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JP4625613B2 - 有限要素解析モデル作成システム、有限要素解析モデル作成プログラム及び有限要素解析モデル作成方法 - Google Patents
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JP4625613B2 - 有限要素解析モデル作成システム、有限要素解析モデル作成プログラム及び有限要素解析モデル作成方法 - Google Patents

有限要素解析モデル作成システム、有限要素解析モデル作成プログラム及び有限要素解析モデル作成方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有限要素法を用いた各種の構造解析等のための有限要素解析モデルの作成方法及び作成プログラム等に関し、コンピュータによる構造解析技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
各種の構造解析に用いられる有限要素法では、まず、解析対象の構造体をメッシュ状に有限要素分割してなる解析モデルが作成され、この解析モデルの作成用として種々のプログラムが提供されているが、例えば、ある構造体の強度や剛性等の改善のために、所定の部材にリブ等の補強部材を追加した場合、従来の解析モデル作成プログラムでは、補強部材を追加した状態での有限要素分割ができなかったため、次のような不具合があった。
【0003】
つまり、この場合、両部材についてそれぞれ有限要素分割を行った後、両部材を結合して構造体全体としての解析モデルを作成することになるが、このとき、両部材の結合部において、両部材の有限要素分割でそれぞれ生成された節点が一致せず、解析モデルが節点の不整合部分を含むことになる。この状態では、以後の解析プログラムによる解析が精度よく行われず、或いはプログラムの種類によっては解析不能となる。
【0004】
そこで、従来においては、別個に有限要素分割を行った部材をコンピュータ上で結合した後、画面を見ながら手作業で両部材の結合部における節点の位置を修正し、不整合を解消していたのであるが、そのために、多大な労力を要することとなっていた。
【0005】
この種の問題に関し、先行特許文献1には、はり構造やシェル構造とソリッド構造との結合構造を有する構造体において、その結合境界面上で節点の不一致が発生している場合に、構造解析時に、上記結合境界面上の節点に対し、その結合状態に関連する連続条件を算出し、その条件を用いて構造解析するようにしたものが開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−339391号公報
【発明が解決しようとする課題】
この特許文献1に開示された発明によれば、複数の部材の結合面上で節点の不整合が生じているモデルについての構造解析が可能となるが、節点の不一致を所定の連続条件によって補うという方法であるから、節点の不整合を消去したモデルで解析する場合に比較して精度が低下することは免れない。また、構造解析時、即ち解析プログラムの実行時に上記手法を用いるものであるから、その機能を備えた解析プログラムを用いなければ実施できず、既存の解析プログラムが使用できないなど、汎用性に欠ける面がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記のように複数の部材が結合されてなる構造体について有限要素法を適用する場合に、それらの部材の結合部に節点の不整合が存在しない解析モデルの作成を可能とし、これにより、手作業による節点の調整等を要することなく、汎用の解析プログラムを用いて精度よく解析できるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0009】
まず、本願の請求項1に記載の発明は、第1の面部材上に第2の面部材の辺が結合されてなる構造体に有限要素法を適用するための有限要素解析モデルの作成システムに関するものであって、上記構造体の形状に関する情報を取得する構造体情報取得手段と、該手段によって取得した構造体を構成する第1、第2の面部材を単体で有限要素分割する第1有限要素分割手段と、第1の面部材上に、第2の面部材の辺を結合したときに生じる交線を形成すると共に、該交線上に上記第1有限要素分割手段によって生成された第2の面部材の上記辺上の節点をプロットする交線形成手段と、該交線形成手段によって形成された交線に沿って第1の面部材を切開すると共に、交線上にプロットされている節点のうちの切開により切り離される部分に位置する節点を切開部両側の縁部に位置する一対の節点に分割する切開手段と、該切開手段によって切開部が形成された第1の面部材を該切開部周囲に位置する節点と上記第1有限要素分割手段による有限要素分割時に該第1の面部材の外周囲に生成された節点とを用いて有限要素分割する第2有限要素分割手段と、該第2有限要素分割手段によって有限要素分割された第1の面部材の切開部を閉じて元の交線を復元すると共に、切開部両側の縁部に分割された一対の節点を上記交線上の元の位置で合体させる切開部閉鎖手段と、該閉鎖手段によって切開部が閉鎖された第1の面部材の交線上に、上記第1有限要素分割手段によって有限要素分割された第2の面部材の上記辺を結合する結合手段とを有することを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、解析対象構造体を構成する第1の面部材は、第2の面部材の辺との交線で切開されて、外周と切開部周囲とに輪郭を有する形状とされ、この面部材について、第2有限要素分割手段により通常の手法で有限要素分割が行われることになる。その場合に、上記交線には、第2の面部材の辺上に既に生成されている節点がプロットされると共に、そのうちの切開により切り離される部分に位置する節点は切開部両側の縁部に位置する一対の節点に分割され、これらの節点を用いて上記有限要素分割が行われる。
