最小限に抑えることができる。
例えば、図1のレーザダイオードAにおいて、発振波長λが650nmであり、屈折率n1 が1.62であるAl2 3 を用いてフロント端面Fに誘電体膜8を形成する場合、誘電体膜8の膜厚d8 を、
8 =(λ/2)/n1 ≒200.6(nm) ・・・(1)
あるいはその倍数とすれば、安定した反射率が得られる。
【0011】
また、リア端面Rについては高反射率とする必要があるが、上記のAl2 3 等を単層で用いた場合には、いずれも反射率が50%未満となるため、複層のコート膜を形成する。例えば図1のレーザダイオードAについて、発振波長λが650nmであり、1層目の誘電体膜9aとして例えばAl2 3 膜を、2層目の誘電体膜9bとして例えばアモルファスシリコン膜を形成する場合には、各層の膜厚を例えば以下のように決定する。
【0012】
屈折率n1 が1.62であるAl2 3 膜の膜厚d9aを、
9a=(λ/4)/n1 ≒100.3(nm) ・・・(2)
あるいはその倍数とし、屈折率n2 が3.25であるアモルファスシリコン膜の膜厚d9bを、
9b=(λ/4)/n2 ≒50.0(nm) ・・・(3)
あるいはその倍数とする。
上記のように、端面に形成される誘電体膜の膜厚をλ/4の整数倍あるいはその組み合わせに基づいて決定することにより、誘電体膜の成膜のばらつき等に起因した膜厚や屈折率のばらつきがある場合にも、安定した反射率が得られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
多重波長モノリシック半導体レーザの場合、理想的には、発振波長の異なるレーザダイオードのそれぞれに上記の従来の設計による誘電体膜を形成することが望ましい。
しかしながらその場合、端面コートを複数回行う必要があり、製造工程の複雑化が問題となる。
【0014】
例えば、CD再生用のレーザダイオードとDVD再生用のレーザダイオードとを同一基板上に形成する場合には、まず、いずれか一方、例えばDVD用(波長650nm帯)のレーザダイオードの端面をマスキングした状態で、CD用(波長780nm帯)のレーザダイオードの端面に誘電体膜を形成する。その後、DVD用レーザダイオードの端面のマスキングを除去し、CD用のレーザダイオードの端面をマスキングしてから、DVD用のレーザダイオードの端面に誘電体膜を形成する。このような端面コートをフロント端面とリア端面の両方に行う必要がある。リア端面には通常、複層の誘電体膜が形成されるため、特に製造工程数が増加する。
【0015】
上記のように製造工程数が増加するのを避けるため、端面コートの最適波長を一方のレーザダイオードに合わせ、同一基板上の複数のレーザダイオードに同時に端面コートを形成する方法もある。しかしながら、この場合、設計の基準とした波長のレーザダイオードにおいては成膜ばらつきに対して安定した反射率が得られるが、他方のレーザダイオードにおいては成膜ばらつきに対する反射率の安定性が犠牲となる。
【0016】
モノリシックに形成された複数のレーザダイオードのそれぞれにおいて、端面の誘電体膜の反射率の変動を少なくするため、レーザダイオードの発振波長のうち最小値と最大値の間の所定の値(仮想の波長)を基準としてコート膜の設計を行う方法も考えられる。例えば、各レーザダイオードの発振波長の相加平均値である波長に対してコート膜の膜厚を最適化すれば、各レーザダイオードにおいて端面の反射率の変動が適度に抑制され、かつ、1回の端面コートで複数のレーザダイオードの端面にコート膜を形成することができる。
【0017】
しかしながら、上記のように各発振波長の相加平均値、あるいは各発振波長のほぼ中間の波長に合わせた端面コートの設計によれば、各発振波長における反射率は極値近傍の値となるが、極値とすることはできないため、反射率の変動が問題となる場合もある。特に、各発振波長の波長差が大きい場合には、反射率の極値からのずれが大きくなるため、成膜ばらつき等による反射率の変動が顕著となりやすい。また、発振波長が短波長の場合にも反射率の変動は大きくなりやすい。
【0018】
