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JP4628862B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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JP4628862B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、更に詳細には、シリンダ型の容量素子を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、半導体記憶装置の大容量化が進められている。半導体記憶装置の大容量化に伴い、その主要構成要素である容量セルに許容される面積も必然的に縮小され、小さな面積で所要の容量を確保することが要請されている。小さなセル面積で大きな容量が得られる容量素子として、絶縁膜にシリンダ状の孔(シリンダ孔)を開孔し、シリンダ孔の内部に下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極を形成したシリンダ型の容量素子がある。シリンダ型の容量素子では、シリンダ孔を深くすることによって電極の表面積を拡大し、容量を増大させることが出来る。
図17に、シリンダ型の容量素子を備える半導体装置の一例を示す(特許文献1)。半導体装置100では、図示しないシリコン基板の主面上部に厚い絶縁膜103が成膜されている。絶縁膜103を貫通して接続プラグ102に達するシリンダ孔104が開孔され、シリンダ孔104の底面及び側面に沿って下部電極105が成膜されている。下部電極105上には容量絶縁膜106が成膜され、容量絶縁膜106上には、シリンダ孔104の内部を埋め込んで、上部電極107が形成されている。符号101は、接続プラグ102を収容する絶縁膜を示している。
図18に、シリンダ型の容量素子を備える半導体装置の別の例を示す(特許文献2)。半導体装置110では、容量素子は、シリンダ孔104の内部に形成されており、図17の容量素子と同様の構成を有する第1の容量素子部分111と、絶縁膜103上に突出する第2の容量素子部分112とを備える。第2の容量素子部分112では、下部電極105の外周面についても容量素子として利用している。
半導体装置110では、下部電極105は、特許文献1の容量素子の下部電極に比して厚く形成されている。これは、第2の容量素子部分112で、下部電極105の機械的強度が不足すると、製造段階で、倒壊や破損等の恐れがあるためである。
特開2002−110647号公報(図43,44) 特開2000−332216号公報(図8、9等)
近年の半導体記憶装置の高集積化に伴い、セル面積は更に縮小され、電極の表面積を確保するために、シリンダ孔を更に深くすることが要求されている。図17、18に示した半導体装置100,110を、例えばワード線及びビット線のハーフピッチが80nm(F80)に微細化されたDRAMに適用すると、シリンダ孔の深さと断面径との比、つまり、アスペクト比が20以上のシリンダ孔を開孔する必要がある。
ところが、ドライエッチングでシリンダ孔を開孔すると、シリンダ孔の深部でテーパが生じることによってその先端が細くなり、アスペクト比が20以上ではそれ以上のエッチングが進行しないことが判っている。このため、セル面積の縮小及びこれに伴うアスペクト比の増大に対応して、小さなセル面積で更に大きな容量を確保可能な容量素子が要望されている。
本発明は、上記に鑑み、小さなセル面積で大きな容量を確保可能なシリンダ型の容量素子を備える半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る半導体装置は、半導体基板上部に形成された絶縁膜の孔の内部に順次に形成された、第1の下部電極、第1の容量絶縁膜、及び、第1の上部電極を有する第1の容量素子部分と、前記絶縁膜の上部に前記第1の容量素子部分に連続して形成された、第2の下部電極、第2の容量絶縁膜、及び、第2の上部電極を有する第2の容量素子部分とを有する容量素子を備える半導体装置において、
前記第2の下部電極は、前記第1の下部電極から連続して該第1の下部電極の上部に形成され、且つ、該第1の下部電極よりも大きな膜厚を有することを特徴とする。
本発明の第1の視点に係る半導体装置の製造方法は、シリンダ型容量素子を有する半導体装置を製造する方法であって、
半導体基板上部に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜の内部に第1のシリンダ孔を形成する工程と、