【0011】
そして、その後、上記切開部が閉じられ、第1の面部材は元の交線を有する形状に復元されるが、そのとき、切開部の両側に分割された一対の節点は交線上の元の位置で合体されるので、第1の面部材の復元された交線上には、予め有限要素分割された第2の面部材の辺上の節点と同じ位置に節点が位置することになる。したがって、この第1の面部材の交線に第2の面部材の辺を結合すれば、両部材によって構成される構造体の解析モデルとして、両部材の結合部における節点の不整合を含まないモデルが作成されることになる。
【0013】
そして、この発明によれば第1の面部材が予め有限要素分割されているので、該第1の面部材を切開後に再び有限要素分割するときに、例えば第1の面部材の面積が切開部の面積に比較して著しく大きい場合等に、切開部周囲の一定領域を除く領域について予め生成されている節点を用いることにより、切開後の有限要素分割に要する時間が短縮されることになる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載のシステムにおいて、第1の面部材の形状が3次元形状の場合に、交線形成手段による交線の形成及び該交線上への節点のプロットの後、該第1の面部材を所定の平面上に投影又は展開する2次元化手段と、該手段によって2次元化された仮想面部材について切開手段、第2有限要素分割手段、及び切開部閉鎖手段による処理を終了した後、該仮想面部材を当初の3次元形状に復元させる形状復元手段とを有することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、上記切開手段、第2有限要素分割手段、及び切開部閉鎖手段による第1の面部材に対する各処理が、いずれも2次元の面上で行われることになり、特に第1の面部材が複雑な曲面や凹凸面で構成されている場合等に、上記各手段の構成が簡素化されると共に、これらの手段による処理に要する時間が短縮されることになる。
【0016】
また、請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載のシステムにおいて、2次元化手段により第1の面部材を平面上に投影する場合に、該第1の面部材を複数の部分に分割する面部材分割手段と、該手段によって分割された各分割面部材について、上記2次元化手段、切開手段、第2有限要素分割手段、切開部閉鎖手段及び形状復元手段による各処理の後、分割された面部材を合体させる面部材合体手段とを有することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、第1の面部材が例えば半円筒面等で構成されて、一つの平面に投影すると寸法が一定方向に著しく圧縮される部分が生じる場合に、この第1の面部材が分割されて、分割された各部分について2次元化以降の処理が行われるので、分割された各部材をそれぞれ最も適した方向の平面に投影することにより、第1の面部材が上記のような形状の場合にも、部分的に寸法が著しく圧縮されることが回避されることになる。したがって、投影された仮想面部材について有限要素分割した後、元の3次元形状に復元して解析モデルを作成したときに、第1の面部材の各部が良好に有限要素分割されたモデルが得られることになる。
【0018】
つまり、投影時に寸法が部分的に著しく圧縮されると、予め第1有限要素分割手段による有限要素分割によって生成された節点間の距離が他の部分より著しく狭い個所が発生して、2次元状態での有要素分割が良好に行われないことになる。
【0019】
しかし、上記発明により、このような不具合が解消され、第1の面部材の全体がほぼ均等な大きさの要素に分割されるなど、有限要素分割が良好に行われることになり、以後の構造解析の精度が向上することになる。
【0020】
なお、第1の面部材を予め有限要素分割しているので、面部材分割手段により該面部材を複数の部分に分割するときに、予め生成されているメッシュに沿って分割することになる。
【0021】
また、請求項4に記載の発明は、上記請求項1から請求項3のいずれかに記載のシステムにおいて、第1の面部材と第2の面部材の辺との交線が第1の面部材の外周辺と交わる場合であって、その交点に第2の面部材の上記辺上の節点が存在しない場合に、第2の面部材の辺における上記交点に最も近い節点を該交点に位置するように移動させる節点移動手段が設けられていることを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、第1の面部材を第2の面部材の辺との交線に沿って切開したときに、その切開部が第1の面部材の外周辺に連続することになるが、その場合に、上記のように交線と第1の面部材の周辺との交点に第2の面部材の節点が存在しない場合であっても、該第2の面部材の辺上の所定の節点が上記交点に移動されるから、切開部と第1の面部材の外周辺との連続部で必ず節点が存在することになる。したがって、上記のような場合であっても、第1の面部材の切開後における有限要素分割が良好に行われることになる。
