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JP4616668B2 - ハイブリッド光増幅器 - Google Patents
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本発明は、光ファイバ通信システムに用いられる、光ファイバ増幅器に関するものである。
近年の高度情報化から、大容量の情報を高速に伝送できる通信システムが望まれており、高速で大容量な通信網を構築する伝送媒体として光ファイバを用いた光ファイバ通信システムが注目されている。このようなシステムでは、信号光を用いて情報を伝達するため、ネットワークの大規模化、長距離化を実現するために、信号光の減衰などに対する様々な工夫がなされている。
このような工夫の一例として、上記光ファイバ通信システムでは、適当な伝送距離ごとに光ファイバ増幅器を挿入することで、光ファイバ中を伝送して減衰した光信号を増幅することにより長距離伝送を可能としている。誘導放出を利用した光ファイバ増幅器は、増幅帯域内で波長の異なる複数の信号光を同時一括増幅できることから、これらを用いた波長多重(WDM:Wavelength division multiplexing)光伝送方式が利用されている。また、WDM光伝送方式をベースとしたフォトニックネットワークも盛んに研究されている。
一般に光増幅器をWDM伝送に適用する場合、波長の異なる複数の信号が、ほぼ均一なパワーで増幅され出力されるよう、光増幅器の利得スペクトルは平坦であることが望ましい。光増幅器の利得スペクトルの逆特性を有する利得等化器を併用し、平坦な利得スペクトルを実現するのが一般的である。
しかしながら、光増幅器では一般に信号入力状態が変化すると、利得スペクトルが変化してしまう。ある入力信号パワー条件で利得平坦を実現しても、光ファイバのスパン損失が経時変化したり、WDMチャネル数が変化することで、増幅器への入力パワーが変化することがある。この変化により、チャネル間のチャネル間出力のばらついたWDM信号が出力されることになる。この結果、出力パワーの高いチャネルは、後続の光ファイバ伝送路中で発生する非線形光学効果で劣化する。一方、出力パワーの低いチャネルは、次段の光増幅器において光信号雑音比を劣化させる原因となる。これらの必要以上の信号劣化を抑えるために、光増幅器は入力パワー変動に対し利得スペクトルを一定に保つ必要がある。
利得スペクトルを一定制御する方法として、光増幅器においては利得一定制御(AGC:Automatic Gain Control)する方法が広く用いられている(非特許文献1参照)。例えば、エルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA:Erbium-doped fiber amplifier)について考えると、EDFAの利得スペクトルは、EDFA中のエルビウムのイオン密度をNtot、このうち増幅始準位状態のエルビウムイオン密度をN、増幅終準位状態のエルビウムイオン密度をNとすると(Ntot=N+N)、次の式で表される。
Figure 0004616668
ここで、Lはエルビウム添加ファイバ(EDF)の長さ、g(λ)は単位長さあたりの完全反転分布状態での利得、α(λ)は単位長さあたりの吸収を表している。g,α,Lは励起光パワーや入力信号のパワーに依存せず一定である。Nのみが励起光パワーと信号光入力パワーに依存する値であり、式(1)から分かるように、Nの値によってEDFAの利得スペクトルG(λ)は一意に決定する。Nは、励起光パワーなどを変化させることで、一定となるように制御することが可能であり、これによりAGC制御すれば、利得スペクトルを一定に制御することができる。ファイバラマン増幅器、光ファイバパラメトリック増幅器、半導体増幅器などについても、EDFAと同様、AGC制御により、光スペクトルを一定に制御することが可能である。
通常、光増幅器でAGC制御する際には、増幅器の信号の総入力と総出力をモニタし、それを用いて利得=(信号の総出力/信号の総入力)を計算する。その上で、それが一定となるように、増幅器の励起手段にフィードバック制御するのが一般的である。これにより光増幅器の入力信号パワーについて信号波長やチャネル数が変化しても、利得スペクトルを一定に制御できる。
さて、光増幅器としては、複数の光増幅器を直列接続するハイブリッド光増幅器がある。具体的にこれまで報告されたハイブリッド光増幅器の例としては、ファイバラマンアンプ(FRA:Fiber Raman amplifier)とEDFA(非特許文献2参照)、FRAとツリウム添加光ファイバアンプ(TDFA:Thulium doped fiber amplifier)(非特許文献3参照)、TDFAとEDFA(非特許文献4参照)、FRAと光パラメトリック増幅器(OPA:Optical fiber parametric amplifier)(非特許文献5参照) などの光増幅ユニットを組み合わせたハイブリッド光増幅器などが報告されているが、このほかにも半導体増幅器(SOA:Semi-conductor optical amplifier) 、FRA、TDFA、EDFA、OPAなどを含めた任意の2組以上の光増幅ユニットの組合せが考えられる。
これらのハイブリッド光増幅器において、利得制御を困難としているのは、構成する光増幅ユニットそれぞれが利得等化されていないという点である。図1には、TDFA光増幅ユニットとEDFA光増幅ユニットの直列接続によるハイブリッド光増幅の利得スペクトルの例を示す。これら増幅ユニットを直列接続することで、TDFAで大きな利得が得られる。1460−1490nm、EDFAで大きな利得が得られる1520−1560nmに加えて、その中間領域である1490−1520nmにおいてもTDFAとEDFAの相互の利得を掛け合わせることで、比較的高い利得が得られることが分かる。光増幅器はこの中間領域も含めて全体を利得等化する必要があり、各光増幅ユニットでの利得等化は行わないのが妥当である。
Emmanuel Desurvier著、"ERBIUM−DOPED FIBER AMPLIFIERS Principles and Applications" Wiley-Interscience Publication H. Masuda, "Review of wideband hybrid amplifiers", Proc. OFC2000, Paper TuA1, 2000 H. Masuda, S. Aozawa and M. Shimizu, "Ultra-wide-band hybrid amplifier consisting of two dispersion-compensating fibers for Raman amplification and thulium-doped fiber" Electron Letter. Vol. 38 No.11 pp. 500-502, 2002 T.Sakmoto,et al, "High-gain hybrid amplifier consisting of cascaded fluoride-based TDFA and silica-based EDFA in 1458-1540 nm wavelength region" ,ELECTRONIC LETTERS 3rd 37,No.7,2003 Min-Chem Ho et, al, "200-nm-bandwidth fiber optical amplifier combining parametric and Raman gain"J. Lightwave Technol, Vol. 19, No.7, pp977-981, 2001 M.Fukui et al, "1580nm band all-optical ADM node prototype equipped with fast automatic level control" in Proc. 24tg European conference on optical communication(ECOC'98), pp 571-572, 1998 J.F.Massicott et al, "1480nm pumped crbium-doped fiber amplifier with automatic gain control" Electronics Letters, Vol.30, No.12 pp 962-964, 1994
しかしながら、全く利得スペクトルの異なる2つ以上の光増幅ユニットを直列接続した場合、それらユニットの利得は、お互い独立であり、かつ入力信号パワーや入力信号波長、入力信号チャネル数、励起光パワーの変動に対して、利得スペクトルが別々の挙動をふるまう。
そこで、全体の利得スペクトルを一定制御するためには、個々の光増幅器ユニット(アンプ)の利得スペクトルが一定、すなわち、利得スペクトルが上記変動によって変化しないようにしなくてはならない。広く一般に用いられている、光増幅器の入力パワーと出力パワーをモニタして全体の利得の誤差信号を算出し、該誤差信号により全体の利得を一定にするような制御方法をハイブリッド光増幅器に適用する場合、全体の利得は一定としても、個々の光増幅ユニットの利得配分がずれてしまい、利得スペクトルが一定とならない可能性がある。
また、光増幅器の増幅媒体の励起手段の変化(励起パワーの変化等)に対する個々の利得スペクトルの変化は、光増幅ユニット毎にばらばらである。このため、全体の利得の誤差信号一つを用いて、各光増幅ユニットの励起手段にフィードバックする方法では、上記ばらばらのスペクトル変化を一つの誤差信号で対応しなければならず、各励起手段を動かす動かし方が複雑となってしまう。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、利得スペクトルが異なり、かつそれぞれが必ずしも平坦ではない2種類以上の光増幅ユニットを直列接続するハイブリッド光増幅器の利得スペクトルを精度良く制御することが可能なハイブリッド光増幅器を提供することにある。