前記第1のシリンダ孔の内部に筒状の第1の導電膜を形成する工程と、
前記第1の導電膜の内部を埋め込むと共に前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜の内部に、前記第1のシリンダ孔に整列する第2のシリンダ孔を形成し、該第2のシリンダ孔の内部で前記第1の導電膜の上端を露出する工程と、
前記第2のシリンダ孔の内部に、前記第1の導電膜に連続する筒状の第2の導電膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜を除去し、前記第2の導電膜の外周面を露出する工程と、
前記第1の導電膜の内周面と前記第2の導電膜の内周面及び外周面を被覆する第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第3の絶縁膜の表面を覆い、前記第1及び第2の導電膜と対向する第3の導電膜を形成する工程とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の視点に係る半導体装置の製造方法は、シリンダ型容量素子を有する半導体装置を製造する方法であって、
半導体基板上部に第1及び第2の絶縁膜を順次に形成する工程と、
前記第1及び第2の絶縁膜の内部に第1のシリンダ孔を形成する工程と、
前記第1のシリンダ孔の内部に筒状の第1の導電膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜を除去する工程と、
前記筒状の第1の導電膜の内部を、前記第1の絶縁膜と同程度の高さまで第3の絶縁膜で埋め込む工程と、
前記第1の導電膜の露出した内周面を第2の導電膜で被覆する工程と、
前記第3の絶縁膜を除去する工程と、
前記第1の導電膜の露出した内周面及び外周面と前記第2の導電膜の内周面とを第4の絶縁膜で被覆する工程と、
前記第4の絶縁膜の露出した表面を覆い、前記第1及び第2の導電膜と対向する第3の導電膜を形成する工程とを備えることを特徴とする。
本発明の半導体装置によれば、第2の下部電極が大きな膜厚を有するため、第2の下部電極の機械的強度を損なうことなく、十分な高さを持つ下部電極を形成することが出来る。また、第1の下部電極が第2の下部電極より小さな膜厚を有するため、第1の下部電極の内周面の断面径を拡大し、第1の下部電極の表面積を拡大できる。これらによって、容量素子全体の容量を効果的に増大できる。
本発明の半導体装置の好適な実施態様では、前記第2の下部電極が筒形状に形成され、前記第2の容量絶縁膜は前記第2の下部電極の内周面及び外周面を覆って形成され、前記第2の上部電極が前記第2の容量絶縁膜を介して前記第2の下部電極の内周面及び外周面の双方に対向する。第2の下部電極の外周面についても容量素子として利用することによって、容量を増大できる。
本発明の半導体装置では、第1の下部電極と第2の下部電極とを相互に異なる導電膜として構成してもよい。或いはこれに代えて、第1の下部電極を第1の導電膜から、第2の下部電極を第1の導電膜と第1の導電膜上に形成された第2の導電膜から、それぞれ構成してもよい。後者の場合、第1の導電膜は、第1の容量素子部分と第2の容量素子部分に連続して形成される。
本発明の半導体装置では、前記第1の下部電極は、該第1の下部電極の底面に接続されたプラグを介して、前記半導体基板に形成された拡散層に接続されてもよい。
本発明の第1の視点に係る半導体装置の製造方法によれば、上記本発明の半導体装置を製造する製造方法を実現している。本発明の第1の視点に係る半導体装置の製造方法では、前記第1の絶縁膜が、前記第2の絶縁膜と同じ材料の下層絶縁膜と、該下層絶縁膜上に形成される上層絶縁膜とを含む積層膜であり、前記第2の絶縁膜を除去する工程では、前記上層絶縁膜をエッチストッパ膜としてもよい。
本発明の第1の視点に係る半導体装置の製造方法の好適な実施態様では、前記第2の導電膜が前記第1の導電膜よりも膜厚が大きい。第2の導電膜の機械的強度を確保し、製造段階での倒壊や破損を抑制できる。
本発明の第2の視点に係る半導体装置の製造方法によれば、上記本発明の半導体装置を製造する別の製造方法を実現している。第2の絶縁膜上に突出する第1の導電膜及び第2の導電膜の機械的強度を確保し、製造段階での倒壊や破損を抑制できる。
