JP4633451B2 - グラウチング時の注入圧力測定装置および圧力センサの信号リード線と信号ケーブルとの接続・切り離し方法 - Google Patents
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Description
図7は、その一例を示す。
グラウトミキサ100でよく混合されたセメントミルク等の注入液は、グラウトポンプ101で、その一部をグラウトミキサ100に戻すリターンバルブ102、電磁流量計103や圧力計104を介して注入対象の岩盤や地盤に穿たれた注入孔106下部のエアパッカ108で仕切られた注入区間109内に圧送され、注入ロッド107より孔壁に顔を出している亀裂110内に注入される。
この注入システムで問題となるのは、注入圧力である。本来、注入区間109内の圧力を直接計測して管理すべきであるが、実用に耐えられるような測定装置が開発されていないため、注入区間109位置の地表面からの深さ、地下水位面からの深さと途中の管路抵抗等から算出した補正圧力を加味した圧力で管理している。特に、管路抵抗は管路の太さや長さ、それに表面性状により大きく変化するので、補正圧力の誤差が大きくなることはさけられない。
この意味でも、ダム基礎工事等で採用されている66mm径の注入孔だけでなく、小さな46mm径の注入孔での計測が可能で、コンパクトで安価、信頼性が高く、取扱いの容易な注入区間内圧力装置の開発が待たれている。
本発明は、注入孔内に挿入された注入ロッドの下端に取り付けられたエアパッカ先端部に、その感圧部が注入区間内の注入液に直接触れるように圧力センサを配置し、圧力センサの頭部より出ている信号を伝える金属製の素線をビニールやテフロン(登録商標)で被覆した数本の信号リード線を構成部材の信号リード線通し孔と、パッカホースとその中心部を貫通している注入液を通すセンタチューブ外側の隙間を通し、エアパッカ上部部材の通し孔でそれらの信号リード線を数本の信号リード線を撚ってその外側をゴムでモールドした信号ケーブルとを接続し、そこから信号ケーブルをエアパッカの外部に引き出し、地上にあるブリッジボックスや動歪み計等の計測器と導通することにより、注入液の注入区間の圧力を補正無しに直接測定可能としている。
図1〜図5は、本発明の一実施形態に係るグラウチング時の注入圧力測定装置1を示す。
本実施形態に係る注入圧力測定装置1は、基本的には、現在市販されているグラウチング用エアパッカ(図示せず)の先端部に、注入区間内の注入液の圧力を直接測定可能なように圧力センサ57を取り付け、その信号リード線57aをパッカホース40の内部を通し、その上部の構成部材内で信号ケーブル30と接続し、その信号ケーブル30を外部に引き出す構造としたものである。なお、本実施形態に係る注入圧力測定装置1の圧力センサ57やパッカホース40には、市販品を採用し、大幅なコストダウンを図っている。
上部ハウジング20の中心部には、注入ロッド10の注入液通路11と連通する通路21が途中でくの字状に曲げられて形成されている。上部ハウジング20の中央部外側には、切り欠き部22が形成されている。切り欠き部22には、図2に示すように、信号ケーブル引き出し口23とパッカエア給排口24が設けられている。信号ケーブル引き出し口23とパッカエア給排口24とは、その下方に設けられたポケット部25において、信号ケーブル通し孔26とエア通路(図示せず)を介してそれぞれ連通するようになっている。
Oリング溝47,48やダストシール溝49の外側には、圧力センサ57の信号リード線通し孔50が穿たれている。
圧力センサ用ハウジング54は、上面中央部より下方に向かって個々の通路断面積が等しく、かつそれらの総面積の総和がセンタチューブ44の内断面積と同じか多少大きめになるように、くの字状に形成され、かつ同一円周上に等ピッチで配置された数本の注入液の分岐通路55が貫通して形成されている。本実施形態では、センタチューブ44の通路径は、12mmのため、内径7mmの分岐通路3本を同一円周上に120度ピッチで配置してある。
フランジ61には、圧力センサ用ハウジング54のそれぞれの分岐通路55と連通する吐出口62が設けられており、地上のグラウトポンプから圧送された注入液は、注入ロッド10内の通路11、センタチューブ44の内部を通り、これら吐出口62より注入区間内に供給される。
組立は、下記の手順に従って行う。
フランジ61に、適当な長さを有する2本または4本の信号リード線付き歪みゲージ式圧力センサ57を、その頭部58の二面幅58aを利用して、ねじ込んで固定する。それらの信号リード線57aを、圧力センサ用ハウジング54の信号リード線通し孔60に続き、下部ハウジング45の信号リード線通し孔50にまとめて通した状態で、フランジ61に取り付けた圧力センサ57の頭部58を、フランジ61と圧力センサ用ハウジング54にそれぞれ設けた注入液の分岐通路55およびボルト通し孔64,65を円周上に一致させた状態で、圧力センサ用ハウジング54の下端中央部に設けたポケット部56に挿入し、フランジ61と圧力センサ用ハウジング54とを一体に保持する。この状態で、予め2つの通し孔60,50に通しておいた信号リード線57aに過度のゆるみが生じないようにしながら、圧力センサ用ハウジング54の信号リード線通し孔60を下部ハウジング45の信号リード線通し孔50に一致させた状態で、フランジ61と圧力センサ用ハウジング54とを下部ハウジング45にボルト63で共締めにして固定する。