【0023】
また、請求項5に記載の発明は、上記請求項1から請求項4のいずれかに記載のシステムにおいて、切開により第1の面部材が複数の面部材に分離される場合に、第2有限要素分割手段は、分離した各面部材ごとに有限要素分割を行うことを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、第1の面部材上への第2の面部材の辺の交線が該第1の面部材を横断し、または該交線が円形や角形等の閉じた線である場合には、この交線に沿って第1の面部材を切開したときに、該第1の面部材が複数の部分に分離されることになるが、この場合、分離した各部分について有限要素分割が行われるので、切開部を閉じることにより分離した部分が合体されたときに、上記各発明と同様に有限要素分割された第1の面部材が得られることになる。
【0025】
一方、請求項6に記載の発明は、第1の面部材上に第2の面部材の辺が結合されてなる構造体に有限要素法を適用するための有限要素解析モデルの作成プログラムに関するものであって、コンピュータを、上記構造体の形状に関する情報を取得する構造体情報取得手段、該手段によって取得した構造体を構成する第1、第2の面部材を単体で有限要素分割する第1有限要素分割手段、第1の面部材上に、第2の面部材の辺を結合したときに生じる交線を形成すると共に、該交線上に上記第1有限要素分割手段によって生成された第2の面部材の上記辺上の節点をプロットする交線形成手段、該交線形成手段によって形成された交線に沿って第1の面部材を切開すると共に、交線上にプロットされている節点のうちの切開により切り離される部分に位置する節点を切開部両側の縁部に位置する一対の節点に分割する切開手段、該切開手段によって切開部が形成された第1の面部材を切開部周囲に位置する節点と上記第1有限要素分割手段による有限要素分割時に該第1の面部材の外周囲に生成された節点とを用いて有限要素分割する第2有限要素分割手段、該第2有限要素分割手段によって有限要素分割された第1の面部材の切開部を閉じて元の交線を復元すると共に、切開部両側の縁部に分割された一対の節点を上記交線上の元の位置で合体させる切開部閉鎖手段、及び、該閉鎖手段によって切開部が閉鎖された第1の面部材の交線上に、上記第1有限要素分割手段によって有限要素分割された第2の面部材の上記辺を結合する結合手段として機能させることを特徴とする。
【0027】
また、請求項7に記載の発明は、上記請求項6に記載のプログラムにおいて、第1の面部材の形状が3次元形状の場合に、コンピュータを、交線形成手段による交線の形成及び該交線上への節点のプロットの後、該第1の面部材を所定の平面上に投影又は展開する2次元化手段、及び、該手段によって2次元化された仮想面部材について切開手段、第2有限要素分割手段、及び切開部閉鎖手段による処理を終了した後、該仮想面部材を当初の3次元形状に復元させる形状復元手段として機能させることを特徴とする。
【0028】
また、請求項8に記載の発明は、上記請求項7に記載のプログラムにおいて、2次元化手段により第1の面部材を平面上に投影する場合に、コンピュータを、該第1の面部材を複数の部分に分割する面部材分割手段、及び、該手段によって分割された各分割面部材について、上記2次元化手段、切開手段、第2有限要素分割手段、切開部閉鎖手段及び形状復元手段による各処理の後、分割された面部材を合体させる面部材合体手段として機能させることを特徴とする。
【0029】
また、請求項9に記載の発明は、上記請求項6から請求項8のいずれかに記載のプログラムにおいて、第1の面部材と第2の面部材の辺との交線が第1の面部材の外周辺と交わる場合であって、その交点に第2の面部材の上記辺上の節点が存在しない場合に、コンピュータを、第2の面部材の辺における上記交点に最も近い節点を該交点に位置するように移動させる節点移動手段として機能させることを特徴とする。
【0030】
さらに、請求項10に記載の発明は、上記請求項6から請求項9のいずれかに記載のプログラムにおいて、切開により第1の面部材が複数の面部材に分離される場合に、コンピュータを第2有限要素分割手段として機能させるときは、分離された各面部材ごとに有限要素分割を行うように機能させることを特徴とする。
【0031】
上記の請求項6から請求項10に記載の解析モデル作成プログラムに関する発明は、請求項1から請求項5に記載の解析モデル作成システムに関する発明とそれぞれ対応し、これらのプログラムをコンピュータに搭載して実行することにより、請求項1から請求項5のいずれかに記載のシステムと同様の作用が得られる。
【0032】
特に、このプログラムに関する発明によれば、コンピュータを、構造体の形状に関する情報を取得する構造体情報取得手段、及び構造体を構成する面部材を単体で有限要素分割する有限要素分割手段として機能させる部分については、既存の有限要素解析用プログラムを用いることが可能であり、新たなプログラムの構築がそれだけ容易化される利点がある。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明に係る有限要素解析モデル作成システムについての実施の形態であるが、この実施の形態において使用するプログラムは、本発明に係る有限要素解析モデル作成プログラムの実施の形態を構成する。
【0036】