以上のように、多重波長モノリシック半導体レーザにおいて、レーザダイオードのそれぞれに反射率の変動が最小となる端面コートを形成するには、マスキング等の作業が必要となり製造工程数が増加する。しかしながら、発振波長の異なる複数のレーザダイオードに共通の膜厚の端面コートを施すと、製造工程の煩雑化は避けられるが、反射率の変動を十分に抑制することができなくなる。
【0019】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、したがって本発明は、同一の基板上に材料・組成の異なる複数の活性層が形成され、発振波長の異なる複数のレーザ光を出射可能である半導体レーザであって、複数の活性層の端面に反射率の変動の少ない誘電体膜が形成された半導体レーザを提供することを目的とする
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、同一半導体基板に形成され、それぞれ組成の異なる複数の活性層を有し、発振波長の異なる複数のレーザ光を出射する、複数のレーザ領域を有する半導体レーザであって、
ミラー面を規定する、前記複数のレーザ領域のレーザ光出射側の後面に、複数の異なる屈折率を持つ、複数の膜を積層した、前記複数のレーザ領域に対して共通の1つのコート膜を有し、
前記複数の膜を積層したコート膜は前記複数のレーザ光の複数の波長に関して反射率が極値となるように光学的膜厚を制御されて形成されている、
半導体レーザが提供される。
【0021】
好ましくは、本発明の半導体レーザにおいて、前記複数の膜を積層したコート膜は、層数がj(jは2以上の自然数)であり、前記発振波長の数をk(kは2以上の自然数)、前記発振波長をλi(iはからkまでの自然数)、発振波長λiにおける前記j層目のコート膜の屈折率をnij、前記j層目のコート膜の膜厚をdjとしたとき、発振波長λiにおいてそれぞれ、下記式が成り立つ。
Σnij・dj/λi=mi/4
(miは整数)
【0022】
本発明の半導体レーザは、好適には、前記発振波長の数kが2であり、a、bが整数のとき、
λ1 =a(λ2 −λ1 ) かつ λ2 =b(λ2 −λ1
が成り立つことを特徴とする。
【0023】
本発明の半導体レーザは、好適には、前記コート膜は誘電体からなることを特徴とする。
本発明の半導体レーザは、好適には、前記コート膜の少なくとも1層は、前記発振波長およびその近傍の波長において、屈折率が波長に依存して変化する波長分散特性を有することを特徴とする。本発明の半導体レーザは、さらに好適には、前記発振波長およびその近傍の波長において、前記波長分散特性を有する前記コート膜は、TiO2 系、SrTiO3 系、カルコゲナイト系、LiNbO3 を含むLiNbO系、PbTiO系、PLZT系(Pby La1-y Zrx Ti1-x 3 )、KTP(KTiOPO4 )のいずれかを含有することを特徴とする。
【0024】
本発明の半導体レーザは、好適には、前記発振波長の数kが2、m2 −m1 が偶数であり、発振波長λ1 、λ2 における反射率がともに極大値となることを特徴とする。
あるいは、本発明の半導体レーザは、好適には、前記発振波長の数kが2、m2 −m1 が奇数であり、発振波長λ1 、λ2 における反射率の一方が極大値、他方が極小値となることを特徴とする。
【0025】
本発明の半導体レーザは、好適には、前記発振波長の数kが2であり、前記発振波長λ1 、λ2 がそれぞれ650nm、780nmの近傍であることを特徴とする。あるいは、本発明の半導体レーザは、好適には、前記発振波長の数kが2であり、前記発振波長λ1 、λ2 がそれぞれ780nm、840nmの近傍であることを特徴とする。あるいは、本発明の半導体レーザは、好適には、前記発振波長の数kが2であり、前記発振波長λ1 、λ2 がそれぞれ840nm、980nmの近傍であることを特徴とする。あるいは、本発明の半導体レーザは、好適には、前記発振波長の数kが2であり、前記発振波長λ1 が405nmの近傍、λ2 が675nmまたは630nmの近傍であることを特徴とする。あるいは、本発明の半導体レーザは、好適には、前記発振波長の数kが2であり、前記発振波長λ1 、λ2 がそれぞれ520nm、650nmの近傍であることを特徴とする。あるいは、本発明の半導体レーザは、好適には、前記発振波長の数kが2であり、前記発振波長λ1 が360nmの近傍、λ2 が420nmまたは405nmの近傍であることを特徴とする。