ねじ結合が終わったら、信号リード線57aの端部を、例えば、後でフックで引っ掛けやすいように小さな目玉状にする。これを予め調べておいた上部ハウジング20とパッカホース40の上部口金41とのねじ結合完了時に丁度上部ハウジング20の信号ケーブル通し孔26の真下にくるパッカホース40の上部口金41の上端面の円周上の位置に、両者のねじ結合時に信号リード線57aの目玉状端部が上部ハウジング20の雌ねじ38のねじ山と接触して損傷しないように、ガムテープの細片等でしっかりと仮止めして、パッカホース40側を固定する。次に、予めセンタチューブ44をねじ結合した上部ハウジング20を、センタチューブ44を信号リード線57aの通してあるパッカホース40の内部を貫通して下部ハウジング45のガイド孔46に挿入させた状態で、ゆっくり回して両者をねじ結合させる。このようにすれば、パッカホース40とセンタチューブ44との間の狭い隙間を通された信号リード線57aと、ゆっくり回転するセンタチューブ44の外表面に働く摩擦力は微々たるものであり、信号リード線57aがセンタチューブ44に巻く付いたり、絡んだりして損傷することはない。
信号ケーブル30と信号リード線57aとの接続が完了したら、その接続部31を信号ケーブル通し孔26に押し込み保持する。次に、信号ケーブル30やその接続部31が回転しないように保持しながら、その中央部の孔に信号ケーブル30を通してあるコネクタ27を信号ケーブル引き出し口23にねじ込み、次に予め信号ケーブル30を通してあるOリング28を引き下げてコネクタ27上部の溝に嵌め込み、さらに袋ナット29をコネクタ27上部ねじ部に締め込む。締付後の状態を図4に示す。こうすることにより、信号ケーブル30外表面からの内部高圧エアの洩れや、外部の泥水や注入液の内部への浸入および内部高圧エアによる信号ケーブルの抜き出しが防止できる。
10 注入ロッド
11 注入液通路
20 上部ハウジング
21 通路
22 切り欠き部
23 信号ケーブル引き出し口
24 パッカエア給排口
25 ポケット部
26 信号ケーブル通し孔
27 信号ケーブル用コネクタ
30 信号ケーブル
31 接続部
33 エアパッカ用ビニルチューブ
34 細管
35 エア絞り孔
36 かしめ用駒
38 雌ねじ
40 パッカホース
41 上部口金
42 下部口金
43 ラバーチューブ
44 センタチューブ
45 下部ハウジング
46 ガイド孔
47,48,49 溝
50 信号リード線通し孔
51,52 Oリング
53 ダストシール
54 圧力センサ用ハウジング
55 分岐通路
56 ポケット部
57 圧力センサ
57a 信号リード線
58 頭部
59 感圧部
61 フランジ
62 吐出口
63 ボルト
64,65 ボルト通し孔
Claims (3)
- パッカホースの下端にねじ結合された下部ハウジングと、
注入孔の注入区間内圧力を測定可能な圧力センサを取り付けたフランジと、
前記圧力センサの頭部を収納するポケット部を有するハウジングと
を備えたグラウト時の注入圧力測定装置において、
前記圧力センサを、注入孔の注入区間内圧力を直接測定可能な金属歪みゲージ式圧力センサで構成し、
前記フランジと前記ハウジングとから成る先端部に、前記パッカホースの内部に配置されたセンタチューブ内部の注入液の通路を、複数個に分岐するとともに、前記複数個の通路を、それぞれの通路断面積を等しく、それらの断面積の総和を前記注入液の通路の通路断面積より小さくせず、かつ同一円周上に等ピッチで配置して、前記注入孔の注入区間上部に注入液を吐出させる吐出口を形成し、
前記圧力センサは、前記注入圧力測定装置の中心部において、分岐する前記複数個の通路に囲まれて配置され、前記圧力センサの感圧部が前記フランジ下面に露出し前記注入区間内の注入圧力を調節計測可能な状態にされ、
前記下部ハウジングのガイド孔の内周面に、Oリングおよびダストシールを装着する溝を設け、前記ガイド孔に前記パッカホースの中心部を貫通して延長されるとともにその内部を注入液が通る前記センタチューブを回転および長手方向に摺動自在に取り付け、かつ前記ガイド孔の下端面と前記センタチューブの下端部との間には、前記パッカホースを注入孔内で膨張させた時および注入区間内に注入液を圧送した時に、前記センターチューブの下端部が前記ガイド孔の下端面に達しないように間隔を設け、
前記下部ハウジングと前記ハウジングとは、前記圧力センサの信号リード線を通す通し孔を有し、