請求項記載の発明は、入力された光を増幅する光増幅用媒体および該光増幅用媒体を励起する励起手段を有する光増幅ユニットをn(n≧2)ユニット備え、該nユニットの光増幅ユニットの光増幅用媒体は合計で2種類以上であり、かつ前記nユニットの光増幅ユニットはそれぞれ直列の接続されたハイブリッド光増幅器において、前記nユニットの光増幅ユニットのうち(n−)ユニット(n>m≧1)の光増幅ユニットの利得スペクトルを個々に一定となるように制御し、かつ該制御を行わない残りのm個の光増幅ユニットに対して前記ハイブリッド光増幅器の全体の利得スペクトルが一定となるように制御する利得制御手段を備えることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1に記載の発明において、m=1であることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記利得制御手段は、前記nユニットの光増幅ユニットのうち少なくとも1つの光増幅ユニットの前記光増幅用媒体に対する励起光の入力パワーおよび出力パワーをそれぞれ前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に検出し、該少なくとも1つの光増幅ユニット毎に検出された、入力パワーに関連する入力電気信号および出力パワーに関連する出力電気信号を、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力する検出手段と、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力された、入力電気信号と出力電気信号とにより、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に前記励起光の損失を計算し、該損失に関連する損失電気信号を前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力する励起光損失算出手段と、該少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力された損失電気信号とあらかじめ設定した目標値に関連する目標信号との誤差信号を、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に抽出する抽出手段と、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に抽出された誤差信号の各々に対して対応する光増幅ユニットが有する励起手段をそれぞれ、誤差信号が零となるように制御する励起制御手段とを含むことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、入力された、信号光と制御用チャネルとを合波する合波手段をさらに備え、前記利得制御手段は、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの前記光増幅用媒体に対する前記制御用チャネルの入力パワーおよび出力パワーをそれぞれ前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に検出し、該少なくとも1つの光増幅ユニット毎に検出された、入力パワーに関連する入力電気信号および出力パワーに関連する出力電気信号を、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力する検出手段と、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力された、入力電気信号と出力電気信号とにより、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に前記制御用チャネルの利得を計算し、該利得に関連する利得電気信号を、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力する利得算出手段と、該少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力された利得電気信号とあらかじめ設定した目標値に関連する目標信号との誤差信号を、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に抽出する抽出手段と、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に抽出された誤差信号の各々に対して対応する光増幅ユニットが有する励起手段をそれぞれ、誤差信号が零となるように制御する励起制御手段とを含むことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記利得制御手段は、前記ハイブリッド光増幅器に対する信号光の入力パワーおよび出力パワーをそれぞれ検出し、該入力パワーに関連する入力電気信号および前記出力パワーに関連する出力電気信号を出力する検出手段と、前記入力電気信号と前記出力電気信号とにより、前記信号光の利得を計算し、該利得に関連する利得電気信号を出力する利得算出手段と、該利得電気信号とあらかじめ設定した目標値に関連する目標信号との誤差信号を抽出する抽出手段と、前記nユニットの光増幅ユニットのうち少なくとも1つの光増幅ユニットが有する励起手段をそれぞれ、誤差信号が零となるように制御する励起制御手段とを有する制御手段を含むことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記利得算出手段は、前記検出手段にて実測したハイブリッド光増幅器の出力パワーから所定の定数を引き算したものに関連する電気信号と前記入力電気信号とにより前記利得を計算することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記利得制御手段は、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つにおいてレーザキャビティを構成し、該レーザキャビティにおいてレーザ発振を起こすことで、前記少なくとも1つの光増幅ユニットの利得スペクトルを一定にする制御を行うことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体は希土類添加光ファイバであり、該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記希土類添加光ファイバに対する励起光を励起することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体はエルビウム添加光ファイバであり、該光増幅ユニットの前記励起手段は、エルビウム添加光ファイバに対する励起光を励起することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体はツリウム添加光ファイバであり、該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記ツリウム添加光ファイバに対する励起光を励起することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体は光ファイバであり、該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記光ファイバに対する励起光を励起し、該励起光により誘導ラマン散乱を発生させて光増幅を行うことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体は光ファイバであり、該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記光ファイバに対する励起光を励起し、該励起光によりパラメトリック増幅を行うことを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体は半導体アンプあり、該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記半導体アンプに対する励起光を励起するか、または前記半導体アンプに電流注入することを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記励起手段は、前記ツリウム添加光ファイバに対して、互いに波長の異なる第1の励起光および第2の励起光のうち、第1の励起光として1420±100nm、もしくは1050±70nmの波長のものを、第2の励起光として1200nm±100nm、1650±150nmのものを入射することを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項3乃至6のいずれかに記載の発明において、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体はツリウム添加光ファイバであり、該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記ツリウム添加光ファイバに対して、互いに波長の異なる第1の励起光および第2の励起光を励起し、前記第1の励起光として1420±100nm、もしくは1050±70nmの波長のものを、前記第2の励起光として1200nm±100nm、1650±150nmのものを入射し、前記励起制御手段は、前記誤差信号が零となるように前記第1の励起光を制御し、前記誤差信号によらず前記第2の励起光を一定に制御することを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項3乃至6のいずれかに記載の発明において、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体はツリウム添加光ファイバであり、該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記ツリウム添加光ファイバに対して、互いに波長の異なる第1の励起光および第2の励起光を励起し、前記第1の励起光として1420±100nm、もしくは1050±70nmの波長のものを、前記第2の励起光として1200nm±100nm、1650±150nmのものを入射し、前記励起制御手段は、前記誤差信号が零となるように、前記第1の励起光および前記第2の励起光を制御することを特徴とする。
請求項17記載の発明は、請求項3乃至6のいずれかに記載の発明において、前記利得制御手段は、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つにおいてレーザキャビティを構成し、該レーザキャビティにおいてレーザ発振を起こすことで、前記少なくとも1つの光増幅ユニットの利得スペクトルを一定にする制御を行い、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体はツリウム添加光ファイバであり、該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記ツリウム添加光ファイバに対して、互いに波長の異なる第1の励起光および第2の励起光を励起し、前記第1の励起光として1420±100nm、もしくは1050±70nmの波長のものを、前記第2の励起光として1200nm±100nm、1650±150nmのものを入射し、前記励起制御手段は、前記誤差信号が零となるように前記第1の励起光を制御し、前記誤差信号によらず前記第2の励起光を一定に制御することを特徴とする。
請求項18記載の発明は、請求項3乃至6のいずれかに記載の発明において、前記利得制御手段は、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つにおいてレーザキャビティを構成し、該レーザキャビティにおいてレーザ発振を起こすことで、前記少なくとも1つの光増幅ユニットの利得スペクトルを一定にする制御を行い、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体はツリウム添加光ファイバであり、該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記ツリウム添加光ファイバに対して、互いに波長の異なる第1の励起光および第2の励起光を励起し、前記第1の励起光として1420±100nm、もしくは1050±70nmの波長のものを、前記第2の励起光として1200nm±100nm、1650±150nmのものを入射し、前記励起制御手段は、前記誤差信号が零となるように、前記第1の励起光および前記第2の励起光を制御することを特徴とする。