本発明の第2の視点に係る半導体装置の製造方法では、好ましくは、第2の絶縁膜を除去する工程を、第1の導電膜の露出した内周面を第2の導電膜で被覆する工程の後に備える。第2の導電膜の被覆に先立って、第1の導電膜を第2の絶縁膜で支持できる。第2の絶縁膜の除去と、第3の絶縁膜の除去とを同時に行うことも好ましい態様であり、製造工程を短縮できる。
以下に、実施形態を挙げ、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的且つ詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。半導体装置10では、シリコン基板11の表面部分に素子分離領域12が形成され、MOSトランジスタが配設される素子形成領域を区画している。素子分離領域12は、また、容量セルがアレイ状に配設されるメモリ領域10Aと、周辺回路が配設される周辺回路領域10Bとを区画している。
素子形成領域のシリコン基板11上には、ゲート酸化膜14が形成され、更にその上には、膜厚が70nmのポリシリコン層15、膜厚が100nmの金属層16、及び、膜厚が100nmの窒化シリコン層17が順次に形成されている。ポリシリコン層15及び金属層16は、ゲート電極18を構成する。ゲート電極18を挟んだシリコン基板11の表面部分には拡散層19が形成され、ゲート電極18と拡散層19とが、MOSトランジスタを構成している。ゲート電極18の側面部分には、窒化シリコンから成るサイドウォール20が形成されている。ゲート酸化膜14、ポリシリコン層15、金属層16、窒化シリコン層17、及びサイドウォール20が、ゲート電極構造体13を構成する。
シリコン基板11上には、ゲート電極構造体13を覆って第1の層間絶縁膜21が成膜されている。第1の層間絶縁膜21を貫通して拡散層19に達するコンタクトホール22が開孔され、コンタクトホール22の内部には、導電性材料から成るプラグ23が埋め込まれている。プラグ23は、サイドウォール20に接して自己整合的に形成されている。
第1の層間絶縁膜21上には、第2の層間絶縁膜24が成膜されている。メモリ領域10Aでは、第2の層間絶縁膜24を貫通してプラグ23に達するスルーホール25が開孔され、スルーホール25の内部にはタングステンから成るプラグ26が埋め込まれている。周辺回路領域10Bでは、第2の層間絶縁膜24及び第1の層間絶縁膜21を貫通して拡散層19に達するコンタクトホール27が開孔され、コンタクトホール27の内部には、タングステンから成るプラグ28が埋め込まれている。
第2の層間絶縁膜24上には、プラグ26,28に接続して、膜厚が50nmの導電材料から成るビット線30がそれぞれ形成されている。ビット線30上には、膜厚が100nmの窒化シリコン層31が形成されている。ビット線30の側面部分には、膜厚が30nmの窒化シリコンから成るサイドウォール32が形成されている。
第2の層間絶縁膜24上には、窒化シリコン層31及びサイドウォール32を覆って、第3の層間絶縁膜33が成膜されている。メモリ領域10Aでは、第3の層間絶縁膜33及び第2の層間絶縁膜24を貫通して、プラグ23を露出するスルーホール34が開孔され、スルーホール34の内部には、ポリシリコンから成るプラグ35が埋め込まれている。
第3の層間絶縁膜33上には、膜厚が1.3μmの酸化シリコンから成るシリンダ孔形成用絶縁膜36、及び膜厚が50nmの窒化シリコンから成るエッチストッパ膜37が順次に成膜されている。エッチストッパ膜37及びシリンダ孔形成用絶縁膜36を貫通して、プラグ35を露出するシリンダ孔38が開孔されている。シリンダ孔38の底面及び側面には、膜厚が10nmで高さが1.3μmの、ポリシリコンから成るシリンダ状の第1の電極膜(第1の下部電極)39が成膜されている。
エッチストッパ膜37上には、第1の電極膜39に接続して、1.8μmの高さを有するシリンダ状の第2の電極膜(第2の下部電極)40が形成されている。第2の電極膜40は、高いほど電極膜の面積を増大できるが、高くなり過ぎると機械的強度が不足する。従って、1.5〜2.0μmの範囲に設定することが望ましい。第2の電極膜40は、膜厚が40nmのポリシリコンから成り、第1の電極膜39と第2の電極膜40とが、下部電極41を構成する。下部電極41の表面には、容量絶縁膜42が成膜されている。容量絶縁膜42上には、シリンダ状の空間を埋め込んで、上部電極43が形成されている。
下部電極41、容量絶縁膜42、及び上部電極43は、容量素子を構成し、容量素子は、シリンダ孔38に収容される第1の容量素子部分44と、エッチストッパ膜37上に突出する第2の容量素子部分45とから成る。符号46は、上部電極43内に形成された空隙を示している。