前記フランジと前記ハウジングとは、前記ハウジングの下部に前記フランジを配置してボルトにて前記下部ハウジングの下面に共締めされ、
前記下部ハウジングと前記フランジと前記ハウジングとの組立時には、両ハウジングの前記通し孔を連通し、前記通し孔を介して前記信号リード線を長手方向に通し、
前記下部ハウジングと前記フランジと前記ハウジングとの分解時には、前記通し孔を介して前記信号リード線を長手方向に引き抜く
ことを特徴とするグラウト時の注入圧力測定装置。 - 注入ロッドの下端にねじ結合される上部ハウジングと、
前記上部ハウジングの下端にねじ結合されるパッカホースと、
前記パッカホースの下端にねじ結合された下部ハウジングと、
前記上部ハウジングの内部通路に一端が固定され、前記パッカホースおよび前記下部ハウジングの各内部通路に亘って配置されるセンタチューブと、
注入孔の注入区間内圧力を測定可能な圧力センサを取り付けたフランジと、
前記圧力センサの頭部を収納するポケット部を有するハウジングと
を備えたグラウト時の注入圧力測定装置において、
前記圧力センサを、注入孔の注入区間内圧力を直接測定可能な金属歪みゲージ式圧力センサで構成し、
前記フランジと前記ハウジングとから成る先端部に、前記パッカホースの内部に配置されたセンタチューブ内部の注入液の通路を、複数個に分岐するとともに、前記複数個の通路を、それぞれの通路断面積を等しく、それらの断面積の総和を前記注入液の通路の通路断面積より小さくせず、かつ同一円周上に等ピッチで配置して、前記注入孔の注入区間上部に注入液を吐出させる吐出口を形成し、
前記圧力センサは、前記注入圧力測定装置の中心部において、分岐する前記複数個の通路に囲まれて配置され、前記圧力センサの感圧部が前記フランジ下面に露出し前記注入区間内の注入圧力を調節計測可能な状態にされ、
前記下部ハウジングのガイド孔の内周面に、Oリングおよびダストシールを装着する溝を設け、前記ガイド孔に前記パッカホースの中心部を貫通して延長されるとともにその内部を注入液が通る前記センタチューブを回転および長手方向に摺動自在に取り付け、かつ前記ガイド孔の下端面と前記センタチューブの下端部との間には、前記パッカホースを注入孔内で膨張させた時および注入区間内に注入液を圧送した時に、前記センターチューブの下端部が前記ガイド孔の下端面に達しないように間隔を設け、
前記下部ハウジングと前記ハウジングとは、前記圧力センサの信号リード線を通す通し孔を有し、
前記上部ハウジングは、前記圧力センサの信号リード線と接続される信号ケーブルの引き出し口と、エアパッカエア給排口と、信号ケーブル通し孔と、エア通路とを有し、
前記信号ケーブル通し孔には、前記信号ケーブルと前記信号リード線との接続部が形成され、
前記パッカホースは、前記センタチューブと前記内部通路との間に、前記信号ケーブル通し孔と連通する前記信号リード線を通す隙間を長手方向に有し、
前記下部ハウジングと前記ハウジングとは、前記信号リード線を通す通し孔を有し、
前記フランジと前記ハウジングとは、前記ハウジングの下部に前記フランジを配置してボルトにて前記下部ハウジングの下面に共締めされ、
前記下部ハウジングと前記フランジと前記ハウジングとの組立時には、両ハウジングの前記通し孔を連通し、前記通し孔を介して前記信号リード線を長手方向に通し、
前記下部ハウジングと前記フランジと前記ハウジングとの分解時には、前記通し孔を介して前記信号リード線を長手方向に引き抜く
ことを特徴とするグラウト時の注入圧力測定装置。 - 請求項2に記載のグラウト時の注入圧力測定装置における圧力センサの信号リード線と信号ケーブルとの接続および切り離しを行う方法において、
前記注入圧力測定装置の組立時には、前記注入圧力測定装置内部の通し孔と前記エアパッカの内部隙間を通してきた前記圧力センサの信号リード線を、前記上部ハウジングの前記信号ケーブル通し孔より引き出し、地上の計測器につながる信号ケーブルと接続し、次いで、その接続部を前記信号ケーブル通し孔に押し込み、コネクタで固定とシールを行い、前記信号ケーブル通し孔に保持しておき、
前記注入圧力測定装置の分解時は、前記接続部を、保持されている前記信号ケーブル通し孔より外部に引き出し、前記信号ケーブルと前記信号リード線を分離し、前記信号リード線を前記信号ケーブル通し孔より内部に押し込んだ状態にしてねじ結合されている前記上部ハウジングと前記パッカホースとを分離する
ことを特徴とする圧力センサの信号リード線と信号ケーブルとの接続・切り離し方法。
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| JP2004357300A JP4633451B2 (ja) | 2004-12-09 | 2004-12-09 | グラウチング時の注入圧力測定装置および圧力センサの信号リード線と信号ケーブルとの接続・切り離し方法 |
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