請求項1記載の発明は、請求項14乃至1のいずれかに記載の発明において、前記第2の励起光を信号光の進行方向と反対方向から前記増幅用媒体に入力することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、利得スペクトルが異なり、それらは利得等化されていない、2つ以上の光増幅ユニットを直列接続したハイブリッド光増幅器において、増幅器への入力信号のパワーや波長やチャネル数が変化した場合にも、比較的単純な構成やアルゴリズムで、良好に利得スペクトルを一定に制御することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の一実施形態は、ハイブリッド光増幅器を構成する、それぞれ直列に接続された複数の光増幅ユニットにおいて、すべての光増幅ユニットの利得スペクトルを個々に一定となるように制御することを特徴とする。全体の利得スペクトルを一定となるように制御するためには、ハイブリッド光増幅器を構成する、個々の光増幅ユニットの利得を一定にする必要がある。そのため、従来のように、増幅器全体の利得をモニタし、それが一定となるよう制御するのではなく、各光増幅ユニットの利得スペクトルが一定となるよう制御するのである。
本明細書において、「全体の利得スペクトル」とは、ハイブリッド光増幅器の利得スペクトルのことを指す。すなわち、ハイブリッド光増幅器を構成するそれぞれの光増幅ユニットの利得を足し合わせたスペクトルを指す。
また、本明細書において、「光増幅器の利得スペクトルを個々に一定にする」とは、ハイブリッド光増幅器を構成する光増幅器(光増幅ユニット)それぞれの利得スペクトルを、光増幅器への入力信号のパワー、入力信号の波長やチャネル数の変化に依らず、一定にすることを指す。
このように、光増幅ユニットごとにフィードバック制御系が独立しているため、お互いが干渉しないと言う利点がある。ただし、上述の構成では、ハイブリッド光増幅器全体の利得については制御していない。
そこで、ハイブリッド増幅器の全体の利得を制御するようにしても良い。この制御により、各光増幅ユニット間に大きな光損失が生じた場合であっても、所望の全体利得を得ることができる。ここで、ハイブリッド光増幅器の全体の利得を制御しなければ、所望の全体の利得を得ることができない、というわけではない。すなわち、ハイブリッド光増幅器の全体の利得を制御しなくても、所望の全体利得を得ることができる。
本発明の一実施形態では、ハイブリッド光増幅器の全体の利得を制御するために、ハイブリッド光増幅器を構成する、それぞれ直列に接続されたn個(n≧2)の光増幅ユニットのうち、入力側から1番目〜(n−1)番目の光増幅ユニットを、利得スペクトルが個々で一定となるように制御した上で、全体の利得スペクトルが一定となるように残り1ユニットを制御するようにすればよい。全体の利得スペクトルを一定に制御するためには、個々の光増幅ユニットの利得スペクトルが一定となる必要がある。従来の、光増幅器の入出力パワーをモニタして、算出した利得を一定とする制御に加えて、(n−1)台分の光増幅ユニットを利得スペクトルが個々に一定となるよう制御する。
また、別の実施形態では、ハイブリッド光増幅器を構成する、それぞれ直列に接続されたn個の光増幅ユニットのうち、入力側から1番目〜(n−m)(n>m≧1)番目の光増幅ユニットを、利得スペクトルが個々で一定となるように制御した上で、全体の利得が一定となるように残りのmユニットを制御する。全体の利得スペクトルを一定に制御するためには、個々の光増幅ユニットの利得スペクトルが一定となる必要がある。従来の、光増幅器の入出力パワーをモニタして、算出した利得を一定とする制御に加えて、(n−m)台分の光増幅ユニットの利得スペクトルが個々に一定となるよう制御する。ただしこの方法が有効なのは、m台の同じ種類の光増幅ユニットが存在する場合である。
このようなハイブリッド光増幅器全体の利得をモニタしてそれを用いて制御する場合、出力に増幅された自然放出光(ASE:Amplified spontaneous emission)が増幅された信号と共に出力され、制御誤差の原因となる場合がある。特にハイブリッド光増幅器においては増幅帯域が広い場合が多く、ASE光による制御誤差は、通常の光増幅器の場合よりさらに顕著である。利得が一定の場合に、ASE光パワーは定数となることが多いため、このASEパワー分を出力から引き算し、利得=(増幅器出力−ASEパワーに相当する定数)/増幅器入力、により計算すると、制御精度をさらに上昇させることができる。
また、ハイブリッド光増幅器の全体利得をモニタし、制御すると、ある程度の利得偏差は出るかも知れないが、内部損失増加に対して出力が落ちない制御を実現することができる。ただし、このとき、励起手段へのフィードバック制御のループが2重になっているため、さらに安定動作させるために、それぞれの制御時定数を大幅に変えることが望ましい。もしくは片方のループが動作しているときにはもう片方のループの制御を止める、などの工夫を行えば良い。
さて、本発明の一実施形態では、構成する一部もしくは全ての光増幅ユニットの利得を、ユニット毎に利得制御している。このとき、光増幅ユニットの利得スペクトルは、必ずしも利得等化されていなくても良い。すなわち、利得スペクトルを利得等化する制御を行う必要がない。
しかしながら、従来のハイブリッド光増幅器では、各光増幅ユニットの利得スペクトルは利得等化されていなければならない。すなわち、入力パワーと出力パワーとをモニタして利得を計算し、それが一定となるように励起手段を制御する、従来のシングルユニットをハイブリッド光増幅器に適用するには各ユニットについて上述の利得等化を行わなければならない。さらに、上述のシングルユニットをハイブリッド光増幅器に適用すると、WDM信号のチャネル数変動や、信号波長変動が起こった場合に利得スペクトルを一定に制御するのは困難となる。
本発明の一実施形態では、各光増幅ユニット毎に利得スペクトルについて利得等化を必ずしも必要とせず、上記困難を解消し、利得スペクトルを精度良く制御することができる。
本発明の一実施形態において、ハイブリッド光増幅器を構成する光増幅ユニット毎に利得スペクトルを制御する方法としては、(1)光増幅ユニットの増幅媒体中の励起光の損失を一定に制御する方法、(2)利得制御用チャネルを設置し、各光増幅ユニットでその利得制御用チャネルにおける利得をモニタし、それが一定となるように制御する方法、(3)光増幅ユニット内で増幅媒体を用いたレーザキャビティを作成し、レーザ発振を起こして利得を一定とする方法などを行えば良い。
光増幅ユニットの光増幅媒体としては、エルビウム添加光ファイバ(EDF:Erbium-doped fiber)、ツリウム添加ファイバ(TDF:thulium-doped fiber)などの希土類添加光ファイバ、ラマン増幅用光ファイバ、光パラメトリック増幅用光ファイバ、半導体アンプ用増幅部などを用いることが出来る。
なお、光増幅ユニットにツリウム添加光ファイバを用いる場合、2種類の波長の異なる励起光を用いると制御精度が良くなる。この場合、第1の励起光として波長が1420±100nm、1050±70nm、などの励起光が、第2の励起光の波長として、1200nm±100nm、1650±150nmの励起光を用いることが可能である。第2の励起光は、パワーを一定として入力したり、その損失が一定となるように制御したりすることで制御精度が上昇する。さらに、第2の励起光は信号の進行方向と反対方向から入力すると、制御精度が上昇する。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明は、下記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることは言うまでもない。
(第1の実施例)
図2は、本発明の第1の実施例に係る、ハイブリッド光増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。
図2において、ハイブリッド光増幅器20は、2種類以上のn台(n≧2)の光増幅ユニット21−1〜21−nを備え、それらは、入力側(図2の左側)から光増幅ユニット21−1、21−2・・・21−nの順番で出力側(図2の右側)へと直列に、光ファイバ等の光導波手段を介して光学的に接続されている(単に、「光学的に接続する」とも呼ぶ)。
光増幅ユニット21−1は、入力された光を増幅する手段としての増幅媒体22−1、分岐器23、24、増幅媒体への励起光をモニタする手段としての検出器25、増幅媒体21−1を励起する手段としての励起光源26−1、増幅媒体からの励起光出力パワーをモニタする手段としての検出器27、電気制御回路28を備えている。なお、分岐器23は、入力された光のうち励起光源26−1から発振された励起光のみを一方の出力端から出力し、残りの光を他方の出力端から出力する機能を有する。電気制御回路28は、誤差信号抽出手段29、記憶手段30、および損失計算手段31を備えている。
なお、本実施例において、分岐器23は、入力された光のうち励起光源26−1から発振された励起光のみを所定の割合で一方の出力端から出力し、残りの光を他方の出力端から出力する機能を有するようにしても良い。このときは、励起光源26−1の励起光の波長をカットするフィルタを分岐器23と増幅媒体22−2との間に設ければよい。
光増幅ユニット21−1では、増幅媒体22−1の入力側には、信号光を発生する光源(不図示)が光学的に接続されており、出力側には、分岐器23が光学的に接続されている。分岐器23の一方の出力端には、検出器27が光学的に接続されており、この一方の出力端から励起光源26−1からの励起光を出力する。また、分岐器23の他方の出力端には、光増幅ユニット21−1の後段のユニットである光増幅ユニット22−2の増幅媒体22−2が光学的に接続されている。また、分岐器24の入力端には励起光源26−1が光学的に接続されており、一方の出力端には検出器25が光学的に接続されている。この分岐器24は、他方の出力端から励起光源26−1から入射された励起光を増幅媒体22−1に適切に入射できるように配置されている。
検出器25および検出器27の出力端には、励起光の損失を計算して出力する手段としての損失計算手段31が、導線等を介して電気的に接続されている(単に、「電気的に接続する」とも呼ぶ)。損失計算手段31は、計算された励起光の損失と予め設定された目標値との誤差を抽出し、該誤差信号を出力する誤差信号抽出手段29に電気的に接続されている。誤差信号抽出手段29は、予め設定された目標値に関連する目標値情報を記憶する記憶手段30に電気的に接続されている。なお、上記目標値は、所定の利得値に相当する励起光損失量となるように設定される。このような構成の電気制御回路28は、励起光源26−1に電気的に接続されている。
光増幅ユニット21−2〜21−nについても、上述した光増幅ユニット22と同様の構成要素を備えている。ただし、各ユニットの増幅媒体22−1〜22−nについては、全体で2種類以上の増幅媒体を用いるようにする。また、各光増幅ユニットの励起光源は、対応する増幅媒体に応じて選択される。また、各光増幅ユニットの分岐器23は、そのユニットの励起光源からの励起光を選択的に分岐するように設定される。
本実施例では、上述の構成により、光増幅器への信号入力状態(総入力パワー、入力波長、入力チャネルなど)が変化しても、増幅器への励起光の損失を一定に制御することにより、利得スペクトルを制御することが可能である。電気制御回路は、上述の誤差に関連する誤差信号が零となるように増幅媒体22−1の励起光パワーを制御する。すなわち、励起光源26−1からの励起光パワーについて、励起光の損失が増加した場合は励起光パワーを上昇させ、励起光の損失が減少した場合には励起光パワーを下降させるように制御を行う。
