JP4618562B2 - 有機elディスプレイの製造方法 - Google Patents
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これらの工程は、透明な支持基板上に第二電極接続部を含むコンタクト部を形成する工程と、第一電極の引き出し線を含む第一電極を形成する工程である。
この工程は、絶縁膜5を形成する工程である。絶縁膜は、フォトリソグラフ法を用いて、第一電極17のストライプの間隙、およびダミーパターン上に形成される。絶縁膜は、ポリイミドなどの有機ELディスプレイに用いられる通常の材料を使用することができる。絶縁膜の膜厚などの諸条件は、従来の通りであるが、例えば膜厚は1μmとすることができる。
この工程は、第一電極、絶縁膜等を形成した透明な支持基板を洗浄する工程である。上述のようにして第一電極、絶縁膜等を形成した透明な支持基板1を真空乾燥機などの乾燥機中にいれて乾燥(例えば、150℃、1時間)したのち、洗浄を行う。洗浄は、UVオゾン処理、エキシマUV処理、または酸素プラズマ処理を用いて行うことができる。
この工程は、有機層20を形成する工程である。有機層20は、有機発光層を少なくとも含み、必要に応じて正孔輸送層、正孔注入層、電子輸送層および/または電子注入層を含む。これらの各層は、それぞれにおいて所望される特性を実現するのに充分な膜厚を有して形成される。たとえば、下記のような層構造からなるものが採用される。なお、これらの構造において、陽極として機能する電極が左側に接続され、陰極として機能する電極が右側に接続される。
(2)正孔注入層/有機発光層
(3)有機発光層/電子注入層
(4)正孔注入層/有機発光層/電子注入層
(5)正孔輸送層/有機発光層/電子注入層
(6)正孔注入層/正孔輸送層/有機発光層/電子注入層
(7)正孔注入層/正孔輸送層/有機発光層/電子輸送層/電子注入層
この工程は、第二電極を形成する工程である。第二電極18は、ストライプ状の電極からなり、高反射率の金属、アモルファス合金、微結晶性合金を用いて形成されることが好ましい。高反射率の金属は、Al、Ag、Mo、W、Ni、Crなどを含む。高反射率のアモルファス合金は、NiP、NiB、CrPおよびCrBなどを含む。高反射率の微結晶性合金は、NiAlなどを含む。第二電極18は、陰極として用いてもよいし、陽極として用いてもよい。第二電極18を陰極として用いる場合には、第二電極18と有機層20との界面に、前述のバッファ層を設けて有機層20に対する電子注入の効率を向上させてもよい。
本明細書において、色変換フィルタ層12、13、14は、カラーフィルタ層、色変換層、およびカラーフィルタ層と色変換層との積層体の総称である。色変換層は、有機層20で発光される近紫外領域ないし可視領域の光、特に青色ないし青緑色領域の光を吸収して異なる波長の可視光を蛍光として発光するものである。フルカラー表示を可能にするためには、少なくとも青色(B)領域14、緑色(G)領域13および赤色(R)12領域の光を放出する独立した色変換フィルタ層が設けられる。RGBそれぞれの色変換層は、少なくとも有機蛍光色素とマトリクス樹脂とを含む。
本発明において、好ましくは、少なくとも赤色領域の蛍光を発する蛍光色素の1種類以上を用い、さらに緑色領域の蛍光を発する蛍光色素の1種類以上と組み合わせてもよい。これは、光源として青色ないし青緑色領域の光を発光する有機層20を用いる場合、有機層20からの光を単なる赤色フィルタに通して赤色領域の光を得ようとすると、元々赤色領域の波長の光が少ないために極めて暗い出力光になってしまうからである。
次に、本発明の色変換層に用いられるマトリクス樹脂は、光硬化性または光熱併用型硬化性樹脂(レジスト)を光および/または熱処理して、ラジカル種またはイオン種を発生させて重合または架橋させ、不溶不融化させたものである。また、色変換層のパターニングを行うために、該光硬化性または光熱併用型硬化性樹脂は、未露光の状態において有機溶媒またはアルカリ溶液に可溶性であることが望ましい。
赤色に関しては、赤色変換層のみから形成されてもよい。しかし、蛍光色素による変換のみでは十分な色純度が得られない場合は、赤色変換層とカラーフィルタ層との積層体としてもよい。積層体としての膜厚は、1〜10μカラーフィルタ層を併用する場合、カラーフィルタ層の厚さは1〜1.5μmであることが好ましい。