【0026】
本発明の半導体レーザは、好適には、前記発振波長のうち少なくとも1つにおける反射率は、前記コート膜を形成しない場合と同程度以下の低反射率であり、他の少なくとも1つの発振波長における反射率は相対的に高反射率であることを特徴とする。本発明の半導体レーザは、さらに好適には、前記低反射率はほぼ30%以下であり、前記高反射率はほぼ50%以上であることを特徴とする。
本発明の半導体レーザは、好適には、前記活性層は、第1導電型クラッド層と第2導電型クラッド層との層間の接合部に形成されていることを特徴とする。本発明の半導体レーザは、好適には、前記活性層は電流狭窄構造を有することを特徴とする。
【0027】
これにより、同一基板上に形成された発振波長の異なる複数のレーザダイオードのそれぞれにおいて、端面の反射率を安定させることが可能となる。本発明の半導体レーザによれば、各レーザダイオードに共通の膜厚のコート膜が形成されるため、製造工程を簡略化することが可能である。また、コート膜の膜厚は各発振波長に対して最適化されているため、成膜ばらつきによる膜厚あるいは屈折率の変動があった場合にも、安定した反射率が得られる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の半導体レーザおよび光学部品用コート膜の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1(a)は本実施形態の半導体レーザの斜視図であり、図1(b)は対応する上面図である。図1の半導体レーザは例えばn−GaAsからなる基板1上に、DVD再生用の650nm帯の波長のレーザ光を出射するレーザダイオードAと、CD再生用の780nm帯の波長のレーザ光を出射するレーザダイオードBとを有する。レーザダイオードAの光出射部とレーザダイオードBの光出射部との間隔は200μm以下、例えば100μm程度とされることが多い。
【0031】
レーザダイオードA部分には基板1上に例えばn−AlGaInPからなるn−クラッド層2aと、例えばGaInPからなる活性層3aと、例えばp−AlGaInPからなるp−クラッド層4aと、例えばp−GaAsからなるキャップ層5aとが順に積層されている。p−クラッド層4aの表面にはストライプ6aを除き高抵抗層が形成されている。図示しないがキャップ層5aの上部にはTi/Pt/Auの積層膜からなるp型電極が形成されている。
【0032】
レーザダイオードB部分には基板1上に例えばn−AlGaAsからなるn−クラッド層2bと、例えばAlGaAsからなる活性層3bと、例えばp−AlGaAsからなるp−クラッド層4bと、例えばp−GaAsからなるキャップ層5bとが順に積層されている。p−クラッド層4bの表面にはストライプ6bを除き高抵抗層が形成されている。図示しないが、キャップ層5bの上部にはTi/Pt/Auの積層膜からなるp型電極が形成されている。また、レーザダイオードA部分およびレーザダイオードB部分に共通して、基板1の下部にAuGe/Ni/Auの積層膜からなるn型電極が形成されている。
【0033】
レーザダイオードA、Bにおいて共振器は活性層3a、3bに形成される。また、高抵抗層はp−クラッド層4a、4bの表面にn型不純物をイオン注入することにより形成され、高抵抗層に挟まれたストライプ状の領域6a、6bは低抵抗層として残される。高抵抗層を選択的に形成することにより、図1(b)に示すように利得導波構造(電流狭窄構造)となり、電流の流れる領域、すなわち光利得の生じる領域を制御することが可能となっている。
【0034】
図1(b)に示すように、フロント端面FにはレーザダイオードA部分およびレーザダイオードB部分に共通して、屈折率n1 が1.62であるAl2 3 からなり、膜厚d8 が1204nmである誘電体膜8が形成されている。
また、リア端面RにはレーザダイオードA部分およびレーザダイオードB部分に共通して、Al2 3 からなり膜厚d9aが1100nmである1層目の誘電体膜9aが形成されている。さらに、その表面に屈折率n2 が3.25であるアモルファスシリコンからなり、膜厚d9bが50nmである2層目の誘電体膜9bが形成されている。これらの誘電体膜8、9a、9bは例えばスパッタリング等の方法により成膜される。