増幅媒体としては、希土類添加光ファイバ(EDF、TDF)、ラマン増幅用光ファイバ、光パラメトリック増幅用ファイバ、光励起用半導体アンプなどが用いられる。励起光源には、それぞれに対応した波長、線幅、パワーなどを有した励起光源を用いる。
以下、本実施例に係るハイブリッド光増幅器の動作を説明する。
信号光が光増幅ユニット22−1に入力されると、励起光源26−1からの励起光は、分岐器24を介して増幅媒体22−1に入射する。よって、信号光は増幅媒体22−1に入射すると増幅され、励起光と共に出射される。このとき、励起光は、分岐手段24によって検出器25にも入射される。このようにして、増幅媒体22−1に入射される励起光のパワーはモニタされる。
また、増幅媒体22−1から出射された信号光と励起光とは、分岐器23に入射され、分岐器23により、励起光は検出器27に出射される。このようにして、増幅媒体22−1から出射された励起光のパワーはモニタされる。検出部25、27ではそれぞれ、モニタ結果を基にそれぞれの出力値に関連する電気信号を損失計算手段31に送る。
損失計算手段31は、検出器25、27から出力された電気信号により、励起光の損失を計算し、該損失に関連する損失信号を誤差信号抽出手段29へと出力する。誤差信号抽出手段29は、記憶手段30に記憶された目標情報に関連する目標信号と、計算された励起光の損失信号とを比較して誤差信号を抽出し出力する。電気制御回路28は、出力された誤差信号が零となるように励起光源26−1を制御する。誤差信号=損失信号−目標信号と定義した場合、誤差信号が正の場合には励起光パワーを上昇させる方向に、誤差信号が負の場合には励起光パワーを下降させる方向に制御する。
一方、信号光は分岐器23にて後段の光増幅ユニット22−2へと入力される。光増幅ユニット22−2〜22−nでは上述の光増幅ユニット22−1と同様な動作が行われる。
このようにして、ハイブリッド光増幅器20を構成する各光増幅ユニット21−1〜21−nのそれぞれの利得スペクトルを個々に一定にすることができる。
(第2の実施例)
図3は、本発明の第2の実施例に係る、ハイブリッド光増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。
図3において、ハイブリッド光増幅器30は、2種類以上のn台(n≧2)の光増幅ユニット33−1〜33−nを備え、それらは、入力側(図3の左側)から光増幅ユニット33−1、33−2・・・33−nの順番で出力側(図3の右側)へと直列に、光学的に接続されている。
光増幅ユニット33−1は、増幅媒体22−1、検出器25、励起光源26−1、検出器27、分岐器35、電気制御回路37を備えている。なお、分岐器35は、入力された光のうち、制御用チャネルのみを所定の割合で一方の出力端から出力し、残りの光を他方の出力端から出力する機能を有する。電気制御回路37は、誤差信号抽出手段38、記憶手段39、および利得計算手段40を備えている。
光増幅ユニット33−1では、分岐器35の入力側には、WDMカプラ34が光学的に接続されており、WDMカプラ34の一方の入力端には、信号光を発生する光源(不図示)が光学的に接続され、他方の入力端には、制御用チャネル36が設けられている。分岐器35の一方の出力端には、検出器25が光学的に接続されており、この一方の出力端から制御用チャネルを出力する。また、分岐器35の他方の出力端には、増幅媒体22−1が光学的に接続されている。増幅媒体22−1の出力側には、分岐器35が光学的に接続されている。分岐器35の一方の出力端には、検出器27が光学的に接続されており、この一方の出力端から励起光源26−1からの制御用チャネルを出力する。また、分岐器35の他方の出力端には、光増幅ユニット33−1の後段のユニットである光増幅ユニット33−2の分岐器35が光学的に接続されている。励起光源26−1は、増幅媒体22−1に適切に励起光を入射できるように配置されている。
検出器25および検出器27の出力端には、制御用チャネルの利得を計算して出力する手段としての利得計算手段40が電気的に接続されている。利得計算手段40は、計算された制御用チャネルの利得と予め設定された目標値との誤差を抽出し、該誤差信号を出力する誤差信号抽出手段38に電気的に接続されている。誤差信号抽出手段38は、予め設定された目標値に関連する目標値情報を記憶する記憶手段39に電気的に接続されている。なお、上記目標値は、所定の利得値となるように設定される。このような構成の電気制御回路37は、励起光源26−1に電気的に接続されている。
光増幅ユニット33−2〜33−nについても、上述した光増幅ユニット33−1と同様の構成要素を備えている。ただし、各ユニットの増幅媒体33−1〜33−nについては、全体で2種類以上の増幅媒体を用いるようにする。また、各光増幅ユニットの励起光源は、対応する増幅媒体に応じて選択される。
本実施例では、上述の構成により、光増幅器への信号入力状態(総入力パワー、入力波長、入力チャネルなど)が変化しても、制御用チャネルの利得が一定となるように励起光源を制御することにより、利得スペクトルを制御することが可能である(非特許文献6参照)。電気制御回路37は、上述の誤差に関する誤差信号が零となるように増幅媒体22−1の励起光パワーを制御する。すなわち、励起光源26−1からの励起光パワーについて、制御用チャネルの利得が減少した場合は励起光パワーを上昇させ、減少した場合には励起光パワーを下降させるように制御を行う。
増幅媒体としては、希土類添加光ファイバ(EDF、TDF)、ラマン増幅用光ファイバ、光パラメトリック増幅用ファイバなどが用いられる。励起手段としては、それぞれに対応した波長、線幅、パワーなどを有した励起光源が用いられる。増幅媒体として半導体光増幅器(半導体アンプ)も用いることができ、その場合励起手段としては、電流注入による励起および光励起などが可能である。
以下、本実施例に係るハイブリッド光増幅器の動作を説明する。
信号光がハイブリッド光増幅器32に入力されると、信号光および制御用チャネルはWDMカプラ34にて合波され、該合波光は分岐器35に入射する。このとき、励起光源26−1からの励起光は増幅媒体22−1に入射する。分岐器35では、合波光のうち制御用チャネルのみ所定の割合で検出器25へと一方の出力端から出射し、残りの光(信号光+制御用チャネル)は増幅媒体22−1へと入射する。このようにして、増幅媒体22−1に入射される制御用チャネルのパワーはモニタされる。
増幅媒体22−1に入射された合波光は、増幅媒体22−1にて増幅され、分岐器35に入射し、分岐器35により、制御用チャネルは検出器27に出射される。このようにして、増幅媒体22−1から出射された制御用チャネルのパワーはモニタされる。検出部25、27ではそれぞれ、モニタ結果を基にそれぞれの出力値に関連する電気信号を利得計算手段40に送る。
利得計算手段40は、検出器25、27から出力された電気信号により、制御用チャネルの利得を計算し、該利得に関連する利得信号を誤差信号抽出手段38へと出力する。誤差信号抽出手段38は、記憶手段39に記憶された目標情報に関連する目標信号と、計算された制御用チャネルの利得信号とを比較して誤差信号を抽出し出力する。電気制御回路28は、出力された誤差信号が零となるように励起光源26−1を制御する。誤差信号=利得信号−目標信号と定義した場合、誤差信号が正の場合には励起光パワーを上昇させる方向に、誤差信号が負の場合には励起光パワーを下降させる方向に制御する。
一方、分岐器35にて分岐された、信号光および制御用チャネルは後段の光増幅ユニット33−2へと入力される。光増幅ユニット33−2〜33−nでは上述の光増幅ユニット33−1と同様な動作が行われる。
このようにして、ハイブリッド光増幅器32を構成する各光増幅ユニット33−1〜33−nのそれぞれの利得スペクトルを個々に一定にすることができる。また、本実施例では、外部光源である信号光を発生する光源1つをn個の光増幅ユニットで共有することができる。
(第3の実施例)
図4は、本発明の第3の実施例に係る、ハイブリッド光増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。
図4において、ハイブリッド光増幅器41は、2種類以上のn台(n≧2)の光増幅ユニット42−1〜42−nを備え、それらは、入力側(図4の左側)から光増幅ユニット42−1、42−2・・・42−nの順番で出力側(図4の右側)へと直列に、光学的に接続されている。
光増幅ユニット42−1では、増幅帯域の一部の帯域の光を分岐するWDMカプラ43の入力側には、信号光を発生する光源(不図示)が光学的に接続されている。WDMカプラ43の一方の出力端には、切り出した波長域を反射させるミラー45が配置されており、この一方の出力端から上記一部の帯域の光をミラー45へと出力する。WDMカプラ43の他方の出力端には、増幅媒体22−1が光学的に接続されている。このWDMカプラ43は、一方に出力端から入射された上記一部の帯域の光を他方の出力端から出力する機能を有する。
増幅媒体22−1の出力側には、増幅帯域の一部の帯域の光を分岐するWDMカプラ44が光学的に接続されている。WDMカプラ44の一方の出力端には、ミラー45が配置されており、この一方の出力端から上記一部の帯域の光をミラー45へと出力する。また、WDMカプラ44の他方の出力端には、光増幅ユニット42−1の後段のユニットである光増幅ユニット42−2のWDMカプラ43が光学的に接続されている。励起光源26−1は、増幅媒体22−1に適切に励起光を入射できるように配置されている。
光増幅ユニット42−2〜42−nについても、上述した光増幅ユニット42−1と同様の構成要素を備えている。ただし、各ユニットの増幅媒体42−1〜42−nについては、全体で2種類以上の増幅媒体を用いるようにする。また、各光増幅ユニットの励起光源は、対応する増幅媒体に応じて選択される。
このように、WDMカプラ43、44およびミラー45を増幅媒体21−1の両端に設置することで、WDMカプラ43、44が分波した波長におけるレーザキャビティが構成され、この波長でレーザ発振が起こる。このレーザ発振により増幅媒体21−1の利得が固定され、光増幅器への信号入力状態(総入力パワー、入力波長、入力チャネル数など)が変化しても、利得スペクトルを制御することが可能となる。
このようにして、ハイブリッド光増幅器41を構成する各光増幅ユニット42−1〜42−nのそれぞれの利得スペクトルを個々に一定にすることができる。
本実施例では、レーザキャビティを構成する方法として、WDMカプラと反射ミラーを用いたが、これに限定されない。例えば、図12(a)に示すように、増幅媒体22の両端にWDMカプラ43、44を設置し、それらを接続することでリングレーザキャビティを作成する方法であっても良い。また、図12(b)に示すように、増幅媒体22の両端に狭波長帯域を反射するフィルタ60(ファイバブラッググレーティング等)を用いてレーザキャビティを構成するようにしても良い(非特許文献7参照)。
増幅媒体としては、希土類添加光ファイバ(EDF、TDF)、ラマン増幅用光ファイバ、光パラメトリック増幅用ファイバなどが用いられる。励起媒体としては、それぞれに対応した波長、線幅、パワーなどを有した励起光源が用いられる。増幅媒体として半導体アンプも用いることが出来、その場合励起手段としては、電流注入による励起および光励起などが可能である。