図1は本実施の形態に係るシステムの構成を示すもので、このシステム10はコンピュータと該コンピュータに搭載されたプログラムによって構成され、これらにより、CAD情報取得部11、有限要素分割部12、解析モデル作成部13、解析部14、及び出力部15が設けられている。
【0037】
上記CAD情報取得部11は、汎用のCADプログラム等によって作成された構造体の形状等に関する情報を取得する機能を有し、有限要素分割部12は、与えられた各種の部材について設定された条件に従って有限要素分割する機能を有するもので、これらの部分11、12は、一般的なプログラムを用いて構成されている。
【0038】
一方、解析モデル作成部13は、上記CAD情報取得部11によって取得した構造体について、上記有限要素分割部12の機能を利用しながら、その構造体全体についての有限要素解析モデルを作成するものであり、その機能については以下に詳細に説明する。
【0039】
さらに、解析部14は、上記解析モデル作成部13で作成された解析モデルについて、解析目的に応じたプログラムを用いて構造解析するものであり、出力部15は、該解析部14による解析結果をコンピュータのモニターに表示し或いはプリントアウトするものであって、この解析部14及び出力部15も、既存のプログラムによって構成されている。
【0040】
次に、フローチャート及びモニター画面図を用いて、本システム10の解析モデル作成動作を具体的に説明する。
【0041】
図2のフローチャートは動作の第1の具体例を示すもので、まず、ステップS1で、図1に示すCAD情報取得部11により、別途作成された解析対象構造体のCADデータを取り込む。この例では、図3に示すように、円筒面状の第1面部材30上に、平板状の第2面部材40の下辺41を結合してなる構造体20が解析対象とされており、この構造体20及びこれを構成する第1面部材30や第2面部材40の寸法や形状等に関する情報が取り込まれる。
【0042】
次に、ステップS2で、上記構造体20を構成する第1面部材30と第2面部材40について、図1に示す有限要素分割部12の機能により、それぞれ単体で有限要素分割し、図4に示すように、メッシュ化された第1面部材30a及び第2面部材40aを作成する。
【0043】
そして、ステップS3で、図5に示すように、メッシュ化された第2面部材40aの下辺41aを、同じくメッシュ化された第1面部材30a上に、当初の位置関係で結合すると共に、ステップS4で、図6に示すように、上記第1面部材30a上に、第2面部材40aの下辺41aとの交線31aを作成し、この交線31a上に、図5に示すメッシュ化された第2面部材40aの下辺41aに位置する図例では6個の節点P1、P2…P6をプロットし、点Q1、Q2…Q6を作成する。
【0044】
次に、ステップS5で、この第1面部材30aを所定の平面Xに投影し、図7に示すように、交線31bを有する2次元化された仮想第1面部材30bを作成する。その場合に、上記投影面Xの方向は、第1面部材30aの各要素E1、E2…の法線ベクトルの平均の方向と直交する方向に設定される。
【0045】
また、ステップS6で、上記仮想第1面部材30bについて、先に有限要素分割した際に生成された節点のうちの周辺部に位置する節点R1、R2…Rnを残して内部のメッシュ化状態を解消し、図8に示すように、外周辺32c、33c、34c及び35c上の節点R1、R2…Rnと、交線31c上の節点Q1、Q2…Q6のみを有する仮想第1面部材30cを作成する。
【0046】
そして、ステップS7で、上記交線31cに沿って仮想第1面部材30cを切開し、図9に示すように、スリット状の切開部36dを有する仮想第1面部材30dを作成すると共に、上記交線31c上にプロットされていた節点Q1、Q2…Q6のうちの切開により切り離される部分に位置する節点(交線31cの両端に位置する節点を除く節点)Q2…Q5を分割して、両側の切り離し縁部に互いに対応位置する各一対の節点(Q2a、Q2b)…(Q5a、Q5b)を生成する。
【0047】
ここで、第1面部材を交線に沿って切開する方法について説明する。図10に示すように、例えば交線Lに4つの節点P1〜P4が存在するものとすると、これらの節点のうち、切開により切り離される部分に位置する節点P2、P3が両側に分割されることになるが、このうち、節点P2は、その両側の節点P1、P3との間の線分のなす角θ2を2等分する直線L2に沿って両側に分割され、また節点P3は、同じくその両側の節点P2、P4との間の線分のなす角θ3を2等分する直線L3に沿って両側に分割される。その場合に、当初の節点P2、P3からの距離dは、交線L上の節点間の距離の平均値をLmとし、Kをスケールファクター(例えば0.001)として、次式
d=K×Lm
で示される。そして、このようにして節点を分割した後、これらの分割により生じた節点P2a、P2b、P3a、P3bと、交線Lの両端に位置する節点P1、P4とを結ぶことにより、周囲に節点を有する切開部Yを形成する。
【0048】
ここで、図10は他の寸法に比して距離dを著しく大きく表示したもので、実際は、切開部を閉じたときの周囲の要素の変形を抑制するため、開口部として確実に把握できる範囲で極力小さな値に設定される。
【0049】
このようにして、内部に開口した切開部を有する第1面部材が形成されることになるが、このような切開部を有する面部材の形状は、その外周囲と切開部の周囲とを輪郭とする1つの面形状として把握することができるから、図1の有限要素分割部12を構成する一般的な有限要素分割プログラムによって分割が可能となる。