本実施形態の半導体レーザによれば、フロント端面の誘電体膜8およびリア端面の誘電体膜9a、9bの膜厚はいずれも、レーザダイオードA、Bの発振波長における反射率が極大となるように設定されている。
【0035】
本実施形態の半導体レーザのフロント端面に形成される誘電体膜8の膜厚と反射率との関係を図2(a)に示す。また、誘電体膜8が形成されたフロント端面における、波長と反射率との関係を図2(b)に示す。図2は、レーザダイオードA(発振波長λ1 =650nm)の共振器の屈折率を3.45、レーザダイオードB(発振波長λ2 =780nm)の共振器の屈折率を3.59として計算を行った結果である。
【0036】
レーザダイオードA(発振波長λ1 =650nm)については、前述した(1)式から、誘電体膜8の膜厚d8 が200.6nmおよびその倍数のときに反射率が極大となる。同様な計算から、レーザダイオードB(発振波長λ2 =780nm)については誘電体膜8の膜厚8 が240.7nmおよびその倍数のときに反射率が極大となる。
図2(a)に示すように、誘電体膜8の膜厚をほぼ1200nmにしたとき、2つの発振波長の差による位相のずれが2πとなる。このときの波長と反射率との関係を図2(b)に示した。図2(b)に示すように、レーザダイオードA、Bのいずれの発振波長においても反射率が極大となる。したがって、両方のレーザダイオードにおいて反射率の変動が抑制される。
【0037】
ここで、上記の発振波長λ1 、λ2 および反射率が極大となる膜厚d8 との間には以下のような関係が成り立つ。n1 はλ1 およびλ2 におけるAl2 3 の屈折率である。
1 ・d8 /λ1 =m1 /4 (m1 は整数)・・・(4)
1 ・d8 /λ2 =m2 /4 (m2 は整数)・・・(5)
また、λ1 とλ2 は以下の関係をほぼ満たしている。
λ1 =a(λ2 −λ1 ) かつ λ2 =b(λ2 −λ1
(aおよびbは整数) ・・・(6)
1 −m2 が偶数の場合には、発振波長λ1 、λ2 に対して反射率がともに極大値となる。m1 −m2 が奇数の場合には、発振波長λ1 、λ2 の一方に対して反射率が極大値となり、他方に対して反射率が極小値となる。
【0038】
同一の基板上に形成された複数のレーザダイオードの発振波長が上記の(4)〜(6)の関係を満たすとき、各レーザダイオードの端面の反射率を極値とすることができる。したがって、実用化されている他の発振波長の組み合わせの場合についても、上記の本実施形態と同様に、成膜ばらつき等による反射率の変動を防止することができる。
例えば、レーザダイオードの発振波長の組み合わせがλ1 =780nm、λ2 =840nmの場合、あるいはλ1 =840nm、λ2 =980nmの場合などにも、同様の効果が得られる。
【0039】
また、3つ以上の異なる発振波長のレーザ光を出射するモノリシックレーザについても、上記の(4)〜(6)の関係を満たせば、同様に各発振波長において反射率の変動を防止することができる。
上記の本実施形態において、誘電体膜8の膜厚が1200nmの倍数である場合にもλ1 、λ2 の両方で反射率が極大となるが、同一の反射率が得られる複数の膜厚のうち、最小の値を膜厚とするのが好ましい。これにより、成膜時間を短縮して生産効率を上げることができ、また、膜厚の増大により成膜ばらつきが顕著となるのを防止することができる。
【0040】
(実施形態2)
上記の実施形態1の半導体レーザにおいて、フロント端面の誘電体膜8に波長分散のある材料を用いると、誘電体膜8を薄膜化することが可能となる。実施形態1のAl2 3 にかえて、例えばTiO2 系材料(波長650nmにおける屈折率n3a=2.457、波長780nmにおける屈折率n3b=2.36)を用いた場合の誘電体膜8の膜厚と反射率との関係を図3(a)に示す。
【0041】
前述した(1)式と同様な計算から、レーザダイオードA(発振波長λ1 =650nm)については誘電体膜8の膜厚d8 が132.3nmおよびその倍数のときに反射率が極大となる。また、レーザダイオードB(発振波長λ2 =780nm)については誘電体膜8の膜厚d8 が165.3nmおよびその倍数のときに反射率が極大となる。