なお、本実施例に係るレーザキャビティを構成する方法を、本発明の他の実施例と組み合わせることができる。すなわち、レーザキャビティを用いる方法と励起光の損失を用いる方法(例えば第1の実施例)との組み合わせ、レーザキャビティを用いる方法と制御用チャネルや信号光の利得を用いる方法(例えば第2の実施例や、第4の実施例)との組み合わせ、レーザキャビティを用いる方法と励起光の損失および信号光(または制御用チャネル)の利得を用いる方法(第5の実施例)との組み合わせなどいずれの組み合わせを用いることもできる。
(第4の実施例)
図5は、本発明の第4の実施例に係る、ハイブリッド光増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。
図5において、ハイブリッド光増幅器46は、2種類以上のn台(n≧2)の光増幅ユニット47−1〜47−nを備え、それらは、入力側(図5の左側)から光増幅ユニット47−1、47−2・・・47−nの順番で出力側(図5の右側)へと直列に、光学的に接続されている。本実施例において、光増幅ユニット47−1〜47−n−1は、図2に示した第1の実施例の光増幅ユニット21−1〜21−n−1と同様の構成である。
光増幅ユニット47−n(n番目の光増幅ユニット)は、増幅媒体22−n、励起光源26−n、電気制御回路48を備えている。電気制御回路48は、誤差信号抽出手段38、記憶手段39、および利得計算手段40を備えている。
図5において、分岐器49の一方の出力端には、検出器50が光学的に接続されており、この一方の出力端から入力された信号光を出力する。分岐器49の他方の出力端には、光増幅ユニット47−1の増幅媒体22−1が光学的に接続されている。光増幅ユニット47−1〜47−n−1は、図2に示すように接続されており、光増幅ユニット47−n−1の分岐器23の一方の出力端は、該ユニットの後段のユニットである光増幅ユニット47−nの増幅媒体22−nに光学的に接続されている。励起光源26−nは、増幅媒体22−nに適切に励起光を入射できるように配置されている。
増幅媒体22−nの出力端は、分岐器49が光学的に接続されており、分岐器49の一方の出力端には、検出器51が光学的に接続されており、この一方の出力端から励起光源26−nからの信号光を出力する。検出器50および検出器51の出力端には利得計算手段40が電気的に接続されている。このような構成にすることで、利得計算手段40には、ハイブリッド光増幅器46に入力した信号光のパワーに関する電気信号と、ハイブリッド光増幅器46から出力する信号光のパワーに関する信号とが送られる。
本実施例では、このような構成により、光増幅器への信号入力状態(総入力パワー、入力波長、入力チャネル数など)が変化しても、光増幅器内の励起光の損失を一定に制御することにより、利得スペクトルを一定に制御することが可能である。励起光の損失が増加した場合は励起光パワーを上昇させ、励起光の損失が減少した場合には励起光パワーを下降させるように制御を行う。
加えて、検出器50、51により、ハイブリッド増幅器46全体の入力および出力をモニタし、それを用いて利得を計算し、目標の利得との誤差信号を抽出し、それを元に励起光源26−nを制御する電気制御回路48が備えられている。電気制御回路48は残りの1台の光増幅ユニット47−n中の励起光源26−nを、全体の利得が一定となるように制御する。これにより、ハイブリッド増幅器全体の利得を一定とすることが出来る。
増幅媒体としては、希土類添加光ファイバ(EDF、TDF)、ラマン増幅用光ファイバ、光パラメトリック増幅用ファイバ、光励起用半導体アンプなどが用いられる。励起光源には、それぞれに対応した波長、線幅、パワーなどを有した励起光源を用いる。
本実施例では、入力側からn−1台の光増幅ユニットを制御する方法として励起光の吸収を一定に制御する方法を用いたが、この他に第2の実施例に記した制御用チャネルを設ける方法や、第3の実施例に示した増幅器内でレーザ発振を起こす方法なども用いることが可能である。
このように、本実施例では、ハイブリッド光増幅器46を構成する各光増幅ユニット21−1〜21−n−1のそれぞれの利得スペクトルを個々に一定にすることができ、かつハイブリッド光増幅器全体の利得スペクトルを一定にすることができる。
なお、本実施例では、ハイブリッド光増幅器全体の利得を一定とする制御を行う光増幅ユニットを、直列接続の最終段に設けているが、これに限定されない。すなわち、上記制御を行う光増幅ユニット(本実施例では、光増幅ユニット47−n)の位置は、直列接続中のいずれであっても良い。
(第5の実施例)
図6は、本発明の第5の実施例に係る、ハイブリッド光増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。
図6において、ハイブリッド光増幅器52は、2種類以上のn台(n≧2)の光増幅ユニット53−1〜53−nを備え、それらは、入力側(図6の左側)から光増幅ユニット53−1、53−2・・・53−i(1≦i<n)・・・53−nの順番で出力側(図6の右側)へと直列に、光学的に接続されている。本実施例において、光増幅ユニット53−i、53−n以外の光増幅ユニットは、図2に示した第1の実施例の光増幅ユニットと同様の構成である。
光増幅ユニット53−iは、増幅媒体22−iおよび励起光源26−iを備え、光増幅ユニット53−nは、増幅媒体22−nおよび励起光源26−nを備えている。電気制御回路54は、誤差信号抽出手段38、記憶手段39、および利得計算手段40を備えている。誤差信号抽出手段38は、励起光源26−iおよび励起光源26−nにそれぞれ電気的に接続されている。
図6において、分岐器49の一方の出力端には、検出器50が光学的に接続されており、この一方の出力端から入力された信号光を出力する。分岐器49の他方の出力端には、光増幅ユニット53−1の増幅媒体22−1が光学的に接続されている。光増幅ユニット53−1〜53−i−1は、図2に示すように接続されており、光増幅ユニット53−i−1の分岐器23の一方の出力端は、該ユニットの後段のユニットである光増幅ユニット53−iの増幅媒体22−iに光学的に接続されている。
また、増幅媒体22−iの出力側は、該ユニットの後段のユニットである光増幅ユニット53−i+1の増幅媒体22−i+1が光学的に接続されており、光増幅ユニットn−1まで上述と同様に接続されている。光増幅ユニット53−n−1の分岐器23の一方の出力端は、該ユニットの後段のユニットである光増幅ユニット53−nの増幅媒体22−nに光学的に接続されている。励起光源26−iおよび26−nはそれぞれ、増幅媒体22−iおよび22−nに適切に励起光を入射できるように配置されている。
検出器50および検出器51の出力端には利得計算手段40が電気的に接続されている。このような構成にすることで、利得計算手段40には、ハイブリッド光増幅器52に入力した信号光のパワーに関する電気信号と、ハイブリッド光増幅器52から出力する信号光のパワーに関する信号とが送られる。このようにして送られた電気信号から、第2の実施例で説明した方法により誤差信号を抽出する。電気制御回路54は、抽出された誤差信号に基づいて、励起光源26−iおよび励起光源26−nを全体の利得が一定になるように制御する。
このようにして本実施例では、光増幅ユニット53−iおよび光増幅ユニット53−nについては、全体の利得を一定にするように制御し、残りの光増幅ユニットは、個々の利得が一定になるように制御する。
なお、本実施例では、全体の利得を一定にするように制御する光増幅ユニットの数を2個としているが、その数に限定されず、m個(1≦m<n)であっても良い。このとき、m個の光増幅ユニットのそれぞれの励起光源と誤差信号抽出手段38とを電気的に接続すれば良い。すなわち、電気制御回路54は、m個の光増幅ユニット中の励起光源を、全体の利得が一定となるように制御することになる。また、m個の光増幅ユニットの配置についても特に限定されることはなく、直列接続中で所定のパターンで配置しても良いし、ランダムに配置しても良い。
本実施例では、このような構成により、光増幅器への信号入力状態(総入力パワー、入力波長、入力チャネル数など)が変化しても、光増幅器内の励起光の損失を一定に制御することにより、利得スペクトルを一定に制御することが可能である。励起光の損失が増加した場合は励起光パワーを上昇させ、励起光の損失が減少した場合には励起光パワーを下降させるように制御を行う。
加えて、検出器50、51により、ハイブリッド増幅器52全体の入力および出力をモニタし、それを用いて利得を計算し、目標の利得との誤差信号を抽出し、それを元に励起光源26−iおよび励起光源26−nを制御する電気制御回路54が備えられている。電気制御回路54は残りの2台の光増幅ユニット53−i、53−n中の励起光源26−i、26−nを、全体の利得が一定となるように制御する。これにより、ハイブリッド増幅器全体の利得を一定とすることが出来る。特にこの方法はm台の光増幅ユニットが、同じ光増幅体からなる場合に有効である。
以上のような方法で、ハイブリッド増幅器全体の利得を一定とすることが出来る。
増幅媒体としては、希土類添加光ファイバ(EDF、TDF)、ラマン増幅用光ファイバ、光パラメトリック増幅用ファイバ、光励起用半導体アンプなどが用いられる。励起光源には、それぞれに対応した波長、線幅、パワーなどを有した励起光源を用いる。
本実施例では、n−m台の光増幅ユニットを制御する方法として励起光の吸収を一定に制御する方法を用いたが、この他に第2の実施例にて説明した制御用チャネルを設ける方法や、第4の実施例にて説明した増幅器内でレーザ発振を起こす方法なども用いることが可能である。
(第6の実施例)
図7は、本発明の第6の実施例に係る、ハイブリッド光増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。
図7において、ハイブリッド光増幅器55は、2種類以上のn台(n≧2)の光増幅ユニット56−1〜56−nを備え、それらは、入力側(図7の左側)から光増幅ユニット56−1、56−2・・・56−nの順番で出力側(図7の右側)へと直列に、光学的に接続されている。本実施例において、光増幅ユニット56−1〜56−n−1は、図2に示した第1の実施例の光増幅ユニット21−1〜21−n−1と同様の構成である。
光増幅ユニット56−n(n番目の光増幅ユニット)は、増幅媒体22−n、励起光源26−n、電気制御回路58を備えている。電気制御回路58は、誤差信号抽出手段38、記憶手段39、利得計算手段40、および計算手段59を備えている。
図7において、検出器50の出力端には、利得計算手段40が電気的に接続されており、検出器51の出力端には、ハイブリッド光増幅器の出力パワーから定数を引き算する手段としての計算手段59に電気的に接続されている。上記定数は、ASEパワーに相当する値に設定する。計算手段59は、利得計算手段40に電気的に接続されている。
計算手段59では、利得計算に先立って、検出器51にてモニタされたハイブリッド光増幅器55の出力パワー(出力モニタ値)から上記定数を引いた値に関連する電気信号(引き算信号とも呼ぶ)を生成し、該引き算信号を利得計算手段40に送る。利得計算手段40では、検出器50から出力されるハイブリッド光増幅器55への信号光の入力パワー(入力モニタ値)に関連する電気信号と、計算手段59から出力される引き算信号とにより、検出した信号光の光増幅ユニットにおける利得を計算して、該利得に関連する利得信号を誤差信号抽出手段へと送る。誤差信号抽出手段は、目標信号と利得信号とを比較して、誤差信号を抽出する。電気制御回路59は、この誤差信号を零となるように励起光源26−nを制御する。