各色に対応する色変換フィルタ層の間の領域には、ブラックマスク(図6では図示せず)を形成することが好ましい。ブラックマスクを設けることによって、隣接するサブピクセルの色変換フィルタ層への光の漏れを防止して、にじみのない所望される蛍光変換色のみを得ることが可能となる。有機ELディスプレイでは封止を行うことが好ましいが、この封止を妨げないことを条件として、透明な支持基板1上の色変換フィルタ層が設けられている領域の周囲にブラックマスクを設けてもよい。ブラックマスクは、好ましくは0.5〜2.0μmの厚さを有する。
色変換フィルタ層を覆う平坦化層15は、色変換フィルタ層の機能を損なうことなく形成することができ、かつ適度な弾力性を有する材料から形成することができる。好ましい材料は、表面硬度が鉛筆硬度2H以上であり、0.3MPa以上のヤング率を有し、色変換フィルタ層上に平滑な塗膜を形成することができ、色変換層の機能を低下させないポリマー材料である。より好ましくは、該材料は、可視域における透明性が高く(400〜800nmの範囲で透過率50%以上)、電気絶縁性を有し、水分、酸素および低分子成分に対するバリア性を有するポリマー材料である。平坦化層15は、任意選択の層であるが、上記目的のために設けることが好ましい層である。
以上のように形成される色変換フィルタ層、平坦化層等の各層を覆うパッシベーション層16が設けられる。パッシベーション層16は、色変換フィルタ層からの低分子成分および水分の透過を防止し、それらによる有機層20の機能低下を防止することに有効である。パッシベーション層16は、任意選択の層であるが、上記目的のために設けることが好ましい層である。パッシベーション層16は、有機層20の発光を色変換フィルタ層へと透過させるために、その発光波長域において透明であることが好ましい。
(実施例1)
青色フィルター材料(富士フィルムエレクトロニックマテリアルズ製:カラーモザイクCB−7001)を透明基板1としてのコーニングガラス(50×50×1.1mm)上に、スピンコート法を用いて塗布し、フォトリソグラフ法によりパターニングを実施し,青色フィルター14の線幅0.1mm、ピッチ0.33mm、膜厚10μmのラインパターンを得た。
(比較例1)
上記の実施例1と比較するために、150℃のUVオゾン処理時にマスクを用いずにUVオゾン処理を行った。その他のプロセスは全て実施例1と同等とした。
2 第一電極引き出し線
21 第一電極
3 第二電極接続部
5 絶縁層
6 第二電極間絶縁層
7 コンタクト部
12 赤色変換フィルター
13 緑色変換フィルター
14 青色フィルター
15 平坦化層(高分子膜層)
16 パッシベーション層
17 第一電極
18 第二電極
20 有機層
Claims (3)
- 透明な支持基板上に、第一電極と、当該第一電極に対向配置された第二電極と、前記第一および第二電極間に配置された有機層とを備えた有機ELディスプレイパネルの製造方法であって、
透明な支持基板上に第二電極接続部を含むコンタクト部を形成する工程と、
透明な支持基板上に第一電極の引き出し線を含む第一電極を形成する工程と、
前記第一電極間に、第一電極の縁部と一部重なるように絶縁層を形成する工程と、
前記第一電極を洗浄する洗浄工程と、
該洗浄された第一電極上に有機層を形成する工程と、
前記第二電極を形成する工程とを含み、
前記洗浄工程が、UVオゾン処理、エキシマUV処理、または酸素プラズマ処理により行われ、この洗浄工程において第二電極接続部、コンタクト部、および第一電極の引き出し線がマスクによって覆われることを特徴とする有機ELディスプレイの製造方法。 - 前記マスクは、紫外線の透過率が5%以下のマスクであることを特徴とする請求項1に記載の有機ELディスプレイの製造方法。
- 前記コンタクト部を形成する工程の前に、前記透明な支持基板上に、カラーフィルタ層および/または色変換層を含む色変換フィルタ層、並びに任意選択的に平坦化層およびパッシベーション層を形成し、色変換フィルタ基板を得る工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のカラー有機ELディスプレイの製造方法。
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