【0042】
図3(a)に示すように、誘電体膜8の膜厚をほぼ661nmにしたとき、2つの発振波長の差による位相のずれが2πとなる。このときの波長と反射率との関係を図3(b)に示した。図3(b)に示すように、レーザダイオードA、Bのいずれの発振波長においても反射率が極大となる。したがって、両方のレーザダイオードにおいて反射率の変動が抑制される。
【0043】
本実施形態の場合にも、実施形態1の(4)〜(6)式に示す関係が満たされている。具体的には、
3a・d8 /λ1 =m1 /4 (m1 は整数)・・・(4’)
3b・d8 /λ2 =m2 /4 (m2 は整数)・・・(5’)
λ1 =a(λ2 −λ1 ) かつ λ2 =b(λ2 −λ1
(aおよびbは整数) ・・・(6)
となる。波長分散のある材料を用いる場合にも、各発振波長における光学長(光学的膜厚)が、位相差の観点からλ/4の整数倍となっていれば、反射率の変動を防止することができる。
本実施形態によれば、実施形態1に比較して誘電体膜8が薄膜化される。したがって、膜種を適宜選択すれば成膜時間を短縮することも可能である。
【0044】
(実施形態3)
図1に示す実施形態1の半導体レーザについて、リア端面に形成される誘電体膜9a、9bの膜厚と反射率との関係を図4(a)に示す。また、誘電体膜9a、9bが形成されたリア端面について、波長と反射率との関係を図4(b)に示す。
前述したように、1層目の誘電体膜9aはAl2 3 (屈折率n1 =1.62)からなり、膜厚は1100nmである。2層目の誘電体膜9bはアモルファスシリコン(屈折率n2 =3.25)からなり、膜厚は50nmである。
【0045】
実施形態1において前述したように、1層目のAl2 3 膜については、発振波長λ1 =650nmに対して膜厚d9aが200.6nmおよびその倍数のときに反射率が極大となり、発振波長λ2 =780nmに対して膜厚d9bが240.7nmおよびその倍数のときに反射率が極大となる。したがって、反射率の極大値が得られる膜厚にはほぼ40nmの差があり、両方の発振波長に対して反射率を安定させることは困難である。
【0046】
一方、本実施形態によれば、1層目の誘電体膜9aの膜厚を1100nmとすることにより、発振波長λ1 、λ2 のそれぞれに対して反射率がほぼ極小となり、2つの発振波長の差による位相のずれが2πに近くなる。さらに、2層目のアモルファスシリコン膜9bについては、(3)式に示したように、発振波長λ1 =650nmに対して膜厚が50.0nmのときに反射率が極大となる。また、同様な計算から発振波長λ2 =780nmに対しては、膜厚が60.0nmのときに反射率が極大となる。
【0047】
ここで、本実施形態の場合には、以下に示す関係がλ1 およびλ2 (i=1または2)について、それぞれ満たされている。
Σnij・dj /λi =mi /4 (mi は整数) ・・・(7)
(但し、nijは発振波長λi におけるj層目の誘電体膜の屈折率を表し、dj はj層目の誘電体膜の膜厚を表す。)
また、前述した(6)式の関係も成り立っている。
【0048】
リア端面の誘電体膜を上記の構成とした場合について、波長と反射率との関係を図4(b)に示した。図4(b)に示すように、レーザダイオードA、Bのいずれの発振波長においても反射率がほぼ極大となり、反射率の変動が抑制される。したがって、レーザダイオードA、Bの両方に対して70%以上の安定した反射率が得られる。
【0049】
(実施形態4)
端面に形成するコート膜を複層とする場合、実施形態3とは逆に、2層目の誘電体膜の膜厚を1層目の誘電体膜の膜厚より大きくすることもできる。例えば、1層目にAl2 3 膜を膜厚110nmで、2層目にアモルファスシリコン膜を膜厚540nmで形成した場合の膜厚と反射率との関係を図5(a)に示す。図5(a)に示すように、誘電体膜9a、9bの膜厚を上記の組み合わせとすることにより、発振波長λ1 =650nm、発振波長λ2 =780nmの両方に対して反射率をほぼ極大とすることができる。
【0050】