本実施形態の半導体装置によれば、第2の容量素子部分45の下部電極41が、大きな膜厚を有する第2の電極膜40で構成されており、機械的強度を損なうことなく形成し、十分な高さを持つことが出来る。また、第1の容量素子部分44の下部電極41を、小さな膜厚を有する第1の電極膜39で構成するので、シリンダ状の第1の電極膜39の内径を拡大し、表面積を拡大できる。これらによって、容量素子の容量を効果的に増大できる。
図2〜8は、図1の半導体装置を製造する各製造段階を順次に示している。先ず、図2(a)に示すように、シリコン基板11の表面部分に素子分離領域12を形成し、素子形成領域を区画する。次に、シリコン基板11上にゲート酸化膜14を形成する。引き続き、ゲート酸化膜14上に、膜厚が70nmのポリシリコン層15、膜厚が100nmの金属層16、及び、膜厚が100nmの窒化シリコン層17を成膜する。金属層16として、窒化タングステン(WN)及びタングステン(W)を順次に堆積する。
公知の方法を用いて、窒化シリコン層17、金属層16、ポリシリコン層15、及びゲート酸化膜14をパターニングする。これによって、ポリシリコン層15及び金属層16から成るゲート電極18を形成する。次いで、全面に窒化シリコン膜を成膜した後、エッチバックを行い、ゲート電極18の側面部分にサイドウォール20を形成し、ゲート酸化膜14、ポリシリコン層15、金属層16、窒化シリコン層17、及び、サイドウォール20から成るゲート電極構造体13を形成する。更に、ゲート電極構造体13をマスクとしてイオン注入を行い、シリコン基板11の表面部分に拡散層19を形成する。
シリコン基板11上に、ゲート電極構造体13を覆って、第1の層間絶縁膜21を成膜する。次いで、公知の方法を用い、且つサイドウォール20をマスクとする自己整合法によって、メモリ領域10Aで第1の層間絶縁膜21をエッチングし、拡散層19に達するコンタクトホール22を開孔する。引き続き、コンタクトホール22の内部をポリシリコンで埋め込み、プラグ23を形成する(図2(b))。
次いで、第1の層間絶縁膜21上に第2の層間絶縁膜24を成膜する。引き続き、公知のフォトリソグラフィ法及びエッチング法を用いて、第2の層間絶縁膜24を開孔し、プラグ23の上面を露出するスルーホール25を形成する。次いで、このスルーホール25の内部にタングステンを埋め込み、プラグ26を形成する。また、第2の層間絶縁膜24及び第1の層間絶縁膜21を開孔し、周辺回路領域10Bの拡散層19を露出するコンタクトホール27を形成する。次いで、コンタクトホール27の内部にタングステンを埋め込み、プラグ28を形成する。
引き続き、第2の層間絶縁膜24上に、膜厚が50nmの導電層、及び膜厚が100nmの窒化シリコン層31を成膜する。導電層として、窒化タングステン及びタングステンを順次に成膜する。次いで、公知の方法を用いて、窒化シリコン層31及び導電層をパターニングする。これによって、ビット線30を形成する。このパターニングに際しては、ビット線30がプラグ26,28に接続されるように行う。引き続き、全面に膜厚が30nmの窒化シリコン膜を成膜した後、エッチバックを行い、ビット線30の側面にサイドウォール32を形成する(図2(c))。
次いで、第2の層間絶縁膜24上に、窒化シリコン層31及びサイドウォール32を覆って、第3の層間絶縁膜33を成膜する。引き続き、公知の方法を用いて、第3の層間絶縁膜33及び第2の層間絶縁膜24をエッチングし、プラグ23を露出するスルーホール34を開孔する。更に、スルーホール34の内部にポリシリコンを埋め込み、プラグ35を形成する(図2(d))。
引き続き、第3の層間絶縁膜33上に、厚さが1.3μmのシリンダ孔形成用絶縁膜36、及び、厚さが50nmの窒化シリコンから成るエッチストッパ膜37を順次に成膜する。次いで、公知のフォトリソグラフィ法及びエッチング法により、エッチストッパ膜37及びシリンダ孔形成用絶縁膜36をエッチングし、シリンダ孔(第1のシリンダ孔)38を開孔する(図3)。
次いで、シリンダ孔38の底面及び側面を含めて全面に、膜厚が10nmのポリシリコン膜を成膜する。引き続き、公知の方法を用いて、エッチストッパ膜37上に成膜されたポリシリコン膜を除去し、高さが1.3μmのシリンダ状の第1の電極膜39を形成する(図4)。