上述からわかるように、本実施例では、利得信号を得るために、計算手段59および利得計算手段40により、
利得=(出力モニタ値−定数)/入力モニタ値
の計算を行うことになる。
本実施例では、このような構成により、光増幅器への信号入力状態(総入力パワー、入力波長、入力チャネル数など)が変化しても、光増幅器への励起光の損失を一定に制御することにより、出力側からのn−1個の光増幅ユニットの利得スペクトルを制御することが可能である。励起光の損失が増加した場合は励起光パワーを上昇させ、励起光の損失が減少した場合には励起光パワーを下降させるように制御を行う。
加えて、ハイブリッド増幅器全体の入力および出力をモニタする検出器を備え、モニタした入力と出力値から、
利得=(出力モニタ値−定数)/入力モニタ値
という式を用いて利得を計算し、目標の利得との誤差信号を抽出し、それを元に励起光源を制御する電気制御回路59を備えている。電気制御回路59は、残りの1台の光増幅ユニット(光増幅ユニット56−n)中の励起光源26−nを、全体の利得が一定となるように制御する。この定数は、出力に含まれるASEパワーに相当する値であり、これを用いると制御精度が高くなる。
以上のような方法で、ハイブリッド増幅器全体の利得を一定とすることが出来る。
増幅媒体としては、希土類添加光ファイバ(EDF、TDF)、ラマン増幅用光ファイバ、光パラメトリック増幅用ファイバ、光励起用半導体アンプなどが用いられる。励起光源には、それぞれに対応した波長、線幅、パワーなどを有した励起光源を用いる。この方法では各光増幅ユニットの制御ループと全体利得の制御ループが2重になっている。そこで、全体の利得の制御が不安定になることを避けるために、2つのループの時定数を大幅にずらすなどの工夫を行えば良い。
本実施例では、n−1台の光増幅ユニットを制御する方法として励起光の吸収を一定に制御する方法を用いたが、この他に第2の実施例に記した制御用チャネルを設ける方法や、第3の実施例に示した増幅器内でレーザ発振を起こす方法なども用いることが可能である。
また、上記例では、単独で制御する光増幅ユニットの数をn−1としたが、これをn−m(1≦m<n)台とし、全体の利得モニタ値で制御する光増幅ユニットの台数をm台とする方法においても、利得=(出力モニタ値−定数)/入力モニタ値の式で利得を計算することは、制御精度を上昇させる上で有効である。
(第7の実施例)
図8は、本発明の第7の実施例に係る、ハイブリッド光増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。
図8において、本実施例に係るハイブリッド増幅器は、ファイバラマン増幅ユニット(FRAユニット)8−16とエルビウム添加光ファイバ増幅ユニット(EDFAユニット)8−17とを備えており、それらを直列接続している。
FRAユニット8−16は、励起光源として1480nmの高出力レーザダイオード(LD)8−8を用い、増幅媒体として高非線形光ファイバ(HNLF:Highly-Nonlinear Fiber)8−1を用いる。励起光は、HNLF8−1の信号光の進行方向とは反対方向から入力されている。励起光源8−8の出力側に分岐カプラ8−6を設置し、分岐光(励起光)をフォトダイオード8−7で検出することで、HNLF8−1への励起光の入力をモニタしている。HNLF8−1の(励起光の入力に対して)出力側には励起光と信号光とを分岐するWDMカプラ8−3を設置し、励起光を分岐してフォトダイオード8−4で検出することで、HNLF8−1からの励起光の出力をモニタする。
電気制御回路8−19は、励起光のHNLF8−1への入力・出力のモニタ値から、励起光のHNLF8−1の損失を計算し、それらをあらかじめ設定した目標値と比較して誤差信号を抽出し、その誤差信号が零となるように、励起光源8−8を制御する。これにより励起光のHNLF8−1中の損失を一定とすることが出来る。
EDFAユニット8−17は、励起光源として980nmの高出力LD8−12を用い、増幅媒体としてエルビウム添加光ファイバ(EDF)8−9を用いる。980nmの高出力LD8−12の直近に分岐カプラ8−11を設置し、分岐光(励起光)をPD8−13へ導入することで、励起光のEDF8−9への入力をモニタしている。EDF8−9の(信号光に対する)出力側には励起光と信号光を分岐するWDMカプラ8−14を設置し、励起光を分岐してPD8−15に導入することでEDF8−9からの励起光の出力をモニタする。
電気制御回路8−20は、励起光のEDF8−9への入力・出力のモニタ値から、励起光のEDF8−9中の損失を計算し、それらをあらかじめ設定した目標値と比較して誤差信号を抽出し、その誤差信号が零となるように、励起光源8−12を制御する。これにより励起光のEDF8−9中の損失を一定とすることが出来る。
以上のように制御すれば、ハイブリッド増幅器全体の利得スペクトルを、信号光の総入力パワー、入力波長、入力チャネル数などに関わらず一定と出来る。
(第8の実施例)
図9は、本発明の第8の実施例に係る、ハイブリッド光増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。
図9において、本実施例に係るハイブリッド増幅器は、ツリウム添加光ファイバ増幅ユニット(TDFAユニット)9−18とエルビウム添加光ファイバ増幅ユニット(EDFAユニット)9−20とを備えており、それらを直列に接続している。
TDFAユニット9−18は、励起光源として1390nmの高出力LD9−5と1215nmの高出力LD9−10を用い、増幅媒体としてツリウム添加光ファイバ(TDF)9−1を用いる。1390nm励起光を、信号光の進行方向と同一方向となるように入力し(前方励起)、1215nmの励起光を、信号光の進行方向と逆方向となるように入力した(後方励起)。TDF9−1は、ツリウム(Tm3+)をコアに6000ppm添加した物を用いる。1390nm励起光源9−5の出力側には分岐カプラ9−4を設置し、1390nm励起光源9−5からの励起光の分岐光をフォトダイオード9−6で検出することで、TDF9−1への励起光の入力をモニタしている。TDF9−1の(信号光の対する)出力端には、励起光と信号光を分岐するWDMカプラ9−7を設置し、これにより1390nm励起光を分岐する。分岐された1390nm励起光は、さらに1215nmの励起光と1390nmの励起光を分離するWDMカプラ9−8を通った後、フォトダイオード9−10で検出されている。
電気制御回路9−21は、1390nm励起光のTDF9−1への入力・出力のモニタ値から、1390nm励起光のTDF9−1中の損失を計算し、それらをあらかじめ設定した目標値と比較して誤差信号を抽出し、その誤差信号が零となるように、励起光源9−5を制御する。これにより1390nm励起光のTDF9−1中の損失を一定とすることが出来る。1215nmの励起光はWDMカプラ9−8およびWDMカプラ9−7を通って、後方からTDF9−1に入力される。励起光パワーは、入力信号状態によらず一定とした。
FDFAユニット9−20は、励起光源として980nmの高出力LD9−14を用い、増幅媒体としてエルビウム添加光ファイバ(EDF)9−11を用いる。980nmの高出力LD9−14の直近に分岐カプラ9−13を設置し、分岐光(励起光)をPD9−15へ導入することで、励起光のEDF9−11への入力をモニタしている。EDF9−11の出力側には、励起光と信号光を分岐するWDMカプラ9−16を設置し、励起光を分岐してPD9−17に導入することでEDF9−11からの励起光の出力をモニタする。
電気制御回路9−22は、励起光のEDF9−11への入力・出力のモニタ値から、励起光のEDF9−11中の損失を計算し、それらをあらかじめ設定した目標値と比較して誤差信号を抽出し、その誤差信号が零となるように、励起光源9−14を制御する。これにより励起光のEDF9−11中の損失を一定とすることが出来る。
以上のように制御すれば、ハイブリッド増幅器全体の利得スペクトルを、信号光の総入力パワー、入力波長、入力チャネル数などに関わらず一定と出来る。図10には、本増幅器の信号光の総入力パワーを変化させたときの利得スペクトルを示す。ダイナミックレンジ20dBの変動に対しても、利得スペクトルがほぼ一定の利得スペクトル制御が可能となった。
上記では、TDFAユニット9−18の励起光源として1390nmの高出力LDを用いたが、波長が1420±100nm、1050±70nm、などの励起光を利用することも可能である。EDFAユニット9−20の励起光源として980nmの高出力LDを用いた波長が、980nm±50nm、1480nm±80nmといった励起光を利用することも可能である。
(第9の実施例)
図11は、本発明の第9の実施例に係る、ハイブリッド光増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。
図11において、本実施例に係るハイブリッド増幅器は、ツリウム添加光ファイバ増幅ユニット(TDFAユニット)11−22とエルビウム添加光ファイバ増幅ユニット(EDFAユニット)11−23とを備えており、それらを直列接続している。
TDFAユニット11−22は、励起光源として1390nmの高出力LD11−6と1215nmの高出力LD11−12を用い、増幅媒体としてツリウム添加光ファイバ(TDF)11−1を用いる。1390nm励起光を、信号光の進行方向と同一方向となるように入力し(前方励起)、1215nmの励起光を、信号光の進行方向と逆方向となるように入力した(後方励起)。TDF11−1は、ツリウム(Tm3+)をコアに6000ppm添加した物を用いる。1390nmの励起光源の出力側には、分岐カプラ11−5を設置し、分岐光(1390nm励起光)をフォトダイオード11−7で検出することで、TDF11−1への1390nm励起光の入力をモニタしている。
1390nm励起光はさらに1215nm/1390nmの励起光を分離するWDMカプラ11−4、励起光・信号光合波用WDMカプラ11−3を通過して、TDF11−1に入力される。TDF11−1の(信号光に対する)出力端には、1215nm/1390nm励起光と信号光を分岐するWDMカプラ11−8を設置し、これにより1390nm励起光を分岐する。分岐された1390nm励起光は、さらに1215nm/1390nmWDMカプラ11−9を通った後、フォトダイオード11−10で検出されている。
電気制御回路11−24は、1390nm励起光のTDF11−1への入力・出力のモニタ値から、励起光のTDF11−1中の損失を計算し、それらをあらかじめ設定した目標値と比較して誤差信号を抽出し、その誤差信号が零となるように、励起光源11−6を制御する。これにより励起光のTDF11−1中の損失を一定とすることが出来る。
一方、1215nm励起光源11−12の直近には、分岐カプラ11−11が設置してあり、分岐光(1215nm励起光)をフォトダイオード11−14に導入することで、その出力値をモニタしている。1215nm励起光はその後、1215nm/1390nmWDMカプラ11−9および励起光・信号光合波用WDMカプラ11−8を通って、後方からTDF11−1に入力される。