前述した(2)式のように、1層目の誘電体膜(Al2 3 膜)9aについては、発振波長λ1 =650nmに対して膜厚が100.3nmおよびその倍数のときに、反射率が極小となる。同様な計算から、発振波長λ2 =780nmに対しては、膜厚が120.4nmおよびその倍数のときに、反射率が極小となる。Al2 3 膜9aの膜厚を110nmとすることにより、発振波長λ1 、λ2 の両方に対して反射率が極小値近傍となる。
【0051】
さらに、2層目の誘電体膜(アモルファスシリコン膜)9bについては、(3)式に示したように、発振波長λ1 =650nmに対して膜厚が50.0nmおよびその奇数倍のときに反射率が極大となる。また、同様な計算から発振波長λ2 =780nmに対しては、膜厚が60.0nmおよびその奇数倍のときに反射率が極大となる。アモルファスシリコン膜9bの膜厚を540nmとすることにより、2つの発振波長の差による位相のずれがほぼ2πとなる。また、発振波長λ1 、λ2 の両方に対して反射率がほぼ極大値となる。
【0052】
リア端面の誘電体膜を上記の構成とした場合について、波長と反射率との関係を図5(b)に示した。図5(b)に示すように、レーザダイオードA、Bのいずれの発振波長においても反射率がほぼ極大となり、反射率の変動が抑制される。したがって、レーザダイオードA、Bの両方に対して70%以上の安定した反射率が得られる。
【0053】
本実施形態によれば、リア端面に形成される誘電体膜9a、9bの膜厚の合計が650nmとなり、実施形態3の場合の1150nmに比較して半分近くまで誘電体膜を薄膜化することができる。したがって、誘電体膜の構成材料の組み合わせによっては、成膜時間を短縮することも可能である。
【0054】
(実施形態5)
上記の実施形態3のリア端面に形成される誘電体膜において、誘電体膜9aあるいは9bに波長分散のある材料を用いると、誘電体膜を薄膜化することが可能となる。実施形態3の1層目の誘電体膜(Al2 3 膜)9aにかえて、例えばTiO2 系材料(波長650nmにおける屈折率n4a=2.337、波長780nmにおける屈折率n4b=2.316)を用い、膜厚を760nmとした。また、2層目の誘電体膜9bはアモルファスシリコン(屈折率n2 =3.25)からなる膜厚55nmの層とした。この場合の誘電体膜9a、9bの膜厚と反射率との関係を図6(a)に示す。
【0055】
前述した(1)式と同様な計算から、レーザダイオードA(発振波長λ1 =650nm)については1層目の誘電体膜(TiO2 膜)9aの膜厚d9aが139.1nmおよびその倍数のときに反射率が極大となる。また、レーザダイオードB(発振波長λ2 =780nm)についてはTiO2 膜9aの膜厚d9aが168.4nmおよびその倍数のときに反射率が極大となる。図6(a)に示すように、TiO2 膜9aの膜厚をほぼ760nmにしたとき、発振波長λ1 、λ2 のそれぞれに対して反射率がほぼ極小となり、2つの発振波長の差による位相のずれが2πとなる。
【0056】
さらに、2層目のアモルファスシリコン膜9bについては、(3)式に示したように、発振波長λ1 =650nmに対して膜厚d9bが50.0nmのときに反射率が極大となる。また、同様な計算から発振波長λ2 =780nmに対しては、膜厚d9bが60.0nmのときに反射率が極大となる。したがって、誘電体膜9bの膜厚d9bを55nmとし、9a、9bの膜厚の合計を815nmとすることにより、発振波長λ1 、λ2 の両方に対して反射率はほぼ極大となる。
【0057】
リア端面の誘電体膜を上記の構成とした場合について、波長と反射率との関係を図6(b)に示した。図6(b)に示すように、レーザダイオードA、Bのいずれの発振波長においても反射率がほぼ極大となり、反射率の変動が抑制される。したがって、レーザダイオードA、Bの両方に対して安定した反射率が得られる。
【0058】
本実施形態の場合にも、実施形態1の(6)式および実施形態3の(7)式に示す関係が満たされている。リア端面についても、各発振波長における光学長が、位相差の観点からλ/4の整数倍となっていれば、波長分散のある材料を用いることができる。
本実施形態によれば、実施形態3に比較して誘電体膜9a、9bの膜厚の合計を薄くすることができる。したがって、膜種の組み合わせ、あるいは成膜方法によっては成膜時間を短縮することも可能である。
【0059】
(実施形態6)