【0050】
そこで、ステップS8で、図9に示す切開部36dを有する仮想第1面部材30dのデータを図1に示す有限要素分割部12に引き渡し、該第1面部材30dを再び有限要素分割する。その場合に、ステップS2の有限要素分割で生成された外周辺上の節点R1、R2…Rnと、ステップS4、S7で生成された切開部36dの周囲の節点Q1、(Q2a、Q2b)…(Q5a、Q5b)、Q6とを今回の有限要素分割の初期条件として与え、これらの節点を用いて有限要素分割する。これにより図11に示すように、切開部36eを有する有限要素分割された仮想第1面部材30eが得られる。
【0051】
次に、ステップS9で、上記仮想第1面部材30eにおける切開部36eを閉じ、図12に示すように、切開前の交線31cと同じ交線31fを有する仮想第1面部材30fを作成すると共に、切開時に両側に分割した各一対の節点(Q2a、Q2b)…(Q5a、Q5b)を元の交線31c上の位置で合体させて、第2面部材40aの下辺41aからプロットした節点Q1、Q2a…Q6を復元する。
【0052】
そして、ステップS10で、図13に示すように、仮想第1面部材30fを投影前の3次元形状の第1面部材30gに復元すると共に、ステップS11で、この第1面部材30g上の交線31gに、第2面部材40aの下辺41aを結合する。
【0053】
このとき、図14に示すように、第1面部材30gの交線31g上の節点Q1、Q2…Q6と、第2面部材40の下辺41aの節点P1、P2…P6とが一致し、第1面部材30上に第2面部材40の下辺41を結合してなる図3の構造体20が、両部材の交線において節点の不整合を生じることなく有限要素分割されてなる解析モデル50が完成することになる。
【0054】
したがって、このモデル50を用いて、図1に示す解析部14により所定のプログラムを用いて構造解析を行えば、精度よい解析結果が得られることになる。
【0055】
なお、以上の実施の形態は、次のような構造体にも適用可能である。
【0056】
まず、図15に示す構造体60は、前述の構造体20と同様に、第1面部材61の面上に第2面部材62の辺62aを結合させた構成であるが、この構造体60では、第2面部材62の上記辺62aが第1面部材61の外周辺61aに達している。
【0057】
この場合、第1面部材61を第2面部材62との交線61bに沿って切開すると、同図(c)に示すように、切開部61cが該第1面部材61の外周辺61aに接し、或いは同図(d)に示すように、切開部61c′が該第1面部材61′の外周辺61a′に開口することになるが、このような第1面部材61、61′についても、有限要素分割部12に備えられた既存のプログラムによって有限要素分割が可能であるから、前述の構造体20と全く同様にして解析モデルを作成することが可能である。
【0058】
また、図16に示す構造体70は、第1面部材71の面上に、第2面部材72の辺72aが該第1面部材71を完全に横切る状態で結合されたもので、この場合、第1面部材71を第2面部材72との交線71bに沿って切開すると、同図(c)に示すように、切開部71cの両端が該第1面部材71の両側で外周辺71a、71aに接して、該第1面部材71が二つの部分71d、71dに分断され、或いは同図(d)に示すように、切開部71c′によって二つの部分71d′、71d′に完全に切り離されることになる。
【0059】
しかし、このような場合においても、第1面部材の2つの部分71d、71d又は71d′、71d′について、有限要素分割部12に備えられたプログラムによってそれぞれ有限要素分割を行い、その後、切開部71c、71c′を閉鎖して両部分を合体させることにより、前述の構造体20、60と同様に解析モデルを作成することが可能となる。
【0060】
さらに、図17に示す構造体80は、第1面部材81上に円筒面でなる面部材82の下辺82aが結合されたもので、この場合、第1面部材81を円筒面部材82との交線81aに沿って切開すると、同図(c)に示すように、切開部81bがリング状に形成され、第1面部材81がその内側の部分81cと外側の部分81dとに分離されることになる。
【0061】
しかし、この場合も、第1面部材の2つの部分81c、81dについて、有限要素分割部12に備えられたプログラムによってそれぞれ有限要素分割を行い、その後、切開部81bを閉鎖して両部分を合体させることにより、前述の各例と同様にして解析モデルを作成することが可能となる。
【0062】
次に、図18にフローチャートを示す解析モデル作成動作の第2の具体例について説明する。
【0063】
ステップT1からステップT4までは前述の例と同じであって、まず、ステップT1で解析対象構造体のCADデータを取り込むが、この例の構造体120は、図19に示すように、半円筒状の第1面部材130の内側上方に平板状の第2面部材140の下辺141を結合した構成とされている。
【0064】
そして、ステップT2で、上記構造体120を構成する第1面部材130と第2面部材140をそれぞれ単体で有限要素分割し、図20に示すように、メッシュ化された第1面部材130a及び第2面部材140aを作成すると共に、ステップT3で、図21に示すように、このメッシュ化された第1面部材130a上に第2面部材140aの下辺141aを所定の位置関係で結合する。
【0065】