TDF11−1からの出力光は、励起光・信号光合波用WDMカプラ11−3、1215nm/1390nmWDMカプラ11−4と通すことで分岐し、フォトダイオード11−13で検出する。電気制御回路11−24は、1215nm励起光についても損失が一定となるように1215nm励起光源11−12の入力パワーを制御する。
EDFAユニット11−23は、励起光源として980nmの高出力LD11−18を用い、増幅媒体としてエルビウム添加光ファイバ(EDF)11−15を用いる。980nmの高出力LDの直近に分岐カプラ11−17を設置し、分岐光(励起光)をPD11−19へ導入することで、励起光のEDF11−15への入力をモニタしている。EDF11−15の(信号光に対する)出力側には励起光と信号光を分岐するWDMカプラ11−20を設置し、励起光を分岐してPD11−21に導入することでEDF11−15からの励起光の出力をモニタする。
電気制御回路11−25は、励起光のEDF11−15への入力・出力のモニタ値から、励起光のEDF11−15中の損失を計算し、それらをあらかじめ設定した目標値と比較して誤差信号を抽出し、その誤差信号が零となるように、励起光源11−18を制御する。これにより、励起光のEDF11−15中の損失を一定とすることが出来る。
以上のように制御すれば、ハイブリッド増幅器全体の利得スペクトルを、信号光の総入力パワー、入力波長、入力チャネル数などに関わらず一定と出来る。
上記では、TDFAユニット11−22の励起光源として1390nmの高出力LDを用いたが、波長が1120±100nm、1050±70nm、などの励起光を利用することも可能である。EDFAユニット11−23の励起光源として980nmの高出力LDを用いた波長が、980nm±50nm、1480nm±80nmといった励起光を利用することも可能である。
(比較例)
図14は、本発明の比較例に係る、従来のハイブリッド光増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。
図14において、ハイブリッド光増幅器は、増幅媒体63−1と励起光源67−1とを有する光増幅ユニット61、増幅媒体63−2と励起光源67−2を有する増幅ユニット62、誤差信号抽出手段69、記憶手段70、利得計算手段を有する電気制御回路68、および検出器65、66を備えている。
このような構成において、信号光が分岐器64に入射されると、信号光は検出器65と増幅媒体63−1とに分岐される。分岐された信号光の一方は、検出器65にてそのパワーをモニタされ、その入力パワーに関連する電気信号が利得計算手段71へと送られる。一方、分岐された信号光の他方は、増幅媒体63−1、63−2を介して分岐器64に入射され、分岐器64により検出器66へと入射される。検出器66は、分岐器64から入射された信号光(光増幅器の出力光)のパワーをモニタし、その出力パワーに関連する電気信号を利得計算手段71へと送る。
電気制御回路68は、利得計算手段71に送られた入力パワーと出力パワーとを基に、信号光の利得を計算し、該利得から誤算信号を抽出する。この誤差信号に基づいて励起光源67−1および67−2を制御している。
比較例に係るハイブリッド光増幅器72では、光増幅ユニット61および62のうち、片方のユニットが故障した場合、故障してない方のユニットをハイブリッド光増幅器全体の出力パワーを基に制御しているので、出力光のパワーが適切な範囲を超えてしまう場合がある。
図13(a)は、ハイブリッド光増幅器からの出力光の出力スペクトルである。図13(a)から分かるように、2台の光増幅ユニットが正常に動作している場合は、得られる出力スペクトルは、適切な範囲内にある。しかしながら、図13(c)に示すように、一方の光増幅ユニットが故障した場合、得られる出力スペクトルは適切な範囲を超えてしまう。
しかしながら、本発明の一実施形態に係るハイブリッド光増幅器を用いれば、光増幅ユニット個々に利得スペクトルが一定となるように制御しているので、図13(b)に示すように、出力スペクトルを、若干その強度を弱めることになるが、適切な出力範囲内に収めることができる。
このように、本発明の一実施形態に係るハイブリッド光増幅器では、該ハイブリッド光増幅器を構成する非会増幅ユニットの幾つかが故障などにより正常に作動しなくても、ハイブリッド光増幅器の出力スペクトルを適切な範囲内の収めることができる。
TDFAとEDFAとを直列接続したハイブリッド増幅器の利得スペクトルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施例に係るハイブリッド増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。 本発明の第2の実施例に係るハイブリッド増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。 本発明の第3の実施例に係るハイブリッド増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。 本発明の第4の実施例に係るハイブリッド増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。 本発明の第5の実施例に係るハイブリッド増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。 本発明の第6の実施例に係るハイブリッド増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。 本発明の第7の実施例に係るハイブリッド増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。 本発明の第8の実施例に係るハイブリッド増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。 本発明の第8の実施例に係るハイブリッド光増幅器の利得スペクトルを示す図である。 本発明の第9の実施例に係るハイブリッド増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。 (a)および(b)は、本発明の第3の実施例に係るハイブリッド増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。 (a)〜(c)は、2つの光増幅ユニットを直列に接続したときのハイブリッド光増幅器の出力スペクトルを示す図である。 本発明の比較例に係るハイブリッド増幅器の利得スペクトル制御方式の説明図である。
符号の説明
8−1 高非線形ファイバ(HNLF)
8−2、9−2、11−2 光アイソレータ
8−3、8−5、8−10、8−14、9−3、9−7、9−12、9−16、11−3、11−8、11−16、11−20 励起光/信号光分岐WDMカプラ
8−4、8−15、9−9、9−17、11−21 励起光出力モニタPD
8−6、8−11、9−4、9−13、11−5、11−11、11−17 分岐カプラ
8−7、8−13、9−6、9−15、11−19 励起光入力モニタPD
8−8 1480nm励起光源
8−9、9−1、11−151 エルビウム添加ファイバ(EDF)
8−12、11−18、9−14 980nm励起光源
8−16 FRA光増幅ユニット
8−17、9−20、11−23 EDFA光増幅ユニット
8−19、8−20、9−21、9−22、11−24、11−25 電気制御回路
9−1、11−1 ツリウム添加光ファイバ(TDF)
9−5、11−6 1390nm励起光源
9−8、11−4 1215nm/1390nm合分波WDMカプラ
9−10、11−12 1215nm励起光源
9−18、11−22 TDFA光増幅ユニット
11−7 1390nm励起光入力モニタPD
11−9 1215nm/1390nm合分波WDMカプラ
11−10 1390nm励起光出力モニタPD
11−13 1215nm励起光出力モニタPD
11−14 1215nm励起光入力モニタPD
20、32、41、46、52、55、72 ハイブリッド光増幅器
21−1〜21−n、33−1〜33−n、42−1〜42−n、47−1〜47−n、53−1〜53−n、56−1〜56−n、61、62 光増幅ユニット
21、21−1〜21−n、63−1、63−2 増幅媒体
23、24、35、43、44、49 分岐器
25、27、50、51、65、66 検出器
26、26−1〜26−n、67−1、67−2 励起光源
28、37、48、54、58、68 電気制御回路
29、38、69 誤差信号抽出手段
30、39、70 記憶手段
31 損失計算手段
40、68 利得計算手段
45 ミラー
59 計算手段
60 狭帯域反射フィルタ

Claims (19)

  1. 入力された光を増幅する光増幅用媒体および該光増幅用媒体を励起する励起手段を有する光増幅ユニットをn(n≧2)ユニット備え、該nユニットの光増幅ユニットの光増幅用媒体は合計で2種類以上であり、かつ前記nユニットの光増幅ユニットはそれぞれ直列に接続されたハイブリッド光増幅器において、
    前記nユニットの光増幅ユニットのうち(n−m)ユニット(n>m≧1)の光増幅ユニットの利得スペクトルを個々に一定となるように制御し、かつ該制御を行わない残りのm個の光増幅ユニットに対して前記ハイブリッド光増幅器の全体の利得スペクトルが一定となるように制御する利得制御手段を備えることを特徴とするハイブリッド光増幅器。
  2. m=1であることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド光増幅器。
  3. 前記利得制御手段は、
    前記nユニットの光増幅ユニットのうち少なくとも1つの光増幅ユニットの前記光増幅用媒体に対する励起光の入力パワーおよび出力パワーをそれぞれ前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に検出し、該少なくとも1つの光増幅ユニット毎に検出された、入力パワーに関連する入力電気信号および出力パワーに関連する出力電気信号を、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力する検出手段と、
    前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力された、入力電気信号と出力電気信号とにより、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に前記励起光の損失を計算し、該損失に関連する損失電気信号を前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力する励起光損失算出手段と、
    該少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力された損失電気信号とあらかじめ設定した目標値に関連する目標信号との誤差信号を、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に抽出する抽出手段と、
    前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に抽出された誤差信号の各々に対して対応する光増幅ユニットが有する励起手段をそれぞれ、誤差信号が零となるように制御する励起制御手段と
    を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド光増幅器。