上記の実施形態1〜5においては、それぞれ発振波長λ1 、λ2 に対する反射率が同じ程度となる場合を示したが、多層コートの場合には1層目の誘電体膜の膜厚を制御することにより、各発振波長に対する反射率を異ならせることも可能である。
例えば、実施形態3に示すAl2 3 膜とアモルファスシリコン膜とを積層させた膜構成において、Al2 3 膜の膜厚を変更した例を図7(a)および(b)に示す。図7(a)はAl2 3 膜の膜厚を1010nmとした場合の波長と反射率との関係を示し、図7(b)はAl2 3 膜の膜厚を960nmとした場合の波長と反射率との関係を示す。
図7(a)および(b)においてはいずれも、一方の発振波長でノンコートの端面反射率にほぼ等しい30%強となり、他方の発振波長で50%以上の高反射率が実現されている。
【0060】
端面の反射率を変化させた場合、レーザ特性のうち、発振しきい値電流の他に微分効率も変化するため、動作電流などにも影響が生じる。これにより、用途に応じた特性に調整することが可能となる。
例えば、リア端面の反射率を高くすると、より多くの光をフロント端面から放出させることが可能となるため、大出力のレーザに好適となる。一方、フロント端面の反射率を高くすると、戻り光による出力の変動が抑制されるため、アイソレータが不要となる。また、フロントおよびリアの両端面の反射率を高くすると、発振しきい値電流を下げ、それに伴い微分効率を下げることができるため、出力制御が容易となる。
【0061】
本発明の半導体レーザの実施形態は、上記の説明に限定されない。例えば、上記の実施形態においては650nm帯と780nm帯の波長の組み合わせの場合を示したが、他の波長の組み合わせであってもよい。また、ブロードエリア型、垂直共振器型の半導体レーザ等にも適用可能である。活性層の導波構造は電流狭窄構造に限定されず、屈折率導波構造など他の構造であってもよい。
また、本発明の半導体レーザに設けられる端面コートを、複数の特定の波長の光を透過する光学部品の表面に形成することにより、光学部品の反射率を制御することが容易となる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
【0062】
【発明の効果】
本発明の半導体レーザによれば、発振波長の異なる複数のレーザ光を出射可能である半導体レーザにおいて、活性層の端面の反射率の変動を抑制し、各発振波長においてレーザ光の出力を安定させることが可能となる。
本発明の光学部品用コート膜によれば、複数の特定の波長の光を透過する光学部品において、表面の反射率の変動を抑制し、表面の反射率の制御を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は従来および本発明の実施形態1〜6に示す半導体レーザの斜視図であり、(b)は対応する上面図である。
【図2】本発明の実施形態1に係り、(a)は半導体レーザのフロント端面に形成される誘電体膜の膜厚と反射率との関係を示す図、(b)は波長と反射率との関係を示す図である。
【図3】本発明の実施形態2に係り、(a)は半導体レーザのフロント端面に形成される誘電体膜の膜厚と反射率との関係を示す図、(b)は波長と反射率との関係を示す図である。
【図4】本発明の実施形態3に係り、(a)は半導体レーザのリア端面に形成される誘電体膜の膜厚と反射率との関係を示す図、(b)は波長と反射率との関係を示す図である。
【図5】本発明の実施形態4に係り、(a)は半導体レーザのリア端面に形成される誘電体膜の膜厚と反射率との関係を示す図、(b)は波長と反射率との関係を示す図である。
【図6】本発明の実施形態5に係り、(a)は半導体レーザのリア端面に形成される誘電体膜の膜厚と反射率との関係を示す図、(b)は波長と反射率との関係を示す図である。
【図7】本発明の実施形態6に係り、(a)および(b)は波長と反射率との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…基板、2a、2b…n−クラッド層、3a、3b…活性層、4a、4b…p−クラッド層、5a、5b…キャップ層、6a、6b…ストライプ、7…発光領域(光導波路)、8…フロント端面の誘電体膜、9a…リア端面の1層目の誘電体膜、9b…リア端面の2層目の誘電体膜。