また、ステップT4で、図22に示すように、上記第1面部材130a上に第2面部材140aの下辺141aとの交線131aを作成すると共に、この交線131a上に、図21に示すメッシュ化された第2面部材140aの下辺141aに位置する8個の節点P1、P2…P8をプロットし、点Q1、Q2…Q8を作成する。
【0066】
次に、ステップT5で、上記第1面部材130aを左右両側に二分する。つまり、図22に示すように、第1面部材130aの中央部に、メッシュ化によって生成された要素間の境界線に沿って母線方向の分割線132aを設定し、この分割先132aに沿って第1面部材130aを二分して、図23に示すように、第1、第2分割第1面部材133a、134aを生成する。
【0067】
そして、これらの分割第1面部材133a、134aについて、ステップT6からT12までの処理を実行することになるが、このうちステップT6、T7、及びステップT9からステップT11までの処理は、図2に示す前述の例のステップS5からS10までの処理と全く同様であり、これらの処理を両分割第1面部材133a、134aについて個々に実行する。
【0068】
つまり、ステップT6で、第1、第2分割第1面部材133a、134aを図23に示す所定の平面X′、X″にそれぞれ投影し、図24に示すように、2次元化された第1、第2分割仮想第1面部材133b、134bを作成する。その場合に、上記投影面X′、X″の方向は、各分割第1面部材133a、134aごとに、各要素の法線ベクトルの平均の方向と直交する方向に設定される。
【0069】
そして、以後、第1仮想分割第1面部材133bについてのみ説明するが、ステップT7では、図25に示すように、最初に有限要素分割した際に生成された節点のうちの外周辺135c、136c、137cに位置する節点R1、R2…Rn、及び上記分割線132c上に位置する節点R1′、R2′…Rn′を残して内部のメッシュ化状態を解消し、これらの節点R1、R2…Rn、R1′、R2′…Rn′と、交線131c上の節点のうち、当該第1仮想分割第1面部材133c上の部分に位置する4個の節点Q1、Q2…Q4を有する仮想第1面部材133cを作成する。
【0070】
その場合に、図25に示すように、上記交線131cと分割線132cとの交点Zに交線131c上の節点が存在しないときは、ステップT8で、交線131c上で交点Zの両側に位置する節点のうちの該交点Zに近い方の節点、図例では第2仮想分割第1面部材側に位置する節点Q5を交点Zに移動させ、分割線132c上に新たな節点Q5′を生成する。このとき、図26に示すように、その節点Q5に対応する第2面部材140cの下辺141c上の節点P5についても同様に移動させ、新たな節点P5′を生成しておく。
【0071】
そして、ステップT9からステップT12を前述の例と同様に実行し、まず、ステップT9で、上記交線131cに沿って第1仮想分割第1面部材133cを切開して、スリット状の切開部138dを有する仮想分割第1面部材133dを作成すると共に、交線131c上にプロットされていた節点Q1、Q2…Q4及び分割線132c上の交点Zに移動させた節点Q5′のうちの切開により切り離される部分に位置する節点Q2…Q4を分割して、両側の切り離し縁部に互いに対応位置する各一対の節点(Q2a、Q2b)…(Q4a、Q4b)を生成する。
【0072】
また、ステップT10で、上記の切開部138dを有する第1仮想分割第1面部材133dのデータを図1に示す有限要素分割部12に引き渡し、該第1面部材133dを再び有限要素分割する。その場合に、図25に示す外周辺135c、136c、137c及び分割線132c上の節点R1、R2…Rn、R1′、R2′…Rn′、及び図27に示す切開部138dの周囲の節点Q1、(Q2a、Q2b)…(Q4a、Q4b)、Q5′とを今回の有限要素分割の初期条件として与え、これらの節点を用いて有限要素分割する。
【0073】
これにより,図28に示すように、切開部138eを有する有限要素分割された第1仮想分割第1面部材133eが得られる。
【0074】
さらに、ステップT11で、上記第1仮想分割第1面部材133eにおける切開部138eを閉じ、図29に示すように、切開前の交線131cと同じ交線131fを有する仮想第1面部材133fを作成すると共に、切開時に両側に分割した各一対の節点(Q2a、Q2b)…(Q4a、Q4b)を、上記交線131c上の元の位置で合体させ、節点Q2…Q4を復元する。
【0075】
また、ステップT12で、図29に示す第1仮想第1面部材133fを3次元形状の第1面部材に復元すると共に、上記ステップT6からステップT12の処理を第2分割第1面部材134aについても実行し、図30に示すように、再メッシュ化された第1、第2分割第1面部材133g、134gを生成する。
【0076】
そして、ステップT13で、これらの分割第1面部材133g、134gを分割線132gを合わせることにより合体させ、図31に示すように、分割前の第1面部材130aが再メッシュ化されてなる第1面部材130bを生成し、この第1面部材130b上の交線131bに、図26に示す第2面部材140cの下辺141cを結合する。
【0077】
これにより、図32に示すように、第1面部材130bの交線131b上の節点Q1、Q2…Q8と、第2面部材140cの下辺141cの節点P1、P2…P8とが一致し、図19に示す第1面部材130上に第2面部材140の下辺141を結合してなる構造体120が、両部材の交線において節点の不整合を生じることなく有限要素分割されてなる解析モデル150が完成することになる。
【0078】