引き続き、図5に示すように、シリンダ孔38内及びエッチストッパ膜37上に、酸化シリコンから成る第2のシリンダ孔形成用絶縁膜47を成膜する。このシリンダ孔形成用絶縁膜47の成膜に際しては、エッチストッパ膜37上に成膜される厚さが1.8μmになるようにする。次いで、図6に示すように、公知のフォトリソグラフィ法及びエッチング法を用いて、シリンダ孔形成用絶縁膜47をエッチングし、シリンダ孔38の上部に更に上部シリンダ孔(第2のシリンダ孔)48を開孔する。上部シリンダ孔48の開孔に際しては、シリンダ孔形成用絶縁膜36の上面より若干下側の位置までエッチングを行い、第1の電極膜39の上部を僅かに露出させる。
次いで、上部シリンダ孔48の底面及び内側面を含めて全面に、膜厚が40nmのポリシリコン膜を成膜する。ポリシリコン膜は、その下端で第1の電極膜39の上端に接続される。引き続き、エッチバックによって、シリンダ孔形成用絶縁膜47上に成膜されたポリシリコン膜を除去し、高さが1.8μmのシリンダ状の第2の電極膜40を形成する(図7)。これによって、第1の電極膜39と第2の電極膜40とから成る、下部電極41を形成する。
引き続き、図8に示すように、フッ酸系のエッチング液を用いたウエットエッチングにより、エッチストッパ膜37上及びシリンダ孔38内に形成されたシリンダ孔形成用絶縁膜47を除去する。エッチストッパ膜37上のシリンダ孔形成用絶縁膜47の除去に際して、エッチングがエッチストッパ膜37で停止するため、シリンダ孔形成用絶縁膜36は除去されない。エッチストッパ膜37上のシリンダ孔形成用絶縁膜47の除去によって、第2の電極膜40の外周面が露出する。
次いで、下部電極41の露出する表面を含め全面に、絶縁材料から成る薄膜を成膜する。引き続き、下部電極41に囲まれるシリンダ状の空間の内部を含め全面に、金属層を堆積する。更に、これら金属層及び薄膜をパターニングすることにより、上部電極43及び容量絶縁膜42を形成し、下部電極41、容量絶縁膜42、及び上部電極43から成るシリンダ型の容量素子を形成する。これによって、図1に示した半導体装置10を完成する。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、第2の容量素子部分45の下部電極41を大きな膜厚で形成するので、第2の容量素子部分45の下部電極41の機械的強度を確保し、製造段階での倒壊や破損を抑制できる。
なお、上記実施形態で、シリンダ孔38の深さを1.3μmとしたが、シリンダ孔38は更に深く開孔することが可能であり、例えば、F90のDRAMでは、3μm程度までの深さに形成することが出来る。また、上記実施形態の半導体装置の製造方法では、図7に示した工程に後続し、シリンダ孔38内に堆積した酸化シリコン膜を選択的に除去した後、下部電極41上に容量絶縁膜42及び上部電極43を形成することによって、全ての下部電極41がシリンダ孔に収容される容量素子を形成することも出来る。
図9は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。本実施形態の半導体装置50では、第1の電極膜39が、第2の容量素子部分45に延在し、且つ第2の電極膜40の外側面に沿って形成されている。第2の電極膜40は、30nmの膜厚を有する。上記を除いては、第1実施形態の半導体装置10と同様の構成を有している。本実施形態では、シリンダ孔56の内部に形成された第1の電極膜39の部分が第1の下部電極を、エッチストッパ膜53上に形成された第1の電極膜39の部分及び第2の電極膜40が第2の下部電極をそれぞれ構成する。
本実施形態の半導体装置によれば、第2の容量素子部分45の下部電極41が、第1の電極膜39と第2の電極膜40との積層膜で構成されており、大きな膜厚を有するため、機械的強度を損なうことなく形成し、十分な高さを持つことが出来る。また、第1の容量素子部分44の下部電極41が、小さな膜厚を有する第1の電極膜39で構成され、小さな膜厚を有するので、シリンダ状の第1の電極膜39の内径を拡大し、表面積を拡大できる。これらによって、容量素子の容量を効果的に増大させることが出来る。
図10〜16は、図9の半導体装置を製造する各製造段階を順次に示している。図2(d)に示した工程に後続し、図10に示すように、第3の層間絶縁膜33上に、エッチストッパ膜51、厚さが1.3μmのシリンダ孔形成用絶縁膜52、エッチストッパ膜53、膜厚が1.8μmのシリンダ孔形成用絶縁膜54、及び、エッチストッパ膜55を順次に成膜する。シリンダ孔形成用絶縁膜52,54は酸化シリコンで、エッチストッパ膜51,53,55は窒化シリコンで形成する。エッチストッパ膜51は、シリンダ孔の開孔の際のドライエッチングを安定させるために形成するが、形成しなくても構わない。