  4. 入力された、信号光と制御用チャネルとを合波する合波手段をさらに備え、
    前記利得制御手段は、
    前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの前記光増幅用媒体に対する前記制御用チャネルの入力パワーおよび出力パワーをそれぞれ前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に検出し、該少なくとも1つの光増幅ユニット毎に検出された、入力パワーに関連する入力電気信号および出力パワーに関連する出力電気信号を、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力する検出手段と、
    前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力された、入力電気信号と出力電気信号とにより、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に前記制御用チャネルの利得を計算し、該利得に関連する利得電気信号を、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力する利得算出手段と、
    該少なくとも1つの光増幅ユニット毎に出力された利得電気信号とあらかじめ設定した目標値に関連する目標信号との誤差信号を、前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に抽出する抽出手段と、
    前記少なくとも1つの光増幅ユニット毎に抽出された誤差信号の各々に対して対応する光増幅ユニットが有する励起手段をそれぞれ、誤差信号が零となるように制御する励起制御手段と
    を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド光増幅器。
  5. 前記利得制御手段は、
    前記ハイブリッド光増幅器に対する信号光の入力パワーおよび出力パワーをそれぞれ検出し、該入力パワーに関連する入力電気信号および前記出力パワーに関連する出力電気信号を出力する検出手段と、
    前記入力電気信号と前記出力電気信号とにより、前記信号光の利得を計算し、該利得に関連する利得電気信号を出力する利得算出手段と、
    該利得電気信号とあらかじめ設定した目標値に関連する目標信号との誤差信号を抽出する抽出手段と、
    前記nユニットの光増幅ユニットのうち少なくとも1つの光増幅ユニットが有する励起手段をそれぞれ、誤差信号が零となるように制御する励起制御手段とを有する制御手段を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド光増幅器。
  6. 前記利得算出手段は、前記検出手段にて実測したハイブリッド光増幅器の出力パワーから所定の定数を引き算したものに関連する電気信号と前記入力電気信号とにより前記利得を計算することを特徴とする請求項4または5に記載のハイブリッド光増幅器。
  7. 前記利得制御手段は、
    前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つにおいてレーザキャビティを構成し、該レーザキャビティにおいてレーザ発振を起こすことで、前記少なくとも1つの光増幅ユニットの利得スペクトルを一定にする制御を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のハイブリッド光増幅器。
  8. 前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体は希土類添加光ファイバであり、
    該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記希土類添加光ファイバに対する励起光を励起することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のハイブリッド光増幅器。
  9. 前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体はエルビウム添加光ファイバであり、
    該光増幅ユニットの前記励起手段は、エルビウム添加光ファイバに対する励起光を励起することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のハイブリッド光増幅器。
  10. 前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体はツリウム添加光ファイバであり、
    該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記ツリウム添加光ファイバに対する励起光を励起することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のハイブリッド光増幅器。
  11. 前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体は光ファイバであり、
    該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記光ファイバに対する励起光を励起し、該励起光により誘導ラマン散乱を発生させて光増幅を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のハイブリッド光増幅器。
  12. 前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体は光ファイバであり、
    該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記光ファイバに対する励起光を励起し、該励起光によりパラメトリック増幅を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のハイブリッド光増幅器。
  13. 前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体は半導体アンプあり、
    該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記半導体アンプに対する励起光を励起するか、または前記半導体アンプに電流注入することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のハイブリッド光増幅器。
  14. 前記励起手段は、前記ツリウム添加光ファイバに対して、互いに波長の異なる第1の励起光および第2の励起光のうち、第1の励起光として1420±100nm、もしくは1050±70nmの波長のものを、第2の励起光として1200nm±100nm、1650±150nmのものを入射することを特徴とする請求項10に記載のハイブリッド光増幅器。
  15. 前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体はツリウム添加光ファイバであり、
    該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記ツリウム添加光ファイバに対して、互いに波長の異なる第1の励起光および第2の励起光を励起し、前記第1の励起光として1420±100nm、もしくは1050±70nmの波長のものを、前記第2の励起光として1200nm±100nm、1650±150nmのものを入射し、
    前記励起制御手段は、前記誤差信号が零となるように前記第1の励起光を制御し、前記誤差信号によらず前記第2の励起光を一定に制御することを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載のハイブリッド光増幅器。
  16. 前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体はツリウム添加光ファイバであり、
    該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記ツリウム添加光ファイバに対して、互いに波長の異なる第1の励起光および第2の励起光を励起し、前記第1の励起光として1420±100nm、もしくは1050±70nmの波長のものを、前記第2の励起光として1200nm±100nm、1650±150nmのものを入射し、
    前記励起制御手段は、前記誤差信号が零となるように、前記第1の励起光および前記第2の励起光を制御することを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載のハイブリッド光増幅器。
  17. 前記利得制御手段は、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つにおいてレーザキャビティを構成し、該レーザキャビティにおいてレーザ発振を起こすことで、前記少なくとも1つの光増幅ユニットの利得スペクトルを一定にする制御を行い、
    前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体はツリウム添加光ファイバであり、
    該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記ツリウム添加光ファイバに対して、互いに波長の異なる第1の励起光および第2の励起光を励起し、前記第1の励起光として1420±100nm、もしくは1050±70nmの波長のものを、前記第2の励起光として1200nm±100nm、1650±150nmのものを入射し、
    前記励起制御手段は、前記誤差信号が零となるように前記第1の励起光を制御し、前記誤差信号によらず前記第2の励起光を一定に制御することを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載のハイブリッド光増幅器。
  18. 前記利得制御手段は、前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つにおいてレーザキャビティを構成し、該レーザキャビティにおいてレーザ発振を起こすことで、前記少なくとも1つの光増幅ユニットの利得スペクトルを一定にする制御を行い、
    前記nユニットの光増幅ユニットの少なくとも1つの光増幅ユニットの光増幅用媒体はツリウム添加光ファイバであり、
    該光増幅ユニットの前記励起手段は、前記ツリウム添加光ファイバに対して、互いに波長の異なる第1の励起光および第2の励起光を励起し、前記第1の励起光として1420±100nm、もしくは1050±70nmの波長のものを、前記第2の励起光として1200nm±100nm、1650±150nmのものを入射し、
    前記励起制御手段は、前記誤差信号が零となるように、前記第1の励起光および前記第2の励起光を制御することを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載のハイブリッド光増幅器。
  19. 前記第2の励起光を信号光の進行方向と反対方向から前記増幅用媒体に入力することを特徴とする請求項14乃至1のいずれかに記載のハイブリッド光増幅器。
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