そして、特にこの例では、第1面部材を2次元化するときに、半円筒状の第1面部材130aを分割し、各分割第1面部材133a、134aをそれぞれについての最適な平面X′、X″上に投影するようにしたから、投影により節点の間隔が部分的に著しく圧縮されて、2次元化した状態での再メッシュ化が良好に行われず、また、再メッシュ化後に3次元形状に復元したときに、部分的に要素の面積が著しく大きくなるといった不具合が解消され、以後の構造解析が良好に行われることになる。
【0079】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、有限要素法の適用に際し、第1の面部材上に第2の面部材の辺が結合されてなる構造体を有限要素法を適用する場合に、予め少なくとも第2の面部材を単体で有限要素分割すると共に、第1の面部材上に第2の面部材の辺を結合したときに生じる交線を形成して、該交線上に上記第2の面部材の辺上に生成された節点をプロットし、このプロットした節点を両側に分割しながら上記交線に沿って第1の面部材を切開し、この状態で該第1の面部材を有限要素分割すると共に、その後、上記切開部を閉じて分割した節点を合体させることにより、第2の面部材との交線を復元し、この交線上に第2の面部材の辺を結合するようにしたから、両部材によって構成される構造体の解析モデルとして、両部材の結合部における節点の不整合を含まないモデルが作成されることになる。
【0080】
したがって、当該構造体についての構造解析が、節点の調整等の面倒な作業を要することなく、容易にかつ精度よく行われることになる。また、本発明によれば、第1、第2のいずれの面部材についても、既存のプログラムを用いて有限要素分割を行うことができるから、全体としてのプログラムの開発が容易である利点がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るプログラムの第1の動作例を示すフローチャートである。
【図3】 同フローチャートの第1ステップを示すモニター画面図である。
【図4】 同じく第2ステップを示すモニター画面図である。
【図5】 同じく第3ステップを示すモニター画面図である。
【図6】 同じく第4ステップを示すモニター画面図である。
【図7】 同じく第5ステップを示すモニター画面図である。
【図8】 同じく第6ステップを示すモニター画面図である。
【図9】 同じく第7ステップを示すモニター画面図である。
【図10】 第7ステップによる切開方法の説明図である。
【図11】 フローチャートの第8ステップを示すモニター画面図である。
【図12】 同じく第9ステップを示すモニター画面図である。
【図13】 同じく第10ステップを示すモニター画面図である。
【図14】 同じく第11ステップを示すモニター画面図である。
【図15】 他の応用例の説明図である。
【図16】 同じく他の応用例の説明図である。
【図17】 同じく他の応用例の説明図である。
【図18】 本発明の実施の形態に係るプログラムの第2の動作例を示すフローチャートである。
【図19】 同フローチャートの第1ステップを示すモニター画面図である。
【図20】 同じく第2ステップを示すモニター画面図である。
【図21】 同じく第3ステップを示すモニター画面図である。
【図22】 同じく第4ステップを示すモニター画面図である。
【図23】 同じく第5ステップを示すモニター画面図である。
【図24】 同じく第6ステップを示すモニター画面図である。
【図25】 同じく第7ステップを示すモニター画面図である。
【図26】 同じく第8ステップを示すモニター画面図である。
【図27】 同じく第9ステップを示すモニター画面図である。
【図28】 同じく第10ステップを示すモニター画面図である。
【図29】 同じく第11ステップを示すモニター画面図である。
【図30】 同じく第12ステップを示すモニター画面図である。
【図31】 同じく第13ステップを示すモニター画面図である。
【図32】 同じく第14ステップを示すモニター画面図である。
【符号の説明】
10 解析モデル作成システム
20、60,70、80、120 構造体
30、130 第1の面部材
40、140 第2の面部材

Claims (10)

  1. 第1の面部材上に第2の面部材の辺が結合されてなる構造体に有限要素法を適用するための有限要素解析モデルの作成システムであって、上記構造体の形状に関する情報を取得する構造体情報取得手段と、該手段によって取得した構造体を構成する第1、第2の面部材を単体で有限要素分割する第1有限要素分割手段と、第1の面部材上に、第2の面部材の辺を結合したときに生じる交線を形成すると共に、該交線上に上記第1有限要素分割手段によって生成された第2の面部材の上記辺上の節点をプロットする交線形成手段と、該交線形成手段によって形成された交線に沿って第1の面部材を切開すると共に、交線上にプロットされている節点のうちの切開により切り離される部分に位置する節点を切開部両側の縁部に位置する一対の節点に分割する切開手段と、該切開手段によって切開部が形成された第1の面部材を該切開部周囲に位置する節点と上記第1有限要素分割手段による有限要素分割時に該第1の面部材の外周囲に生成された節点とを用いて有限要素分割する第2有限要素分割手段と、該第2有限要素分割手段によって有限要素分割された第1の面部材の切開部を閉じて元の交線を復元すると共に、切開部両側の縁部に分割された一対の節点を上記交線上の元の位置で合体させる切開部閉鎖手段と、該閉鎖手段によって切開部が閉鎖された第1の面部材の交線上に、上記第1有限要素分割手段によって有限要素分割された第2の面部材の上記辺を結合する結合手段とを有することを特徴とする有限要素解析モデル作成システム。