次いで、図11に示すように、公知のフォトリソグラフィ法及びエッチング法を用いて、エッチストッパ膜55、シリンダ孔形成用絶縁膜54、エッチストッパ膜53、シリンダ孔形成用絶縁膜52、及びエッチストッパ膜51に、プラグ35を露出するシリンダ孔56を開孔する。
引き続き、シリンダ孔56の内部を含み全面に、膜厚が10nmのポリシリコン膜を成膜する。次いで、公知の方法を用いて、エッチストッパ膜55上に成膜されたポリシリコン膜を除去し、高さが3.1μm程度のシリンダ状の第1の電極膜39を形成する(図12)。
次いで、シリンダ孔56内及びエッチストッパ膜55上に、酸化シリコン膜57を成膜する。引き続き、公知のエッチング法を用いて、エッチストッパ膜55上に成膜された酸化シリコン膜57を除去する(図13)。この工程では、エッチング法に代えて、公知のCMP法を用いることも出来る。
引き続き、図14に示すように、ウエットエッチングにより、シリンダ孔56の内部に埋め込まれた酸化シリコン膜57を、シリンダ孔形成用絶縁膜52の上面より若干下側の位置まで除去する。この工程では、エッチングはエッチストッパ膜55で停止するため、シリンダ孔形成用絶縁膜54は除去されない。
次いで、シリンダ孔56の内部を含め全面に、膜厚が30nmのポリシリコン膜を成膜する。引き続き、エッチバックにより、酸化シリコン膜57上及びエッチストッパ膜55上に成膜されたポリシリコン膜を除去し、高さが1.8μm程度のシリンダ状の第2の電極膜40を形成する。これによって、第1の電極膜39と第2の電極膜40から成る下部電極41を形成する。この工程で、エッチストッパ膜55も除去される。
引き続き、図16に示すように、フッ酸系のエッチング液を用いたウエットエッチングにより、シリンダ孔形成用絶縁膜54及びシリンダ孔56の内部の酸化シリコン膜57を除去する。この工程では、エッチングはエッチストッパ膜53で停止するため、シリンダ孔形成用絶縁膜52は除去されない。これにより、エッチストッパ膜53上に突出する第1の電極膜39の外周面が露出する。
次いで、下部電極41の露出する表面を覆って全面に、絶縁材料から成る薄膜を成膜する。引き続き、下部電極41に囲まれる空間の内部を含めて全面に、導電材料を堆積する。更に、公知の方法を用いて、これら薄膜及び導電材料をパターニングし、容量絶縁膜42及び上部電極43を形成し、下部電極41、容量絶縁膜42、及び上部電極43から成るシリンダ型の容量素子を形成する。これによって、図9に示した半導体装置50を完成する。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、第2の容量素子部分45の下部電極41を、第1の電極膜39及び第2の電極膜40の積層膜として、大きな膜厚で形成するので、第2の容量素子部分45の下部電極41の機械的強度を確保し、製造段階での倒壊や破損を抑制できる。
なお、第1実施形態及び第2実施形態では、電極膜39,40をポリシリコンで形成した例を示したが、金属系の材料で形成してもよく、更に、第1の電極膜39と第2の電極膜40とを異なる材料で形成しても構わない。電極膜39,40を形成する金属系の材料として、例えばTiN、Wを用いることが出来る。
図9に示した第2実施形態の半導体装置、及び、図17、18に示した従来の半導体装置をF80のDRAMに適用し、それらの容量について比較検討した。条件を同じにするため、図17の半導体装置の下部電極の膜厚を10nm、図18の半導体装置の下部電極の膜厚を40nmとした。また、図18の半導体装置で、第2の容量素子部分の下部電極の高さを1.8μmとした。DRAMのセルレイアウトはフォールデットビット線型とし、シリンダ孔の孔断面の径は、F80に対応して0.18μmとし、容量絶縁膜の酸化膜換算膜厚を2.5nmとした。
図19は、計算によって得られた容量と、第1の容量素子部分及び第2の容量素子部分の各下部電極部分の高さとの関係を示している。同図中、グラフ(i)は、下部電極の膜厚を10nmとした第1の容量素子部分の容量を、グラフ(ii)は、下部電極の膜厚を40nmとした第1の容量素子部分の容量をそれぞれ示している。また、グラフ(iii)は、下部電極の膜厚を40nmとした第2の容量素子部分の容量を示している。
F80のDRAMの容量素子で必要な容量を30fFと仮定する。図17の半導体装置で、この容量を確保しようとすると、グラフ(i)より、4μmの高さの下部電極が必要であり、4μmの深さの孔を開孔する必要がある。しかし、ドライエッチングでアスペクト比が20以上の孔を開孔することは難しく、孔断面の径が0.18μmの場合には、開孔可能な孔の深さは3.0〜3.6μm程度が限界である。従って、図17の半導体装置で、この容量を確保することが出来ない。