Claims (18)

  1. 同一半導体基板に形成され、それぞれ組成の異なる複数の活性層を有し、発振波長の異なる複数のレーザ光を出射する、複数のレーザ領域を有する半導体レーザであって、
    ミラー面を規定する、前記複数のレーザ領域のレーザ光出射側の後面に、複数の異なる屈折率を持つ、複数の膜を積層した、前記複数のレーザ領域に対して共通の1つのコート膜を有し、
    前記複数の膜を積層したコート膜は前記複数のレーザ光の複数の波長に関して反射率が極値となるように光学的膜厚を制御されて形成されている、
    半導体レーザ。
  2. 前記複数の膜を積層したコート膜は、層数がj(jは2以上の自然数)であり、前記発振波長の数をk(kは2以上の自然数)、前記発振波長をλi(iはからkまでの自然数)、発振波長λiにおける前記j層目のコート膜の屈折率をnij、前記j層目のコート膜の膜厚をdjとしたとき、発振波長λiにおいてそれぞれ、
    Σnij・dj/λi=mi/4
    (miは整数)
    が成り立つ
    請求項1記載の半導体レーザ。
  3. 前記発振波長の数kが2であり、a、bが整数のとき、
    λ1=a(λ2−λ1)、かつ、
    λ2=b(λ2−λ1
    が成り立つ、
    請求項2記載の半導体レーザ。
  4. 前記コート膜は誘電体からなる、
    請求項2記載の半導体レーザ。
  5. 前記複数の層が積層されて形成されたコート膜の少なくとも1層は、前記発振波長およびその近傍の波長において、屈折率が波長に依存して変化する波長分散特性を有する、
    請求項2記載の半導体レーザ。
  6. 前記発振波長およびその近傍の波長において、前記波長分散特性を有する前記コート膜は、TiO2系、SrTiO3系、カルコゲナイト系、LiNbO3を含むLiNbO系、PbTiO系、PLZT系(PbyLa1-yZrxTi1-x3)、KTP(KTiOPO4)のいずれかを含有する、
    請求項5記載の半導体レーザ。
  7. 前記発振波長の数kが2、m2−m1が偶数であり、発振波長λ1、λ2における反射率がともに極大値となる、
    請求項2記載の半導体レーザ。
  8. 前記発振波長の数kが2、m2−m1が奇数であり、発振波長λ1、λ2における反射率の一方が極大値、他方が極小値となる、
    請求項2記載の半導体レーザ。
  9. 前記発振波長の数kが2であり、前記発振波長λ1、λ2がそれぞれ650nm、780nmの近傍である、
    請求項3記載の半導体レーザ。
  10. 前記発振波長の数kが2であり、前記発振波長λ1、λ2がそれぞれ780nm、840nmの近傍である、
    請求項3記載の半導体レーザ。
  11. 前記発振波長の数kが2であり、前記発振波長λ1、λ2がそれぞれ840nm、980nmの近傍である、
    請求項3記載の半導体レーザ。
  12. 前記発振波長の数kが2であり、前記発振波長λ1が405nmの近傍、λ2が675nmまたは630nmの近傍である、
    請求項3記載の半導体レーザ。
  13. 前記発振波長の数kが2であり、前記発振波長λ1、λ2がそれぞれ520nm、650nmの近傍である、
    請求項3記載の半導体レーザ。
  14. 前記発振波長の数kが2であり、前記発振波長λ1が360nmの近傍、λ2が420nmまたは405nmの近傍である、
    請求項3記載の半導体レーザ。
  15. 前記発振波長のうち少なくとも1つにおける反射率は、前記コート膜を形成しない場合と同程度以下の低反射率であり、他の少なくとも1つの発振波長における反射率は相対的に高反射率である、
    請求項2記載の半導体レーザ。
  16. 前記低反射率はほぼ30%以下であり、前記高反射率はほぼ50%以上である、
    請求項15記載の半導体レーザ。
  17. 前記活性層は、第1導電型クラッド層と第2導電型クラッド層との層間の接合部に形成されている、
    請求項1記載の半導体レーザ。
  18. 前記活性層は電流狭窄構造を有する、
    請求項1記載の半導体レーザ。
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