  2. 第1の面部材の形状が3次元形状の場合に、交線形成手段による交線の形成及び該交線上への節点のプロットの後、該第1の面部材を所定の平面上に投影又は展開する2次元化手段と、該手段によって2次元化された仮想面部材について切開手段、第2有限要素分割手段、及び切開部閉鎖手段による処理を終了した後、該仮想面部材を当初の3次元形状に復元させる形状復元手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の有限要素解析モデル作成システム。
  3. 2次元化手段により第1の面部材を平面上に投影する場合に、該第1の面部材を複数の部分に分割する面部材分割手段と、該手段によって分割された各分割面部材について、上記2次元化手段、切開手段、第2有限要素分割手段、切開部閉鎖手段及び形状復元手段による各処理の後、分割された面部材を合体させる面部材合体手段とを有することを特徴とする請求項2に記載の有限要素解析モデル作成システム。
  4. 第1の面部材と第2の面部材の辺との交線が第1の面部材の外周辺と交わる場合であって、その交点に第2の面部材の上記辺上の節点が存在しない場合に、第2の面部材の辺における上記交点に最も近い節点を該交点に位置するように移動させる節点移動手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の有限要素解析モデル作成システム。
  5. 切開により第1の面部材が複数の面部材に分離される場合に、第2有限要素分割手段は、分離した各面部材ごとに有限要素分割を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の有限要素解析モデル作成システム。
  6. 第1の面部材上に第2の面部材の辺が結合されてなる構造体に有限要素法を適用するための有限要素解析モデルの作成プログラムであって、コンピュータを、上記構造体の形状に関する情報を取得する構造体情報取得手段、該手段によって取得した構造体を構成する第1、第2の面部材を単体で有限要素分割する第1有限要素分割手段、第1の面部材上に、第2の面部材の辺を結合したときに生じる交線を形成すると共に、該交線上に上記第1有限要素分割手段によって生成された第2の面部材の上記辺上の節点をプロットする交線形成手段、該交線形成手段によって形成された交線に沿って第1の面部材を切開すると共に、交線上にプロットされている節点のうちの切開により切り離される部分に位置する節点を切開部両側の縁部に位置する一対の節点に分割する切開手段、該切開手段によって切開部が形成された第1の面部材を該切開部周囲に位置する節点と上記第1有限要素分割手段による有限要素分割時に該第1の面部材の外周囲に生成された節点とを用いて有限要素分割する第2有限要素分割手段、該第2有限要素分割手段によって有限要素分割された第1の面部材の切開部を閉じて元の交線を復元すると共に、切開部両側の縁部に分割された一対の節点を上記交線上の元の位置で合体させる切開部閉鎖手段、及び、該閉鎖手段によって切開部が閉鎖された第1の面部材の交線上に、上記第1有限要素分割手段によって有限要素分割された第2の面部材の上記辺を結合する結合手段として機能させることを特徴とする有限要素解析モデル作成プログラム
  7. 第1の面部材の形状が3次元形状の場合に、コンピュータを、交線形成手段による交線の形成及び該交線上への節点のプロットの後、該第1の面部材を所定の平面上に投影又は展開する2次元化手段、及び、該手段によって2次元化された仮想面部材について切開手段、第2有限要素分割手段、及び切開部閉鎖手段による処理を終了した後、該仮想面部材を当初の3次元形状に復元させる形状復元手段として機能させることを特徴とする請求項6に記載の有限要素解析モデル作成プログラム。
  8. 2次元化手段により第1の面部材を平面上に投影する場合に、コンピュータを、該第1の面部材を複数の部分に分割する面部材分割手段、及び、該手段によって分割された各分割面部材について、上記2次元化手段、切開手段、第2有限要素分割手段、切開部閉鎖手段及び形状復元手段による各処理の後、分割された面部材を合体させる面部材合体手段として機能させることを特徴とする請求項7に記載の有限要素解析モデル作成プログラム。
  9. 第1の面部材と第2の面部材の辺との交線が第1の面部材の外周辺と交わる場合であって、その交点に第2の面部材の上記辺上の節点が存在しない場合に、コンピュータを、第2の面部材の辺における上記交点に最も近い節点を該交点に位置するように移動させる節点移動手段として機能させることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の有限要素解析モデル作成プログラム。
  10. 切開により第1の面部材が複数の面部材に分離される場合に、コンピュータを第2有限要素分割手段として機能させるときは、分離された各面部材ごとに有限要素分割を行うように機能させることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかに記載の有限要素解析モデル作成プログラム。
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