図18の半導体装置では、下部電極の形成に際して、下部電極と同程度の深さのシリンダ孔を絶縁膜に形成している。つまり、絶縁膜に形成されたシリンダ孔の内部に下部電極を形成した後、この絶縁膜の上部を除去することによって、第2の容量素子部分の下部電極を絶縁膜上に突出させている。
同半導体装置では、グラフ(iii)より、第2の容量素子部分で確保できる容量は、その高さ1.8μmに対応し、20fFなので、残りの10fFを第1の容量素子部分で確保する必要がある。10fFを第1の容量素子部分で確保するには、グラフ(ii)より、第1の容量素子部分の深さを2.6μmとする必要がある。この場合、第1の容量素子部分と第2の容量素子部分との合計の高さが4.4μmとなり、上記開孔可能な孔の深さ限界を上回る。従って、図18の半導体装置でも、必要な容量を確保できない。
図9の半導体装置では、第2の容量素子部分の構成が図18の半導体装置と同様のため、第2の容量素子部分で確保できる容量は20fFである。残りの10fFを第1の容量素子部分で確保するには、グラフ(i)より、第1の容量素子部分の深さを1.3μmにすればよい。この場合、第1の容量素子部分及び第2の容量素子部分の高さの合計が3.1μmとなり、上記開孔可能な孔の深さ3.0〜3.6μm程度の範囲に収まる。従って、図9の半導体装置で必要な容量を確保できることが判る。
なお、図1に示した第1実施形態の半導体装置では、第1の電極膜39を収容するシリンダ孔38と、第2の電極膜40を形成する上部シリンダ孔48とを別々のドライエッチング工程で形成している。従って、第2実施形態の半導体装置に比して、第1の容量素子部分44のシリンダ孔38を更に深く形成することによって、容量素子の容量を更に効果的に増大させることが出来る。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明に係る半導体装置及びその製造方法は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した半導体装置及びその製造方法も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 図2(a)〜(d)は、図1の半導体装置を製造する各製造段階を順次に示す断面図である。 図2に後続する製造段階を順次に示す断面図である。 図3に後続する製造段階を順次に示す断面図である。 図4に後続する製造段階を示す断面図である。 図5に後続する製造段階を示す断面図である。 図6に後続する製造段階を示す断面図である。 図7に後続する製造段階を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 図9の半導体装置を製造する一製造段階を示す断面図である。 図10に後続する製造段階を示す断面図である。 図11に後続する製造段階を示す断面図である。 図12に後続する製造段階を示す断面図である。 図13に後続する製造段階を示す断面図である。 図14に後続する製造段階を示す断面図である。 図15に後続する製造段階を示す断面図である。 従来の半導体装置の構成示す断面図である。 従来の半導体装置の別の構成を示す断面図である。 容量素子の容量と各下部電極部分の高さとの関係を示すグラフである。
符号の説明
10,50:半導体装置
11:シリコン基板
12:素子分離領域
13:ゲート電極構造体
14:ゲート酸化膜
15:ポリシリコン層
16:金属層
17:窒化シリコン層
18:ゲート電極
19:拡散層
20:サイドウォール
21:第1の層間絶縁膜
22:コンタクトホール
23:プラグ
24:第2の層間絶縁膜
25:スルーホール
26:プラグ
27:コンタクトホール
28:プラグ
30:ビット線
31:窒化シリコン層
32:サイドウォール
33:第3の層間絶縁膜
34:スルーホール
35:プラグ
36:シリンダ孔形成用絶縁膜
37:エッチストッパ膜
38:シリンダ孔
39:第1の電極膜
40:第2の電極膜
41:下部電極
42:容量絶縁膜
43:上部電極
44:第1の容量素子部分
45:第2の容量素子部分
46:空隙
47:シリンダ孔形成用絶縁膜
48:上部シリンダ孔
51:エッチストッパ膜
52:シリンダ孔形成用絶縁膜
53:エッチストッパ膜
54:シリンダ孔形成用絶縁膜
55:エッチストッパ膜
56:シリンダ孔
57:酸化シリコン膜

Claims (5)

  1. 下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極からなるシリンダ型容量素子を有する半導体装置を製造する方法であって、
    半導体基板上部に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜の内部に第1のシリンダ孔を形成する工程と、
    前記第1のシリンダ孔の内部にシリンダ状の第1の導電膜を形成する工程と、
    前記第1の導電膜の内部を埋め込むと共に前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜の内部に、前記第1のシリンダ孔上に整列し、かつ、その底面が前記第1の絶縁膜の上面より低い位置に達する第2のシリンダ孔を形成し、該第2のシリンダ孔の内部で前記第1の導電膜の上部を前記第1の絶縁膜から突出させる工程と、
    前記第2のシリンダ孔の内部に、前記第1の導電膜に連続するシリンダ状の第2の導電膜を形成することで、前記第1及び第2の導電膜からなる前記下部電極を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜を除去し、前記第1の導電膜の内周面及び前記第2の導電膜の外周面を露出する工程と、
    前記下部電極のうち、前記第1の導電膜の内周面と、前記第2の導電膜の内周面及び外周面を被覆する第3の絶縁膜を形成することで、前記第3の絶縁膜からなる前記容量絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3の絶縁膜の表面を覆い、前記第1及び第2の導電膜と対向する第3の導電膜を形成することで、前記第3の導電膜からなる前記上部電極を形成する工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1の絶縁膜が、前記第2の絶縁膜と同じ材料の下層絶縁膜と、該下層絶縁膜上に形成される上層絶縁膜とを含む積層膜であり、前記第2の絶縁膜を除去する工程では、前記上層絶縁膜をエッチストッパ膜とすることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2の導電膜が前記第1の導電膜よりも膜厚が大きいことを特徴とする、請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極からなるシリンダ型容量素子を有する半導体装置を製造する方法であって、
    半導体基板上部に第1及び第2の絶縁膜を順次に形成する第1の工程と、
    前記第2の絶縁膜の表面から前記第1の絶縁膜の内部にかけてシリンダ孔を形成する第2の工程と、
    前記シリンダ孔の内部にシリンダ状の第1の導電膜を形成する第3の工程と、
    前記第1の導電膜を形成した後、前記シリンダ孔の内部に、前記第1の絶縁膜の上面より低い位置に上面を有する第3の絶縁膜を埋め込む第4の工程と、
    導電膜を堆積してエッチバックすることにより、前記第1の導電膜の内周面のうち前記第3の絶縁膜で覆われていない上側部分に第2の導電膜を堆積することで、前記第1及び第2の導電膜からなる前記下部電極を形成する第5の工程と、
    前記第1の絶縁膜を残しつつ前記第2及び第3の絶縁膜を除去して、前記第1の導電膜の外周面のうち前記第2の絶縁膜に対応する上側部分と、前記第1の導電膜の前記内周面のうち前記第3の絶縁膜に対応する下側部分を露出する第6の工程と、
    前記第1の導電膜の前記外周面の前記上側部分、前記第1の導電膜の前記内周面の前記下側部分、および前記第2の導電膜の表面に前記容量絶縁膜を形成する第7の工程と、
    前記容量絶縁膜を介して、前記第1の導電膜の前記外周面の前記上側部分、前記第1の導電膜の前記内周面の前記下側部分、および前記第2の導電膜の前記表面に対向する前記上部電極を形成する第8の工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記第6の工程では、エッチングにより前記第2及び第3の絶縁膜を除去し、
    前記第1の工程では、前記第1の絶縁膜を形成した後、前記エッチングの際にエッチストッパとして機能するエッチストッパ膜を前記第1の絶縁膜の上面に形成し、該エッチストッパ膜の上面に前記第2の絶縁膜を形成することを特徴とする、請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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